JP6554209B1 - 梯子取付装置 - Google Patents

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【課題】建築物等を構築するときの柱材を利用して作業者等が作業場所まで昇降する場合、昇降のための梯子材を柱材に確実にしかも強固に支持固定できるようにする。【解決手段】建築構造物における柱材Pに、上下に移動するための梯子材Sを取り付けるため、柱材Pを囲繞巻回する締付固定ベルト5を備えて柱材Pに装着する支持ベース体1と、支持ベース体1に設けた二股状の支持アーム10と、支持アーム10の前端に前方へのスライドを可能にして連結した繋ぎ体15とから成る。支持アーム10の前端部には、一方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通する連結バー20を挿通させるアーム側繋ぎ孔14を開穿し、繋ぎ体15には、他方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通する連結バー20を挿通させるスライド側繋ぎ孔17を開穿する。また、支持アーム10の前端相互間に横架した補強バー12に繋ぎ体15を嵌め合わせるスライド孔16を繋ぎ体15に設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば鉄骨柱を使用して建築物等が構築されるとき、その鉄骨柱等の柱材を利用して作業者等が作業場所まで昇降する場合、昇降のための梯子材を柱材に確実にしかも強固に支持固定できるようにした梯子取付装置に関する。
従来から、各種の建築物を構築するとき、H形鋼材その他を例えば柱材とする建築物の構成部材として使用している。また、柱材として組み立てられた鉄骨材を利用し、これに梯子等を取付固定することで例えば作業員が作業場所に向かうべく上下方向に沿う移動その他に役立つように、例えば特許文献1、特許文献2等に示される梯子取付装置が提案されている。
特許文献1の梯子取付装置は、例えば鉄骨柱の一角部に宛がわれた固定枠部材を、鉄骨柱を囲繞する締付ベルトによって鉄骨柱に支持固定し、固定枠部材に対状に設けてある水平支持材の端部相互間に架け渡した梯子取付杆を梯子材における中空状の踏み桟に挿通させることで梯子材を支持できるようにしている。また、特許文献2の梯子取付装置は、同様に鉄骨柱の一角部に宛がわれた装置本体を、この装置本体に設けてある当接板に連結した柱材囲繞用締付ベルトによって鉄骨柱を囲繞固定することで支持し、装置本体に設けてある水平主枠の突っ張り杆端を梯子の両脚杆に圧接させ、脚杆受け具の係合枠部に梯子の踏桟を係合させることで梯子を支持できるようにしている。
特開平11−148286号公報 特開2002−147154号公報
特許文献1の梯子取付装置によると、梯子をその上下端で支持するとき、梯子の上下端に位置する踏桟それぞれに対応するように、この梯子取付装置を踏み桟位置に合致させて柱材に固定し、上下に位置する梯子取付杆を踏み桟それぞれに挿通させて支持することになる。そうすると、上下方向で複数連に連続させて梯子を取り付ける場合には、上方位の梯子の下端と、下方位の梯子の上端との間隔が不揃いになり、梯子における踏み桟の間隔と異なることで、梯子の上り下りに際し作業者に大きな違和感を与え、踏み誤る危険性がある。
このようなことは、特許文献2の梯子取付装置にも同様に生じるのであり、しかもこの特許文献2の梯子取付装置では、脚杆を内方から突っ張り状に支持しているから、その突っ張り作用が不十分であると離反するおそれがあるばかりでなく、踏み桟を単に係合しているに過ぎないから、その係合状態が不意に解放されることがあり得る等、その支持状態は安全ではなく、不安定である。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は特に上下方向に沿って梯子材を複数連で連続配置するとき、上下で連続配置される梯子材それぞれにおける端部の踏み桟相互の間隔を梯子材の踏桟間隔と同一とすることができ、上り下りする作業者等にとって違和感なく梯子材を使用でき、また耐荷重性、安定性にも富み、安全に使用できる梯子取付装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、建築構造物における柱材Pにこの柱材Pに沿って上下に移動するための梯子材Sを取り付ける梯子取付装置において、柱材Pを囲繞巻回する締付固定ベルト5を備えて柱材Pに装着される支持ベース体1と、この支持ベース体1に設けた二股状の支持アーム10の前端に前方へのスライドを可能にして連結した繋ぎ体15とから成り、支持アーム10の前端部には、一方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通される連結バー20を挿通させるアーム側繋ぎ孔14を開穿し、繋ぎ体15には、他方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通される連結バー20を挿通させるスライド側繋ぎ孔17を開穿したことを特徴とする。
繋ぎ体15は、支持アーム10の前端部分を包覆する扁平筒状に形成されていて、支持アーム10の前端相互間に横架固定した補強バー12に嵌め合わせた状態でスライドさせるスライド孔16を開穿して構成することができる。
繋ぎ体15が支持アーム10の後方がわにスライド移動したときにはアーム側繋ぎ孔14位置にスライド側繋ぎ孔17が合致されるものとして構成することができる。
繋ぎ体15が支持アームの前方がわにスライド移動したときには支持アーム10の前方にスライド側繋ぎ孔17が位置されるものとして、また、スライド孔16内にアーム側繋ぎ孔14が臨ませられるものとして構成することができる。
支持アーム10は、柱材Pに当接される当接部2の外側面に一片の外側面が当接状にねじ止め固着されるL字状のアームベース13と、このアームベース13の他片の外側面に平面から見て略へ字状に形成されてねじ止め固着され、前端部相互間に補強バー12が横架固定される対状のアーム片11とから構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る梯子取付装置にあって、締付固定ベルト5の柱材Pへの囲繞巻回で柱材Pに装着された支持ベース体1は、柱材Pに取り付ける梯子材Sの上下端位置に対応して位置決めされ、支持アーム10のアーム側繋ぎ孔14、支持アーム10にスライド可能に連結した繋ぎ体15のスライド側繋ぎ孔17に合致させて配置した梯子材Sの踏み桟S1に挿通した連結バー20の固定によって、柱材Pに沿って適数の梯子材Sを連続的に配装固定させる。
支持アーム10のアーム側繋ぎ孔14、支持アーム10にスライド連結した繋ぎ体15のスライド側繋ぎ孔17それぞれで、上下方向に沿って配装される梯子材Sの上下端に位置する踏み桟S1を連結バー20によって同一高さ位置で固定させ、上下方向で連続配置される梯子材S相互間には間隙が生ぜず、上下の梯子材Sの端部相互間でも踏み桟S1相互の間隔を維持させる。
支持アーム10の前端に連結した繋ぎ体15は、補強バー12にスライド自在にしてスライド孔16によって嵌め合わせたことで、繋ぎ体15を支持アーム10から抜脱、離反させない。
前方にスライド位置させた繋ぎ体15のスライド孔16に臨まされたアーム側繋ぎ孔14に挿通させた連結バー20は、繋ぎ体15の後方側へのスライド移動を阻止し、繋ぎ体15自体を固定的に位置決めさせ、支持する梯子材Sを支持アーム10の前後方向に沿っては移動させない。
また、同じく前方にスライド位置させた繋ぎ体15におけるスライド側繋ぎ孔17は、支持アーム10の前方に位置していることで、支持アーム10のアーム側繋ぎ孔14で連結する梯子材Sとは別の梯子材Sを連結させ、上下方向で配装される上下位の梯子材Sの連続性を維持させる。
後方に移動させた繋ぎ体15において、アーム側繋ぎ孔14位置にスライド側繋ぎ孔17が合致されたときに挿通させた連結バー20は、繋ぎ体15の移動を阻止させ、梯子材Sの上下部位のいずれか端部の踏み桟S1を位置決め固定させ、ひいては梯子材Sを確実、安定的に支持させる。
アームベース13、アーム片11のネジ止め固着構成の支持アーム10の支持ベース体1へのねじ止め固着は、一定の締付トルクによるねじ止め固着状態の安定性によって支持アーム10と支持ベース体1との一体性を確保し、目視によるねじ止め固着状態の確認で点検作業を容易にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば鉄骨材等による柱材Pに装着される支持ベース体1の支持アーム10にスライド自在にした繋ぎ体15を連結してあることで、支持アーム10自体に開穿したアーム側繋ぎ孔14、繋ぎ体15に開穿したスライド側繋ぎ孔17それぞれで上下の梯子材Sにおける踏み桟S1間隔を維持して連続的に配装固定でき、作業現場に移動する作業者を円滑、安全に昇降させることができる。
すなわちこれは本発明において、柱材Pに締付固定ベルト5によって装着される支持ベース体1、この支持ベース体1に設けた二股状の支持アーム10、この支持アーム10の前端にスライド自在に連結した繋ぎ体15から成り、支持アーム10の前端部には、一方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通される連結バー20を挿通させるアーム側繋ぎ孔14を、繋ぎ体15には、他方の梯子材Sの踏み桟S1に挿通される連結バー20を挿通させるスライド側繋ぎ孔17をそれぞれ開穿したからである。これによって、上下に配した梯子材S相互間の踏み桟S1間隔による連続配置、繋ぎ体15のスライド自在性による連続配置の要否の選択、連続配装状態の安全・確実性等を図ることができる。
また、繋ぎ体15は、支持アーム10の前端相互間に横架固定した補強バー12にスライド孔16にてスライド自在に嵌め合わせてあることで、支持アーム10から分離・離反することはなく、作業現場での取扱いも容易であり、上下で位置決めして配装される上下の梯子材Sが取付後で分断されることもない。
繋ぎ体15の支持アーム10の後方側へのスライドでは、スライド孔16内に支持アーム10に開穿したアーム側繋ぎ孔14が臨ませられるので、このアーム側繋ぎ孔14位置に合致させた梯子材Sの踏み桟S1に挿通した連結バー20によって梯子材S、例えば上下に配する梯子材Sの一方を固定連結できる。
また、繋ぎ体15の支持アーム10前方へのスライドでは、繋ぎ体15のスライド側繋ぎ孔17が支持アーム10の前方に位置していることで、このスライド側繋ぎ孔17位置に合致させた梯子材Sの踏み桟S1に挿通した連結バー20によって梯子材S、例えば上下に配する梯子材Sの他方を固定連結できる。
そして、この繋ぎ体15は、支持アーム10の前端にスライド自在に連結されていることで、アーム側繋ぎ孔14位置、スライド側繋ぎ孔17位置それぞれで固定連結した梯子材Sの踏み桟S1は高さが上下で異なることがないから、上下で連続される梯子材S相互間における踏み桟S1は離間することなく、踏み桟S1の間隔と同一となる。そのため、例えば昇降する作業者にとっては、不揃いな踏み桟S1の間隔が生じることによる違和感がなくなり、安全に昇降できる。
支持アーム10は、支持ベース体1にねじ止め固着されるL字状のアームベース13と、このアームベース13にねじ止め固着される対状のアーム片11とから構成されていることで、ねじ止め組立時の一定の締付トルクの設定によって確実に組み立てられる。しかも、従来、この種の取付装置では各部材の溶接によって組み立てられていたことで、その溶接箇所の疲労、不具合等に起因する部材相互間の亀裂、分離等による危険性があった点を排除でき、安全に使用でき、またその目視による点検も可能であるから損壊による事故その他を未然に防止できる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示し、鉄骨柱等の柱材に装着し、上下で連続配置される梯子を支持している状態の斜視図である。 同じく分解斜視図である。 同じく使用状態を示す側面図で、その(A)は繋ぎ体が前方に位置した状態にあるとき、(B)は繋ぎ体が後方に位置した状態にあるときである。 同じく梯子材の支持状態を示す側面図で、その(A)は上下で連続配置された梯子材の上下端それぞれの踏み桟を同一高さ位置で支持しているとき、(B)は梯子材を上下端のいずれか一方の踏み桟を支持しているときである。 同じく平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は所定の例えば断面でH形、筒形等を呈する所定肉厚の鉄骨柱等の、建築物における柱材Pの角隅部のいずれかの外側面にあるいは外周側面に当接状にして装着される支持ベース体である。
この支持ベース体1は、柱材Pの横断面形状において、例えばほぼ直角を呈する所定角度の一角隅部に宛がわれるよう、角隅部の外形に沿っている例えば平面から見てほぼ直角形状の当接部2と、この当接部2に連繋されていて、柱材Pを囲繞して締め付ける締付固定ベルト5と、当接部2に連結固定されている二股状の支持アーム10と、この支持アーム10の前端部にスライド自在に連結されている繋ぎ体15とを備えて成る。
図示にあっての当接部2は、所定肉厚を有する例えばアングル鋼材によって形成されており、例えば図示のようにH形鋼材製の柱材Pの一角隅部にしっくりと当接するようにしてある。もとより、柱材Pが円筒管材製の円筒柱材であれば、これの外周面にしっくりと当接するように、当接部2の両端に滑り止め処理が施されたローラー状の突き当て部材を設けたり、あるいは平面から見て湾曲状に形成されたりすることもあり、要は、柱材Pにおける外側面、外周面にしっくりと装着されるようになっていれば良いものとしてある。また、当接部2における柱材Pと当接する内側面には、例えば摩擦抵抗が大きいゴム板等による滑り止め材3を被装することもできる。
締付固定ベルト5は、当接部2の一端に固定したベルト固定部6に連結固着した囲繞ベルト7と、柱材Pを囲繞した後の囲繞ベルト7の自由端をスライド自在に挿通させ、例えば揺動する固定レバー8による押圧作用で囲繞ベルト7を固定支持するベルト締め部9とから成る。
支持アーム10は、図示のように柱材Pの角隅部にしっくりと当接するようほぼ直角形状に形成されている当接部2に対応させて、ほぼ直角状に拡開させることで対状に配置されているアーム片11と、このアーム片11の前端部相互を連結している補強バー12とから成り、アーム片11の前端それぞれには、スライド自在なプレート状の繋ぎ体15が連結されている。
アーム片11の端部相互の間隔は、取付支持する梯子材Sにおける幅員にほぼ対応していて、補強バー12によってその間隔が維持されており、またこの補強バー12の取付位置からのアーム片11の先端側にはアーム側繋ぎ孔14が開穿されている。
図示にあってのアーム片11は、当接部2の外側面に一片の外側面が当接状にねじ止め固着されるL字状のアームベース13の他片の外側面にねじ止め固着されるよう、平面から見て略へ字状に形成されていて、アームベース13を介して当接部2に固定されている。こうしたボルト・ナットによる適当箇所・数のネジ止め固着構造、すなわちねじ止め時の例えば一定のトルク量による締め付け状態とすることで、強固な連結状態を実現でき、例えば溶接固着構造による場合の溶接の不具合、その劣化等による分断・分離が生じ得る事態を防止できる。
繋ぎ体15は、アーム片11の端部を包覆した状態でスライド自在となる扁平筒状に形成されていて、前記補強バー12に嵌め合わせて繋ぎ体15自体をアーム片11の長さ方向に沿ってスライドさせる長孔状のスライド孔16を開口し、繋ぎ体15自体がアーム片11の先端側にスライドされてアーム片11の先端から突出した前方部位にスライド側繋ぎ孔17が開穿されている。
図示のようにスライド孔16は、補強バー12の取付位置とアーム側繋ぎ孔14との間隔に、少なくともこれに相当する長さで開口形成されている。また、繋ぎ体15を支持アーム10の前端であるアーム片11に嵌め合わせるとき、対峙しているアーム片11相互間に架け渡されて横架固定される補強バー12がスライド孔16にも嵌め合わせられることによって、繋ぎ体15はスライド自在な状態で支持アーム10から抜脱されることなく、支持アーム10に一体状に組み合わせられている。
そして、繋ぎ体15をアーム片11の先端側から突出するように前方にスライド移動させてスライド孔16の後端縁が補強バー12に当接したときには、スライド孔16における先端縁部がアーム側繋ぎ孔14を臨出させていると同時にスライド側繋ぎ孔17自体は単独でアーム片11の前方位置で開放状態になるようにされている(図3(A)参照)。また、繋ぎ体15をアーム片11の基部側である後方にスライド移動させてスライド孔16の先端縁が補強バー12に当接したときには、スライド側繋ぎ孔17がアーム側繋ぎ孔14位置に合致するようにされている(図3(B)参照)。
また、アーム側繋ぎ孔14、スライド側繋ぎ孔17それぞれには、これらの位置に合致させて位置決めした梯子材Sにおける中空状の踏み桟S1に挿通可能な、例えばパイプ製の連結バー20が挿通されるようになっている。この連結バー20には、例えば一端に規制ピン21が固定されており、他端には抜脱防止用のストッパーピン23を抜き差し自在に挿通させる止着孔22が開穿されている。規制ピン21は例えば連結バー20における一端部に直径方向に沿って貫挿状にして固定されている。止着孔22は、連結バー20をアーム側繋ぎ孔14あるいはスライド側繋ぎ孔17と踏み桟S1とに挿通させたときのアーム側繋ぎ孔14あるいはスライド側繋ぎ孔17の孔縁に位置されるようにして開穿されており、止着孔22に貫挿させたストッパーピン23が規制ピン21と共に連結バー20の抜脱を阻止し、連結バー20による踏み桟S1の連結固定状態を維持するようにしてある。
次にこれの使用の一例を説明すると、ビルその他の建築物の構築中において、例えば各階層における作業場所に移動するときに、組み上げられている例えば鉄骨柱材等の柱材Pに装着して上下方向に移動するための梯子材Sを取り付けるのである。すなわち、例えば柱材Pに支持ベース体1を当接配置し、締付固定ベルト5を柱材Pに囲繞して締付固定することで支持ベース体1を柱材Pに装着する。次いで、図4(A)に示すように支持アーム10の前端部分に配した繋ぎ体15を支持アーム10の前方に例えば引き出しスライド位置決めする。そして、繋ぎ体15のスライド孔16から臨ませられた支持アーム10におけるアーム側繋ぎ孔14には、上下方向で連続配置する一方の梯子材Sの上下端部におけるいずれか一方の踏み桟S1を位置決めして、連結バー20を挿通させて固定する。また、支持アーム10の先端から突出配置されたスライド側繋ぎ孔17には、同様に他方の梯子材Sの上下端部におけるいずれか他方の踏み桟S1を位置決めして、連結バー20を挿通させて固定する。このようにして上下方向で連続配置される梯子材Sでは、いずれか一方の梯子材S下端の踏み桟S1といずれか他方の梯子材S上端の踏み桟S1とが同一高さ位置で並置されたものとなり、複数の梯子材Sが同一の踏み桟S1相互の間隔で連続配置されたものとなる。
また、上下で連続配置される梯子材Sの最下部あるいは最上部に配置される梯子材Sの下端あるいは上端の踏み桟S1では、同じく図4(B)に示すように引き出されていない後方位置にある繋ぎ体15のスライド側繋ぎ孔17と、これに合致するアーム側繋ぎ孔14との位置に合致させた踏み桟S1に連結バー20を挿通し、固定しても良い。
このように上下方向で連続させて梯子材Sを配置するとき、支持アーム10に対して後退位置側、前方位置側のいずれに梯子材Sにおける上下端部位が位置しても良く、下段側の梯子材Sでは後退位置側に、上段側の梯子材Sでは前方位置側に。あるいは逆に配置しても良く。更には梯子材Sそれぞれの下端側では前方位置に、上端側では後退位置側に位置決めして配置することも可能である。
なお、こうした支持ベース体1の柱材Pへの装着、梯子材Sの支持アーム10への連結等の各作業は、柱材Pを鉛直状に連結配置して組み上げた後に実施することも可能であるも、組み上げ前の例えば作業現場で水平状に配置されているときに実施することで、安全、確実に取り付けることも可能である。
階層上における各作業現場での各種作業が完了した段階では、連結バー20を抜き出し、梯子材Sそれぞれを支持アーム10から取り外し、また締付固定ベルト5を柱材Pから解放して支持ベース体1を取り外すことで解体すれば良い。
P…柱材
S…梯子材
S1…踏み桟
1…支持ベース体
2…当接部
3…滑り止め材
5…締付固定ベルト
6…ベルト固定部
7…囲繞ベルト
8…固定レバー
9…ベルト締め部
10…支持アーム
11…アーム片
12…補強バー
13…アームベース
14…アーム側繋ぎ孔
15…繋ぎ体
16…スライド孔
17…スライド側繋ぎ孔
20…連結バー
21…規制ピン
22…止着孔
23…ストッパーピン

Claims (6)

  1. 建築構造物における柱材にこの柱材に沿って上下に移動するための梯子材を取り付ける梯子取付装置において、柱材を囲繞巻回する締付固定ベルトを備えて柱材に装着される支持ベース体と、この支持ベース体に設けた二股状の支持アームの前端に前方へのスライドを可能にして連結した繋ぎ体とから成り、支持アームの前端部には、一方の梯子材の踏み桟に挿通される連結バーを挿通させるアーム側繋ぎ孔を開穿し、繋ぎ体には、他方の梯子材の踏み桟に挿通される連結バーを挿通させるスライド側繋ぎ孔を開穿したことを特徴とする梯子取付装置。
  2. 繋ぎ体は、支持アームの前端部分を包覆する扁平筒状に形成されていて、支持アームの前端相互間に横架固定した補強バーに嵌め合わせた状態でスライドさせるスライド孔を開穿してある請求項1に記載の梯子取付装置。
  3. 繋ぎ体が支持アームの後方がわにスライド移動したときにはアーム側繋ぎ孔位置にスライド側繋ぎ孔が合致されるものとしてある請求項1または2に記載の梯子取付装置。
  4. 繋ぎ体が支持アームの前方がわにスライド移動したときには支持アームの前方にスライド側繋ぎ孔が位置されるものとしてある請求項1乃至3のいずれかに記載の梯子取付装置。
  5. 繋ぎ体が支持アームの前方がわにスライド移動したときにはスライド孔内にアーム側繋ぎ孔が臨ませられるものとしてある請求項1乃至4のいずれかに記載の梯子取付装置。
  6. 支持アームは、柱材に当接される当接部の外側面に一片の外側面が当接状にねじ止め固着されるL字状のアームベースと、このアームベースの他片の外側面に平面から見て略へ字状に形成されてねじ止め固着され、前端部相互間に補強バーが横架固定されている対状のアーム片とから構成してある請求項1乃至5のいずれかに記載の梯子取付装置。
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