JP3186921B2 - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Description
理、産業排水処理などに用いられる汚水処理装置に関
し、特に活性汚泥を膜分離する汚水処理装置に関する。
などに用いられる汚水処理装置として、たとえば図4に
示したようなものが知られている。このような汚水処理
装置においては、被処理水供給管31より被処理水を導
入して、スクリーン32などを設けた濾過部33を通過
させる間にきょう雑物を除去し、この被処理水を受入室
34に貯留するとともに、その適当量をエアリフトポン
プ35などにより曝気室36に導いている。
性汚泥混合液と混合し、ブロワ37などの給気手段より
曝気装置38を通じて曝気空気を供給する好気的条件下
に曝気空気の気泡流を利用して攪拌しながら、活性汚泥
の作用によって被処理水中の有機物や窒素分を除去して
いる。また、活性汚泥混合液中に浸漬して設けた膜分離
装置39の濾液側にポンプ40により吸引負圧を供給
し、濾過膜の表裏に圧力差を生ぜしめることによって、
濾過膜により固液分離を行い、活性汚泥を室内に残留さ
せるとともに、濾過膜を透過した濾液を取り出してい
る。
菌器42で衛生上支障のないように消毒したのち、濾液
室43を経て浄化処理水44として装置の外部へ流出さ
せている。
置39の上方とにそれぞれ液位計45,液位計46を設
け、これらの液位計44,45により測定される水位に
基づいて、被処理水31の流入量とポンプ40により引
き抜く濾液量との調整を行うとともに、濾過膜を浸漬状
態に維持する活性汚泥混合液の最低水位Lを確保するよ
うにしている。
たような汚水処理装置を5〜50人規模の小型合併浄化
槽として用いようとすると、コスト・機器の信頼性・維
持管理面の制約から吸引ポンプや液位計の設置は難し
く、実用化されていないのが現状である。
ど流入汚水量の変動が大きくなるのが通常なので、膜分
離法を導入するためには流量調整機能が不可欠である。
また、従来の膜分離法においては、濾過膜を洗浄する間
隔を長く保つために一般に定流量濾過を行っており、流
入汚水量が変動する状態において定流量濾過を行うため
には流量調整機能を有する槽が必要である。
な構成でありながら、流入汚水量の変動にかかわらず活
性汚泥処理と膜分離処理とを行える汚水処理装置を提供
することを目的とする。
に、本発明の汚水処理装置は、被処理水供給管より導入
される被処理水を好気条件下で活性汚泥により生物学的
に処理する曝気室と、曝気室内の活性汚泥混合液に浸漬
して設けられ、室内の自然水頭を駆動圧として活性汚泥
混合液を固液分離する膜分離装置と、前記曝気室と隔壁
を介して分離された濾液室と、一端が前記膜分離装置の
膜透過側に連通するとともに、他端が膜分離装置より上
方の適当位置において隔壁を貫通して前記濾液室内で開
口する濾液管とを備えたものである。
被処理水の流入量の変動に対応可能に、上部水平断面積
が下部水平断面積より大きい形状に形成したことを特徴
とする。
導入された被処理水は室内の活性汚泥と混合され、好気
条件下で活性汚泥の作用により生物学的に処理されると
ともに、この活性汚泥混合液に浸漬して設けられた膜分
離装置により、室内の自然水頭を駆動圧として固液分離
される。そして、活性汚泥は曝気室に維持され、濾過膜
を透過した膜透過液は濾液管により濾液室へ送られる。
とが、膜分離装置より上方の適当位置で濾液管を介して
連通しているので、曝気室内の水位が濾液管の位置より
低下することは防止され、膜分離装置は活性汚泥混合液
中に浸漬状態に維持される。
量が多くなると、室内の水位が上昇して濾過に必要な駆
動圧としての自然水頭が大きくなるため、濾過速度が大
きくなり、一方、曝気室への被処理水の流入量が少なく
なると、室内の水位が低下して濾過に必要な駆動圧とし
ての自然水頭が小さくなるため、濾過速度が小さくな
る。そして、このようにして被処理水の流入量の変動に
合わせて濾過速度が自動的に変化する結果、被処理水の
流入量の変動の影響が緩和される。
が下部の水平断面積より大きくなるように形成すること
によっても、被処理水の流入量の変動の影響が緩和され
る。
ら説明する。図1は本発明の一実施例の汚水処理装置を
示し、本体1は、被処理水供給管2より導入される被処
理水を好気条件下で活性汚泥により生物学的に処理する
曝気室3と、この曝気室3と隔壁4を介して分離された
濾液室5とで構成されており、濾液室5には排出管6が
設けられている。
大きな段状に形成されていて、この段部7によって、室
内の上部の水平断面積が下部の水平断面積の約1.5倍
以上になるように構成されている。曝気室3内には、被
処理水供給管2の開口部を覆って、スクリーン8などを
備えた濾過部9が設けられるとともに、隔壁4の近傍
に、室内の活性汚泥混合液を、自然水頭を駆動圧として
固液分離する浸漬型の膜分離装置10が設けられてい
る。なお、上記した従来法におけるポンプ駆動力は水頭
差0.5〜4mに相当するので、曝気室3は最大水頭差
が1mとなるように構成されている。
ケーシング11の内部に膜カートリッジ12を適当間隔
で並列に配置しており、各膜カートリッジ12の膜透過
側に連通させて吸引チューブ13と吸引ヘッダー管14
とを順次設けている。そして、吸引ヘッダー管14に一
端を連通させて濾液管15が設けられていて、この濾液
管15の他端は膜カートリッジ12より5〜10cm上
方の適当位置で隔壁4を貫通して濾液室5内で開口して
いる。膜カートリッジ12の下方には、被処理水に曝気
空気を供給するブロワ16に接続した曝気装置17が設
けられている。
て、滅菌器18を備えた消毒部19が設けられるととも
に、室5内の被処理水を消毒部19へ導くポンプ20が
設けられている。
口部21,22が形成され、それぞれに蓋21a,22
aが設けられている。以下、上記構成における作用を説
明する。
と、被処理水は濾過部9を通過する間にスクリーン8な
どによってきょう雑物が除去され、曝気室3内の活性汚
泥混合液と混合される。そして、ブロワ16より曝気装
置17を通じて曝気空気が供給される好気的条件下、曝
気空気の気泡流により攪拌されつつ活性汚泥の作用によ
り生物学的に処理され、被処理水中に含まれていた有機
物や窒素分が除去される。
内の自然水頭を駆動圧として膜カートリッジ12により
固液分離され、活性汚泥は室内に維持されるとともに、
濾過膜を透過した濾液は吸引チューブ13と吸引ヘッダ
ー管14とを経て濾液管15より濾液室5へ送られる。
膜カートリッジ12は曝気装置17からの曝気空気流に
より膜面洗浄されるので、濾過効率の低下は防止され
る。
液室5とが、膜カートリッジ12より上方の適当位置で
濾液管15を介して連通しているので、曝気室3内の水
位が濾液管15の位置より低下することは防止され、液
位計による液面制御を要することなく、膜カートリッジ
12が活性汚泥混合液中に浸漬状態に維持される。
多くなると、室内が高水位HLとなって自然水頭が大き
くなるため濾過速度が大きくなり、逆に、曝気室3への
被処理水の流入量が少なくなると、室内の水位が低水位
LLとなって自然水頭が小さくなるため濾過速度が小さ
くなる。図2および図3に、膜分離装置における水頭差
(m)と透過流速(m3/m2/日)との関係を示す。図
2は運転開始時における膜分離の状態を示すグラフであ
り、図3は運転半年後における膜分離の状態を示すグラ
フである。図2および図3において、Aは平均孔径約
0.4μmの精密濾過膜、Bは同1μmの精密濾過膜、
Cは同3μmの精密濾過膜を示す。膜分離装置の運転開
始時には満足な透過速度が得られ、運転する間に徐々に
目詰まりを生じて透過流速が低下したが、いずれの濾過
膜も約半年間必要な濾過速度が得られた。
わせて濾過速度が自動的に変化し、曝気室3内の水位の
変動が緩和されるので、被処理水を貯留するために別途
受入室を設けることも、膜分離装置10の上方に大きな
空間を設けることも不要である。また、段部7によっ
て、曝気室3の上部の水平断面積が下部の水平断面積よ
り大きくなるように形成することによっても、被処理水
の流入量の変動の影響が緩和される。
プ20によって消毒部19へ導かれ、滅菌器18により
消毒された後に排出管6より装置の外部へ排出される。
濾液室5に流入した被処理水が自然流下により消毒部1
9へ導かれるように装置を構成してもよい。装置のメン
テンスが必要になった時は、蓋21a,22aを開い
て、開口部21,22より作業を行う。
濾液室とを、膜分離装置より上方の適当位置で濾液管を
介して連通させたため、曝気室内の水位が濾液管の位置
より低下することを防止でき、液位計などで制御するこ
となく膜分離装置を活性汚泥混合液中に浸漬状態に維持
して固液分離を行うことができる。また、自然水頭を駆
動圧として固液分離を行うようにしたため、吸引ポンプ
が不要になるだけでなく、被処理水の流入量の変動に合
わせて濾過速度が自動的に変化し、被処理水の流入量の
変動の影響が緩和される。これらより、被処理水流入量
の変動を調整するために別途受入槽を設けたり、膜装置
の上方に大きな空間を設けたりすることが不要になる。
面積より大きくなるように形成することによっても、被
処理水の流入量の変動の影響を緩和できる。
示した説明図である。
運転開始時における水頭差と透過流速との関係を示した
グラフである。
透過流速との関係を示したグラフである。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 被処理水供給管より導入される被処理水
を好気条件下で活性汚泥により生物学的に処理する曝気
室と、曝気室内の活性汚泥混合液に浸漬して設けられ、
室内の自然水頭を駆動圧として活性汚泥混合液を固液分
離する膜分離装置と、前記曝気室と隔壁を介して分離さ
れた濾液室と、一端が前記膜分離装置の膜透過側に連通
するとともに、他端が膜分離装置より上方の適当位置に
おいて隔壁を貫通して前記濾液室内で開口する濾液管と
を備えたことを特徴とする汚水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316194A JP3186921B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316194A JP3186921B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 汚水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07299490A JPH07299490A (ja) | 1995-11-14 |
JP3186921B2 true JP3186921B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=14074845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9316194A Expired - Lifetime JP3186921B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 汚水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186921B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100303765B1 (ko) * | 1999-07-05 | 2001-09-24 | 장병규 | 축산폐수 고도처리 장치 및 그 방법 |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP9316194A patent/JP3186921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07299490A (ja) | 1995-11-14 |
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