JP3189346B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3189346B2
JP3189346B2 JP35344291A JP35344291A JP3189346B2 JP 3189346 B2 JP3189346 B2 JP 3189346B2 JP 35344291 A JP35344291 A JP 35344291A JP 35344291 A JP35344291 A JP 35344291A JP 3189346 B2 JP3189346 B2 JP 3189346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録装置、特に負圧
方式のフライングヘッド、いわゆる負圧スライダを用い
てなる磁界変調記録方式の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁界変調記録方式に於いて、フライング
ヘッドを用いて磁界を印加するオーバーライト方式が提
案されている。
【0003】フライングヘッドを用いる場合には、ハー
ドデイスクと同様に、コンタクトスタートストップ(以
下、CSSと称する)、ノンコンタクトスタートストッ
プ(以下、NCSSと称する)に関する問題がある。こ
のため、磁界変調記録方式に於けるフライングヘッド
は、NCSSが望ましく、また、負圧スライダ方式が望
ましい。
【0004】NCSSで且つ負圧スライダ方式を採用す
る場合には、デイスクの起動後、フライングヘッドを引
込み安定浮上させるために、所定の圧力を加える機構が
必要である。また耐衝撃性の向上或いは衝撃対策として
リフタ機構が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】記録装置に、上述の圧
力を加える機構及び/またはリフタ機構を設けること
は、装置の小型化、軽量化、薄型化を阻害してしまうと
いう問題点があった。また、駆動源としてモータを有す
るようなリフタ機構を組込む場合には、送り部が重くな
り、高速シーク性能が悪化してしまうという問題点があ
った。
【0006】従って、この発明の目的は、駆動源とし
て、従来から設けられている対物レンズのフォーカスサ
ーボ機構を用い、これによって、フライングヘッドのN
CSS動作を行なうようにした記録装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、負圧方式
のフライングヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録
装置に於いて、フライングヘッドに与えられる圧力を検
出する圧力検出手段と、圧力検出手段からの出力を所定
の基準値と比較する比較手段と、比較手段より得られる
比較結果に基づいて対物レンズの位置を制御する対物レ
ンズ制御手段と、記録媒体側に付勢され、待機状態の
時、対物レンズが記録媒体から遠ざかる方向へ移動され
ると、フライングヘッドを記録媒体から遠ざかる方向へ
移動させ、フォーカス引き込み時、対物レンズが記録媒
体に接近する方向に移動すると、フライングヘッドを記
録媒体に接近させるように移動させるフライングヘッド
移動手段を備え、フォーカス引き込み時に、圧力検出
手段の出力と所定の基準値とを比較手段により比較した
比較結果に基づき、対物レンズ制御手段により対物レン
ズの位置を制御してフライングヘッドに所定圧力を加え
て安定浮上させるようにした構成とされている。
【0008】
【作用】待機状態からフォーカス引き込み状態に移行す
る時、対物レンズがフォーカスサーボ機構によって記録
媒体に接近する方向に移動する。移動手段を介して同一
方向へ移動するようになされているフライングヘッドも
対物レンズの移動に対応して記録媒体に接近する。そし
て、フライングヘッドに所定圧力が加えられると、該フ
ライングヘッドは所定のフライングハイトを保って安定
浮上せしめられる。
【0009】一方、フォーカス引き込み状態から待機状
態に移行する時は、対物レンズがフォーカスサーボ機構
によって記録媒体から遠ざかる方向に移動する。移動手
段を介して同一方向へ移動するようになされているフラ
イングヘッドも対物レンズの移動に対応して記録媒体か
ら遠ざかる方向に移動する。そして、待機状態に移行す
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1乃至
図10を参照して説明する。この一実施例では、負圧方
式のフライングヘッド、いわゆる負圧スライダを用いた
磁界変調記録方式の記録・再生装置を例に説明してい
る。以下、この発明が適用された光磁気デイスクの記録
・再生装置について説明する。
【0011】図1の構成に於いて、変調回路2では、記
録モード、例えば、光磁気デイスク5にサーボ用の図示
せぬピットを形成するフォーマットモードが指定された
時、端子1を介して供給される記録データDTに所定の
変調が施される時等に於いて、光学ピックアップ及び磁
界発生部3に設けられているレーザダイオード4を記録
レベルで駆動するための駆動制御信号DCOが形成され
る。該駆動制御信号DCOは上述のレーザダイオード4に
供給される。
【0012】また、変調回路2では、再生モードに於い
て、CPU6の制御により、レーザダイオード4を再生
レベルで駆動する駆動制御信号DC1が形成される。該駆
動制御信号DC1は上述のレーザダイオード4に供給され
る。
【0013】レーザダイオード4では、駆動制御信号D
CO、DC1に基づいて制御され、各モードに応じたレベル
のレーザ光が出力される。
【0014】レーザダイオード4から出力されるレーザ
光は、光磁気デイスク5の面5aに照射されてビームス
ポットBS0が形成される。これによって、必要な記録が
なされ及び/または再生に必要な反射光が得られる。光
磁気デイスク5の面5aから反射されたレーザ光は光学
ピックアップ及び磁界発生部3に供給される。
【0015】光学ピックアップ及び磁界発生部3では、
反射されたレーザ光がデイテクタ7でRF信号SRFに変
換される。再生されたRF信号SRFは、トラッキングエ
ラー検出回路8に供給されると共に、アンプ9を介して
RF信号レベル検出回路10に供給される。
【0016】また、光学ピックアップ及び磁界発生部3
のフォーカスサーボ機構に用いられている駆動電流Ia
が検出回路35に供給される。更に、光学ピックアップ
及び磁界発生部3に設けられ、後述する検出部51から
の信号がCPU6に供給される。
【0017】トラッキングエラー検出回路8では、RF
信号SRFからトラッキングエラー信号STERが抽出さ
れ、該トラッキングエラー信号STERがサーボ回路12
に供給される。
【0018】サーボ回路12では、上述のトラッキング
エラー信号STERに基づいて、或いは後述する制御信号
SPMに基づいて、図示せぬアクチュエータを駆動制御す
るためのサーボ信号SSBが形成される。該サーボ信号S
SBが図示せぬアクチュエータ、CPU6等に供給され
る。尚、このサーボ回路12には後述するフォーカスド
ライブ回路22が組み込まれており、また、上述のサー
ボ信号SSBには駆動電流Ia等も含まれるものである。
【0019】アクチュエータでは、上述のサーボ信号S
SBに基づいて、光学ピックアップ及び磁界発生部3のフ
ォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スレッダサーボ
等の必要なサーボ制御がなされる。
【0020】RF信号レベル検出回路10では、RF信
号SRFのレベルが検出される。該RF信号SRFのレベル
は、CPU6に供給される。
【0021】検出回路35では、光学ピックアップ及び
磁界発生部3から供給される駆動電流Iaが電圧に変換
されてA/D変換回路39に供給される。A/D変換回
路39では、上述の電圧がデジタルデータに変換されて
CPU6に供給される。
【0022】CPU6では、RF信号検出回路10から
供給されるRF信号SRFのレベルに基づき、変調回路2
を介してレーザダイオード4の駆動制御を行う。
【0023】CPU6では、A/D変換回路39から供
給されるデジタルデータと後述の検出部51から供給さ
れる信号に基づき、対物レンズ21に対するフォーカス
サーボが適切であるか否かの判断がなされる。CPU6
では、フォーカスサーボのみならず各種サーボ制御を行
うための制御信号SPMが形成される。該制御信号SPM
は、サーボ回路12に供給される。尚、このCPU6で
は、後述するPLL回路14から供給されるクロック信
号CKに基づいて、タイミングの制御がなされている。
【0024】一方、光磁気デイスク5を回転させるモー
タ32には、FGパルス発生器13が設けられている。
該FGパルス発生器13では、モータ32の回転数に応
じてFGパルスが形成される。該FGパルスはPLL回
路14に供給される。
【0025】PLL回路14では、FGパルスからクロ
ック成分が抽出され、該クロック成分に基づいてクロッ
ク信号CKが形成される。該クロック信号CKはCPU6に
供給される。
【0026】図2には、光学ピックアップ及び磁界発生
部3を含む発明の主要部分の構成が示されている。以
下、図2を参照して、光学ピックアップ及び磁界発生部
3を含む発明の主要部分の構成及び作用について説明す
る。
【0027】図2に示されるように、光学ピックアップ
及び磁界発生部3は、光学ピックアップ16と、磁界発
生手段としてのフライングヘッド26と、リフタ機構1
7とから主に構成されている。
【0028】光学ピックアップ16の内部には、対物レ
ンズ21と、該対物レンズ21のフォーカス制御を行う
ためのアクチュエータとしてのフォーカスコイル23が
設けられている。尚、その他の光学ピックアップ16の
構成についての説明は省略する。
【0029】フライングヘッド26は、図3に示される
ように全体的に略々板状を呈しており、上面には凹部4
5が形成されている。この凹部45の略々中央部には、
凸状部48と該凸状部48の周囲に巻装されてなる捲線
49とによって、磁界形成用の捲線部46が形成されて
いる。そして、凸状部48の中央には、レーザ光を通過
させるための孔47が矢示A逆方向に向けて放射状に形
成されている。
【0030】リフタ機構17は、フライングヘッド26
を矢示A方向及び矢示A逆方向に上下動させるジンバル
25と、対物レンズ21の矢示A方向及び矢示A逆方向
への上下動に対応してジンバル25を移動せしめるリフ
タージンバル27と、ジンバル25及びリフタージンバ
ル27を支持する支持部材24とから主に構成されてい
る。
【0031】このリフタージンバル27は、バネ性を有
する材質で形成されており、該リフタージンバル27
は、上方向〔図2中、矢示A方向〕に付勢されている。
そして、このリフタージンバル27にはジンバル25が
固定されている。
【0032】図2の構成に於いて、モータ32に設けら
れているFGパルス発生器13では、モータ32の回転
数に応じてFGパルスが形成される。該FGパルスに基
づいて、PLL回路14ではクロック信号CKが形成され
る。該クロック信号CKはCPU6に供給される。
【0033】CPU6では、PLL回路14から供給さ
れるクロック信号CKに基づきモータ32の回転数(rpm)
が規定のレベルに達したことが検出されると、フォーカ
ス引込み信号が形成される。該フォーカス引込み信号が
フォーカスドライブ回路22に供給される。
【0034】フォーカスドライブ回路22では、CPU
6からフォーカス引込み信号が供給されると、光学ピッ
クアップ16の2軸アクチュエータに設けられているフ
ォーカスコイル23に駆動電流Iaが供給される。駆動
電流Iaが供給されると、フォーカスコイル23によっ
て、対物レンズ21が上下方向〔図2中、矢示A方向或
いは矢示A逆方向〕に移動せしめられる。
【0035】対物レンズ21が上方向に移動すると、フ
ライングヘッド26が対物レンズ21により光磁気デイ
スク5側に所定の圧力を以て押圧される。そして、フラ
イングヘッド26が、負圧により光磁気デイスク5と所
定の間隔を以て定置された状態〔以下、フライング状態
と称する〕とされる。
【0036】対物レンズ21が下方向に移動すると、フ
ライングヘッド26が下方向に移動せしめられる。この
対物レンズ21の移動と、これに伴うリフタージンバル
27、ジンバル25及びフライングヘッド26の移動の
詳細については、後に説明する。
【0037】対物レンズ21によるフライングヘッド2
6に加えられる圧力が適切であるか否かはフォーカスコ
イル23に流れる駆動電流Iaの検出によってなされ、
その具体的な構成が図4に示されている。
【0038】図4の構成に於いて、フォーカスドライブ
回路22の終段には、トランジスタ28、29からなる
プッシュプル回路30が設けられている。トランジスタ
28、29の両エミッタ間はフォーカスコイル23の一
端側に接続されている。尚、図4に於いて、41、42
は電源電圧供給用の端子、43はドライブ信号供給用の
端子である。
【0039】フォーカスコイル23の一端側は、上述の
ようにトランジスタ28、29の両エミッタ間に接続さ
れており、他端側は、検出回路35の抵抗36の一端
側、アンプ37の入力側に接続されている。
【0040】図4に示されるように、検出回路35は、
抵抗36、アンプ37とから主に構成されている。抵抗
36の一端側及びアンプ37の入力側は、フォーカスコ
イル23の他端側に接続されており、抵抗36の他端側
はアースされ、更にアンプ37の出力側は端子38を介
してA/D変換回路39に接続されている。
【0041】抵抗35の両端に生ずる電圧が端子38を
介してA/D変換回路39に供給され、A/D変換回路
39にて該電圧がデジタルデータに変換されてCPU6
に供給される。
【0042】CPU6では、デジタルデータで表されて
なる電圧値が所定の基準値と比較される。この比較結果
に基づいて、フライングヘッド26が所定の圧力を以て
押圧されるようにフォーカスドライブ回路22が制御さ
れる。これによって、フライングヘッド26を所定の圧
力を以て押圧する機能が実現される。
【0043】また、フライングヘッド26が、引込まれ
たか否か、また、規定のフライングハイトに達している
か否かが図5及び図6に示される構成の検出部51によ
って、検出される。
【0044】図5には、フライングヘッド26、対物レ
ンズ21の下側〔矢示A逆方向〕に配されているデイテ
クタ52が示されている。また、図6には検出部51の
構成が示されている。
【0045】検出部51は、図6に示されるように、レ
ーザ光の反射光を電気信号に変換するデイテクタ52
と、レーザ光の反射光のレベルが領域によって差がある
か否かを検出するレベル差検出回路53とから主に構成
されている。
【0046】図6に示されるデイテクタ52は、内周側
に配されているデイテクタ52aと、外周側に配されて
いるデイテクタ52bとから構成される。デイテクタ5
2a、52bにて光電変換されてなる電気信号がレベル
差検出回路53に供給される。
【0047】レベル差検出回路53では、両デイテクタ
52a、52bの入射光量のレベル差に対応した電圧値
が求められる。該電圧値が所定のスレッシュルドレベル
以上ある場合には、フライングヘッド26の引込みの完
了していないことを表す信号が端子54を介してCPU
6に供給される。また、上述の電圧値が所定のスレッシ
ュルドレベルに達していない場合には、フライングヘッ
ド26の引込みの完了したことを表す信号が端子54を
介してCPU6に供給される。
【0048】例えば、図5に示されるように、フライン
グヘッド26の引込みが完了していない場合には、図5
中、斜線部分の範囲のレーザ光がフライングヘッド26
によって遮られ、光磁気デイスク5に照射されず、ま
た、光磁気デイスク5から反射されない。このような場
合には、デイテクタ52a、52bにて得られる電気信
号にレベル差が生じるため、レベル差検出回路53にて
形成された電圧値がスレッシュルドレベル以上になり、
フライングヘッド26の引込みの完了していないことが
検出される。
【0049】また、フライングヘッド26の引込みが完
了している場合には、デイテクタ52a、52bにて得
られる電気信号にレベル差が生じないため、レベル差検
出回路53にて形成された電圧値がスレッシュルドレベ
ルに達せず、従って、フライングヘッド26の引込みの
終了したことが検出される。
【0050】検出部51の構成は、図示の例に限定され
るものではない。例えば、図7に示されるような構成を
用いることも可能である。この図7に示される構成は、
孔47の所定の位置に、ジャストフォーカスに於けるレ
ーザ光のビームBJF のみが干渉されないうような爪部5
7を設けることによっても可能である。換言すれば、レ
ーザ光のビーム径が上述のビームBJF よりも拡大したよ
うな場合に、爪部57によってレーザ光が干渉されるた
め、フライングヘッド26の引込みの完了していないこ
とが検出可能となる。
【0051】以下、図8乃至図10を参照して、リフタ
機構17の作動について説明する。尚、図8中、LFS1
は、対物レンズ21の上下方向、即ち、フォーカス方向
に於ける移動可能な範囲を示し、また、LLSは、レーザ
光ビームを示している。
【0052】システムが非動作状態或いは待機状態にあ
る時は、図8及び図9に示されるように、対物レンズ2
1の位置は上述の範囲LFS1の下端の位置Dとされる。
対物レンズ21は、電源がオフとされた場合の他、フォ
ーカスが外れた場合、フライングヘッド26が外れた場
合にも位置Dに移動し、そして待機状態に移行するよう
になされている。
【0053】この場合には、リフタージンバル27が対
物レンズ21の下面で下方向〔図8及び図9中、矢示A
逆方向〕に押し下げられている。従って、リフタージン
バル27に固定されているジンバル25及びフライング
ヘッド26も下方向に押し下げられている。この状態に
於いて、フライングヘッド26は、光磁気デイスク5の
下面5cから遠ざけられている。
【0054】次いで、システムがオンとされると、フォ
ーカス引き込み状態となり動作状態となる。この時、対
物レンズ21は待機状態から以下のようにして移動す
る。
【0055】〔1〕CPU6からフォーカスドライブ回
路22に制御信号が供給され、該フォーカスドライブ回
路22からフォーカスコイル23に駆動電流Iaが供給
される。これによって、対物レンズ21が上方向〔図8
中、矢示A方向〕に移動する。
【0056】ジンバル25及びリフタージンバル27
は、上方向〔図8中、矢示A方向〕に付勢されているの
で、対物レンズ21の移動に応じてジンバル25及びリ
フタージンバル27も上方向〔図8中、矢示A方向〕に
移動する。これによって、フライングヘッド26も上方
向に移動する。
【0057】対物レンズ21が図8の位置Cに達する段
階で、フライングヘッド26は光磁気デイスク5の下面
5c側に緩やかにランデイングせしめられる。更に、位
置Bに向けて移動される。
【0058】〔2〕位置Bは対物レンズ21のジャスト
フォーカス点であるが、この段階では、フライングヘッ
ド26が安定浮上するために必要な規定のフライングハ
イトに達していないことが前述の検出部51によって検
出される。そこで、位置Bを通過し、更に位置Aに向け
て移動される。
【0059】〔3〕対物レンズ21が図8の位置Aに達
する段階では、図10に示されるように、対物レンズ2
1とフライングヘッド26が接触する。この時、対物レ
ンズ21によって所定の圧力がフライングヘッド26に
加えられる。
【0060】この押圧によって加えられる圧力が前述の
フォーカスコイル23、検出回路35、A/D変換回路
39の経路でCPU6にフイードバックされる。そし
て、該圧力が所定のレベルに達するように、CPU6の
制御によって、フォーカスドライブ回路22から駆動電
流Iaが供給される。
【0061】対物レンズ21が図8の位置Aに達する段
階では、フライングヘッド26が負圧によって所定のフ
ライングハイト、例えば、約0.1 μmを保ちつつ、光磁
気デイスク5の下面5c側で浮上している。
【0062】〔4〕フライングヘッド26が引き込まれ
た後、対物レンズ21は再度、下方向〔図8中、矢示A
逆方向〕に移動しつつジャストフォーカス点を選択す
る。この結果、前述の検出部51により、位置Bにてジ
ャストフォーカス点が検出される。これによって、対物
レンズ21の移動が位置Bにて停止されフォーカスオン
となる。
【0063】ところで、非常時或いは電源がオフされた
時は、図10に示されるように、上述の〔2〕→〔1〕
→待機状態へと移行する。この〔1〕→待機状態の過程
に於いて、対物レンズ21が下方向〔図8中、矢示A逆
方向〕に移動するため、リフタージンバル27、ジンバ
ル25及びフライングヘッド26等も共に下方向に移動
する。
【0064】この一実施例では、待機状態からフォーカ
ス引き込み状態への移行時、フォーカスコイル23に駆
動電流Iaが供給されて対物レンズ21が上方向に移動
するのに伴い、上方向に付勢されているジンバル25及
びリフタージンバル27も上方向に移動し、更にフライ
ングヘッド26も上方向に移動する。この移動の過程に
於いて、フライングヘッド26は、対物レンズ21によ
り所定の圧力が加えられることで安定浮上する。この
後、対物レンズ21は再度、下方向に移動しジャストフ
ォーカス点にて停止してフォーカスオンとなる。一方、
フォーカス引き込み状態から待機状態に移行する時は、
上述と逆の方向に対物レンズ21が移動し、これに対応
してジンバル25、リフタージンバル27、フライング
ヘッド26も移動して待機状態に移行する。
【0065】従って、装置の重量の増加、装置の大型化
を招くことなくリフタ機構及びフライングヘッド26に
圧力を加える機構を設けることが可能となる。また、リ
フタ機構の駆動源としてフォーカスサーボ機構を用いて
いるので、リフタ機構を設けても送り部が重くなること
を防止できて高速シーク性能の悪化を防止できる。更
に、従来から設けられている対物レンズ21のフォーカ
スサーボ機構を利用してフライングヘッド26のNCS
S動作を行なうことが可能となる。
【0066】また、透明基板の設けられていない光磁気
デイスクから読みだしを行うこと〔以下、表面読みだし
と称する〕が可能となる。そして、対物レンズ21のフ
ライングヘッド26に加える圧力を任意に設定でき、更
に、リフタ機構のスピードは、フォーカスサーボによっ
て、高精度な制御が可能となる。
【0067】この発明は上述の一実施例に限定されるも
のではない。例えば、光磁気デイスク5の一方の面に磁
界変調用のコイルが設けられ、他方の面に光学ピックア
ップ3が設けられると共に、上述のコイル及び光学ピッ
クアップ3がリンク機構等によって連結されている形の
記録装置にも適用が可能である。
【0068】
【発明の効果】この発明にかかる記録装置によれば、装
置の重量の増加、装置の大型化を招くことなくリフタ機
構及びフライングヘッドへの加圧機構を設けることがで
きるという効果がある。これによって、リフタ機構を設
けても高速シーク性能の悪化を防止できるという効果が
ある。更に、新たな機構を設けることなく従来から設け
られている対物レンズのフォーカスサーボ機構を利用し
てフライングヘッドのNCSS動作を行なえるという効
果がある。
【0069】また、表面読みだしが可能になるという効
果がある。そして、フライングヘッドに加える圧力を任
意に設定できるという効果がある。更に、リフタ機構の
スピードは、フォーカスサーボによって高精度な制御が
可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録・再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】この発明に係る記録・再生装置の主要部を示す
ブロック図である。
【図3】フライングヘッドを示す概略斜視図である。
【図4】フォーカスドライブ回路及び検出回路の構成を
示すブロック図である。
【図5】検出部の動作を示す説明図である。
【図6】検出部の構成を示すブロック図である。
【図7】検出部の変形例を示すブロック図である。
【図8】リフタ機構の動作を示す説明図である。
【図9】リフタ機構の動作を示す説明図である。
【図10】リフタ機構の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
3 光学ピックアップ及び磁界発生部 5 光デイスク 6 CPU 16 光学ピックアップ 17 リフタ機構 21 対物レンズ 23 フォーカスコイル 24 支持部材 25 ジンバル 26 フライングヘッド 27 リフタージンバル 35 検出回路 A 方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧方式のフライングヘッドを用いて記
    録媒体に記録を行う記録装置に於いて、上記フライングヘッドに与えられる圧力を検出する圧力
    検出手段と、 上記圧力検出手段からの出力を所定の基準値と比較する
    比較手段と、 上記比較手段より得られる比較結果に基づいて対物レン
    ズの位置を制御する対物レンズ制御手段と、 上記記録媒体側に付勢され、待機状態の時、上記対物レ
    ンズが上記記録媒体から遠ざかる方向へ移動されると、
    上記フライングヘッドを上記記録媒体から遠ざかる方向
    へ移動させ、フォーカス引き込み時、上記対物レンズが
    上記記録媒体に接近する方向に移動すると、上記フライ
    ングヘッドを上記記録媒体に接近させるように移動させ
    フライングヘッド移動手段を備え、上記 フォーカス引き込み時に、上記圧力検出手段の出力
    と上記所定の基準値とを上記比較手段により比較した比
    較結果に基づき、上記対物レンズ制御手段により上記対
    物レンズの位置を制御して該フライングヘッドに所定圧
    力を加えて安定浮上させるようにしたことを特徴とする
    記録装置。
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