JP3188183U - ガラリ及びガラリ羽根 - Google Patents

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Abstract

【課題】山型ガラリにおけるガラリ羽根相互間の有効開口率を大きくするとともに、空気の内外方向の流れを極力阻害しないようなスムーズな流れとして、通風性、採光性等にすぐれ、且つ、ガラリとしての遮蔽機能を充分に発揮し得る、改良された山型ガラリ及びそれに用いるガラリ羽根を提供する。【解決手段】断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部2と、その頂部に形成された上片部3と、垂直状下片部2と上片部3とを連続させる両側の傾斜片部4と、を有し、両側の傾斜片部4は、外面が略凹円弧状とされ、垂直状下片部2に連続する下凹円弧部4aと、上片部3に連続し、下凹円弧部4aよりも小さい曲率の上凹円弧部4bが、円弧形状に上下に連続して形成されている。【選択図】 図3

Description

本考案は、ドア、間仕切、側壁等に組み込まれて、視線を遮りながら空気の内外流通を行わせるガラリ、及びガラリを構成するガラリ羽根に関するものである。
従来、ガラリ羽根の一種として、断面略逆V字形状の山型ガラリが用いられている。
ところが、従来の山型ガラリでは、ガラリ羽根相互間の有効開口率(間隔)が小さく、開口面積が狭くなり、通風性や採光性に劣り、開口率を上げて開口面積を広くしようとすると、反対側が目視し得て、ガラリとしての遮蔽機能をなくしてしまうという問題点があった。
このような山型ガラリの問題点を解決し、隣接するガラリ羽根相互間の有効開口率を高めるために、下記特許文献1及び2記載の山型ガラリが提案されている。
実開平5−34291号公報 特開2006−249857号公報
特許文献1に示す山型ガラリを構成するガラリ羽根では、その断面略逆V字形状の全体の高さと頂部の垂直上片部の高さの比率、全体の高さと両側下端の垂直下片部の高さの比率、全体の高さと両側下端の垂直下片部の外径間の間隔との比率を、適当な寸法に定めて、ガラリ羽根相互間の有効開口率を高めるようにしている。
特許文献2に示す山型ガラリを構成するガラリ羽根では、その断面略逆V字形状の両側傾斜片部の全体を、内方に湾曲した半円弧面とすることにより、ガラリ羽根相互間の有効開口率を高めるようにしている。
しかしながら、特許文献1及び2の山型ガラリを構成するガラリ羽根の上記構成では、そのガラリ羽根相互間の有効開口率を高める上において、限界があった。
また、特許文献1及び2の山型ガラリの形状では、空気が内外方向に流通する経路において、両側傾斜片部に沿って上昇し、乱流となりやすく、空気のスムーズな流れを阻害し、換気率が低下するという課題があった。
本考案は、このような従来の技術が有する問題点に鑑み、これを改良することを目的とするものであって、山型ガラリにおけるガラリ羽根相互間の有効開口率を大きくするとともに、空気の内外方向の流れを極力阻害しないようなスムーズな流れとして、通風性、採光性等にすぐれ、且つ、ガラリとしての遮蔽機能を充分に発揮し得る、改良された山型ガラリ及びそれに用いるガラリ羽根を提供するものである。
上記の課題を解決するための手段を、図の実施の形態を参照して説明する。
本考案に係るガラリ羽根1は、断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部2と、その頂部に形成された上片部3と、垂直状下片部2と上片部3とを連続させる両側の傾斜片部4と、を有し、両側の傾斜片部4は、外面が略凹円弧状とされ、垂直状下片部2に連続する下凹円弧部4aと、上片部3に連続する上凹円弧部4bが、円弧形状に上下に連続して形成されていることを特徴とする。
請求項2では、前記上片部3の突出長さが前記垂直状下片部2の上下長さの50%以下の長さとされ、前記下凹円弧部4aと前記上凹円弧部4bとは小凸円弧よりなる中間円弧部4cを介して円弧形状に上下に連続して形成され、上凹円弧部4bは下凹円弧部4aよりも小さい曲率とされていることを特徴とする。
上記ガラリ羽根1によれば、上下に対向するガラリ枠11,11間に、複数個のガラリ羽根1を、その垂直状下片部2とその上片部3との一部が水平方向に重なり合う状態において、一定のピッチ間隔で多段に組み付けてガラリ10を構成した時に、両側の傾斜片部4の高さを、下凹円弧部4aに連続する小円弧よりなる上凹円弧部4bにより低く抑えることができる。これにより、空気の流れを極力阻害しないように、上片部及び垂直状下片部の長さを、組み立ての際に支障の内範囲で、最小にすることができる。また、上下ガラリ羽根の取り付けピッチが変わっても、上下に対向する上片部3の頂面と底面の間隔(a)を、他の上下ガラリ羽根間の間隔(a',a'')に比較し、最小間隔とすることができる。従って、上下ガラリ羽根1,1間の間隔を可及的に大きく取ることができる。また、上下ガラリ羽根1,1間の間隔を通過する空気の流れを両側傾斜片部の波形円弧面に沿ってスムーズにすることができる。
請求項3では、対向するガラリ枠11,11間に、複数個のガラリ羽根1が、その垂直状下片部2とその上片部3との一部が水平方向に重なり合う状態において、一定のピッチ間隔で多段に組み付けられているガラリ10において、
前記ガラリ羽根1は、断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部2と、その頂部に形成された上片部3と、垂直状下片部2と上片部3とを連続させる両側の傾斜片部4,4と、を有し、両側の傾斜片部4は、外面が略凹円弧状とされ、垂直状下片部2に連続する下凹円弧部4aと、上片部3に連続し、下凹円弧部4aよりも小さい曲率の上凹円弧部4bが、円弧形状に上下に連続して形成されている。
上下(又は左右)に隣接する一方のガラリ羽根1の上片部3頂面と他方のガラリ羽根1の上片部底面間の間隔(a)が、隣接するガラリ羽根1,1の組み付けピッチ間隔(p)に対し、略60%とされていることを特徴とする。
請求項4では、上記ガラリ10において、対向する前記ガラリ枠11,11内法間の開口間隔(x)に対する、上下(又は左右)に隣接する各ガラリ羽根1間の前記間隔(a)の合計とガラリ羽根1上面と対面するガラリ枠11内面との間隔(b)との合計になるガラリの有効開口率が、60%以上とされていることを特徴とする。
上記ガラリ10によれば、ガラリ羽根1両側の傾斜片部4の高さを、下凹円弧部4aに連続する小円弧よりなる上凹円弧部4bにより低く抑えることができる。これにより、空気の流れを極力阻害しないように、上片部及び垂直状下片部の長さを、組み立ての際に支障の内範囲で、最小にすることができる。また、上下ガラリ羽根の取り付けピッチが変わっても、上下に対向する上片部3の頂面と底面との間隔(a)を、他の上下ガラリ羽根間の間隔(a',a'')に比較し、最小間隔とすることができる。従って、ガラリとしての視覚遮蔽機能を妨げることなく、上下ガラリ羽根1,1間の間隔を可及的にを大きく取ることができ、その有効開口率を向上させることがききる。また、上下ガラリ羽根1,1間の間隔を通過する空気の流れを両側傾斜片部の波形円弧面に沿ってスムーズにすることができる。
本考案に係るガラリ及びガラリ羽根によれば、ガラリ羽根両側の傾斜片部及び頂部の上片部の高さを、下凹円弧部に連続する小円弧よりなる上凹円弧部により低く抑えることができる。これにより、空気の流れを極力阻害しないように、上片部及び垂直状下片部の長さを、組み立ての際に支障の内範囲で、最小にすることができる。また、上下ガラリ羽根の取り付けピッチが変わっても、上下に対向する上片部3の頂面と底面との間隔(a)を、他の上下ガラリ羽根間の間隔に比較し、最小間隔とすることができる。
従って、本考案では、ガラリとしての視覚遮蔽機能を妨げることなく、上下ガラリ羽根間の間隔を可及的に大きく取ることができ、ガラリの有効開口率及びこれに基づく空気の流れによる換気率を向上させることができる。
また、上下ガラリ羽根間の間隔を通過する空気の流れを両側傾斜片部の波形円弧面に沿ってスムーズとすることができる。従来の山型ガラリでは、ガラリ羽根の両側傾斜片部が、頂部の上片部にかけて直線状又は半円弧状に強く立ち上がり、内外の気圧差などに基づく空気の流れが、上昇方向に沿って乱れることになるが、本考案では、そのようなことがなく、改良されている。
本考案の第1実施形態によるガラリの正面図である。 同拡大縦断面図である。 同ガラリ羽根の断面図である。 同上下のガラリ羽根の断面図である。
以下、本考案を適用した実施の形態例を図1〜4を参照して説明する。
第1実施形態に係るガラリ10は、ドア、間仕切、側壁等のパネル部13に設けた窓状の開口12の内周にガラリ枠11を設け、上下に対向するガラリ枠11,11間に、複数個のガラリ羽根1が、その垂直状下片部2とその上片部3との一部が水平方向に重なり合う状態において、一定のピッチ間隔で多段に組み付けられている。
ガラリ羽根1は、図3,図4に示すように、山型ガラリを構成し、断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部2と、その頂部に形成された上片部3と、垂直状下片部2と上片部3とを連続させる両側の傾斜片部4,4と、を一体に有している。
両側の傾斜片部4は、外面が全体として略凹円弧状とされ、垂直状下片部2に連続する下凹円弧部4aと、上片部3に連続し、下凹円弧部4aよりも小さい曲率の上凹円弧部4bが、円弧形状に上下に連続して形成されている。前記上片部3の突出長さが前記垂直状下片部2の上下長さの50%以下の長さとされ、前記下凹円弧部4aと前記上凹円弧部4bとは小凸円弧よりなる中間円弧部4cを介して円弧形状に上下に連続して形成されている
図4に示すように、上下に隣接する一方のガラリ羽根1の上片部3頂面と他方のガラリ羽根1の上片部底面間の間隔(a)が、隣接するガラリ羽根1,1の組み付けピッチ間隔(p)に対し、略60%とされている(a/p≒0.6)。上記間隔(a)は、隣接するガラリ羽根1,1間の他の部分の間隔(a' ),(a'')よりも狭く、最小間隔とされている。
さらに、下記数式1に示すように、上記ガラリ10において、対向する上記ガラリ枠11,11内法間の開口間隔(x)に対する、上下に隣接する各ガラリ羽根1間の前記間隔(a)の合計(n)とガラリ羽根1上面と対面するガラリ枠11内面との間隔(b)との合計になるガラリの有効開口率が、60%以上とされている。
Figure 0003188183
図2の実施例では、ガラリ羽根1の枚数は12枚であるが、その枚数は、ガラリ10の開口幅に応じて調整できる。また、ガラリが取り付けられるドアー及びパネルの厚みに対応して、ガラリ枠11の厚み幅を、30mmから60mm位まで変更でき、その場合のガラリ羽根1の幅寸法は30mmとし、ガラリ10の有効開口率は60%以上となるように、設計されている。
上記の実施形態に係るガラリでは、複数のガラリ羽根を上下平行に設けたが、左右平行に設けるようにしても、差し支えない。
1 ガラリ羽根
2 下片部
3 上片部
4 傾斜片部、4a 下凹円弧部,4b 上凹円弧部,4c 中間円弧部
10 ガラリ
11 ガラリ枠
12 開口
13 パネル部

Claims (4)

  1. 断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部と、その頂部に形成された上片部と、垂直状下片部と上片部とを連続させる両側の傾斜片部と、を有し、両側の傾斜片部は、外面が略凹円弧状とされ、垂直状下片部に連続する下凹円弧部と、上片部に連続する上凹円弧部が、円弧形状に上下に連続して形成されていることを特徴とするガラリ羽根。
  2. 前記上片部の突出長さが前記垂直状下片部の上下長さの50%以下の長さとされ、前記下凹円弧部と前記上凹円弧部とは中間円弧部を介して円弧形状に上下に連続して形成され、上凹円弧部は下凹円弧部よりも小さい曲率とされていることを特徴とする請求項1に記載のガラリ羽根。
  3. 対向するガラリ枠間に、複数個のガラリ羽根が、その垂直状下片部とその上片部との一部が水平方向に重なり合う状態で、一定のピッチ間隔で多段に組み付けられているガラリにおいて、
    前記ガラリ羽根は、断面略逆V字形状をなし、その両側下端部に形成された垂直状下片部と、その頂部に形成された上片部と、垂直状下片部と上片部とを連続させる両側の傾斜片部と、を有し、両側の傾斜片部は、外面が略凹円弧状とされ、垂直状下片部に連続する下凹円弧部と、上片部に連続し、下凹円弧部よりも小さい曲率の上凹円弧部が、円弧形状に上下に連続して形成されており、
    上下(又は左右)に隣接する一方のガラリ羽根の上片部頂面と他方のガラリ羽根の上片部底面間の間隔(a)が、隣接するガラリ羽根の組み付けピッチ間隔(p)に対し、略60%とされていることを特徴とするガラリ。
  4. 対向する前記ガラリ枠内法間の開口間隔(x)に対する、上下(又は左右)に隣接する各ガラリ羽根間の各前記間隔(a)の合計とガラリ羽根上面と対面するガラリ枠内面との間隔(b)との合計になる有効開口率が、略60%以上とされていることを特徴とする請求項3に記載のガラリ。
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