JP3189659B2 - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
能な射出成形用金型に関する。
に、金型を微駆動して溶融樹脂に圧縮力を作用させなが
ら成形を行う射出圧縮成形という方法が知られている。
従来のこの方法は、図4に示すように、雌型51と雄型
52とでできるキャビティ53内に溶融樹脂54を充填
した後、雄型52を雌型51に対して押圧摺動させるこ
とにより、余剰樹脂をゲート55から外部に流出させる
と共に、二点鎖線で示すように雄型52でゲート55を
カットし、ゲートカットと同時あるいはその後さらに雄
型52を微駆動することにより、型内樹脂に圧縮力を与
えて成形するというものである。
法は、高密度成形が可能であるため、肉ひけや転写性と
いった点では良好な成果が得られるものの、圧縮工程時
に一方の壁51aのみが移動してキャビティ53を収縮
させるため、動く壁51aの近傍の樹脂は流動するもの
の、動かない壁52aの近傍の樹脂は流動せず、その結
果、樹脂分布の不均一を生じるという問題があった。
が可能であり、しかも樹脂分布の均一化が図れる射出成
形用金型を提供することを目的とする。
形用金型は、固定型と可動型に、それぞれキャビティの
壁面の一部を構成するコアを設け、これら両コアをキャ
ビティを収縮する方向に移動自在とし、一方のコアの移
動により、キャビティに連通するゲートを閉じるように
した射出成形用金型であって、固定型と可動型を、それ
ぞれ型締め力を受ける固定側支持板及び可動側支持板
に、型締め方向に所定量移動可能に取付けると共に、各
支持板と固定型及び可動型との間に、固定型及び可動型
をそれぞれ型締め方向の移動限に付勢するスプリングを
配設し、前記各コアをそれぞれ型締め方向に沿ってスラ
イド自在とし、且つ固定型に設けたコアを固定側支持板
に連結し、可動型に設けたコアを可動側支持板に連結し
たことを特徴とする。
の射出成形用金型を図1〜図3に基づいて説明する。図
1は射出成形金型10の第1の型締め状態を示す断面図
である。この金型10は、それぞれ2枚重ねの固定側支
持板11と可動側支持板21とを有する。可動側支持板
21は、スペーサ41を介して可動側取付板40に固定
されている。
対向面側には、固定型13及び可動型23が、ボルト1
5、25で連結されている。ボルト15、25の外周に
はスリーブ14、24及びストッパ16、26が嵌めら
れ、固定型13及び可動型23は、ストッパ16、26
で定められた移動限までの範囲で、型締め方向に沿って
自由に移動できるようになっている。固定型13と固定
側支持板11との間、及び可動型23と可動側支持板2
1との間には、スプリング19、29が介装され、これ
らスプリング19、29により固定型13及び可動型2
3は、ストッパ16、26で定められた移動限に付勢さ
れている。
締め方向に沿ったスライド孔17、27がそれぞれ貫通
形成され、それらスライド孔17、27の内部に、それ
ぞれ固定側及び可動側のコア18、28の先端側がスラ
イド可能に挿入されている。固定側及び可動側のコア1
8、28の基端部は、それぞれ固定側支持板11及び可
動側支持板21に固定されている。そして、スライド孔
17、28の周壁と、スライド孔17、28内に挿入さ
れたコア18、28の先端面とで、キャビティ30が形
成されるようになっている。
には、キャビティ30に連通するゲート33が設けら
れ、ゲート33の基端側はランナ−32を介して、固定
型13に嵌合されたスプルーブッシュ38のスプルー3
1に通じている。また、固定型13には、可動型23の
ガイド孔にスライド嵌合することで、案内作用をなすガ
イド34が設けられている。更に、可動側23には、ラ
ンナー32と共に成形品を突き出す突き出しピン43が
設けられ、突き出しピン43の基端が突き出し板42に
支持されている。
場合の動作を説明する。型締め前の状態では、固定型1
3及び可動型23は、固定側及び可動側支持板11、2
1に対して型締め方向の移動限に位置している。つま
り、固定側支持板11と固定型13の間、可動側支持板
21と可動型23との間に、それぞれスプリング19、
29によって隙間H1、H2が確保されている。
態が図1に示されている。第1段階の型締め(弱い力で
の型締め)を行うと、固定型13と可動型23の分割面
が密着し、固定型13と可動型23の間にキャビティ3
0が形成される。この段階では、型締め力とスプリング
19、29の釣り合い条件に応じた隙間H1、H2がま
だある。
て所定の型締め力を保ったまま、ゲート31からキャビ
ティ30内に溶融樹脂を充填する。そして、次の段階と
して更に強い力で型締めを行う。この状態を図2に示
す。そうすると、スプリング19、29に抗して、固定
側及び可動側支持板11、21が相互に押圧接近させら
れることにより、スプリング19、29の収縮により、
固定型13及び可動型23に徐々に増大する型締め力が
作用すると同時に、両方のコア18、28が支持板1
1、21に押されて、図3の二点鎖線で示すように、キ
ャビティ30を収縮する方向に移動する。
によって、キャビティ30が収縮させられることによ
り、キャビティ30内の樹脂に圧縮力が作用する。その
際、固定側のコア18の移動により、ゲート31が閉じ
られ、ゲート31が閉じられた状態で更に圧縮力が作用
することにより、キャビティ30内の樹脂が高圧縮状態
で成形される。
注入後、両方のコア18、28が移動することでキャビ
ティ30が収縮させられ、キャビティ30内の溶融樹脂
に圧縮力が加えられるので、溶融樹脂の流動分布がキャ
ビティ30内で均一化され、歪みの少ない転写性の良い
成形品が得られる。
8、28をスプリング19、29と型締め力を利用して
移動するようにしたが、コア18、28を独立した駆動
機構を用いて移動するようにしてもよい。
よれば、固定型及び可動型に設けた両方のコアを動かす
ことで、キャビティ内の溶融樹脂に圧縮力を作用させる
ようにしたので、キャビティ内の樹脂分布の均一化を図
ることができ、高密度成形により転写性が良く歪みのな
い成形品を得ることができる。また、型締め力の調節に
より、樹脂充填後にコアを移動させることができるの
で、別に駆動機構を設けずに、コアを用いた射出圧縮成
形を簡単な構成で行うことができる。
第1の型締め状態を示す断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定型と可動型に、それぞれキャビティ
の壁面の一部を構成するコアを設け、これら両コアをキ
ャビティを収縮する方向に移動自在とし、一方のコアの
移動により、キャビティに連通するゲートを閉じるよう
にした射出成形用金型であって、 前記固定型と可動型を、それぞれ型締め力を受ける固定
側支持板及び可動側支持板に、型締め方向に所定量移動
可能に取付けると共に、各支持板と固定型及び可動型と
の間に、固定型及び可動型をそれぞれ型締め方向の移動
限に付勢するスプリングを配設し、前記各コアをそれぞ
れ型締め方向に沿ってスライド自在とし、且つ固定型に
設けたコアを固定側支持板に連結し、可動型に設けたコ
アを可動側支持板に連結した ことを特徴とする射出成形
用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00617596A JP3189659B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00617596A JP3189659B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 射出成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193203A JPH09193203A (ja) | 1997-07-29 |
JP3189659B2 true JP3189659B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=11631221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00617596A Expired - Fee Related JP3189659B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189659B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP00617596A patent/JP3189659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09193203A (ja) | 1997-07-29 |
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