JP3191556B2 - 自動車用インストルメントパネルの製造方法 - Google Patents

自動車用インストルメントパネルの製造方法

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JP3191556B2 JP06631494A JP6631494A JP3191556B2 JP 3191556 B2 JP3191556 B2 JP 3191556B2 JP 06631494 A JP06631494 A JP 06631494A JP 6631494 A JP6631494 A JP 6631494A JP 3191556 B2 JP3191556 B2 JP 3191556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の運転席及び助
手席の前側に配設される計器板周りの部材たるインスト
ルメントパネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インストルメントパネル(以
下、「インパネ」という)は、硬質樹脂よりなる基材及
びその表面に取着された弾性シート材よりなっている。
インパネは、その構造上、表面全体に弾性シート材の設
けられた「フルパッドタイプ」、基材の一部が剥き出し
になった「ハーフパッドタイプ」、基材のみから構成さ
れる「パッドレスタイプ」の3種類に大別される。
【0003】例えば、図12,13に示すように、大衆
車に多く採用される「ハーフパッドタイプ」のインパネ
51の基材52は、所定の剛性及び成形性等が要求され
ることから、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン)やPP(ポリプロピレン)等を主材として形
成されている。また、弾性シート材53は、例えば、軟
質ポリウレタンフォームよりなるクッション層54と、
該クッション層54内に埋設された樹脂又は鉄板よりな
るインサート55(このインサート55は省略される場
合もある)と、PVC(ポリ塩化ビニル)よりなる表皮
層56とを備えている。
【0004】上記インパネ51は、例えば次にようにし
て形成される。すなわち、まず、公知の射出成形法によ
り、基材52が形成される。また、別途真空成形された
弾性シート材53の表面がヒータ等で加熱される。そし
て、基材52が真空成形型にセットされる。このとき、
基材の表面には前処理のプライマーや接着剤等が塗布さ
れる。そして、図14に示すように、その上に前記加熱
された弾性シート材53が配置され、両者が張り合わさ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、基材52と弾性シート材53とをそれぞれ別途
形成し、両者を張り合わせる必要があった。このため、
基材52及び弾性シート材53をそれぞれ成形するため
の工程及び金型が必要となっていた。また、プライマー
や接着剤の塗布工程が必要な分、さらに工程数の増大を
招いていた。そのため、製造効率の向上及び製造コスト
の低減が強く要望されていた。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、基材本体及びその表面
に取着された弾性シート材を備えた自動車用インストル
メントパネルにおいて、その製造効率の向上及び製造コ
ストの低減を図ることのできる自動車用インストルメン
トパネルの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明においては、熱可塑性ポリオレフィンよ
りなる熱融着層、該熱融着層に取着され、ポリプロピレ
ンフォームよりなるクッション層及び該クッション層に
取着され、ポリ塩化ビニル又は熱可塑性ポリオレフィン
よりなるソリッド表皮層から構成される弾性シート材
を、真空成形法により成形し、所定の形状とする工程
と、前記ソリッド表皮層を金型の内面に接触させた状態
で、前記弾性シート材を前記金型のキャビティ内の所定
の箇所にセットする工程と、ポリプロピレンを主材とす
る可塑化された樹脂材料を前記金型に設けられた複数の
ゲートより前記キャビティ内に射出し、充填して、基材
本体を成形する工程と、表面の一部に対し前記弾性シー
ト材が取着された基材本体を前記金型から取り出す工程
とを備えた自動車用インストルメントパネルの製造方法
をその要旨としている。
【0008】また、第2の発明においては、第1の発明
の自動車用インストルメントパネルの製造方法におい
て、前記複数のゲートのうち、前記弾性シート材に対向
しているゲートから射出された樹脂材料が前記弾性シー
ト材の端縁を外方に向かって流れた後に、該樹脂材料
が、前記弾性シート材に対向していないゲートから射出
された樹脂材料に当たるように、前記弾性シート材に対
向していないゲートからの樹脂材料の射出を遅らせるよ
うにしたことをその要旨としている。
【0009】
【0010】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、熱可塑性ポリ
オレフィンよりなる熱融着層、該熱融着層に取着され、
ポリプロピレンフォームよりなるクッション層及び該ク
ッション層に取着され、ポリ塩化ビニル又は熱可塑性ポ
リオレフィンよりなるソリッド表皮層から構成される弾
性シート材が、真空成形法により成形される。また、切
断等により、所定の形状とされる。さらに、このソリッ
ド表皮層が金型の内面に接触した状態で、弾性シート材
が金型のキャビティ内の所定の箇所にセットされる。そ
して、ポリプロピレンを主材とする可塑化された樹脂材
料が金型に設けられた複数のゲートよりキャビティ内に
射出され、充填される。該樹脂材料が冷却固化すること
により、基材本体が成形される。その後、表面の一部に
対し弾性シート材が取着された基材本体が金型から取り
出されることにより、インストルメントパネルが得られ
る。
【0011】従って、本発明によれば、基材本体が成形
される際に、弾性シート材が予め金型の所定位置にセッ
トされることにより、弾性シート材の熱融着層が、基材
本体と熱融着され、基材本体との密着性が確保される。
このため、別途接着剤を塗布する工程が不要となるとと
もに、両者を相互に接着させるための別途の工程が不要
となる。また、その接着のための金型等の装置も不要と
なる。
【0012】また、第2の発明の構成によれば、第1の
発明の作用に加えて、弾性シート材に対向していないゲ
ートから、樹脂材料が遅れて射出される。このため、弾
性シート材に対向しているゲートから射出された樹脂材
料が前記弾性シート材の端縁を外方に向かって流れた後
に、該樹脂材料が、前記遅れて射出された樹脂材料に当
たる。このため、所定箇所にセットされていた弾性シー
ト材が、該弾性シート材に対向していないゲートより射
出された樹脂材料による応力を端縁側から受けてしまう
おそれがなくなる。すなわち、弾性シート材のソリッド
表皮層と金型面との間に樹脂が入り込んでしまうおそれ
がなくなる。従って、弾性シート材がめくれてしまうお
それがなくなる。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
11に基づいて説明する。自動車の運転席及び助手席の
前側には、図1〜3に示すように、計器板周りの部材と
してインストルメントパネル(以下、「インパネ」とい
う)1が配設される。このインパネ1は、基材本体2
と、その上面(図2では斜線を付した箇所)に取着され
た弾性シート材3とを備えている。すなわち、本実施例
のインパネ1は、大衆車に多く採用される「ハーフパッ
ドタイプ」のものであって、基材本体2の一部が剥き出
しになっている。
【0016】前記基材本体2は、フィラーの混入された
ポリプロピレン(フィラー入りPP)よりなり、所定の
剛性が確保されている。また、図4に示すように、弾性
シート材3は、内層側(図の下側)から順に、PPより
なる熱融着層4、該熱融着層4の外側(図の上側)に位
置し、PPフォームよりなるクッション層5及び該クッ
ション層5の外側に位置し、ポリ塩化ビニル(PVC)
よりなるソリッド表皮層6が一体となることにより構成
されている。
【0017】そして、本実施例では、弾性シート材3の
熱融着層4が、基材本体2の上面に対し熱融着により接
合されることにより、弾性シート材3と基材本体2との
間の密着性が確保されている。
【0018】次に、上記のインパネ1の基材本体2を成
形するための金型11について説明する。図5に示すよ
うに、金型11は、固定型12及び可動型13を備えて
いる。これら両型12,13により基材本体2を成形す
るためのキャビティ14が形成されている。また、固定
型12には、キャビティ14に開口する複数のゲート♯
1,♯2,♯3,♯4,♯5,♯6,♯7,♯8が形成
されている(図5では1つのゲート♯4のみを示す)。
図7に示すように、各ゲート♯1〜♯8は、インパネ1
の各部に分散して配置形成されている。そして、その内
の5つのゲート♯1〜♯5は、前記弾性シート材3が配
置される部分に対向して形成されている。また、残りの
3つのゲート♯6〜♯8は、弾性シート材3が配置され
ない部分に対向して形成されている。また、金型11内
部の各ゲート♯1〜♯8手前の通路には、各ゲート♯1
〜♯8への樹脂の通過・遮断を切り換えるための図示し
ない制御弁が設けられている。これら制御弁は、図示し
ないコントローラによって所定のタイミング毎に開閉制
御されるようになっている。
【0019】次に、本実施例における、上記インパネ1
の製造方法について説明する。まず、予め、図3に示す
ように、弾性シート材3を製造する。すなわち、上記の
3層構造よりなる平面状のシートを得る。次いで、公知
の真空成形法により、インパネ1の上面の形状に則した
形状に成形する。その後、余分な箇所をトリミングによ
り切断除去する。これら一連の工程を経ることにより、
弾性シート材3が得られる。
【0020】そして、図6に示すように、前記金型11
のキャビティ14内の所定の箇所(キャビティ14の上
部)に、予め形成された前記弾性シート材3をセットす
る。このとき、弾性シート材3は、そのソリッド表皮層
6が金型11の内周面に当接した状態でセットされる。
【0021】続いて、図8に示すように、図示しない射
出成形機を用いて、可塑化されたフィラー入りPPを、
前記各ゲート♯1〜♯8からキャビティ14内に射出す
る。このとき、前記コントローラにより、各制御弁が所
定のタイミング毎に開閉制御される。すなわち、図9
[図の数値は、ゲート♯1〜♯8が開閉される時刻
(秒)を表している]に示すように、前記弾性シート材
3に対向しているゲート♯1〜♯5に対応する制御弁が
まず開かれる。そして、それよりも幾分遅れて弾性シー
ト材3に対向していないゲート♯6〜♯8に対応する制
御弁が個々の所定のタイミングで開かれる。すると、ゲ
ート♯1〜♯5から、キャビティ14内にまずフィラー
入りPPが射出され、それよりも幾分遅れてゲート♯6
〜♯8からフィラー入りPPが射出される。このとき、
図10に示すように、ゲート♯1〜♯5から射出された
フィラー入りPP(樹脂)が、前記弾性シート材3の端
縁を外方に向かって流れた後に、該フィラー入りPP
が、ゲート♯6〜♯8から射出されたフィラー入りPP
に当たる。
【0022】このため、所定箇所にセットされていた弾
性シート材3が、該弾性シート材3に対向していないゲ
ート♯6〜♯8より射出されたフィラー入りPPによる
応力を端縁側から受けてしまうおそれがなくなる。すな
わち、弾性シート材3のソリッド表皮層6と金型11面
との間に樹脂が入り込んでしまうおそれがなくなる。従
って、弾性シート材3がめくれてしまうおそれをなくす
ことができ、ひいては不良品の発生をなくすことができ
る。
【0023】また、上記のように一部のゲート♯6〜♯
8からの射出を遅らせることにより、全体的な射出圧の
低減を図ることができる。その結果、金型11に要する
コストの低減をも図ることができる。
【0024】その後、図11に示すように、フィラー入
りPPがキャビティ14内に充填される。このとき、フ
ィラー入りPPの持つ熱により、熱融着層4が軟化され
る。そして、フィラー入りPPが冷却固化することによ
り、熱融着層4がフィラー入りPPと融着する。この融
着により、弾性シート材3とフィラー入りPP(基材本
体2)とが接合される。そして、金型11が型開きさ
れ、弾性シート材3が取着された基材本体2が取り出さ
れることにより、上記インパネ1が得られる。
【0025】このようにして得られたインパネ1におい
ては、フィラー入りPPよりなる基材本体2により所定
の剛性が確保される。また、基材本体2の一部に取着さ
れた弾性シート材3のクッション層5により、触れたと
きのソフト感が確保され、ソリッド表皮層6により、防
眩性、耐候性、耐熱性、外観品質等が確保される。さら
に、熱融着層4により、弾性シート材3と基材本体2と
の密着性が確保される。
【0026】本実施例においては、基材本体2と弾性シ
ート3との間は、弾性シート材3の最も内側に位置する
熱融着層4により密着性が確保される。このため、基材
本体2が上記の方法で成形される際に、弾性シート材3
が予め金型11の所定位置にセットされることにより、
上記密着性の確保が可能となる。従って、別途接着剤を
塗布する工程が不要となるとともに、両者2,3を相互
に接着させるための別途の工程が不要となる。また、そ
の接着のための金型等の装置も不要となる。その結果、
製造効率の向上及び製造コストの著しい低減を図ること
ができる。
【0027】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、基材本体2をフィラー入りPP
により構成したが、PPのみにより構成されていてもよ
い。また、その外の樹脂が混入されていても、PPを主
材として構成されていればよい。
【0028】さらに、前記実施例では、ソリッド表皮層
6をPVCにより構成したが、その外にもPP等の熱可
塑性ポリオレフィンにより構成してもよい。この構成と
することにより、全ての素材がポリオレフィン系の樹脂
により構成されることとなるため、相互間での接合性が
さらに良好なものとなる。
【0029】上述のような個々の構成を採用したとして
も、前記実施例とほぼ同等の効果を奏する。 (2)前記実施例では、金型11内の8か所にゲート♯
1〜♯8を設ける構成としたが、その個数及び配置状態
は特に限定されるものではない。 特許請求の範囲の各請求項に記載されないものであっ
て、上記実施例から把握できる技術的思想について以下
にその効果とともに記載する。
【0030】(a)請求項1又は請求項2に記載の自動
車用インストルメントパネルの製造方法において、前記
ソリッド表皮層6を熱可塑性ポリオレフィンにより構成
したことを特徴とする。この構成とすることにより、全
ての素材がポリオレフィン系の樹脂により構成されるこ
ととなるため、相互間での接合性がさらに良好なものと
なる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、基材本体及びその表面に取着された弾性シート材を
備えた自動車用インストルメントパネルにおいて、その
製造効率の向上及び製造コストの低減を図ることができ
るという効果を奏する。
【0032】また、第の発明に発明によれば、上記効
果に加えて、弾性シート材のめくれによる不良品の発生
を防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるインパネ
を示す拡大断面図である。
【図2】一実施例におけるインパネの斜視図である。
【図3】一実施例における図2のA−A線断面図であ
る。
【図4】一実施例における弾性シート材の断面図であ
る。
【図5】一実施例におけるインパネを製造する際に使用
される金型を示す断面図である。
【図6】一実施例において、金型の所定箇所に弾性シー
ト材をセットした状態を示す断面図である。
【図7】一実施例において、インパネの基材本体を成形
するに際してのキャビティに開口する各ゲートの位置を
模式的に示す図である。
【図8】一実施例において、キャビティ内に樹脂を射出
した状態を示す金型の断面図である。
【図9】一実施例において、各ゲートに対応する制御弁
の開閉時刻を示す図表である。
【図10】一実施例において、インパネ製造時の作用を
説明するための金型の部分断面図である。
【図11】一実施例において、キャビティ内に樹脂を射
出した状態を示す金型の断面図である。
【図12】従来技術におけるインパネを示す断面図であ
る。
【図13】従来技術におけるインパネを拡大して示す部
分断面図である。
【図14】従来技術におけるインパネの製造方法を説明
するための断面図である。
【符号の説明】 1…インストルメントパネル、2…基材本体、3…弾性
シート材、4…熱融着層、5…クッション層、6…ソリ
ッド表皮層、11…金型、14…キャビティ、♯1,♯
2,♯3,♯4,♯5,♯6,♯7,♯8…ゲート。
フロントページの続き (72)発明者 菊地 敦夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 茂利 泰男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 木寺 忠正 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (72)発明者 稲葉 哲明 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平7−1502(JP,A) 特開 平6−234192(JP,A) 特開 平2−102010(JP,A) 特開 平4−14420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B32B 1/00 - 35/00 B60K 37/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリオレフィンよりなる熱融着
    層(4)、該熱融着層(4)に取着され、ポリプロピレ
    ンフォームよりなるクッション層(5)及び該クッショ
    ン層(5)に取着され、ポリ塩化ビニル又は熱可塑性ポ
    リオレフィンよりなるソリッド表皮層(6)から構成さ
    れる弾性シート材(3)を、真空成形法により成形し、
    所定の形状とする工程と、 前記ソリッド表皮層(6)を金型(11)の内面に接触
    させた状態で、前記弾性シート材(3)を前記金型(1
    1)のキャビティ(14)内の所定の箇所にセットする
    工程と、 ポリプロピレンを主材とする可塑化された樹脂材料を前
    記金型(11)に設けられた複数のゲート(♯1,♯
    2,♯3,♯4,♯5,♯6,♯7,♯8)より前記キ
    ャビティ(14)内に射出し、充填して、基材本体
    (2)を成形する工程と、 表面の一部に対し前記弾性シート材(3)が取着された
    基材本体(2)を前記金型(11)から取り出す工程と
    を備えたことを特徴とする自動車用インストルメントパ
    ネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のゲート(♯1,♯2,♯3,
    ♯4,♯5,♯6,♯7,♯8)のうち、前記弾性シー
    ト材(3)に対向しているゲート(♯1,♯2,♯3,
    ♯4,♯5)から射出された樹脂材料が前記弾性シート
    材(3)の端縁を外方に向かって流れた後に、該樹脂材
    料が、前記弾性シート材(3)に対向していないゲート
    (♯6,♯7,♯8)から射出された樹脂材料に当たる
    ように、前記弾性シート材(3)に対向していないゲー
    ト(♯6,♯7,♯8)からの樹脂材料の射出を遅らせ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車
    用インストルメントパネルの製造方法。
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FR2878466B1 (fr) * 2004-11-29 2007-01-26 Mollertech Sas Soc Par Actions Procede de fabrication d'une piece multicouche avec une zone locale souple, destinee par exemple a servir d'habillage interieur pour un vehicule automobile
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