JP6318620B2 - キャリアテープ接続用治具及びキャリアテープ接続方法ならびにキャリアテープ - Google Patents

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Description

本発明は、表面実装用の電子部品が封入されたキャリアテープ同士を接続するためのキャリアテープ接続用治具及びキャリアテープ接続方法、ならびに、キャリアテープ同士を容易に接続可能なキャリアテープに関する。
従来、表面実装用の電子部品を電子部品実装機へ連続的に供給するため、電子部品が封入されたキャリアテープが用いられている。
キャリアテープを用いた電子部品の実装は、図7に示すように、キャリアテープ102を巻装したテープリール104が装着されたチップマウンター100が用いられる。
チップマウンター100は、キャリアテープ装着部106と、テープフィーダー108とからなる供給装置110と、電子部品実装機112とを備えている。
なお、キャリアテープ102には、図8に示すように、電子部品114が封入される電子部品封入凹部116を有しており、搬送時に電子部品114がこぼれ落ちないように、電子部品封入凹部116を覆うようにトップテープ118が貼着されている。(以下、キャリアテープ102の電子部品封入凹部116が設けられた面を「表面」、設けられていない面を「裏面」と呼ぶ。)
また、キャリアテープ102には、スプロケット孔120が一定間隔で設けられており、テープフィーダー108が有するスプロケットによって、キャリアテープ102が一定速度で電子部品実装機112へと搬送されるように構成されている。
供給装置110によって送出されたキャリアテープ102は、電子部品実装機112へと連続的に供給される。この時、キャリアテープ102からトップテープ118を順次剥がしながら、電子部品実装機112において、キャリアテープ102に封入された電子部品が電子機器等に実装されることになる。
このようなチップマウンター100を用いる場合、無停止でキャリアテープ102を供給装置110から電子部品実装機112に供給するため、キャリアテープ102の端部同士を、ハンドスプライサーやオートスプライサーなどの接続用治具を用いて接着テープによって相互に接続するスプライシングという作業が行われる。
スプライシングは、例えば、特許文献1(特開2010−87390号公報)、特許文献2(特開2005−244056号公報)、特許文献3(特開平6−332146号公報)などに開示されるように、2本のキャリアテープ102のスプロケット孔120が一致するように、それぞれのキャリアテープ102の先端部をカッター等で切断し、2本のキャリアテープ102の切断端を突き合わせた状態でスプライシングテープ(接続用シールテープ)を用いて接続することによって行われる。
なお、スプライシングテープは、キャリアテープ102同士を接続するためキャリアテープ102の裏面に貼着するとともに、トップテープ同士を接続するためキャリアテープ102の表面にも貼着する必要がある。
このようなスプライシング作業は、慣れない作業者にとっては煩雑なものである。このため、特許文献4(特開2004−161355号公報)には、図9に示すように、キャリアテープ102の一方の端部102aに切り欠き部122を、他方の端部102bに切り出し部124を設けることによって、キャリアテープ102同士の接続を、接続用治具を用いずにスプライシングを行う方法も提案されている。
特開2010−87390号公報 特開2005−244056号公報 特開平6−332146号公報 特開2004−161355号公報
しかしながら、特許文献4に開示される接続方法では、キャリアテープの端部にそれぞれ係止部材(切り欠き部)及び被係止部材(切り出し部)を事前に設けておく必要があり、汎用性に乏しい。
また、図9のような切り欠き部と切り出し部を接続しただけでは、キャリアテープがよじれた場合などに、トップテープやスプライシングテープが剥がれやすく、場合によっては、供給中にトップテープが剥がれ、電子部品封入凹部に封入された電子部品がこぼれ落ちてしまうことがある。
本発明では、このような現状に鑑み、一般的なキャリアテープの接続に用いることができ、接続強度を充分に有し、テープのよじれにも強いスプライシングを行うことができるキャリアテープ接続用治具及びキャリアテープ接続方法を提供することを目的とする。
また、接続強度を充分に有し、テープのよじれにも強いスプライシングを容易に行うことができるキャリアテープを提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明のキャリアテープ接続用治具は、複数の電子部品が封入された電子部品封入凹部が存在する電子部品封入部と、複数のスプロケット孔が存在するスプロケット孔部とをそれぞれ有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを接続するキャリアテープ接続用治具であって、
前記第1キャリアテープを挿入する第1挿入部と、
前記第2キャリアテープを挿入する第2挿入部と、
前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部を切断する切断手段と、を備え、
前記第1挿入部は、前記第1キャリアテープの切断箇所を位置決めするための第1位置決め部を有し、
前記第2挿入部は、前記第2キャリアテープの切断箇所を位置決めするための第2位置決め部を有し、
前記切断手段は、
前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの電子部品封入部において、前記電子部品封入凹部間に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの短手方向に電子部品封入部切断部が、
前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープのスプロケット孔部において、前記スプロケット孔間に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの短手方向にスプロケット孔部切断部が、
前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの前記電子部品封入部と前記スプロケット孔部との境界部に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの長手方向に境界部切断部が、
それぞれ設けられるとともに、
前記境界部切断部に、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの長手方向に複数の嵌脱不能凹凸部が設けられるような切断刃を有していることを特徴とする。
この場合、前記切断刃が、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、凹凸部が設けられるように構成することができる。
また、前記切断刃が、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、嵌脱不能凹凸部が設けられるように構成されていてもよい。
また、前記切断手段が、前記切断刃と対向する位置に、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープを前記切断刃方向に付勢する受け部を有していることが好ましい。
この場合、前記受け部が、エンボス嵌入溝を有していてもよい。
また、本発明のキャリアテープ接続方法は、上述するいずれかのキャリアテープ接続用治具を用いてキャリアテープ同士を接続するためのキャリアテープ接続方法であって、
前記第1キャリアテープを前記第1挿入部に挿入するとともに、前記第1キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第1位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第1キャリアテープを切断し、
前記第2キャリアテープを前記第2挿入部に挿入するとともに、前記第2キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第2位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第2キャリアテープを切断することで、前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続することを特徴とする。
また、本発明のキャリアテープ接続方法は、上述するいずれかのキャリアテープ接続用治具を用いてキャリアテープ同士を接続するためのキャリアテープ接続方法であって、
前記第1キャリアテープを前記第1挿入部に挿入するとともに、前記第1キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第1位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第1キャリアテープを切断した後、前記第1キャリアテープを前記第1挿入部から取り出し、
前記第2キャリアテープを前記第2挿入部に挿入するとともに、前記第2キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第2位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第2キャリアテープを切断した後、前記第2キャリアテープを前記第2挿入部から取り出し、
前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続することを特徴とする。
これらのキャリアテープ接続方法では、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープにおいて、前記電子部品が封入されている前記電子部品封入凹部と空の状態の前記電子部品封入凹部との間、もしくは、前記電子部品が封入されている前記電子部品封入凹部同士の間に、前記電子部品封入部切断部が現れるように、前記切断手段により前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを切断することができる。
また、前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープがそれぞれ、前記電子部品封入凹部を覆うように貼着されたトップテープを備えている場合、
前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続した後、前記第1キャリアテープのトップテープと前記第2キャリアテープのトップテープとを接続するようにスプライシングテープを貼着することができる。
また、前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続した後、前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続するように前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの両面にスプライシングテープを貼着してもよい。
また、本発明のキャリアテープは、複数の電子部品が封入された電子部品封入凹部が存在する電子部品封入部と、複数のスプロケット孔が存在するスプロケット孔部とを有するキャリアテープであって、
前記キャリアテープの端部には、
前記電子部品封入部において、前記電子部品封入凹部間に前記キャリアテープの短手方向に電子部品封入部切断部が、
前記スプロケット孔部において、前記スプロケット孔間に前記キャリアテープの短手方向にスプロケット孔部切断部が、
前記電子部品封入部と前記スプロケット孔部との境界部に前記キャリアテープの長手方向に境界部切断部が、
それぞれ設けられるとともに、
前記境界部切断部に、前記キャリアテープの長手方向に複数の嵌脱不能凹部又は嵌脱不能凸部が設けられていることを特徴とする。
この場合、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、凹部又は凸部を設けることができる。
また、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、嵌脱不能凹部又は嵌脱不能凸部を設けてもよい。
本発明によれば、キャリアテープ長手方向に複数の嵌脱不能凹凸部が設けられ、この嵌脱不能凹凸部を嵌合することによってキャリアテープ同士を接続しているため、接続強度を充分に有したキャリアテープの接続を行うことができる。
図1は、本実施例におけるキャリアテープ接続用治具の概略を説明するための概略構成図である。 図2は、図1のキャリアテープ接続用治具の第1挿入部、第2挿入部、受け部を説明するための概略構成図である。 図3は、図1のキャリアテープ接続用治具により端部を切断されたキャリアテープの概略構成図である。 図4は、図1のキャリアテープ接続用治具により接続されたキャリアテープの状態を説明するための概略構成図である。 図5は、キャリアテープの一形態であるエンボステープを説明するための概略構成図であり、図5(a)は、エンボステープの平面図、図5(b)は、エンボステープの側面図である。 図6は、図5のエンボステープを接続する場合に使用する受け部を説明するための概略構成図である。 図7は、従来のキャリアテープ供給装置及び電子部品実装装置を説明するための概略構成図である。 図8は、従来のキャリアテープを説明するための概略構成図である。 図9は、従来のキャリアテープの接続方法を説明するための概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本実施例におけるキャリアテープ接続用治具の概略を説明するための概略構成図、図2は、図1のキャリアテープ接続用治具の第1挿入部、第2挿入部、受け部を説明するための概略構成図、図3は、図1のキャリアテープ接続用治具により端部を切断されたキャリアテープの概略構成図である。
図1,2に示すように、キャリアテープ接続用治具10は、第1キャリアテープ20が挿入される第1挿入部12と、第2キャリアテープ30が挿入される第2挿入部14と、第1キャリアテープ20及び第2キャリアテープ30の端部を切断する切断手段16とを備えている。
第1挿入部12には、第1キャリアテープ20の切断箇所を位置決めするための第1位置決め部12aを備えており、第1キャリアテープ20の任意のスプロケット孔22を嵌合させることにより、第1キャリアテープ20の切断箇所が決定する。
また、第2挿入部14には、第2キャリアテープ30の切断箇所を位置決めするための第2位置決め部14aを備えており、第2キャリアテープ30のスプロケット孔32を嵌合させることにより、第2キャリアテープ30の切断箇所が決定する。
また、切断手段16には、第1キャリアテープ20及び第2キャリアテープ30がそれぞれ、後述するような切断形状となるように押し切りするための切断刃16aと、挿入されたキャリアテープに対して鉛直方向上方に付勢する受け部16bとを備えている。
切断刃16aは、第1キャリアテープ20及び第2キャリアテープ30を鉛直方向に押し切りするためのものであって、刃先を有しておらず、平らな形状となっている。
なお、切断刃16aは、ハンドル18と連動しており、ハンドル18を手前に引くことによって、切断刃16aが鉛直方向下方に下がり、後述するように、第1挿入部12に挿入された第1キャリアテープ及び第2挿入部14に挿入された第2キャリアテープを押し切りするように構成されている。
このような切断刃16aとすることによって、後述するように、第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30とを嵌合接続した場合に、容易に外れてしまうようなことがなくなる。
また、受け部16bは、下部にバネなどの弾性的に付勢する部材を有している。
なお、受け部16bは、接続するキャリアテープの種類、厚さ、強度などを鑑みて、適宜形状を変更することができ、例えば、キャリアテープとして図5に示すように、電子部品封入凹部が突出するようなエンボステープ70を用いる場合には、図6に示すように、電子部品封入凹部を嵌入するためのエンボス嵌入溝を設けることが好ましい。
このように構成された本実施例のキャリアテープ接続用治具10は、以下のように使用される。
まず、第1キャリアテープ20をキャリアテープ接続用治具10の第1挿入部12に挿入するとともに、第1キャリアテープ20の任意のスプロケット孔22を第1位置決め部12aに嵌合させる。
この状態で、切断手段16によって第1キャリアテープ20を切断することで、第1キャリアテープ20の接続端部24は、図3に示したように、第1キャリアテープ20の長手方向に嵌脱不能凸部として複数のアリ型26を有し、短手方向に凹部28及び凸部29を有した形状となる。
次いで、第2キャリアテープ30をキャリアテープ接続用治具10の第2挿入部14に挿入するとともに、第2キャリアテープ30の任意のスプロケット孔32を第2位置決め部14aに嵌合させる。
この状態で、切断手段16によって第2キャリアテープ30を切断することで、第2キャリアテープ30の接続端部34は、図3に示したように、第2キャリアテープ30の長手方向に、第1キャリアテープのアリ型26と嵌合する形状の嵌脱不能凹部としてアリ溝36を複数有し、短手方向に、第1キャリアテープ20の凹部28と嵌合する形状の凸部38及び第1キャリアテープ20の凸部29と嵌合する形状の凹部39を有した形状となる。
なお、嵌脱不能凹部としてのアリ溝と、嵌脱不能凸部としてのアリ型は、キャリアテープの厚さ方向にのみ嵌脱可能となっており、キャリアテープの長手方向及び短手方向には嵌脱不能となっている。
この時、第1キャリアテープ20の上方に第2キャリアテープ30が覆うように存在する。第1キャリアテープ20は、受け部16bによって鉛直方向上方に付勢されるため、切断された第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30が、切断刃16aと受け部16bとによって押圧され、第1キャリアテープ20の接続端部24と第2キャリアテープ30の接続端部34とが自動的に接続されることになる。
このように接続された第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30のトップテープ40をそれぞれ接続するために、図4に示すように、第1キャリアテープと第2キャリアテープの表面側にのみスプライシングテープを貼着することによって、キャリアテープの接続が完了する。
なお、キャリアテープの種類、厚さ、強度などを鑑みて、第1キャリアテープ20と第2キャリアテープの裏面側にもスプライシングテープを貼着してもよい。
このように、第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30とがアリ溝型26,36によって接続された状態でスプライシングテープを貼着すればよいため、キャリアテープ同士がずれてしまうことがなく容易にキャリアテープの接続を行うことができる。
また、キャリアテープの切断形状は、図3に示すように、キャリアテープ20,30の電子部品封入凹部60が存在する電子部品封入領域42において、電子部品封入凹部60間にキャリアテープ20,30の短手方向に電子部品封入領域切断部44が、キャリアテープ20,30のスプロケット孔22,32が存在するスプロケット孔領域48において、スプロケット孔22,32間にキャリアテープ20,30の短手方向にスプロケット孔領域切断部50が、電子部品封入領域42とスプロケット孔領域48との境界領域にキャリアテープ20,30の長手方向に境界領域切断部52がそれぞれ有する嵌合形状となっている。
そして、境界領域切断部52には、キャリアテープ20,30の長手方向に複数のアリ溝型26,36を有している。また、電子部品封入領域切断部44及びスプロケット孔領域切断部50にはそれぞれ凹凸部28,29,38,39を有している。
このような形状でキャリアテープ20,30を切断して嵌合することによって、キャリアテープ20,30をキャリアテープ供給装置から電子部品実装機へと供給する際に、キャリアテープ20,30の長手方向に力が加わっても、容易に外れてしまうようなことがない。
なお、キャリアテープ20,30の切断形状は、図3に示す形状には限定されるものではなく、電子部品封入領域42において、電子部品封入凹部60間にキャリアテープ20,30の短手方向に有する電子部品封入領域切断部44と、スプロケット孔領域48において、スプロケット孔22,32間にキャリアテープ20,30の短手方向に有するスプロケット孔領域切断部50と、電子部品封入領域42とスプロケット孔領域48との境界領域にキャリアテープ20,30の長手方向に有する境界領域切断部52とが存在し、境界領域切断部52には、キャリアテープ20,30の長手方向に複数のアリ溝型26,36を有していればよい。
また、境界領域切断部52に有するアリ溝型26,36の個数は、キャリアテープの種類、厚さ、強度などを鑑みて適宜決定することができる。
また、電子部品封入領域切断部44及びスプロケット孔領域切断部50には、図3に示すように凹凸部28,29,38,39を有していてもよいし、有していなくともよい。また、凹凸部の代わりに嵌脱不能凹凸部としてアリ溝型を有するようにしてもよい。
電子部品封入領域切断部44及びスプロケット孔領域切断部50にアリ溝型を設けることによって、キャリアテープ20,30がよじれた場合にも、容易に外れてしまうようなことがない。
なお、電子部品封入領域切断部44やスプロケット孔領域切断部50の位置は、キャリアテープの種類や電子部品封入凹部60の間隔、スプロケット孔22,32の間隔などに応じて適宜設定することができる。
この場合、電子部品62が封入されている電子部品封入凹部60と空の状態の電子部品封入凹部60との間、もしくは、電子部品62が封入されている電子部品封入凹部60同士の間に電子部品封入領域切断部44が現れるように、第1キャリアテープ20及び第2キャリアテープ30を切断することが好ましい。
このように切断することによって、第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30を接続した場合に、途中に空の状態の電子部品封入凹部60が存在せず、電子部品実装機に途切れることなく電子部品62を供給することができる。
なお、上記実施例では、第1キャリアテープ20を第1挿入部12に挿入して切断した後、第1キャリアテープ20を第1挿入部12に挿入したままの状態で、第2キャリアテープ30を第2挿入部14に挿入して、第2キャリアテープ30を切断することで、第1キャリアテープ20の接続端部24と第2キャリアテープ30の接続端部34とを自動的に接続するようにしているが、第1キャリアテープ20を第1挿入部12に挿入して切断した後、第1キャリアテープ20を取り出してから、第2キャリアテープ30を第2挿入部14に挿入して切断し、接続端部24,34が切断された第1キャリアテープ20と第2キャリアテープ30とを嵌合接続するようにしてもよい。
また、上記実施例では、キャリアテープ供給装置から電子部品実装機に電子部品62を供給中の第1キャリアテープ20と、新しい第2キャリアテープ30との接続を、キャリアテープ接続用治具10を用いて電子部品62の供給中に行うことを前提として説明してきたが、事前に第1キャリアテープ20の接続端部24と、第2キャリアテープ30の接続端部34を、キャリアテープ接続用治具10を用いて、上述するように切断しておくことも可能である。
このように、事前に接続端部を嵌合形状に切断しておくことによって、キャリアテープ同士の接続が必要になった際に、キャリアテープの切断作業をする必要がなくなるため、さらに容易にキャリアテープのスプライシングを行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、上記実施例では、嵌脱不能凹凸部として、アリ溝型を設けているが、キャリアテープの長手方向及び短手方向に嵌脱不能な形状であればよく、例えば、所謂カギ継ぎ形状やホゾ継ぎ形状とすることもできるなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 キャリアテープ接続用治具
12 第1挿入部
12a 第1位置決め部
14 第2挿入部
14a 第2位置決め部
16 切断手段
16a 切断刃
16b 受け部
18 ハンドル
20 キャリアテープ
22 スプロケット孔
24 接続端部
26 アリ型
28 凹部
29 凸部
30 キャリアテープ
32 スプロケット孔
34 接続端部
36 アリ溝
38 凸部
39 凹部
40 トップテープ
42 電子部品封入領域
44 電子部品封入領域切断部
48 スプロケット孔領域
50 スプロケット孔領域切断部
52 境界領域切断部
60 電子部品封入凹部
62 電子部品
70 エンボステープ
100 チップマウンター
102 キャリアテープ
102a 端部
102b 端部
104 テープリール
106 キャリアテープ装着部
108 テープフィーダー
110 供給装置
112 電子部品実装機
114 電子部品
116 電子部品封入凹部
118 トップテープ
120 スプロケット孔
122 切り欠き部
124 切り出し部

Claims (13)

  1. 複数の電子部品が封入された電子部品封入凹部が存在する電子部品封入部と、複数のスプロケット孔が存在するスプロケット孔部とをそれぞれ有する第1キャリアテープと第2キャリアテープとを接続するキャリアテープ接続用治具であって、
    前記第1キャリアテープを挿入する第1挿入部と、
    前記第2キャリアテープを挿入する第2挿入部と、
    前記第1キャリアテープの端部及び前記第2キャリアテープの端部を切断する切断手段と、を備え、
    前記第1挿入部は、前記第1キャリアテープの切断箇所を位置決めするための第1位置決め部を有し、
    前記第2挿入部は、前記第2キャリアテープの切断箇所を位置決めするための第2位置決め部を有し、
    前記切断手段は、
    前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの電子部品封入部において、前記電子部品封入凹部間に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの短手方向に電子部品封入部切断部が、
    前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープのスプロケット孔部において、前記スプロケット孔間に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの短手方向にスプロケット孔部切断部が、
    前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの前記電子部品封入部と前記スプロケット孔部との境界部に前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの長手方向に境界部切断部が、
    それぞれ設けられるとともに、
    前記境界部切断部に、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープの長手方向に沿って、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープが長手方向及び短手方向に嵌脱不能な複数の嵌脱不能凹凸部が設けられるような切断刃を有していることを特徴とするキャリアテープ接続用治具。
  2. 前記切断刃が、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、凹凸部が設けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャリアテープ接続用治具。
  3. 前記切断刃が、前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、嵌脱不能凹凸部が設けられるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリアテープ接続用治具。
  4. 前記切断手段が、前記切断刃と対向する位置に、前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープを前記切断刃方向に付勢する受け部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャリアテープ接続用治具。
  5. 前記受け部が、エンボス嵌入溝を有していることを特徴とする請求項4に記載のキャリアテープ接続用治具。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のキャリアテープ接続用治具を用いてキャリアテープ同士を接続するためのキャリアテープ接続方法であって、
    前記第1キャリアテープを前記第1挿入部に挿入するとともに、前記第1キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第1位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第1キャリアテープを切断し、
    前記第2キャリアテープを前記第2挿入部に挿入するとともに、前記第2キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第2位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第2キャリアテープを切断することで、前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続することを特徴とするキャリアテープ接続方法。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載のキャリアテープ接続用治具を用いてキャリアテープ同士を接続するためのキャリアテープ接続方法であって、
    前記第1キャリアテープを前記第1挿入部に挿入するとともに、前記第1キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第1位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第1キャリアテープを切断した後、前記第1キャリアテープを前記第1挿入部から取り出し、
    前記第2キャリアテープを前記第2挿入部に挿入するとともに、前記第2キャリアテープの任意のスプロケット孔を前記第2位置決め部に嵌合させ、前記切断手段によって前記第2キャリアテープを切断した後、前記第2キャリアテープを前記第2挿入部から取り出し、
    前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続することを特徴とするキャリアテープ接続方法。
  8. 前記第1キャリアテープ及び第2キャリアテープにおいて、前記電子部品が封入されている前記電子部品封入凹部と空の状態の前記電子部品封入凹部との間、もしくは、前記電子部品が封入されている前記電子部品封入凹部同士の間に、前記電子部品封入部切断部が現れるように、前記切断手段により前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープを切断することを特徴とする請求項6または7に記載のキャリアテープ接続方法。
  9. 前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープがそれぞれ、前記電子部品封入凹部を覆うように貼着されたトップテープを備えており、
    前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続した後、前記第1キャリアテープのトップテープと前記第2キャリアテープのトップテープとを接続するようにスプライシングテープを貼着することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のキャリアテープ接続方法。
  10. 前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続した後、前記第1キャリアテープと前記第2キャリアテープとを接続するように前記第1キャリアテープ及び前記第2キャリアテープの両面にスプライシングテープを貼着することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のキャリアテープ接続方法。
  11. 複数の電子部品が封入された電子部品封入凹部が存在する電子部品封入部と、複数のスプロケット孔が存在するスプロケット孔部とを有するキャリアテープであって、
    前記キャリアテープの端部には、
    前記電子部品封入部において、前記電子部品封入凹部間に前記キャリアテープの短手方向に電子部品封入部切断部が、
    前記スプロケット孔部において、前記スプロケット孔間に前記キャリアテープの短手方向にスプロケット孔部切断部が、
    前記電子部品封入部と前記スプロケット孔部との境界部に前記キャリアテープの長手方向に境界部切断部が、
    それぞれ設けられるとともに、
    前記境界部切断部に、前記キャリアテープの長手方向に沿って、前記キャリアテープが長手方向及び短手方向に嵌脱不能な複数の嵌脱不能凹部又は嵌脱不能凸部が設けられていることを特徴とするキャリアテープ。
  12. 前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載のキャリアテープ。
  13. 前記電子部品封入部切断部及び/又は前記スプロケット孔部切断部に、嵌脱不能凹部又は嵌脱不能凸部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載のキャリアテープ。
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