JP3187709U - 紙箱 - Google Patents

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昌文 岩越
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Abstract

【課題】工程が単純で、工業的に生産が可能であり、外観や質感が貼り箱に近似した紙箱を提供する。
【解決手段】収納部を有する本体2と、本体に被さる蓋とからなる紙箱であって、本体若しくは蓋のいずれか一方、又は本体及び蓋は、中芯30と、中芯を覆う外被40とからなり、中芯は、底面板の四辺に、半切り罫線m、nを介して側面板32、33を連設したものであり、外被は、1枚の厚紙のブランクを罫線で折り曲げて、中芯をくるむように成形したものであり、ブランクは、底面板の四辺に、折り罫線を介して順次連設した側面外板43、側面内板44、45、底面折込板47、48を有し、側面外板と側面内板との間に、中芯の厚さより間隔の広い2重罫線を有する。
【選択図】図5

Description

本考案は、紙箱に関し、特に貼り箱に近い質感と外観を持った紙箱に関する。
従来、厚紙の芯材の表面に化粧紙や和紙を手貼りした貼り箱は、高級紙箱として賞用されてきた。貼り箱は、芯材の端面が化粧紙によってくるまれているので、外観的に優れており、質感が高いばかりでなく、箱の強度も強く、しっかりしている特長がある。
しかし貼り箱は、職人の手作業によって非常に手間のかかる工程を経て一つづつ作られるものであるため、どうしても高価なものとならざるを得なかった。特許文献1に記載された貼り箱は、この問題を解決するためになされたものであり、一般の人でも簡単に作成できる貼り箱を提供しようとしたものである。
実開平6−44720号公報
特許文献1に記載された貼り箱は、粘着加工を施した表装紙に、予め箱の展開形状に形成した厚紙の芯材を貼り付けておき、芯材を立ち上げて組み立てた後、延設された表層紙の離型紙を剥離して木口に巻き込み、貼り箱を完成させるというものである。
特許文献1に記載された貼り箱は、従来の貼り箱に比較すれば、湿式の糊を用いないため作成が簡単であり、一般の人でも作ることができる。しかし、作り方は本質的に従来の貼り箱と変わらないものであり、工業的に大量に生産するのには、不向きであった。
本考案の解決しようとする課題は、工程が単純で、工業的に生産が可能であり、外観や質感が貼り箱に近似した紙箱を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の考案は、収納部を有する本体と、本体に被さる蓋とからなる紙箱であって、本体若しくは蓋のいずれか一方、又は本体及び蓋は、中芯と、該中芯を覆う外被とからなり、前記中芯は、底面板の四辺に、半切り罫線を介して側面板を連設したものであり、前記外被は、1枚の厚紙のブランクを罫線で折り曲げて、前記中芯をくるむように成形したものであり、該ブランクは、底面板の四辺に、折り罫線を介して順次連設した側面外板、側面内板、底面折込板を有し、前記側面外板と側面内板との間に、前記中芯の厚さより間隔の広い2重罫線を有することを特長とする紙箱である。
本考案に係る紙箱は、腰のある中芯を厚紙の外被でくるむように成形したものであるから、外観や質感、重量感が貼り箱に近似しており、しかも組立が容易である。
また、請求項2に記載の考案は、前記2重罫線の間隔が、前記中芯の厚さの1.1倍〜1.2倍であることを特長とする請求項1に記載の紙箱である。
また、請求項3に記載の考案は、前記中芯の対向する1組の側面板の底辺が、これが接
する底面板の辺より短く、該側面板の側辺と隣り合う側面板の側辺との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙箱である。
また、請求項4に記載の考案は、前記底面折込板が、隣り合う底面折込板との間に、互いに嵌合する切欠きを有し、底面折込板同士が重なり合わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙箱である。
また、請求項5に記載の考案は、前記外被が、厚紙の表面に布または不織布を貼付したものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙箱である。
本考案に係る紙箱は、厚さと剛性とを備えた中芯の外側を外被でくるんだ構造であり、それぞれの折罫が元に戻ろうとする力が相乗的に働いて、箱全体がしっかりした形状に保持される。このため、本考案に係る紙箱は、貼り箱に近似した外観、質感、重量感を備えている。組み立てに当たっては、糊を使用することなく、通常の紙箱と同様の手順で容易に組み立てることができる。外被を組み立てる時に、中芯が存在することにより、額縁部分等のコーナーが罫線に沿って折られるので、箱の仕上がり外観が良好である。
中芯として発泡プラスチック板を用いた場合には、断熱性を有する箱とすることができる。
請求項2に記載の考案のように、2重罫線の間隔すなわち中芯を挟み込む外被の幅を中芯の厚さの1.1倍〜1.2倍の範囲に設定することにより、芯材に対して外被が浮き上がらない。
また請求項3に記載の考案のように、中芯の対向する1組の側面板の底辺を、これが接する底面板の辺より短くし、当該側面板の側辺と隣り合う側面板の側辺との間に隙間を形成することにより、外被の組立に当って、コーナー部のコーナー折込板を中芯の内側に折り込むことができる。このようにすることにより、箱の外周に凹凸が生じ難くなり、箱の外観がより優れたものになる。
請求項4に記載の考案のように、隣り合う底面折込板との間に、互いに嵌合する切欠きを設け、底面折込板同士が重なり合わないようにした場合には、底面折込板ひいては紙箱の外被全体にて、芯材と外被のあそびが少なくなり、芯材と外被がより密着する。
請求項5に記載の考案のように、外被として厚紙の表面に布や不織布を貼付したものを使用すると、箱の質感が高まり、さらに貼り箱に近似した高級感のある外観となる。
図1は、本考案に係る紙箱の実施例を示した斜視図である。 図2は、図1のA−A’断面を示した断面模式図である。 図3は、本考案に係る紙箱の中芯のブランクの例を示した平面模式図である。 図4は、本考案に係る紙箱の外被のブランクの例を示した平面模式図である。 図5は、本考案に係る紙箱の本体の組み立て手順を示した斜視説明図である。図5(1)は、中芯を、図5(2)は、中芯に外被を被せる状態を、また図5(3)は、完成した本体をそれぞれ示した斜視説明図である。
以下、図面を参照しながら、本考案に基づく紙箱(1)について詳細に説明する。本考案に係る一例である紙箱(1)は、図1に示したように、収納部を有する本体(2)と、本体(2)に被さる蓋(3)とからなる。本体(2)及び蓋(3)は、中芯(30、50)と、中芯を覆う紙製の外被(40、60)とからなる。
本体(2)と蓋(3)とは、基本的に同じ構造であるので、以後本体を中心にして述べる。中芯(30)は、図3に示したように、底面板(31)の四辺に、半切り罫線(m、n)を介して側面板(32、33)を連設したものである。なお図3は、本体中芯ブランク(30B)を紙(あるいは発泡プラスチック板)の表側から見た状態を示している。
外被(40)は、図4、図5に示したように、1枚の厚紙のブランク(40B)を罫線で折り曲げて、中芯(30)をくるむように成形したものであり、ブランク(40B)は、底面板(41)の四辺に、山折罫線(a、b)を介して連設した側面外板(42、43)、さらに2重罫線(c、h、e、g)を介して連設した側面内板(44、45)、さらに谷折罫線(i、j)を介して連接した底面折込板(47、48)を有する。なお図4は、本体外被ブランク(40B)を紙の表側すなわち箱の外側から見た状態を示しており、点線は山折罫線を、一点鎖線は谷折罫線を示している。
2重罫線の間隔は、中芯(30)の厚さより広ければよいが、一例として、中芯(30)の厚さの1.1倍〜1.2倍程度が望ましい。より望ましくは、1.17倍〜1.18倍である。この範囲であれば、外被が中芯にぴったりと密着し、中芯と外被に隙間ができにくい。
側面外板(42)と側面外板(43)の間は、山折罫線(d、f)を介してコーナー折込板(49)によって接続されている。コーナー折込板(49)は、中心の谷折罫線(l)によって折り畳まれて、側面外板(42)と側面内板(44)の間に折り込まれる。谷折罫線(l)は、完全に折り畳まれるように、切り込みの入ったリード罫線とするのが良い。
コーナー折込板(49)は、中芯の側面板(32)の内側に折り込んでも良いし、外側に折り込んでも良い。しかし図3に示したように、中芯の側面板(33)の長さを、底面板(31)の辺の長さよりも少し短くして、オフセット(34)を設けておくと、図5(1)に示したように、側面板(32)と側面板(33)の間に間隙(34)が生じるので、この隙間にコーナー折込板(49)を折り込むようにすることにより、箱の外面が平滑になり、紙箱の仕上がり外観がより優れたものになる。
側面内板(45)の両端部には、谷折罫線(k)を介して側面折込板(46)が連設されている。側面折込板(46)は、箱を、組み立てた際に側面外板(42)と側面内板(44)の間に挿入されて、箱の形状維持に貢献する。
底面折込板(47、48)は、側面内板(44、45)から谷折罫線(i、j)を介して連接されており、図5(2)に示したように、組み立てられた状態では、中芯の底面板(31)に密着する。
底面折込板(47、48)は、隣り合う底面折込板との間に、互いに嵌合する切欠き(p、q)を設けて、底面折込板同士が重なり合わないようにすることにより、互いにぴったりと納まり、紙箱の形状維持に貢献する。
本考案に係る紙箱は、湿式の糊を一切用いずに、組み立てることができる。中芯と外被は、それぞれ罫線を折り曲げることで立体形状となるが、折り曲げられた罫線は元に戻ろうとする性質を持っている。この元に戻ろうとする反発力が互いに打ち消されるように働くため、組みたてられた紙箱は、しっかりした形状を保つことが出来るのである。
このため、本考案に係る紙箱は、糊を使用していないにも拘わらず、貼り箱のような質感や重量感を備えている。
次に本考案の紙箱に用いる材料について説明する。
中芯(30、50)の素材の例としては、チップボール紙などの厚紙や、これをさらに合紙して厚くしたもの、あるいは発泡ポリスチレン板などの発泡プラスチック板又はダンボール板が用いられるが、これらに限られない。中芯は、底面板の中央部分が露出するので、片面が白い材質のものを用いるか、あるいは別に印刷加工を施した紙を貼り合わせても良い。
中芯の厚さとしては、一例として1mm〜3mm程度にすることができるが、大型の箱では、もっと厚くすることもできる。
外被(40、60)としては、一例として坪量230〜270g/m程度のコートボール紙にすることができ、それが最適に用いられる。コートボール紙には、印刷を施したり、表面に布や不織布、和紙、あるいはこれらに外観が類似したフィルムなどを貼着することで、さらに高級感を演出することができる。外被に用いる材料としては、コートボール紙に限らず、ある程度の腰のある厚紙であれば、用いることができる。
1・・・紙箱
2・・・本体
3・・・蓋
30・・・本体中芯
40・・・本体外被
50・・・蓋中芯
60・・・蓋外被
30B・・・本体中芯ブランク
31・・・底面板
32、33・・・側面板
m、n・・・半切り罫線
34・・・間隙(オフセット)
40B・・・本体外被ブランク
41・・・底面板
42、43・・・側面外板
44、45・・・側面内板
46・・・側面折込板
47、48・・・底面折込板
49・・・コーナー折込板
a〜h・・・山折罫線
i〜k・・・谷折罫線
l・・・谷折罫線(リード罫)
p、q・・・切欠き

Claims (5)

  1. 収納部を有する本体と、本体に被さる蓋とからなる紙箱であって、本体若しくは蓋のいずれか一方、又は本体及び蓋は、中芯と、該中芯を覆う外被とからなり、前記中芯は、底面板の四辺に、半切り罫線を介して側面板を連設したものであり、前記外被は、1枚の厚紙のブランクを罫線で折り曲げて、前記中芯をくるむように成形したものであり、該ブランクは、底面板の四辺に、折り罫線を介して順次連設した側面外板、側面内板、底面折込板を有し、前記側面外板と側面内板との間に、前記中芯の厚さより間隔の広い2重罫線を有することを特長とする紙箱。
  2. 前記2重罫線の間隔は、前記中芯の厚さの1.1倍〜1.2倍であることを特長とする請求項1に記載の紙箱。
  3. 前記中芯の対向する1組の側面板の底辺は、これが接する底面板の辺より短く、該側面板の側辺と隣り合う側面板の側辺との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙箱。
  4. 前記底面折込板は、隣り合う底面折込板との間に、互いに嵌合する切欠きを有し、底面折込板同士が重なり合わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙箱。
  5. 前記外被は、厚紙の表面に布または不織布を貼付したものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019014480A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 ぺんてる株式会社 収納箱
KR102201363B1 (ko) * 2020-06-22 2021-01-08 이재석 보냉 성능이 향상된 포장용 상자

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