JP3188495U - スプライシング治具及び部品供給テープ接続用粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】リール交換時の部品供給テープ接続作業を容易且つ迅速に行うことができるスプライシング治具を提供する。
【解決手段】部品供給テープを継ぎ合わせるスプライシング治具において、部品供給テープの幅と厚さに加工された溝と、トンネル状に構成され四方から保持されるトンネル状のガイドと、部品供給テープの切断端の半円の位置決め孔となる位置に部品供給テープを挿入した際にストッパーの役割も兼ね備える中央位置決めピンを設ける。切断された2本の部品供給テープを切断端を付き合わせるよう溝へ挿入し中央位置決めピンに付き当てる事により位置出しが容易に行える。また、トンネル状ガイドの上面が前後にスライドする機構とする事により接続された部品供給テープをガイドから取り外す為の開閉を容易且つ迅速に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、電子部品を保持した部品供給テープ2本の切断端を突き合わせ位置決めした状態にセットして両者を接続するスプライシング治具に関する考案である。
電子部品実装装置において電子部品を移載ヘッドに供給する方法として、テープフィーダを用いる方法が知られている。テープフィーダを用いる場合で実装作業中にテープフィーダで部品切れが発生した場合には供給リールを新たなものと交換するリール交換作業が行われる、このリール交換作業に際し近年電子部品の部品供給テープ自体を継ぎ合わせて接続するいわゆるスプライシング方式が採用されるようになっている、この方法では既装着の部品供給テープの末尾部と新たな部品供給テープの先頭部とが粘着テープなどによって接続される。
特許第2580716号公報 特開2010−87390号公報
電子部品実装装置の部品供給は限られた数の部品しか搭載できず各種のリールに巻かれた部品を用いる度に電子部品実装装置を停止する様にしていた為に稼働率が低下していた。稼働率を改善するには終わりかけている部品供給テープに新たなテープを繋ぎ供給するスプライシング作業が有効である、しかしスプライシング治具による作業は部品供給テープの先端が所定の位置になるようピンと穴の位置関係を確認してスプライシング治具にセットする必要があり作業者が電子部品実装装置の装置側において手作業で行う作業であることからテープ接続作業を容易且つ迅速に行うことが難しく、稼働率を優先すると煩瑣になりやすく熟練を要した。本考案はこのような問題点に鑑みてなされた物であって、部品供給テープを任意にかつ容易にスプライシングできるようにしたスプライシング治具及び部品供給テープ接続用粘着テープを提供することを目的とするものである。
本考案のスプライシング治具は、治具本体ベースに部品供給テープを位置決めする中央位置決めピンと位置決めピンへの導入を容易にする為に、代表的な部品供給テープである8mmの幅と厚さに加工された溝と、粘着テープ貼付け部と位置決めピンの周辺以外では部品供給テープが隙間なく挿入できるトンネル状に構成され四方から保持されるトンネル状のガイドと、トンネル状のガイドへの部品供給テープの挿入を容易にする為に挿入孔を扇状に広くした部品供給テープ挿入口と、2本の部品供給テープの切断端を突き合わせた状態にて部品供給テープの送りピッチが所定の位置になるように2本の部品供給テープの切断端の半円の分割送り穴が嵌まり込む中央位置決めピンと固定の為の位置決めピンが設けられ、部品供給テープを挿入した際に切断端の半円の位置決め孔がストッパーの役割を兼ね備えた中央位置決めピンに付き当たる事により位置出しが行える中央位置決めピン、の組み合わせにより部品供給テープの位置決め孔と位置決めピンの位置及び部品供給テープの先端との位置関係を意識することなく部品供給テープを挿入孔に挿入するだけで所定の位置に固定することにより問題点を解決している。
また、前記のスプライシング治具にて電子部品が収納されているポケット部分が突出しているエンボステープの場合でも使用が出来るように溝の底部にポケットのニゲ加工を施すことでエンボステープのスプライシングも可能とした。
この構成では、スプライシング後に粘着テープにて接続された部品供給テープをトンネル状のガイドから取り外す際の作業性が悪くなるためトンネル状のガイド上面がスライドする機構にする事により部品供給テープ取り外しの為の開閉を可能とし部品供給テープの取り外しを容易にした。
本考案では、前記のスプライシング治具以外に本スプライシング治具に合わせた形状に加工された専用の粘着テープを用いることにより貼り付け作業を容易にしている。
また本考案では、前記のスプライシング治具に従来からの技術である、所定の位置で切断された2本の部品供給テープを一線に整列した複数の位置決めピンに上から嵌め込むことで切断端を突き合わせた形で位置決めする方法を、前記8mm幅の部品供給テープのスプライシング治具作業の妨げにならない場所に別途設ける事で本スプライシング治具にて12、16、24mm幅の部品供給テープのスプライシングも可能としテープ幅に応じて治具を替える手間をなくした。
上記構成のスプライシング治具を用いて2本の部品供給テープ同士をつなぎ合わせる場合には、部品供給テープの位置決め孔と決めピンの位置及び部品供給テープの先端との位置関係を意識することなくセットが出来るようになり、リール交換時のテープ接続作業を容易且つ迅速に行うことができる。
本考案のスプライシング治具の部品供給テープをセットした状態を示す斜視図である。 本考案のスプライシング治具のトンネル状のガイド上面を開けた状態を示す斜視図である。 本考案のスプライシング治具の実施例を説明する図である。 本考案のスプライシング治具のトンネル状のガイド上面を開けた状態の実施例を説明する図である。 本考案のスプライシング治具の接続対象となる部品供給テープの切断方法を説明する図である。
以下に本考案の具体的な実施例を図面を用いて説明する。
以下、本考案を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を図1〜5を用いて説明する。
基本的な構成は従来からのスプライシング治具と同様で使用中の部品供給テープ102と新たな部品供給テープ101の各1テープの送り孔103に2本かそれ以上の本数の位置決めピン8を用いて部品供給テープ101、102の切断端105を付き合わせた状態で固定してスプライシングを行う物である。この構成は本スプライシング治具の12、16、24mm幅の部品供給テープのスプライシングを行う部分の幅広テープ用ベース3、幅広テープ用位置決めピン15、部品供給テープ押え16と同様の構成である。
使用中の部品供給テープ102と新たな部品供給テープ101は事前に切断端105の形状を図5(b)のように切断しておく必要がある。部品供給テープ101、102の切断位置107はテープ送り孔103が半分又はそれよりも小さく分割される位置で切断するものとする、切断手段108は部品供給テープ101、102の切断が容易である物であれば方法は問わないが、部品収納ポケット104には電子部品が収納されているので部品収納ポケット104にはストレスをかけることが出来ない、そこでハサミにストッパーを設けて所定の切断位置107で切断できるようにした治具を用いることで電子部品にストレスを掛けずに作業性を向上させることが有効である。
前記の基本的な構成にて中央位置決めピン7とテープの送り孔103の位置関係を確認することなく部品供給テープの先端が所定の位置になるようにスプライシング治具にセットすることを容易にする為にする為に、8mmの幅の部品供給テープ101、102が嵌まり込む幅と厚さで本体ベース1に加工された溝4を用いて本体ベース1両側側面方向より挿入するものとする、このことにより部品供給テープ101、102横方向の位置出しが可能となる。溝4は部品供給テープ101、102を挿入したスムーズに部品供給テープ101、102を動かすことが出来るクリアランスを持たせることが望ましい。
部品供給テープ101、102の送り方向の位置出しを行う為には、前記溝4のスプライシングの中心となる箇所に中央位置決めピン7をもちいて部品供給テープ101、102の半円の位置決め孔106が中央位置決めピン7の両側面から当たるようにすることで、位置決めピンの上より挿入する事無く送り方向からの付き当てによる位置だしを可能とした。中央位置決めピン7だけでは送り方向の位置が固定されないので位置決めピン8を溝4の両側端に設けることで固定を可能にするが、位置決めピン8が邪魔となり溝4への部品供給テープ101、102の挿入が困難となる為、挿入の際は部品供給テープ101、102を溝4の位置決めピン8より僅かに中心方向の位置となる箇所の上方より溝4へ滑り込ませることで解決している。
部品供給テープ101、102の上下方向の固定を行う為に、溝4の粘着テープ貼り付け位置14と位置決めピンの周辺以外にトンネル状のガイド上面2を設け、上方向からの部品供給テープ101、102の押さえを行う。尚、トンネル状のガイド5は部品供給テープ101、102を挿入したスムーズに部品供給テープ101、102を動かすことが出来るクリアランスを持たせることが望ましい。
溝4への部品供給テープ101、102の挿入を容易にする為に部品供給テープ挿入口6を外側に向かい扇状に広くすることで溝4への挿入を容易にしている。
トンネル状のガイド上面2を設けるとスプライシング作業後に繋ぎ合せた状態の部品供給テープ図5(c)の取り外しが困難となる為、トンネル状のガイド上面2はリニアガイド10を用いてスライドする機構とすることで溝4部分の開閉ができるようにし、繋ぎ合せた状態の部品供給テープ図5(c)の取り外しの際のみ開くことで容易に取り外しが可能となっている。尚トンネル状のガイド上面2が開と閉の位置で動かないようにする為にプランジャー13を用いて無用に動くことが無いようになっている。
部品供給テープ101、102は紙基材の物が多いが、樹脂成型のエンボステープの場合は電子部品が収納されているポケット部分が突出している為、溝4の底部にさらにポケットのニゲ加工9の溝を設けることでエンボステープのスプライシングも可能としている。
粘着テープ109は3層構造で使用前はベースフィルムとカバーフィルムにて保護されている。ベースフィルムに部品供給テープのテープ送り孔103と同様の孔が設けてあり、カバーフィルムをはがした状態でスプライシング治具にセットした部品供給テープ101、102の位置決めピンに重ねてはめ込む事で所定の位置に張りつける事が出来る物であるが、部品供給テープと同様に位置決めピンとベースフィルムの孔の位置合わせを容易且つ迅速に行うことが難しい。そこで粘着テープ109の貼り付けを行う粘着テープ貼り付け位置14の粘着テープ109外周に沿った容にガイドを設け、貼り付けの際に粘着テープ109を粘着テープストッパー12に突き当ててから中央位置決めピン7へ挿入する事で位置合わせを容易にしている、粘着テープストッパー12は交換可能にすることで形状の違う粘着テープ109であっても使用可能である。また、粘着テープには折り曲げる事で部品供給テープ101、102裏面への粘着テープ貼り付けが出来る物もあり従来は部品供給テープ101、102の表面に粘着テープ109の貼り付けを行った後スプライシング治具から取り外して裏面の貼り付け作業を行っていたが、本スプライシング治具では粘着テープ裏面に当たる部分にニゲ加工11を施したことにより部品供給テープ101、102裏面に手が入る為スプライシング治具に部品供給テープ101、102をセットしたままでの裏面の粘着テープ貼り付けを可能とした。
前記のとおり本スプライシング治具は従来からのスプライシング治具と同様の機構にて12、16、24mm幅の部品供給テープのスプライシングを行う為の機能を備えている、幅広テープ用ベース3に使用中の部品供給テープ102と新たな部品供給テープ101の各1テープの送り孔103に2本の幅広テープ用位置決めピン15を設け切断端105を付き合わせた容で位置決めを行い、部品供給テープ押え16、スプリング17にて固定しスプライシングを行う、また、前記8mm幅の部品供給テープと同様に本スプライシング治具セットしたままで裏面の粘着テープ貼り付けを可能とする為に幅広テープ用ニゲ加工18を施している。
実際の作業を行う環境によっては、本スプライシング治具を移動できる台車などに固定したり軽量化して持ち運びをしやすくする事もテープ接続作業を容易且つ迅速に行う上で望ましい。
本考案の部品供給用テープのスプライシング治具は、リール交換時のテープ接続作業を容易且つ迅速に行うことができるという効果を有し、電子部品実装装置に供される部品供給テープを突き合わせて接続するスプライシング作業の際に利用可能である。
1 本体ベース
2 トンネル状のガイド上面
3 幅広テープ用ベース
4 溝
5 トンネル状のガイド
6 部品供給テープ挿入口
7 中央位置決めピン
8 位置決めピン
9 ポケットのニゲ加工
10 リニアガイド
11 ニゲ加工
12 粘着テープストッパー
13 プランジャー
14 粘着テープ貼り付け位置
15 幅広テープ用位置決めピン
16 部品供給テープ押え
17 スプリング
18 幅広テープ用ニゲ加工
101 部品供給テープ
102 部品供給テープ
103 テープ送り孔
104 部品収納ポケット
105 切断端
106 半円の位置決め孔
107 切断位置
108 切断手段
109 粘着テープ

Claims (5)

  1. 多数の送り穴が所定ピッチで形成された2本の部品供給テープの切断端を突き合わせて位置決めした状態に固定して両者を粘着テープにて接続する部品供給テープのスプライシング接続方法であって、接続対象となる2本の部品供給テープの切断端はそれぞれ送り穴が半分又はそれよりも小さく分割される位置で切断されている、治具本体に部品供給テープを位置決めする中央位置決めピンと位置決めピンへの導入を容易にする為に、代表的な部品供給テープである8mmの幅と厚さに加工された溝と、粘着テープ貼付け部と位置決めピンの周辺以外では部品供給テープが隙間なく挿入できるトンネル状に構成され四方から保持されるトンネル状のガイドと、トンネル状のガイドへの部品供給テープの挿入を容易にする為に挿入孔を扇状に広くした部品供給テープ挿入口と、2本の部品供給テープの切断端を突き合わせた状態にて部品供給テープの送りピッチが所定の位置になるように2本の部品供給テープの切断端の半円の分割送り穴が嵌まり込む中央位置決めピンと固定の為の位置決めピンが設けられ、部品供給テープを挿入した際に切断端の半円の位置決め孔がストッパーの役割を兼ね備えた中央位置決めピンに付き当たる事により位置出しが行える中央位置決めピン、の組み合わせにより部品供給テープの位置決め孔と位置決めピンの位置及び部品供給テープの先端との位置関係を意識することなく部品供給テープを挿入孔に挿入するだけで所定の位置に固定できることを特徴とするスプライシング治具。
  2. 前記のスプライシング治具にて、電子部品が収納されているポケット部分が突出しているエンボステープの場合でも使用が出来るように溝の底部にポケットのニゲ加工が施されたスプライシング治具。
  3. 前記のスプライシング治具にて、粘着テープにて接続された部品供給テープをトンネル状のガイドから容易に取り外し出来るようトンネル状のガイド上面がスライドする機構にすることにより部品供給テープ取り外しの為の開閉を可能とするスプライシング治具。
  4. 前記のスプライシング治具にて、本スプライシング治具に合わせた形状に加工された専用の粘着テープを用いることにより貼り付け作業を容易にする粘着テープとスプライシング治具。
  5. 前記のスプライシング治具に従来からの技術である、所定の位置で切断された2本の部品供給テープを一線に整列した複数の位置決めピンに上から嵌め込むことで切断端を突き合わせた形で位置決めする方法を、前記のスプライシング治具の作業の妨げにならない場所に別途設ける事で12、16、24mm幅の部品供給テープのスプライシングも可能とするスプライシング治具。
JP2013004267U 2013-07-24 スプライシング治具及び部品供給テープ接続用粘着テープ Expired - Lifetime JP3188495U (ja)

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