JP3191206B2 - ごみ集荷容器 - Google Patents

ごみ集荷容器

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JP3191206B2
JP3191206B2 JP12693297A JP12693297A JP3191206B2 JP 3191206 B2 JP3191206 B2 JP 3191206B2 JP 12693297 A JP12693297 A JP 12693297A JP 12693297 A JP12693297 A JP 12693297A JP 3191206 B2 JP3191206 B2 JP 3191206B2
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敦 田村
隆 小浜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、あらかじめ定め
られた場所に設置して家庭や商店、その他から排出るご
みを収容したごみ袋を収集車によって回収されるまでの
間、一時的に収容しておくためのごみ集荷容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】集積場においてごみ袋を一定の間集荷し
ておくためのごみ容器としては、大型であって重量もあ
り、強固な構造のものが多く、かゝるごみ容器の多く
は、前面を開口して扉を設け、該扉を開閉してごみ袋を
収容し、取り出していた。しかしながら、前面開口タイ
プのごみ容器は、収容したごみ袋の取り出しは容易であ
る反面、前面が開口しているためにごみ袋を積層した場
合、ごみ袋の山が崩れ易く、多くのごみ袋が収容できな
いという欠点があった。
【0003】そこで、前面開口タイプのごみ容器の欠点
を解消するため、たとえば、実公平8−9044号公報
や特開平8−58902号公報に開示されているよう
に、上部の前面側に円弧状の蓋を回動自在に軸支し、こ
の蓋の開閉でごみを容器内に投入する上部開口タイプの
ごみ容器が開発され、実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのごみ容器は、
いずれのタイプもその四側面を強固に固定した頑丈な構
造のものであって、上部開口タイプのごみ容器は、ごみ
の出し入れが上部に限られているため、投入はきわめて
容易であるが、収集車に回収するための作業がきわめて
困難で、大型となるほど容器が深くなるので、投入され
たごみ袋の回収が確実でなくなるおそれがあると共に、
内部の清掃が困難であるので異臭が発生しなすいなど公
衆衛生上問題がある。
【0005】一方、ごみ類は住宅地と繁華街では排出さ
れる量に相当の差があり、住宅地においても集積場所に
よっては集積される量に差異があるため、集積されるご
みの量にあったごみ容器を設置することが環境美化に繋
がるが、現状はいずれの集積場でもごみ容器の大きさは
一定であるため、大量のごみ袋が集積される場所におい
ては、ごみ容器の周囲にごみ袋が散乱し、環境美化の点
で問題がある。
【0006】また、集積場に集まるごみ量に応じて異な
った大きさのごみ容器を準備することは、ごみ容器の品
揃えが多くなって経済的でなく、この種のごみ容器は、
本体を頑丈にするために、金属や厚手のプラスチックで
作られており、過大な重量のものが多い。
【0007】この発明はかゝる現状に鑑み、ごみ袋の投
入とごみ収集車による収集作業が容易で、しかもごみ容
器自体が軽量かつ強固で、ごみ容器を構成する部品の一
部を変更することによって大きさも自由に変更すること
が可能なごみ集荷容器を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載の発明は、上面が平滑な
矩形状の底板と、該底板の両側縁にそれぞれ鉛直に設け
られる上部が半円弧状の左右一対の側面板と、該両側面
板間の下部後縁側に設けられる背面板及び下部前縁側に
設けられる扉板と、前記背面板の上縁と前記両側面板の
円弧状の頂部間に形成される開口部を閉止する蓋体と、
前記扉板の上縁と前記両側面板の円弧状の頂部間に形成
される開口部を開閉するための回転扉とによってごみ集
荷容器を構成するに際し、 前記背面板及び扉板を、それ
ぞれ別個に製作した間口の異なる複数の背面板及び扉板
の組み合わせで構成し、少なくとも前記両側面板間を、
所要の長さを有するパイプ部材の各開口端部内にボルト
を固定した複数の通しボルトとナットによって一体的に
連結することによって、容量を自由に変更可能としたこ
を特徴とするごみ集荷容器である。
【0009】この発明の請求項2に記載の発明は、前記
のごみ集荷容器において、左右の側面板間に形成される
後縁側の開口部を複数の背面板で閉塞し、前縁側の開口
部に複数の扉板を観音開きとなるよう設けたものであ
る。
【0010】この発明の請求項3に記載の発明は、前記
のごみ集荷容器において、 前記回転扉を、上縁部の外周
部に、長手方向に沿って前記蓋体に形成されたストッパ
ーと係合する係合凸部を有し、閉止状態において雨水が
ごみ集荷容器内に浸入することを防止したことを特徴と
するものである。
【0011】この発明の請求項4に記載の発明は、前記
のごみ集荷容器において、前記底板、側面板、背面板、
扉板、蓋体及び回転扉を、いずれも硬質プラスチックの
ブロー成形で得た中空体で構成したことを特徴とするも
のである。
【0012】
【発明の実施の態様】この発明のごみ集荷容器におい
て、ごみ集荷容器を構成する底板、左右一対の側面板、
背面板、蓋体、扉板及び回転扉は、いずれも硬質プラス
チックのブロー成形で得た内部が中空の二重壁からなる
板部材によって構成することによって、容器全体の軽量
化と剛性の向上を図ったのもで、その際、各部材の所要
の部位に任意の形状のリブを一体的に形成することによ
ってより一層部材の強度を向上させることができる。
【0013】前記底板は上面を平滑にした矩形状のもの
で、下面の各コーナー部にストッパー付きのキャスタを
装着するための取付部を有すると共に、左右の側面板を
一体的に連結固定するための通しボルトを挿通させるた
めの挿通部が一体的に形成されたもので、下面のその他
の部位と側面部には必要に応じて凹溝からなる補強用の
リブが一体的に形成される。
【0014】前記の左右一対の側面板は、底板に設けた
とき対峙する上部を円弧状に形成したもので、該側面板
の前後に背面板や扉板を取付けたとき、当該背面板や扉
板の厚みが外側に突出しないよう、前記円弧状の両端に
連なる縁部にそれぞれ凹状部を一体的に形成して背面
板、扉板の取付部とすることが好ましく、下端部及び円
弧状部の下方の左右にはそれぞれ通しボルトを挿通する
ための挿通部が形成されている。
【0015】前記左右の側面板における後縁側の下部
(円弧状部の下方の鉛直部)間は、幅の異なる複数の背
面板によって閉塞されるもので、各背面板の隣接する部
位にはそれぞれ一体的に連結させるための取付部が形成
されると共に、各背面板の他方側の上下には、前記側面
板に装着するためのピン状の取付部が一体的に設けられ
ている。
【0016】また、左右の側面板における前縁側の下部
間は、幅の異なる複数の扉板によって閉塞されるもの
で、隣接する部位にそれぞれ一体的に連結させるための
取付部が形成されると共に、各扉板の他方側の上下には
前記側面板に装着するためのピン状の取付部が一体的に
設けられている。
【0017】なお、この扉板は、観音開きとなるようそ
れぞれ前記側面板に装着されるもので、不使用時に扉板
が自由に開けることができないように鍵を装着すること
ができるように形成しておくことが好ましい。
【0018】前記背面板の上縁と、前記側面板の円弧状
の頂部間をカバーする蓋体は、下縁側の厚みを上縁側よ
り肉薄にして係合段部を形成しておくことによって、後
述する回転扉の後縁部を掛止させ、開いた回転扉をその
状態に確実に保持させることができるようにしておくこ
とが好ましい。
【0019】前記の回転扉は、前記各側面板の円弧状部
の内側に設けられる扇状のブラケットを介して側面板間
に回動自在に装着されるもので、後縁側に沿って前記蓋
体の係合段部と当接する凸縁を形成することによって回
転扉を開けた場合、手で抑えるなどをすることなく開状
態を保持させることができ、前縁側の中央部に鍵の取付
部を形成しておくことによって、回転扉の開閉を規制す
ることができるので好ましい。
【0020】かゝる構成部材からなるごみ集荷容器は、
最小限度のボルトとナット、さらにはワッシャなどを使
用して立体的に組み立てるものであるが、容器自体の強
度をより向上させるために、この発明においては前記両
側面板間を通しボルトで一体的に連結するものである。
【0021】この通しボルトは、所要の長さを有するパ
イプ部材の左右の開口端部内に、ボルトをカシメ又は溶
接手段によって固定したもので、左右の側面板間に挿通
し、一方側のボルトにナットを締め付けた状態で固定
し、他方側のボルトにナットを締め込むことによって、
簡単かつ容易に側面板同士を連結固定することができる
ので、組み立て作業の能率を大幅に向上させることがで
きる。
【0022】なお、この発明のごみ集荷容器は、背面板
及び扉板を複数、基本的には幅の異なる2枚の背面板と
扉板、たとえば、別個に作製された、容量が300リッ
トルのごみ集荷容器と、500リットルのごみ集荷容器
の背面板と扉板の金型を利用し、該金型の一部を入子で
変更することにより各背面板及び扉板の隣接する部位を
相互に重なり合うように形成し、容量800リットルの
ごみ集荷容器を構成するものである。
【0023】その際、各容量のごみ集荷容器における、
左右の側面板を各容量とも共通化しておくことによっ
て、共用する部品と、ジョイント部(接合部)など部品
の一部を、金型を入子構造にし、交換することによって
部分的に異なる形状の共通部品とで大きさ(容量)の異
なるごみ集荷容器を安価に製造することができる。
【0024】
【作用】この発明のごみ集荷容器は、容器本体の上部前
半分と前方に扉が形成されているので、ごみ袋の投入を
上部から行い、取り出しに際しては前方側の観音式の扉
を使用することによって円滑に容器内に収容したごみ袋
を取り出すことができ、開口面積を大きくしているの
で、内部の清掃が容易で、臭気や細菌の発生を最小限に
抑えることができ、容器本体を構成する主要な部材を、
硬質プラスチックのブロー成形で得た内部が中空の二重
壁からなる板体を用いると共に、通しボルトを用いて両
側面板間を連結して一体化させているので、軽量化と共
に、優れた剛性が達成されて堅牢で使い勝手がよい。
【0025】なお、この発明のごみ集荷容器は、容器本
体を構成する部材の一部の寸法を共通にし、異なった容
量のごみ容器を自在に形成することができるので、ごみ
の集積場所によってごみの排出量が変動する地区にそれ
ぞれの容量のごみ容器を用いて対処することができるも
のである。
【0027】
【実施例】以下、この発明のごみ集荷容器の実施例を、
添付の図面を引用して説明する。この発明のごみ集荷容
器1は、図3に示すように上部を半円弧状とした全体が
カマボコ状をなす容器本体2の半円弧状の前半分側に形
成される空間部を開閉することができるよう回動自在に
装着される回転扉7と、該回転扉7の下方に観音開きに
装着される2枚の扉板8a,8bを有し、この扉板8
a,8bとによって間口を広く開放することができるよ
うに構成したものである。
【0028】より具体的には、このごみ集荷容器1を構
成する容器本体2は、間口約1500mm×奥行き約7
50mmの矩形状の底板3と、該底板3の対向する短辺
に鉛直に設けられる上部を半円弧状に形成した左右一対
の側面板4a,4bと、該側面板4a,4bの後縁側の
下部、すなわち、前記上部の円弧状部に連続する鉛直部
間に形成される開口部を閉塞する幅が異なる2枚の背面
板5a,5bと、同じく前記側面板4a,4bの前縁側
の下部の鉛直部間に形成される開口部間に観音開きに装
着される幅が異なる2枚の扉板8a,8bと、前記背面
板5a,5bの上縁と前記側面板4a,4bの半円弧状
部の頂部間に形成される開口部を閉塞する断面が1/4
円弧状の蓋体6と、前記扉板8a,8bの上縁と前記側
面板4a,4bの半円弧状部の頂部間に形成される開口
部を開閉自在とする断面が1/4円弧状の回転扉7とか
ら構成している。
【0029】これら底板3、左右一対の側面板4a,4
b、幅の異なる2枚の背面板5a,5b、蓋体6、2枚
の幅の異なる扉板8a,8b及び回転扉7は、いずれも
硬質プラスチックのブロー成形で得られた二重壁によっ
て内部が中空の板部材で構成したもので、これら板部材
の要所には強度を保持するための凹溝又は凸条からなる
リブを適宜形成している。
【0030】矩形状の底板3の下面各コーナー部には、
ストッパー付きのキャスタ9がそれぞれ装着され、容器
本体2を可動自在としていると共に、左右の側面部に
は、通しボルト10,10を挿通するための挿通孔が設
けられている。
【0031】なお、通しボルトを挿通するに際し、通し
ボルトの先端の振れを防止して、一方端から他方端側に
通しボルトを容易にするため、底板の左右の側面部に形
成する前記挿通孔間を結ぶ底面上に、例えば、断面が逆
U字形状をなす通しボルト保持部を形成することが好ま
しい。
【0032】左右一対の側面板4a(4b)は、図4で
明らかなように、幅約750mm×高さ約1030mm
で、下縁から高さ約660mm以上の上方の部分を
半円弧状に形成すると共に、左右の鉛直部にそれぞれ後
述する背面板、扉板を受け入れるための切欠部が形成さ
れ、所要の部位には通しボルト10を挿通するための挿
通孔を設けたもので、各側面板の内側の下方には、前記
底板3及び後述の扉板及び背面板と係合する係合凸部4
´が形成され、両側面には、後述の扉板8a,8b及び
背面板5a,5bを嵌着するためのコ字状の切欠部が形
成されている。
【0033】この側面板4a,4bは、前記底板3の左
右の縁部に沿って鉛直に保持した状態で、側面板4a,
4b間を通しボルト10,10・・・・で連結すること
によって一体化させている。
【0034】底板3の左右の縁部に沿って鉛直に設けら
れる左右一対の側面板4a,4bの前後は、それぞれ開
口されているので、底板3の前縁側の開口部を、2枚の
幅の異なる扉板8a,8bで開閉するよう構成してい
る。
【0035】この扉板8a,8bの高さは、前記側面板
4a,4bの鉛直部の長さとほど同じであって、各扉板
8a,8bの隣接する部位には、図6で明らかなように
厚みが半分の接合部8a1,8b1が、それぞれ左右対
称に形成され互いに重なり合うことによって平面を均一
としている。
【0036】この扉板8a,8bの他方端の上部と下部
には、それぞれ切欠部を形成し、該切欠部にピンを一体
的に設けたもので、このピンを、前記側面板4a,4b
の一方の側面におけるコ字状の切欠部の、上方及び下方
に形成された孔(図示せず)からなる係合部に枢着する
ことによって、各扉板8a,8bを左右に観音開きでき
るよう取付けている。
【0037】前記底板3の後縁側の開口部は、前記の扉
板と同様に2枚の幅の異なる背面板5a,5bで閉塞す
るものであるが、この背面板5a(5b)は高さが前記
側面板4a,4bの鉛直部の長さとほど同じであって、
各背面板の隣接する部位には、前記扉板と同様に厚みが
半分の接合部が、それぞれ左右対称に形成され互いに重
なり合うことによって平面を均一としている。
【0038】また、各背面板の他方端の上部と下部に
は、図7に示すようにそれぞれ切欠部5´,5´を形成
し、各切欠部5´にピンpを鉛直方向に一体的に突設し
たもので、このピンpを前記側面板4a,4bにおける
他方のコ字状切欠部の上方及び下方に形成された孔(図
示せず)からなる係合部に係合することによって、各背
面板5a,5bを左右の側面板4a,4bに一体的に取
付けたもので、この背面板と前記扉板は基本的には同一
の構造を有している。
【0038】前記背面板5a,5bの上縁部と、前記側
面板4a,4bの半円弧状部の頂部間に形成された開口
部は、断面が1/4円弧状の蓋体6で閉塞する。
【0039】この蓋体6は図8から明らかなように、上
端部側には通しボルトを挿通するための挿通孔6aを、
下端部の内側にストッパー部6bをそれぞれ形成し、か
つ下端部の先端縁に沿って張出縁6cを形成し、該張出
縁6cで背面板の上縁部を覆って雨水などが内部に浸入
しないようにしている。
【0040】前記扉板8a,8bの上縁部と、前記側面
板4a,4bの半円弧状部の頂部間に形成された開口部
には、前記蓋体6と同様の断面が1/4円弧状の回転扉
7を回動自在に装着する。
【0041】この回転扉7は図9で明らかなように、上
縁部の外周部に長手方向に沿って、前記蓋体6のストッ
パー6bと係合する係合凸部7aを有し、回転扉7を閉
めた状態で回転扉7と蓋体6との隙間から、雨水が容器
本体2内に浸入することを防止している。
【0042】また、この係合凸部7aは回転扉7を全開
したとき、該係合凸部7aを蓋体6に設けた前記ストッ
パー部6bに当接させることによって、ストッパー部6
bの高さ分だけ蓋体6の上縁部と、回転扉7の張出縁7
bとの間に隙間を形成させ、指詰めを防止している。
【0043】また、前記張出縁7bは、扉板8a,8b
の上縁部を覆って雨水などが内部に浸入しないようにす
ると共に、回転扉7を開放しないかぎり扉板8a,8b
を開閉することができないという作用を有している。
【0044】なお、前記扉板8a,8bの各中央上縁に
は、かゝる回転扉7の開放のための手掛りとなる凹部1
1,11が形成されていると共に、扉板8a,8bを相
互に閉止して固定する鍵の取付部12を設けると共に、
回転扉7と扉板8a,8bとを閉止固定するための鍵の
取付部13がそれぞれ設けられている。
【0045】上記の構造からなるごみ集荷容器1は、回
転扉7を回動させて容器本体2の前面上部を開放し、こ
の開放部分からごみを入れたごみ袋を容易に投入するこ
とができ、回転扉7を開けたのち、左右の扉板8a,8
bを開き、前面の間口を開放状態にして内部に集荷され
たごみ袋を排出するものである。
【0046】かゝる前面部が左右に観音開きすることの
できる扉板8a,8bを有する大型のごみ集荷容器1
は、たとえば、容量の異なる2つのごみ集荷容器の背面
板と扉板の金型の一部を修正することによって構成する
ことができる。
【0047】すなわち、図2に示すように、ごみ集荷容
器21は容量が500リットルのもので、上面が平滑な
底板22と、該底板22の左右の縁部に沿って設けられ
る上部を半円弧状に形成した左右一対の側面板23,2
4と、該側面板23,24の後縁側の鉛直部間に取付け
られる背面板25と、該背面板25の上縁と前記側面板
23,24の半円弧状の頂部間を閉塞する蓋体26と、
前記側面板23,24の前縁側の鉛直部間に片開き可能
に装着される扉板27と、該扉板27の上縁と前記側面
板23,24の半円弧状の頂部間に形成される開口部を
開閉するための回転扉28とで構成し、前記左右の側面
板23,24間は通しボルト29で一体的に連結したも
ので、基本的な構成は前記の容量が800リットルのご
み集荷容器1と同一のものである。
【0048】一方、図1に示すごみ集荷容器31は容量
が300リットルのもので、基本的な構成は、前記の容
量が800リットル、500リットルのごみ集荷容器1
と同一で、図中32は上面が平滑な底板、33,34は
底板32の左右の縁部に沿って設けられる上部を半円弧
状に形成した左右一対の側面板、35は前記側面板3
3,34の後縁側の鉛直部間に取付けられる背面板、3
6は前記背面板35の上縁と前記側面板33,34の半
円弧状の頂部間を閉塞する蓋体、37は前記側面板3
3,34の前縁側の鉛直部間に片開き可能に装着される
扉板、38は前記扉板37の上縁と前記側面板33,3
4の半円弧状の頂部間に形成される開口部を開閉するた
めの回転扉、39は通しボルトである。
【0049】しかして、これら容量の異なる大中小のご
み集荷容器は、左右一対の側面板を同一寸法形状として
共通化し、底板や蓋体、回転扉、背面板、扉板及び通し
ボルトは構成しようとするごみ集荷容器の大きさに合わ
せて調製し、中と小のごみ集荷容器の背面板と扉板の金
型の一部をそれぞれ入子で修正することによって、大き
ごみ集荷容器の複数の背面板と扉板に転用することが
できる。
【0050】
【発明の効果】この発明のごみ集荷容器は、全体がカマ
ボコ状をなす容器本体上部の半円弧状部の前面側に回転
扉を、また下部の前面に単数又は複数の扉板を設けてご
み袋を上部の回転扉側から投入し、下部の扉板を観音開
きして取り出すように構成したので、ごみ収集車による
ごみの回収を効率的に行うことができると共に、多くの
ごみを集荷することができ、容器本体内の清掃作業が簡
単に行えるのでごみによる臭気の発生を最小限に抑えら
れ、集積場の環境美化を保持できる。
【0051】特に、この発明のごみ集荷容器は、容器本
体の構成に際し、底板の左右の縁部に沿って鉛直に設け
る左右一対の側面板間を通しボルトで一体的に連結固定
する方式を採用しているので、容器本体の強度を大幅に
向上させることができ、容器本体を構成する各部材を硬
質プラスチックのブロー成形で得た内部が中空の二重壁
からなる板部材を使用することによって、軽量化と共
に、より優れた強度のある堅牢で使い勝手のよいごみ集
荷容器とすることができる。
【0052】また、この発明のごみ集荷容器は、容量の
異なる数種類の同一タイプのごみ集荷容器を作製するに
際し、左右一対の側面板を共通化し、容量の異なる容器
本体の背面板及び扉板の金型を入子構造とすることによ
って、簡単かつ容易に連結し、より容量の大きな容器本
体を構成できる点にメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】量が小程度のごみ集荷容器の実施例を示す概
略説明図である。
【図2】容量が中程度のごみ集荷容器の一例を示す概略
説明図である。
【図3】この発明のごみ集荷容器の一例を示す概略説明
図である。
【図4】図3に示すごみ集荷容器の一部を切り欠いた側
面図である。
【図5】同じく一部を切り欠いた正面の概略図である。
【図6】図5に示す扉板の要部の断面図である。
【図7】図5の容器本体における背面板の側面図であ
る。
【図8】図5の容器本体における蓋体の側面図である。
【図9】図5の容器本体における回転扉の一部を切り欠
いた側面図である。
【符号の説明】
1 ごみ集荷容器 2 容器本体 3 底板 4a,4b 左右の側面板 5a,5b 背面板 6 蓋体 7 回転扉 8a,8b 扉板 9 キャスタ 10 通しボルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−58902(JP,A) 特開 平5−213405(JP,A) 実開 昭62−122387(JP,U) 実開 昭61−147726(JP,U) 実開 昭51−133173(JP,U) 実開 昭60−129331(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 1/00 B65D 6/24 B65F 1/14 B65F 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が平滑な矩形状の底板と、 該底板の両側縁にそれぞれ鉛直に設けられる上部が半円
    弧状の左右一対の側面板と、 該両側面板間の下部後縁側に設けられる背面板及び下部
    前縁側に設けられる扉板と、 前記背面板の上縁と前記両側面板の円弧状の頂部間に形
    成される開口部を閉止する蓋体と、 前記扉板の上縁と前記両側面板の円弧状の頂部間に形成
    される開口部を開閉するための回転扉とによってごみ集
    荷容器を構成するに際し、 前記背面板及び扉板を、それぞれ別個に製作した間口の
    異なる複数の背面板及び扉板の組み合わせで構成し、 少なくとも前記両側面板間を、所要の長さを有するパイ
    プ部材の各開口端部内にボルトを固定した複数の通しボ
    ルトとナットによって一体的に連結することによって、
    容量を自由に変更可能としたこと を特徴とするごみ集荷
    容器。
  2. 【請求項2】 前記扉板は、 観音開き式に設けられることを特徴とする請求項1に記
    載の ごみ集荷容器。
  3. 【請求項3】 前記回転扉は、 上縁部の外周部に、長手方向に沿って前記蓋体に形成さ
    れたストッパーと係合する係合凸部を有し、閉止状態に
    おいて雨水がごみ集荷容器内に浸入することを防止した
    ことを特徴とする請求項1に記載のごみ集荷容器。
  4. 【請求項4】 前記底板、側面板、背面板、扉板、蓋体
    及び回転扉は、 いずれも硬質プラスチックのブロー成形で得た中空体か
    らなるものであることを特徴とする請求項1又は2記載
    のごみ集荷容器。
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