JP3187071B2 - 光増幅器の高光出力保護回路 - Google Patents
光増幅器の高光出力保護回路Info
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Description
回路に関する。電子回路の分野で増幅器があらゆる機器
構成の基本となるように、光通信の分野でも光を直接増
幅できる光増幅器は、光通信システムの高機能化、高性
能化に不可欠な要素であり、世界の主要な通信研究機関
で盛んに研究されており、現状では実用化段階を迎えよ
うとしている。かかる光増幅器ではその高光出力が誤っ
て人の目に入ると目を傷つけることになるので、何らか
の保護が必要とされている。
ファイバ光増幅器、ラマン光増幅器の三つに大別され
る。
ードと同様に、電流注入による半導体活性層の利得機構
を利用し、デバイスを発振しきい値以下で動作させて、
外部からの注入光に対する光増幅作用を得るものであ
る。
コア部に、Nd3+、Er3+などの希土類元素を添加した
光ファイバを増幅媒質として用いるもので、特にEr3+
添加光ファイバは波長1.55μm帯にレーザ遷移周波
数を有しているので、この波長域での光増幅が可能であ
り、光通信システムへの適用が期待されている
導ラマン散乱現象を利用して励起光から信号光への光パ
ワー変換過程によって増幅作用を得るものである。これ
らの光増幅器の光通信システムへの適用形態としては、
光増幅中継器、光前置増幅器、光ブースタ増幅器などが
考えられている。
信器の出力を増幅して出力する場合、光増幅器出力に数
10〜数100mWの高出力光が出射されることにな
る。このような高出力光が誤って目に入ると、目を傷つ
ける危険があるため、何らかの保護が必要となる。
て例えば図6に示されるような保護カバーを用いるもの
がある。この保護カバー61は光増幅器64の出力端と
なる光レセプタクル63を覆うカバーであり、使用時に
はこの保護カバー61をずらして光レセプタクル63を
露出させ、これに他の機器あるいは伝送路に接続するた
めの短尺光ファイバ62を接続するものである。
保護カバーは高光出力に対する保護というよりもむし
ろ、光レセプタクルに対する防塵対策といった意味合い
が強かった。
の機器あるいは伝送路に短尺ファイバで接続する場合に
は、短尺ファイバの出力端からは相変わらず高光出力が
出射されるため、保護カバーは高光出力の保護対策とし
てのその役割を果たさなくなってしまう。特にファイバ
光増幅器の出力に短尺ファイバを接続したままその出力
端を開放してクリーニングしようとした場合、クリーニ
ング状態を確かめようとして短尺ファイバの出力端をつ
い覗き込んでしまうことが多いため、高光出力を目に入
れてしまう危険性がある。
器の電源をオフにすれば危険を回避することができる
が、作業の度に光増幅器の電源をオン/オフすることは
煩わしいものである。
であり、その目的とするところは、光増幅器の出力端側
が開放された場合に自動的にこの出力端側から高光出力
が出射されないようにすることで、高光出力を誤って目
に入れるなどの危険を防止すことにある。
説明図である。本発明に係る光増幅器の高光出力保護回
路は、一つの形態として、図1の〔A〕に示されるよう
に、光増幅器101から出力される信号光の大きさをモ
ニタする信号光モニタ回路104と、光増幅器101の
出力端(すなわち、出力側光ファイバの出射端面)10
2からの反射戻り光の大きさをモニタする反射戻り光モ
ニタ回路103と、信号光モニタ回路104で検出した
信号光の大きさと反射戻り光モニタ回路103で検出し
た反射戻り光の大きさとの比を求める演算回路105
と、演算回路105で求めた比を所定の基準値と比較す
ることで光増幅器101の出力端102側の開放/接続
の状態を判定する判定回路106とを備え、判定回路1
06により、上記比が上記基準値よりも大きく出力端1
02側が開放状態であると判定された時には、光増幅器
101からの信号光出力の大きさを下げるように構成さ
れる。なお、この構成において、上記反射戻り光を上記
出力側光ファイバから分岐して反射戻り光モニタ回路1
03へと導くための光分岐手段と、光増幅器101で増
幅された信号光を上記出力側光ファイバから分岐して信
号光モニタ回路104へと導くための光分岐手段とが、
上記出力側光ファイバの途中に配置された1つの光カプ
ラ(例えば図2中の光カプラ21を参照)で構成されて
いることが望ましい。
回路は、他の形態として、図1の〔B〕に示されるよう
に、光増幅器101の励起光源113の状態をモニタす
る励起光源モニタ回路114と、光増幅器101の出力
端(すなわち、出力側光ファイバの出射端面)102か
らの反射戻り光の大きさをモニタする反射戻り光モニタ
回路115と、励起光源モニタ回路114でモニタされ
た励起光源113の状態に応じた大きさの基準値を発生
する基準値発生回路116と、反射戻り光モニタ回路1
15で検出された反射戻り光の大きさを基準値発生回路
116からの基準値と比較することで出力端102側の
開放/接続の状態を判定する判定回路117とを備え、
判定回路117により、上記反射戻り光の大きさが上記
基準値よりも大きく出力端102側が開放状態であると
判定された時には、光増幅器101からの信号光出力の
大きさを下げるように構成される。なお、この構成にお
いて、上記反射戻り光を上記出力側光ファイバから分岐
して反射戻り光モニタ回路115へと導くための光分岐
手段と、励起光源113からの励起光を上記出力側光フ
ァイバへ結合するための光結合手段とが、上記出力側光
ファイバの途中に配置された1つの光カプラ(例えば図
4中のWDMカプラ51)で構成されていることが望ま
しい。
は、光増幅器101から出力される信号光の大きさと出
力端102側からの反射戻り光の大きさをそれぞれ信号
光モニタ回路104と反射戻り光モニタ回路103でモ
ニタし、その比を演算回路105で求める。この比は、
光増幅器101のオン、オフの状態あるいはその利得に
係わらず、出力端102側が開放で反射戻り光が大きい
場合には所定の基準値よりも大きく、出力端102側が
接続で反射戻り光が少ない場合には基準値よりも小さく
なるので、判定回路106はこれにより出力端102側
が開放されているか接続されているかを判定できる。
続されている場合には光増幅器101から高光出力を出
力するようにし、一方、開放されている場合には光増幅
器101をオフにする、あるいはその増幅率を落とすな
どして光増幅器101からの信号光出力の大きさを下げ
る。これにより、出力端102側の開放時には高光出力
が出力されないようになるので、高光出力を誤って目に
入れるような危険をなくすことができる。
では、光増幅器101の励起光源113の状態を励起光
源モニタ回路114でモニタし、一方、光増幅器101
の出力端102側からの反射戻り光の大きさを反射戻り
光モニタ回路115でモニタする。基準値発生回路11
6は励起光源モニタ回路114でモニタされた励起光源
113の状態に応じた大きさの基準値を発生する。例え
ば励起光源がオンの時に第1の基準値、オフの時にそれ
よりも低い第2の基準値を発生する。
15で検出された反射戻り光を基準値発生回路116か
らの基準値と比較することで出力端102側の開放/接
続の状態を判定する。例えば励起光源がオンの状態で光
増幅器101が通常の増幅作用を持っている場合には、
反射戻り光が上述の第1の基準値よりも大きい時に出力
端102側が開放状態、小さい時に接続状態と判定す
る。この判定の結果、出力端102側が開放状態の時に
は励起光源をオフにするなど、光増幅器101から出力
される信号光出力の大きさを下げる。
で、基準値発生回路116からの基準値を例えば上述の
第1の基準値よりも小さい第2の基準値とし、この第2
の基準値を超えるか否かで、出力端102側が開放か接
続かを判断するようにする。出力端102側が再び接続
状態となった時には反射戻り光の大きさがこの第2の基
準値を超えるので、再び励起光源103をオンにするな
どして光増幅器101からの出力を高光出力とする。こ
れにより光増幅器101はもとの状態に戻る。
する図2には本発明の一実施例としての光増幅器の高光
出力保護回路が示される。この実施例は光増幅器として
希土類添加ファイバ光増幅器を用い、これを光ブースタ
増幅器に適用した場合の例である。
としてEr3+添加ファイバ200を用いて光送信器から
の信号光を増幅する光増幅器であり、Er3+添加ファイ
バ200を前方向励起するための駆動回路205、励起
レーザダイオード203、WDM(波長多重)カプラ2
01と、後方向励起するための駆動回路206、励起レ
ーザダイオード204、WDMカプラ202とを含み構
成される。この光増幅器20は駆動回路205、206
がオンされている時に20dBmの増幅率を持つものと
し、駆動回路205、206がオフされると光送信器か
らの信号光を増幅せずに単に通過させるようになってい
る。
あり、4つの端子〜を有し、端子には光増幅器2
0からの増幅信号光が入力され、端子は光ブースタ増
幅器2の出力端としての光コネクタ4に接続される。残
りの端子、にはそれぞれ受光器22、23が接続さ
れる。ここで、光カプラ21はその分岐比が9:1とな
っており、その端子に入力された光増幅器の増幅信号
光が端子、に9:1の割合で分岐されて出力され、
また端子に入力された光コネクタ4側からの反射戻り
光が端子、に9:1の割合で分岐されて出力され
る。なお光カプラ21の分岐比はシステムで要求される
光ブースタ増幅器の利得と光カプラ21の入出力に設け
た受光器22、23の感度との兼ね合いにより決定され
る。
モニタするためのものであり、その受光出力は対数増幅
器25に入力されてその大きさが対数値に変換される。
また受光器22は光コネクタ4側からの反射戻り光をモ
ニタするためのものであり、その受光出力は対数増幅器
24に入力されてその大きさが対数値に変換される。こ
れらの受光器の検波効率は1A/Wであるものとする。
このように受光器22、23の検波効率を等しくすれ
ば、光カプラ21は対称であるので、受光器22には反
射戻り光電力に比例した出力が、また受光器23には信
号光電力に比例した出力が得られるものである。
2、23の出力をリニア量で比較するのはレベル差があ
り過ぎるので、これらの出力を対数化して比較しやすい
量に変換するものである。26はこれら対数増幅器2
4、25の出力がそれぞれ入力されてその差分を求める
差動増幅器である。。したがってこの差動増幅器26か
ら出力される差分値は受光器22、23の出力を対数除
算したものとなり、受光器22と23の出力の比、すな
わち信号光電力と反射戻り光電力の比に相応する。この
差分値は比較器28に入力される。
基準電圧Vref が入力されており、比較器28は差動増
幅器26からの差分値をこの基準電圧Vref と比較し、
その結果に基づき差分値が基準電圧Vref を超えなけれ
ば駆動回路205、206をオンする制御信号を、また
基準電圧Vref を超えればオフする制御信号を発生し、
この制御信号をそれぞれ駆動回路205、206に与え
るよう構成される。この基準電圧Vref は、光コネクタ
4側から反射戻り光がある場合(短尺光ファイバ3のコ
ネクタ端が開放状態となっている場合)の差動増幅器2
6の出力電圧と、反射戻り光がない場合(コネクタ端が
接続状態となっている場合)の差動増幅器26の出力電
圧との中点に設定される。この光コネクタ4には短尺光
ファイバ3が接続され、この短尺光ファイバ3を介して
光ブースタ増幅器2を他の機器や伝送路に接続できる。
る。ここで、短尺光ファイバ3は、その出力端が他の機
器に接続されている場合には反射戻り光が−30dB
(約0.1%の戻り光)となり、開放されている場合に
は−14dB(約4%の戻り光)となるものとして説明
を行う。ここで、説明を簡単化するために、ファイバ、
コネクタの損失および光カプラの挿入損失などは無視す
る。
力をモニタしており、一方、受光器22は短尺光ファイ
バ3側からの反射戻り光電力をモニタしている。この受
光器22と23の出力を次段の対数増幅器24、25で
対数化して差動増幅器26によりそれらの差をとる。す
なわち信号光電力と反射戻り光電力を対数除算すること
でその比を求めたことになる。
増幅器20がオンの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコ
ネクタ端が接続状態にあるものとする。この場合、光増
幅器20で20dBmに増幅された信号光は、接続状態
にあるコネクタ端で−30dBが反射されて、光カプラ
のの端子に−10dBmの反射戻り光が戻り、受光器
22には−20dBmの反射戻り光電力が検出される。
一方、受光器23には10dBmの信号光電力が検出さ
れる。これらを対数除算(対数増幅器24、25、差動
増幅器26による演算)すると、−30dBの出力が得
られる。
増幅器がオンの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が開放状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20で20dBmに増幅された信号光は、開放状態にあ
るコネクタ端で−14dBmが反射されて、光カプラの
端子に6dBの反射戻り光が戻り、受光器22には−
4dBmの反射戻り光電力が検出される。また、受光器
23には10dBmの信号光電力が検出されているの
で、これらを対数除算すると、−14dBの出力が得ら
れる。
増幅器がオフの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が開放状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20からの0dBmの信号光(すなわち増幅されていな
い信号光)は、開放状態にあるコネクタ端で−14dB
mが反射されて、光カプラの端子に−14dBmの反
射戻り光が戻り、受光器22には−24dBmの反射戻
り光電力が検出される。また、受光器23には−10d
Bmの信号光電力が検出されているので、これらを対数
除算すると、−14dBの出力が得られる。
増幅器がオフの状態で、かつ短尺光ファイバ3のコネク
タ端が接続状態にあるものとする。この場合、光増幅器
20からの0dBmの信号光は、接続状態にあるコネク
タ端で−30dBmが反射されて、光カプラの端子に
−30dBmの反射戻り光が戻り、受光器22には−4
0dBmの反射戻り光電力が検出される。また、受光器
23には−10dBmの信号光電力が検出されているの
で、これらを対数除算すると、−30dBの出力が得ら
れる。
光増幅器20のオン、オフあるいは利得変動にかかわら
ず、短尺光ファイバ3の出力端が接続されている場合に
は信号光の−30dBmに比例した出力が、開放されて
いる場合には−14dBmに比例した出力が得られるの
で、これを−30dBmと−14dBmの中点に設定さ
れた基準電圧Vref (例えば−24dBmに相応する電
圧)と比較することで、短尺光ファイバ3の出力端が開
放されているか、接続されているかを判定できる。この
判定の結果、出力端が接続されている場合には、駆動回
路205、206をオンにするよう制御信号を与えて光
送信器からの信号光を光増幅器20で増幅して高光出力
を出力し、一方、開放されている場合には駆動回路20
5、206をオフにするよう制御信号を与えて光増幅器
20の増幅作用を停止して光送信器からの信号光を増幅
せずにそのまま出力するようにして高光出力が出力され
ないようにする。
出力端の接続、開放に応じて光増幅器20をオン、オフ
するようにしたが、本発明はこれに限られるものではな
く、開放状態時に光増幅器20をオフするまでせずに危
険のないようにその増幅率を下げるものであってもよ
い。また、上述の実施例では、光増幅器として希土類添
加ファイバ光増幅器を用いているが、もちろん本発明は
これに限られるものではなく、ラマン光増幅器あるいは
半導体光増幅器を光増幅器として用いる場合にも適用で
きる。
この実施例は後方向励起方式のファイバ光増幅器を光ブ
ースタ増幅器5として用いる場合のものである。図中、
50はEr3+添加ファイバであり、このEr3+添加ファ
イバ50には駆動回路57、励起レーザダイオード5
8、WDMカプラ51から後方向に励起光が供給されて
おり、それにより光送信器1からの信号光を増幅して光
コネクタ4に接続された短尺光ファイバ3に出力する。
励起光の大きさをモニタする受光器であり、この受光器
53の出力は基準電圧発生回路55に入力される。基準
電圧発生回路55はこの受光器53の出力に応じて、レ
ーザダイオード58から励起光が出力されている時には
第1の基準電圧Vref1を、励起光が出力されていない時
には第2の基準電圧Vref2を出力して、これを比較器5
6に与えるようになっている。
余剰端には受光器52に設けられており、この受光器5
2は短尺光ファイバ3からの反射戻り光をモニタするよ
うになっている。この受光器52の出力は増幅器54で
増幅されて比較器56に入力されるよう構成される。比
較器56は受光器52で検出された反射戻り光の大きさ
を基準電圧発生回路55からの基準電圧と比較すること
で、短尺光ファイバ3側から反射戻り光があるか否か
(すなわち出力コネクタ端が開放されているか否か)を
判定し、反射戻り光がある場合には励起レーザダイオー
ド58をオフし、ない場合にはオンするよう制御信号を
発生して駆動回路57に出力するように構成される。
る。まず、光増幅器がオンの状態でかつ光ブースタ増幅
器5の出力側に接続した短尺光ファイバ3が他の機器あ
るいは伝送路に接続されている状態の場合について述べ
る。この場合、励起光レーザダイオード58からは励起
光が発生されていて光増幅器は増幅作用を行っており、
受光器53はその励起光の発生をモニタしていて、それ
に応じて基準電圧発生回路55からは図5に示されるよ
うに第1の基準電圧Vref1が発生されている。
(実際には信号光の−30dB程度の戻り光がある)、
反射戻り光モニタ用の受光器52の出力電圧は図5中に
点aで示されるように、設定された第1の基準電圧Vre
f1以下となる。これにより比較器56からは、駆動回路
57をオン、すなわち励起光源をオンのままにするよう
に制御信号が出力される。
ファイバ3のコネクタ端が開放された場合、このコネク
タ端で−14dB程度の反射戻り光が発生する。これに
より受光器52の出力側には、増幅された信号光電力に
比例した電圧が現れる。これにより受光器52の出力電
圧は図5中に点bで示されるように第1の基準電圧Vre
f1を超えることになる。すると、これが比較器56で判
定されて、駆動回路57をオフ、すなわち励起光源をオ
フにするので、光送信器1からの信号光はEr3+添加フ
ァイバ50で増幅されることなくそのまま短尺光ファイ
バ3側に出力される。
持たない時では、反射戻り光の大きさが変化することに
なるが、増幅作用を持たない時にはそれが受光器53の
出力電圧に基づいて判定されて基準電圧発生回路55で
設定される基準電圧が第1の基準電圧Vref1よりも低い
第2の基準電圧Vref2となる。この結果、光増幅器がオ
フでかつ短尺光ファイバ3の出力端が開放されている時
には、受光器52の出力電圧も光増幅器の利得分だけ低
いものとなるが、その場合でも図5中の点cに示される
ように第2の基準電圧Vref2以上であるため励起光源は
オフのままに維持される。
イバ3を他の機器あるいは伝送路に接続すると、反射戻
り光がない状態になるので、受光器52の出力電圧は図
5中の点dに示すように第2の基準電圧Vref2以下とな
り、これにより励起光源が再びオンとなり、最初の状態
に復帰する。
を利用することでファイバ光増幅器の利得特性を劣化さ
せることなく反射戻り光をモニタして保護機能を付加す
るようにしているが、もちろん、図2の実施例で説明し
たような光カプラ21を用いて反射戻り光のモニタと光
増幅器のオン/オフを検出するようにすることも可能で
ある。また上述の実施例は後方向励起方式のファイバ光
増幅器についてのものであるが、上述の光カプラ21等
を用いて反射戻り光をモニタするように構成すれば前方
向励起方式のファイバ光増幅器に適用することも可能で
ある。またEr3+添加ファイバを通常のファイバに置き
換えて励起光源をNd:YAGレーザ等の高出力レーザ
に置き換えることによりラマン増幅器への適用も可能で
ある。
ば、光増幅器の出力端が開放状態になるとそれから出力
される光出力の大きさが自動的に小さくなるので、光増
幅器の出力端を開放時にそれからの高光出力を誤って目
に入れるといった危険をなくすことができる。またこの
制御を信号光、反射戻り光、あるいは励起光源の状態を
モニタしつつ行っているので、装置の電源の入れ直しな
どを行わなくとも、出力端を接続状態に戻した時には自
動的に高光出力のもとの状態に戻すことができるので、
操作が非常に簡便である。
保護回路を示す図である。
ある。
力保護回路を示す図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 光増幅器から出力される信号光の大きさ
をモニタする信号光モニタ回路と、 該光増幅器の出力側光ファイバの出射端面からの反射戻
り光の大きさをモニタする反射戻り光モニタ回路と、 該信号光モニタ回路で検出した信号光の大きさと該反射
戻り光モニタ回路で検出した反射戻り光の大きさとの比
を求める演算回路と、 該演算回路で求めた比を所定の基準値と比較することで
光増幅器の出力端側の開放/接続の状態を判定する判定
回路とを備え、該判定回路により、前記比が前記基準値
よりも大きく出力端側が開放状態であると判定された時
には、該光増幅器からの信号光出力の大きさを下げるよ
うに構成された光増幅器の高光出力保護回路。 - 【請求項2】 光増幅器の励起光源の状態をモニタする
励起光源モニタ回路と、 該光増幅器の出力側光ファイバの出射端面からの反射戻
り光の大きさをモニタする反射戻り光モニタ回路と、 該励起光源モニタ回路でモニタされた励起光源の状態に
応じた大きさの基準値を発生する基準値発生回路と、 該反射戻り光モニタ回路で検出された反射戻り光の大き
さを該基準値発生回路からの基準値と比較することで出
力端側の開放/接続の状態を判定する判定回路とを備
え、該判定回路により、前記反射戻り光の大きさが前記
基準値よりも大きく出力端側が開放状態であると判定さ
れた時には、該光増幅器からの信号光出力の大きさを下
げるように構成された光増幅器の高光出力保護回路。 - 【請求項3】 前記反射戻り光を前記出力側光ファイバ
から分岐して前記反射戻り光モニタ回路へと導くための
光分岐手段と、前記光増幅器で増幅された信号光を前記
出力側光ファイバから分岐して前記信号光モニタ回路へ
と導くための光分岐手段とが、前記出力側光ファイバの
途中に配置された1つの光カプラで構成されていること
を特徴とする請求項1記載の光増幅器の高光出力保護回
路。 - 【請求項4】 前記反射戻り光を前記出力側光ファイバ
から分岐して前記反射戻り光モニタ回路へと導くための
光分岐手段と、前記励起光源からの励起光を前記出力側
光ファイバへ結合するための光結合手段とが、前記出力
側光ファイバの途中に配置された1つの光カプラで構成
されていることを特徴とする請求項2記載の光増幅器の
高光出力保護回路。
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