JP3069839B2 - ゴミ用コンテナ - Google Patents

ゴミ用コンテナ

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JP3069839B2
JP3069839B2 JP8246233A JP24623396A JP3069839B2 JP 3069839 B2 JP3069839 B2 JP 3069839B2 JP 8246233 A JP8246233 A JP 8246233A JP 24623396 A JP24623396 A JP 24623396A JP 3069839 B2 JP3069839 B2 JP 3069839B2
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隆 小浜
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Subaru Corp
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Aron Kasei Co Ltd
Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴミ回収の効率
アップと作業の安全性のために、ゴミ収集車の後部投入
口に設けられた傾倒装置と連動し、コンテナ本体を傾倒
させることによって収容したゴミを収集車の投入口に自
動的に投入させることのできるゴミ用コンテナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ゴミ収集車の後部投入口に具備させた傾
倒装置で傾倒させて、ゴミ収集車の投入口に収容したゴ
ミを自動的に投入するためのゴミ用コンテナとしては、
たとえば、特公平6−13362号公報、特開平5−2
13402号公報及び特開平7−117805号公報な
どが提案されている。
【0003】これらのゴミ用コンテナの多くは、成形の
容易性、軽量化による取り扱い易さおよび経済性などの
観点からゴミ収集車にキャッチされるためのコンテナバ
ーや頻繁に回動させる蓋体を取り付けたヒンジパイプ、
さらにはキャスターなどの要所に金属材を用いる以外
は、高密度ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレンや
FRPなどのプラスチックで作られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゴミを大量に収容する
ことのできるゴミ用コンテナ(以下、単に「コンテナ」
という。)をかゝるプラスチックで作ることは、コンテ
ナの軽量化を促進し、ゴミ収集車に搭載する傾倒装置の
機構を小型化し簡易化させることができるが、反面コン
テナには充分な強度を保持できない部分が多々存在する
一方、コンテナは路面の状況などによって定まった取り
扱いがなされるとは限らず、種々な使用状況下でゴミを
遍く収集処理するためには、未だ改良すべき多くの部分
が残されている。
【0005】たとえば、コンテナの開口部を開閉するた
めの蓋体は、比較的頻繁に開閉されると共に、開放状態
においては背面板に沿って垂下した状態となるため、そ
の取付部が損傷し易く、ゴミ収集車の傾倒装置と係合
し、コンテナを傾倒させるためのコンテナバーには、作
動時に大きな荷重が作用するため損傷し易いという問題
がある。
【0006】さらに、コンテナは、基本的にはゴミ収集
車と同じレベルの路面で収集されるように設計されてい
るため、歩道とそれより1段低い車道とに分かれた道路
においては、歩道からコンテナを一旦車道に降ろして駐
車している収集車に搬送する事態がしばしば発生し、
に、コンテナには、通常、底部に溜まった汚水を排出し
たり、内部の掃除のための排水口を底板の中央に突設さ
せているため、コンテナを車道に降ろす際にこの排水口
が高低差のある歩道と車道の段部で擦られて損傷する事
故が起きている。
【0007】また、複数のコンテナを数珠繋ぎに牽引し
て一度に搬送したいときがあるが、各コンテナに設けた
キャスターが自在キャスターであるため、すべてのコン
テナを定まった方向に進行させることができず、止むな
く個々に搬送せねばならないという使い勝手のよくない
面も表面化している。
【0008】この発明はかゝる現状に鑑み、コンテナの
移動に際して特に損傷し易い底面に配設する排水口をい
ずれか一方の側面側に配置されるキャスター側に近接し
て設けることによって損傷の危険性を回避し、コンテナ
自体の強度を大幅に向上させて多少の手荒な取り扱いや
過酷な条件下での使用にも充分に耐えることができるプ
ラスチック製のゴミ用コンテナを提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1に記載の発明は、キャスター
により移動可能なコンテナ本体と、該コンテナ本体の上
部開口部を開閉するための蓋体とで構成されるゴミ用コ
ンテナにおいて、前記コンテナ本体の底板を長手方向に
おける一方の側板から他方の側板に向けて傾斜させ、最
大傾斜側の底板部に排水口を設けて排水口とコンテナ本
体を移動させるためのキャスターとを近接させる一方、
前記コンテナ本体の前面板に所要の間隔を存してゴミ収
集車に設けた傾倒装置のキャッチ部材を受け入れるため
の一対の凹状の係合部を縦方向に形成し、少なくとも各
凹状の係合部の外側にパイプ部材固定用の一対の保持片
を突設した取付板を配設し、両取付板の保持片間にパイ
プ部材を溶着して前記凹状の係合部間を跨設するコンテ
ナバーとし、前記取付板と対応する前面板の内面にパッ
キンを介して裏板を当接し、裏板側からボルトを取付板
に貫通させて設け、前面板の表面で袋ナットをボルトに
係合させて水密に取り付けたことを特徴とするゴミ用コ
ンテナである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のゴミ用コンテナは、コ
ンテナ本体と該コンテナ本体の上部開口部を開閉する
ための蓋体から構成されるもので、基本的にはコンテナ
本体および蓋体とも高密度ポリエチレン、ナイロン、ポ
リプロピレンもしくはFRPなどのプラスチックを使用
して回転成形によって得るものである。
【0011】前記コンテナ本体は、底板と該底板の周縁
に一体的に形成される前面板、背面板及び左右の側面板
から構成され、前面板にはゴミ収集車に配備された傾倒
装置の一対のフック状のキャッチを受け入れるための凹
の係合部が所定の間隔を存して形成されると共に、背
面板及び左右の側面板にも補強用の凹状部が適宜形成す
ることが好ましい。
【0012】また、コンテナ本体の上部開口部には、開
口縁部を外側に逆U字状に折り曲げて張出部を一体的に
形成することによって、よりコンテナ本体の強度を向上
させることができると共に、背面板側の張出部をヒンジ
装着部とすることによって蓋体をより容易にコンテナ本
体に回動自在に装着することができる。
【0013】このコンテナ本体の底面は、一方側から他
方側に緩やかに傾斜させ、最大傾斜部に排水口を設ける
ことによって、排水口を後述の一方側のキャスターに近
接させて設けたものでかゝる構成を採用することによ
って、段差のある路面又は床面をコンテナ本体を移動さ
せる場合、キャスターによって排水口が段差と衝突する
ことを防ぐことができる。
【0014】この排水口とキャスターとの距離や突出す
る高さには特に制限はないが、排水操作に支障がない限
り、一方のキャスターにできるだけ接近させ、また、少
ない突出によって構成することが望ましい。
【0015】なお、底面の中央部には円状の膨出部を
内側に向けて形成すると共に、該円状の膨出部に連通さ
放射状に凸条部を設けることによって、底板の強度
をより向上させることができると共に、汚水を排水口に
円滑に流すことができる。
【0016】コンテナ本体の前面部に設けられるコンテ
ナバーは、パイプ部材の中央部及び左右の端部を、取付
板の前面に上下方向にパイプの径とほぼ同一の長さを保
持して配設固定した一対の保持片で保持し、かつ、保持
片とパイプ部材とを溶着固定して形成したものである。
【0017】かゝるコンテナバーは、前記取付板をコン
テナ本体の前面板に形成した凹状の係合部の近傍に当接
し、凹状の係合部間にコンテナバーを跨設させると共
に、該取付板と対応する前面板の内面にパッキンを介し
て裏板を当接し、裏板側からボルトを取付板に貫通させ
て設け、前面板の表面に袋ナットをボルトに係合させて
水密に取り付けるものである。
【0018】なお、コンテナバーが前面板より突出しす
ぎると、コンテナ本体を隣接して並べる場合に支障が生
ずると共に、コンテナバーが他の物などに触れて損傷さ
せるおそれがあるので、前面板に形成する凹状の係合
の近傍に浅い深さの取付板固定用の凹状の係合部を形成
し、該凹状の係合部に取付板を固定することによってコ
ンテナバーが前面板からの突出度をコントロールするこ
とが望ましい。
【0019】また、このコンテナ本体の底面の左右に
は、コンテナを移動可能にするためのキャスターを装着
するためのインサート金具固着したもので、このイン
サート金具は内周面にねじ孔を形成した筒状のもので
るが、円筒状のものより角筒状のものがより好ましく、
そのねじ部が、底板の外部に開口するようコンテナ本体
にインサート成形で埋め込まれている。
【0020】のコンテナ本体の底面には、キャスター
が装着されるものであるが、キャスターは、両側縁部に
沿って下向きのフランジを一体的に形成した所要の幅と
長さとを有する矩形状の台座の両端部の裏面に、それぞ
れ車輪を回動自在に設けたもので、左右で一対を構成し
ている。
【0021】コンテナ本体へのキャスターの取り付け
は、前記のねじ孔に前記台板側からボルトを挿通し、該
ボルトをねじ孔に螺合させることによってコンテナ本体
の底面に固定するもので、かく構成することによってキ
ャスターの取付部を通じてコンテナ本体内の汚水などの
漏洩することを防止できる。
【0022】なお、前記コンテナ本体の底面に設ける一
対のキャスターは、いずれか一方側のキャスターを車輪
の旋回をロックする機構が付設された自動旋回固定キャ
スターとし、該自動旋回固定キャスターを排水口側のコ
ンテナ本体の底面に設けることによって、コンテナ本体
を可動させる場合、自動旋回固定キャスター側を後方と
することによって、進行方向を容易に確定させ、一人で
もコンテナ本体を簡単に移動させることができる。
【0023】一方の蓋体は、断面を緩やかな円弧状と
し、前縁部にフランジを一体的に突出させて開閉用の把
手とすると共に、後縁部に所定の間隔を存してヒンジ部
材を取り付けるための切欠部を形成し、該切欠部間の後
縁部にヒンジパイプを挿通するためのパイプ保持部を形
成したものであるが、蓋体は後縁部に所定の間隔を存し
てヒンジ部材を取り付けるための切欠部と、切欠部間の
後縁部にヒンジ用パイプを挿通するためのパイプ保持部
を形成したものであれば、その形状には特段の制限はな
い。
【0024】しかしながら、蓋体を中央部が最も弧状と
なる円弧とすることによって蓋体の強度を向上させるこ
とができると同時に、蓋体を開いたとき、蓋体の円弧状
の頂部が背面板と当接し、蓋体が背面板に当接する場合
の衝撃を緩和し、蓋体を保護することができるので好ま
しい。
【0025】なお、コンテナ本体及び蓋体の成形時に歪
みが生ずることがあるので、蓋体の左右の縁部が後縁側
と接する部位を一部カットすることによって開閉時に蓋
体がコンテナ本体と接触せず、蓋体の開閉をより円滑に
行うことができる。
【0026】前記蓋体をコンテナ本体に開閉自在に装着
するためのヒンジ部材は、コンテナ本体の背面板の開口
縁に、嵌合可能な受け座の一方に背面板の内側に当接す
る取付座を一体的に形成すると共に、前記受け座の上面
部にヒンジパイプを保持するための保持部を設けたもの
である。
【0027】なお、受け座の形状は、コンテナ本体の背
面板の内側と接する取付座を有するものであれば、コン
テナ本体の開口部後縁との嵌合形状には特段の限定はな
いもので、コンテナ本体の開口縁部が断面逆U字状であ
れば逆U字状とし、外側に水平に延びるフランジの場合
にはL字状とすればよい。
【0028】このヒンジ部材のコンテナ本体への取り付
けは、前記受け座を前記蓋体に形成されたヒンジ部材装
着用の切欠部と対応するコンテナ本体の背面板の開口縁
部に取付座を背面板の内側と当接させて嵌合し、前記コ
ンテナ本体の背面板の外側には前記取付座と対応させて
補強板を当接し、該補強板と取付座とをリベット止めす
ることによって行うものである。
【0029】なお、コンテナ本体の背面板の外側に当接
する補強板の形状は、コンテナ本体の開口縁部が逆U字
状の場合には逆U字状とし、L型の場合にはL型とする
ものである。
【0030】
【作用】この発明のゴミ用コンテナは、コンテナ本体の
底板に設ける排水口をいづれか一方側のキャスターの近
傍に偏在させて設けることにより、ゴミ用コンテナを歩
道から段部を介して低位にある車道に降ろす際、底板に
設けた排水口が段部に接触して損傷を生ずることなく、
安全に降ろすことができる。
【0031】また、コンテナ本体と蓋体との取付けのた
めのヒンジ部材の取付部および収集車のキャッチ部材で
キャッチされるコンテナバーの取付部の構造を強化する
ことにより、コンテナ本体の四周に設ける凹溝と共にゴ
ミ容器の全体の強度を増すことができる。
【0032】また、コンテナ本体の形成時において、キ
ャスターの取付部の底板にインサート成形によってイン
サート金具を埋め込み、このインサート金具を利用して
キャスターを底板にボルトで固定することにより、キャ
スター取付部の水密性と強度を向上させることができ
る。
【0033】
【実施例】以下、この発明のゴミ用コンテナの実施例に
ついて添付の図面に基づいてより具体的に説明する。こ
の発明のゴミ用コンテナ1は、相対する前面板2aと背
面板2b、同じく相対する左側面板2cと右側面板2d
および底板2eとからなる上部が開口した高密度ポリエ
チレンの回転成形によって得たコンテナ本体2と、該コ
ンテナ本体2の開口部を開閉自在に閉止する高密度ポリ
エチレンの回転成形によって得た蓋体3とからなるもの
で、コンテナ本体2の底板2eのコーナー部の近傍には
2個で一対をなすキャスター4,4が設けられている。
【0034】このコンテナ本体2の前面板2aには、ゴ
ミ収集車に設けた傾倒装置のキャッチ部材を受け入れる
ための一対の凹状の係合部6,6が、所定の間隔を存し
て縦方向に形成されると共に、この凹状の係合部6,6
に跨がって前記キャッチ部材にキャッチされる1本のコ
ンテナバー7が固定されている。
【0035】また、その開口縁は、四周を囲繞して断面
逆U字状に形成して張出部2fを形成し、その底板2e
は一方側から他方側に緩やかに傾斜させ、最大傾斜部に
排水栓11を有する排水口10を外側に突出させて設け
たものである。
【0036】なお、コンテナ本体2の左右の側面板2
c,2d及び背面板2bには所要の幅と深さで縦方向
に複数の補強用の凹状の係合部2gを、底板2eの中央
部には汚水等が停滞しないように内部に向けて、隆起さ
せた円状の膨出部12を突設させ、該膨出部12に連設
して放射状に凸条12aを形成している。
【0037】前記コンテナバー7は、図6に示すように
矩形状の取付板17に上下方向にパイプからなるバー
部材7aの径と同一の間隔を存して一対の保持片17
a,17aを溶着固定し、この保持片17a,17a間
にバー部材7aを同じく溶着固定したもので、このバー
部材7aには中央部及び左右の両端部にそれぞれ取付板
17が一体的に設けられている。
【0038】このコンテナバー7のコンテナ本体2への
装着は、前記バー部材7aの両端部に設けた取付板17
を、コンテナ本体2の前面板2aに設けた左右の凹状
係合部6,6の外側に位置させて図1に示すように水平
に配置したのち、前面板2aの内面の取付板17と対応
する位置にパッキン19を介して裏板18を当接し、裏
板18側からボルト20,20を表面の取付板17に貫
通させ、各ボルト20の先端部に袋ナット21を螺合さ
せて取り付けたものである。
【0039】なお、このコンテナバー7は、前面板2a
の表面からあまり大きく突出していると種々の支障が生
ずるので、取り付けに際しては、図1に示すように、コ
ンテナ本体2の前面板2aに形成した各凹状の係合部6
の外側及び凹状の係合部6,6の間の中間部に、それぞ
れ当該凹状の係合部6よりも深さの浅い凹部6aを形成
し、該凹部6a内に取付板17を固定することによって
突出を抑えている。
【0040】前記蓋体3は、前後方向に緩やかな円弧状
とすると共に、その前縁及び左右の側縁には外側に水平
に延びるフランジ3aを一体的に形成し、かつ前縁のフ
ランジの一部をさらに外側に延出して把手部3bとし、
後縁には所要の間隔を存して一対の切欠部3c,3cを
形成してヒンジ部材8の取付部とし、かつこの切欠部3
c,3c間の後縁部に沿ってヒンジパイプ14のパイプ
保持部13を形成したものである。
【0041】かゝる蓋体3のコンテナ本体2への装着
は、ヒンジ部材8を使用して行うものであって、このヒ
ンジ部材8は、コンテナ本体2の断面逆U字状の開口縁
部2fに嵌合可能な逆U字状の受け座8aの一方側を、
下方に延出させて取付座8bを一体的に形成すると共
に、前記受け材8aの上面に長手方向に沿ってヒンジパ
イプ14を嵌挿して保持するための環状の保持部9を設
けたものである。
【0042】しかして、このヒンジ部材8を、前記蓋体
3に設けた切欠部3c,3cが対応するコンテナ本体2
の後縁部に、受け座8aを図7に示すように嵌合して取
り付け、コンテナ本体2の背面板2bの外側に前記取付
座8bと対応させて、上端部が逆U字状に折り曲げられ
た補強板15を当接し、該補強板15と取付座8bとを
リベット16によって一体的に固着する。
【0043】しかのるち、蓋体3をその切欠部3a,3
cがヒンジ部材8,8を受け入れるようにコンテナ本体
2に載置し、一方側のヒンジ部材8の保持部9からヒン
ジ用パイプ14を挿通し、該ヒンジパイプ14を蓋体3
に形成したパイプ保持部13を貫通させたのち、他方の
ヒンジ部材8の保持部9に貫通させてその両端部にキャ
ップ14a,14aをそれぞれ装着してヒンジパイプ1
4が離脱しないようにしている。
【0044】なお、コンテナ本体2の底板2eに装着す
るキャスター4は、両側縁部に沿って下向きのフランジ
5a,5aを一体的に形成した所要の幅と長さとを有す
る矩形状の台座5の両端部の裏面にそれぞれ車輪4aを
回動自在に設けたもので、内周面にねじ孔を形成した筒
状のインサート金具23を底板2eにインサート成形で
埋め込んだコンテナ本体2の前記ねじ孔に台座5側から
スプリングワッシャを装着したボルト24を挿通し、該
ボルト24をインサート金具23に螺合させることによ
ってコンテナ本体2の底板2eに固定している。
【0045】また、前記コンテナ本体2の底面に設ける
一対のキャスター4は、自在キャスターによって所望の
方向に自在に動く機構を有しておればよいが、複数のゴ
ミ用コンテナを数珠繋ぎに牽引して収集車に向けて一度
に搬送したい場合には、この自在キャスターでは車輪が
自在に旋回して定まった方向に進行させることが困難で
ある。
【0046】このような場合には、図9に示す自動旋回
固定キャスター41を使用することが好ましく、この自
動旋回固定キャスター41は、前後方向にスライドする
旋回ストッパー25を有し、該旋回ストッパー25を前
進させて先端の突起を旋回部に形成したロック孔26に
嵌入することによって車輪4aの旋回を阻止して直進の
みとすることができ、旋回ストッパー25を後退させて
ロックを解除することによって自由に旋回する自在キャ
スターとなるものである。
【0047】
【発明の効果】この発明のゴミ用コンテナは、コンテナ
本体の底板に設ける排水口を左右いずれかのキャスター
の近傍に偏在させて設けているので、ゴミ用コンテナを
歩道から段部を介して低位にある車道に降ろす際、キャ
スターが排水口を保護し、排水口が段部に接触して損傷
を生ずることなく安全に降ろすことができ、歩道に上げ
る際にも同様に安全に取り扱うことができる。
【0048】特に、この発明のゴミ用コンテナは、収
車のキャッチ部材でキャッチされるコンテナバーは、取
付板の前面に上下方向にコンテナバー固定用の一対の保
持片を突設固定し、該保持片間にパイプ部材を溶着して
コンテナバーとし、前記取付板をコンテナ本体の前面板
に形成した前記凹状の係合部近傍に当接して凹状の係合
部間にコンテナバーを跨設させると共に、該取付板と対
応する前面板の内面にパッキンを介して裏板を当接し、
裏板側からボルトを取付板に貫通させて設け、前面板の
表面で袋ナットをボルトに係合させて水密に取り付けて
いるので、コンテナ本体の四周に設けた補強用の凹状部
と相俟って、より一層コンテナ本体の強度を増すことが
できる。
【0049】また、コンテナ本体の成形時において、底
板に内周面にめねじを形成したインサート金具をそのめ
じ部が外側に位置するようにしてインサート成形してお
くことによって、コンテナ本体内にボルトの先端部を突
出させることなくキャスターを取り付けることができる
ので、キャスター取付部の水密性と強度を向上させるこ
とができるなど実用上多大の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のゴミ用コンテナの一実施例を示す正
面図である。
【図2】同ゴミ用コンテナの背面図である。
【図3】同ゴミ用コンテナの平面図である。
【図4】同ゴミ用コンテナの底面図である。
【図5】同ゴミ用コンテナの縦断面図である。
【図6】コンテナバーの取付構造を示す縦断面図であ
る。
【図7】ヒンジ部材の取付構造を示す縦断面図である。
【図8】キャスターの取付構造を示す縦断面図である。
【図9】自動旋回固定キャスターの斜視図である。
【符号の説明】
1 ゴミ用コンテナ 2 コンテナ本体 2a 前面板 2b 背面板 2e 底板 3 蓋体 4 キャスター 6 凹状の係合部 7 コンテナバー 8 ヒンジ部材 10 排水口 11 排水栓 13 パイプ保持部 14 ヒンジパイプ 15 補強板 16 リベット 17 取付板 17a 保持片 18 裏板 19 パッキン 20 ボルト 21 袋ナット 23 インサート金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−117803(JP,A) 特開 平8−132810(JP,A) 特開 平7−137505(JP,A) 実開 昭62−2501(JP,U) 実開 昭58−116558(JP,U) 実開 昭49−72068(JP,U) 特表 平6−503543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 1/14 B65F 1/12 101 B65F 1/16 B65D 25/20 B60B 33/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスターにより移動可能なコンテナ本
    体と、該コンテナ本体の上部開口部を開閉するための蓋
    体とで構成されるゴミ用コンテナにおいて、前記コンテ
    ナ本体の底板を長手方向における一方の側板から他方の
    側板に向けて傾斜させ、最大傾斜側の底板部に排水口を
    設けて排水口とコンテナ本体を移動させるためのキャス
    ターとを近接させる一方、前記コンテナ本体の前面板に
    所要の間隔を存してゴミ収集車に設けた傾倒装置のキャ
    ッチ部材を受け入れるための一対の凹状の係合部を縦方
    向に形成し、少なくとも各凹状の係合部の外側にパイプ
    部材固定用の一対の保持片を突設した取付板を配設し、
    両取付板の保持片間にパイプ部材を溶着して前記凹状の
    係合部間を跨設するコンテナバーとし、前記取付板と対
    応する前面板の内面にパッキンを介して裏板を当接し、
    裏板側からボルトを取付板に貫通させて設け、前面板の
    表面で袋ナットをボルトに係合させて水密に取り付けた
    ことを特徴とするゴミ用コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記コンテナ本体は、側板上端の開口縁
    部を外側に逆U字状に折り曲げて張出部を形成し、背面
    板の張出部をヒンジ部材の装着部としたことを特徴とす
    る請求項1記載のゴミ用コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ本体は、左右の側板及び背
    面板に縦方向の補強用の凹状の係合部を適宜間隔で形成
    したものであることを特徴とする請求項1記載のゴミ用
    コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記蓋体は、断面を緩やかな円弧状と
    し、前縁部にフランジを一体的に突出させて開閉用の把
    手とすると共に、後縁部に所定の間隔を存してヒンジ部
    材を取り付けるための切欠部を形成し、該切欠部間の後
    縁部にヒンジパイプを挿通保持するためのパイプ保持部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載のゴミ用コン
    テナ。
  5. 【請求項5】 前記ヒンジ部材は、前記コンテナ本体の
    背面板の開口縁に嵌合可能な受け座の一方に背面板の内
    側に当接する取付座を一体的に形成すると共に、受け座
    の上面部にヒンジパイプを保持するための保持部を設け
    たもので、前記受け座を前記蓋体に形成されたヒンジ部
    材装着用の切欠部と対応するコンテナ本体の背面板の開
    口縁部に取付座を背面板の内側と当接させて嵌合し、前
    記コンテナ本体の背面板の外側には前記取付座と対応さ
    せて補強板を当接し、該補強板と取付座とをリベット止
    めすることによってヒンジ部材をコンテナ本体に固定す
    ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の
    ゴミ用コンテナ。
  6. 【請求項6】 前記キャスターは、両側縁部に沿って下
    向きのフランジを一体的に形成した所要の幅と長さとを
    有する矩形状の台座の両端部の裏面にそれぞれ車輪を回
    動自在に設けたもので、内周面にねじ孔を形成した筒状
    のインサート金具を底板にインサート成形で埋め込んだ
    コンテナ本体の前記ねじ孔に台板側からボルトを挿通
    し、該ボルトをねじ孔に螺合させることによってコンテ
    ナ本体の底面に固定したことを特徴とする請求項1記載
    のゴミ用コンテナ。
  7. 【請求項7】 前記コンテナ本体の底面に設ける一対の
    キャスターは、いずれか一方側のキャスターを車輪の旋
    回をロックする機構が付設された自動旋回固定キャスタ
    ーとし、該自動旋回固定キャスターを排水口側のコンテ
    ナ本体の底面に設けたことを特徴とする請求項1又は
    記載のゴミ用コンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7306736B2 (en) 2000-12-08 2007-12-11 Nephros, Inc. Valve mechanism for infusion fluid systems
JP2015091545A (ja) * 2009-09-30 2015-05-14 フレゼニウス メディカル ケアー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングFresenius Medical Care Deutschland GmbH 薬物の注入のためのインサートを有する配管セット
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