JP3190012B2 - レンズ包装部材 - Google Patents

レンズ包装部材

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JP3190012B2
JP3190012B2 JP18074497A JP18074497A JP3190012B2 JP 3190012 B2 JP3190012 B2 JP 3190012B2 JP 18074497 A JP18074497 A JP 18074497A JP 18074497 A JP18074497 A JP 18074497A JP 3190012 B2 JP3190012 B2 JP 3190012B2
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和明 市川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ包装部材に関
し、特に、セミフィニッシュレンズを保管箱に収容する
ときに使用され、当該レンズを保護するレンズ包装部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】セミフィニッシュレンズは、凸面が既加
工、凹面が未加工の状態で製造されたレンズである。セ
ミフィニッシュレンズは、患者の処方値が決まって受注
を受けると、その後に凹面の加工が行われる。それまで
は、レンズごとに箱に収容して製造者側で倉庫等に保管
される。セミフィニッシュレンズの保管では、箱内の収
容状態において、既に加工がなされた凸面が保護された
状態に保持されることが必要である。セミフィニッシュ
レンズには例えば2重焦点レンズや累進多焦点レンズが
あるが、かかるセミフィニッシュレンズでは、既加工の
凸面に、その後の加工において必要な各種基準を示すマ
ークや情報が描かれている。従って、凸面におけるかか
るマークが消えないように、さらに既に加工された凸面
に傷が付かないように、セミフィニッシュレンズは保管
されることが必要となる。
【0003】従来のレンズの保管手段としては例えば実
公平6−387号公報に示されたレンズ収納ケースがあ
る。このレンズ収納ケースは、箱容器と、これに収容さ
れる薄肉のプラスチック製カップ容器とから構成され
る。カップ容器は、上方が開放された、レンズをすっぽ
りと収納する収納凹部を備えている。収納時、レンズ
は、保護すべき凸面を下方にし、凹面を上方にして収納
凹部にセットされる。カップ容器には、レンズの凸面が
底部に接触しないように、レンズを支持する係止段部が
形成されており、さらに収納凹部の上方開口部の縁にレ
ンズ取出し用の凹部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のレンズ
収納ケースでは、レンズごとに1つのカップ容器を用意
しなければならない。レンズ収納ケーズは形状的に複雑
であり、それらを大量に製造するためには型を用意しな
ければならず、製造コストが上昇する。
【0005】本発明の目的は、上記問題を解決するた
め、極めて簡単にかつ低コストでセミフィニッシュレン
ズなどを保管できるレンズ包装部材を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】第1の本発明
(請求項1に対応)に係るレンズ包装部材は、上記の目
的を達成するため、既加工の凸面と未加工の凹面を有す
るレンズを箱内に収容するときに使用されるレンズ保護
用のレンズ包装部材であって、一方の面が接着面でかつ
幅方向に切り目が形成された可撓性の長形薄片からな
り、この長形薄片は、接着面をレンズの周縁端面に接着
させかつ凸面側の長辺縁部が凸面より高くなるように、
レンズ周縁に巻きつけて使用されるものである。
【0007】上記の発明では、テープのごとき接着面を
有する長形薄片を用意し、レンズの周縁端面に貼りつけ
て巻きつけるだけでレンズ包装部材として使用し、用意
された箱に収容するだけで簡単に保管することが可能で
ある。またその後の受注に応じて処方するときには、箱
からレンズを取出し、包装部材の切り目を利用して容易
に剥がすことができる。
【0008】第2の本発明(請求項2に対応)に係るレ
ンズ包装部材は、第1の発明において、好ましくは、長
形薄片は樹脂製である。樹脂で作れば、必要な強度を得
ることができ、また湿度対策にも適している。
【0009】第3の本発明(請求項3に対応)に係るレ
ンズ包装部材は、第1または第2の発明において、切り
目は長形薄片の長手方向に間隔をあけて複数形成される
ことが好ましい。
【0010】第4の本発明(請求項4に対応)に係るレ
ンズ包装部材は、上記の発明において、好ましくは、長
形薄片はテープ状部材である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明に係るレンズ包装部材の使
用状態を示す斜視図である。レンズ包装部材(以下「包
装部材」という)11により包装されたセミフィニッシ
ュレンズ(以下「レンズ」という)12は、図示例で
は、上面が凸面であり、下面が凹面となっている。レン
ズ12の凸面は、既加工の状態にあり、かつその表面に
はその後の加工作業に使用される必要なマークが表記さ
れている。レンズ12の凹面は、未加工の状態にあり、
患者が決まり、受注が生じたときには加工が施される。
【0013】レンズ12の周縁端面(周囲側面)に接着
状態で巻きつけて設けられた包装部材11は、これを取
り外して展開すると、図2に示すように、長形の薄片状
部材(以下「長形薄片」という)13となっており、可
撓性を有している。この説明では、使用状態を包装部材
11とい、使用前の展開したものを長形薄片13という
ことにする。長形薄片13の長さLは、少なくともレン
ズ12の円周の長さを有し、さらに必要に応じて円周の
長さよりも大きいことが好ましい。また長さLがレンズ
12の円周の長さよりも大きい場合には、包装部材11
として使用するときに重ね合わせ部11aが形成され
る。この重ね合わせ部11aの長さは、後述する切り目
が使える範囲内で、適当に設定される。
【0014】また図2に示した長形薄片13から明らか
なように、上縁および下縁の両方またはいずれか一方
に、適当な間隔で切り目14が複数形成されている。切
り目14は、実際上ミシン目として形成されている。こ
の切り目は、図1に示すごとく包装部材11として使用
される場合において、包装部材11をレンズ12から剥
がして取り外すときの手掛かり(掴み代)として使用さ
れる。
【0015】長形薄片13の幅Wは、図1および図3に
示すように、当該長形薄片13を包装部材11として使
用するときに、包装部材11におけるレンズ12の凸面
側の縁が、当該凸面の頂点(最高点)の高さよりも高く
なるように、設定される。
【0016】図4に、長形薄片13の断面を示す。長形
薄片13の一方の面には接着剤による接着層15が形成
され、当該一方の面は接着面になっている。従って長形
薄片13は接着テープのような形態を有する。長形薄片
13を包装部材11として使用するときには、その接着
面をレンズ12の周縁端面に接着させながら巻きつけ
る。このとき、図1および図3に示す包装部材11の上
縁の高さは、レンズ凸面の頂点よりも高くなっている。
【0017】さらに長形薄片13の厚みは、包装部材1
1として使用される場合において、レンズ12の凸面側
を下にしてひっくり返してレンズ12を置いたときに、
レンズの重さに耐え、レンズを支持できる程度の厚みに
設定される。材質的には、プラスチック製、あるいは環
境対策としては厚紙が好ましい。長期の保管における湿
気対策を考慮すると、プラスチック製がより好ましい。
【0018】上記長形薄片13は、一つ一つのレンズご
とに用意され、レンズ12に施されることにより、包装
部材11として使用される。レンズ12は、凸面が最終
加工された曲率を有する既加工の面であり、凹面は、後
で処方により切削加工される未加工の面である。レンズ
12の厚みは、処方に対応するために、削り代を確保し
ており、その分厚く作られている。この種のレンズは、
例えば累進多焦点レンズや二重焦点レンズである。
【0019】図1に示すごとく、包装部材11によって
包装されたレンズ12は、箱16の中に収容され、蓋1
6aを閉める。箱16は、内部に収容されたレンズ12
があまり動かない程度の大きさに形成されている。箱1
6の厚み(図1の高さH)は、レンズ12に施された包
装部材11の高さよりも僅かに高くなっている。
【0020】上記包装部材11として使用される長形薄
片13は、使用前には、一般的に、図5に示すような巻
かれてなるロール状接着テープ17として用意される。
使用者は、上記切り目14を利用して適当な長さに切っ
て包装部材11として使用する。切り取った状態では、
前述の長形薄片13としての形態を有する。また他の例
としては、図6に示すように、予め定められた長さを有
する長形薄片13として、複数の長形薄片をシート18
に着脱自在に接着させることにより用意することもでき
る。この場合には、シート18から長形薄片13を剥が
すことにより、その後、包装部材11として使用され
る。この例では、予め長さが決められているので、長さ
を調整して切り取る手間を省くことができる。さらにテ
ープの表面にレンズ度数、硝種等のレンズ情報を表記す
ることもできる。
【0021】図7はレンズ12の最終加工された凸面に
描かれるマークの例を示している。21は幾何学中心の
マーク、22はアイポイント位置のマーク、23は水平
基準線のマーク、24は垂直基準線のマーク、25は遠
用度数測定位置のマーク、26は近用度数測定位置のマ
ーク、27は左眼用レンズのマーク、28は加入度数の
マークを、それぞれ示している。本実施形態によるレン
ズ12は、例えば実公平7−26086号公報に開示さ
れる、累進多焦点レンズのマーキングがなされたセミフ
ィニッシュレンズである。上記包装部材11によれば、
レンズ凸面における上記のようなマークを保護すること
ができる。
【0022】上記実施形態では、セミフィニッシュレン
ズの包装部材について説明したが、上記レンズ包装部材
はレンズ一般に使用できるのは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、接着テープ状の長形の薄片を用意し、この長形薄
片を、その接着面を利用してこれをセミフィニッシュレ
ンズの周縁端面に巻きつけかつその凸面側の縁部を凸面
の頂点よりも高くして包装部材として使用し、当該包装
を施されたセミフィニッシュレンズを箱に収容するよう
にしたため、極めて簡単にかつ低コストでセミフィニッ
シュレンズ等を傷つけることなく保管することができ
る。また、その後の処方によりセミフィニッシュレンズ
の凹面を加工するときには、切り目を利用して包装部材
を容易に剥がすことができる。
【0024】上記レンズ包装部材によれば、レンズへの
着脱が容易であり、梱包資材の廃棄が容易である。また
レンズの凸面に描かれたマークによるレンズ情報を確認
しながら包装することができ、箱の表示と中身を確認し
ながら梱包することができる。さらにレンズの外径の種
類が多くなっても、それぞれに対応する容器を用意しな
くても良いので、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ包装部材の使用状態を示す
外観斜視図である。
【図2】レンズ包装部材の展開図である。
【図3】包装されたレンズの縦断面図である。
【図4】長形薄片(展開したレンズ包装部材)の断面図
である。
【図5】ロール状接着テープ部材の外観斜視図である。
【図6】複数の長形薄片がシートに用意された外観斜視
図である。
【図7】レンズ凸面に描かれたマークを示す図である。
【符号の説明】
11 レンズ包装部材 12 セミフィニッシュレンズ 13 長形薄片 14 切り目 15 接着層 16 箱 17 シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−347611(JP,A) 特開 平7−300103(JP,A) 実開 昭63−23284(JP,U) 実開 昭56−103487(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/38 B65D 81/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既加工の凸面と未加工の凹面を有するレ
    ンズを箱内に収容するときに使用されるレンズ包装部材
    であって、一方の面が接着面でかつ幅方向に切り目が形
    成された可撓性の長形薄片からなり、この長形薄片は、
    前記接着面を前記レンズの周縁端面に接着させかつ凸面
    側の長辺縁部が前記凸面より高くなるように、レンズ周
    縁に巻きつけて使用されることを特徴とするレンズ包装
    部材。
  2. 【請求項2】 前記長形薄片の材質は樹脂であることを
    特徴とする請求項1記載のレンズ包装部材。
  3. 【請求項3】 前記切り目は長手方向に間隔をあけて複
    数形成されることを特徴とする請求項1または2記載の
    レンズ包装部材。
  4. 【請求項4】 前記長形薄片はテープ状部材であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレン
    ズ包装部材。
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