JP3124397B2 - センサレス多相直流モータの起動方法 - Google Patents
センサレス多相直流モータの起動方法Info
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- JP3124397B2 JP3124397B2 JP04326557A JP32655792A JP3124397B2 JP 3124397 B2 JP3124397 B2 JP 3124397B2 JP 04326557 A JP04326557 A JP 04326557A JP 32655792 A JP32655792 A JP 32655792A JP 3124397 B2 JP3124397 B2 JP 3124397B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、センサレス多相直流
モータの起動方法に関し、特に、その起動の確実性を向
上させる技術に関するものである。
モータの起動方法に関し、特に、その起動の確実性を向
上させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の回転駆動用のモータ
として、従来から、ブラシレス多相直流モータが用いら
れている。この種のモータはスピンドルモータとも呼ば
れ、例えば、励磁状態において磁界を発生するステータ
コイルを備えたステータと、このステータコイルの磁界
との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネット
を備えたロータと、ロータマグネットの回転位置を検出
するセンサとを有する構造のものがよく知られており、
このような構造のスピンドルモータでは、多くの場合、
半導体チップ化された電子回路により回転制御が行われ
ている。
として、従来から、ブラシレス多相直流モータが用いら
れている。この種のモータはスピンドルモータとも呼ば
れ、例えば、励磁状態において磁界を発生するステータ
コイルを備えたステータと、このステータコイルの磁界
との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネット
を備えたロータと、ロータマグネットの回転位置を検出
するセンサとを有する構造のものがよく知られており、
このような構造のスピンドルモータでは、多くの場合、
半導体チップ化された電子回路により回転制御が行われ
ている。
【0003】この場合のステータ側の磁界発生タイミン
グは、センサによりロータマグネットの回転位置を検知
して制御され、この種のセンサには、従来からホール素
子が用いられていた。ところが、近時、モータの小型化
やセンサの特性劣化を回避するために、センサを使用し
ないで、休止中のコイルに発生する誘起電圧(または誘
起電流)を利用してロータマグネットの位置を検知する
いわゆるセンサレス多相直流モータが一般化されつつあ
る。
グは、センサによりロータマグネットの回転位置を検知
して制御され、この種のセンサには、従来からホール素
子が用いられていた。ところが、近時、モータの小型化
やセンサの特性劣化を回避するために、センサを使用し
ないで、休止中のコイルに発生する誘起電圧(または誘
起電流)を利用してロータマグネットの位置を検知する
いわゆるセンサレス多相直流モータが一般化されつつあ
る。
【0004】センサレスモータの起動に際し、モータ停
止時は、逆起電圧が得られないため、まず、ロータを揺
動させることがおこなわれる。例えば、3相コイルのス
ピンドルモータでは、ステータコイルに励磁電流を順次
供給する歩進工程が繰り返され、この歩進工程中には、
通常、正方向,休止,逆方向の励磁電流を各相に流すス
テップが含まれていて、このようなステップが含まれた
所定パターンの励磁電流を流すことによって発生する磁
界と、ロータマグネットとの間の吸引,反発力により駆
動トルクが発生してモータの起動が行われる。
止時は、逆起電圧が得られないため、まず、ロータを揺
動させることがおこなわれる。例えば、3相コイルのス
ピンドルモータでは、ステータコイルに励磁電流を順次
供給する歩進工程が繰り返され、この歩進工程中には、
通常、正方向,休止,逆方向の励磁電流を各相に流すス
テップが含まれていて、このようなステップが含まれた
所定パターンの励磁電流を流すことによって発生する磁
界と、ロータマグネットとの間の吸引,反発力により駆
動トルクが発生してモータの起動が行われる。
【0005】しかしながら、このようなセンサレス多相
直流モータでは、特に、その起動方法に以下に説明する
技術的課題があった。
直流モータでは、特に、その起動方法に以下に説明する
技術的課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記センサ
レス多相直流モータにおいては、コイルに鎖交する磁束
による誘起電圧によりロータマグネットの位置を検知し
ているが、モータの停止時には誘起電圧がなく、また、
マグネットの極性が不明なので、始動時には、強制的に
起動をかけている。ところが、ロータの位置によって
は、低トルクのために起動不良が発生したり、あるい
は、通電による磁界が逆方向に発生して、起動立上がり
において機械角60°以上逆回転することもある。
レス多相直流モータにおいては、コイルに鎖交する磁束
による誘起電圧によりロータマグネットの位置を検知し
ているが、モータの停止時には誘起電圧がなく、また、
マグネットの極性が不明なので、始動時には、強制的に
起動をかけている。ところが、ロータの位置によって
は、低トルクのために起動不良が発生したり、あるい
は、通電による磁界が逆方向に発生して、起動立上がり
において機械角60°以上逆回転することもある。
【0007】そこで、このような不都合を回避し、起動
信頼性を高めるために、本出願人は、歩進の一部をダブ
ル駆動方式とする起動方法を開発した。この起動方法で
は、センサレスモータの起動時に、休止時間を含まずに
通電方向が正から負、または、負から正に逆転する逆励
磁駆動動作を含む起動方法であって、この方法によれ
ば、大きな磁束密度変化幅が生じて、起動の死点が解消
するとともに、高トルクが発生し、起動信頼性が向上す
る。
信頼性を高めるために、本出願人は、歩進の一部をダブ
ル駆動方式とする起動方法を開発した。この起動方法で
は、センサレスモータの起動時に、休止時間を含まずに
通電方向が正から負、または、負から正に逆転する逆励
磁駆動動作を含む起動方法であって、この方法によれ
ば、大きな磁束密度変化幅が生じて、起動の死点が解消
するとともに、高トルクが発生し、起動信頼性が向上す
る。
【0008】ところが、このようなダブル駆動方式にお
いても、例えば、ロータとステータとの位置関係が、通
電に対してたまたま0トルクを発生する位置にある場合
に起動すると、ロータがあまり動かない状態で歩進シー
ケンスが繰り返される。このとき、ロータを所定方向に
確実に回転させるために複数の歩進工程を繰り返すが、
例えば、逆励磁駆動動作が単一の方向で1相のコイルの
みの場合には、トルクアップが不十分になるという問題
があった。
いても、例えば、ロータとステータとの位置関係が、通
電に対してたまたま0トルクを発生する位置にある場合
に起動すると、ロータがあまり動かない状態で歩進シー
ケンスが繰り返される。このとき、ロータを所定方向に
確実に回転させるために複数の歩進工程を繰り返すが、
例えば、逆励磁駆動動作が単一の方向で1相のコイルの
みの場合には、トルクアップが不十分になるという問題
があった。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、複数の相
で順次逆励磁駆動動作が行われるようにすることで、十
分なトルクアップを図り、その結果、起動確率が向上す
るセンサレス多相直流モータの起動方法を提供すること
にある。
されたものであり、その目的とするところは、複数の相
で順次逆励磁駆動動作が行われるようにすることで、十
分なトルクアップを図り、その結果、起動確率が向上す
るセンサレス多相直流モータの起動方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、励磁状態で電流磁界を発生する3相がス
ター結線されたステータコイルを備えたステータと、こ
のステータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回
転力を得るロータマグネットを備えたロータと、このロ
ータを所定の方向に回転させるパルス状の励磁電流が供
給される歩進工程とを有するセンサレス多相直流モータ
の起動方法において、前記3相のステータコイルのう
ち、2相のステータコイルが同時に励磁される起動方法
であって、前記歩進工程は、休止期間を含まないで励磁
電流が逆転する逆励磁駆動動作をを含み、複数の相で前
記逆励磁駆動動作が順次行われることを特徴とする。
め、本発明は、励磁状態で電流磁界を発生する3相がス
ター結線されたステータコイルを備えたステータと、こ
のステータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回
転力を得るロータマグネットを備えたロータと、このロ
ータを所定の方向に回転させるパルス状の励磁電流が供
給される歩進工程とを有するセンサレス多相直流モータ
の起動方法において、前記3相のステータコイルのう
ち、2相のステータコイルが同時に励磁される起動方法
であって、前記歩進工程は、休止期間を含まないで励磁
電流が逆転する逆励磁駆動動作をを含み、複数の相で前
記逆励磁駆動動作が順次行われることを特徴とする。
【0011】前記歩進工程では、その工程中で励磁電流
の供給時間を漸次増加させることができる。また、この
歩進工程では、その工程中で励磁電流の周波数をモータ
の固有振動周波数よりも大きい周波数から小さい周波数
まで変動させることができる。さらに、前記センサレス
多相モータの起動方法においては、前記歩進工程の後に
加速工程を設け、前記歩進工程と前記加速工程との間に
移行工程を設けることができる。この場合、前記移行工
程では、その工程中で各相に励磁電流を供給する周波数
をモータの略固有振動周波数に対応させることができ
る。
の供給時間を漸次増加させることができる。また、この
歩進工程では、その工程中で励磁電流の周波数をモータ
の固有振動周波数よりも大きい周波数から小さい周波数
まで変動させることができる。さらに、前記センサレス
多相モータの起動方法においては、前記歩進工程の後に
加速工程を設け、前記歩進工程と前記加速工程との間に
移行工程を設けることができる。この場合、前記移行工
程では、その工程中で各相に励磁電流を供給する周波数
をモータの略固有振動周波数に対応させることができ
る。
【0012】
【作用】上記構成のセンサレス多相直流モータの起動方
法によれば、歩進工程におてい、複数の相で通電方向が
休止期間を含まないで逆転する逆励磁駆動動作が順次行
われるので、この逆励磁駆動動作により大きな磁束密度
変化が得られ、その結果、大幅なトルクアップが達成さ
れ、これにより起動確率が大幅に向上する。
法によれば、歩進工程におてい、複数の相で通電方向が
休止期間を含まないで逆転する逆励磁駆動動作が順次行
われるので、この逆励磁駆動動作により大きな磁束密度
変化が得られ、その結果、大幅なトルクアップが達成さ
れ、これにより起動確率が大幅に向上する。
【0013】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1から図5は、本発明に
かかるセンサレス多相直流モータの起動方法の一実施例
を示している。同図に示す起動方法は、本発明を3相の
センサレス直流モータに適用したものであり、図1には
モータの制御系を含む全体構成が示されており、直流モ
ータは、励磁状態で磁界を発生する図外のステータと、
このステータの磁界との電磁相互作用により回転力を得
る図外のロータとを有している。
を参照して詳細に説明する。図1から図5は、本発明に
かかるセンサレス多相直流モータの起動方法の一実施例
を示している。同図に示す起動方法は、本発明を3相の
センサレス直流モータに適用したものであり、図1には
モータの制御系を含む全体構成が示されており、直流モ
ータは、励磁状態で磁界を発生する図外のステータと、
このステータの磁界との電磁相互作用により回転力を得
る図外のロータとを有している。
【0014】ステータには、3相のステータコイルu,
v,wが施されていて、各ステータコイルu,v,wに
は、励磁電流が供給されない休止時間に各ステータコイ
ルu,v,wに誘起される逆誘起起電圧(逆誘起起電流
でもよい)を検知する逆起電圧検出回路1が接続されて
いる。本実施例の制御系は、逆起電圧検出回路1の検出
信号が入力される制御部2と、制御部2の出力側に接続
されたドライバー回路3およびパワー回路4と、シーケ
ンサ5および励磁カウンタ6,歩進タイマ7とを有して
いる。
v,wが施されていて、各ステータコイルu,v,wに
は、励磁電流が供給されない休止時間に各ステータコイ
ルu,v,wに誘起される逆誘起起電圧(逆誘起起電流
でもよい)を検知する逆起電圧検出回路1が接続されて
いる。本実施例の制御系は、逆起電圧検出回路1の検出
信号が入力される制御部2と、制御部2の出力側に接続
されたドライバー回路3およびパワー回路4と、シーケ
ンサ5および励磁カウンタ6,歩進タイマ7とを有して
いる。
【0015】パワー回路4は、制御部2からの指令に基
づいて作動するドライバー回路3からの出力信号を受け
て、各ステータコイルu,v,wに励磁カウンタ6で設
定されたパターンで励磁電流を供給する。制御部2は、
モータの起動および起動後の定常運転の制御を逆起電圧
検出回路1からの信号に基づいて行う。シーケンサ5
は、制御部2からの制御信号を受けて予め設定されてい
る歩進パターンの励磁電流を送出するものであり、この
実施例では、図2に示すように、ステータコイルu,
v,wに対して、u→v,w→v,w→u,v
→u,v→w,u→wの6つのステップが繰り返さ
れる歩進パターンが設定されている。
づいて作動するドライバー回路3からの出力信号を受け
て、各ステータコイルu,v,wに励磁カウンタ6で設
定されたパターンで励磁電流を供給する。制御部2は、
モータの起動および起動後の定常運転の制御を逆起電圧
検出回路1からの信号に基づいて行う。シーケンサ5
は、制御部2からの制御信号を受けて予め設定されてい
る歩進パターンの励磁電流を送出するものであり、この
実施例では、図2に示すように、ステータコイルu,
v,wに対して、u→v,w→v,w→u,v
→u,v→w,u→wの6つのステップが繰り返さ
れる歩進パターンが設定されている。
【0016】励磁カウンタ6は、制御部2の信号を受け
て、この信号に基づいて、シーケンサ5の歩進パターン
を変更するものであって、例えば、これが1にセットさ
れた場合には、歩進パターンは図2に示された〜の
ステップが繰り返される励磁電流をドライバー回路3に
送出するとともに、励磁カウンタ6が+2にセットされ
た場合には、図2に示した歩進パターンでは、,,
のステップが繰り返される励磁電流を送出する。
て、この信号に基づいて、シーケンサ5の歩進パターン
を変更するものであって、例えば、これが1にセットさ
れた場合には、歩進パターンは図2に示された〜の
ステップが繰り返される励磁電流をドライバー回路3に
送出するとともに、励磁カウンタ6が+2にセットされ
た場合には、図2に示した歩進パターンでは、,,
のステップが繰り返される励磁電流を送出する。
【0017】歩進タイマ7は、励磁カウンタ6で設定さ
れた励磁電流の継続時間を制御部2からの信号に基づい
て設定するものである。図3には、制御部2で実施され
る起動時の制御フローが示され、また、図4,5には、
起動時の歩進工程のタイムチャートが示されている。図
3に示す制御フローでは、制御部2がスタート信号を受
けて作動すると、まず、ステップs1で励磁カウンター
6が1にリセットされ、ステップs2で励磁カウンタ6
が+2に、また、歩進タイマ7がT1 にセットされる。
これにより、図4に示すように、ステータコイルu,
v,wにおいて、コイルu→v,同w→u,同v→wの
順に励磁電流が時間T1 の間だけ供給される。
れた励磁電流の継続時間を制御部2からの信号に基づい
て設定するものである。図3には、制御部2で実施され
る起動時の制御フローが示され、また、図4,5には、
起動時の歩進工程のタイムチャートが示されている。図
3に示す制御フローでは、制御部2がスタート信号を受
けて作動すると、まず、ステップs1で励磁カウンター
6が1にリセットされ、ステップs2で励磁カウンタ6
が+2に、また、歩進タイマ7がT1 にセットされる。
これにより、図4に示すように、ステータコイルu,
v,wにおいて、コイルu→v,同w→u,同v→wの
順に励磁電流が時間T1 の間だけ供給される。
【0018】続くステップs3では、励磁カウンタ6が
+2に、また、歩進タイマ7がT2にセットされる。こ
のステップにおいても、図4に示すように、上記ステッ
プ2と同様に、コイルu→v,同w→u,同v→wの順
に励磁電流が時間T2の間だけ供給される。なお、本実
施例の起動方法では、図4に示したように、各励磁電流
は、パルス状のものであって、3相のステータコイル
u,v,wのうち、2相のステータコイルが同時に励磁
される。次に、ステップs4,同s5,同s6でそれぞ
れ励磁カウンタ6が+2に、また、歩進タイマ7が
T3,T4,T5にセットされ、上記と同様にコイルu→
v,同w→u,同v→wの順に励磁電流が、それぞれ時
間T3,T4,T5の間だけ供給される。
+2に、また、歩進タイマ7がT2にセットされる。こ
のステップにおいても、図4に示すように、上記ステッ
プ2と同様に、コイルu→v,同w→u,同v→wの順
に励磁電流が時間T2の間だけ供給される。なお、本実
施例の起動方法では、図4に示したように、各励磁電流
は、パルス状のものであって、3相のステータコイル
u,v,wのうち、2相のステータコイルが同時に励磁
される。次に、ステップs4,同s5,同s6でそれぞ
れ励磁カウンタ6が+2に、また、歩進タイマ7が
T3,T4,T5にセットされ、上記と同様にコイルu→
v,同w→u,同v→wの順に励磁電流が、それぞれ時
間T3,T4,T5の間だけ供給される。
【0019】ここで、上述したような励磁電流を供給す
る歩進工程では、ステータコイルu,v,wにおいて
は、図4中に太線矢印で示したように、休止期間を含ま
ないで励磁電流が正から負に逆転する逆励磁駆動動作
が、ステータコイルu,同w,同vの順で順次行われる
ことになり、これにより、モータの起動確率が大幅に向
上する。
る歩進工程では、ステータコイルu,v,wにおいて
は、図4中に太線矢印で示したように、休止期間を含ま
ないで励磁電流が正から負に逆転する逆励磁駆動動作
が、ステータコイルu,同w,同vの順で順次行われる
ことになり、これにより、モータの起動確率が大幅に向
上する。
【0020】そして、以上の歩進工程が終了すると、ス
テップs7で移行工程が実行され、この移行工程では、
励磁カウンタ6が+1にセットされ、歩進タイマ7がT
6 に設定される。この移行工程では、励磁カウンタ6が
+1にセットされるので、各ステータコイルu,v,w
に供給される励磁電流は、図5に示すように、図2の
〜のステップが繰り返されるパターンとなる。
テップs7で移行工程が実行され、この移行工程では、
励磁カウンタ6が+1にセットされ、歩進タイマ7がT
6 に設定される。この移行工程では、励磁カウンタ6が
+1にセットされるので、各ステータコイルu,v,w
に供給される励磁電流は、図5に示すように、図2の
〜のステップが繰り返されるパターンとなる。
【0021】このような移行工程を設ける理由は、上記
歩進工程で励磁電流の絶対値を下げていくと、モータが
回転しない場合があるが、歩進工程の後に移行工程(通
常の歩進工程に相当する)を設けておくと、モータの回
転の起動がスムースに行われるからであり、必要に応じ
てこの移行工程は、省略することも可能である。また、
上記歩進および移行工程においては、歩進タイマ7の設
定時間がT1 (例えば、8ms)<T2 (同9ms)<
T3 (同11ms)<T4 (同13ms)<T5 (同1
6ms)<T6 (同11.4ms)のように、後のステ
ップほど長くなるように設定される。この場合、歩進工
程の励磁電流の繰り返し周波数(1/各歩進タイマ7の
設定時間T1 〜T5 に相当する)は、モータの固有振動
周波数に対して、これを挟んで、固有振動周波数よりも
大きい値から小さい値になるように設定することが望ま
しく、このように周波数を設定すると、モータの起動が
より一層円滑に行える。なお、特別な場合として、歩進
タイマ7の設定時間が一定(T1 =T2 =T3 =T4 =
T5 =T6 )となるように設定することもできる。
歩進工程で励磁電流の絶対値を下げていくと、モータが
回転しない場合があるが、歩進工程の後に移行工程(通
常の歩進工程に相当する)を設けておくと、モータの回
転の起動がスムースに行われるからであり、必要に応じ
てこの移行工程は、省略することも可能である。また、
上記歩進および移行工程においては、歩進タイマ7の設
定時間がT1 (例えば、8ms)<T2 (同9ms)<
T3 (同11ms)<T4 (同13ms)<T5 (同1
6ms)<T6 (同11.4ms)のように、後のステ
ップほど長くなるように設定される。この場合、歩進工
程の励磁電流の繰り返し周波数(1/各歩進タイマ7の
設定時間T1 〜T5 に相当する)は、モータの固有振動
周波数に対して、これを挟んで、固有振動周波数よりも
大きい値から小さい値になるように設定することが望ま
しく、このように周波数を設定すると、モータの起動が
より一層円滑に行える。なお、特別な場合として、歩進
タイマ7の設定時間が一定(T1 =T2 =T3 =T4 =
T5 =T6 )となるように設定することもできる。
【0022】また、移行工程の励磁電流の繰り返し周波
数(1/歩進タイマ7の設定時間T 6 に相当する)は、
モータの固有振動周波数にほぼ一致させることが望まし
く、このように設定すると、より一層起動がスムースに
行われる。以上の歩進および移行工程がそれぞれ歩進タ
イマ7で設定された時間だけ実行されると、その後ステ
ップs8で、逆起電圧検出回路1の出力信号に基づい
て、モータが起動したか否かが判断され、このステップ
で起動したと判断された場合には、ステップs9で加速
工程に移行するとともに、ステップs8で十分に起動し
ていないと判断された場合には、ステップs1に戻り、
再び起動手順が実行される。なお、ステップs8におけ
るモータの起動検知は、周知のゼロクロス方式によって
行うことができる。
数(1/歩進タイマ7の設定時間T 6 に相当する)は、
モータの固有振動周波数にほぼ一致させることが望まし
く、このように設定すると、より一層起動がスムースに
行われる。以上の歩進および移行工程がそれぞれ歩進タ
イマ7で設定された時間だけ実行されると、その後ステ
ップs8で、逆起電圧検出回路1の出力信号に基づい
て、モータが起動したか否かが判断され、このステップ
で起動したと判断された場合には、ステップs9で加速
工程に移行するとともに、ステップs8で十分に起動し
ていないと判断された場合には、ステップs1に戻り、
再び起動手順が実行される。なお、ステップs8におけ
るモータの起動検知は、周知のゼロクロス方式によって
行うことができる。
【0023】さて、以上のような手順で行われるセンサ
レス多相直流モータの起動方法によれば、歩進工程にお
てい、複数の相で通電方向が休止期間を含まないで逆転
する逆励磁駆動動作が順次行われるので、この逆励磁駆
動動作により大幅なトルクアップが達成され、これによ
り起動確率が大幅に向上する。図6は、この発明にかか
るセンサレス多相直流モータの起動方法の他の実施例を
示しており、以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示す実施例では、制御部2で行われる図3に示し
た制御手順において、歩進工程における励磁カウンタ6
の設定値を+4にした場合である。
レス多相直流モータの起動方法によれば、歩進工程にお
てい、複数の相で通電方向が休止期間を含まないで逆転
する逆励磁駆動動作が順次行われるので、この逆励磁駆
動動作により大幅なトルクアップが達成され、これによ
り起動確率が大幅に向上する。図6は、この発明にかか
るセンサレス多相直流モータの起動方法の他の実施例を
示しており、以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示す実施例では、制御部2で行われる図3に示し
た制御手順において、歩進工程における励磁カウンタ6
の設定値を+4にした場合である。
【0024】このように励磁カウンタ6の設定値を+4
にすると、図2に示した励磁電流の歩進パターンを参照
すると明らかなように、各歩進工程における励磁電流
は、図6に示すように、コイルu→v,同v→w,同w
→uのステップが繰り返されることになる。この場合、
このような励磁電流を供給する歩進工程では、ステータ
コイルu,v,wにおいては、図6中に太線矢印で示し
たように、休止期間を含まないで励磁電流が負から正に
逆転する逆励磁駆動動作が、ステータコイルv,同w,
同uの順で順次行われることになり、これにより、モー
タの起動確率が大幅に向上し、上記実施例と同等の作用
効果が得られる。
にすると、図2に示した励磁電流の歩進パターンを参照
すると明らかなように、各歩進工程における励磁電流
は、図6に示すように、コイルu→v,同v→w,同w
→uのステップが繰り返されることになる。この場合、
このような励磁電流を供給する歩進工程では、ステータ
コイルu,v,wにおいては、図6中に太線矢印で示し
たように、休止期間を含まないで励磁電流が負から正に
逆転する逆励磁駆動動作が、ステータコイルv,同w,
同uの順で順次行われることになり、これにより、モー
タの起動確率が大幅に向上し、上記実施例と同等の作用
効果が得られる。
【0025】なお、図3に示した制御手順では、歩進工
程として5段階の励磁電流を供給するものを例示してい
るが、本発明の実施はこれに限定されることはなく、こ
れ以上ないしは以下の段階で励磁電流を供給することも
できる。
程として5段階の励磁電流を供給するものを例示してい
るが、本発明の実施はこれに限定されることはなく、こ
れ以上ないしは以下の段階で励磁電流を供給することも
できる。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるセンサレス多相直流モータの起動方法に
よれば、モータの起動確率が非常に高くなり、起動失敗
の確率が殆ど零になる。
本発明にかかるセンサレス多相直流モータの起動方法に
よれば、モータの起動確率が非常に高くなり、起動失敗
の確率が殆ど零になる。
【図1】本発明にかかる起動方法が適用されるセンサレ
ス多相直流モータの制御系を含む全体構成図である。
ス多相直流モータの制御系を含む全体構成図である。
【図2】本発明にかかる起動方法で採用される歩進工程
の励磁電流のパターンの一例を示す説明図である。
の励磁電流のパターンの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の起動方法における制御手順の一例を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図4】本発明の歩進工程の詳細を示す波形図である。
【図5】本発明の移行工程の詳細を示す波形図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す歩進工程の波形図で
ある。
ある。
1 逆起電圧検出回路 2 制御部 3 ドライバー回路 4 パワー回路 5 シーケンサ 6 励磁カウンタ 7 歩進タイマ u,v,w ステータコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−141993(JP,A) 特開 昭62−141998(JP,A) 特開 平1−234090(JP,A) 特開 平2−211089(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/20 - 6/22
Claims (5)
- 【請求項1】 励磁状態で電流磁界を発生する3相がス
ター結線されたステータコイルを備えたステータと、こ
のステータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回
転力を得るロータマグネットを備えたロータと、このロ
ータを所定の方向に回転させるパルス状の励磁電流が供
給される歩進工程とを有するセンサレス多相直流モータ
の起動方法において、前記3相のステータコイルのうち、2相のステータコイ
ルが同時に励磁される起動方法であって、 前記歩進工程は、休止期間を含まないで励磁電流が逆転
する逆励磁駆動動作をを含み、複数の相で前記逆励磁駆
動動作が順次行われることを特徴とするセンサレス多相
直流モータの起動方法。 - 【請求項2】 前記歩進工程では、その工程中で励磁電
流の供給時間を漸次増加させることを特徴とする請求項
1記載のセンサレス多相直流モータの起動方法。 - 【請求項3】 前記歩進工程では、その工程中で励磁電
流の周波数をモータの固有振動周波数よりも大きい周波
数から小さい周波数まで変動させることを特徴とする請
求項2記載のセンサレス多相直流モータの起動方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のセンサレス多相直流モー
タの起動方法において、前記歩進工程の後に加速工程を
設け、前記歩進工程と前記加速工程との間に移行工程を
設けたことを特徴とするセンサレス多相直流モータの起
動方法。 - 【請求項5】 前記移行工程は、その工程中で各相に励
磁電流を供給する周波数がモータの略固有振動周波数に
対応していることを特徴とする請求項4記載のセンサレ
ス多相直流モータの起動方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04326557A JP3124397B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | センサレス多相直流モータの起動方法 |
| US08/163,111 US5521472A (en) | 1992-12-07 | 1993-12-06 | Multiphase DC motor and starting method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04326557A JP3124397B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | センサレス多相直流モータの起動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178582A JPH06178582A (ja) | 1994-06-24 |
| JP3124397B2 true JP3124397B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=18189158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04326557A Expired - Fee Related JP3124397B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | センサレス多相直流モータの起動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3124397B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6295206B1 (en) | 1997-06-04 | 2001-09-25 | Sony Corporation | Memory card, and receptacle for same |
| US6392881B1 (en) | 1997-09-22 | 2002-05-21 | Citizen Watch Co., Ltd. | Portable electronic device |
| US6786417B1 (en) | 1997-06-04 | 2004-09-07 | Sony Corporation | Memory card with write protection switch |
| US6802453B1 (en) | 1997-06-04 | 2004-10-12 | Sony Corporation | External storage apparatus and control apparatus thereof, and data transmission reception apparatus |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP04326557A patent/JP3124397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6295206B1 (en) | 1997-06-04 | 2001-09-25 | Sony Corporation | Memory card, and receptacle for same |
| US6786417B1 (en) | 1997-06-04 | 2004-09-07 | Sony Corporation | Memory card with write protection switch |
| US6802453B1 (en) | 1997-06-04 | 2004-10-12 | Sony Corporation | External storage apparatus and control apparatus thereof, and data transmission reception apparatus |
| US6805297B2 (en) | 1997-06-04 | 2004-10-19 | Sony Corporation | External storage apparatus and control apparatus thereof, and data transmission/reception apparatus |
| US6392881B1 (en) | 1997-09-22 | 2002-05-21 | Citizen Watch Co., Ltd. | Portable electronic device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06178582A (ja) | 1994-06-24 |
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