JPH08509646A - 視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置 - Google Patents

視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置

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JPH08509646A JP6524869A JP52486994A JPH08509646A JP H08509646 A JPH08509646 A JP H08509646A JP 6524869 A JP6524869 A JP 6524869A JP 52486994 A JP52486994 A JP 52486994A JP H08509646 A JPH08509646 A JP H08509646A
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Abstract

(57)【要約】 特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場において、またスライド講演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等において視覚的及び/又は音響的上演の感覚的知覚を高めるための方法で観客及び聴衆がある種の視覚的及び/又は音響的刺激に同期して適切な香を供給する方法であって、担体ガス流と共に観客ないし聴衆に供給され、香は観客ないし聴衆の周囲の空気中の担体ガスの出口の前で加熱され、香又は芳香物質が確実に発生する。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の名称] 視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置 [技術分野] 本発明は、視覚的及び/又は音響的刺激に同期する香上演の方法と装置に関す る。 [背景技術] 本発明は特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場に於いて、またスラ イド講演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等に於いて視覚的及び/又は音 響的上演の感覚的知覚を高めるための方法及び装置に関するもので、この場合あ る視覚的及び/又は音響的上演に同期して適切な香が観客ないし聴衆に供給され る。このような方法とこれに属する装置は、本願出願人のドイツ出願P41 35 796 .5に記載されている。 本発明の課題は、第1にかかる方法、またはかかる装置を更に改良し、この際 使用される香がすべての特性を一層良く知覚し、出来るだけ誤りのないようにす ることである。 上記課題は本発明によれば、請求の範囲1〜16の対象により解決される。本 発明の好ましい実施形態、 視点及び詳細は、従属請求項、明細書及び図面から明らかである。 香特有の熱処理により、完全に天然の香を実現化できる。 本発明はさらに使用される香の品質を誤りのないように得ること及び好ましく ない品質変化及び導管に規定される香の誤送出を防止することを可能とする。 従って本発明は、香映画館や各シーンの正確な香上演を可能とする映画上映装 置等に対する香加熱システムと導管システムを創成するものである。 視覚的及び/又は音響上演の感覚的感度を高める本発明方法の好ましい実施形 態によれば、担体ガス流と共に観客及び聴衆に供給される香は観客ないし聴衆の 周囲の空気中への担体ガスの出口の前で、その都度香又は芳香物質が確実に発生 する香特有温度迄加熱される。このようにして初めてある特定の香の公衆に対す る提供が成功するが、この香は従来誤った温度値を採用したため、この香の発生 は実用化しなかったのである。 この場合好ましくは担体ガスは(各)香特有の温度迄加熱される。これは存在 する香物質と接触する前に担体ガスを加熱することにより行うのが合理的である 。担体ガスの加熱は好ましくは導管システムで行う。 担体ガスが観客ないし聴衆の周囲の空気中への出口 前で直接香特有の温度まで加熱されると導管システム内での温度降下が防止され る。 香が導管中において、その都度の望んだ香と重なることを避けるため導管は規 則的にパージ(清掃 Spuelen)されるが、この場合、香物質を含む担体 ガスは間欠的にパージガスと一緒に観客ないし聴衆のところへ導かれるのが好ま しい。この場合、香を含む担体ガスとパージガスは好ましくはパルス状に交互の 間隔をもって供給されるので、あたかも永続的にパージされている。 担体ガスがヘリウムを含有するか、ヘリウムから構成されるのが特に有利だと 認められている。この場合フィルム−香−システムが有利に得られるが、この有 利なフィルム−香−システムでは香特性発揮のために香特性に従って加熱された ヘリウムが使用され、このヘリウムが同時に観衆の席の香を迅速に除去すること も保証する。 費用の点でパージガスとして空気、好ましくは圧縮空気を使用するのが有利で あるが、空気は更に加熱された状態であってもよい。 特にフィルム−香−システムの香物質に対し変性を防止(遅延)することは重 要であり、これは観客により知覚される香の品質にとって一部では非常に重要で ありうる。この目的で本発明は香又は芳香物質が担体 ガスと接触する迄冷却して変性を防止することを提案する。この場合の冷却は香 又は芳香物質の低温冷却(Tiefkuehlen)であってもよい。 導管を通り輸送する際、香物質が導管壁に堆積する危険を避けるために担体及 び/又はパージガスは導管システムに導入される。この導管システムでは観客な いし聴衆のところへ延びていて担体ガス及び/又はパージガスに常時の渦運動、 好ましくは螺旋回転運動を引き起こすことが好ましい。 本発明の更に好ましい視点では、特に前述した方法を実施するための装置が作 られ、この装置では多重導管が観客ないし聴衆の所へ導かれ、それらの中でその 都度少くとも1つは香導入用であり、少なくとも1つはパージ用に使用され、こ れらは時間的に交互に使用されるようになっている。このパージシステムにより 導管のパージを可能し、これは上演中にもパージができる。この実施のためには 二本導管システムを使用すると有利である。この二本導管システムにおいては第 1のシステムが香を導入し、かつ観客が望ましくない香を除去する役目を行うと 共に、他のシステムがパージを行い、その後第1のシステムに香が沈着する(a nsetzen)や否や第2のシステムを香導入システムとして使用できる。 まず、その都度直ぐ前に使用された導管をパージし 次いで他の使用可能な導管に切換えるような、多重管システムも、実現可能であ る。これに代わり、丁度香導入が観衆に対し行われないとき、その都度空気が( 場合により加熱して)導管を通して導入されるようなパージシステムも可能であ る。 少なくとも香又は芳香物質を冷却する冷却装置を本発明装置が含めていると有 利である。 好ましくは、所謂香映画館で使用される香物質の加熱システムは香の性質や香 技術的要求にそれぞれ従って個々の香を別個に加熱できるように構成される必要 がある。この香特有(duftspezifisch)の加熱のために少くとも 制御可能な担体ガスの加熱装置が使用されることが好ましい。 この場合担体ガスが少くとも1つの芳香物質と接触する前に、加熱装置は担体 ガスを加熱するように構成されると有利である。或いは又はこれに加えて、それ ぞれの加熱装置は観客ないし聴衆の領域に少くとも1つ存在する香出口に近接し て配され、個々の加熱装置が別々に制御可能であることが望ましい。これにより 輸送システムにおける熱損失を確実に防止することができる。 さらに香又は芳香物質の少くとも1つの容器と少くとも1つの香出口の間に1 つの加熱装置を設けることができる。 導管システム中の香沈着現像を避けるために、香導入に使用する導管は少くと もその内側に不活性物質からなる層を有するが、この層はガラス又はセラミック から構成されることが好ましい。この場合香導入に使用される導管は全体がガラ ス又はセラミック導管として作られるのが有利である。 香導入に使用される導管の内壁は螺旋突起又は螺旋作用をおこす突起を有する か、香導入の導管が螺旋になっていると導管壁に香の沈積を行わないように作用 する。 このような装置構成の詳細及び方法の詳細は本出願人のPCT/EP92/0 2446に記載され、そのコピーを添付するが、この全内容はその書類に対する 引照をもって本願の開示に組込まれている。 [図面の簡単な説明] 本発明は以下の図を参照してさらに詳細に説明される。 第1図 香映画館の香特有の加熱システム及び制御システム 第2図 加熱信号と制御情報を有するフィルム 第3図 フィルム香容器の冷却−乾燥システム 第4図 普通のフローパターン付き香導管の縦断面図 第5図 内部螺旋回転作用を行う香導管の縦断面図 第6図 内部螺旋回転作用を行う緩衝補強香−ガラス導管の縦断面図 第7図 パージ(洗滌)システムを有するダブル二本導管の横断面図 第8図 第7図の導管システムの他の実施例の横断面図 第9a図 第1管をパージに切換えた場合の第8図のダブル二本導管の横断面 図 第9b図 第1管を香導入用に切換えた場合の第8図のダブル二本導管の横断 面図 本発明の第1図に示した実施例はフィルム上映等の際の香作用に対する香加熱 及び制御システムを示す。このシステムはまず二本導管5を有する制御ユニット 1からなり、この二本導管5は香導管2および戻り導管3を組合せたもので、本 願に引照を組込んだ特許出願PCT/EP92/02446の文書に示される。 制御ユニット1は本発明の実施例では直接映画館の座席にすえつけられ、この 場合、香を含む空気量は当該空調技術のレベルより低い微量範囲で流れ、この空 気量は好ましくは0.2〜0.0002リットル/秒の範囲である。 制御ユニット1は香導管2を通り、フィルムシーンに応じて導入された香の強 さを導管(流れ)調節器14を用いて観客個人の感じかたに従って、あらかじめ 、 調節する役目をする。この場合過剰香−空気は導管調節器14により戻り導管3 へ導入される。 例えば、物理的理由から、各座席に供給される香は映画館の空気温度より3〜 4度高く加熱することが提案される。このことは、いくつかのシーンの香の重な りを避けるために、各シーンで供給される香が映画館の天井または空気調節器へ 直ちに流去されるために、香/空気混合物の比重を減少する働きをする。 本願では香のシーン毎の分離は、香運搬媒体としてのヘリウムを混合物か、ま たは単独に使用することにより、著しく有効に行われるが、詳細は以下に記述す る。 物理的性質とは別に、放出される所定量の香の加熱のための所定の仕方は、空 気、ヘリウム及びこれ以外の媒体を介してであれ、他の仕方であれ、重要な芳香 技術的視点をもたらす。 フィルム上映の際、知覚可能な香が伴うことによる実際の魅惑は、全体の香ス ペクトルを完全に作成することにどの程度成功するかが、少なからぬ量の香や芳 香物質の場合に決定的に重要である。 多くの香物質はある温度影響下でのみ最も重要な香の特性を発揮する。香や芳 香物質の知覚可能性ないし再認識可能性はある温度影響外では、しばしば実際に まったく実現できないが、香製造業者の側では、実際 に使用される香や香料の温度の影響の可能性について配慮しないため、しばしば 論争しなければならない問題であった。 かくて、実際の使用場面ではもはや実現できないような、ある理想的な温度条 件の下で特定の香特性が作成されることが必要になる。 本発明のフィルム制御において、そして既に示したような好ましくは微量のヘ リウムを用いて輸送される香の場合には、その理想的な温度プロフィルを併せて 提供し、そしてこれにより何よりまず初めて香を消費者に利用可能なものにする ことが初めて実現可能である。 この理由から第一図の香導管2では制御ユニット1の前に加熱システム7があ って、この加熱システム7は加熱制御装置9により制御される。この加熱制御装 置9はこの場合、制御ケーブル10を介してここに表示していないパルスセンサ ー(Impulsabtaster)と接続している。パルスセンサーはフィル ム上演中フィルム材料12の信号トラック8の香の正しい熱価(Heizwert)に関 する情報を読取る(第2図)。 最適温度値は香により著しく異る可能性があるので、香に特有な温度信号15 もフィルムの信号トラック8の上に配置されていて、この温度信号15が加熱シ ス テム7を制御する(第2図)。 それぞれの実施例に応じて制御された熱価に加熱システム7を制御するには数 秒、たとえば3秒要しよう。このため付属している温度信号15はあらかじめ適 切にフィルム材料12の信号トラック8の上に設置されている(第2図)ので、 相当する香に関する所定温度値とそれに見合うフィルムシーンとが時間的に一致 するようになっている。 加熱を短時間で行うために、導管2の表面は加熱システム7の場所では若干拡 大されている。例えば、この部分で平らに形成した導管形態を採用して、若干拡 げられている。またこれにより、引続く低い熱価の際には加熱システム7はより 迅速な冷却も達成できる。 加熱は関係する香の強さを、これと関係ないその他の性質の改善とは無関係に 一般に強化できる。それ故、観客の座席のある加熱システム7は、ここに表示し ていないある実施例では専ら香の強さを決定するための導管調節器14により、 加熱の強さのレベルにおいて、部分的にも影響される。 本発明のここに表示していない他の実施例では香の特性に応じて作用する加熱 システム7を香導入システムの広範囲の場所に取付けることができる。たとえば 10の座席や分配システムの他の場所に対する集中導入管の開始部分への取付け が可能である。 ここに表示していない集中香導入システムの直後に加熱システムが配される限 り、全体の香映画館設備は、唯一の加熱システムから成るが、この場合、個々の 観客席から加熱システムが遠くなるほど導管損失を補うために熱価はより高くす る必要がある。 他の本質的に構成の同じ実施例では、輸送媒体として最小量の空気の代りにヘ リウムが使用され、供給される香が迅速に消えるように作用するが、これはヘリ ウムが空気より約7倍軽いためである。 ヘリウムの場合に特に有利な点は、供給香の迅速除去が輸送媒体の固有の浮力 自身によって起り、何ら送風機等を必要としないことである。使用されるごくわ ずかなガスとの組合せで香水の重なりは確実に避けられるが、空気の流れる感じ は受けない。このことは上映中の事象から集中力を奪うおそれを防止するために 非常に重要である。 この場合ヘリウムは衛生面でも安全性の面でも非常に適している。ヘリウムは 不燃性で化学的に不活性で衛生面からも無害であるが、これは潜水夫の人工呼吸 装置や喘息患者の呼吸補助に永年使用され良好な結果を得ている点からも明らか である。 この場合ヘリウムは著しく軽く、迅速な流動性があるため、情況によっては、 ヘリウムの導管内面及びガイドを適合させなければならない。 香輸送にはごく少量のヘリウムが使用されるのであるが、ヘリウムの使用量を 少なく節約することは有利であろう。高価なヘリウムの過剰供給を避けるため、 特に説明しない本発明の実施例においてフィルム上映中の空席は自動的に香の流 れが止められる。これを変える場合は、観客が手動ボタンを押すか、座席との接 触によって香の止められていた席は稼動され、これにより実際に利用される観客 席のみにヘリウムが使用されることになる。 フィルム上演の際知覚され得る香を伴う魅力にとって、現存する香特性の活性 化の外に所与の香プロフィルがその都度特別の特性を持続していることが重要で ある。 従って信頼できる正しい香に対し、香が変性するのは、多くの香の場合重大な 問題を生ずる。香原料が実際に利用されるまで、場合によっては数週間映画館の フィルム香容器内に放置される場合、上映中供給される香原料を事前に変性させ ないために、貯蔵される香の周囲温度は著しく低下させておく。そこで第3図に 表示した本発明の実施例では、フィルム−香容器4の内部の温度は著しく低下さ せておく。 この場合、個々のシーンに属する香物質は香担体16中に含まれていて、香担 体16は香ロール18上に配置される。香ロール18は軸受け22の上にあり回 転可能であり、軸押さえ23で固定される。観客のところへ導入される香導管は 香接続部24を通り香ロール18のすべての香担体16を取出すことができる。 個々のあるシーンに属する適正な香は、この際香パルス11により制御されるが 、この香パルスはフィルム材料12の信号トラック8上に存在し、香ロール制御 部13に伝達される。香ロール制御部13は制御リング21を介して相当するシ ーンに適する香を選択する。 香ロール18上にある香の周辺温度を低下させるためフィルム−香容器4の内 部には特殊な乾燥−冷却システム17が設置されている。乾燥−冷却システムは フィルム香容器4内の周囲の空気をすべての香ロール18の上にある香に対し適 切な冷却値と湿度値に調節するが、この値は香ロール18またはフィルムに応じ て容易に変えることができる。 各香ロール18に対し特有の冷却値と湿度値が、この場合香ロール18の表示 されていない情報トラックを経由して中央制御装置30に伝達される。 適切な冷却値は中央制御装置30から乾燥−冷却システム17に伝達され、こ の場合まず過剰の熱が外部の熱交換器20に流れる。冷却の際、しばしば現われ る湿気の蓄積は大抵の香の品質を悪化するおそれがあるが、これを避けるため湿 度はフィルム−香容器4の 内部で空気湿度調節器27により調節される。空気湿度調節器27も中央制御装 置30により制御されている。 中央制御装置30は同時に全部の香指令及び弁指令、加熱指令等、映画館内部 において生ずる全ての指令を制御していて、この香指令は、香ロール制御部13 を介し香ロール18に達する。 香ロール18の香担体16から香接続部24を経て導管システムに供給された 香はもっとも精密な電子制御を受けて観客個人に伝達され、場合により加熱シス テムにより活性化される。香接続部24の所において香導入部の直後に集中加熱 システムを配する場合には、加熱システムに必要な熱エネルギーは場合に応じて 冷却システムの熱交換器から得ることもできる。 第4図の香導管の実施例では、まずどんな種類のフローパターンが香導管31 で得られるかが示される。これは引照した特許出願PCT/EP92/0244 6に示した通りである。 香導管31は内壁面32aのある導管壁32と普通現れるフローパターン39 から構成される。この場合、導管内で輸送される空気流速は導管の内壁面32a では、著しく減少することが明白に認められる。 このことは、かかる導管の内壁部では空気流中に含まれる微細粒子、即ち香粒 子が堆積する可能性がある。 この理由は香粒子は遅い内壁部の流れに応じて実際には媒体によって十分には連 行されないためである。 その結果、長期間香を供給すると、事情によっては多くの香物質が導管内壁部 に堆積するので、流れている空気は香物質を伴うことなく、純空気として前のシ ーンの香を受取り、所属するシーンを超えてさらに観客へ伝達されるので望まし くない。 この前シーンの香は、次の香と混合し、それによって香混合物が生ずるが、こ れは観客から場合によっては不快に感じとられる外、更にまた当該のシーンにも はや適切でないであろう。この結果は、上映効果は強化されるどころか、いらだ ちと集中力の低下を招くであろう。 かかる欠点を除去するため、第5図に拡大して説明した本発明の実施例は導管 壁33を有する香導管37であるが、この場合特別に作製した内壁面33aを有 する。 導管壁33の内壁面33aは長い切欠きまたは突起34を有し、切欠きまたは 突起34に流れる空気に一定の回転運動を与えるのに適している。本発明の実施 例では切欠きまたは突起34は導管壁33の内面壁33a上で全導管長にわたり 内部にわずか突き出た連続渦巻線の形をなしている。 螺旋状に配置された突起34が流れる空気に定常的 な螺旋回転運動を与えることにより、導管内壁部で空気の速度は著しく増大し、 この場合導管中央の空気流速よりも大になる。 これにより空気流中の香粒子は流れの内壁部の層で著しく加速され、導管壁3 3の内壁面33aにおける香粒子の堆積は大幅に抑止される。この場合、螺旋導 管壁33の内壁面33aも製造工程で螺旋の形に加工される。このような形は製 造工程で導管をわずかにねじり状回転することによって製造可能である。 (流れ方向でみて)突起34の後でその都度意図しない微小渦が生成し、その ため香物質が堆積するのを避けるために螺旋突起34の輪郭は比較的柔かに作ら れる。 導管壁33の内壁面33aの形状性質とは別に、内壁部表面の微細構造および 思いがけない香材料の化学的反応性も香粒子堆積を避けるために重要である。 香物質との化学的反応可能性に関しては、大抵の合成樹脂は反応性である。従 って、加工性は有利であるが通例不適当である。本発明の好ましい実施例では導 管壁33の材質としては特に不活性な鋼類、例えば、V4a−スチールが問題に なる。 しかし、鋼または他の反応に不活発な材質からなる管は、それ自体が問題をひ き起こす。顕微鏡観察によれば、その表面には、例えば裂け目が非常に多く裂け たひだの多い小さな凹みがあり、そこに香物質が非常に平滑な表面の場合より容 易に堆積する。 第6図に拡大表示した本発明の実施例では、特に有利な材料、しかも特定の比 較的可撓性(elastisch)の種類のガラスが香導管37の導管壁33に 使用される。ガラス導管は微細範囲で最も平滑な表面を有し、その結果香物質の 堆積はもっとも広範囲に避けられる。 ガラス導管では付加的構造(部材)や螺旋突起34をはめこむことができる。 これにより流れる空気を観客の座席の出口までの空気を定常的旋回運動を起こす ようにしている。 第6図の実施例の特殊香導管37は香物質の堆積が2重方式で避けられる。即 ち表面の螺旋状構造は流れの内部壁層の動いている空気を非常に強く加速するの で連行される香分子の速度低下による導管内壁面33aへの香堆積を防止し、一 方さらに導管壁33の内壁面33aの平滑な微細構造は不利な流れ条件になった 場合でも香分子の堆積を防止する。 可撓性の種類のガラスでは外力から保護することが有利である。殊にこの部分 が床下に配設されていず、既存の映画館で小さな導管として床上に後から据え付 けられる時に外力から保護することは有利である。 それ故第6図の実施例の導管壁33は付加的に可撓 層42内に囲まれて被われ、可撓層42は、例えば硬い合成樹脂または硬鋼で作 られた変形耐性のよい保護シース35内に置かれている。 第7図の本発明のさらなる実施例では導管内壁部の香堆積は第1義的に導管の 表面性状によって防止されるのではない。 この実施例では香導管40に対し二つの二本導管37aと37bが使用され、 両導管は可撓性物質42中に置かれていて、この可撓性物質はさらに平たい全体 シース36により被覆されている。 これら二つの二本導管では香導入のためには一本の導管のみ、例えば二本導管 37aが利用される。経験値からあらかじめ与えられた間隔(例えば作用時間6 0分)で(この初期にはもっとも軽い香堆積が認められるが)、香導管40にお いて二本導管37aから二本導管37bに切換えられる。 二つの二本導管37aと37bが利用される場合は原出願P4135796. 5に記載された図に従って導管はパージでき、この場合二重導管、例えば37a は出口で連結されている。 この場合空気の代りに清浄化液体が二本導管37bの両導管の一つに導入され 、全導管を通ってここに表示しない観客の座席まで流れ、次いで第2の導管中に 戻され、さらにここに表示していないコンプレッサー まで戻る。二本導管37bの個々の導管はこの場合同時に清浄化され、また導管 の乾燥のため次に直ちに加熱空気を通す。 第7、8、9a、9b図に示す本発明の実施例では、二つの二本導管37aと 37bを一つのフィルム上映中にすでに使用する必要がある限り、小さな導管直 径と、比較的わずかな圧力に基づいて大きな雑音を発生せずに二つの二本導管の 一方をフィルム上映中清浄化(パージ)に使用すると共に、他の二本導管は香導 入と流出に利用することが可能である。 このようなパージ工程は僅少な容積で行うことができ、約0.5〜3分で行う ことができる。 実施例でフィルム上映中導管のパージを行う必要がある時は、二本導管37a と37bは、観客の座席のところで好ましくは、まず機能ブロック38の形状に し、導管横断面を円状から直角状に変えることが好ましい(第8図)。 実施例の第9a、9b図では、フィルム上映中導管パージを行わなければなら ない場合の導管端部がどのように機能するかを示す。この場合、二本導管37b の二本の導管をその出口へ接続することは、出口、即ち導管端部で観客の座席の 範囲にあるエンド弁25または26を用いて電子制御により、雑音を発すること なく行われる。 この場合、エンド弁25を接(作動状態)すると共にエンド弁26を断とし、 二本導管37bが香導入および放出に利用され、一方二本導管37aはパージが 行われる(9a図)。この場合、導管37bは導管の端部41を通り観客の所へ 接続されている。 二本導管37bの導管がその作動により香堆積の恐れがある場合、適切な期間 で香導入を中止して、弁26を接にし、弁25を断とする。そこで香導入と香放 出は清浄化された二本導管37aにより行われ、導管端部まで導かれるが、一方 二本導管37bはパージが行われる。 雑音なしの弁切換えは、弁の形式や配置を適切にすること、例えば、滑り弁や 仕切弁(Schleusen)を用いて行われ、或いは例えば、特に緩慢に開閉 し、さらに音を低くする弁で行うことができる。 すべてのエンド弁25、26は、例えば、無線や(香導管システム中に統合で きる)電子回路を通り、フィルム上映室から集中制御される。 雑音のない弁操作では、すべて弁を同時に切換える場合でも、例えば、500 の座席に対し、かくて500の弁を、切換える場合でも、フィルム上映を害する 妨害音は何ら生じない。多数の弁の同時切換えの際、小さな雑音が完全には避け られない場合には、例えば最初は座席の20%を、次に第2番目の20%等と群 分け方式で切換えればよい。 さらに、弁切換えまたはその後のパージ処理の際、ほんのわずかな雑音をも完 全に避ける方法は、フィルム上映で一層強い音響を発する期間(この期間は例え ば1分である)に導管の切換えとパージを行うことで達成される。 この場合フィルム上映に伴う擬音(Geraeuschkulisse)は、 万一生じる雑音を打消す作用をする。この切換え−及びパージ相の制御を目的と して上映フィルムの強音響シーン開始に正確に対応セットした信号19が信号ト ラック8の上に存在するのが好ましい。なお、信号トラック8にはこれとは別に 香制御の他の信号も存在している。 導管中に香物質の万一の堆積を避けるためのさらに別の方法は、香物質が観客 に伝達されない全期間、普通の空気、場合により若干加熱した空気で導管をパー ジすることにより達成できる。このため香容器(香容器から香物質が導管に導入 される)の直後に、即ちフィルム上映者の室内に、切換えバルブを設けるが、こ のバルブは図に示されていない。 所定時間の間香供給が中断されるようになると直ちに当該切換えバルクが作動 し、次の香供給が始まるまで遮断状態を維持する。 符号の説明 1 制御ユニット 2 香導管 3 戻り導管 4 フィルム−香容器 5 二本導管 7 加熱システム 8 信号トラック 9 加熱制御装置 10 制御ケーブル 11 香パルス 12 フィルム材料 13 香ロール制御部 14 導管(流れ)調節器 15 温度信号 16 香担体 17 乾燥−冷却システム 18 香ロール 19 パージ信号 20 熱交換器 21 制御リング 22 軸受 23 軸押さえ 24 香接続部 25 エンド弁 26 エンド弁 27 空気湿度調節器 30 中央制御装置 31 香導管 32 導管壁 32a 内壁 33 導管壁 33a 内壁面 34 突起 35 保護シース 36 全体シース 37 香導管 37a 二本導管 37b 他の二本導管 38 導管ブロック 39 フローパターン 40 香導管 41 導管端部 42 可撓層
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月28日 【補正内容】 補正書 請求の範囲 1.特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場において、またスライド講 演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等において、視覚的及び/又は音響的 上演の感覚的知覚を高めるために視覚的及び/又は音響的上演に同期して適切な 香が観客ないし聴衆に供給される方法であって、 担体ガス流と共に観客ないし聴衆に供給される香は観客ないし聴衆の周囲の空 気中への担体ガスの出口の前で、香又は芳香物質が確実に発生する、香特有の温 度まで加熱される方法において、 担体ガスは香特有の温度まで加熱されることを特徴とする方法。 2.担体ガスは存在する香物質と接触する前に加熱されることを特徴とする請求 項1記載の方法。 3.担体ガスは存在する香物質と接触後加熱されることを特徴とする請求項1又 は2記載の方法。 4.担体ガスは導管システムで加熱されることを特徴とする請求項3記載の方法 。 5.担体ガスは観客ないし聴衆の周囲の空気中への出口前で直接加熱されること を特徴とする請求項3又は 4記載の方法。 6.香物質を含む担体ガスは間欠的にパージガスと一緒に観客ないし聴衆のとこ ろへ伝達されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7.香を含む担体ガスとパージガスはパルス状に交互の間隔をもって供給される ことを特徴とする請求項6記載の方法。 8.担体ガスがヘリウムを含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに 記載の方法。 9.担体ガスとしてヘリウムが使用されることを特徴とする請求項8記載の方法 。 10.パージガスとして、空気、好ましくは圧縮空気が使用されることを特徴と する請求項6ないし9のいずれかに記載の方法。 11.香又は芳香物質が担体ガスと接触するまで冷却されて変性を防止すること を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。 12.香又は芳香物質が低温冷却されることを特徴とする請求項11記載の方法 。 13.観客ないし聴衆のところへ延びている導管システムの担体ガス及び/又は パージガスに渦運動が引起されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに 記載の方法。 14.観客ないし聴衆のところへ延びている導管シス テムの担体ガス及び/又はパージガスは好ましくは螺旋状の回転移動を施される ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の方法。 15.特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場において、またスライド 講演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等において視覚的及び/又は音響的 上演の感覚的知覚を高めるために視覚的及び/又は音響的上演に同期して適切な 香を観客ないし聴衆に供給する、特に請求項1〜14のいずれか1項の方法の実 施のための装置であって、 多重導管が観客ないし聴衆の所へ導かれ、それらの中で時間的に交互にその都 度、少なくとも1つは香導入用であり、少なくとも1つはパージ用に使用される ことを特徴とする装置。 16.導管は二本導管システムとして形成されていることを特徴とする請求項1 5の装置。 17.導管は多重システムとして形成されていることを特徴とする請求項15の 装置。 18.香又は芳香物質用の少なくとも1つの容器を冷却する冷却装置を特徴とす る請求項15ないし17のいずれかに記載の装置。 19.担体ガス加熱のための少なくとも1つの制御可能な加熱装置を特徴とする 請求項15ないし18のいずれかに記載の装置。 20.担体ガスが少なくとも1つの芳香物質と接触する前に、担体ガスを加熱す るための加熱装置を備えていることを特徴とする請求項19記載の装置。 21.それぞれの加熱装置は観客ないし聴衆の領域に少なくとも存在する、好ま しくは個別制御可能な、香出口に近接して配されることを特徴とする請求項19 又は20記載の装置。 22.香又は芳香物質の少なくとも1つの容器と少なくとも1つの香出口の間に 加熱装置が設けられていることを特徴とする請求項19ないし21のいずれかに 記載の装置。 23.香導入に使用される導管は少なくとも内側に不活性物質、好ましくはガラ ス又はセラミックからなる層を含むことを特徴とする請求項15ないし22のい ずれかに記載の装置。 24.香導入に使用される導管はガラス導管またはセラミック導管として作成さ れることを特徴とする請求項23記載の装置。 25.香導入に使用される導管は内壁に螺旋状突起を有することを特徴とする請 求項15ないし24のいずれかに記載の装置。 26.香導入に使用される導管は螺旋状になっていることを特徴とする請求項1 5ないし25のいずれかに記載の装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場において、またスライド講 演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等において、視覚的及び/又は音響的 上演の感覚的知覚を高めるために視覚的及び/又は音響的上演に同期して適切な 香が観客ないし聴衆に供給される方法であって、 担体ガス流と共に観客ないし聴衆に供給される香は観客ないし聴衆の周囲の空 気中への担体ガスの出口の前で、香又は芳香物質が確実に発生する、香特有の温 度まで加熱されることを特徴とする方法。 2.担体ガスは香特有の温度まで加熱されることを特徴とする請求項1記載の方 法。 3.担体ガスは存在する香物質と接触する前に加熱されることを特徴とする請求 項2記載の方法。 4.担体ガスは存在する香物質と接触後加熱されることを特徴とする請求項2又 は3記載の方法。 5.担体ガスは導管システムで加熱されることを特徴とする請求項4記載の方法 。 6.担体ガスは観客ないし聴衆の周囲の空気中への出口前で直接加熱されること を特徴とする請求項4又は5記載の方法。 7.香物質を含む担体ガスは間欠的にパージガスと一 緒に観客ないし聴衆のところへ伝達されることを特徴とする前記請求項のいずれ かに記載の方法。 8.香を含む担体ガスとパージガスはパルス状に交互の間隔をもって供給される ことを特徴とする請求項7記載の方法。 9.担体ガスがヘリウムを含有することを特徴とする前記請求項のいずれかに記 載の方法。 10.担体ガスとしてヘリウムが使用されることを特徴とする請求項9記載の方 法。 11.パージガスとして、空気、好ましくは圧縮空気が使用されることを特徴と する請求項7ないし10のいずれかに記載の方法。 12.香又は芳香物質が担体ガスと接触するまで冷却されて変性を防止すること を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法。 13.香又は芳香物質が低温冷却されることを特徴とする請求項12記載の方法 。 14.観客ないし聴衆のところへ延びている導管システムの担体ガス及び/又は パージガスに渦運動が引起されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載 の方法。 15.観客ないし聴衆のところへ延びている導管システムの担体ガス及び/又は パージガスは好ましくは螺旋状の回転移動を施されることを特徴とする前記請求 項のいずれかに記載の方法。 16.特に映画館、劇場、コンサートホール、講演会場において、またスライド 講演、ビデオ、テレビジョン、ラジオドラマ等において視覚的及び/又は音響的 上演の感覚的知覚を高めるために視覚的及び/又は音響的上演に同期して適切な 香を観客ないし聴衆に供給する、特に前記請求項の方法のいずれか1項の実施の ための装置であって、 多重導管が観客ないし聴衆の所へ導かれ、それらの中で時間的に交互にその都 度、少なくとも1つは香導入用であり、少なくとも1つはパージ用に使用される ことを特徴とする装置。 17.導管は二本導管システムとして形成されていることを特徴とする請求項1 6の装置。 18.導管は多重システムとして形成されていることを特徴とする請求項16の 装置。 19.香又は芳香物質用の少なくとも1つの容器を冷却する冷却装置を特徴とす る請求項16ないし18のいずれかに記載の装置。 20.担体ガス加熱のための少なくとも1つの制御可能な加熱装置を特徴とする 請求項16ないし19のいずれかに記載の装置。 21.担体ガスが少なくとも1つの芳香物質と接触する前に、担体ガスを加熱す るための加熱装置を備えて いることを特徴とする請求項20記載の装置。 22.それぞれの加熱装置は観客ないし聴衆の領域に少なくとも存在する、好ま しくは個別制御可能な、香出口に近接して配されることを特徴とする請求項21 又は22記載の装置。 23.香又は芳香物質の少なくとも1つの容器と少なくとも1つの香出口の間に 加熱装置が設けられていることを特徴とする請求項20ないし22のいずれかに 記載の装置。 24.香導入に使用される導管は少なくとも内側に不活性物質、好ましくはガラ ス又はセラミックからなる層を含むことを特徴とする請求項16ないし23のい ずれかに記載の装置。 25.香導入に使用される導管はガラス導管またはセラミック導管として作成さ れることを特徴とする請求項24記載の装置。 26.香導入に使用される導管は内壁に螺旋状突起を有することを特徴とする請 求項16ないし25のいずれかに記載の装置。 27.香導入に使用される導管は螺旋状になっていることを特徴とする請求項1 6ないし26のいずれかに記載の装置。
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