JPH10150410A - 光パワーモニタ装置、光増幅器及び光送信機 - Google Patents

光パワーモニタ装置、光増幅器及び光送信機

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JPH10150410A
JPH10150410A JP8307803A JP30780396A JPH10150410A JP H10150410 A JPH10150410 A JP H10150410A JP 8307803 A JP8307803 A JP 8307803A JP 30780396 A JP30780396 A JP 30780396A JP H10150410 A JPH10150410 A JP H10150410A
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JP
Japan
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optical
signal
level
light
power
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JP8307803A
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English (en)
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Kazuto Imai
一登 今井
Tsukasa Takahashi
司 高橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0795Performance monitoring; Measurement of transmission parameters
    • H04B10/07955Monitoring or measuring power
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/077Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using a supervisory or additional signal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は光パワーモニタ装置、光増幅器及び
光送信機に関し、光クロストークの影響を排除した光パ
ワーのモニタリング技術の確立を課題とする。 【解決手段】 光源2からのビームB1を分岐ビームB
B1,BB2に分岐するビームスプリッタ4と、分岐ビ
ームBB1を受けそのパワーに対応する信号S1を出力
するフォトディテクタ6と、ビームB2を受けそのパワ
ーに対応する信号S2を出力するフォトディテクタ8
と、信号S1及びS2の差に対応する誤差信号ES1を
出力する減算器10と、信号S1及び誤差信号ES1の
差に対応する誤差信号ES2を出力する減算器12とか
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、光クロ
ストークをキャンセルすることができる光パワーのモニ
タリングに関し、更に詳しくは、光パワーモニタ装置並
びに光パワーモニタ装置を有する光増幅器及び光送信機
に関する。
【0002】近年、エルビウムドープファイバ増幅器
(EDFA)を始めとする光増幅器が実用化されてお
り、取り扱う光のパワーが高まってきている。このた
め、光クロストークの影響を排除した光パワーのモニタ
リングが要求されている。
【0003】
【従来の技術】光増幅媒体と、光増幅媒体が利得帯域を
有するように光増幅媒体をポンピングする手段とを備え
た光増幅器が知られている。光ポンピング型の光増幅器
では、例えば、増幅すべき信号光の波長に応じて適切に
設定される波長を有するポンプ光がエルビウムドープフ
ァイバ(EDF)に供給される。ポンピングされている
EDFに信号光が入力すると、誘導放出の原理に従って
信号光がEDFにおいて増幅される。
【0004】また、半導体レーザ型の光増幅器が知られ
ている。この場合、半導体チップとして提供される光増
幅媒体にバイアス電流が供給され、これにより光増幅媒
体がポンピングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実用的な光増幅器にお
いては、種々の目的で光パワーがモニタリングされる。
例えば、光増幅器に入力する信号光が途絶えたときに光
増幅媒体のポンピングを停止するために、光増幅媒体に
供給される信号光のパワーがモニタリングされる。
【0006】光増幅器に入力する信号光のパワーは小さ
いので、光クロストークによる影響を排除することが望
ましい。光クロストークの要因としては例えば光増幅媒
体で発生するASE光(増幅された自然放出光)があ
る。
【0007】よって、本発明の目的は、光クロストーク
の影響を排除した光パワーモニタ装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、光クロストークの影響を排
除した光パワーモニタ装置を有する光増幅器を提供する
ことにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、光クロストーク
の影響を排除した光パワーモニタ装置を有する光送信機
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、第1及び第2のビームを出力する光源のための光
パワーモニタ装置が提供される。第1のビームは、ビー
ムスプリッタによって第1及び第2の分岐ビームに分岐
される。
【0010】第1の分岐ビームは第1のフォトディテク
タに供給される。第1のフォトディテクタは、第1の分
岐ビームのパワーに対応するレベルを有する第1の信号
を出力する。
【0011】光源からの第2のビームは第2のフォトデ
ィテクタに供給される。第2のフォトディテクタは第2
のビームのパワーに対応するレベルを有する第2の信号
を出力する。
【0012】第1及び第2の信号は第1の減算器に供給
される。第1の減算器は第1及び第2の信号の差に対応
する第1の誤差信号を出力する。第1の信号及び第1の
誤差信号は第2の減算器に供給される。第2の減算器は
第1の信号及び第1の誤差信号の差に対応する第2の誤
差信号を出力する。
【0013】このように第1及び第2の減算器を用いて
第2の誤差信号を得ることにより、光クロストークによ
り生じる雑音成分がキャンセルされ、第2の誤差信号に
は光クロストークの影響が出ない。
【0014】本発明の第2の側面によると、本発明の第
1の側面による光パワーモニタ装置を有する光送信機が
提供される。この光送信機は、更に、前述の光源と、光
増幅媒体と、光増幅媒体が利得帯域を有するように光増
幅媒体をポンピングする手段とを有している。
【0015】ビームスプリッタからの第2の分岐ビーム
が光増幅媒体に供給される。第2の分岐ビームの波長は
利得帯域に含まれる。この光増幅器では、光増幅媒体に
おいて発生するASE光に起因する光クロストークの影
響を効果的に排除することができる。
【0016】本発明の第3の側面によると、光増幅媒体
を含む光路を有する光増幅器のための光パワーモニタ装
置が提供される。光路にはフォトディテクタが動作的に
接続される。フォトディテクタは光路における光パワー
に対応するレベルを有する電気信号を出力する。
【0017】電気信号はピーク検出回路に供給される。
ピーク検出回路は、電気信号の最高レベルに対応する第
1のピークレベルを与える第1の信号と、第1のピーク
レベルよりも低い第2のピークレベルを与える第2の信
号とを出力する。
【0018】第1及び第2の信号は減算器に供給され
る。減算器は第1及び第2の信号の差に対応する誤差信
号を出力する。誤差信号には光路における光パワーが反
映される。また、ピーク検出回路の作用によって、光ク
ロストーク成分がキャンセルされる。従って、光クロス
トークの影響を排除した光パワーのモニタリングが可能
である。
【0019】本発明の第4の側面によると、本発明の第
3の側面による光パワーモニタ装置を有する光増幅器が
提供される。この光増幅器は、更に、前述の光増幅媒体
及びポンピングする手段と、ビームスプリッタとを有す
る。
【0020】ビームスプリッタは光路に沿って伝搬する
光ビームを第1及び第2の分岐ビームに分岐する。そし
て第1の分岐ビームがフォトディテクタに供給される。
光増幅媒体を含む光路は入力ポート及び出力ポート間に
設定される。ビームスプリッタは、例えば、入力ポート
と光増幅媒体との間或いは光増幅媒体と出力ポートとの
間に設けられる。
【0021】この光増幅器においても、本発明の第3の
側面による場合と同じように光クロストークの影響が効
果的に排除される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1を参照す
ると、本発明の光パワーモニタ装置の第1の基本構成が
示されている。この装置は、第1のビームB1及び第2
のビームB2を出力する光源2のために使用可能であ
る。
【0023】光源2は、例えば、フォワード光及びバッ
クワード光を出力する後述のようなレーザダイオードで
ある。バックワード光のパワーはフォワード光のパワー
に対してリニアな関係を有する。
【0024】第1のビームB1はビームスプリッタ4に
より第1の分岐ビームBB1と第2の分岐ビームBB2
とに分岐される。第1の分岐ビームBB1は第1のフォ
トディテクタ6に供給される。フォトディテクタ6は、
分岐ビームBB1のパワーに対応するレベルを有する第
1の信号S1を出力する。
【0025】光源2からの第2のビームB2は第2のフ
ォトディテクタ8に供給される。フォトディテクタ8
は、ビームB2のパワーに対応するレベルを有する第2
の信号S2を出力する。
【0026】信号S1及びS2は第1の減算器10に供
給される。減算器10は信号S1及びS2の差に対応す
る第1の誤差信号ES1を出力する。第1の信号S1及
び第1の誤差信号ES1は第2の減算器12に供給され
る。減算器12は信号S1及びES1の差に対応する第
2の誤差信号ES2を出力する。
【0027】今、第1のフォトディテクタ6が光クロス
トークの影響を受けていると想定する。この場合、フォ
トディテクタ6が出力する信号S1には光クロストーク
の影響が現れる。
【0028】しかし、信号S1はカスケード接続されて
いる2つの減算器10及び12の双方の入力となってい
るので、光クロストークによる成分はキャンセルされ、
その結果、減算器12から出力される誤差信号ES2は
光クロストークの影響を受けなくなる。
【0029】誤差信号ES2のレベルは、光源2が出力
する2つのビームB1及びB2のパワーに対応するの
で、この実施形態によると、光クロストークの影響を排
除した光パワーのモニタリングが可能になる。
【0030】例えば、図示のようにビームスプリッタ4
からの分岐ビームBB2が光導波構造14に供給されて
いる場合には、光導波構造14からの帰還光(例えば反
射帰還光)が光クロストークとなるが、この光パワーモ
ニタ装置では前述の原理に従って光クロストークの影響
が排除される。
【0031】特に、後述する光増幅器のように、光導波
構造14がASE光を発生する光増幅媒体を含む場合に
は、ASE光による光クロストークの影響を効果的に排
除することができる。
【0032】図2を参照すると、本発明の光送信機の基
本構成が示されている。この光送信機は、光源2と、図
1の光パワーモニタ装置と、光増幅媒体16及びポンピ
ング手段18とを備えている。
【0033】光増幅媒体16は、ビームスプリッタ4に
動作的に接続されており、ビームスプリッタ4からの第
2の分岐ビームBB2を受ける。本願明細書において、
ある要素と他の要素とが動作的に接続されるというの
は、これらの要素が直接接続される場合を含み、更に、
これらの要素の間で電気信号又は光信号の受渡しができ
る程度の関連性をもってこれらの要素が設けられている
場合を含む。
【0034】ポンピング手段18は、光増幅媒体16が
利得帯域を有するように光増幅媒体16をポンピングす
る。ここでは、利得帯域は分岐ビームBB2の波長を含
む。光源2が出力するビームB1及びB2のうち少なく
ともビームB1を主信号MSに基づき変調するために、
変調手段20が光源2に動作的に接続されている。レー
ザダイオードの直接変調が行われる場合には、変調手段
20は、レーザダイオードに供給される直流の或いは制
御されたバイアス電流に主信号MSに対応する変調電流
を重畳する手段を含む。
【0035】光源2が一定パワーのキャリア光を出力す
る場合には、変調手段20は、キャリア光を変調する光
変調器を含む。この光送信機においては、ビームB1が
信号光となる。ビームスプリッタ4における分岐ビーム
BB1及びBB2の分岐比は例えば1:10である。
【0036】分岐ビームBB2は光増幅媒体16で増幅
されて、図示しない光伝送路へ送出される。このように
この光送信機は光増幅媒体16及びポンピング手段18
からなるポストアンプを有しているので、大きな出力パ
ワーを得ることができる。
【0037】また、光増幅媒体16で発生したASE光
等による光クロストークの影響を受けずに光増幅媒体1
6に供給される信号光のパワーを正確にモニタリングす
ることができる。
【0038】図3を参照すると、本発明の光パワーモニ
タ装置の第2の基本構成が示されている。この光パワー
モニタ装置は、光増幅媒体16を含む光路OPを有する
光増幅器のために使用可能である。
【0039】光路OPにはフォトディテクタ22が動作
的に接続される。フォトディテクタ22は、光路OPに
おける光パワーPに対応するレベルを有する電気信号S
10を出力する。
【0040】信号S10はピーク検出回路24に供給さ
れる。回路24は、信号S10の最高レベルに対応する
第1のピークレベルを与える第1の信号S11と、第1
のピークレベルよりも低い第2のピークレベルを与える
第2の信号S12とを出力する。
【0041】第1及び第2の信号S11及びS12は減
算器26に供給される。減算器26は、信号S11及び
S12の差に対応する誤差信号ES11を出力する。光
通信に使用される光増幅器においては、光路OPにおけ
る光パワーPは主信号及び/又は監視信号により変調さ
れている。従って、上述のようなピーク検出回路を用い
ることによって、光クロストークの影響を受けることな
く光パワーPのモニタリングを行うことができる。
【0042】図4の(A)及び(B)を参照すると、本
発明の光増幅器の2つの基本構成が示されている。何れ
の構成においても、光増幅媒体16を含む光路OPは入
力ポート28と出力ポート30との間に設定される。光
増幅媒体16はポンピング手段18によりポンピングさ
れ、これにより利得帯域が生じる。
【0043】図4の(A)に示される構成においては、
フォトディテクタ22に動作的に接続されるビームスプ
リッタ32が入力ポート28と光増幅媒体16との間に
設けられている。そして、図3の光パワーモニタ装置の
動作原理に従って、光増幅媒体16に供給される入力ビ
ームの光パワーが誤差信号ES11に従って与えられ
る。
【0044】図4の(B)に示される構成は、図4の
(A)と対比して、フォトディテクタ22に動作的に接
続されるビームスプリッタ32′が光増幅媒体16と出
力ポート30との間に設けられている点で特徴づけられ
る。これにより、光増幅媒体16から出力ポート30へ
向かうビームのパワー或いは出力ポート30から光増幅
媒体16へ向かうビームのパワーが誤差信号ES11に
従って与えられる。
【0045】光増幅媒体16から出力ポート30へ向か
うビームは例えば増幅された信号光であり、出力ポート
30から光増幅媒体16へ向かうビームは例えば図示し
ない光ファイバ端面からの反射帰還光である。
【0046】図5の(A)及び(B)により、図3又は
図4の(A)若しくは(B)に示される光パワーモニタ
装置におけるピーク検出回路の動作を説明する。図5の
(A)を参照すると、光パワーPがハイレベル(H)及
びローレベル(L)を有する主信号により変調されてい
る場合が示されている。縦軸は光パワーP、横軸は時間
tを表す。
【0047】この場合、ピーク検出回路24における第
1のピークレベルはハイレベル(H)を与える光パワー
1 に対応し、第2のピークレベルはローレベル(L)
を与える光パワーP2 に対応する。即ち、ピーク検出回
路24から減算器26に供給される信号S11及びS1
2はそれぞれ光パワーP1 及びP2 に対応している。
【0048】光路OPにおける平均光パワーは(P1
2 )に反映され、光クロストークによる雑音成分はハ
イレベル(H)及びローレベル(L)の双方に重畳され
るので、減算器26によって信号S11及びS12の差
に対応する誤差信号ES11を得ることによって、光路
OPにおける平均光パワーを正確にモニタリングするこ
とができる。
【0049】図5の(B)を参照すると、光路OPにお
ける光パワーPが主信号34及び主信号34よりも低速
な重畳信号36により変調されている場合が示されてい
る。縦軸は光パワーP、横軸は時間tを表している。
【0050】主信号34の周波数(ビットレート又は速
度)は例えば約数GHzであり、重畳信号36の周波数
(ビットレート又は速度)は例えば約数KHz〜数MH
zである。
【0051】重畳信号36は主信号34の振幅よりも小
さい振幅A1 を有している。即ち、主信号34のハイレ
ベルは、重畳信号36に従って光パワーP3 と光パワー
4(P4 <P3 )との間で変化する。
【0052】この場合、ピーク検出回路24において、
第2のピークレベルは第1のピークレベルと重畳信号の
振幅の差で与えられる。具体的には、ピーク検出回路2
4から減算器26に供給される信号S11及びS12は
それぞれ光パワーP3 及びP 4 に対応している。
【0053】光路OPにおける平均光パワーは(P3
4 )に反映され、また、光クロストークによる雑音は
時間的に均一に光パワーに重畳されるので、減算器26
から出力される誤差信号ES11によって光路OPにお
ける平均光パワーを正確にモニタリングすることができ
る。
【0054】重畳信号36としては、光中継器等の監視
のために主信号に重畳される一定振幅の監視信号を用い
ることができる。また、「マッハツェンダ型光変調器用
自動バイアス制御回路の検討」、1990年電子情報通
信学会春季全国大会、B−976に開示されるような低
周波信号を用いた光変調器の動作点安定化が行われてい
る場合には、低周波信号を重畳信号36として用いるこ
とができる。
【0055】上述のような監視信号又は低周波信号が用
いられていない場合には、専用の光変調器を用いて小さ
な変調度で重畳信号36を主信号34に重畳することが
できる。
【0056】図6を参照すると、本発明が適用される光
増幅器の実施形態が示されている。この光増幅器は、入
力ポート28から出力ポート30に向かう光路に沿って
前段光モジュール38と、光増幅媒体としてのエルビウ
ムドープファイバ(EDF)40と、後段光モジュール
42とをこの順に有している。
【0057】前段光モジュール38は、入力ポート28
に供給された信号光からモニタビーム44を分岐するた
めの光カプラ46と、光カプラ46からの信号光が通過
する光アイソレータ48と、モニタビーム44を受ける
ためのフォトダイオード50とを有している。
【0058】EDF40は、入力ポート28及び出力ポ
ート30にそれぞれ動作的に接続される第1端40A及
び第2端40Bを有している。光アイソレータ48を通
過した信号光は第1端40AからEDF40に供給され
る。
【0059】EDF40が信号光の波長を含む利得帯域
を有するようにEDF40をポンピングするために、2
つのポンプLDモジュール52及び54が用いられてい
る。モジュール52及び54の各々はポンプ光源として
のLD(レーザダイオード)を有している。各LDが出
力するポンプ光の波長は例えば0.98μm帯又は1.
48μm帯にある。
【0060】後段光モジュール42は、ポンプLDモジ
ュール52及び54からのポンプ光を加え合わせてポン
プビームを出力する偏光ビームスプリッタ56を有して
いる。ポンプビームは波長分割多重(WDM)タイプの
光カプラ58を介して第2端40BからEDF40に供
給される。
【0061】EDF40において増幅された信号光は、
光カプラ58及び光アイソレータ60をこの順に通過す
る。後段光モジュール42は、更に、光アイソレータ6
0と出力ポート30との間でモニタビーム62及び64
を分岐するための光カプラ66と、モニタビーム62及
び64をそれぞれ受けるためのフォトダイオード68及
び70とを有している。
【0062】モニタビーム62は光アイソレータ60か
ら出力ポート30に向かう増幅された信号光(以下「フ
ォワードビーム」と称する。)に対応し、モニタビーム
64は出力ポート30から光アイソレータ60に向かう
ビーム(以下「バックワードビーム」と称する。)に対
応している。
【0063】この実施形態でバックワードビームのモニ
タリングを行うようにしているのは、出力ポート30に
動作的に接続される図示しない光コネクタが外れたとき
のレーザハザードを防止するためである。即ち、光コネ
クタが外れるとファイバ端面でのフレネル反射が大きく
なり、バックワードビームのパワーが増大するので、こ
れをモニタリングするものである。
【0064】ポンプLDモジュール52が出力するポン
プ光のパワーを監視するために、モジュール52に含ま
れるLDのためのバックパワーモニタ(BPM)72が
設けられている。バックパワーモニタ72で得られた信
号はポート74から出力される。
【0065】ポンプLDモジュール52のLDの温度を
一定に保つために、温度コントローラ76が設けられて
いる。温度コントローラ76はまたLDの温度を監視
し、その結果をポート78から出力する。
【0066】バックパワーモニタ72、ポート74、温
度コントローラ76及びポート78にそれぞれ対応し
て、ポンプLDモジュール54のために、バックパワー
モニタ80、ポート82、温度コントローラ84及びポ
ート86が設けられている。
【0067】モニタビーム44のパワーに従ってフォト
ダイオード50で生じた光電流は、I/V変換器88に
おいて電圧信号に変換される。この電圧信号は本発明を
適用可能なモニタ回路90に供給される。
【0068】モニタ回路90は、入力ポート28に供給
されるビームのパワーに対応する入力レベルモニタ信号
をポート92から出力するとともに、入力レベルモニタ
信号が予め定められた値よりも小さくなったときに入力
低下アラーム信号をポート94から出力する。
【0069】モニタビーム62のパワーに従ってフォト
ダイオード68で生じた光電流は、I/V変換器96で
電圧信号に変換される。この電圧信号は本発明を適用可
能なモニタ回路98に供給される。
【0070】モニタ回路98は、出力ポート30から出
力されるビームのパワーに対応する出力レベルモニタ信
号をポート100から出力すると共に出力アラーム回路
(OAC)102に供給する。
【0071】出力アラーム回路102は、出力レベルモ
ニタ信号が予め定められた範囲から外れたときに出力ア
ラーム信号をポート104から出力する。モニタビーム
64のパワーに従ってフォトダイオード70で生じた光
電流は、I/V変換器106で電圧信号に変換される。
この電圧信号は本発明を適用可能なモニタ回路108に
供給される。
【0072】モニタ回路108は、バックワードビーム
のパワーに対応する反射レベルモニタ信号をポート11
0から出力する。この実施形態では、バックワードビー
ムのパワー及びフォワードビームのパワーの比に基づい
て反射帰還光の発生又は増加が検知される。そのため
に、出力レベルモニタ信号及び反射レベルモニタ信号は
それぞれ対数変換器112及び114に供給される。
【0073】対数変換器112及び114の出力レベル
の差を求めるために、減算器116が設けられている。
減算器116の出力信号には、バックワードビームのパ
ワー及びフォワードビームのパワーの比が反映される。
【0074】減算器116の出力信号は反射戻り光アラ
ーム回路(RAC)118に供給される。アラーム回路
118は、対数変換器112及び114の出力レベルの
差が予め定められた値よりも大きくなったときにバック
ワードビームのパワーが増大したと判断し、反射戻り光
アラーム信号をポート120から出力する。
【0075】ポンプLDモジュール52及び54のLD
にそれぞれバイアス電流を与えるために、バイアス電流
回路(BCC)122及び124が設けられている。バ
イアス電流回路122及び124の各々が出力するバイ
アス電流は、モニタ回路98からの出力レベルモニタ信
号が一定に保たれるようにAPC(自動パワーコントロ
ール)回路126によって制御される。
【0076】バイアス電流回路122はまたモジュール
52に供給されるバイアス電流を監視してその結果をポ
ート128から出力する。バイアス電流回路124もま
たモジュール54に供給されるバイアス電流を監視して
その結果をポート130から出力する。
【0077】ポンピングの異常を監視するために、バイ
アス電流回路122及び124にはポンプアラーム回路
(PAC)132が接続されている。アラーム回路13
2は、2系統のバイアス電流の少なくとも何れか一方が
予め定められた範囲から外れたときにポート134から
ポンプアラーム信号を出力する。
【0078】2つのポンプLDの温度異常を監視するた
めに、温度コントローラ76及び84には温度アラーム
回路(TAC)136が接続されている。アラーム回路
136は、少なくとも何れか一方のポンプLDの温度が
予め定められた範囲から外れたときに温度アラーム信号
をポート138から出力する。
【0079】異常時にポンピングを停止するために、ポ
ンプLDのバイアス電流のためのシャットダウン回路
(SDC)140及び142がAPC回路126に接続
されている。
【0080】シャットダウン回路140は、モニタ回路
90からの入力低下アラーム信号を受けたときにEDF
40のポンピングを停止させる。こうしているのは、入
力低下アラーム信号が発生したときには入力ポート28
への信号光の供給がオフになったと判断してポンプビー
ムのパワーが異常に大きくなることを防止するためであ
る。
【0081】シャットダウン回路142は、反射戻り光
アラーム信号を受けたときに、EDF40のポンピング
を停止させる。こうしているのは、反射戻り光アラーム
信号が発生したときに前述の光コネクタが外れたものと
判断してレーザハザードを回避するためである。
【0082】図7を参照すると、光パワーモニタ装置の
第1実施形態が示されている。この装置は図6のモニタ
回路90に適用可能である。モニタ回路90は、図3の
ピーク検出回路24及び減算器26にそれぞれ対応する
ピーク検出回路144及び演算増幅器146を有してい
る。
【0083】I/V変換器88からの電圧信号はピーク
検出回路144へ供給され、ピーク検出回路144の2
つの電圧信号出力は演算増幅器146のそれぞれ+入力
ポート及び−入力ポートに供給される。
【0084】従って、演算増幅器146が出力する誤差
信号は電圧信号(入力レベルモニタ信号)であり、この
誤差信号はポート92及び比較器148に供給される。
比較器148は、供給された誤差信号の電圧レベルを参
照電圧Vref1(電圧源150)と比較して、誤差信
号の電圧レベルが参照電圧Vref1よりも低くなった
ときに入力低下アラーム信号を出力する。
【0085】そして、入力低下アラーム信号が発生する
と、図6のシャットダウン回路140が動作して、ポン
プLDモジュール52及び54へのバイアス電流の供給
が停止され、EDF40のポンピングが停止される。
【0086】一般に、図6のような光増幅器において
は、EDF40において発生したASE光が第1端40
Aから前段光モジュール38へ供給され、また、EDF
40のポンピングに寄与しなかったポンプ光の残留分も
前段光モジュール38に供給され、これらが光クロスト
ークの原因となる。
【0087】図7の実施形態では、モニタ回路90に図
3の第2の基本構成が適用されているので、光クロスト
ークの影響を受けることなしに入力ポート28における
光パワーを正確にモニタリングすることができる。
【0088】特に、光増幅器が光中継器或いは光受信機
に設けられている場合、入力ポート28における光パワ
ーは例えば−30dBm程度とかなり小さく光クロスト
ークの影響を受け易いので、このような場合に本実施形
態は有効である。
【0089】また、本実施形態では、入力低下アラーム
信号に基づいてEDF42のポンピングを停止するよう
にしているので、増幅すべき信号光の供給が遮断された
ときにポンプ光のパワーが異常に高くなることが防止さ
れる。
【0090】図8を参照すると、光パワーモニタ装置の
第2及び第3実施形態が示されている。第2及び第3実
施形態はそれぞれ図6のモニタ回路98及び108に適
用可能である。
【0091】モニタ回路98は、図3のピーク検出回路
24及び減算器26にそれぞれ対応するピーク検出回路
152及び演算増幅器154を有している。ピーク検出
回路152にはI/V変換器96からの電圧信号が供給
され、ピーク検出回路152の2つの出力電圧信号は演
算増幅器154の+入力ポート及び−入力ポートにそれ
ぞれ供給される。そして、演算増幅器154が出力する
誤差信号(出力レベルモニタ信号)は、図6のポート1
00、出力アラーム回路102、対数変換器112及び
ALC回路126に供給される。
【0092】モニタ回路108は、図3のピーク検出回
路24及び減算器26にそれぞれ対応するピーク検出回
路156及び演算増幅器158を有している。ピーク検
出回路156にはI/V変換器106からの電圧信号が
供給され、ピーク検出回路156の2つの出力電圧信号
は演算増幅器158の+入力ポート及び−入力ポートに
それぞれ供給される。演算増幅器158が出力する誤差
信号(反射レベルモニタ信号)は、ポート110及び対
数変換器114に供給される。
【0093】この実施形態では、モニタ回路98及び1
08に図3の第2の基本構成が適用されているので、光
クロストークの影響を受けない正確な光パワーのモニタ
リングが可能になる。
【0094】また、モニタ回路98が出力する誤差信号
が一定になるように、図6のポンプLDモジュール52
及び54に供給されるバイアス電流がAPC回路126
によって制御されているので、光増幅器の出力レベルを
一定に保つことができる。
【0095】さらに、後段光モジュール42におけるバ
ックワードビームのパワー及びフォワードビームのパワ
ーの比に基づき反射帰還光の発生を正確に検知すること
ができる。即ち、対数変換器112及び114の出力レ
ベルの差が予め定められた値よりも大きくなったときに
反射戻り光アラーム信号を発生させるようにしているの
で、光コネクタ外れ等による反射帰還光の増大を容易に
検知することができる。
【0096】また、反射戻り光アラーム信号の発生に伴
ってシャットダウン回路142が動作することによっ
て、EDF40のポンピングが速やかに停止させられる
ので、レーザハザードを回避することができる。
【0097】図9を参照すると、光パワーモニタ装置の
第4実施形態が示されている。ここでは、図6の光増幅
器に光源モジュール160が付加されている。即ち、こ
の光増幅器をポストアンプとして有する光送信機が提供
されている。
【0098】光源モジュール160はフォワード光及び
バックワード光を出力するレーザダイオード(LD)1
62と、LD162からのバックワード光を受けるフォ
トダイオード164とを有している。LD162からの
フォワード光は入力ポート28に供給される。
【0099】LD162を変調するために、主信号MS
に基づいてLD162の駆動電流を変化させる変調回路
166が設けられている。フォトダイオード164とし
ては主信号MSに応答しない程度の低速なものが使用さ
れ、これによりLD162の平均出力パワーに対応する
光電流がフォトダイオード164に生じる。この光電流
はI/V変換器168により電圧信号に変換される。
【0100】図6のモニタ回路90に対応するモニタ回
路90′が用いられている。モニタ回路90′は、図1
の第1の減算器10及び第2の減算器12にそれぞれ対
応する演算増幅器170及び172を有している。
【0101】I/V変換器88及び168からの電圧信
号はそれぞれ演算増幅器170の+入力ポート及び−入
力ポートに供給される。I/V変換器88の出力電圧信
号はまた演算増幅器172の+入力ポートに供給され、
演算増幅器170の出力電圧信号として与えられる誤差
信号は演算増幅器172の−入力ポートに供給される。
【0102】そして、演算増幅器172の出力電圧信号
として与えられる誤差信号(入力レベルモニタ信号)が
ポート92及び比較器174に供給される。比較器17
4は演算増幅器172から供給された誤差信号の電圧レ
ベルを参照電圧Vref2(電圧源176)と比較し
て、誤差信号の電圧レベルが参照電圧Vref2よりも
低くなったときに入力低下アラーム信号をポート94に
供給する。
【0103】この実施形態によると、入力低下アラーム
信号が発生したときに、LD162がオフになったこと
を判断することができる。また、LD162がオフにな
ったときに、入力低下アラーム信号に基づいて図6のシ
ャットダウン回路140が動作し、EDF40のポンピ
ングが停止させられるので、ポンプLDモジュール52
及び54に供給されるバイアス電流が異常に大きくなる
ことがない。
【0104】また、図1により説明した原理に従って光
クロストークの影響が排除されるので、LD162の出
力パワーを正確にモニタリングすることができる。本発
明は以上説明した実施形態によって限定されるものでは
ない。例えば、図2によりポストアンプ(光増幅媒体1
6及びポンピング手段18)を有する光送信機について
説明したが、ポストアンプを有しない光送信機も本発明
の範囲内である。例えば光ポストアンプを有しない光送
信機に図1の光パワーモニタ装置が適用されている場合
には、第2の減算器12が出力する誤差信号ES2に基
づいて光源2の出力パワーを正確にモニタリングするこ
とができるので、そのモニタリングされた光パワーが一
定になるようなフィードバックループを設けることによ
って、光送信機の自動パワー制御(APC)が可能にな
る。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光クロストークの影響を排除した光パワーモニタ装置の
提供が可能になるという効果が生じる。また、光クロス
トークの影響を排除した光パワーのモニタリング又はそ
れに基づく制御が可能な光増幅器及び光送信機の提供が
可能になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光パワーモニタ装置の第1の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の光送信機の基本構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の光パワーモニタ装置の第2の基本構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の光増幅器の基本構成を示す図である。
【図5】ピーク検出回路の動作の説明図である。
【図6】本発明が適用される光増幅器の実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】光パワーモニタ装置の第1実施形態を示すブロ
ック図である。
【図8】光パワーモニタ装置の第2及び第3実施形態を
示すブロック図である。
【図9】光パワーモニタ装置の第4実施形態を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 光源 4,32,32′ ビームスプリッタ 6 第1のフォトディテクタ 8 第2のフォトディテクタ 10 第1の減算器 12 第2の減算器 14 光導波構造 16 光増幅媒体 18 ポンピング手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/26 10/14 10/04 10/06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のビームを出力する光源の
    ための光パワーモニタ装置であって、 上記第1のビームを第1及び第2の分岐ビームに分岐す
    るビームスプリッタと、 上記第1の分岐ビームを受け該第1の分岐ビームのパワ
    ーに対応するレベルを有する第1の信号を出力する第1
    のフォトディテクタと、 上記第2のビームを受け該第2のビームのパワーに対応
    するレベルを有する第2の信号を出力する第2のフォト
    ディテクタと、 上記第1及び第2の信号を受けこれらの差に対応する第
    1の誤差信号を出力する第1の減算器と、 上記第1の信号及び上記第1の誤差信号を受けこれらの
    差に対応する第2の誤差信号を出力する第2の減算器と
    を備えた光パワーモニタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 上記ビームスプリッタに動作的に接続される光導波構造
    を更に備え、 上記第2の分岐ビームが上記光導波構造に供給される装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置であって、 上記光導波構造は自然放出光を発生する光増幅媒体を含
    む装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置であって、 上記第2の誤差信号は電圧信号であり、 上記第2の誤差信号の電圧レベルを参照電圧と比較する
    ことにより上記光源のオン/オフを判断する手段を更に
    備えた装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置であって、 上記光源はレーザダイオードからなり、 該レーザダイオードはフォワード光及びバックワード光
    を出力し、 該フォワード光及びバックワード光がそれぞれ上記第1
    及び第2のビームに対応する装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のビームを出力する光源
    と、 該第1のビームを第1及び第2の分岐ビームに分岐する
    ビームスプリッタと、 該第2の分岐ビームを受ける光増幅媒体と、 該光増幅媒体が上記第2の分岐ビームの波長を含む利得
    帯域を有するように該光増幅媒体をポンピングする手段
    と、 上記第1の分岐ビームを受け該第1の分岐ビームのパワ
    ーに対応する第1の信号を出力する第1のフォトディテ
    クタと、 上記第2のビームを受け該第2のビームのパワーに対応
    するレベルを有する第2の信号を出力する第2のフォト
    ディテクタと、 上記第1及び第2の信号を受けこれらの差に対応する第
    1の誤差信号を出力する第1の減算器と、 上記第1の信号及び上記第1の誤差信号を受けこれらの
    差に対応する第2の誤差信号を出力する第2の減算器と
    を備えた光送信機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光送信機であって、 上記光源に動作的に接続され上記第1及び第2のビーム
    のうち少なくとも上記第1のビームを主信号に基づき変
    調する手段を更に備えた光送信機。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光送信機であって、 上記光増幅媒体は第1端及び第2端を有する希土類元素
    がドープされたドープファイバからなり、 上記第2の分岐ビームは上記第1端から上記ドープファ
    イバに供給され、 上記ポンピングする手段は、バイアス電流を供給されて
    ポンプ光を出力するポンプレーザダイオードと、上記ド
    ープファイバの第1端及び第2端の少なくとも一方に動
    作的に接続され上記ポンプ光を上記ドープファイバに供
    給する手段とを備えた光送信機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光送信機であって、 上記ドープファイバはエルビウムドープファイバであ
    り、 上記利得帯域は波長1.55μmを含む光送信機。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の光送信機であって、 上記第2の誤差信号は電圧信号であり、 上記第2の誤差信号の電圧レベルを参照電圧と比較する
    比較器と、 該比較器に動作的に接続され上記第2の誤差信号の電圧
    レベルが上記参照電圧よりも低くなったときに上記ポン
    プレーザダイオードへの上記バイアス電流の供給を停止
    する手段とを更に備えた光送信機。
  11. 【請求項11】 光増幅媒体を含む光路を有する光増幅
    器のための光パワーモニタ装置であって、 上記光路に動作的に接続され上記光路における光パワー
    に対応するレベルを有する電気信号を出力するフォトデ
    ィテクタと、 上記電気信号を受け該電気信号の最高レベルに対応する
    第1のピークレベルを与える第1の信号と該第1のピー
    クレベルよりも低い第2のピークレベルを与える第2の
    信号とを出力するピーク検出回路と、 上記第1及び第2の信号を受けこれらの差に対応する誤
    差信号を出力する減算器とを備えた光パワーモニタ装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置であって、 上記光路における光パワーはハイレベル及びローレベル
    を有する主信号により変調されており、 上記第1及び第2のピークレベルはそれぞれ上記ハイレ
    ベル及びローレベルに対応する装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の装置であって、 上記光路における光パワーは主信号及び該主信号よりも
    低速な重畳信号により変調されており、 該重畳信号は上記主信号の第1の振幅よりも小さい第2
    の振幅を有し、 上記第2のピークレベルは上記第1のピークレベル及び
    上記第2の振幅の差で与えられる装置。
  14. 【請求項14】 入力ポート及び出力ポートの間の光路
    に設けられる光増幅媒体と、 該光増幅媒体が利得帯域を有するように該光増幅媒体を
    ポンピングする手段と、 上記光路に沿って伝搬する光ビームを第1及び第2の分
    岐ビームに分岐するビームスプリッタと、 上記第1の分岐ビームを受け該第1の分岐ビームのパワ
    ーに対応するレベルを有する電気信号を出力するフォト
    ディテクタと、 上記電気信号を受け該電気信号の最高レベルに対応する
    第1のピークレベルを与える第1の信号と該第1のピー
    クレベルよりも低い第2のピークレベルを与える第2の
    信号とを出力するピーク検出回路と、 上記第1及び第2の信号を受けこれらの差に対応する誤
    差信号を出力する減算器とを備えた光増幅器。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の光増幅器であっ
    て、 上記ビームスプリッタは上記入力ポート及び上記光増幅
    媒体間に動作的に接続される光増幅器。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の光増幅器であって
    上記誤差信号は電圧信号であり、 上記誤差信号の電圧レベルを参照電圧と比較する比較器
    と、 該比較器に動作的に接続され上記誤差信号の電圧レベル
    が上記参照電圧よりも低くなったときに上記光増幅媒体
    のポンピングを停止する手段とを更に備えた光増幅器。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の光増幅器であっ
    て、 上記ビームスプリッタは上記光増幅媒体及び上記出力ポ
    ート間に動作的に接続される光増幅器。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光ビームは上記光増幅媒体から上記出力ポートに向
    かって伝搬するフォワードビームであり、 該フォワードビームが上記ビームスプリッタに供給され
    る光増幅器。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の光増幅器であっ
    て、 上記ポンピングする手段は上記光増幅媒体にポンプ光を
    供給する手段を含み、 上記誤差信号が一定になるように上記ポンプ光のパワー
    を制御する手段を更に備えた光増幅器。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光ビームは上記出力ポートから上記光増幅媒体に向
    かって伝搬するバックワードビームであり、 該バックワードビームが上記ビームスプリッタに供給さ
    れる光増幅器。
  21. 【請求項21】 請求項17に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光ビームは上記光増幅媒体から上記出力ポートに向
    かって伝搬するフォワードビームと上記出力ポートから
    上記光増幅媒体に向かって伝搬するバックワードビーム
    とからなり、 上記第1の分岐ビームは、上記フォワードビームの一部
    であるフォワード分岐ビームと、上記バックワードビー
    ムの一部であるバックワード分岐ビームとからなり、 上記フォトディテクタは、上記フォワード分岐ビームを
    受ける第1のフォトディテクタと、上記バックワード分
    岐ビームを受ける第2のフォトディテクタとからなり、 上記ピーク検出回路は上記第1及び第2のフォトディテ
    クタにそれぞれ動作的に接続される第1及び第2の回路
    からなり、 上記減算器は上記第1及び第2の回路にそれぞれ動作的
    に接続される第1及び第2の減算器からなる光増幅器。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の光増幅器であっ
    て、 上記第1及び第2の減算器に動作的に接続され上記バッ
    クワードビームのパワー及び上記フォワードビームのパ
    ワーの比に基づき反射帰還光の発生を検知する手段を更
    に備えた光増幅器。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の光増幅器であっ
    て、 上記検知する手段は、上記第1及び第2の減算器にそれ
    ぞれ動作的に接続される第1及び第2の対数変換器と、
    該第1及び第2の対数変換器の出力レベルの差を求める
    第3の減算器とを備え、 上記ポンピングする手段は上記光増幅媒体にポンプ光を
    供給する手段を含み、 上記第3の減算器に動作的に接続され上記出力レベルの
    差が予め定められた値よりも大きくなったときに上記光
    増幅媒体への上記ポンプ光の供給を停止する手段を更に
    備えた光増幅器。
  24. 【請求項24】 請求項14に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光増幅媒体は上記入力ポート及び上記出力ポートに
    それぞれ動作的に接続される第1端及び第2端を有する
    希土類元素がドープされたドープファイバからなり、 上記ポンピングする手段は、ポンプ光を出力するポンプ
    光源と、上記ドープファイバの第1端及び第2端の少な
    くとも一方に動作的に接続され上記ポンプ光を上記ドー
    プファイバに供給する手段とを備えた光増幅器。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の光増幅器であっ
    て、 上記ドープファイバはエルビウムドープファイバであ
    り、 上記利得帯域は波長1.55μmを含む光増幅器。
  26. 【請求項26】 請求項14に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光ビームはハイレベル及びローレベルを有する主信
    号により変調されており、 上記第1及び第2のピークレベルはそれぞれ上記ハイレ
    ベル及びローレベルに対応する光増幅器。
  27. 【請求項27】 請求項14に記載の光増幅器であっ
    て、 上記光ビームは主信号及び該主信号よりも低速な重畳信
    号により変調されており、 該重畳信号は上記主信号の第1の振幅よりも小さい第2
    の振幅を有し、 上記第2のピークレベルは上記第1のピークレベル及び
    上記第2の振幅の差で与えられる光増幅器。
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