JP3191429B2 - 電子機器の挿排装置 - Google Patents
電子機器の挿排装置Info
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- JP3191429B2 JP3191429B2 JP23493892A JP23493892A JP3191429B2 JP 3191429 B2 JP3191429 B2 JP 3191429B2 JP 23493892 A JP23493892 A JP 23493892A JP 23493892 A JP23493892 A JP 23493892A JP 3191429 B2 JP3191429 B2 JP 3191429B2
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- Japan
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば車載用の液晶
表示ユニットなどの表示ユニットを挿入および排出する
ために実施される電子機器の挿排装置に関する。
表示ユニットなどの表示ユニットを挿入および排出する
ために実施される電子機器の挿排装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば車載用液晶表示ユニットを、使
用時には、ハウジングから排出して起立状態とし、これ
によって目視が可能な状態とし、その液晶表示ユニット
を使用しないときには、倒した状態でハウジング内に収
納することが望まれる。これによって液晶表示ユニット
を使用しないとき、その液晶表示ユニットが車室内で邪
魔になることがない。
用時には、ハウジングから排出して起立状態とし、これ
によって目視が可能な状態とし、その液晶表示ユニット
を使用しないときには、倒した状態でハウジング内に収
納することが望まれる。これによって液晶表示ユニット
を使用しないとき、その液晶表示ユニットが車室内で邪
魔になることがない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
時には、表示ユニットを起立するなどして突出し、また
その表示ユニットをハウジングに没入して挿入すること
ができるようにした電子機器の挿排装置を提供すること
である。
時には、表示ユニットを起立するなどして突出し、また
その表示ユニットをハウジングに没入して挿入すること
ができるようにした電子機器の挿排装置を提供すること
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジング
と、ハウジングに挿入／排出可能に移動する移動体と、
移動体に出没可能に装着される表示ユニットと、表示ユ
ニットを移動体から突出方向にばね力を与えるばねと、
移動体に、その移動方向に垂直な軸線まわりに角変位可
能に設けられ、表示ユニットが移動体に没入している状
態で、一端部が表示ユニットに係止してロック可能であ
るロックレバーと、ハウジングに、移動体の移動方向に
垂直な軸線まわりに角変位可能にまたは角変位範囲を制
限されて設けられ、移動体の移動途中でロックレバーの
他端部に接触し、移動体のハウジングへの挿入時に角変
位し、これによってロックレバーの角変位を防止してロ
ックレバーによる係止状態を保ち、移動体のハウジング
からの排出時に角変位範囲を制限され、これによってロ
ックレバーを角変位させてロックレバーによる係止状態
を解除する解除レバーとを含むことを特徴とする電子機
器の挿排装置である。
と、ハウジングに挿入／排出可能に移動する移動体と、
移動体に出没可能に装着される表示ユニットと、表示ユ
ニットを移動体から突出方向にばね力を与えるばねと、
移動体に、その移動方向に垂直な軸線まわりに角変位可
能に設けられ、表示ユニットが移動体に没入している状
態で、一端部が表示ユニットに係止してロック可能であ
るロックレバーと、ハウジングに、移動体の移動方向に
垂直な軸線まわりに角変位可能にまたは角変位範囲を制
限されて設けられ、移動体の移動途中でロックレバーの
他端部に接触し、移動体のハウジングへの挿入時に角変
位し、これによってロックレバーの角変位を防止してロ
ックレバーによる係止状態を保ち、移動体のハウジング
からの排出時に角変位範囲を制限され、これによってロ
ックレバーを角変位させてロックレバーによる係止状態
を解除する解除レバーとを含むことを特徴とする電子機
器の挿排装置である。
【０００５】
【０００６】
【作用】本発明に従えば、ハウジングに移動体が挿入さ
れている状態では、その表示ユニットを移動体から突出
方向にばね力を与えるばねの前記ばね力に抗して、ロッ
クレバーの一端部が表示ユニットに係止してロック状態
となっている。ロックレバーの他端部は移動体をハウジ
ングから排出する途中で解除レバーに接触して角変位す
るので、ロックレバーと表示ユニットとの係止状態が解
除され、そのためばねのばね力によって表示ユニットが
移動体からたとえば起立するなどして突出する。
れている状態では、その表示ユニットを移動体から突出
方向にばね力を与えるばねの前記ばね力に抗して、ロッ
クレバーの一端部が表示ユニットに係止してロック状態
となっている。ロックレバーの他端部は移動体をハウジ
ングから排出する途中で解除レバーに接触して角変位す
るので、ロックレバーと表示ユニットとの係止状態が解
除され、そのためばねのばね力によって表示ユニットが
移動体からたとえば起立するなどして突出する。
【０００７】表示ユニットを移動体上でたとえば転倒す
るなどしてその表示ユニットを移動体に没入した状態で
は、ロックレバーは移動体に係止し、その表示ユニット
の没入した状態が保たれる。また、この状態で移動体を
ハウジングに挿入するとき、解除レバーが角変位してロ
ックレバーの角変位が防止されるので、ロックレバーに
よる表示ユニットの係止状態は、解除レバーによって解
除されることはない。
るなどしてその表示ユニットを移動体に没入した状態で
は、ロックレバーは移動体に係止し、その表示ユニット
の没入した状態が保たれる。また、この状態で移動体を
ハウジングに挿入するとき、解除レバーが角変位してロ
ックレバーの角変位が防止されるので、ロックレバーに
よる表示ユニットの係止状態は、解除レバーによって解
除されることはない。
【０００８】
【０００９】
【実施例】図１は、本発明の一部の簡略化した水平断面
図である。ハウジング１には、移動体２が図１および図
２に示されるように収納状態となっており、この移動体
２には動作体である液晶表示ユニット３が装着される。
液晶表示ユニット３を使用するときには、図３に示され
るように移動体２を矢符４の方向に排出し、その排出完
了状態で、液晶表示ユニット３は起立状態となってい
る。液晶表示ユニット３を使用しないときには、操作者
は、そのユニット３を図３の矢符５で示されるようにし
て角変位して転倒し、そのユニット３を移動体２に没入
させ、この状態で矢符４とは逆方向６に移動体２をハウ
ジング１に押込んで収納し、こうして前述の図２に示さ
れるように移動体２と液晶表示ユニット３とがハウジン
グ１に収納された状態に保たれる。
図である。ハウジング１には、移動体２が図１および図
２に示されるように収納状態となっており、この移動体
２には動作体である液晶表示ユニット３が装着される。
液晶表示ユニット３を使用するときには、図３に示され
るように移動体２を矢符４の方向に排出し、その排出完
了状態で、液晶表示ユニット３は起立状態となってい
る。液晶表示ユニット３を使用しないときには、操作者
は、そのユニット３を図３の矢符５で示されるようにし
て角変位して転倒し、そのユニット３を移動体２に没入
させ、この状態で矢符４とは逆方向６に移動体２をハウ
ジング１に押込んで収納し、こうして前述の図２に示さ
れるように移動体２と液晶表示ユニット３とがハウジン
グ１に収納された状態に保たれる。
【００１０】液晶表示ユニット３は水平な軸７まわりに
移動体２に前述の矢符５およびその逆方向に角変位可能
に設けられる。この軸７が挿入されるねじりばね８は、
その一端部がユニット３に連結され、他端部が移動体２
に連結され、そのばね力によってユニット３は矢符５の
逆方向９に、すなわちユニット３が移動体２から突出し
て起立する方向に、ばね力が与えられている。
移動体２に前述の矢符５およびその逆方向に角変位可能
に設けられる。この軸７が挿入されるねじりばね８は、
その一端部がユニット３に連結され、他端部が移動体２
に連結され、そのばね力によってユニット３は矢符５の
逆方向９に、すなわちユニット３が移動体２から突出し
て起立する方向に、ばね力が与えられている。
【００１１】移動体２にはロックレバー１１がピン１２
によって角変位可能に設けられる。このピン１２の軸線
は、移動体２の移動方向４，６に垂直である。ロックレ
バー１１の一端部１３にはロック片１４が固定されてお
り、このロック片１４は液晶表示ユニット３の一側壁に
形成されたロック凹所１５に係止して、図１および図４
に示されるようにロック状態となることができる。ロッ
ク片１４の上端部１４ａは、液晶表示ユニット３に近づ
くにつれて下方になるように傾斜している。ねじりばね
１０には、ピン１２が挿通し、このねじりばね１０の一
端部１６はロックレバー１１に連結され、他端部１７は
移動体２に連結され、これによってロックレバー１１は
そのばね１０のばね力によって図１の時計方向の力が与
えられる。移動体２にはストッパ１８が固定されてお
り、このストッパ１８によってロックレバー１１の時計
方向の変位が制限される。ロック片１４が傾斜面１４ａ
（図４参照）を有していることによって、起立状態にあ
る液晶表示ユニット３を図３の矢符５で示されるように
転倒する方向に角変位したとき、ロックレバー１１は、
前記傾斜面１４ａが液晶表示ユニット３の側端部１９に
接触して、そのロックレバー１１が図１の反時計方向に
一旦、角変位し、再びばね１０のばね力によってロック
片１４がロック凹所１５に入込んで係止状態となる。こ
うして液晶表示ユニット３は移動体２に転倒して没入し
た状態に保たれる。
によって角変位可能に設けられる。このピン１２の軸線
は、移動体２の移動方向４，６に垂直である。ロックレ
バー１１の一端部１３にはロック片１４が固定されてお
り、このロック片１４は液晶表示ユニット３の一側壁に
形成されたロック凹所１５に係止して、図１および図４
に示されるようにロック状態となることができる。ロッ
ク片１４の上端部１４ａは、液晶表示ユニット３に近づ
くにつれて下方になるように傾斜している。ねじりばね
１０には、ピン１２が挿通し、このねじりばね１０の一
端部１６はロックレバー１１に連結され、他端部１７は
移動体２に連結され、これによってロックレバー１１は
そのばね１０のばね力によって図１の時計方向の力が与
えられる。移動体２にはストッパ１８が固定されてお
り、このストッパ１８によってロックレバー１１の時計
方向の変位が制限される。ロック片１４が傾斜面１４ａ
（図４参照）を有していることによって、起立状態にあ
る液晶表示ユニット３を図３の矢符５で示されるように
転倒する方向に角変位したとき、ロックレバー１１は、
前記傾斜面１４ａが液晶表示ユニット３の側端部１９に
接触して、そのロックレバー１１が図１の反時計方向に
一旦、角変位し、再びばね１０のばね力によってロック
片１４がロック凹所１５に入込んで係止状態となる。こ
うして液晶表示ユニット３は移動体２に転倒して没入し
た状態に保たれる。
【００１２】ロックレバー１１の他端部２０には、駆動
片２１が一体的に形成されており、この駆動片２１は、
ハウジング１にピン２２によって角変位可能に取付けら
れている解除レバー２３とともに協働する。この解除レ
バー２３は、ピン２２が挿通するねじりばね２４の働き
によって、図１の反時計方向にばね力が与えられ、その
ために、ばね２４の一端部２５は解除レバー２３に連結
され、他端部２６は、ハウジング１の天板２７に連結さ
れる。解除レバー２３が図１の反時計方向に角変位する
範囲を制限するために、ハウジング１の天板２７にはス
トッパ２８が設けられる。
片２１が一体的に形成されており、この駆動片２１は、
ハウジング１にピン２２によって角変位可能に取付けら
れている解除レバー２３とともに協働する。この解除レ
バー２３は、ピン２２が挿通するねじりばね２４の働き
によって、図１の反時計方向にばね力が与えられ、その
ために、ばね２４の一端部２５は解除レバー２３に連結
され、他端部２６は、ハウジング１の天板２７に連結さ
れる。解除レバー２３が図１の反時計方向に角変位する
範囲を制限するために、ハウジング１の天板２７にはス
トッパ２８が設けられる。
【００１３】液晶表示ユニット３が転倒されて移動体２
に没入され、この状態で移動体２がハウジング１に図２
に示されるように収納された状態は、前述のように図１
に示されている。液晶表示ユニット３を取出して表示を
行うにあたっては、移動体２は、モータによって、ある
いは手動によって、その移動体２が矢符４で示される方
向に取出されてハウジング１から排出される。この移動
体２が排出方向４に移動する途中で、図５に示されるよ
うにロックレバー１１の駆動片２１に接触する解除レバ
ー２３の端部２９に形成されている接触部３０は、排出
方向４の上流側（図５の上方）から下流側（図５の下
方）へ沿って、ロックレバー１１に近づく方向（図５の
左方）に、移動方向４，６に対して小さい角度θで、傾
斜して形成され、この接触部３０の第１接触面３３か
ら、続いて緩やかに傾斜した第２接触面３４が形成され
る。
に没入され、この状態で移動体２がハウジング１に図２
に示されるように収納された状態は、前述のように図１
に示されている。液晶表示ユニット３を取出して表示を
行うにあたっては、移動体２は、モータによって、ある
いは手動によって、その移動体２が矢符４で示される方
向に取出されてハウジング１から排出される。この移動
体２が排出方向４に移動する途中で、図５に示されるよ
うにロックレバー１１の駆動片２１に接触する解除レバ
ー２３の端部２９に形成されている接触部３０は、排出
方向４の上流側（図５の上方）から下流側（図５の下
方）へ沿って、ロックレバー１１に近づく方向（図５の
左方）に、移動方向４，６に対して小さい角度θで、傾
斜して形成され、この接触部３０の第１接触面３３か
ら、続いて緩やかに傾斜した第２接触面３４が形成され
る。
【００１４】図６は解除レバー２３の接触部３０に形成
される第１および第２接触面３３，３４とロックレバー
１１の駆動片２１との関連する動作を説明するための図
である。移動体２が排出方向４に移動するとき、その駆
動片２１が第１接触面３３に接触している期間Ｗ１で
は、その移動体２の排出方向４の移動距離に対するロッ
クレバー１１の図５における反時計方向の角変位量の比
は、ライン３５で示されるように大きい値となる。これ
によって移動体２が排出方向４の排出完了位置直前で、
ロックレバー１１のロック片１４が液晶表示ユニット３
のロック凹所１５から、その移動体２の排出方向４への
わずかな移動距離で、ロック片１４とロック凹所１５と
の係止状態が解除される。したがって液晶表示ユニット
３がハウジング１から排出した直後に、そのユニット３
はばね８のばね力によって図３に示される起立状態にな
る。したがって移動体２がハウジング１から大きな距離
だけ移動されることなしに、液晶表示ユニット３を起立
状態にして表示可能な姿勢とすることができる。そのた
め車室内で移動体２および液晶表示ユニット３が邪魔に
なることが抑制される。図６の参照符Ｗ２は、駆動片２
１が解除レバー２３の接触部３０の第２接触面２９に接
触している期間を示しており、このとき移動体２の排出
方向４の移動距離に対するロックレバー１１の角変位量
は、ライン３７で示されるように僅かである。
される第１および第２接触面３３，３４とロックレバー
１１の駆動片２１との関連する動作を説明するための図
である。移動体２が排出方向４に移動するとき、その駆
動片２１が第１接触面３３に接触している期間Ｗ１で
は、その移動体２の排出方向４の移動距離に対するロッ
クレバー１１の図５における反時計方向の角変位量の比
は、ライン３５で示されるように大きい値となる。これ
によって移動体２が排出方向４の排出完了位置直前で、
ロックレバー１１のロック片１４が液晶表示ユニット３
のロック凹所１５から、その移動体２の排出方向４への
わずかな移動距離で、ロック片１４とロック凹所１５と
の係止状態が解除される。したがって液晶表示ユニット
３がハウジング１から排出した直後に、そのユニット３
はばね８のばね力によって図３に示される起立状態にな
る。したがって移動体２がハウジング１から大きな距離
だけ移動されることなしに、液晶表示ユニット３を起立
状態にして表示可能な姿勢とすることができる。そのた
め車室内で移動体２および液晶表示ユニット３が邪魔に
なることが抑制される。図６の参照符Ｗ２は、駆動片２
１が解除レバー２３の接触部３０の第２接触面２９に接
触している期間を示しており、このとき移動体２の排出
方向４の移動距離に対するロックレバー１１の角変位量
は、ライン３７で示されるように僅かである。
【００１５】こうして移動体２がハウジング１から排出
完了した状態は、図７に示されるとおりである。この状
態で、液晶表示ユニット３を使用せず、したがってその
ユニット３を図３の矢符５で示される方向に転倒する
と、ロック片１４の傾斜面１４ａ（図４参照）に液晶表
示ユニット３の側端１９が接触し、ばね１０のばね力に
抗してロックレバー１１は図８の反時計方向に仮想線３
６で示されるように角変位し、その後ロック片１４がロ
ック凹所１５に嵌り込んで係止することによって、再び
図８の実線で示される位置に駆動片２１が戻る。こうし
て液晶表示ユニット３は転倒した状態で移動体２に没入
した状態が保たれる。このようなロックレバー１１のわ
ずかな角変位時において、その駆動片３６が解除レバー
２３の接触部３０に接触しないようにするために、駆動
片２１と接触部３０との間に間隔Ｄ１（図８参照）が隔
てられる。
完了した状態は、図７に示されるとおりである。この状
態で、液晶表示ユニット３を使用せず、したがってその
ユニット３を図３の矢符５で示される方向に転倒する
と、ロック片１４の傾斜面１４ａ（図４参照）に液晶表
示ユニット３の側端１９が接触し、ばね１０のばね力に
抗してロックレバー１１は図８の反時計方向に仮想線３
６で示されるように角変位し、その後ロック片１４がロ
ック凹所１５に嵌り込んで係止することによって、再び
図８の実線で示される位置に駆動片２１が戻る。こうし
て液晶表示ユニット３は転倒した状態で移動体２に没入
した状態が保たれる。このようなロックレバー１１のわ
ずかな角変位時において、その駆動片３６が解除レバー
２３の接触部３０に接触しないようにするために、駆動
片２１と接触部３０との間に間隔Ｄ１（図８参照）が隔
てられる。
【００１６】液晶表示ユニット３を転倒して移動体２に
没入した状態で、移動体２を挿入方向６に挿入すると
き、図９に示されるように駆動片２１は解除レバー２３
の端部２９における第３接触面３７に接触し、これによ
って解除レバー２３はばね２４のばね力に抗して図９の
時計方向に角変位する。このときロックレバー１１は角
変位せず、そのロック片１４とロック凹所１５との係止
状態が保たれたままである。移動体２をさらに挿入方向
６に挿入することによって、移動体２および液晶表示ユ
ニット３を図２に示されるように挿入完了位置にまで挿
入することができる。
没入した状態で、移動体２を挿入方向６に挿入すると
き、図９に示されるように駆動片２１は解除レバー２３
の端部２９における第３接触面３７に接触し、これによ
って解除レバー２３はばね２４のばね力に抗して図９の
時計方向に角変位する。このときロックレバー１１は角
変位せず、そのロック片１４とロック凹所１５との係止
状態が保たれたままである。移動体２をさらに挿入方向
６に挿入することによって、移動体２および液晶表示ユ
ニット３を図２に示されるように挿入完了位置にまで挿
入することができる。
【００１７】液晶表示ユニット３は、上述の実施例では
起立および転倒自在に角変位する構成となっていたけれ
ども、本発明の他の実施例として、移動体２から移動方
向４，６にたとえば垂直方向に出没可能に設けられてい
てもよい。
起立および転倒自在に角変位する構成となっていたけれ
ども、本発明の他の実施例として、移動体２から移動方
向４，６にたとえば垂直方向に出没可能に設けられてい
てもよい。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動体を
ハウジングから排出するとき、ロックレバーが解除レバ
ーに接触して角変位し、ロックレバーによる表示ユニッ
トとの係止状態が解除されるので、その移動体の排出時
に、表示ユニットは自動的に移動体から突出した状態と
なり、またハウジング内に移動体を挿入するとき、表示
ユニットを移動体に没入した状態でロックレバーによる
係止状態を達成し、この状態で移動体をハウジングに挿
入することによって、その移動体および表示ユニットを
ハウジングに収納することができる。こうして表示ユニ
ットを使用しないときには、移動体に収納しておき、表
示ユニットの使用時に、ハウジングから移動体とともに
排出して使用することができ、その表示ユニットの不使
用時に表示ユニットおよび移動体が邪魔になるというこ
とはない。すなわち本発明によれば、移動体の排出に伴
い自動的に表示ユニットのロックが解除されるので、煩
わしい操作を必要としない。また移動体の移動と表示ユ
ニットのロック解除が連動して行われるので、正確な動
作を自動的に行うことが可能となる。
ハウジングから排出するとき、ロックレバーが解除レバ
ーに接触して角変位し、ロックレバーによる表示ユニッ
トとの係止状態が解除されるので、その移動体の排出時
に、表示ユニットは自動的に移動体から突出した状態と
なり、またハウジング内に移動体を挿入するとき、表示
ユニットを移動体に没入した状態でロックレバーによる
係止状態を達成し、この状態で移動体をハウジングに挿
入することによって、その移動体および表示ユニットを
ハウジングに収納することができる。こうして表示ユニ
ットを使用しないときには、移動体に収納しておき、表
示ユニットの使用時に、ハウジングから移動体とともに
排出して使用することができ、その表示ユニットの不使
用時に表示ユニットおよび移動体が邪魔になるというこ
とはない。すなわち本発明によれば、移動体の排出に伴
い自動的に表示ユニットのロックが解除されるので、煩
わしい操作を必要としない。また移動体の移動と表示ユ
ニットのロック解除が連動して行われるので、正確な動
作を自動的に行うことが可能となる。
【００１９】
【図１】本発明の一実施例の移動体２が収納完了位置に
あるときの簡略化した一部の水平断面図である。
あるときの簡略化した一部の水平断面図である。
【図２】移動体２がハウジング１に収納された状態を示
す簡略化した斜視図である。
す簡略化した斜視図である。
【図３】ハウジング１から移動体２を排出し、液晶表示
ユニット３を起立状態として使用可能な姿勢としたとき
の状態を示す簡略化した斜視図である。
ユニット３を起立状態として使用可能な姿勢としたとき
の状態を示す簡略化した斜視図である。
【図４】図１における簡略化した縦断面図である。
【図５】移動体２を排出方向４に移動するときの途中の
状態を示す簡略化した平面図である。
状態を示す簡略化した平面図である。
【図６】解除レバー２３の接触部３０に接触するロック
レバー１１の駆動片２１の状態を示すグラフである。
レバー１１の駆動片２１の状態を示すグラフである。
【図７】移動体２が排出完了位置にあるときの状態を示
す簡略化した一部の平面図である。
す簡略化した一部の平面図である。
【図８】移動体２が排出完了時の状態にあるとき、液晶
表示ユニット３を転倒させて移動体２に没入するときに
おけるロックレバー１１の動作を説明するための平面図
である。
表示ユニット３を転倒させて移動体２に没入するときに
おけるロックレバー１１の動作を説明するための平面図
である。
【図９】移動体２をハウジング１に挿入するときの動作
を説明するための平面図である。
を説明するための平面図である。
【符号の説明】 １ ハウジング ２ 移動体 ３ 液晶表示ユニット ４ 排出方向 ６ 挿入方向 ７ 軸 ８ ばね １０ ばね １１ ロックレバー １２ ピン １８，２８ ストッパ ２２ ピン ２３ 解除レバー ２４ ばね ３０ 接触部 ３３ 第１接触面 ３４ 第２接触面 ３７ 第３接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−301794（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−139835（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−81960（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−123557（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−88580（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジングと、 ハウジングに挿入／排出可能に移動する移動体と、 移動体に出没可能に装着される表示ユニットと、 表示ユニットを移動体から突出方向にばね力を与えるば
ねと、 移動体に、その移動方向に垂直な軸線まわりに角変位可
能に設けられ、表示ユニットが移動体に没入している状
態で、一端部が表示ユニットに係止してロック可能であ
るロックレバーと、 ハウジングに、移動体の移動方向に垂直な軸線まわりに
角変位可能にまたは角変位範囲を制限されて設けられ、
移動体の移動途中でロックレバーの他端部に接触し、移
動体のハウジングへの挿入時に角変位し、これによって
ロックレバーの角変位を防止してロックレバーによる係
止状態を保ち、移動体のハウジングからの排出時に角変
位範囲を制限され、これによってロックレバーを角変位
させてロックレバーによる係止状態を解除する解除レバ
ーとを含むことを特徴とする電子機器の挿排装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23493892A JP3191429B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電子機器の挿排装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23493892A JP3191429B2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電子機器の挿排装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680054A JPH0680054A (ja) | 1994-03-22 |
| JP3191429B2 true JP3191429B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=16978628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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