JP3182273U - 造花及びこれを形成する手拭い - Google Patents

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雄二 中尾
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Abstract

【課題】1枚の手拭いを折り畳むことにより形成できる造花を提供する。
【解決手段】矩形状の一枚の手拭いを、所定の形状に折り畳んで形成される造花1を形成する。上記造花1は、花弁部3と、この花弁部3の下方に延びる茎部4とを備えるとともに、上記造花の各部は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されており、上記各領域は、上記造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成されている。
【選択図】図2

Description

本願考案は、造花に関する。詳しくは、一枚の手拭いを折り畳むことにより形成される造花に関する。
たとえば、手拭いは、汗や、顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴の際に体を洗ったりするために用いられる。日本手拭いは、木綿の平織りの布から形成されており、矩形状に形成されている。
手拭いと同様の用途に用いられるタオルは、表明に糸が飛び出すように織られたタオル地から形成されており、手拭いより大きな厚みを備えている。
手拭いの表面は、タオルに比べて平滑であるため、微細な絵柄や模様を描くことが可能である。このため、タオルと同様の実用的な用途の他に、一種の美術工芸品として取り扱われる場合もある。
実用新案登録第3130371号公報
上記特許文献1は、花の形に折り畳んだタオルに関するものである。上記特許文献では、四角いタオルに加工を加え、花のかたちに折り曲げてプレゼントとして使用したり、鑑賞用に用いたりできるように構成している。
上述したように、タオルを構成するタオル地は、糸の一部が表面に突出しているため、表面に精緻な模様や絵柄を描くことは困難である。このため、主としてその外観形状を花の形に折り畳むだけのものが多く、見栄えを高めるには、色彩の異なる複数のタオルから形成された花を組み合わせる場合が多い。また、タオル地は本物の花弁に比べて厚みが大きいため、細かな折り畳み手法を採用することもできない。このため、タオル地では、鑑賞用としての造花を製作するのは困難である。
病院の入院患者を和ませるために生花を贈ることが考えられるが、花粉の影響あるいは衛生面において好ましくない場合も多い。また、入院期間は限定されるため、一般的な造花を贈ることも好ましくない。一方、タオル等の消耗品は、入院後にも必要であり、見舞い用の贈答品として喜ばれる。ところが、タオルや手拭いの詰め合わせを贈った場合、嵩張ることが多く、入院生活中には邪魔になる場合も多い。
本願考案は、上記従来の問題を解決し、手拭いを用いて、これまでにない造花を形成することをその課題としている。
本願考案は、矩形状の一枚の手拭いを、所定の形状に折り畳んで形成される造花に関するものである。上記造花は、花弁部と、この花弁の下方に延びる茎部とを備えるとともに、上記造花の各部は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されている。また、上記各領域は、上記造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成されている。
本願考案は、生地を折り畳んで花の形状を有するのみならず、生地自体に造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成したものである。すなわち、折り畳まれた手拭いは、花の外観形状を備えるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いでカラフルな造花を得ることができる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、細かな折り畳み手法を採用することも可能となる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本願考案では、造花を形成するための手拭い生地に設けられる模様及び/又は色彩は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されている。すなわち、本願考案に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても奇異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与えるとともに、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与えるという二重の美的効果を備えるとともに、造花を展開した際の意外性も備えているのである。
本願考案に係る造花は、花弁部と、この花弁部の下方に延びる茎部とを備えて構成される。また、これら各部は、上述したように、矩形状手拭いの長手方向に所定幅で形成された各領域から構成される。
上記花弁部は、一つの花に対応した形態に構成することができる。また、上記手拭いに、模様及び/又は色彩の異なる複数の花弁部領域を設け、異なる種類の花弁が集合した花束形態となるように構成することもできる。上記花弁部の外周部に、包装紙部又はがく部を設けることができる。上記茎部は、所定長さを備えて構成されており、紐やバンドによって結束することにより、所定の形態が保持されるように構成するのが望ましい。
本願考案では、上記茎部を保持するとともに上記造花を立設できるスタンドを備えて構成するのが望ましい。上記スタンドを付加することにより、上記造花をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物に好適な造花を構成することができる。
たとえば、上記スタンドを、矩形状のシートを幅方向に延びる折れ線に沿って折り曲げて構成するとともに、接地部と、上記接地部の後縁部から上方に延出する後壁部と、上記接地部の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部に連結されるとともに、上記茎部を挿入保持できる開口部を設けた前壁部と、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部とを備えて構成することができる。
上記形態のスタンドは、長尺状の板紙等を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成することができるため、製造が容易であり、製造コストも低い。上記接地部と上記後壁部と上記前壁部とを平面で形成し、上記スタンドを側面視三角形状に形成することもできるし、上記前壁部に湾曲をつけた形態を採用することもできる。上記前壁部に設けた開口部に造花の茎部を挿入することにより、上記造花を立設して飾ることができる。
上記スタンドに立設した造花を持ち運んだり移動させるために、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部が設けられる。手指やフックに掛止できるように、上記背壁部に掛止開口部を設けるのが好ましい。
上記造花は、贈り物として使用されることも多い。このため、上記背壁部の背面に、種々のメッセージを記載できるメッセージ記載部を設けることができる。さらに、上記背壁部を切離し可能に設けることにより、上記背壁部をメッセージカードとして利用することも可能となる。切離し手法は特に限定されることはないが、ミシン穴等を設けることにより容易に切離し可能とすることががきる。
上記造花をそのまま店頭に展示した場合、埃等が付着する恐れがある。このため、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成するのが好ましい。たとえば、少なくとも、花弁部を透視できる半透明の不織布やプラスチックフィルムによって覆うとともに、このカバーの前面にミシン穴等を設けて開口し、花弁部を露出させるように構成することができる。
手拭いから、これまでにない美的な外観を有する造花を形成することができる。
本願考案に係る造花をスタンドに立設した状態を示す正面図である。 図1に示す造花の側面図である。 図1に示す造花を製作するための手拭いの構成を示す平面図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 造花本体の全体図である。 スタンドの全体斜視図である。 図18におけるXIX−XIX線に沿う要部拡大断面図である。
以下、本願考案の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1に、本実施形態に係る造花1を示す。図1に示す実施形態では、スタンド2に造花1を立設した例を示す。
図1及び図2に示すように、造花1は、花弁部3と茎部4とを備えて構成されている。また、これらの図には現れていないが、上記花弁部3には、植物の花弁を表す模様及び/又は色彩が付されている。また、上記茎部4には、植物の茎を表す模様及び/又は色彩が付されている。さらに、本実施形態では、上記花弁部3の最外周部には、花弁部3をくるむように包装用紙部5が設けられており、包装用紙に対応した模様及び/又は色彩が付されている。
上記スタンド2は、図18及び図19に示すように、短冊状の板紙シート200を幅方向に延びる複数の折れ線に沿って折り曲げて構成されているとともに、接地部6と、上記接地部6の後縁部から上方に延出する後壁部7と、上記接地部6の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部7に連結されるとともに、上記茎部4を挿入保持できる開口部8を設けた前壁部9と、上記後壁部7と上記前壁部9の連結部より上方に延出する背壁部10とを備えて構成されている。
上記前壁部9には、花瓶状の絵柄が描かれており、花瓶の口に相当する部分に開口部8が形成されている。本実施形態では、図19に示すように、上記前壁部9及び上記後壁部7の双方を延長させることにより前方背壁部10aと後方背壁部10bとを設け、これらを積層して背壁部10が形成されている。
上記後壁部7と上記前壁部9とは、上記前方背壁部10aの下縁から上記開口部8に延出する延出片11を、上記後壁部7に設けたスリット12及び13に差し込むことにより連結されている。また、上記背壁部10の上部には、上記前方背壁部10a及び上記後方背壁部10bを連通開口することにより、掛止開口部12が設けられている。上記前方背壁部10aにおける上記掛止開口部12の下縁から延出させた延出部13を、上記後方背壁部10bにおける上記掛止開口部12の下縁から延出させた延出部14に設けたスリット15に挿入することにより、上記前方背壁部10aと上記後方背壁部10bとが積層して連結されている。
上記スタンド2は、一枚の短冊状板紙を折り曲げて形成されるため、組立が容易であるとともに、製造コストを低減させることができる。
上記背壁部10の背面16には、図示しないメッセージ記載部17が設けられており、贈答品等として用いる場合、種々のメッセージを記載することができるように構成されている。また、上記背壁部10の下縁近傍には、ミシン穴18が形成されており、上記メッセージ記載部17を含む背壁部10を、切り離すことができるように構成されている。これにより、上記背壁部10をメッセージカードとして利用することもできる。一方、上記背壁部10を切り離すことにより、スタンド2を安定性が高まる。
図3から図17に基づいて、上記造花1の形成方法を説明する。
本実施形態に係る造花1を構成する手拭い20は、縦寸法91cm、横寸法37cmの矩形状の木綿平織り生地から形成されている。また、図3に示すように、手拭い20は、造花1の各部に対応する模様及び/又は色彩が描かれた複数の領域21,22,23,24,25を備えて構成されている。上記各領域は、上記手拭い20の幅方向に延びる境界31a,31b,31c,31dを介して、長手方向に所定幅で配列されている。上記領域は、花弁部3を構成するとともに生花の花弁に対応する模様及び/又は色彩が描かれた第1の花弁部領域21、第2の花弁部領域22及び第3の花弁部領域25と、上記茎部4を構成するとともに生花の茎に対応する模様及び/又は色彩が描かれた茎部領域23と、花弁部の外周に配置される包装紙に対応する模様及び/又は色彩が描かれた包装紙領域24とが長手方向に配列されている。なお、各領域の境界は、境界線や、模様及び/又は色彩の明確な境界が存在する必要はなく、模様及び/又は色彩が連続的に変化する遷移部分として認識できるものであればよい。
上記各領域に描かれる模様及び/又は色彩は特に限定されることはなく、必ずしも実際の生花に対応していなくともよい。たとえば、抽象化した花の形態に対応するように描かれていてもよい。さらに、各領域に、異なる模様及び/又は色彩を設けて、造花とした場合に各部の模様及び/又は色彩の相異に基づき美的な効果を有するものであってもよい。上記模様及び/又は色彩を設ける手法も特に限定されることはなく、プリント印刷手法、注染、手捺染等の種々の手法を採用できる。なお、本実施形態では、表裏に同じ模様が付された注染手法により、模様及び/又は色彩が描かれている。
図4から図17に、上記構成の手拭い20を折り畳んで造花1を製作する手法を説明する。まず、図4に示すように、端部に形成された第1の花弁領域21を、端部から約20cmの位置に設定された境界線31aで手前側に折り曲げて重ねる。なお、上記境界線31aは、各領域の境界部分に設定した仮想の境界線である。以下の説明における境界線も同様の意味で用いられる。次に、図5に示すように、手拭い20の上縁部20aから約8cmの所を持ち上げ、上記境界線31aに向かって折り重ねる。このとき、上記境界線31aから1.5cm下側に折り曲げ線32が位置するように折り曲げる。上記折り曲げ線の意味も、上記境界線と同様に、折り曲げ基準として仮想的に設定したものである。
次に、図6に示すように、下縁部20bから約6cmの位置に折り曲げ線33を設定して手前側に折り畳む。そして、図7に示すように、上記折り曲げ線33を、上方の折り曲げ線32に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線33が、上記折り曲げ線32より0.8〜1.0cm下側に位置するように折り畳む。
次に、上記工程によって折り曲げられた下方の折り曲げ線34から上方へ21cmの所を持ち上げて、上方の折り曲げ線32に向かって折り曲げる。この時、上記持ち上げて折り曲げられる折り曲げ線35が、上方の折り曲げ線33から0.8〜1.0cm下側に位置するように折り曲げる。
さらに、図9及び図10に示すように、上記工程において生じた下方の折り曲げ線36を、上方の折り曲げ線35に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線36が、上方の折り曲げ線35から1cm下側に位置するように折り曲げる。これにより、図11に示す折り畳み体40が形成される。上記折り畳み体40は、長手方向寸法が手拭い生地の幅37cmとなり、高さが約18cmとなる。
次に、図11に示す所定間隔で複数の折り畳み線41を設定し、図12(a)(b)に示すように、上記折り畳み体40を、手拭いの幅方向に蛇腹状に折り畳む。上記蛇腹の折り畳み線41は、約2.5cm間隔に設定される。これにより、図12(b)に示す蛇腹状の折り畳み体50が形成される。
次に、図13(a)に示すように、図12において蛇腹状に折り畳まれた折り畳み体50の下方を束ねるように持ち、図13(b)及び図13(c)に示すように、蛇腹の左右の端部を展開して、折り畳み体50をくるむようにそれぞれの端部を重ねて巻き付ける。その後、図14に示すように、上記茎部4の下かちらH=8cmのところをリボンで結束する。この場合、結び目が、図1の示すスタンド2に立設した場合に、造花の背面側となるように設定するのが望ましい。なお、上記結束部位は1箇所に限定されることはなく、複数箇所で結束してもよい。
次に、図14及び図15に示すように、上記折り畳み体50の上方の右側端部□(白抜き四角部分)と左側端部■(黒塗り四角部分)とを重合わせ、クリップで留める。クリップで留める部分は、最外周側から3層目までを留めるのが好ましい。
次に、図16に示すように、上方の段付き折り畳み部分を、花の外観形態となるように立体的に整形する。その後、茎部の下端部から約4cmの所をリボンで結束する。
これにより、図17に示す立体的な花弁部3及び茎部4を備える造花が形成ささる。また、本実施形態では、花弁部3の最外周部を包装紙部5として構成している。
上記造花1の茎部4を、上述したスタンド2の開口部8に挿入して、図1に示すスタンド2を備える造花1が形成される。
本実施形態に係る造花1は、一枚の手拭い20を折り畳んで花の外観形状が構成されるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いのみでカラフルな造花を得ることもできる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、精度高く折り畳むことができる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本実施形態では、造花を形成するための手拭い生地20に形成される模様及び/又は色彩は、上記手拭い20に設けた幅方向の境界31a〜31dによって区画される複数の領域21,22.23,24.25から構成されている。すなわち、本実施形態に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても特異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与えるとともに、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与えることができる。
また、本実施形態では、上記茎部4を保持するとともに上記造花を立設できるスタンド2を備えて構成している。上記スタンドを付加することにより、上記造花1をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物等に好適な造花を構成することができる。
しかも、上記スタンドは、長尺状の板紙を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成されている。このため、製造が容易であり、製造コストも低い。
本願考案は、上述した実施形態に限定されることはない。実施形態で説明した折り曲げ手法は、基本的なものであって、手拭いの寸法や折り曲げ方は、適宜変更することができる。
また、実施形態では、一つの造花を構成する例を示したが、折り畳み手法や、手拭いの模様及び/又は色彩を変更することによって、模様や色彩の異なる複数の花弁部からなる花束形態の造花を形成することができる。また、実施形態では、花弁部の最外周部を包装紙として構成したが、がく部として構成することもできる。
また、実施形態では、スタンドを備える造花を形成したが、ススタンド2を備えない造花であっても所要の効果を得ることができる。さらに、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成することもできる。
手拭いを用いて従来にない造花を形成することができる。
1 造花
3 花弁部
4 茎部
5 包装紙部
20 手拭い
本願考案は、造花に関する。詳しくは、一枚の手拭いを折り畳むことにより形成される造花に関する。
たとえば、手拭いは、汗や、顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴の際に体を洗ったりするために用いられる。日本手拭いは、木綿の平織りの布から形成されており、矩形状に形成されている。
手拭いと同様の用途に用いられるタオルは、表明に糸が飛び出すように織られたタオル地から形成されており、手拭いより大きな厚みを備えている。
手拭いの表面は、タオルに比べて平滑であるため、微細な絵柄や模様を描くことが可能である。このため、タオルと同様の実用的な用途の他に、一種の美術工芸品として取り扱われる場合もある。
実用新案登録第3130371号公報
上記特許文献1は、花の形に折り畳んだタオルに関するものである。上記特許文献では、四角いタオルに加工を加え、花のかたちに折り曲げてプレゼントとして使用したり、鑑賞用に用いたりできるように構成している。
上述したように、タオルを構成するタオル地は、糸の一部が表面に突出しているため、表面に精緻な模様や絵柄を描くことは困難である。このため、主としてその外観形状を花の形に折り畳むだけのものが多く、見栄えを高めるには、色彩の異なる複数のタオルから形成された花を組み合わせる場合が多い。また、タオル地は本物の花弁に比べて厚みが大きいため、細かな折り畳み手法を採用することもできない。このため、タオル地では、鑑賞用としての造花を製作するのは困難である。
病院の入院患者を和ませるために生花を贈ることが考えられるが、花粉の影響あるいは衛生面において好ましくない場合も多い。また、入院期間は限定されるため、一般的な造花を贈ることも好ましくない。一方、タオル等の消耗品は、入院後にも必要であり、見舞い用の贈答品として喜ばれる。ところが、タオルや手拭いの詰め合わせを贈った場合、嵩張ることが多く、入院生活中には邪魔になる場合も多い。
本願考案は、上記従来の問題を解決し、手拭いを用いて、これまでにない造花を形成することをその課題としている。
本願考案は、矩形状の一枚の手拭いを、所定の形状に折り畳んで形成される造花に関するものである。上記造花は、花弁部と、この花弁の下方に延びる茎部とを備えるとともに、上記造花の各部は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されている。また、上記各領域は、上記造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成されている。
本願考案は、生地を折り畳んで花の形状を有するのみならず、生地自体に造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成したものである。すなわち、折り畳まれた手拭いは、花の外観形状を備えるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いでカラフルな造花を得ることができる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、細かな折り畳み手法を採用することも可能となる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本願考案では、造花を形成するための手拭い生地に設けられる模様及び/又は色彩は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されている。すなわち、本願考案に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても奇異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与えるとともに、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与えるという二重の美的効果を備えるとともに、造花を展開した際の意外性も備えているのである。
本願考案に係る造花は、花弁部と、この花弁部の下方に延びる茎部とを備えて構成される。また、これら各部は、上述したように、矩形状手拭いの長手方向に所定幅で形成された各領域から構成される。
上記花弁部は、一つの花に対応した形態に構成することができる。また、上記手拭いに、模様及び/又は色彩の異なる複数の花弁部領域を設け、異なる種類の花弁が集合した花束形態となるように構成することもできる。上記花弁部の外周部に、包装紙部又はがく部を設けることができる。上記茎部は、所定長さを備えて構成されており、紐やバンドによって結束することにより、所定の形態が保持されるように構成するのが望ましい。
本願考案では、上記茎部を保持するとともに上記造花を立設できるスタンドを備えて構成するのが望ましい。上記スタンドを付加することにより、上記造花をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物に好適な造花を構成することができる。
たとえば、上記スタンドを、矩形状のシートを幅方向に延びる折れ線に沿って折り曲げて構成するとともに、接地部と、上記接地部の後縁部から上方に延出する後壁部と、上記接地部の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部に連結されるとともに、上記茎部を挿入保持できる開口部を設けた前壁部と、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部とを備えて構成することができる。
上記形態のスタンドは、長尺状の板紙等を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成することができるため、製造が容易であり、製造コストも低い。上記接地部と上記後壁部と上記前壁部とを平面で形成し、上記スタンドを側面視三角形状に形成することもできるし、上記前壁部に湾曲をつけた形態を採用することもできる。上記前壁部に設けた開口部に造花の茎部を挿入することにより、上記造花を立設して飾ることができる。
上記スタンドに立設した造花を持ち運んだり移動させるために、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部が設けられる。手指やフックに掛止できるように、上記背壁部に掛止開口部を設けるのが好ましい。
上記造花は、贈り物として使用されることも多い。このため、上記背壁部の背面に、種々のメッセージを記載できるメッセージ記載部を設けることができる。さらに、上記背壁部を切離し可能に設けることにより、上記背壁部をメッセージカードとして利用することも可能となる。切離し手法は特に限定されることはないが、ミシン穴等を設けることにより容易に切離し可能とすることができる。
上記造花をそのまま店頭に展示した場合、埃等が付着する恐れがある。このため、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成するのが好ましい。たとえば、少なくとも、花弁部を透視できる半透明の不織布やプラスチックフィルムによって覆うとともに、このカバーの前面にミシン穴等を設けて開口し、花弁部を露出させるように構成することができる。
手拭いから、これまでにない美的な外観を有する造花を形成することができる。
本願考案に係る造花をスタンドに立設した状態を示す正面図である。 図1に示す造花の側面図である。 図1に示す造花を製作するための手拭いの構成を示す平面図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 造花本体の全体図である。 スタンドの全体斜視図である。 図18におけるXIX−XIX線に沿う要部拡大断面図である。
以下、本願考案の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1に、本実施形態に係る造花1を示す。図1に示す実施形態では、スタンド2に造花1を立設した例を示す。
図1及び図2に示すように、造花1は、花弁部3と茎部4とを備えて構成されている。また、これらの図には現れていないが、上記花弁部3には、植物の花弁を表す模様及び/又は色彩が付されている。また、上記茎部4には、植物の茎を表す模様及び/又は色彩が付されている。さらに、本実施形態では、上記花弁部3の最外周部には、花弁部3をくるむように包装紙部5が設けられており、包装紙に対応した模様及び/又は色彩が付されている。
上記スタンド2は、図18及び図19に示すように、短冊状の板紙シート200を幅方向に延びる複数の折れ線に沿って折り曲げて構成されているとともに、接地部6と、上記接地部6の後縁部から上方に延出する後壁部7と、上記接地部6の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部7に連結されるとともに、上記茎部4を挿入保持できる開口部8を設けた前壁部9と、上記後壁部7と上記前壁部9の連結部より上方に延出する背壁部10とを備えて構成されている。
上記前壁部9には、花瓶状の絵柄が描かれており、花瓶の口に相当する部分に開口部8が形成されている。本実施形態では、図19に示すように、上記前壁部9及び上記後壁部7の双方を延長させることにより前方背壁部10aと後方背壁部10bとを設け、これらを積層して背壁部10が形成されている。
上記後壁部7と上記前壁部9とは、上記前方背壁部10aの下縁から上記開口部8に延出する延出片11を、上記後壁部7に設けたスリット22及び23に差し込むことにより連結されている。また、上記背壁部10の上部には、上記前方背壁部10a及び上記後方背壁部10bを連通開口することにより、掛止開口部12が設けられている。上記前方背壁部10aから上記掛止開口部12に延出させた延出部13を、上記後方背壁部10bから上記掛止開口部12に延出させた延出部14に設けたスリット15に挿入することにより、上記前方背壁部10aと上記後方背壁部10bとが積層して連結されている。
上記スタンド2は、一枚の短冊状板紙を折り曲げて形成されるため、組立が容易であるとともに、製造コストを低減させることができる。
上記背壁部10の背面16には、図示しないメッセージ記載部17が設けられており、贈答品等として用いる場合、種々のメッセージを記載することができるように構成されている。また、上記背壁部10の下縁近傍には、ミシン穴18が形成されており、上記メッセージ記載部17を含む背壁部10を、切り離すことができるように構成されている。これにより、上記背壁部10をメッセージカードとして利用することもできる。一方、上記背壁部10を切り離すことにより、スタンド2の安定性が高まる。
図3から図17に基づいて、上記造花1の形成方法を説明する。
本実施形態に係る造花1を構成する手拭い20は、縦寸法91cm、横寸法37cmの矩形状の木綿平織り生地から形成されている。また、図3に示すように、手拭い20は、造花1の各部に対応する模様及び/又は色彩が描かれた複数の領域21,22,23,24,25を備えて構成されている。上記各領域は、上記手拭い20の幅方向に延びる境界31a,31b,31c,31dを介して、長手方向に所定幅で配列されている。上記領域は、花弁部3を構成するとともに生花の花弁に対応する模様及び/又は色彩が描かれた第1の花弁部領域21、第2の花弁部領域22及び第3の花弁部領域25と、上記茎部4を構成するとともに生花の茎に対応する模様及び/又は色彩が描かれた茎部領域23と、花弁部の外周に配置される包装紙に対応する模様及び/又は色彩が描かれた包装紙領域24とが長手方向に配列されている。なお、各領域の境界は、境界線や、模様及び/又は色彩の明確な境界が存在する必要はなく、模様及び/又は色彩が連続的に変化する遷移部分として認識できるものであればよい。
上記各領域に描かれる模様及び/又は色彩は特に限定されることはなく、必ずしも実際の生花に対応していなくともよい。たとえば、抽象化した花の形態に対応するように描かれていてもよい。さらに、各領域に、異なる模様及び/又は色彩を設けて、造花とした場合に各部の模様及び/又は色彩の相異に基づき美的な効果を有するものであってもよい。上記模様及び/又は色彩を設ける手法も特に限定されることはなく、プリント印刷手法、注染、手捺染等の種々の手法を採用できる。なお、本実施形態では、表裏に同じ模様が付された注染手法により、模様及び/又は色彩が描かれている。
図4から図17に、上記構成の手拭い20を折り畳んで造花1を製作する手法を説明する。まず、図4に示すように、端部に形成された第1の花弁領域21を、端部から約20cmの位置に設定された境界線31aで手前側に折り曲げて重ねる。なお、上記境界線31aは、各領域の境界部分に設定した仮想の境界線である。以下の説明における境界線も同様の意味で用いられる。次に、図5に示すように、手拭い20の上縁部20aから約8cmの所を持ち上げ、上記境界線31aに向かって折り重ねる。このとき、上記境界線31aから1.5cm下側に折り曲げ線32が位置するように折り曲げる。上記折り曲げ線の意味も、上記境界線と同様に、折り曲げ基準として仮想的に設定したものである。
次に、図6に示すように、下縁部20bから約6cmの位置に折り曲げ線33を設定して手前側に折り畳む。そして、図7に示すように、上記折り曲げ線33を、上方の折り曲げ線32に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線33が、上記折り曲げ線32より0.8〜1.0cm下側に位置するように折り畳む。
次に、上記工程によって折り曲げられた下方の折り曲げ線34から上方へ21cmの所を持ち上げて、上方の折り曲げ線32に向かって折り曲げる。この時、上記持ち上げて折り曲げられる折り曲げ線35が、上方の折り曲げ線33から0.8〜1.0cm下側に位置するように折り曲げる。
さらに、図9及び図10に示すように、上記工程において生じた下方の折り曲げ線36を、上方の折り曲げ線35に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線36が、上方の折り曲げ線35から1cm下側に位置するように折り曲げる。これにより、図11に示す折り畳み体40が形成される。上記折り畳み体40は、長手方向寸法が手拭い生地の幅37cmとなり、高さが約18cmとなる。
次に、図11に示す所定間隔で複数の折り畳み線41を設定し、図12(a)(b)に示すように、上記折り畳み体40を、手拭いの幅方向に蛇腹状に折り畳む。上記蛇腹の折り畳み線41は、約2.5cm間隔に設定される。これにより、図12(b)に示す蛇腹状の折り畳み体50が形成される。
次に、図13(a)に示すように、図12において蛇腹状に折り畳まれた折り畳み体50の下方を束ねるように持ち、図13(b)及び図13(c)に示すように、蛇腹の左右の端部を展開して、折り畳み体50をくるむようにそれぞれの端部を重ねて巻き付ける。その後、図14に示すように、上記茎部4の下端部からH=8cmのところをリボンで結束する。この場合、結び目が、図1の示すスタンド2に立設した場合に、造花の背面側となるように設定するのが望ましい。なお、上記結束部位は1箇所に限定されることはなく、複数箇所で結束してもよい。
次に、図14及び図15(a)(b)に示すように、上記折り畳み体50の上方の右側端部□(白抜き四角部分)と左側端部■(黒塗り四角部分)とを重合わせ、クリップで留める。クリップで留める部分は、最外周側から3層目までを留めるのが好ましい。
次に、図16(a)(b)に示すように、上方の段付き折り畳み部分を、花の外観形態となるように立体的に整形する。その後、茎部の下端部から約4cmの所をリボンで結束する。
これにより、図17に示す立体的な花弁部3及び茎部4を備える造花が形成される。また、本実施形態では、花弁部3の最外周部を包装紙部5として構成している。
上記造花1の茎部4を、上述したスタンド2の開口部8に挿入して、図1に示すスタンド2を備える造花1が形成される。
本実施形態に係る造花1は、一枚の手拭い20を折り畳んで花の外観形状が構成されるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いのみでカラフルな造花を得ることもできる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、精度高く折り畳むことができる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本実施形態では、造花を形成するための手拭い20に形成される模様及び/又は色彩は、上記手拭い20に設けた幅方向の境界31a〜31dによって区画される複数の領域21,22,23,24,25から構成されている。すなわち、本実施形態に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても特異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与えるとともに、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与えることができる。
また、本実施形態では、上記茎部4を保持するとともに上記造花を立設できるスタンド2を備えて構成している。上記スタンドを付加することにより、上記造花1をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物等に好適な造花を構成することができる。
しかも、上記スタンドは、長尺状の板紙を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成されている。このため、製造が容易であり、製造コストも低い。
本願考案は、上述した実施形態に限定されることはない。実施形態で説明した折り曲げ手法は、基本的なものであって、手拭いの寸法や折り曲げ方は、適宜変更することができる。
また、実施形態では、一つの造花を構成する例を示したが、折り畳み手法や、手拭いの模様及び/又は色彩を変更することによって、模様や色彩の異なる複数の花弁部からなる花束形態の造花を形成することができる。また、実施形態では、花弁部の最外周部を包装紙部として構成したが、がく部として構成することもできる。
また、実施形態では、スタンドを備える造花を形成したが、スタンド2を備えない造花であっても所要の効果を得ることができる。さらに、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成することもできる。
手拭いを用いて従来にない造花を形成することができる。
1 造花
3 花弁部
4 茎部
5 包装紙部
20 手拭い



本願考案は、造花に関する。詳しくは、一枚の手拭いを折り畳むことにより形成される造花に関する。
たとえば、手拭いは、汗や、顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴の際に体を洗ったりするために用いられる。日本手拭いは、木綿の平織りの布から形成されており、矩形状に形成されている。
手拭いと同様の用途に用いられるタオルは、表面に糸が飛び出すように織られたタオル地から形成されており、手拭いより大きな厚みを備えている。
手拭いの表面は、タオルに比べて平滑であるため、微細な絵柄や模様を描くことが可能である。このため、タオルと同様の実用的な用途の他に、一種の美術工芸品として取り扱われる場合もある。
実用新案登録第3130371号公報
上記特許文献1は、花の形に折り畳んだタオルに関するものである。上記特許文献では、四角いタオルに加工を加え、花のかたちに折り曲げてプレゼントとして使用したり、鑑賞用に用いたりできるように構成している。
上述したように、タオルを構成するタオル地は、糸の一部が表面に突出しているため、表面に精緻な模様や絵柄を描くことは困難である。このため、主としてその外観形状を花の形に折り畳むだけのものが多く、見栄えを高めるには、色彩の異なる複数のタオルから形成された花を組み合わせる場合が多い。また、タオル地は本物の花弁に比べて厚みが大きいため、細かな折り畳み手法を採用することもできない。このため、タオル地では、鑑賞用としての造花を製作するのは困難である。
病院の入院患者を和ませるために生花を贈ることが考えられるが、花粉の影響あるいは衛生面において好ましくない場合も多い。また、入院期間は限定されるため、一般的な造花を贈ることも好ましくない。一方、タオル等の消耗品は、入院後にも必要であり、見舞い用の贈答品として喜ばれる。ところが、タオルや手拭いの詰め合わせを贈った場合、嵩張ることが多く、入院生活中には邪魔になる場合も多い。
本願考案は、上記従来の問題を解決し、手拭いを用いて、これまでにない造花を形成することをその課題としている。
本願考案は、矩形状の一枚の手拭いを、所定の形状に折り畳んで形成される造花に関するものである。上記造花は、花弁部と、この花弁の下方に延びる茎部とを備えるとともに、上記造花の各部は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の矩形領域から構成されている。また、上記各矩形領域は、上記造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成されている。
本願考案は、生地を折り畳んで花の形状としたのみならず、生地自体に造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成したものである。すなわち、折り畳まれた手拭いは、花の外観形状を備えるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いでカラフルな造花を得ることができる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、細かな折り畳み手法を採用することも可能となる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本願考案では、造花の各部が、これらに対応する模様及び/又は色彩を備えるとともに、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の矩形領域から構成されている。すなわち、本願考案に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても奇異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与える。一方、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与える。すなわち、二重の美的効果を備えるとともに、造花を展開した際にも手拭いとしての美観を備えているという意外性も備えているのである。
本願考案に係る造花は、花弁部と、この花弁部の下方に延びる茎部とを備えて構成される。また、これら各部は、上述したように、矩形状手拭いの長手方向に所定幅で形成された各矩形領域から構成される。
上記花弁部は、一つの花に対応した形態に構成することができる。また、上記手拭いに、模様及び/又は色彩の異なる複数の花弁部領域を設け、異なる種類の花弁が集合した花束形態となるように構成することもできる。上記花弁部の外周部に、包装紙部又はがく部を設けることができる。上記茎部は、所定長さを備えて構成されており、紐やバンドによって結束することにより、所定の形態が保持されるように構成するのが望ましい。
本願考案では、上記茎部を保持するとともに上記造花を立設できるスタンドを備えて構成するのが望ましい。上記スタンドを付加することにより、上記造花をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物に好適な造花を構成することができる。
たとえば、上記スタンドを、矩形状のシートを幅方向に延びる折れ線に沿って折り曲げて構成するとともに、接地部と、上記接地部の後縁部から上方に延出する後壁部と、上記接地部の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部に連結されるとともに、上記茎部を挿入保持できる開口部を設けた前壁部と、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部とを備えて構成することができる。
上記形態のスタンドは、長尺状の板紙等を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成することができるため、製造が容易であり、製造コストも低い。上記接地部と上記後壁部と上記前壁部とを平面で形成し、上記スタンドを側面視三角形状に形成することもできるし、上記前壁部に湾曲をつけた形態を採用することもできる。上記前壁部に設けた開口部に造花の茎部を挿入することにより、上記造花を立設して飾ることができる。
上記スタンドに立設した造花を持ち運んだり移動させるために、上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部が設けられる。手指やフックに掛止できるように、上記背壁部に掛止開口部を設けるのが好ましい。
上記造花は、贈り物として使用されることも多い。このため、上記背壁部の背面に、種々のメッセージを記載できるメッセージ記載部を設けることができる。さらに、上記背壁部を切離し可能に設けることにより、上記背壁部をメッセージカードとして利用することも可能となる。切離し手法は特に限定されることはないが、ミシン穴等を設けることにより容易に切離し可能とすることができる。
上記造花をそのまま店頭に展示した場合、埃等が付着する恐れがある。このため、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成するのが好ましい。たとえば、少なくとも、花弁部を透視できる半透明の不織布やプラスチックフィルムによって覆うとともに、このカバーの前面にミシン穴等を設けて開口し、花弁部を露出させるように構成することができる。
手拭いから、これまでにない美的な外観を有する造花を形成することができる。
本願考案に係る造花をスタンドに立設した状態を示す正面図である。 図1に示す造花の側面図である。 図1に示す造花を製作するための手拭いの構成を示す平面図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 図3に示す手拭いから造花を製作する手法を示す図である。 造花本体の全体図である。 スタンドの全体斜視図である。 図18におけるXIX−XIX線に沿う要部拡大断面図である。
以下、本願考案の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1に、本実施形態に係る造花1を示す。図1に示す実施形態では、スタンド2に造花1を立設した例を示す。
図1及び図2に示すように、造花1は、花弁部3と茎部4とを備えて構成されている。また、これらの図には現れていないが、上記花弁部3には、植物の花弁を表す模様及び/又は色彩が付されている。また、上記茎部4には、植物の茎を表す模様及び/又は色彩が付されている。さらに、本実施形態では、上記花弁部3の最外周部には、花弁部3をくるむように包装紙部5が設けられており、包装紙に対応した模様及び/又は色彩が付されている。
上記スタンド2は、図18及び図19に示すように、短冊状の板紙シート200を幅方向に延びる複数の折れ線に沿って折り曲げて構成されているとともに、接地部6と、上記接地部6の後縁部から上方に延出する後壁部7と、上記接地部6の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部7に連結されるとともに、上記茎部4を挿入保持できる開口部8を設けた前壁部9と、上記後壁部7と上記前壁部9の連結部より上方に延出する背壁部10とを備えて構成されている。
上記前壁部9には、花瓶状の絵柄が描かれており、花瓶の口に相当する部分に開口部8が形成されている。本実施形態では、図19に示すように、上記前壁部9及び上記後壁部7の双方を延長させることにより前方背壁部10aと後方背壁部10bとを設け、これらを積層して背壁部10が形成されている。
上記後壁部7と上記前壁部9とは、上記前方背壁部10aの下縁から上記開口部8に延出する延出片11を、上記後壁部7に設けたスリット22及び23に差し込むことにより連結されている。また、上記背壁部10の上部には、上記前方背壁部10a及び上記後方背壁部10bを連通開口することにより、掛止開口部12が設けられている。上記前方背壁部10aから上記掛止開口部12に延出させた延出部13を、上記後方背壁部10bから上記掛止開口部12に延出させた延出部14に設けたスリット15に挿入することにより、上記前方背壁部10aと上記後方背壁部10bとが積層して連結されている。
上記スタンド2は、一枚の短冊状板紙を折り曲げて形成されるため、組立が容易であるとともに、製造コストを低減させることができる。
上記背壁部10の背面16には、図示しないメッセージ記載部17が設けられており、贈答品等として用いる場合、種々のメッセージを記載することができるように構成されている。また、上記背壁部10の下縁近傍には、ミシン穴18が形成されており、上記メッセージ記載部17を含む背壁部10を、切り離すことができるように構成されている。これにより、上記背壁部10をメッセージカードとして利用することもできる。一方、上記背壁部10を切り離すことにより、スタンド2の安定性が高まる。
図3から図17に基づいて、上記造花1の形成方法を説明する。
本実施形態に係る造花1を構成する手拭い20は、縦寸法91cm、横寸法37cmの矩形状の木綿平織り生地から形成されている。また、図3に示すように、手拭い20は、造花1の各部に対応する模様及び/又は色彩が描かれた複数の矩形領域21,22,23,24,25を備えて構成されている。上記各矩形領域は、上記手拭い20の幅方向に延びる境界31a,31b,31c,31dを介して、長手方向に所定幅で配列されている。上記矩形領域は、花弁部3を構成するとともに生花の花弁に対応する模様及び/又は色彩が描かれた第1の花弁部領域21、第2の花弁部領域22及び第3の花弁部領域25と、上記茎部4を構成するとともに生花の茎に対応する模様及び/又は色彩が描かれた茎部領域23と、花弁部の外周に配置される包装紙に対応する模様及び/又は色彩が描かれた包装紙領域24とが長手方向に配列されている。なお、各矩形領域の境界は、境界線や、模様及び/又は色彩の明確な境界が存在する必要はなく、模様及び/又は色彩が連続的に変化する遷移部分として認識できるものであればよい。
上記各矩形領域に描かれる模様及び/又は色彩は特に限定されることはなく、必ずしも実際の生花に対応していなくともよい。たとえば、抽象化した花の形態に対応するように描かれていてもよい。さらに、各矩形領域に、異なる模様及び/又は色彩を設けて、造花とした場合に各部の模様及び/又は色彩の相異に基づき美的な効果を有するものであってもよい。上記模様及び/又は色彩を設ける手法も特に限定されることはなく、プリント印刷手法、注染、手捺染等の種々の手法を採用できる。なお、本実施形態では、表裏に同じ模様が付された注染手法により、模様及び/又は色彩が描かれている。
図4から図17に、上記構成の手拭い20を折り畳んで造花1を製作する手法を説明する。まず、図4に示すように、端部に形成された第1の花弁領域21を、端部から約20cmの位置に設定された境界線31aで手前側に折り曲げて重ねる。なお、上記境界線31aは、各矩形領域の境界部分に設定した仮想の境界線である。以下の説明における境界線も同様の意味で用いられる。次に、図5に示すように、手拭い20の上縁部20aから約8cmの所を持ち上げ、上記境界線31aに向かって折り重ねる。このとき、上記境界線31aから1.5cm下側に折り曲げ線32が位置するように折り曲げる。上記折り曲げ線の意味も、上記境界線と同様に、折り曲げ基準として仮想的に設定したものである。
次に、図6に示すように、下縁部20bから約6cmの位置に折り曲げ線33を設定して手前側に折り畳む。そして、図7に示すように、上記折り曲げ線33を、上方の折り曲げ線32に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線33が、上記折り曲げ線32より0.8〜1.0cm下側に位置するように折り畳む。
次に、上記工程によって折り曲げられた下方の折り曲げ線34から上方へ21cmの所を持ち上げて、上方の折り曲げ線32に向かって折り曲げる。この時、上記持ち上げて折り曲げられる折り曲げ線35が、上方の折り曲げ線33から0.8〜1.0cm下側に位置するように折り曲げる。
さらに、図9及び図10に示すように、上記工程において生じた下方の折り曲げ線36を、上方の折り曲げ線35に向かって折り畳む。このとき、上記折り曲げ線36が、上方の折り曲げ線35から1cm下側に位置するように折り曲げる。これにより、図11に示す折り畳み体40が形成される。上記折り畳み体40は、長手方向寸法が手拭い生地の幅37cmとなり、高さが約18cmとなる。
次に、図11に示す所定間隔で複数の折り畳み線41を設定し、図12(a)(b)に示すように、上記折り畳み体40を、手拭いの幅方向に蛇腹状に折り畳む。上記蛇腹の折り畳み線41は、約2.5cm間隔に設定される。これにより、図12(b)に示す蛇腹状の折り畳み体50が形成される。
次に、図13(a)に示すように、図12において蛇腹状に折り畳まれた折り畳み体50の下方を束ねるように持ち、図13(b)及び図13(c)に示すように、蛇腹の左右の端部を展開して、折り畳み体50をくるむようにそれぞれの端部を重ねて巻き付ける。その後、図14に示すように、上記茎部4の下端部からH=8cmのところをリボンで結束する。この場合、結び目が、図1の示すスタンド2に立設した場合に、造花の背面側となるように設定するのが望ましい。なお、上記結束部位は1箇所に限定されることはなく、複数箇所で結束してもよい。
次に、図14及び図15(a)(b)に示すように、上記折り畳み体50の上方の右側端部□(白抜き四角部分)と左側端部■(黒塗り四角部分)とを重合わせ、クリップで留める。クリップで留める部分は、最外周側から3層目までを留めるのが好ましい。
次に、図16(a)(b)に示すように、上方の段付き折り畳み部分を、花の外観形態となるように立体的に整形する。その後、茎部の下端部から約4cmの所をリボンで結束する。
これにより、図17に示す立体的な花弁部3及び茎部4を備える造花が形成される。また、本実施形態では、花弁部3の最外周部を包装紙部5として構成している。
上記造花1の茎部4を、上述したスタンド2の開口部8に挿入して、図1に示すスタンド2を備える造花1が形成される。
本実施形態に係る造花1は、一枚の手拭い20を折り畳んで花の外観形状が構成されるのみならず、花の各部に対応する模様及び/又は色彩を備えている。このため、従来のタオル等を折り畳んで形成された造花に比べてより美的な形態を備える造花を形成することができる。しかも、一枚の手拭いのみでカラフルな造花を得ることもできる。
また、手拭いの生地はタオル地に比べて薄いため、精緻な模様及び/又は色彩を付加することができるばかりでなく、精度高く折り畳むことができる。このため、タオルから形成される造花に比べて美的効果の高い造花を得ることができる。
しかも、本実施形態では、造花を形成するための手拭い20に形成される模様及び/又は色彩は、上記手拭い20に設けた幅方向の境界31a〜31dによって区画される複数の矩形領域21,22,23,24,25から構成されている。すなわち、本実施形態に係る手拭いの絵柄の全体構成は、異なる模様及び/又は色彩を、生地の長手方向に所定幅で配列したものであり、手拭いの絵柄構成としても特異なものではない。このため、折り畳んで造花を構成した場合には、上記模様及び/又は色彩が造花に美的効果を与えるとともに、展開して手拭いとして用いる場合においても、上記模様及び/又は色彩が手拭い自体に美的効果を与えることができる。
また、本実施形態では、上記茎部4を保持するとともに上記造花を立設できるスタンド2を備えて構成している。上記スタンドを付加することにより、上記造花1をテーブル上に立てた状態で載置することが可能となり、贈り物等に好適な造花を構成することができる。
しかも、上記スタンドは、長尺状の板紙を幅方向に延びる折り曲げ線で折り曲げることにより形成されている。このため、製造が容易であり、製造コストも低い。
本願考案は、上述した実施形態に限定されることはない。実施形態で説明した折り曲げ手法は、基本的なものであって、手拭いの寸法や折り曲げ方は、適宜変更することができる。
また、実施形態では、一つの造花を構成する例を示したが、折り畳み手法や、手拭いの模様及び/又は色彩を変更することによって、模様や色彩の異なる複数の花弁部からなる花束形態の造花を形成することができる。また、実施形態では、花弁部の最外周部を包装紙部として構成したが、がく部として構成することもできる。
また、実施形態では、スタンドを備える造花を形成したが、スタンド2を備えない造花であっても所要の効果を得ることができる。さらに、少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、開口することにより上記花弁部を露出させることができるカバーを備えて構成することもできる。
手拭いを用いて従来にない造花を形成することができる。
1 造花
3 花弁部
4 茎部
5 包装紙部
20 手拭い

Claims (11)

  1. 矩形状の一枚の手拭いを、所定の形状に折り畳んで形成される造花であって、
    上記造花は、花弁部と、この花弁部の下方に延びる茎部とを備えるとともに、
    上記造花の各部は、上記手拭いに設けた幅方向の境界によって区画される複数の領域から構成されており、
    上記各領域は、上記造花の各部に対応した模様及び/又は色彩を備えて構成されている、造花。
  2. 上記花弁部の外周部に、包装紙部又はがく部を備えるとともに、
    上記包装紙部又はがく部は、これに対応する模様及び/又は色彩を設けた手拭いの所定領域から形成されている、請求項1に記載の造花。
  3. 上記茎部を保持するとともに上記造花を立設できるスタンドを備える、請求項1又は請求項2に記載の造花。
  4. 上記スタンドは、矩形状のシートを幅方向に延びる折れ線に沿って折り曲げて構成されているとともに、
    接地部と、
    上記接地部の後縁部から上方に延出する後壁部と、
    上記接地部の前縁部から斜め上方に延出して所定高さで上記後壁部に連結されるとともに、上記茎部を挿入保持できる開口部を設けた前壁部と、
    上記後壁部と上記前壁部の連結部より上方に延出する背壁部とを備えて構成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の造花。
  5. 上記背壁部の背面にメッセージ記載部が設けられているとともに、背壁部が切離し可能に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の造花
  6. 上記手拭いに、模様及び/又は色彩の異なる複数の花弁部領域を設け、
    異なる種類の花弁が集合した花束形態を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の造花。
  7. 少なくとも上記造花の花弁部を覆うとともに、
    開口することにより、上記花弁部を露出させることができるカバーを備える、請求項1から請求6のいずれか1項に記載の造花。
  8. 請求項1から請求項7に記載の造花を形成する手拭いであって、
    上記造花の各部を構成する領域が、矩形状手拭いの幅方向に延びる境界を介して長手方向に配列されている、手拭い。
  9. 上記領域が、少なくとも、花弁部領域と茎部領域とを備えて構成されている、請求項8に記載の手拭い。
  10. 上記花弁部の外周に位置するがく部を構成するがく部領域を備える、請求項9に記載の手拭い。
  11. 上記手拭いが、日本手拭いである、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の手拭い。
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