JP3189125B2 - ステッピングモータの励磁駆動方式 - Google Patents

ステッピングモータの励磁駆動方式

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JP3189125B2 JP26134491A JP26134491A JP3189125B2 JP 3189125 B2 JP3189125 B2 JP 3189125B2 JP 26134491 A JP26134491 A JP 26134491A JP 26134491 A JP26134491 A JP 26134491A JP 3189125 B2 JP3189125 B2 JP 3189125B2
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バグパイプ自動演奏装
置等の駆動源として使用されるステッピングモータの励
磁駆動方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】バグパイプ自動演奏装置において、バグ
パイプを開孔又は閉孔させるための指部材の駆動源とし
て従来は可動線輪式アクチュエータが使用されていた。
しかし、このアクチュエータにはコイル断線等故障が多
く実際に演奏させる上では信頼性に欠けていた。
【0003】そこで、例えば、ステップ角1.8[de
g]の市販のステッピングモータを使用して1−2相励
磁5ステップでバグパイプの指孔の開閉を行なうステッ
ピングモータ式アクチュエータが開発されている。この
アクチュエータの性能自体は応答時間7.60[m se
c]、指先押え力113[gf]を実現しており、バグパ
イプ自動演奏装置のアクチュエータの必要仕様を十分満
たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これも実際に
演奏装置のアクチュエータとして使用するにあたって
は、指押え力を得るための調整や、初期位置設定を必要
とすることなどメンテナンス性の悪さから実際に演奏さ
せるのは難しい面がある。また、初期位置設定装置を必
要とすることや、ステッピングモータの駆動回路が大変
複雑であり、部品点数から考えても高信頼性とは言い難
い。
【0005】本発明の目的はアクチュエータ及び駆動回
路の単純化を図ることによって低コスト、高信頼性でメ
ンテナンス性に優れた自動演奏装置等に好適なステッピ
ングモータの励磁駆動方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ステッピングモータのA相励磁の時の安
定点に対応する第1の角度位置と、B相励磁の時の安定
点に対応する第2の角度位置と、の間をA相、B相の励
磁切換えにより所定部材を往復回動させると共に第2の
角度位置では上記部材を機械的に停止させる装置におい
て、A相からB相への励磁の切換えと同時に、A相から
B相への回動方向の先の安定点を得るための−A相を励
磁させることで、第1の角度位置から第2の角度位置に
前記部材を回動させ、この回動が終了するとB相の励磁
を停止させ、前記−A相の励磁により上記部材に第2の
角度位置において所定のトルクを与えることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】前記装置において、ステッピングモータのA相
を励磁すると、前記部材は第1の角度位置にあり、A相
からB相及び−A相に励磁を切換えると、第2の角度位
置まで回動し機械的に停止する。この時、B相の励磁を
停止し、−A相を励磁するので、上記部材には所定のト
ルクが作用し第2の角度位置に押圧される。−A相の励
磁を停止し、A相を励磁すれば、上記部材は第1の角度
位置に戻る。
【0008】上記部材を、バグパイプ自動演奏装置のア
クチュエータの指部材とし、上記第2の角度位置にバグ
パイプを配置すれば、ステッピングモータの1ステップ
駆動だけでバグパイプの開孔、閉孔を行ない、閉孔状態
で必要な押圧力が得られるので、指孔からの空気漏れは
ない。またA相励磁で指部材は開孔状態の第1の角度位
置にくるので、初期位置設定装置は不要である。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の駆動回路、図2は本発明
に使用されるステッピングモータの内部結線図、図3は
該回路による励磁方法のタイムチャートである。
【0010】図1及び図2において、1は入力信号端
子、2〜4はインバータ回路、5はワンショットマルチ
バイブレータ、6〜8は駆動トランジスタ、9〜11は
ステッピングモータの夫々A相、B相及び−A相の駆動
コイル、12はステッピングモータのロータ、13〜1
5はダイオード、16〜18はツェナーダイオードであ
る。
【0011】ステッピングモータは周知の如く各相のコ
イルを順次励磁してロータを回転させ、一般には位置決
め制御などに使用されるが、本発明では、一部の相のコ
イルだけ励磁して、所定部材、例えば、前記バグパイプ
自動演奏装置のアクチュエータの指部材等を往復運動さ
せ、その1つの角度位置では上記部材の押圧力(トル
ク)を作用させるようにしている。
【0012】即ち、ステッピングモータを駆動源とする
バグパイプ自動演奏装置において、ステッピングモータ
の単純な1相励磁又は1−2相励磁で指部材を駆動して
バグパイプを開閉させた場合、指先変位と孔に対する押
え力の仕様を同時に満たすことは難しいことが実験の結
果よりわかったので、例えば、A相励磁の時の安定点に
対応する第1の角度位置をバグパイプの閉孔状態の位
置、B相励磁の時の安定点に対応する第2の角度位置を
閉孔状態の位置とし、A相からB相に励磁を切換えて指
部材を回動させて閉孔する時に、回動方向の更に先の安
定点を得るための−A相を励磁することにより指部材に
トルクを作用させて必要な押圧力を得る。但し、B相は
閉孔の瞬間には必要であるが、そのままでは−A相との
2相励磁になりステッピングモータに流れる電流が2倍
になり、発熱が大きくなるので、閉孔動作が終ると、B
相の励磁を停止する。
【0013】上述したようなステッピングモータの励磁
駆動方法を実行するため、図1のステッピングモータ駆
動回路において、入力端子1には、コンピュータからの
図3(a)に示すバグパイプの演奏用のディジタル駆動
信号a(例えば、開孔状態=“L”レベル、閉孔状態=
“H”レベル)が与えられる。
【0014】上記信号aはインバータ2により図3
(b)に示す信号bとなり、この信号bによりトランジ
スタ6が駆動され、ステッピングモータのA相コイル9
の励磁のオンオフが行なわれる。また同時に信号aはB
相及び−A相にも送られる。即ち、信号aはインバータ
3,4により図3(d)に示す信号dとなり、この信号
dによりトランジスタ8が駆動され、ステッピングモー
タの−A相コイル11の励磁のオンオフが行なわれる。
【0015】更に上記信号dはワンショットマルチバイ
ブレータ5に与えられ、図3(c)に示す出力信号cに
よりトランジスタ7が駆動され、ステッピングモータの
B相コイル10の励磁のオンオフが行なわれる。B相の
励磁時間は、ワンショットマルチバイブレータ5に接続
された抵抗R1,R2とコンデンサC1の値による時定数
によって決まり、閉孔開始時から一定時間だけとなる。
【0016】図3から明らかなようにA相と、B相、−
A相との励磁の関係は逆となっており、A相励磁の安定
点に前記指部材があればバグパイプは開孔状態で、B相
及び−A相に励磁が切換わると、上記指部材はB相励磁
の安定点に回動して閉孔状態となり、この状態で−A相
励磁の安定点方向へのトルクによる押圧力が加わる。B
相の励磁は閉孔時から一定時間だけである。なお、各相
のダイオード及びツェナーダイオードは励磁切換時(電
流切換時)の逆起電力によるサージ電圧を抑制するため
に使用されている。
【0017】図4(a),(b)はステッピングモータ
駆動式のバグパイプ自動演奏装置を示すもので、20は
バグパイプ、21はバグパイプ支持台、22〜29はス
テッピングモータ、30〜37は指部材、38〜45は
ベルトである。
【0018】バグパイプ20は、図5に示すように、N
o.0〜No.7の8つの指孔が設けてあり、各指孔を、ス
テッピングモータ22〜29によりベルト38〜45を
介して駆動される指部材30〜37が開閉して演奏す
る。各ステッピングモータは図1に示す構成の駆動回路
により励磁駆動される。
【0019】なお、本発明の方式はバグパイプ自動演奏
装置だけでなく、ステッピングモータによる往復動を利
用する全ての装置に適用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テッピングモータを用いて所定部材を往復動させ所望で
該部材にトルクを作用させるアクチュエータを低コスト
で、しかも高信頼性かつ比較的簡単な構成を以って実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】上記実施例に使用されるステッピングモータの
結線図である。
【図3】図1の回路の動作説明用のタイムチャートであ
る。
【図4】バグパイプ自動演奏装置を示す平面図及び正面
図である。
【図5】バグパイプを示す平面図である。
【符号の説明】
1 入力信号端子 2〜4 インバータ回路 5 ワンショットマルチバイブレータ 6〜8 トランジスタ 9〜11 ステッピングモータのA相、B相、−A相の
駆動コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−255097(JP,A) 特開 平2−74197(JP,A) 特開 平2−51396(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 G10F 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータのA相励磁の時の安
    定点に対応する第1の角度位置と、B相励磁の時の安定
    点に対応する第2の角度位置と、の間をA相、B相の励
    磁切換えにより所定部材を往復回動させると共に第2の
    角度位置では上記部材を機械的に停止させる装置におい
    て、A相からB相への励磁の切換えと同時に、A相から
    B相への回動方向の先の安定点を得るための−A相を励
    磁させることで、第1の角度位置から第2の角度位置に
    前記部材を回動させ、この回動が終了するとB相の励磁
    を停止させ、前記−A相の励磁により上記部材に第2の
    角度位置において所定のトルクを与えることを特徴とす
    るステッピングモータの励磁駆動方式。
  2. 【請求項2】 前記装置がバグパイプの自動演奏装置で
    あり、前記部材がバグパイプの指部材で、前記第1の角
    度位置がバグパイプの開孔位置、第2の角度位置が閉孔
    位置であることを特徴とする請求項1に記載のステッピ
    ングモータの励磁駆動方式。
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