JP3188546B2 - 絶縁体と導電体との接合体並びに接合方法 - Google Patents

絶縁体と導電体との接合体並びに接合方法

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JP3188546B2 JP06429493A JP6429493A JP3188546B2 JP 3188546 B2 JP3188546 B2 JP 3188546B2 JP 06429493 A JP06429493 A JP 06429493A JP 6429493 A JP6429493 A JP 6429493A JP 3188546 B2 JP3188546 B2 JP 3188546B2
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    • G01L9/0041Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms
    • G01L9/0042Constructional details associated with semiconductive diaphragm sensors, e.g. etching, or constructional details of non-semiconductive diaphragms
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/01Manufacture or treatment
    • H10N30/07Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base
    • H10N30/072Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base by laminating or bonding of piezoelectric or electrostrictive bodies
    • H10N30/073Forming of piezoelectric or electrostrictive parts or bodies on an electrical element or another base by laminating or bonding of piezoelectric or electrostrictive bodies by fusion of metals or by adhesives

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁体と導電体との接合
体並び接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の機能を有するセラミックス
をマイクロマシーン等のような微小機械に微小部材とし
て活用するためには、Si基板等導電体とセラミックス
等の絶縁体との間の接着は作業性及び耐熱性等で問題の
ある接着剤等を用いないで所定の位置に低温で固相接合
することが望まれており、この固相接合法として一般に
陽極接合法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに陽極接合法は一
方の絶縁体中にガラスのように可動イオンが存在するこ
とが必要であり、可動イオンを含まないセラミックス、
例えばPZTのようなセラミックスとSi基板のような
導電体との間の接合は接着剤等を用いない限り困難であ
り、接着剤を用いない接合法並びに接合体が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記要望をかな
えた絶縁体と導電体との接合体並びに接合方法を提供せ
んとするもので、その要旨は可動イオンを含まない絶縁
体と導電体とを導電膜と可動イオンを含む絶縁体層を介
して陽極接合したことを特徴とする絶縁体と導電体との
接合体及び可動イオンを含まない絶縁体と導電体とを接
合する方法において、前記絶縁体を平滑研磨する工程と
該絶縁体の平滑研磨面に導電性薄膜を成膜する工程と可
動イオンを含む絶縁性基板の一端に導電性薄膜を成膜す
る工程と前記絶縁体上の導電性薄膜に前記絶縁性基板を
陽極接合する工程とその後該絶縁性基板を薄片化し平滑
研磨する工程と該絶縁性基板の平滑研磨面に前記導電体
を陽極接合する工程とからなることを特徴とする絶縁体
と導電体との接合方法並びに前記絶縁体の少なくとも片
面に導電膜を、他方の導電体の片面上に絶縁膜をそれぞ
れ成膜し、該絶縁体上の導電膜と前記導電体上の絶縁膜
とを相互に重合し、絶縁体上の導電膜と導電体との間に
電圧を印加しながら同時に光照射することを特徴とした
絶縁体と導電体との接合方法にある。
【0005】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0006】図1は本発明の接合体の一例を示す断面図
である。本発明の接合体は図1に示すようにPZT1等
のように可動イオンを含まない絶縁体とSi基板10の
ような導電体とをAl薄膜3の如き導電膜とガラス5の
ように可動イオンを含む絶縁体層を介して陽極接合して
なる絶縁体と導電体との接合体である。
【0007】可動イオンを含まない絶縁体としてはPZ
T、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、酸化
亜鉛、水晶等の圧電体材料が挙げられる。また可動イオ
ンを含む絶縁体層としてはSi酸化膜,Al酸化膜,T
i酸化膜,Zr酸化膜,Zn酸化膜,Pb酸化膜,Cu
酸化膜,Sn酸化膜,ガラスが挙げられる。更に前記導
電膜としてはSi,Al,Ti,Zn,Zr,Pb,C
u,Sn,C等が挙げられる。
【0008】本発明の接合体を得るにはPZT等絶縁体
の接着面にAl等導電薄膜を成膜しておくことが肝要で
ある。この場合セラミックス等の絶縁体は焼結材料より
なりポーラス状であるためその表面及び内部は無数の細
孔からなっているので、表面を平滑研磨後導電膜を形成
する必要がある。一方Si基板のような導電体に薄板状
のパイレックスガラス基板のような絶縁体層を光照射陽
極接合し、その後絶縁体に形成した導電膜と絶縁体層と
の間を光照射陽極接合することにより本発明の接合体が
得られる。
【0009】この場合、PZT等の可動イオンを含まな
い絶縁体層の表面粗さが500Aの時あるいはこの値よ
り平滑の時陽極接合は強固に生じる。
【0010】また陽極接合を強固に生じさせるためには
ガラス等の絶縁体層の厚みを0.5mm以下とし、かつ
絶縁体層1の接合面の凹部により形成される空間部分が
該接合面の30%以下であることがより好ましい。
【0011】この理由は次のように考えられる。
【0012】すなわち、陽極接合の際、絶縁体と導電体
との間を互いに密着した状態で該絶縁体を負極に、該導
電体を陽極となるように電界を印加した場合、該絶縁体
中の可動イオン(陽イオン)は負極側に移動するため、
該絶縁体と該導電体との接合界面で静電引力が生じる。
この静電引力によって該絶縁体と該導電体の接着面は互
いに原子間距離にまで近づき、結果として両者は接着す
る。従ってPZT等の絶縁体の表面粗さが大きい場合及
び凹部により形成される空間部分が30%を越える程多
い場合は接着面は原子間距離にまで到らず、固相接合は
生じない。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき更に詳細に説明
する。
【0014】実施例1 図2ないし図3は本発明の第1の実施例を示し、図2は
本発明の特徴を最も良く表わす断面図、図3は図2のA
矢視図であり、同図に於いて1はバルクから成るPZ
T、3,4はPZT1の片面をラッピング研磨後PZT
1の両面にそれぞれ成膜したAl薄膜、5はパイレック
スガラス、7はパイレックスガラス5の片面の一端に成
膜した電極用のAl薄膜、9はパイレックスガラス5上
に載せた電極として作用するSi基板、10はSi基
板、11,12はプラテン、13は光照射陽極接合をす
るためのCO2 レーザ光、14は陽極接合するための直
流電源、15はSi基板9あるいは電極用のAl薄膜7
を通してパイレックスガラス5に電気的に接続している
針状電極、16は電極用Al薄膜3あるいはSi基板1
0に電気的に接続している針状電極、17は直流電源1
4とそれぞれ針状電極15,16との間を電気的に接続
しているリード線である。
【0015】つぎに上記構成に於いて、図2(c)に見
るようにCO2 レーザ光13をSi基板9を透してパイ
レックスガラス5に照射しながら、同時にAl薄膜3と
パイレックスガラス5との間に直流電源14によって電
界を印加する。この時、CO2 レーザ光13の強度は約
4W、パイレックスガラス5の寸法は8mm×13mm
×0.1mm(厚さ)、PZT1の寸法は7mm×13
mm×0.3mm(厚さ)、Al薄膜3の厚さは約30
00Å、Al薄膜7の厚さは約1500Å、Si基板9
の厚さは約0.2mm、直流電源14の電圧は300
[V]、接着時間は10分間であった。
【0016】パイレックスガラス5をAl薄膜3を介し
てPZT1に接着後、図2(d)に見るようにパイレッ
クスガラス5をラッピング研磨することによって約40
μmまで薄片化し、その後ディスコカッターで図(e)
に見るように幅4mm、長さ11mmの矩形状にカット
する。そして、その後、図(e)に見る様にSi基板1
0にパイレックスガラス5を光照射陽極接合する。
【0017】すなわち、Si基板10の側からCO2
ーザ光13を照射しながら、同時にAl薄膜7を通して
パイレックスガラス5とSi基板10との間に直流電源
14によって電界を印加する。この時、直流電源14の
電圧は300[V]、CO2 レーザの強度は5[W]、
Si基板10の寸法は38mm×10mm×0.52m
m(厚さ)、接着時間は10分間であった。
【0018】上記手法でPZTをSi基板に接着後、P
ZT1の両面間に交番電圧を印加したところ、Si基板
10が1kHz以上、5[V]で約1μmの振幅で振動
する事を観察した。さらに同じ周波数で30[V]まで
次第に印加電圧を増加していったところ、該振幅は該電
圧の増加と共に1次的に増加していく事を観測した。
【0019】該接着手法で、振動ジャイロの振動体にP
ZTを接着したところ、所定の位置に精度の良いアライ
メントでかつ短時間で所望の機械的強度を得ることが可
能であった。
【0020】尚、本実施例の場合、PZTとSi基板と
の間の接着であったが、他のセラミックスと導電体との
間の接着にも又、本接着手法が使用できることは言うま
でもない。
【0021】尚、本接合体の断面は図1に見る様に、セ
ラミックスPZT1をガラス5を介してSi基板10に
接着した構造を有する。ここで、3はAl薄膜である。
【0022】実施例2 図4、図5、図6は本発明の第2の実施例を示し、図4
は本発明の特徴を最も良く表わす断面図、図5は図4の
B矢視図、図6は図4のC矢視図であり、同図に於いて
1はバルクから成るPZT、2はPZT1に明けた穴、
3はPZT1の片面をラッピング研磨し、その後、成膜
したAl薄膜、4はPZT1のもう一方の面に成膜した
Al薄膜、5はパイレックスガラス、8は図4(b)の
状態のPZT1にAl薄膜3を介してパイレックスガラ
ス5を接着した後、該PZT1の側から穴2内に成膜し
た電極として作用するAl薄膜、9はパイレックスガラ
ス5上に載せたSi基板、10はSi基板、11,12
はプラテン、13は光照射陽極接合をするためのCO2
レーザ光、14は陽極接合するための電源、15はSi
基板9を通してパイレックスガラス5に、あるいはAl
薄膜8を通してパイレックスガラス5に電気的に接続し
ている針状電極、16はプラテン11上のPZT1の片
面のAl薄膜3あるいはプラテン12上のSi基板10
に接続している針状電極、17は直流電源14とそれぞ
れ針状電極15,16との間を電気的に接続しているリ
ード線である。
【0023】つぎに上記構成に於いて、図4(a)に見
る様にPZT1に穴2を超音波加工機で明けた後、矢印
に示す部分をラッピング研磨し、該ラッピング研磨面に
Al薄膜3を成膜する(図4(b))。そして、図4
(c)に見る様にPZT1に成膜したAl薄膜3に厚さ
0.1mmのパイレックスガラス5を陽極接合し、すな
わち、CO2 レーザ光13に対して透過性を良くするた
め厚さ約0.2mmの薄いSi基板9をパイレックスガ
ラス5の上に載せ、Al薄膜3及びSi基板9にそれぞ
れ針状電極16及び針状電極15を電気的に連結し、正
電極となるAl薄膜3と負電極となるパイレックスガラ
ス5との間に直流電源14によって電界を印加し、かつ
同時に該電界印加中、Si基板9の上方からCO2 レー
ザ光13を照射しながら接着を行う。その後、図4
(d)の矢印方向の部分をディスコカッターで切断し、
さらにその後、パイレックスガラス5を約40μmの厚
さになるまで、該パイレックスガラス5の面の矢印方向
部分をラッピング研磨する。そして、図4(e)に見る
様にPZT1とSi基板10との間を、Al薄膜3及び
パイレックスガラス5を中間層として光照射陽極接合す
る。すなわち、CO2 レーザ光13をSi基板10の側
から照射しながら、かつ同時に、針状電極15及び針状
電極16をそれぞれAl薄膜8及びSi基板10に電気
的に連結し、正極となるSi基板10と負極となるパイ
レックスガラス5との間に直流電源14によって電界を
印加する。尚、Al薄膜8の成膜に於いて、該Al薄膜
8とAl薄膜3が互いに接触しない場合に於いても、該
Al薄膜8及び該Al薄膜3との間はパイレックスガラ
ス5を通して電気的に連結することになる。従って、パ
イレックスガラス5とSi基板10との間の接着が容易
に可能となる。
【0024】本実施例に於いて、CO2 レーザの強度は
5[W]、最初(図4(a))のPZT1の寸法は13
[mm]×7[mm]×0.3[mm]、直流電源14
の電圧は(図4(c)の接着の場合)300[V]、デ
ィスコカッターでカッティング後のPZT(図4(e)
の場合)の寸法は10[mm]×4[mm]×0.3
[mm]、図4(e)の接着の場合、直流電源14の電
圧は50[V]であった。
【0025】上記手法でPZT1をSi基板10に接着
後、PZT1の両面間に、すなわちAl薄膜4とAl薄
膜8との間に交番電圧を印加したところ、Si基板10
が1kHz以上、5[V]で約1μmの振幅で振動する
事を観察した。さらに同一周波数で30[V]まで次第
に印加電圧を増加していったところ、該振幅は該電圧の
増加と共に1次的に増加していく事を観測した。
【0026】該接着法で、振動ジャイロの振動体にPZ
Tを接着したところ、所定の位置に精度の良いアライメ
ントでかつ短時間で所望の機械的強度を得ることが可能
であった。
【0027】尚、本実施例の場合、PZTとSi基板と
の間の接着であったが、同様な手法で、セラミックスと
導電体との間の接着も可能であることは言うまでもな
い。
【0028】実施例3 図7は本発明の第3の実施例を示すものであり、本発明
の特徴を最も良く表わす断面図である。この図に於い
て、1はバルクから成るPZT、3,4はPZT1の片
面をラッピング研磨後、PZT1の両面にそれぞれ成膜
したAl薄膜であり、かつラッピング研磨していないP
ZT1の片面のAl薄膜4と該Al薄膜3とはラッピン
グ研磨していないPZT1の面上の端部の二個所でそれ
ぞれ不連続、6はAl薄膜3上にあり、かつPZT1の
ラッピング研磨面上にパイレックスガラスをターゲット
としたスパッターによって成膜したガラス膜、10はS
i基板、12はプラテン、13は光照射陽極接合をする
ためのCO2 レーザ光、14は陽極接合するための直流
電源、15はAl薄膜3に電気的に接続している針状電
極、16はSi基板10に電気的に接続している針状電
極、17は直流電源14とそれぞれ針状電極15,16
との間を電気的に接続しているリード線である。
【0029】つぎに上記構成に於いて、図7(d)に見
る様にCO2 レーザ光13をSi基板10を透してガラ
ス膜6に照射しながら、同時にAl薄膜3とSi基板1
0との間に直流電源14によって電界を印加する。この
時、 CO2 レーザ光の強度は約4W ガラス膜の寸法は7mm×13mm×2μm(厚さ) PZT1の寸法は7mm×13mm×0.3mm(厚
さ) Al薄膜3の厚さは約3000Å Al薄膜4の厚さは約3000Å Si基板10の厚さは約0.5mm 直流電源14の電圧は10[V] 接着時間は10分間 であった。
【0030】上記手法でPZTをSi基板に接着後、P
ZT1の両面間に、すなわちAl薄膜3及び4の間に交
番電圧を印加したところ、Si基板10が1kHz以
上、5[V]の入力で、約1μmの振幅で振動すること
を観察した。さらに同じ周波数で30[V]まで次第に
印加電圧を増加していったところ、該振幅は該電圧の増
加と共に1次的に増加していくことを観測した。
【0031】本接着法で、振動ジャイロの振動体にPZ
Tを接着したところ、所定の位置に精度の高いアライメ
ントで、かつ短時間で所望の機械的強度を得ることが可
能となった。
【0032】尚、本実施例の場合、ガラス膜をスパッタ
ー手法で成膜したが、他に、CVD法、アルコキシド法
で作成したものでも良いことは言うまでもない。
【0033】そして、Si基板に寸法の小さいセラミッ
クスを接着する場合、セラミックス側にガラス層を接着
あるいは成膜した方がより良く、逆にセラミックス基板
に寸法の小さいSi基板を接着する場合、Si基板側に
ガラス層を接着あるいは成膜した方がより良い。
【0034】実施例4 図8,9,10,11,12,13,14,15は本発
明の第4の実施例を示し、これらの図は本発明の特徴を
良く表わす図面であり、同図に於いて21は圧電体であ
るPZT、22はPZT21を構成している酸素イオ
ン、23はPZT21上に成膜したSi膜、24はSi
膜23のSi原子、25はSi基板、26はSi基板2
5のSi原子、27はSi基板25上に成膜したSi酸
化膜、28はSi酸化膜27の酸素イオン、29は被接
着物を載せる導電体から成るプラテン、210,211
は被接着物間に電圧を印加するための針状電極、212
は被接着物間に電圧を印加するための電源、213は接
着時、接着面に光を照射するためのCO2 レーザ光であ
る。
【0035】つぎに上記構成に於いて、まずPZT21
とPZT21上に成膜したSi膜23との間の固着力を
増すために、該Si膜23とPZT21との間に電圧を
印加し、同時に該Si膜23の面にCO2 レーザを照射
する。この手法によって、成膜後、熱歪等を含む何らか
の原因のために膜剥れを生じていた場合、すなわち図9
に見る様に、PZT21とSi膜23との間の距離が原
子間距離以上離れている場合、すなわち、PZT21の
酸素イオン22とSi膜23のSi原子24との間の結
合が生じていないか、あるいは、結合力が極めて弱い場
合に於いても、図10に見る様にPZT21の酸素イオ
ン22とSi膜23のSi原子24との間の距離は、静
電引力によって原子間距離のオーダまで近づくことにな
る。又、さらに図10に見る様に該CO2 レーザ光を該
接着面に照射することによって、PZT21の酸素イオ
ン22及びSi膜23のSi原子24は共に励起され、
そして該励起によって該PZT21の酸素イオン22と
該Si膜23のSi原子24は互いに結合しやすい状態
になり、図10に見る様な原子間距離のオーダまで近づ
いて来た時点で結合することになる。すなわち、PZT
21とSi膜23との間の固着力は成膜だけの場合に比
べて、より大きくなる事になる。
【0036】次に、Si基板25とSi基板25上に成
膜したSi酸化膜27との間の固着力を増すために、上
記同様に、該Si基板25とSi酸化膜27との間に電
圧を印加し、同時に該Si酸化膜面にCO2 レーザを照
射する。この手法によって、成膜後、熱歪等を含む何ら
かの原因のために膜剥れを生じていた場合、すなわち、
図12に見る様にSi基板25とSi酸化膜27との間
の距離が原子間以上にも離れ過ぎている時、Si基板2
5のSi原子26とSi酸化膜27の酸素イオン28と
の間の結合が生じていない場合に於いても、図13に見
る様に、Si基板25のSi原子26とSi酸化膜27
の酸素イオン28との間の距離が、静電引力によって原
子間距離のオーダまで近づくことになる。又、さらに図
13に見る様に該CO2 レーザ光を該接着面に照射する
ことによって、Si基板25のSi原子26及びSi酸
化膜27の酸素イオン28は共に励起され、そして該励
起によって該Si原子26と該酸素イオン28は互いに
結合しやすい状態になり、図13に見る様な原子間距離
のオーダまで近づいて来た時点で結合することになる。
すなわち、Si基板25とSi酸化膜27との間の固着
力は成膜時に比べてより大きくなる事になる。
【0037】次に、上記工程を経た後、該PZT21上
のSi膜23及び該Si基板25上のSi酸化膜27
を、図14に見る様に相対向させ、重ね合わせた後、針
状電極210及び針状電極211を通して、Si基板2
5とSi膜23との間に電圧を印加する事によって、該
Si膜23と該Si基板25との間に静電引力が作用
し、結果として、Si膜23とSi酸化膜27は互いに
原子間距離のオーダまで接近することになる。又、さら
に同時に、該接着面にCO2 レーザ光213を照射する
ことによって、図15に於けるSi膜23の原子26及
びSi酸化膜27の酸素イオン28は共に励起され、該
励起によって、該Si原子26と該酸素イオン28は結
合し易い状態になり、図15に見る様な原子間距離のオ
ーダまで近づいて来た時点で結合することになる。すな
わち、PZT21とSi基板25との間の接着が可能と
なる。
【0038】本実施例の接着条件は次の通りである。す
なわち、 PZT21の厚さ;0.5mm、Si基板25の厚さ;
0.5mm。
【0039】次に、PZT21にSi膜23を固着する
時の電圧及びCO2 レーザ強度はそれぞれ、次の通りで
ある。すなわち、 印加電圧;500V、CO2 レーザ光;5W/cm2 次に、Si基板25にSi酸化膜27を固着する時の電
圧及びCO2 レーザ強度はそれぞれ次の通りである。す
なわち、 印加電圧;10〜30V、CO2 レーザ光;5W/cm
2 次に図14に見る様に、PZT21とSi基板25との
間を接着する場合の電圧及びCO2 レーザ強度はそれぞ
れ次の通りである。すなわち、 印加電圧;10〜30V、CO2 レーザ光;5W/cm
2 本実施例に於いて接着したPZT21とSi基板25と
の間の接着力は強固であり、該接着後、幅5mmに切断
したサンプルの曲げ試験を行ったところ、実用強度に匹
敵する破断荷重2kgを得る事ができた。
【0040】尚、異なる接着材料の場合、例えば絶縁体
基板上の導電膜が、Si以外のAl,Ti,Zn,Z
r,Pb,Cu,Sn,Cであっても、又一方、該絶縁
性基板がPZT以外のチタン酸ストロンチウム及び酸化
亜鉛であっても、さらに一方、Si基板上の絶縁膜がS
i酸化膜以外のAl酸化膜,Ti酸化膜,Zr酸化膜,
亜鉛酸化膜,鉛酸化膜,銅酸化膜,スズ酸化膜,及びガ
ラスであっても本発明の意図するところは何ら変らない
ものである。 実施例5 図16,17,18は本発明の第5の実施例を示し、図
16は本発明の特徴を良く表わす図面であり、同図に於
いて、21は圧電体であるチタン酸バリウム、23はチ
タン酸バリウム21の両面に成膜した導電性を有するS
i膜、25はSi基板、27はSi基板25上に成膜し
たSi酸化膜、29は導電体から成るプランテン、21
0,211は被接着物間に電圧を印加するための針状電
極、212は被接着物間に電圧を印加するための電源、
213は接着時、接着面に光を照射するためのCO2
ーザ光、214はSi基板25に可撓性を持たせるため
に、該Si基板の両端附近に形成したV状の溝である。
【0041】つぎに上記構成に於いて、振動源となるチ
タン酸バリウム21の振動振幅を同時にSi基板25に
伝達するために、該チタン酸バリウム21を、可撓性を
有するSi基板25に接着する事を目的としたものであ
る。
【0042】すなわち、まず、チタン酸バリウム21の
両面全面にSiを成膜し、その後、実施例4で述べた手
法を同様に用いる事によって、該チタン酸バリウム21
とSi膜23との間の固着力を堅固に、一方、Si基板
25にV状溝214をKOH電解エッチングにより形成
し、さらに該V状溝214に対して反対面のSi基板2
5上の両端附近にSi酸化膜27を成膜し、その後、実
施例4で述べた手法を同様に用いる事によって、該Si
基板25とSi酸化膜27との間の固着力を堅固にそれ
ぞれしたものである。そして、Si膜23とSi酸化膜
27とが相対向する様に重ね合わせ、かつ該チタン酸バ
リウム21及び該Si基板25を図16に見る様な位置
に位置決め後、針状電極210及び211を通して、電
源212によってSi基板25とSi膜23との間に電
圧を印加し、同時にCO2 レーザ光213をSi基板2
5の上方から接着面に照射することによって、該チタン
酸バリウム21とSi基板25との間の接着を行った。
【0043】本実施例の接着条件は次の通りである。す
なわち、 Si基板25の厚さ;0.5mm チタン酸バリウム21の厚さ;0.5mm 印加電圧;5〜30Vの間 CO2 レーザ光;5W/cm2 時間;約10分間 本接着法によって、該チタン酸バリウム21をSi基板
25に接着後、該チタン酸バリウム21の両面23に交
番電圧を印加し、振動させたところ、該チタン酸バリウ
ム21と同様な振動振幅及び周期で該Si基板25が振
動した。
【0044】尚、本実施例に用いたCO2 レーザ光の他
に、他の光源を用いた場合においても、本発明の意図す
るところは何ら変わるものではない。
【0045】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば導電
膜と可動イオンを含む絶縁体層とを介して陽極接合する
ことにより接着剤を用いることなく可動イオンを含まな
い絶縁体と導電体との接合体を得ることが可能となり、
微小機械に微小部材として活用可能となった。
【0046】またPZT等可動イオンを含まない絶縁体
にSi基板等導電体を接着するに際し、絶縁体面に導電
体薄膜を成膜し、さらに該導電体薄膜にガラス等可動イ
オンを含む絶縁体を光照射陽極接合法によって接着し、
その後ラッピング研磨によって可動イオンを含むガラス
等の絶縁体を薄片化し、該薄片化絶縁体とSi基板等導
電体とを更に光照射陽極接合することによってPZT等
絶縁体の大きさや厚みに関係なくヒーター加熱手段を用
いることなく、かつ低電圧で陽極接合が可能となった。
従って熱膨脹係数の異なる異種材料間の接着の場合にも
効果がある。更にSi基板のような導電体に可動イオン
を含まない絶縁体材料を接着する場合、導電基板及び該
絶縁体表面にそれぞれ酸化膜及び導電膜を成膜し、その
後該基板と該成膜面との間の固着力を増すため、それぞ
れの基板と該基板上に成膜した膜との間に電圧を印加
し、同時に光を照射する手法によって該基板と該膜との
間の固着力を増し、さらにその後、該導電基板及び該絶
縁体基板上の該膜等が相対向する様に重ね合わせた状態
で電圧を印加し、同時に光を照射する手法を用いること
により、ヒータ加熱無しに、室温中で容易に該接着を可
能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合体の一例を示す断面図
【図2】本発明の第1実施例の接着プロセスを表わす断
面図
【図3】図2(c)のA矢視図
【図4】本発明の第2実施例の接着プロセスを表わす断
面図
【図5】図4(b)のB矢視図
【図6】図4(d)のC矢視図
【図7】本発明の第3の実施例の接着プロセスを表わす
断面図
【図8】PZT基板と該PZT基板上に成膜したSi膜
との間の固着力を増すための第4実施例の接着手法の概
略図
【図9】図8のA部拡大図
【図10】図8のA部拡大図
【図11】Si基板と該Si基板上に成膜したSi酸化
膜との間の接着手法を示す概略図
【図12】図11のB部拡大図
【図13】図11のB部拡大図
【図14】Si基板にPZTを接着する接着手法を示す
概略図
【図15】図14のC部拡大図
【図16】チタン酸バリウム基板にSi基板を接着する
接着手法を示す概略図
【図17】図16のD矢視図
【図18】図16のE矢視図
【符号の説明】
1 PZT 2 穴 3,4 Al薄膜 5,6 ガラス 7,8 Al薄膜 9,10 Si基板 11,12 プラテン 13 CO2 レーザ光 14 直流電源 15,16 針状電極 17 リード線 21 PZT,チタン酸バリウム 22 酸素イオン 23 Si膜 24 Si原子 25 Si基板 26 Si原子 27 Si酸化膜 28 酸素イオン 29 プラテン 210,211 針状電極 212 電源 213 CO2 レーザ光 214 V状溝
フロントページの続き (72)発明者 八木 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−201752(JP,A) 特開 昭57−134805(JP,A) 特開 平6−180326(JP,A) 特開 昭63−110670(JP,A) 米国特許5009690(US,A) 米国特許4452624(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 37/02 C04B 41/87 C03C 27/02 H01B 5/14

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動イオンを含まない絶縁体と導電体と
    を導電膜と可動イオンを含む絶縁体層を介して陽極接合
    したことを特徴とする絶縁体と導電体との接合体。
  2. 【請求項2】 前記可動イオンを含む絶縁体層の厚みが
    0.5mm以下である請求項1記載の接合体。
  3. 【請求項3】 前記可動イオンを含まない絶縁体の接合
    面の面粗さが500Å以下である請求項1記載の接合
    体。
  4. 【請求項4】 前記可動イオンを含まない絶縁体の接合
    面の凹部により形成される空間部分が該接合面の30%
    以下である請求項1記載の接合体。
  5. 【請求項5】 可動イオンを含まない絶縁体と導電体と
    を接着する方法において、前記絶縁体を平滑研磨する工
    程と該絶縁体の平滑研磨面に導電性薄膜を成膜する工程
    と可動イオンを含む絶縁性基板の一端に導電性薄膜を成
    膜する工程と前記絶縁体上の導電性薄膜に前記絶縁性基
    板を陽極接合する工程とその後該絶縁性基板を薄片化し
    平滑研磨する工程と該絶縁性基板の平滑研磨面に前記導
    電体を陽極接合する工程とからなることを特徴とする絶
    縁体と導電体との接合方法。
  6. 【請求項6】 可動イオンを含まない絶縁体と導電体と
    を接合する方法において、前記絶縁体を平滑研磨する工
    程と該絶縁体の一部分に穴あけする工程と該絶縁体の平
    滑研磨面に導電性薄膜を成膜する工程と該導電性薄膜に
    可動イオンを含む絶縁性基板を陽極接合する工程とその
    後該絶縁性基板を薄片化し平滑研磨する工程と前記絶縁
    体の穴あけ個所に導電性薄膜を成膜することによって、
    該導電性薄膜と前記絶縁体の平滑研磨面の導電性薄膜と
    を互いに電気的に連結する工程と上記絶縁性基板の平滑
    研磨面に前記導電体を陽極接合する工程とからなること
    を特徴とする絶縁体と導電体との接合方法。
  7. 【請求項7】 可動イオンを含まない絶縁体と導電体と
    を接合する方法において、前記絶縁体の少なくとも片面
    に導電膜を、他方の導電体の片面上に絶縁膜をそれぞれ
    成膜し、前記絶縁体上の導電膜と前記導電体上の絶縁膜
    とを相互に重合し、絶縁体上の導電膜と導電体との間に
    電圧を印加しながら同時に光照射することを特徴とした
    絶縁体と導電体との接合方法。
  8. 【請求項8】 前記可動イオンを含まない絶縁体上に成
    膜した導電膜と基板である該可動イオンを含まない絶縁
    体との間に予め電圧を印加しながら同時に光照射するこ
    とを特徴とした請求項5記載の接合方法。
  9. 【請求項9】 予め導電板上に成膜した絶縁膜と導電体
    からなる基板との間に電圧を印加しながら同時に光照射
    することを特徴とする請求項5記載の接合方法。
  10. 【請求項10】 前記導電膜はSi,Al,Ti,Z
    n,Zr,Pb,Cu,Sn,Cであることを特徴とす
    る請求項5又は請求項8記載の接合方法。
  11. 【請求項11】 前記絶縁膜はSi酸化膜,Al酸化
    膜,Ti酸化膜,Zr酸化膜,Zn酸化膜,Pb酸化
    膜,Cu酸化膜,Sn酸化膜,ガラスであることを特徴
    とする請求項5又は請求項9記載の接合方法。
  12. 【請求項12】 前記可動イオンを含まない絶縁体は圧
    電材料からなることを特徴とする請求項5、6、7、8
    のいずれか1項記載の接合方法。
  13. 【請求項13】 前記圧電材料はPZT、チタン酸バリ
    ウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、水晶から選
    ばれた1種以上からなることを特徴とする請求項12記
    載の接合方法。
  14. 【請求項14】 前記可動イオンを含まない絶縁体の平
    滑研磨面の導電性薄膜に可動イオンを含む絶縁基板を陽
    極接合する場合、該導電性薄膜を陽極とし、かつ該可動
    イオンを含む絶縁基板を陰極とすることを特徴とする請
    求項5又は6記載の接合法。
  15. 【請求項15】 前記可動イオンを含む絶縁体層と被接
    合物である導電体を陽極接合する場合、可動イオンを含
    まない絶縁体の穴明個所に成膜した導電性薄膜を陰極と
    し、かつ、被接着物である該導電体を陽極とすることを
    特徴とする請求項5又は6記載の接合法。
  16. 【請求項16】 前記可動イオンを含まない絶縁体の平
    滑研磨面の導電性薄膜に、一端の一部を導電性薄膜で成
    膜した可動イオンを含む絶縁基板を陽極接合した場合、
    前記可動イオンを含まない絶縁体の平滑研磨面の導電性
    薄膜と可動イオンを含む絶縁基板の一端に成膜したとこ
    ろの該導電性薄膜とが互いに電気的に連結することを特
    徴とする請求項5記載の接合法。
  17. 【請求項17】 前記可動イオンを含む絶縁体層と被接
    合物である導電体を陽極接合する場合、可動イオンを含
    む絶縁層からなる基板の一端に成膜してある導電性薄膜
    を陰極とし、かつ被接合物である該導電体を陽極とする
    ことを特徴とする請求項6記載の接合法。
  18. 【請求項18】 前記可動イオンを含まない絶縁体の平
    滑研磨面の導電性薄膜に、可動イオンを含む絶縁基板を
    陽極接合後、前記絶縁体を所望の大きさにカッティング
    し、該カッティングした該絶縁体を導電体に陽極接合す
    ることを特徴とする請求項5又は6記載の接合法。
  19. 【請求項19】 陽極接合は電界印加中、ヒータ等の加
    熱手段を採らず、接着面にレーザ光を照射する、光照射
    陽極接合法であることを特徴とする請求項5又は6記載
    の接合法。
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