JPH0362606A - 超音波遅延線の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオ、ビデオカメラ等の映像機器に欠かすこ
とのできない超音波遅延線の製造方法に関するものであ
る。

従来の技術 第３図に従来における超音波遅延線の圧電振動子貼り合
せ部分の構造例を示す。第３図に）いて、１は超音波遅
延媒体、２は電極、３は圧電振動子、４は電極、５は半
田またはエポキシ系樹脂である。

そして、超音波遅延媒体１にメツキ、真空蒸着等により
電極２を施した場所に、厚み方向に対して垂直な２千面
にメツキ、真空蒸着等により電極４を施した圧電振動子
３を、半田層たはエポキシ系樹脂６で貼り合せる構造と
なっている。

発明が解決しようとする課題 このような従来の貼り合せ構造では、超音波遅延媒体と
圧電振動子の双方に電極を設けなければならず、コスト
、工数がかかるという欠点がある。

また、半田による接合に釦いては、さらに、均一な半田
層を形成することが非常に雌かしぐ、超音波遅延線の波
形特性がひずむという欠点があった。

本発明はこのような問題を解決しようとするもので、安
価で生産性に優れた超音波遅延線の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記の欠点に鑑みて、超音波遅延媒体と圧電振
動子を貼り合せる手段として膜厚をコントロールするた
めのフィラーを含有した導電性接着剤を利用することを
特徴としている。

作用 本発明を利用することにより、超音波遅延媒体側の電極
形成と接着作業が同時に行える上に、接着層が均一な厚
さとなるため、超音波遅延線の波形特性が良好なものと
なる。

実施例 本発明の一実施例を第１図に示す。第１図において、６
は超音波遅延媒体、７は膜厚を均一にするためのフィラ
ーを含有した導電性接着剤、８は電極、９は厚みすべり
振動を有する圧電振動子である。そして、超音波遅延媒
体６上に導電性接着剤７を一様に塗布し、厚み方向に対
して垂直な２千面に電極８を施した厚みすベシ振・肋を
有する圧電振動子９を上記導電性接着剤７上に載せ、加
圧加熱等の処置を行って圧電振動子９が超音波遅延媒体
６と完全に接着するようにする。この場合、導電接着剤
７に含有するフィラーは、要求する膜厚と同程度の粒径
を有する金属粉体あるいはセラミック粉体等である。

また、第２図に示すように、厚み方向に対して垂直な２
平面の一方にのみ電極８を施した厚みすべり振動を有す
る圧電振動子９をその電極８側を上面にして接着する構
造にしても良い。

発明の効果 本発明を実施することにより、下記の効果が得られる。

（１）超音波遅延媒体側の電極形成と接着作業が一度に
行えるため、コスト、工数の低減を図ることができる。

（２）導電性接着剤に含有する膜厚コントロール用フィ
ラーの粒径を可変できるため、導電膜厚を容易に要望す
る均一な膜厚にできるため、超音波遅延線の波形特性が
良好となる。

（３）超音波遅延媒体の角部分は厚く導電接着剤を塗布
することが可能であるため、電極切れが防止できる。

第１図、第２図はそれぞれ本発明の実施例を示す超音波
遅延線の圧電振動子貼り合せ部分の構成図、第３図は超
音波の圧電振動子貼り合せ部分の従来例を示す構成図で
ある。

６・・・・・・超音波遅延媒体、７・・・・・・導電性
接着剤、８・・・・・・電極、９・・・・・・圧電振動
子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　超音波遅延媒体の圧電振動子を貼り合せる部分に一定
   の膜厚にコントロールするためのフィラーを含有した導
   電性接着剤を一様に塗布し、その導電性接着剤上に厚み
   方向に対して垂直な２平面あるいはその２平面の接着面
   に対向する面のみに電極を施した厚みすべり振動を有す
   る圧電振動子を載せ、加圧，熱硬化等の適宜な手段によ
   って超音波遅延媒体と圧電振動子を接着してなる超音波
   遅延線の製造方法。