JP3186864U - パラペット用スタンション及びこれを用いた仮設用柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラペットに簡単に取り付けられ、横荷重に強い、強固なスタンションを構成し、より安全性の高い、パラペット用スタンション及びこれを用いた仮設用柵を提供する。
【解決手段】上端部に親綱の一端を係止するリング6を有る長尺な支柱1と、当該支柱1の下部から水平に突出した水平突出腕2と、上端部を当該水平突出腕2に固定又は摺動自在に取り付け、前記支柱1と略平行に垂下した垂直腕3とから成り、前記支柱1の下部の一側に、当該支柱1の左右側から両側が突出し、前記垂直腕3に対向した第1当接座5を設け、前記垂直腕3の下部の両脇に設けた支持部材14から、突出長を調整自在な2個の調整ボルト16を水平に並べて設け、当該各調整ボルト16の先端には、前記第1当接座5に対向して、押圧当接板16を設け、前記水平突出腕2の下面には、当該水平突出腕2の左右側から両側が突出した第2当接座10を設けた。
【選択図】 図1

Description

この考案は、建物の屋上等の工事作業の際作業者の安全を図るため、当該屋上のパラペット等に複数取り付け固定し、これらにより仮設用の手摺やロープを支持するスタンション(仮設用の支柱)に関するものである。
従来、屋上の防水等の改修工事の場合、作業者の安全を図るため、建物の下から屋上まで足場を組んで、作業者は当該足場に命綱を掛けて屋上で作業していた。この場合、建物の外周に地上から屋上まで足場を組むのは、専門業者に依頼するなど手間がかかり、コストもかさみ極めて不経済であった。
そこで、最近は屋上のパラペット等に複数の支柱(スタンション)を間隔をあけて取り付け、これらの支柱に手摺やロープをわたし、作業者は当該手摺やロープに命綱を掛けて作業している。このスタンションについては特許文献1〜3等のものが開発されている。
実用新案登録第3083493号公報 実用新案登録第3178781号公報 実用新案登録第3180696号公報
しかしながら、これらのスタンションはいずれも、支柱の下部に設けた外側挟持部又は押さえ片と、前記支柱から水平に突出した水平部材からさらに下方に突出した垂下部材に設けた内側挟持片又は押さえ片とで、パラペットを挟持し、スタンションをパラペットに取り付け、固定している。従って、複数のスタンション間に渡した手摺やロープに作業者等の荷重が掛かった際、これらの手摺やロープに引っ張られて各スタンションに横荷重(パラペットの長手方向の荷重)がかかり、各スタンションが横に倒れる恐れがあり、安全面での弱点がある。
これは、各スタンションの支柱や水平部材及び垂下部材が夫々棒材から成り、これらの支柱や垂下部材に相対向して設けた外側挟持部又は押さえ片と内側挟持片又は押さえ片とでパラペットを挟持する構造のため、前記横方向の荷重に対しては弱い。特許文献2のものは、内側の押さえ片は2つ設けているが、上下方向に設けられているため、この場合も横荷重には弱い。
この考案は、上記の点に着目し、支柱、水平部材及び垂直部材は全て棒材であっても、パラペットに簡単に取り付けられ、取り付けられた状態で横荷重に強い、強固なスタンションを構成し、より安全性の高い、パラペット用スタンション及びこれを用いた仮設用柵を提供することを目的としたものである。
そこで、請求項1の考案は、上端部に親綱又はロープの一端を係止するリングを備えた長尺な支柱と、当該支柱の下部の一側から略水平に突出した水平突出腕と、上端部を当該水平突出腕に固定又は摺動自在に取り付け、前記支柱と略平行に垂下した垂直腕とから成り、前記支柱の下部の一側に、当該支柱の左右側から両側が突出し、前記垂直腕に対向した第1当接座を設け、前記垂直腕の下部の両脇に設けた支持部材から、突出長を調整自在な2個の調整ボルトを水平に並べて設け、当該各調整ボルトの先端には、前記第1当接座に対向して、押圧当接板を設け、前記水平突出腕の付け根付近の下面には、当該水平突出腕の左右側から両側が突出した第2当接座を設け、前記第1当接座、第2当接座をパラペットの外側及び頂部に当て、前記横に並んだ2個の調整ボルトの各押圧当接板をパラペットの内側に当てるように各調整ボルトの突出長を調整して、前記第1当接座、押圧当接板及び第2当接座とでパラペットを挟持する構成とした、パラペット用スタンションとした。
また、請求項2の考案は、前記2個の各調整ボルトは前記各支持部材に穿った孔に挿入され、当該孔の一側に設けたナット部材に螺着され、当該各調整ボルトを回すことにより、前記各支持部材に対して前後に突出長を調整できる構成とした、請求項1に記載のパラペット用スタンションとした。
また、請求項3の考案は、前記垂直腕の上端に水平横向きの筒体を設け、当該筒体を前記水平突出腕の外周に摺動自在に被せ、前記水平突出腕の一側面に、長手方向に間隔を空けて複数の突出ピンを設け、前記筒体の前記ピンに対応する箇所に穿った孔に前記突出ピンを挿入することにより、前記筒体が水平突出腕に係止され、前記各突出ピンはバネにより常時水平突出腕の外面から突出し、前記バネの力に抗して突出ピンを押圧すると、前記水平突出腕の外面から引っ込む構成とした、請求項1又は2に記載のパラペット用スタンションとした。
また、請求項4の考案は、前記支柱に1個又は複数個のクランプ金具を設けた、請求項1〜3のいずれかに記載のパラペット用スタンションとした。
また、請求項5の考案は、前記請求項1〜3のパラペット用スタンションを複数設け、これらをパラペットに間隔を空けて夫々取り付け、各スタンションの支柱の上端部のリングに親綱又はロープの一端端を係止して、隣接するスタンションの上部に親綱又はロープを渡し、複数のスタンションの内の両端に位置するスタンションに、一端を建物に係止した支線の他端を係止した、仮設用柵とした。
請求項1の考案によれば、支柱、水平突出腕及び垂直腕は棒材から構成されているが、第1当接座及び第2当接座は夫々支柱及び水平突出腕の長手方向に対して直角方向の両側に突出して設けられ、さらに、2個の押圧当接板は垂直腕の長手方向に対して直角方向の両側に設けられているため、パラペットと当該スタンションを取り付けた場合、パラペットへの挟持面がパラペットの長手方向に広がり、パラペットの長手方向の荷重に対しても耐えられる強度を有している。
また、前記垂直腕は、水平突出腕の長手方向に固定又は摺動自在となっているため、パラペットの厚さに応じて、その位置を決めて固定できる。これにより、2個の調整ボルトの突出長の調整が容易に行える。また、支柱の上端部にリングを固定したので、当該リングに親綱又はロープの一端を係止することが出来る。従って、従来のスタンションでは、単管パイプの支持がメインとなっているが、親綱又はロープを用いれば、重量も軽く、柔軟性を有するため、運搬や取付け作業の際の作業性が向上する。
また、請求項2の考案によれば、2個の調整ボルトは支持部材に螺着、貫通して支持されているため、2個の調整ボルトの支持部材に対する前後の突出長の調整が容易であると共に、ねじの推進力により各調整ボルトの先端の押圧当接板をパラペットの側面に強固に押圧することが出来る。
また、請求項3の考案によれば、垂直腕の上端に筒体を設け、当該筒体を前記水平突出腕の外周に被冠して設け、水平突出腕の側面に設けた、常時バネの力で外面に突出する突出ピンを前記筒体の孔に入れて筒体及び垂直腕を水平突出腕に固定しているため、不要な突出ピンを手で押さえて前記筒体を動かし、目的の箇所の突出ピンを筒体の孔内に突出させればよく、垂直腕の筒体の水平突出腕に対する位置調整が極めて容易であり、一端固定すると、前記調整ボルトの押圧当接板でパラペットを挟持しても垂直腕が動くことが無い。
また、請求項4の考案によれば、リングへの親綱の係止に代えて、又は、親綱又はロープと共に単管パイプをクランプ金具に取り付ければ、複数のスタンションにより手摺が容易に構成できる。
また、請求項5の考案によれば、複数のスタンションを用意し、これらをパラペットに間隔を空けて取り付け、各スタンションのリングに親綱又はロープの一端を係止、固定すれば、容易に仮設用柵が構成され、作業者は腰等に取り付けた命綱の他端を前記親綱又はロープに引っ掛け、安全に作業をすることが出来る。また、その際、両端に位置する各スタンションに、建物に一端を係止した支線の他端を取り付ければ、さらに、各スタンションの横方向(パラペットの長手方向の)の荷重にも耐えられ、各スタンションが外れる恐れがない。
この考案の実施の形態例1のスタンションの斜視図である。 この考案の実施の形態例1のスタンションの側面図である。 この考案の実施の形態例1のスタンションの正面図である。 この考案の実施の形態例1のスタンションの平面図である。 この考案の実施の形態例1の2個のスタンションをパラペットに取り付け、親綱及び単管パイプを渡した状態の斜視図である。 この考案の実施の形態例1の多数のスタンションを屋上のパラペットに取付け、親綱を渡した仮設用柵の概略斜視図である。
(実施の形態例1)
この考案の実施の形態例1のスタンションを図1〜図4に基づいて説明する。実施の形態例1のスタンションAは、長尺な角パイプから成る支柱1と、当該支柱1の下部の一側から略水平に突出した角パイプから成る水平突出腕2と、上端部を当該水平突出腕2に固定又は摺動自在に取り付け、前記支柱1と略平行に垂下した角パイプから成る垂直腕3とから構成されている。
また、前記支柱1の下部の左右側に、チャンネル材から成る支持部材4、4が突設され、これらの支持部材4の側面と支柱1の側面とが同一面に形成され、当該箇所にゴム製直方体形状の第1当接座5が貼り付けられている。この第1当接座5は支柱1の長手方向に対して直角方向に突出しており、また、前記垂直腕3に対向している。また、当該支柱1と前記水平突出腕2の接続箇所の両側には補強プレート23が設けられている。
また、当該支柱1の上端には、逆U字型のリング6が設けられ、また、当該リング6のすぐ下の支柱1の一側及び前記水平突出腕2の上方に夫々、手摺用の単管パイプを把持するクランプ金具7、8が設けられている。なお、これらのクランプ金具7、8は支柱1にボルト止めされ、着脱自在となっている。
また、前記水平突出腕2の付け根付近の左右側には、チャンネル材から成る支持部材9、9が設けられ、これらの支持部材9、9の下面と水平突出腕2の下面とが同一面に形成され、これらの下面にゴム製直方体形状の第2当接座10が貼り付けられている。この第2当接座10は水平突出腕2の長手方向に対して直角方向に突出している。
また、前記水平突出腕2に垂直腕3は固定又は摺動自在に取り付けられているが、その詳細は以下の通りである。垂直腕3の上端には角筒から成る筒体11が設けられ、当該筒体11が前記水平突出腕2の外周に摺動自在に被冠されている。また、前記水平突出腕2の前後の側面には、長手方向に間隔を空けて数個の突出ピン12が突出自在に設けられている。これらの各突出ピン12は、バネ(図示省略)の力により常に水平突出腕2の外面に突出するように付勢されており、各突出ピン12を押すと水平突出腕2内に入るよう構成されている。
また、前記筒体11の左右の両側面に1個の孔13が設けられ、これらの各孔13は、前記突出ピン12と相応する位置に設けられ、筒体11の孔13が任意の突出ピン12の位置にくると、当該孔13にその突出ピン12が入り、筒体11は固定される。そして、孔13内の突出ピン12を手で押して筒体11を動かすと突出ピン12と孔13との位置がずれ、当該突出ピン12はへこんだまま筒体11は摺動可能となる。
また、前記垂直腕3の下部の左右側には、チャンネル材から成る支持部材14、14が設けられている。これらの各支持部材14の側面には孔(図示省略)が設けられ、この孔の一側にナット15が設けられている。これらのナット15及び孔をネジ棒状の調整ボルト16が螺着、貫通されている。また、各調整ボルト16の先端には円盤状の押圧当接板17が回転自在に取り付けられている。
そしてこれらの押圧当接板17は左右方向に横並びに設けられ、前記第1当接座5に対向している。また、各押圧当接板17の外面にはゴム製のパッドが取り付けられている。また、各調整ボルト16の後端には、工具係止用又は手動把持用の角材部18が設けられている。従って、当該角材部18に工具を掛けて又は作業者が手でつまみ、各角材部18を回すと、調整ボルト16も回転し、各調整ボルト16の先端の押圧当接板17が各支持部材14に対して前後に突出する。また、当該垂直腕3の一側面には上端を筒体11の下面に当てた補強リブ19が設けられている。
以上の構成から成るスタンションAの建物の屋上のパラペットBへの取付けについて図5に基づいて説明する。
まず、パラペットBの幅をみて、各スタンションAの水平突出腕2における筒体11の位置を決める。それには、筒体11の孔13に突出ピン12が入っている場合は、作業者が指で突出ピン12をバネの力に抗して押し、孔13から突出ピン12をへこませ、筒体11を摺動させる。
そして、スタンションAの第1当接座5と2個の押圧当接板17との間の間隔がパラペットBの幅よりやや大きい幅となるように筒体11の位置決めをして筒体11の孔13に突出ピン12を嵌める。これにより筒体11は水平突出腕2に固定される。これを使用する各スタンションAについて行う。
その後、複数の各スタンションAを、パラペットBの長手方向に間隔をあけて、パラペットBに取り付ける。具体的には、支柱1の下部の第1当接座5をパラペットBの外側面に当て、各スタンションAの水平突出腕2の下面から突出する第2当接座10をパレペットBの頂面に当て、垂直腕3の下部の2個の角材部18を回して、各調整ボルト16を回転させ、支持部材14から各調整ボルト16をパラペットBの内側面方向に突出させる。
そして各調整ボルト16の先端の各押圧当接板17がパラペットBの内側面に当接し、さらに前記各角材部18を回すことにより各押圧当接板17をパラペットBの内側面に押し当て、パラペットBを第1当接座5と第2当接座10及び2個の押圧当接板17で挟持する。これにより、各スタンションAはパラペットBに強固に固定される。
その後、図5に示すように、各スタンションAのリング6に親綱20の一端を親綱20に設けたフック等で引っ掛け、隣接する各スタンションAの上部に親綱20を渡す。これにより図6に示すように、親綱20が屋上Cの周縁に沿って張り巡らされる。また、各スタンションAのうち、屋上Cの角部のスタンションAには、一端を建物に固定した支線21の他端を固定する。
これにより、各スタンションAは、パラペットBの長手方向の荷重、すなわち、横荷重に対しても強固となり、親綱20に荷重が掛かっても、これに引っ張られて抜けることはない。勿論各スタンションAに対する他の方向の荷重に対しても十分耐えられるものである。
そして、屋上Cの改修作業においては、作業者は親綱を手摺代わりとして使用することもでき、また、各作業者の腰に付けた命綱の先端を前記親綱20に取り付け、当該命綱の先端を親綱20に沿って移動させながら作業をすることもできる。
さらに、必要によっては、各スタンションAの各クランプ金具7、8の一方又は双方に、図5に示すように、単管パイプ22を取り付け、隣接するスタンションAの間に各単管パイプ22を渡すこともできる。
また、上記実施の形態例1のスタンションAの強度試験を行った。
スタンションAの試験体の寸法等は以下の通りである。
支柱1は50mm×50mm×t2.3、長さ1000mm
支持部材4は100mm×150mm×45mm、板厚6mm
補強プレート23は100mm×65mm、板厚6mm
水平突出腕2は50mm×50mm×t3.2、長さ585mm
垂直腕は50mm×50mm×t2.3、長さ350mm
支持部材14は100mm×150mm×45mm、板厚6mm
筒体11は60mm×60mm×t4.5、長さ100mm
補強リブ19は50mm×100mm、板厚6mm
調整ボルト16はM16mm、長さ150mm、外径75mm
これをパラペットに模した固定台に前記試験体を取り付け、各調整ボルト16を締め付けた後、アイボルト及びシャックルを介して支柱1の頂部(リング6の下の支柱1)に2つの方向の水平荷重を加えた。一つは試験体を固定台に締め付ける方向に対して平行方向に、もう一つは直交方向(上記横方向)に加力を行った。
加力は単調加力とし、試験体が破壊するまで又は前記支柱頂部の水平変位が250mmに到達するまで行った。測定は支柱頂部の水平変位について行い、試験体の状況を目視により観察した。なお、試験装置は100kN自動コントロール式加力試験機(容量50kN)、測定装置は巻き込み型変位計(容量:1000mm、感度:5×10−6/mm、非線形性:0.3%RO)
試験結果は、上記平行方向の場合は、荷重(Pmax)1.5kNの加力に対し、変位DGIは45.4mmとなり、破壊状況及び試験体の状況としては、調整ボルト16の押圧当接板17のゴム製パッドが外れた。また、上記直交方向(横方向)の場合は、荷重(Pmax)1.7kNの加力に対し、変位DGIは249.2mmとなり、破壊状況及び試験体の状況としては、調整ボルト16の押圧当接板17のゴム製パッドが外れた。この直交方向の加力は最高載荷荷重時の荷重、変位及び試験体の状況を示すものである。
この様に、当該実施の形態例1のスタンションAは、パラペットBにスタンションAを取り付けた状態で、パラペットBの長手方向に対して直交方向の荷重に対しても強度が高いだけでなく、パラペットBの長手方向(前記横方向)の荷重に対しても強度を有し、一定の荷重に対してもスタンションAがパラペットBから抜けない効果を有する。
また、上記実施の形態例1では、第1当接座5及び2個の押圧当接板17をパラペットBの頂部から下方に設けているため、パラペットBの頂部に笠木が設けられている場合にも、スタンションAを容易に取り付けることが出来る。
なお、上記実施の形態例1では、支柱1、水平突出腕2、垂直腕3を夫々角パイプで構成したが、棒材でれば、断面円形等適宜の断面形状でも良い。また、第1当接座5自体、第2当接座10自体及び押圧当接板17のパッドを全てゴム製としたが、ゴムに限らず、弾力性を有する部材であれば、適用できる。
A スタンション
1 支柱 2 水平突出腕
3 垂直腕 4 支持部材
5 第1当接座 6 リング
7 クランプ金具 8 クランプ金具
9 支持部材 10 第2当接座
11 筒体 12 突出ピン
13 孔 14 支持部材
15 ナット 16 調整ボルト
17 押圧当接板 18 角材部
19 補強版 20 親綱
21 支線 22 単管パイプ

また、請求項5の考案は、前記請求項1〜3のいずれか一項に記載のパラペット用スタンションを複数設け、これらをパラペットに間隔を空けて夫々取り付け、各スタンションの支柱の上端部のリングに親綱又はロープの一端を係止して、隣接するスタンションの上部に親綱又はロープを渡し、複数のスタンションの内の両端に位置するスタンションに、一端を建物に係止した支線の他端を係止した、仮設用柵とした。

Claims (5)

  1. 上端部に親綱又はロープの一端を係止するリングを備えた長尺な支柱と、当該支柱の下部の一側から略水平に突出した水平突出腕と、上端部を当該水平突出腕に固定又は摺動自在に取り付け、前記支柱と略平行に垂下した垂直腕とから成り、前記支柱の下部の一側に、当該支柱の左右側から両側が突出し、前記垂直腕に対向した第1当接座を設け、前記垂直腕の下部の両脇に設けた支持部材から、突出長を調整自在な2個の調整ボルトを水平に並べて設け、当該各調整ボルトの先端には、前記第1当接座に対向して、押圧当接板を設け、前記水平突出腕の付け根付近の下面には、当該水平突出腕の左右側から両側が突出した第2当接座を設け、前記第1当接座、第2当接座をパラペットの外側及び頂部に当て、前記横に並んだ2個の調整ボルトの各押圧当接板をパラペットの内側に当てるように各調整ボルトの突出長を調整して、前記第1当接座、押圧当接板及び第2当接座とでパラペットを挟持する構成としたことを特徴とする、パラペット用スタンション。
  2. 前記2個の各調整ボルトは外周面にねじが形成され、前記各支持部材に穿った孔に挿入され、当該孔の一側に設けたナット部材に螺着され、当該各調整ボルトを回すことにより、前記各支持部材に対して前後に突出長を調整できる構成としたことを特徴とする、請求項1に記載のパラペット用スタンション。
  3. 前記垂直腕の上端に水平横向きの筒体を設け、当該筒体を前記水平突出腕の外周に摺動自在に被せ、前記水平突出腕の一側面に、長手方向に間隔を空けて複数の突出ピンを設け、前記筒体の前記ピンに対応する箇所に穿った孔に前記突出ピンを挿入することにより、前記筒体が水平突出腕に係止され、前記各突出ピンはバネにより常時水平突出腕の外面から突出し、前記バネの力に抗して突出ピンを押圧すると、前記水平突出腕の外面から引っ込む構成としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のパラペット用スタンション。
  4. 前記支柱に1個又は複数個のクランプ金具を設けたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のパラペット用スタンション。
  5. 前記請求項1〜3のパラペット用スタンションを複数設け、これらをパラペットに間隔を空けて夫々取り付け、各スタンションの支柱の上端部のリングに親綱又はロープの一端を係止して、隣接するスタンションの上部に親綱又はロープを渡し、複数のスタンションの内の両端に位置するスタンションに、一端を建物に係止した支線の他端を係止したことを特徴とする、仮設用柵。
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