JP3189236B2 - 目地構造 - Google Patents

目地構造

Info

Publication number
JP3189236B2
JP3189236B2 JP20314792A JP20314792A JP3189236B2 JP 3189236 B2 JP3189236 B2 JP 3189236B2 JP 20314792 A JP20314792 A JP 20314792A JP 20314792 A JP20314792 A JP 20314792A JP 3189236 B2 JP3189236 B2 JP 3189236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
locking
receiver
mounting bracket
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20314792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626187A (ja
Inventor
英喜 滝口
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アイジー技術研究所 filed Critical 株式会社アイジー技術研究所
Priority to JP20314792A priority Critical patent/JP3189236B2/ja
Publication of JPH0626187A publication Critical patent/JPH0626187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189236B2 publication Critical patent/JP3189236B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボード、例えば金属薄板
間にプラスチック芯材を一体に介在させたサンドイッチ
板、あるいは中空体、密実体等からなるボードを組み合
わせて壁を形成する際に裏面側(内側)からも施工でき
る目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種目地構造としては、胴縁
にT字状の係止体の水平面部を躯体に固定し、水平面部
上にそれぞれパネル端部を載置して係止体の立ち上がり
部を挟んだ状態とし、パネル表面から露出した立ち上が
り部の先端にハの字状のカバーを嵌合した実公平3−7
469号公報や隣接したパネル間に形成された目地部
にカバーを係合、収納した実公平3−12901号等が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の構
造では係止体にカバーを嵌合しており、カバー表面と躯
体とが接触してつながっているので、熱伝導が極めて高
く、結露が発生しやすく、また、係止体の水平面部を躯
体に固定するので表面側(外側)からしか施工できず、
例えば施工の際には足場等を設置する必要があった。
【0004】また、の構造では結露の問題は少ない
が、やはり、表面側(外側)からしか施工できず、例え
ば施工の際には足場等を設置する必要があり、さらに、
目地部の防水性に劣っていた。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、ボード間に対応する胴縁に装着金具
を胴縁の側面で取付け、装着金具の上に受体、バックア
ップ材さらにコーキング材を設けることで、裏面側(内
側)からも施工でき、結露の発生がなく、防水性に優れ
た目地構造を提案するものである。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る目地構造
の一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は
上記目地構造を示す説明図であり、Aは装着金具、Bは
受体、Cはバックアップ材、Dはシート材、Eはコーキ
ング材、Fはボード、Gは目地部、αは躯体である。
【0007】さらに説明すると、装着金具Aは図2に示
すように突設した係止部1とL字状の取付部4とから断
面を逆T字状の変形体で、かつ長尺に形成し、主にボー
ドFの端部を載置して目地部Gを形成すると共に、受体
BをボードFの厚さに対応して係合するものである。
【0008】すなわち、係止部1はバックアップ材Cを
装着するための頂面2とボードFのガイドと受体Bの係
合爪8を係止する係止爪部3とから形成したものであ
り、取付部4は係止部1の下端を外側方へ延長し、途中
に係止部1と平行な突起5を少なくとも1本以上設け、
その端縁を内方に垂下して躯体αに装着金具Aを装着す
るための取付片6とから構成したものである。7は取付
孔で躯体αに装着金具Aを装着するのに有用なものであ
る。
【0009】また、受体Bは図3に示すように係止部1
の係止爪部3に弾力下で係合する係合爪8と弾力脚9と
コーキング材E等の装着面10とからなり、金属薄板を
成形した短尺、もしくは長尺体である。なお、受体Bは
ボードFの厚さTに対応して目地部Gの高さ寸法Hに対
応して容易に調整できる係合構造としたものである。
【0010】バックアップ材Cは図4に示すように例え
ばプラスチックフォーム、ゴム系、合成ゴム系の長尺体
で断面が円形、角形、楕円形等であり、目地幅Wと同等
か、この寸法より幾分大きく、両ボードFの端面間を弾
力下で閉塞するのと目地部Gに使用するコーキング材E
の充填量を低減し、かつコーキング材Eの充填作業を効
果的に、さらに高スピードで、しかも防水性、断熱性、
気密性をも付加すると共にコスト低減を図ったものであ
る。
【0011】シート材Dはボンドブレーカ、防水材、コ
ーキング材付着面等の1機能を有し、プラスチックシー
ト、ゴムシート、金属箔シート、低発泡シート、紙とこ
の種シートのラミネート材等からなるものである。
【0012】コーキング材Eはシリコン、変性シリコ
ン、発泡性コーキング材、および周知の材料からなり、
耐候性と防水性を具備するものである。その充填部位は
ボードFの端部間とバックアップ材CとボードFの表面
材として囲まれた空隙に充填するものである。
【0013】ボードFは図5に示すように表面材12と
裏面材13と芯材14とを一体に形成したものであり、
表、裏面材12、13としては金属薄板を用い、芯材1
4としてはプラスチックフォーム等を一体に用いるもの
である。
【0014】次に本発明に係る目地構造の施工法を簡単
に説明する。すなわち、木造、または鉄骨等の下地、例
えば胴縁、所謂目地となる位置の躯体α上に装着金具A
を内側(居住側)から装着し、その取付部4をボルト、
もしくはスクリューネジ等で躯体αに固定する。なお、
係止爪部3には受体BをボードFの厚さに対応して係合
しておき、かつ受体Bの装着面10にポリエチレン発泡
体製のバックアップ材Cを一体に貼着したものである。
【0015】次に、全ボードFを内側から金具による施
工が終わったら、図示しないゴンドラ等に乗り、コーキ
ング材Eを目地部Gとなる容積内に充填するものであ
る。この構造では足場を設置する必要が全くなくなる。
【0016】以上説明したのは本発明に係る目地構造の
一実施例にすぎず、装着金具Aを図6(a)〜(e)に
示すように形成することもできる。すなわち、(a)図
は係止爪部3を直角3角形状に窪ませたものであり、
(b)図は(a)図にさざ波を入れた形状であり、
(c)図は深い1ケ所のみの係止爪部3を形成したもの
であり、(d)図は係止部1の下方を他より細くして段
差を設けたものであり、(e)図は頂面2を曲面にした
装着金具Aである。
【0017】図7(a)〜(c)は受体Bのその他の変
形例であり、(a)図はボタンパンチβを付加したもの
であり、(b)図は複数個の波状に形成した係合爪8で
あり、(c)図は(a)図と(b)図を併用した受体で
ある。
【0018】図8(a)〜(e)は受体Bとバックアッ
プ材Cを組み合わせて施工をより一層容易にした場合で
ある。さらに説明すると、(a)図はバックアップ材C
の表面を粗面とし、コーキング材Eの付着を容易にし、
かつ受体Bとバックアップ材Cの一体化にゼリー状の接
着剤11を介在して一体化した場合である。また、
(b)図はバックアップ材Cの接着面にシート材D、例
えばクラフト紙付鉛箔を介在させて一体化した場合であ
り、(c)図はバックアップ材Cの表面にコーキング材
Eの下塗装分がすでに付着してある場合であり、(d)
図はバックアップ材Cの両面にシート材Dを一体に貼着
させ、かつ一体に形成した場合であり、(e)図はバッ
クアップ材Cの下部が高発泡、他が通常の発泡体とし、
その表面にシート材Dを一体に貼着した場合である。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明に係る目地構造に
よれば、装着金具の両端がL字状に屈曲され、胴縁を
挟み込んで側面から固定するので、内側から施工でき
る。外側はコーキング材になるので、結露の発生がな
く、防水性にも優れる。バックアップ材を付けた受体
を先に装着金具に係合しておけば、施工が極めて容易で
効率がよい。受体の装着金具への係合高さ(位置)を
変えることで、異なるボード厚さに対応できる。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目地構造の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明に係る目地構造の主要部である装着金具
の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明で用いる受体の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明で用いるバックアップ材の一例を示す斜
視図である。
【図5】本発明で用いるボードの一例を示す断面図であ
る。
【図6】本発明で用いる装着金具のその他の実施例を示
す説明図である。
【図7】本発明で用いる受体のその他の実施例を示す斜
視図である。
【図8】本発明で用いる受体とバックアップ材の一体物
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 装着金具 B 受体 C バックアップ材 D シート材 E コーキング材 F ボード G 目地部 α 躯体 1 係止部 2 頂面 3 係止爪部 4 取付部 5 突起 6 取付片 7 取付孔 8 係合爪 9 弾力脚 10 装着面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴縁上にボードを連続して載置すること
    で壁面を形成し、連続するボード間に形成した目地構造
    において、胴縁に固定される装着金具、装着金具の係止
    部に係合される受体、受体の頂面で一体化されるバック
    アップ材及び該バックアップ材の表面とボード表面間の
    空隙に充填したコーキング材から構成され、装着金具は
    両端が胴縁側に直角に屈曲されて胴縁を挟み込み、挟み
    込んだ両側面には胴縁に側面から固定する取付片を、中
    央部にはボード側に突設した頂面と突設部の両側面に設
    けた係止爪とからなる係止部を有し、受体は断面コ字状
    で両側面に装着金具の係止部に係合する係合爪と頂面と
    を有していることを特徴とする目地構造。
JP20314792A 1992-07-06 1992-07-06 目地構造 Expired - Fee Related JP3189236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20314792A JP3189236B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 目地構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20314792A JP3189236B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 目地構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626187A JPH0626187A (ja) 1994-02-01
JP3189236B2 true JP3189236B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=16469204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20314792A Expired - Fee Related JP3189236B2 (ja) 1992-07-06 1992-07-06 目地構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189236B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10086574B2 (en) 2014-04-16 2018-10-02 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Flat tire repair liquid container
US10434732B2 (en) 2014-04-16 2019-10-08 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Flat tire repair liquid container

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8261499B2 (en) 2008-04-18 2012-09-11 Centria Extruded seal plate for horizontal insulated composite architectural panel vertical end joints

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10086574B2 (en) 2014-04-16 2018-10-02 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Flat tire repair liquid container
US10434732B2 (en) 2014-04-16 2019-10-08 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Flat tire repair liquid container

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626187A (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3189236B2 (ja) 目地構造
JP3502536B2 (ja) 折板屋根上構造物の取付け装置と取付け金具、折板の補強材、バルコニー床の取付け構造
JP4805488B2 (ja) 接続部材および接続構造
JP3551409B2 (ja) 間仕切装置における支柱へのガラスパネルの取付構造
JPS5919074Y2 (ja) 幕板
JP3088191B2 (ja) 目地構造
JP2522222Y2 (ja) 建物における壁材取付装置
JPH0314508Y2 (ja)
JPH0312899Y2 (ja)
KR950006767Y1 (ko) 벽판넬의 부착구조
JP3137464B2 (ja) 化粧材
JPH0746641Y2 (ja) 建物の床用伸縮継手装置
JPH0649684Y2 (ja) サイディング目地シール用底目地材
JPH0342206Y2 (ja)
JPH08177217A (ja) 二重床の床パネルの支持装置
JP2560951Y2 (ja) 平板状の目地部材を配した鋼板パネルの接続構造
JPS5938837Y2 (ja) 建築用板
JPS641424Y2 (ja)
JP3165667B2 (ja) 外壁パネル
JP2779840B2 (ja) 横葺き用屋根板の接続部材
JPH0232785Y2 (ja)
JP2529949Y2 (ja) 目地板の取付装置
JP3065955B2 (ja) 縦葺き外装材及び縦葺き外装構造
JPH0243136Y2 (ja)
JPH10245915A (ja) 浴室ユニットにおける壁パネルの接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees