JP3186454B2 - 温水器 - Google Patents
温水器Info
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- JP3186454B2 JP3186454B2 JP20667494A JP20667494A JP3186454B2 JP 3186454 B2 JP3186454 B2 JP 3186454B2 JP 20667494 A JP20667494 A JP 20667494A JP 20667494 A JP20667494 A JP 20667494A JP 3186454 B2 JP3186454 B2 JP 3186454B2
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- hot water
- heating device
- water
- storage tank
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に貯湯タンクを有す
る温水器に用いられる制御装置に関するもので、特に加
熱装置を貯湯タンクの外部に備え、貯湯タンクの下部か
ら取り出した水を循環ポンプにより加熱装置に送り、温
められたお湯を貯湯タンク上部に戻すことにより、貯湯
タンク上部より徐々に沸き上げを行うタイプ(以降、積
層沸き上げタイプと呼ぶ)のものに関する。
る温水器に用いられる制御装置に関するもので、特に加
熱装置を貯湯タンクの外部に備え、貯湯タンクの下部か
ら取り出した水を循環ポンプにより加熱装置に送り、温
められたお湯を貯湯タンク上部に戻すことにより、貯湯
タンク上部より徐々に沸き上げを行うタイプ(以降、積
層沸き上げタイプと呼ぶ)のものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貯湯タンクを有する温水器は、電
気温水器に見られるように、ヒータ(加熱装置)を貯湯
タンク内部に挿入した状態で沸き上げを行うものが一般
的であった。また、近年では時間帯別料金制度の普及に
伴い、少量の湯の沸き上げに対応できる積層沸き上げ方
式の貯湯式温水器もある。図3に、これら積層沸き上げ
方式の電気温水器の構成図を示す。図において、1は貯
湯タンク、2は貯湯タンク1の下部より水を取り出す導
水管、3は導水管2の途中に設けた循環ポンプで、ここ
では、循環流量の制御が可能なもの(トランジスタモー
タ等)を用いている。4は循環ポンプ3により送られて
きた水を加熱する加熱装置で、内部にヒータを内蔵して
いる。5は加熱装置4の出口と貯湯タンク1の上部を接
続する導湯管、6は加熱装置4の出口に設けた出湯サー
ミスタ、7は出湯サーミスタ6の信号を受けて、循環ポ
ンプ3、加熱装置4の制御を行う制御装置である。
気温水器に見られるように、ヒータ(加熱装置)を貯湯
タンク内部に挿入した状態で沸き上げを行うものが一般
的であった。また、近年では時間帯別料金制度の普及に
伴い、少量の湯の沸き上げに対応できる積層沸き上げ方
式の貯湯式温水器もある。図3に、これら積層沸き上げ
方式の電気温水器の構成図を示す。図において、1は貯
湯タンク、2は貯湯タンク1の下部より水を取り出す導
水管、3は導水管2の途中に設けた循環ポンプで、ここ
では、循環流量の制御が可能なもの(トランジスタモー
タ等)を用いている。4は循環ポンプ3により送られて
きた水を加熱する加熱装置で、内部にヒータを内蔵して
いる。5は加熱装置4の出口と貯湯タンク1の上部を接
続する導湯管、6は加熱装置4の出口に設けた出湯サー
ミスタ、7は出湯サーミスタ6の信号を受けて、循環ポ
ンプ3、加熱装置4の制御を行う制御装置である。
【0003】次に動作を説明する。夜の11時に深夜電
力の供給が開始されると、制御装置7は加熱装置4、循
環ポンプ3を駆動して沸き上げを開始する。そして、出
湯サーミスタ6の検出温度が90℃になるように循環ポ
ンプ3の循環流量を制御する。通常の場合、貯湯タンク
1の下部には、水が貯えられており、従って、これを加
熱装置4にて90℃まで加熱するために、循環流量は低
流量に制御される。90℃に加熱された湯は、貯湯タン
ク1の上部に戻される。上部に貯まった湯は、水との間
に混合層を形成し、運転の経過と共に混合層は貯湯タン
ク1下部に下がっていく。やがて混合層が導水管2の出
口近傍まで到達すると、循環ポンプ3により加熱装置4
に送られる水の温度が上昇してくる。これに伴って、出
湯サーミスタ6の検出温度も上昇するため、90℃に抑
えるために、制御装置7は循環ポンプ3の流量を増加し
てゆく。そして最後に貯湯タンク1の湯が1周して、9
0℃の湯が加熱装置4に送られるようになると、出湯サ
ーミスタ6の検出温度は90℃を超えるようになり、こ
れを制御装置7が検出して、加熱装置4および循環ポン
プ3の動作を停止する。
力の供給が開始されると、制御装置7は加熱装置4、循
環ポンプ3を駆動して沸き上げを開始する。そして、出
湯サーミスタ6の検出温度が90℃になるように循環ポ
ンプ3の循環流量を制御する。通常の場合、貯湯タンク
1の下部には、水が貯えられており、従って、これを加
熱装置4にて90℃まで加熱するために、循環流量は低
流量に制御される。90℃に加熱された湯は、貯湯タン
ク1の上部に戻される。上部に貯まった湯は、水との間
に混合層を形成し、運転の経過と共に混合層は貯湯タン
ク1下部に下がっていく。やがて混合層が導水管2の出
口近傍まで到達すると、循環ポンプ3により加熱装置4
に送られる水の温度が上昇してくる。これに伴って、出
湯サーミスタ6の検出温度も上昇するため、90℃に抑
えるために、制御装置7は循環ポンプ3の流量を増加し
てゆく。そして最後に貯湯タンク1の湯が1周して、9
0℃の湯が加熱装置4に送られるようになると、出湯サ
ーミスタ6の検出温度は90℃を超えるようになり、こ
れを制御装置7が検出して、加熱装置4および循環ポン
プ3の動作を停止する。
【0004】以上が貯湯タンク1を全量沸き上げる場合
の動作である。また、全量沸き上げが不要な場合には、
沸き上げの途中で運転を停止すれば、任意の湯量で制御
できることになる。
の動作である。また、全量沸き上げが不要な場合には、
沸き上げの途中で運転を停止すれば、任意の湯量で制御
できることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
の方式では、全量沸き上げが終了した後に大量に湯が使
用された場合、これを検出できない。従って、夜中に風
呂に入る生活パターンのユーザの場合に、夜11時の時
点では大量の残湯が貯湯タンクに残っており、全量沸き
上げが単時間で終了する。そして、その後湯が使われて
も、これを検出できないため、深夜電力の通電が終了す
る朝7時の時点で、残湯が少ない状態となる。このまま
昼間に湯が使われると、湯切れが発生するといった不具
合が考えられる。
の方式では、全量沸き上げが終了した後に大量に湯が使
用された場合、これを検出できない。従って、夜中に風
呂に入る生活パターンのユーザの場合に、夜11時の時
点では大量の残湯が貯湯タンクに残っており、全量沸き
上げが単時間で終了する。そして、その後湯が使われて
も、これを検出できないため、深夜電力の通電が終了す
る朝7時の時点で、残湯が少ない状態となる。このまま
昼間に湯が使われると、湯切れが発生するといった不具
合が考えられる。
【0006】本発明は上記問題点を解決するために湯切
れのない温水器を提供することを目的とする。
れのない温水器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の温水器は、貯湯タンクと、前記貯湯タンクの
外部に設けた加熱装置と、前記貯湯タンクの下部より取
り出した水を前記加熱装置に導く導水管と、前記導水管
の途中に設けた水循環手段と、前記加熱装置の出口より
取り出した湯を前記貯湯タンクの上部に戻す導湯管と、
前記加熱装置の出口近傍に設けた湯温検出手段と、前記
加熱装置および水循環手段の制御を行う制御装置とを備
え、前記制御装置は前記加熱装置および水循環手段を駆
動して前記貯湯タンクの水を上部より加熱し、前記湯温
検出手段が所定温度を検出した時点で前記貯湯タンク全
量の沸き上がりを検出し、前記加熱装置および水循環手
段を停止する沸き上げ制御部と、所定時間毎に前記水循
環手段を駆動するタイマー部と、前記湯温検出手段で検
出した湯温が低下しておれば再び前記加熱装置を駆動し
て沸き上げ動作を行う再沸き上げ制御部とを備えたもの
である。
に本発明の温水器は、貯湯タンクと、前記貯湯タンクの
外部に設けた加熱装置と、前記貯湯タンクの下部より取
り出した水を前記加熱装置に導く導水管と、前記導水管
の途中に設けた水循環手段と、前記加熱装置の出口より
取り出した湯を前記貯湯タンクの上部に戻す導湯管と、
前記加熱装置の出口近傍に設けた湯温検出手段と、前記
加熱装置および水循環手段の制御を行う制御装置とを備
え、前記制御装置は前記加熱装置および水循環手段を駆
動して前記貯湯タンクの水を上部より加熱し、前記湯温
検出手段が所定温度を検出した時点で前記貯湯タンク全
量の沸き上がりを検出し、前記加熱装置および水循環手
段を停止する沸き上げ制御部と、所定時間毎に前記水循
環手段を駆動するタイマー部と、前記湯温検出手段で検
出した湯温が低下しておれば再び前記加熱装置を駆動し
て沸き上げ動作を行う再沸き上げ制御部とを備えたもの
である。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成とすることによって、一
旦、タンク全量沸き上げが終了して以降も、一定時間毎
に水循環手段を駆動して、湯温検出手段で湯温の低下を
検出するために、その後、湯が使用された場合、湯温の
低下によってこれを検出できる。そして、この時には加
熱装置を駆動して、再沸き上げ動作に入るため、使用さ
れた湯の量が再加熱され、最終的に深夜電力の通電終了
時点でタンクに全量の湯が得られることになる。
旦、タンク全量沸き上げが終了して以降も、一定時間毎
に水循環手段を駆動して、湯温検出手段で湯温の低下を
検出するために、その後、湯が使用された場合、湯温の
低下によってこれを検出できる。そして、この時には加
熱装置を駆動して、再沸き上げ動作に入るため、使用さ
れた湯の量が再加熱され、最終的に深夜電力の通電終了
時点でタンクに全量の湯が得られることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の温水器の制御装置
を添付図に基づいて説明する。
を添付図に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の電気温水器のシ
ステム構成図である。図において、1は貯湯タンク、2
は貯湯タンク1の下部より水を取り出す導水管、3は導
水管2の途中に設けた水循環手段である循環ポンプで、
ここでは、循環流量の制御が可能なもの(トランジスタ
モータ等)を用いている。4は循環ポンプ3により送ら
れてきた水を加熱する加熱装置で、内部にヒータを内蔵
している。5は加熱装置4の出口と貯湯タンク1の上部
を接続する導湯管、6は加熱装置4の出口に設けた湯温
検出手段である出湯サーミスタ、7は出湯サーミスタ6
の信号を受けて、循環ポンプ3、加熱装置4の制御を行
う制御装置で、7Aは深夜電力の通電が開始された時点
から動作し、通常の沸き上げ動作を行う沸き上げ制御
部、また7Bは沸き上げ制御部7Aが沸き上がりを検出
した後にスタートし、所定時間をカウントするタイマ
ー、7Cはタイマー7Bのカウントアップ時に起動さ
れ、再沸き上げの制御を行う再沸き上げ制御部である。
ステム構成図である。図において、1は貯湯タンク、2
は貯湯タンク1の下部より水を取り出す導水管、3は導
水管2の途中に設けた水循環手段である循環ポンプで、
ここでは、循環流量の制御が可能なもの(トランジスタ
モータ等)を用いている。4は循環ポンプ3により送ら
れてきた水を加熱する加熱装置で、内部にヒータを内蔵
している。5は加熱装置4の出口と貯湯タンク1の上部
を接続する導湯管、6は加熱装置4の出口に設けた湯温
検出手段である出湯サーミスタ、7は出湯サーミスタ6
の信号を受けて、循環ポンプ3、加熱装置4の制御を行
う制御装置で、7Aは深夜電力の通電が開始された時点
から動作し、通常の沸き上げ動作を行う沸き上げ制御
部、また7Bは沸き上げ制御部7Aが沸き上がりを検出
した後にスタートし、所定時間をカウントするタイマ
ー、7Cはタイマー7Bのカウントアップ時に起動さ
れ、再沸き上げの制御を行う再沸き上げ制御部である。
【0011】次に動作を説明する。夜の11時に深夜電
力の供給が開始されると、制御装置7内の沸き上げ制御
部7Aは加熱装置4、循環ポンプ3を駆動して沸き上げ
を開始する。そして、出湯サーミスタ6の検出温度が9
0℃(本実施例では設定温度を90℃とした。)になる
ように循環ポンプ3の循環流量を制御する。本実施例で
は、循環ポンプ3として、トランジスタモータを用いた
直流ポンプを使用した。循環流量の制御は、循環ポンプ
3に与えるPWM信号を変えて回転数を変えることで実
現する。図2に循環ポンプ3に与えるPWM信号の例を
示す。通常の場合、貯湯タンク1の下部には、水が貯え
られており、従って、これを加熱装置4にて90℃まで
加熱するために、循環流量は低流量に制御される。90
℃に加熱された湯は、貯湯タンク1の上部に戻される。
上部に貯まった湯は、水との間に混合層を形成し、運転
の経過と共に混合層は貯湯タンク1下部に下がってい
く。やがて混合層が導水管2の出口近傍まで到達する
と、循環ポンプ3により加熱装置4に送られる水の温度
が上昇してくる。これに伴って、出湯サーミスタ6の検
出温度も上昇するため、90℃に抑えるために、沸き上
げ制御部7Aは循環ポンプ3の流量を増加してゆく。そ
して最後に貯湯タンク1の湯が1周して、90℃の湯が
加熱装置4に送られるようになると、出湯サーミスタ6
の検出温度は90℃を超えるようになり、これを沸き上
げ制御部7が検出して、加熱装置4および循環ポンプ3
の動作を停止する。
力の供給が開始されると、制御装置7内の沸き上げ制御
部7Aは加熱装置4、循環ポンプ3を駆動して沸き上げ
を開始する。そして、出湯サーミスタ6の検出温度が9
0℃(本実施例では設定温度を90℃とした。)になる
ように循環ポンプ3の循環流量を制御する。本実施例で
は、循環ポンプ3として、トランジスタモータを用いた
直流ポンプを使用した。循環流量の制御は、循環ポンプ
3に与えるPWM信号を変えて回転数を変えることで実
現する。図2に循環ポンプ3に与えるPWM信号の例を
示す。通常の場合、貯湯タンク1の下部には、水が貯え
られており、従って、これを加熱装置4にて90℃まで
加熱するために、循環流量は低流量に制御される。90
℃に加熱された湯は、貯湯タンク1の上部に戻される。
上部に貯まった湯は、水との間に混合層を形成し、運転
の経過と共に混合層は貯湯タンク1下部に下がってい
く。やがて混合層が導水管2の出口近傍まで到達する
と、循環ポンプ3により加熱装置4に送られる水の温度
が上昇してくる。これに伴って、出湯サーミスタ6の検
出温度も上昇するため、90℃に抑えるために、沸き上
げ制御部7Aは循環ポンプ3の流量を増加してゆく。そ
して最後に貯湯タンク1の湯が1周して、90℃の湯が
加熱装置4に送られるようになると、出湯サーミスタ6
の検出温度は90℃を超えるようになり、これを沸き上
げ制御部7が検出して、加熱装置4および循環ポンプ3
の動作を停止する。
【0012】上記に示した動作により、貯湯タンク1の
湯が全量90℃に沸き上がる。その後、沸き上げ制御部
7Aが、全量沸き上げを検出すると同時に、タイマー7
Bがカウントを開始する。タイマー7Bは30分に初期
セットされており、30分のカウントが経過すると再沸
き上げ制御部7Cに起動信号を出力する。再沸き上げ制
御部7Cはまず、循環ポンプ3を最大流量で20秒間駆
動する。そして、出湯サーミスタ6により、温度を検出
する。この時、湯が使われていなければ検出した温度
は、90℃から少し下がった値(例えば88℃)とな
る。この場合は、循環ポンプ3を停止して再沸き上げは
行わない。一方、タイマー7Bは30分のカウントアッ
プ後、再び30分のカウントを繰り返しており、沸き上
げ完了から1時間後にまたタイマー7Bがカウントアッ
プし、再沸き上げ制御部7Cにより湯温のチェックが行
われる。この動作は30分毎に、深夜通電が完了するま
で繰り返し行われる。
湯が全量90℃に沸き上がる。その後、沸き上げ制御部
7Aが、全量沸き上げを検出すると同時に、タイマー7
Bがカウントを開始する。タイマー7Bは30分に初期
セットされており、30分のカウントが経過すると再沸
き上げ制御部7Cに起動信号を出力する。再沸き上げ制
御部7Cはまず、循環ポンプ3を最大流量で20秒間駆
動する。そして、出湯サーミスタ6により、温度を検出
する。この時、湯が使われていなければ検出した温度
は、90℃から少し下がった値(例えば88℃)とな
る。この場合は、循環ポンプ3を停止して再沸き上げは
行わない。一方、タイマー7Bは30分のカウントアッ
プ後、再び30分のカウントを繰り返しており、沸き上
げ完了から1時間後にまたタイマー7Bがカウントアッ
プし、再沸き上げ制御部7Cにより湯温のチェックが行
われる。この動作は30分毎に、深夜通電が完了するま
で繰り返し行われる。
【0013】次に、夜間に湯が使用された場合の動作を
説明する。湯の使用があると、貯湯タンク1の下部に水
が供給される。そして、タイマー7Bが30分のカウン
トを終了した時点で前述のように循環ポンプ3が駆動さ
れ、湯温のチェックが行われる。この時、貯湯タンク1
の下部に貯まった水が出湯サーミスタ5に送られ、水温
(たとえば20℃)が検出される。本実施例では、水温
の検出を60℃以下とした。60℃以下の水温を検出す
ると、再沸き上げ制御部7Cは加熱装置4を駆動する。
そして、前回の沸き上げ制御で行ったのと同様に、出湯
サーミスタ5が90℃になるように循環ポンプ3の循環
流量を制御し、再沸き上げ動作にはいる。やがて夜間に
使用された湯の量に匹敵する沸き上げが終了すると、貯
湯タンク1の湯が下部に押し下げられ、加熱装置4に送
られる湯の温度が上昇する。こうして循環ポンプ3の流
量が湯温と共に増加して行き、遂には循環ポンプ3が最
大流量となっても出湯サーミスタ5の検出温度が90℃
を超えるようになり、再沸き上げ制御部7Cは循環ポン
プ3および加熱装置4を停止して再沸き上げを完了す
る。この時、同時にタイマー7Bに30分のカウントの
再スタートを行う。
説明する。湯の使用があると、貯湯タンク1の下部に水
が供給される。そして、タイマー7Bが30分のカウン
トを終了した時点で前述のように循環ポンプ3が駆動さ
れ、湯温のチェックが行われる。この時、貯湯タンク1
の下部に貯まった水が出湯サーミスタ5に送られ、水温
(たとえば20℃)が検出される。本実施例では、水温
の検出を60℃以下とした。60℃以下の水温を検出す
ると、再沸き上げ制御部7Cは加熱装置4を駆動する。
そして、前回の沸き上げ制御で行ったのと同様に、出湯
サーミスタ5が90℃になるように循環ポンプ3の循環
流量を制御し、再沸き上げ動作にはいる。やがて夜間に
使用された湯の量に匹敵する沸き上げが終了すると、貯
湯タンク1の湯が下部に押し下げられ、加熱装置4に送
られる湯の温度が上昇する。こうして循環ポンプ3の流
量が湯温と共に増加して行き、遂には循環ポンプ3が最
大流量となっても出湯サーミスタ5の検出温度が90℃
を超えるようになり、再沸き上げ制御部7Cは循環ポン
プ3および加熱装置4を停止して再沸き上げを完了す
る。この時、同時にタイマー7Bに30分のカウントの
再スタートを行う。
【0014】以上のように本発明の温水器によれば、積
層沸き上げ方式の電気温水器にあって、夜間に全量の沸
き上げが終了した後に、湯が使用された場合にも、最長
30分後には再沸き上げが行われるため、深夜通電時間
終了の時点に必ず貯湯タンク1に全量の湯が確保され、
昼間に湯切れの発生する心配がなくなるといった効果を
有する。また、電気温水器を理髪店等に業務用に用いる
場合には、従来から、昼間の電力を用いて連続沸き上げ
で使用している例も多いが、このような用途に積層沸き
上げ方式の電気温水器を用いる場合には、本発明に示し
た再沸き上げ機能は効果が大きい。
層沸き上げ方式の電気温水器にあって、夜間に全量の沸
き上げが終了した後に、湯が使用された場合にも、最長
30分後には再沸き上げが行われるため、深夜通電時間
終了の時点に必ず貯湯タンク1に全量の湯が確保され、
昼間に湯切れの発生する心配がなくなるといった効果を
有する。また、電気温水器を理髪店等に業務用に用いる
場合には、従来から、昼間の電力を用いて連続沸き上げ
で使用している例も多いが、このような用途に積層沸き
上げ方式の電気温水器を用いる場合には、本発明に示し
た再沸き上げ機能は効果が大きい。
【0015】なお、本実施例では、深夜電力対応の電気
温水器で説明したが、昼間の短時間追い焚きができるこ
とで、積層沸き上げ方式のメリットが活かせる時間帯別
料金制度対応の電気温水器の場合にも、夜間の全量沸き
上げ後に発生する湯の使用に対しては同様の効果を発揮
する。
温水器で説明したが、昼間の短時間追い焚きができるこ
とで、積層沸き上げ方式のメリットが活かせる時間帯別
料金制度対応の電気温水器の場合にも、夜間の全量沸き
上げ後に発生する湯の使用に対しては同様の効果を発揮
する。
【0016】
【発明の効果】以上の様に本発明の温水器によれば次の
効果が得られる。
効果が得られる。
【0017】(1)夜間の全量沸き上げが終了した後
に、湯が使用された場合にも、一定時間後に再沸き上げ
が行われるため、深夜通電時間終了の時点で貯湯タンク
全量の湯が確保され、昼間の湯切れが防止できる。
に、湯が使用された場合にも、一定時間後に再沸き上げ
が行われるため、深夜通電時間終了の時点で貯湯タンク
全量の湯が確保され、昼間の湯切れが防止できる。
【0018】(2)昼間電力を用いた連続沸き上げに使
用する場合にも、自動的に再沸き上げが行われるため、
不具合なく使用できる。
用する場合にも、自動的に再沸き上げが行われるため、
不具合なく使用できる。
【図1】本発明の1実施例の電気温水器のシステム構成
図
図
【図2】同実施例の電気温水器の循環ポンプ制御信号図
【図3】従来の電気温水器のシステム構成図
1 貯湯タンク 2 導水管 3 循環ポンプ(水循環手段) 4 加熱装置 5 導湯管 6 出湯サーミスタ(湯温検出手段) 7 制御装置 7A 沸き上げ制御部 7B タイマー部 7C 再沸き上げ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−143052(JP,A) 実開 平6−28527(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/18 302
Claims (1)
- 【請求項1】貯湯タンクと、前記貯湯タンクの外部に設
けた加熱装置と、前記貯湯タンクの下部より取り出した
水を前記加熱装置に導く導水管と、前記導水管の途中に
設けた水循環手段と、前記加熱装置の出口より取り出し
た湯を前記貯湯タンクの上部に戻す導湯管と、前記加熱
装置の出口近傍に設けた湯温検出手段と、前記加熱装置
および水循環手段の制御を行う制御装置とを備え、前記
制御装置は前記加熱装置および水循環手段を駆動して前
記貯湯タンクの水を上部より加熱し、前記湯温検出手段
が所定温度を検出した時点で前記貯湯タンク全量の沸き
上がりを検出し、前記加熱装置および水循環手段を停止
する沸き上げ制御部と、所定時間毎に前記水循環手段を
駆動するタイマー部と、前記湯温検出手段で検出した湯
温が低下しておれば再び前記加熱装置を駆動して沸き上
げ動作を行う再沸き上げ制御部から成る温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20667494A JP3186454B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20667494A JP3186454B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 温水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875250A JPH0875250A (ja) | 1996-03-19 |
JP3186454B2 true JP3186454B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16527245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20667494A Expired - Fee Related JP3186454B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186454B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20667494A patent/JP3186454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0875250A (ja) | 1996-03-19 |
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