JPS6124290A - 圧電フイルムの分極方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 圧電フィルムに圧電性を持たせるための分極処理方法に
関する。

〔従来技術〕

圧電材料として、今日ではチタン酸バリウムやジルコン
チタン酸鉛系などの圧電磁器が主流を占めている。一方
、最近、圧電性を有する高分子材料や圧電磁器微粉を樹
脂中に分散させた複合圧電体材料が数多く開発されてき
た。これらは、圧電磁器に比べ柔軟性に富み、加工成型
が容易なことや、大面積の薄膜を得ることができるなど
の特徴を有している。即にマイクロホン、スピーカ、ス
イッチ等への応用が進められており、圧電磁器とは異な
った用途が期待されている。

高分子あるいは複合系の圧電フィルムに圧電性を持たず
には成型後２両端に高い直流電圧を印加して分極処理を
施さねばならない。通常２分極処理は一定温度上で両面
に電極形成されたフィルムに金属の電極片あるいは棒を
接触させ、直流電圧を印加して行なわれるが、この場合
、電極片が゛電極面に接触している場所やその近傍での
放電が起り易い。放電により、一時的に電流が流れると
。

そのＶ成用がかからなくなり分極不充分の状態になった
り、また電極向やフィルムの破損の要因ともなり２分極
処理工程での歩留りが悪（なるという欠点があった。

し発明の概要」 この発明は、上記のような欠点を除去するためになされ
たもので、圧電フィルム両面に形成された金属被膜の電
極それぞれに電極リードを接、合し。

両電極間に直流高電圧を印加して分極処理を行なうこと
により、効率的な圧電フィルムの分極方法を提供するこ
とを目的としている。

〔発明の実施例〕

以下にこの発明の一実施例を図面で説明する。

図において、（１）は圧電フィルムであり、（２）は電
極リードであり、あらかじめ両面にアルミニウム。

ニッケルなどの金属を蒸着することによって形成された
電極（３）に直接・接合剤（４）で接合、一体化されて
いる。電極リード（２）としてはアルミニウムや銅等の
リボンや緑が使用されている。

電極と電極リードとの接合には導電性の樹脂や接着剤を
使用することもできる。電極リード（２）は直流電源（
５）に接続されている。直流電源（５）により両電極間
に高電圧を印加して分極処理が成される。

分極処理が完了した圧電フィルムは電極リード接合部を
切り離して使用される。従来のように電極片を接触させ
て分極を行なう場合に見られる電極片近傍での放電現象
を起こすことが無くなり９例えば大面積の圧電フィルム
の分極が可能となり歩留りが向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したとうり、この発明によれば、圧電フィルム
両面に形成された金属被膜の電極それぞれに電極リード
を接合し９両電極リード間に直流高電圧を印加して分極
処理するようにしたので。

分極処理中の放電現象を防ぎ直流高電圧を印加すること
が出き、効率的な圧電フィルムの分極を行なえるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例の圧電フィルムの分極方法を
示す断面図である。 （１）・・・圧電フィルム、（２）・・・電極リード、
（３）・・・電極。 （４）・・・接合剤、（５）・・・直流電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　圧電フィルムの両面に形成された金属被膜の電極それ
   ぞれに電極リードを接合し、両電極リード間に直流高電
   圧を印加して分極処理するようにした圧電フィルムの分
   極方法。