JP3191558U - 収納材 - Google Patents

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Abstract

【課題】用途に応じて形状を変形可能であるとともに、安価で効率的に製造できる収納材を提供する。
【解決手段】収納材1は1枚の板体を折り曲げて組み立てられる。この収納材1は、底板2と、互いに対向するように起立板3,4と、背板5とを備える。また、底板2の上方で起立板3,4間に開口部6を備える。さら、開口部6の一部を閉塞する第1の位置と、開口部6を閉塞しない第2の位置との間で回動可能な仕切り板7,8を備える。仕切り板7,8は、仕切り板部45,46と、この仕切り板部45,46の両側部から突出した固定片47,48とを有する。起立板3,4は固定片47,48を固定可能な固定部41,42を有する。固定部41,42は、仕切り板7,8を第1の位置で固定する第1固定部71と、仕切り板7,8を第2の位置で固定する第2固定部72とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、書類や冊子やファイル等の被収納物を収納するための収納材に関する。
従来、書類や冊子やファイル等の被収納物を起立させた状態で収納できる収納材としては、底板と、この底板の両側部から互いに対向して立設された起立板と、底板の一端部である背面側から立設された背板と、底板の他端部または背板の底板とは反対側の端部から起立板よりはるかに低く立設されるように起立板に対して着脱自在に取り付けられた仕切り板とを備え、正面の一部と上面とが開口されたプラスチック製の構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような構成の収納材は、平面視で長方形状の被収納物を収納する際には、被収納物の収納状態を考慮して、使用状態が選択される。すなわち、底板を底部として起立板および背板の長手方向が鉛直方向となるいわゆる縦置き状態で設置して被収納物を収納する場合と、背板を底部として起立板および底板の長手方向が鉛直方向となるいわゆる横置き状態で設置して被収納物を設置する場合とが選択される。
そこで、特許文献1の収納材は、仕切り板を着脱自在とすることによって、収納材を縦置きに設置して使用する際に底板の他端部に仕切り板が取り付けられた状態と、収納材を横置きに設置して使用する際に背板の底板とは反対側の端部に仕切り板が取り付けられた状態とに変更可能であり、収納材の使用状態に応じて、仕切り板の位置を変更できる。
ここで、特許文献1のようにプラスチック等の合成樹脂で収納材を製造する場合には、製造コストが高く、例えば、想定される用途によっては合成樹脂ほどの強度が求められていない場合があり、より安価な収納材が求められていた。
そこで、安価に製造可能な収納材において、用途に応じて変形可能なものとしては、折り曲げ可能な一枚のダンボール等の板体にて形成され、折り方を変更することにより、上面が開閉自在な直方体である第1形体と、上面が開口された直方体である第2形体とに選択可能な構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実公平3−37989号公報 特開2012−30827号公報
しかしながら、上述の特許文献1の構成では、第1形体と第2形体とで大きく形状が異なるため、第1形体を形成するための挿入片およびこの挿入片が挿入される切欠と、第2形体を形成するための挿入片およびこの挿入片が挿入される切欠とをそれぞれ設ける必要がある。そして、特に挿入片をいくつも設けるには、段ボール等の板体を複雑な形状にカットする必要があることから、製造が煩雑になるとともに、挿入片を形成するために切り捨てる箇所が多く発生する。その結果、効率的に製造できないという問題が考えられる。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、用途に応じて形状を変形可能であるとともに、安価で効率的に製造できる収納材を提供することを目的とする。
本考案は、1枚の板体を折り曲げて組み立てられた収納材であって、底板と、この底板の両側部から立設され互いに対向した起立板と、前記底板の端部から立設されかつ前記起立板に接続された背板と、前記起立板間において前記底板および前記背板とは反対側へ開口した開口部と、前記底板および前記背板の少なくとも一方にヒンジ部を介して接続され、前記開口部の一部を閉塞する第1の位置と前記開口部を閉塞しない第2の位置との間で回動可能な仕切り板とを備え、前記仕切り板は、前記第1の位置で前記開口部の一部を閉塞する仕切り板部と、この仕切り板部の両側部から突出した固定片とを有し、前記起立板は、前記固定片を固定可能な固定部を有し、前記固定部は、前記仕切り板を第1の位置で固定するための第1固定部と、前記仕切り板を第2の位置で固定するための第2固定部とを有するものである。
本考案によれば、1枚の板体を折り曲げて組立可能であり、仕切り板が第1の位置と第2の位置との間で回動可能であるとともに、固定片を固定する固定部が、仕切り板を第1の位置で固定するための第1固定部と、仕切り板を第2の位置で固定するための第2固定部とを有するため、用途に応じて形状を変形可能であるとともに、簡単な構成であり安価で効率的に製造できる。
本考案の一実施の形態に係る収納材の構成を示す斜視図である。 同上収納材の展開状態を示す平面図である。 同上収納材において固定片と切込部との関係を示す側面図である。 同上収納材において底板側の仕切り板が第2の位置で固定された状態を示す斜視図である。
以下、本考案の一実施の形態の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1には収納材1を示す。この収納材1は、書類や冊子やファイル等の図示しない被収納物を、起立させた状態で収納する際に使用するものである。
収納材1は、矩形状の底板2を備える。この底板2の短手方向の両端部である両側部には、矩形の一部が切り欠かれた形状、すなわち台形状の起立板3,4が互いに対向して立設されている。
また、底板2の長手方向の一端部には、起立板3,4の短手方向の一端部に接続された背板5が立設されている。
さらに、収納材1は、底板2の上方で対向する起立板3と起立板4との間において、底板2および背板5とは反対側、すなわち底板2の長手方向の他端部側および背板5の長手方向の他端部側へ開口した開口部6を備えている。
また、底板2において背板5とは反対側である長手方向の他端部には仕切り板7が回動可能に接続され、背板5における底板2とは反対側である他端部には仕切り板8が回動可能に接続されている。これら仕切り板7,8は、底板2や背板5に対して起立し開口部6の一部を閉塞する第1の位置と、底板2や背板5の外側にて底板2や背板5と平行で開口部6を閉塞しない第2の位置との間で回動可能である。
このような収納材1は、図2に示すような、例えばダンボール等の紙やプラスチック等の合成樹脂等にて形成された1枚の板体9を折り曲げて組み立てられる。
底板2は、第1底板部材11と、第2底板部材12と、第3底板部材13とから構成される。
第1底板部材11は、矩形状の第1底板部14を有し、この第1底板部14は、短手方向の一端部が起立板3に接続されている。また、第1底板部14の起立板3とは反対側である短手方向の他端部には、略矩形状に突出した第1突出片15が折り曲げ線16にて折り曲げ可能に連設されている。さらに、この第1突出片15における第1底板部14側の端部である基端部には、第1切欠部17が設けられている。また、第1底板部14の長手方向の他端部には、仕切り板7が回動可能に接続されている。
第2底板部材12は、矩形の一端部が台形状に切り欠かれて短手方向の一端部が他端部より長い形状の第2底板部21を有している。この第2底板部21は、短手方向の一端部が起立板4に接続されている。また、第2底板部21における起立板4側の端部には、第1突出片15が挿入可能な第2切欠部22が設けられている。さらに、起立板4の一部から第2底板部21の一部にわたって切り欠くことにより、第1切欠部17に挿入可能な第2突出片23が設けられている。この第2突出片23には、折り曲げ線24が設けられており、この折り曲げ線24にて、第2底板部21の短手方向の一端部に沿って折り曲げ可能である。
第3底板部材13は、第2底板部21の長手方向の一端部の形状に倣った台形状の第3底板部26を有している。この第3底板部26は、台形の長辺側が、背板5において収納材1を組み立てた場合に底板2側となる長手方向の一端部に接続されている。
そして、板体9を折り曲げて収納材1を組み立てた状態では、第2底板部21の長手方向の一端部に対応するように第3底板部26が配置されて、第2底板部21と第3底板部26とで矩形を形成した状態にて、第1底板部14上に重ねられる。また、第1突出片15が第2切欠部22に挿入され、第2突出片23が第1切欠部17に挿入されることにより、第1底板部材11と第2底板部材12と第3底板部材13とで底板2を構成した状態が保持される。
背板5は、矩形状の背板部材27にて構成されている。この背板部材27は、長手方向の一端部が折り曲げ線28を介して第3底板部26に連設され、長手方向の他端部に仕切り板8が接続されている。また、背板部材27は、短手方向の一端部が起立板3に接続され、短手方向の他端部が起立板4に接続されている。
起立板3,4は、起立板部材31,32にて構成されている。これら起立板部材31,32は、底板2および背板5に連設された台形状の起立板部33,34と、図示しない折り曲げ線を介して起立板部33,34に連設された折返片35,36とを有している。なお、これら折返片35,36は、起立板部33,34において収納材1が組み立てられた状態にて内面側となる面へ折り返された状態で接着されている。
起立板部33は、短手方向の一端部である長辺が背板部材27の短手方向の一端部に折り曲げ線37を介して折り曲げ可能に連設されているとともに、長手方向の一端部である長辺が第1底板部14の短手方向の一端部に折り曲げ線38を介して折り曲げ可能に連設されている。
起立板部4は、短手方向の一端部である長辺が背板部材27の短手方向の他端部に折り曲げ線39を介して折り曲げ可能に連設されているとともに、長手方向の一端部である長辺が第2底板部21の短手方向の一端部に折り曲げ線40を介して折り曲げ可能に連設されている。
起立板部33,34には、仕切り板7に対応した位置に切込線にて形成された固定部41と、仕切り板8に対応した位置に切込線にて形成された固定部42とが設けられている。
仕切り板7は、底板2に回動可能に接続された仕切り板部材43にて構成され、仕切り板8は、背板5に回動可能に接続された仕切り板部材44にて構成される。
仕切り板部材43,44は、矩形状の仕切り板部45,46を有している。また、これら仕切り板部45,46の両側には、固定部41,42にて仕切り板7,8を第1の位置または第2の位置にて固定するための固定片47,48が設けられている。
ここで、固定部41,42は、固定片47,48を挿脱可能な第1固定部71および第2固定部72を有している。これら第1固定部71および第2固定部72は、起立板部33,34において、対称に配置され、かつ、同形状の鏡像変換状に形成されている。
第1固定部71は、固定片47,48が挿入されることにより、仕切り板7,8を第1の位置で固定する。
第2固定部72は、固定片47,48が挿入されることにより、仕切り板7,8を第2の位置で固定する。
したがって、仕切り板7,8は、開口部6の一部を閉塞する第1の位置と、開口部6を閉塞しない第2の位置とを選択可能であり、かつ、選択した位置で固定可能である。
第1固定部71および第2固定部72は、一部が起立板部33,34に一体に接続した第1羽部51と、一部が起立板部33,34に一体に接続され第1羽部51に隣接した第2羽部52とを有する。
第1羽部51は、切込線53,54によって、基端部となる一辺のみが起立板部33,34に一体に接続された未完図形状となるように形成されている。また、第1羽部51は、切込線54の一部で直線状の直線部55と、この直線部55に接続された先端辺部56とを有している。
このような第1羽部51は、起立板部33,34と一体に接続された基端部より先端部側が起立板部33,34に対して移動可能である。
第2羽部52は、第1羽部51と共通の切込線54および切込線57によって、基端部となる一辺のみが起立板部33,34に接続された未完図形状となるように形成されている。また、第2羽部52は、切込線57の一部で曲線状の曲線部58と、第1羽部51とは反対側の端部から第1羽部51側へ弧状に切り込まれた弧状部59とを有する。
このような第2羽部52は、起立板部33,34と一体の基端部より先端部側が起立板部33,34に対して移動可能である。
そして、第1羽部51および第2羽部52は、先端部を、起立板部33,34の一方側、すなわち収納材1を組み立てた状態における内側へ押し込むように移動することで、切込線53および切込線57との間に、固定片47,48が挿入可能な空隙を形成可能である。
仕切り板部45は、長手方向の一端部が第1底板部14の長手方向の他端部に、ヒンジ部としての折り曲げ線61を介して回動可能に接続されている。
固定片47は、仕切り板部45の幅方向の両端部である両側部に、折り曲げ線61に直交する折り曲げ線62を介して回動可能に接続されている。
仕切り板部46は、長手方向の一端部が背板部材27の長手方向の他端部に、ヒンジ部としての折り曲げ線63を介して回動可能に接続されている。
固定片48は、仕切り板部46の幅方向の両端部である両側部に、折り曲げ線63に直交する折り曲げ線64を介して接続されている。
固定片47,48は、仕切り板部45,46に接続されている基端から先端へ向けて細いテーパ状に形成された基部65を有している。また、この基部65より先端側には、第1固定部71および第2固定部72に挿入可能な挿入部66が一体に設けられている。
挿入部66の幅方向の一方側には、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72に挿入された状態にて、第1固定部71および第2固定部72の一端部である弧状部59に引っ掛かるように基部65の幅方向の一方側へ弧状に突出した突出部67が設けられている。
挿入部66の幅方向の他方側には、基部65の先端から直線状に延出した直線部68が設けられている。また、この直線部68の先端側には、直線部68より幅方向に突出した突出部69が設けられている。
図3に示すように、固定片47,48が固定部41,42に固定された状態では、第1羽部51の直線部55と挿入部66の直線部68とが対向し、第1羽部51の先端辺部56と挿入部66の突出部69とが対向する。そのため、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72から抜ける方向に仕切り板7,8が回動しようとしても、第1羽部51の直線部55と挿入部66の直線部68とが干渉して直線状に接触するとともに、第1羽部51の先端辺部56と挿入部66の突出部69とが干渉して、固定片47,48が挿入された状態が保持される。
また、第1固定部71と第2固定部72とが対称に配置されかつ同形状の鏡像変換状であるため、固定片47,48が第1固定部71に固定された状態における固定片47,48と第1固定部71との位置関係と、固定片47,48が第2固定部72に固定された状態における固定片47,48と第2固定部72との位置関係とが同じであり、固定片47,48と第1固定部71との係合状態と、固定片47,48と第2固定部72との係合状態とが同じになる。
そして、板体9にて収納材1を組み立てる際には、折り曲げ線37,39にて背板部材27に対して起立板部33,34を折り曲げ、折り曲げ線28にて背板部材27に対して第3底板部26を折り曲げ、折り曲げ線40にて起立板部34に対して第2底板部21を折り曲げ、折り曲げ線38にて起立板部33に対して第1底板部14を折り曲げる。
このように各折り曲げ線28,37,38,39,40で板体9を折り曲げることにより、第3底板部26が第2底板部21の長手方向の一端部に対応するように両者が配置されて略矩形を形成するとともに、これら矩形を形成した第2底板部21および第3底板部26が第1底板部14の上側、すなわち第1底板部14の内側面に重ねられて底板2が構成される。また、底板2の両側部から起立板3,4が互いに対抗するように立設され、かつ、底板2の長手方向の一端部から背板5が立設されて収納材1が組み立てられた状態となる。
さらに、第1突出片15を第2切欠部22に挿入するとともに第2突出片23を第2切欠部22に挿入することにより、収納材1が組み立てられた状態が保持される。
このように収納材1が組み立てられた状態にて、仕切り板7は、図1に示すように、起立板部33,34における短手方向の他端部である短辺に接触し収納材1の前面に配置されて開口部6の一部を閉塞する第1の位置と、図4に示すように、第1底板部14における開口部6とは反対側の外側面に接触し収納材1の底面に配置されて開口部6を閉塞しない第2の位置との間で回動可能である。
また、仕切り板8は、収納材1が組み立てられた状態にて、図4に示すように、起立板部33,34の長手方向の他端部である短辺に接触し収納材1の上面に配置されて開口部6の一部を閉塞する第1の位置と、図1に示すように、背板部材27における開口部6とは反対側の外側面に接触し収納材1の背面に配置されて開口部6を閉塞しない第2の位置との間で回動可能である。
仕切り板7,8の固定片47,48を第1固定部71に挿入する際には、折り曲げ線62,64にて、第1の位置にて内側となる方へ固定片47,48を折り曲げる。
このように折り曲げた固定片47,48を起立板部33,34に当接させ、固定片47,48にて第1羽部51および第2羽部52を起立板3,4の内側へ向かって押し込むことにより、第1羽部51および第2羽部52の先端部側が内側へ移動して、固定片47,48の挿入部66が挿入可能な空隙を形成する。
また、空隙を形成しながら、曲線部58と第2羽部52の先端部との間に、突出部67から挿入部66を挿入する。
第1固定部71への挿入部66の挿入が完了し挿入部66が第1固定部71に挿入された状態では、第1羽部51と固定片47,48との当接が解除される。
また、固定片47,48との当接が解除された第1羽部51は、挿入部66を挿入する際に移動した先端部側が外側へ復元するように移動し、切込線53,54との空隙が閉塞されて起立板部33,34と略平行な状態となる。
そして、第1羽部51の直線部55と挿入部66の直線部68とが対向するとともに第1羽部51の先端辺部56と挿入部66の突出部69とが対向した状態となることで、直線部55と先端辺部56とがそれぞれ挿入部66が第1固定部71から抜けるのを阻害するため、第1羽部51によって、第1固定部71または第2固定部72に固定片47,48が挿入された状態が保持される。
このように第1羽部51によって第1固定部71または第2固定部72に固定片47,48が挿入された状態が保持された状態では、第2羽部52と固定片47,48との当接は維持され、切込線57と第2羽部52との空隙が確保されて、この空隙に挿入部66が挿入された状態が維持される。
一方、仕切り板7,8を回動させて第2固定部72に固定する際には、指等で第1羽部51を内側へ押し込んで、第1羽部51と切込線53,54との空隙を確保する。
また、空隙を確保した状態で、折り曲げ線61,62にて仕切り板7,8を回動させて、挿入部66を引き抜くように移動させる。
さらに、固定片47,48を折り曲げ線62,64にて、第1固定部71に固定した状態とは反対の方向へ折り曲げ、第1固定部71に固定した場合と同様に、挿入部66を第2固定部72に挿入して、仕切り板7,8を第2の位置に固定する。
なお、第2の位置での仕切り板7,8の固定を解除する際には、第1の位置での固定の解除と同様の手順で解除する。
次に、上記一実施の形態の効果を説明する。
上記収納材1によれば、1枚の板体9を折り曲げて組み立てられ、仕切り板7,8が第1の位置と第2の位置との間で回動可能であるとともに、仕切り板7,8の固定片47,48を固定する固定部41,42が仕切り板7,8を第1の位置で固定するための第1固定部71と、仕切り板7,8を第2の位置で固定するための第2固定部72とを有するため、用途に応じて形状を変形可能であるとともに、簡単な構成であり、安価で効率的に製造できる。
特に、第1固定部71は固定片47,48を挿脱可能であり、固定片47,48が第1固定部71に挿入されることにより仕切り板7,8を第1の位置で固定し、第2固定部72は固定片47,48を挿脱可能であり、固定片47,48が第2固定部72に挿入されることにより仕切り板7,8が第2の位置で固定する構成にすることにより、簡単な構成にでき、安価で効率的に製造できる。
また、第1固定部71および第2固定部72は、起立板部33,34に設けられた切込線53,54,57により形成された第1羽根部51および第2羽根部52を有し、第1羽部51および第2羽部52は、固定片47,48が固定部41,42に挿入される際に挿入部66を挿入可能な開口を形成可能であるとともに、第1羽部51は、固定片47,48が固定部41,42に挿入された状態にて、固定片47,48が挿入された状態を保持する構成にすることにより、挿入部66が簡単に挿入できるとともに、挿入部66が挿入されて固定片47,48が固定された状態を保持でき不意に固定片47,48の固定状態が解除されにくい。
より具体的には、第1羽部51は、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72に挿入される際には先端部側が起立板部33,34より内側へ移動して第2羽部52とともに挿入部66を挿入可能な開口を形成し、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72に挿入された状態では挿入部66を挿入する際に内側へ移動した先端部側が外側へ復元して起立板部33,34と略平行な状態になって固定部41,42に固定片47,48が挿入された状態を保持する。また、第2羽部52は、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72に挿入される際には先端部側が起立板部33,34より内側へ移動して第1羽部51とともに挿入部66を挿入可能な開口を形成し、挿入部66が第1固定部71や第2固定部72に挿入された状態では挿入部66に重なるように接触し先端部が内側へ移動した状態が維持される。したがって、挿入部66を挿入する際には、第1羽部51および第2羽部52の先端部側を移動させて容易に挿入部66を挿入するための空隙を形成できるとともに、挿入部66が挿入された状態では、第1羽部51によって挿入部66が第1固定部71や第2固定部72から抜けることを防止できる。
特に、挿入部66が弧状に突出した突出部67を有し、切込線57が曲線部58を有するため、挿入部66を第1固定部71や第2固定部72に挿入する際には、曲線同士が接触し、接触面積が小さいので、挿入する際の抵抗が少なく、挿入部66を挿入しやすい。
また、挿入部66が直線部68を有し、第1羽部51が直線部55を有するため、挿入部66が挿入された状態にて、挿入部66の直線部68と第1羽部51の直線部55とが対向し、挿入部66の挿入が解除される方向に仕切り板7,8が回動しようとしても、挿入部66の直線部68と第1羽部51の直線部55とが直線同士で接触して接触面積が大きいので、挿入を解除するための抵抗が大きく、不意に挿入部66が第1固定部71や第2固定部72から抜けることを防止できる。
第1固定部71と第2固定部72とが対称に形成され、固定片47,48が第1固定部71にて固定された状態における固定片47,48と第1固定部71との位置関係と、固定片47,48が第2固定部72にて固定された状態における固定片47,48と第2固定部72との位置関係とが同じである。そのため、仕切り板7,8は、第1固定部71および第2固定部72のいずれも同じ関係で係合可能であり、第1の位置と第2の位置との切り替えが容易である。
また、第1固定部71と第2固定部72とが対称に形成され、仕切り板7,8が折り曲げ線61,63を介して底板2や背板5に対して回動可能に接続され、固定片47,48が折り曲げ線62,64を介して仕切り板部45,46に対して回動可能に接続されているため、仕切り板7,8や固定片47,48を回動させてそれぞれ反転させるだけで、第1固定部71に固定可能な状態と、第2固定部72に固定可能な状態とを切り替えることができ、変形作業が容易である。
したがって、1枚の板体9の折り方を変更することにより変形可能な収納材1であって、折り方が異なる2つの形態でありながら、仕切り板7,8と第1固定部71および第2固定部72とが同じ状態で係合可能な構成にできる。そのため、底板2が底面となって設置されるいわゆる縦置き状態と、背板5が底面となって設置されるいわゆる縦置き状態とを容易に切り替えることができるとともに、縦置き状態および横置き状態における仕切り板7,8の配置を容易に変更できる。
なお、上記一実施の形態では、底板2の端部に仕切り板7が設けられ、背板5の端部に仕切り板8が設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、底板2および背板5の少なくとも一方に仕切り板が設けられた構成であればよい。
第1固定部71および第2固定部72は、挿入部66が挿入されて仕切り板7,8を第1の位置または第2の位置で固定する構成としたが、このような構成には限定されず、仕切り板7,8を第1の位置または第2の位置で固定できる構成であれば、例えば面ファスナ等で固定する構成にしてもよい。
また、第1固定部71および第2固定部72が挿入部66を挿入することにより仕切り板7,8を固定する構成にする場合には、第1固定部71および第2固定部72は、第1羽部51および第2羽部52を有する構成には限定されず、挿入部66を挿入して仕切り板7,8を固定できる構成であれば適宜設計できる。
1 収納材
2 底板
3 起立板
4 起立板
5 背板
6 開口部
7 仕切り板
8 仕切り板
9 板体
41 固定部
42 固定部
45 仕切り板部
46 仕切り板部
47 固定片
48 固定片
51 第1羽部
52 第2羽部
53 切込線
54 切込線
57 切込線
61 ヒンジ部としての折り曲げ線
63 ヒンジ部としての折り曲げ線
71 第1固定部
72 第2固定部

Claims (4)

  1. 1枚の板体を折り曲げて組み立てられた収納材であって、
    底板と、
    この底板の両側部から立設され互いに対向した起立板と、
    前記底板の端部から立設されかつ前記起立板に接続された背板と、
    前記起立板間において前記底板および前記背板とは反対側へ開口した開口部と、
    前記底板および前記背板の少なくとも一方にヒンジ部を介して接続され、前記開口部の一部を閉塞する第1の位置と前記開口部を閉塞しない第2の位置との間で回動可能な仕切り板とを備え、
    前記仕切り板は、前記第1の位置で前記開口部の一部を閉塞する仕切り板部と、この仕切り板部の両側部から突出した固定片とを有し、
    前記起立板は、前記固定片を固定可能な固定部を有し、
    前記固定部は、前記仕切り板を第1の位置で固定するための第1固定部と、前記仕切り板を第2の位置で固定するための第2固定部とを有する
    ことを特徴とする収納材。
  2. 第1固定部は、固定片を挿脱可能で、前記固定片が挿入されることにより仕切り板を第1の位置で固定し、
    第2固定部は、前記固定片を挿脱可能で、前記固定片が挿入されることにより前記仕切り板を第2の位置で固定し、
    これら第1固定部および第2固定部は、起立板に設けられた切込線により形成された第1羽根部および第2羽根部を有し、
    これら第1羽部および第2羽部は、前記固定片が固定部に挿入される際に前記固定片を挿入可能な開口を形成可能であり、
    前記第1羽部は、前記固定片が前記固定部に挿入された状態にて、前記固定片が挿入された状態を保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の収納材。
  3. 第1羽部は、固定片が固定部に挿入される際には先端部側が内側へ移動して第2羽部とともに前記固定片を挿入可能な空隙を形成し、前記固定片が前記固定部に挿入された状態では前記固定片を挿入する際に移動した前記先端部側が外側へ移動して起立板と略平行な状態となり前記固定部に前記固定片が挿入された状態を保持し、
    第2羽部は、前記固定片が前記固定部に挿入される際には先端部側が内側へ移動して前記第1羽部とともに前記固定片を挿入可能な空隙を形成し、前記固定片が前記固定部に挿入された状態では前記固定片に重なるように接触し前記先端部が内側へ移動した状態が維持される
    ことを特徴とする請求項2記載の収納材。
  4. 第1固定部と第2固定部とは、対称に形成され、
    固定片が前記第1固定部にて固定された状態における前記固定片と前記第1固定部との位置関係と、前記固定片が前記第2固定部にて固定された状態における前記固定片と前記第2固定部との位置関係とが同じである
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の収納材。
JP2014002020U 2014-04-17 収納材 Expired - Lifetime JP3191558U (ja)

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