JP3173557B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP3173557B2
JP3173557B2 JP19455495A JP19455495A JP3173557B2 JP 3173557 B2 JP3173557 B2 JP 3173557B2 JP 19455495 A JP19455495 A JP 19455495A JP 19455495 A JP19455495 A JP 19455495A JP 3173557 B2 JP3173557 B2 JP 3173557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内に収容された液
体を加熱・保温する電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、おいしい水に作り変える機能を搭
載した電気湯沸かし器は次のような構成のものであっ
た。すなわち、容器内の液体を容器底と上部でつないだ
水管を通して循環させ、この循環経路の中に濾過手段を
置くことで不要物質を取り除く循環浄水タイプのもので
あった。
【0003】図11に循環手段の簡単な構成を示す。電
動モータ21の回転軸に取り付けられた羽22と、これ
を覆ったポンプケース23で電動ポンプを構成してい
る。この電動ポンプは、一方の出口を容器24の底部、
他方を水管25とそれぞれ接続しており、水管25の他
方は容器24の上部と接続して循環経路を構成してい
る。容器上部の液体の循環経路内に濾過手段が取り付け
られている。
【0004】この様な構成で電動モータ21を駆動する
と、容器24の底からポンプケース23内に流入した液
体は、羽22の回転によって水管25から容器24の上
部へと汲み上げられるので、濾過手段を通過させること
ができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、ポンプケース23の中に空気が残っ
てしまうと、羽22が回転しても空回りする傾向があ
り、これを克服するために電動モータ21の回転数を上
げて多少空気が混入されていても汲み上げられるような
構成にしていた。
【0006】しかし近年、電気湯沸かし器の大容量化が
進んで容器の上部と下部のストローク差が大きくなって
くると、今まで以上に回転数を上げてやる必要が生じて
きた。一方、電気湯沸かし器を使用するお客様の要望と
して湯沸かし時の音が大きいという不満が増加している
ため、むしろ電動モータ21の回転を減速させなければ
ならなくなってきたために、循環量が少なくなり、十分
不要物質を取り除くことが困難になってきた。
【0007】本発明は、この様な課題を解決するもの
で、循環の開始時にポンプケース内の空気を取り除き、
電動モータの少ない回転数で十分に液体を循環させるこ
とを第1の目的とする。
【0008】また、沸騰直前になると、液体内に含まれ
ている空気が発泡して再びポンプケース内に多くの空気
がたまってしまい循環しないので、停止させることで静
音効果を上げることを第2の目的とする。
【0009】さらに、湯沸かし中に温度が高くなるにつ
れて、液体内に含まれている空気が発泡して再びポンプ
ケース内に空気がたまっても、それを取り除いて循環量
を確保することを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明の第1の手段は、
液体を収容する容器と、前記容器内の液体を加熱する加
熱手段と、前記加熱手段の通電を制御する通電手段と、
前記加熱手段の駆動を開始する加熱開始手段と、前記容
器内の温度を検知する温度検知手段と、前記容器内の液
体を強制的に循環させる循環手段と、前記循環手段にて
送り込まれた液体の不要物質を除去する濾過手段と、前
記温度検知手段からの入力により沸騰を検知すると前記
通電手段および前記循環手段を停止させる沸騰検知手段
と、加熱中に前記温度検知手段が第1の温度を検知する
と前記循環手段を駆動する制御手段と、前記循環手段の
駆動が開始されたときに、前記循環手段の動作を制御す
るオンオフ手段とを有し、前記オンオフ手段は前記制御
手段が前記循環手段の駆動を開始してから所定時間経過
後、前記循環手段の駆動を停止し、駆動停止後所定時間
経過すると前記循環手段の駆動を再開することを特徴と
する電気湯沸かし器とする。
【0011】さらに、発明の第の手段は、温度検知
手段が、沸騰温度近傍の温度である第2の所定温度に達
すると、循環手段の駆動を停止させる停止手段を設けた
ものとする。
【0012】そして、発明の第の手段は、温度検知
手段が第1の所定温度より高温である第3の所定温度に
達したことを検知すると、所定の時間循環手段の動作を
制御するオンオフ手段を作動させることを特徴とするも
のである。
【0013】さらに、発明の第の手段は、制御手段
の駆動時間を計時する計時手段を備え、オンオフ手段は
前記計時手段が所定の時間を計時する毎に作動すること
を特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成により、循環開始時に一
旦循環を停止することで、容器内より多少高いところま
で持ち上げられた水管内の圧力によってポンプケース内
に貯まった空気を容器内に押し戻すことで取り除くこと
ができ、よって以後十分に循環させることができる。
【0015】また、沸騰検知直前のほとんど循環不可能
なところで停止させることで、沸騰直前の湯沸かし音が
一番大きいところでモータ音をなくすことができるの
で、静音化に貢献することができる。
【0016】さらに、循環途中で再度循環を停止させる
ことで、再びポンプケース内に貯まりかけた空気を取り
除くことができ、循環能力を保つことができる。
【0017】
【実施例】(実施例1) 以下本発明の第1の実施例について図1を参照しながら
説明する。図1は本発明の第1の実施例の電気湯沸かし
器のブロック図であり、1は液体を収容する容器、2は
容器1に当接し容器1内の水を加熱する加熱手段、3は
容器1に当接され容器1内の温度を検知する温度検知手
段、4は加熱手段2を通電する通電手段である。
【0018】電動モータ5に取り付けられたポンプケー
ス6は容器1の下方の排出口と導水管7により、容器1
の上方で水路を形成して水を送り出す循環手段9を構成
している。循環手段9によって容器1の内部に循環され
た水は、活性炭などを内蔵した濾過装置8を通り、容器
1へ戻される。
【0019】10は加熱開始手段で、容器内の液体を加
熱させる開始手段であれば良く、ここでは例えば強制的
に加熱を開始させる開始スイッチであり、また、前記温
度検知手段3の入力が任意の温度(例えば90℃)未満
になると自動的に加熱を開始させる自動沸騰手段などで
ある。
【0020】11は沸騰検知手段で、加熱手段2が駆動
すると前記温度検知手段3の入力により第4の所定温度
(本実施例では約80℃とする)以上を検知すると、そ
れ以後の単位温度(本実施例では約0.5℃とする)上
昇する毎の時間を測定し、第1の特定時間(本実施例で
は25秒)が経過しても温度上昇が検知できなければ前
記通電手段4を停止させる。
【0021】12は制御手段、13はオンオフ手段であ
る。制御手段12は、加熱中に前記温度検知手段3の入
力により第1の所定温度(本実施例では30℃とする)
以上に達すると、循環手段9を駆動すると同時にオンオ
フ手段13を駆動する。オンオフ手段は第2の特定時間
(本実施例では12秒オン、3秒オフ)だけ前記循環手
段をオン・オフさせるように構成されている。
【0022】図2は本発明の第1の実施例の電気湯沸か
し器の回路図である。図2において、16は交流電源、
17は直流電源である。加熱手段2は、容器内の液体を
加熱する第1の発熱体2aと第1の発熱体2aよりも加
熱電力が小さく容器内の液体を加熱保温する第2の発熱
体2bで構成される。通電手段4は加熱手段2のそれぞ
れの発熱体と交流電源16と直列に接続されたリレー接
点4a、4bと、このリレー接点4a、4bの制御を行
なうリレーコイル4c、4dで構成され、このリレーコ
イルに電流を流し、前記リレー接点を閉じるようになっ
ている。温度検知手段3は、温度を抵抗値に変換する感
温素子3aと、この感温素子3aの値を2進符号に変換
するAD変換器3bで構成されている。電動モータ5は
モータ駆動回路18に接続されており、このモータ駆動
回路18を制御することで電動モータ5をオン/オフさ
せて循環を制御している。
【0023】加熱開始手段10の加熱開始スイッチは、
この入力により通電手段4を強制的に再通電させること
が可能となるもので、スイッチ10aと抵抗10bで構
成されスイッチのオンオフで信号を送る。19は表示手
段で、容器内の状態が加熱中、保温中などを外部に知ら
せるもので、LED19a、19bやブザー19cなど
を用いて構成している。20はマイクロコンピュータ
(以後マイコンと略する)である。
【0024】図3は本発明の第1の実施例のマイコン2
0に記憶されたプログラムの温度制御部分のフローチャ
ートを示したもので、これを実行することで前記沸騰検
知手段11、制御手段12およびオンオフ手段13の制
御方法を実現している。以下にこの動作を説明する。
【0025】保温の温度制御中(ステップ1)や電源投
入時などで温度が前記特定の温度以下であったり、前記
再加熱スイッチ10aが入力されたりすると(ステップ
2)、前記加熱手段2を駆動(ステップ3)し、ステッ
プ4で前記第1の所定温度以上になったかどうかを検知
する。
【0026】ステップ4で第1の所定温度以上になる
と、ステップ5で循環手段9をオンすると同時に、ステ
ップ6でオンオフ手段13を駆動する。このオンオフ手
段13の制御方法はサブプログラムになっており、後述
することとする。
【0027】次に、ステップ7以降で沸騰検知の処理を
行う。ステップ7で前記第4の所定温度以上になったこ
とを検知すると、ステップ8では単位温度上昇する時間
を測定手段が計時し、ステップ9で温度検知手段3の入
力により単位温度上昇を検知したかを判定する。ステッ
プ9で単位温度上昇を検知していれば、測定手段の測定
値をクリアし(ステップ13)、新たな単位温度上昇す
る時間を計時するためステップ8に戻る。
【0028】一方、ステップ9で単位温度上昇が検知さ
れていないときには、ステップ10で沸騰を検知したか
どうか判定される。本実施例において沸騰検知は沸点に
到達すると温度上昇がなくなることを利用して、測定手
段の計時中の値が前記第1の特定時間より大きくなる時
点を検知するものである。
【0029】ステップ10で沸騰検知してなければ、ス
テップ8でさらに測定手段が計時を続ける。またステッ
プ10で沸騰を検知すると、ステップ11で循環手段9
を停止させると同時に、ステップ12で加熱手段2を停
止させて表示手段19によって沸騰検知表示および報知
を行い、ステップ1に戻る。
【0030】図4は、前記オンオフ制御を示したサブプ
ログラムであり、これによって循環手段9のオンオフ制
御部分の説明を行う。循環手段9が駆動されている状態
で、このサブプログラムが実行されると、ステップ21
で測定手段を初期化して測定を開始する。次にステップ
22、23で時間の計測を行い、前記第1の所定時間
(本実施例では12秒)が経過するまで待機する。ステ
ップ23で第1の所定時間が経過すると、ステップ24
で循環手段9の駆動を停止させ、ステップ25、26で
第2の所定時間(本実施例では3秒間(合計15秒
間))経過するまで待機する。ステップ26で第2の所
定時間が経過すると、循環手段9を再駆動させて、サブ
プログラムの戻り先に戻すように構成されている。
【0031】以上のような簡単な構成で、ポンプケース
内に噛み込まれた空気を取り除くことができ、循環浄水
を行わせることができる。
【0032】なお本実施例では、循環開始温度を、第1
の所定温度以上に設定しているが、これは湯沸かし開始
時より行なうことも可能である。
【0033】(実施例2) 本発明の第2の実施例について図5および図6を参照に
しながら説明する。なお、第1の実施例で説明したもの
と同一構成部材については同一番号を用いて、その説明
を省略する。
【0034】図5は本発明の第2の実施例の電気湯沸か
し器のブロック図で、第1の実施例と異なるところは、
停止手段14が追加されているところで、温度検知手段
3の検知した温度が第2の所定温度(本実施例では95
℃)に達すると、循環手段9を停止させるように構成し
てある。
【0035】図6は第2の実施例のマイコン20に記憶
されたプログラムの温度制御部分のフローチャートを示
したもので、これによって動作を説明する。
【0036】図3と同様に、保温の温度制御中(ステッ
プ31)や電源投入時などで温度が前記特定の温度以下
であったり、前記再加熱スイッチ10aが入力されたり
すると(ステップ32)、加熱手段2を駆動(ステップ
33)し、ステップ34で前記第1の所定温度以上にな
ったかどうかを検知する。ステップ34で第1の所定温
度以上になると、ステップ35で循環手段9をオンする
と同時に、ステップ36で前記オンオフ手段13を駆動
する。このオンオフ手段13の制御方法はサブプログラ
ムになっており、図4に示す。
【0037】次に、ステップ37以降で沸騰検知と循環
停止の処理を行う。ステップ37で前記第4の所定温度
以上になったことを検知すると、ステップ38、39で
温度検知手段3の入力によって、前記第2の所定温度以
上に達したかを判断し、前記第2の所定温度以上であれ
ば前記循環手段9を停止させるように構成する。次に、
ステップ40では単位温度上昇する時間を測定手段が計
時し、ステップ41で温度検知手段3の入力により単位
温度上昇を検知したかを判定する。ステップ41で単位
温度上昇を検知していれば、測定手段の測定値をクリア
し(ステップ44)、新たな単位温度上昇する時間を計
時するためステップ38に戻る。
【0038】一方、ステップ41で単位温度上昇が検知
されていないときには、ステップ42で前述の方法で沸
騰を検知したかどうか判定される。ステップ42で沸騰
検知してなければ、ステップ38でさらに測定手段が計
時を続ける。またステップ42で沸騰を検知すると、ス
テップ43で加熱手段2を停止させて前記表示手段19
によって沸騰検知表示および報知を行い、ステップ31
に戻る。以上のように簡単な構成で、沸騰直前で循環を
停止することができる。
【0039】なお、気圧の低い場所で使用されて循環停
止温度よりも低いところで沸騰検知した場合も考慮に入
れて、沸騰検知時に循環手段を再度オフさせる処理を行
わせることも容易である。
【0040】(実施例3) 本発明の第3の実施例について図7および図8を参照に
しながら説明する。なお、第1、第2の実施例で説明し
たものと同一構成部材については同一番号を用いて、そ
の説明を省略する。
【0041】図7は本発明の第3の実施例の電気湯沸か
し器のブロック図で、第1、第2の実施例と異なるとこ
ろは、オンオフ手段13に温度検知手段3の入力によっ
て駆動するようにしたところで、前記温度検知手段3の
検知した温度が第3の所定温度(本実施例では70℃)
に達すると、オンオフ手段13を再駆動するように構成
してある。
【0042】図8は第3の実施例の前記マイコン20に
記憶されたプログラムの温度制御部分のフローチャート
を示したもので、これによって動作を説明する。
【0043】図3と同様に、保温の温度制御中(ステッ
プ51)や電源投入時などで温度が前記特定の温度以下
であったり、前記再加熱スイッチ10aが入力されたり
すると(ステップ52)、加熱手段2を駆動(ステップ
53)し、ステップ54で前記第1の所定温度以上にな
ったかどうかを検知する。ステップ54で第1の所定温
度以上になると、ステップ55で循環手段9をオンする
と同時に、ステップ56でオンオフ手段13を駆動す
る。このオンオフ手段13の制御方法はサブプログラム
になっており、前述した図4と同様である。さらに、ス
テップ57で前記第3の所定温度以上になると、ステッ
プ58で前記オンオフ手段13を再駆動する。
【0044】次にステップ59以降で沸騰検知と循環停
止の処理を行う。ステップ59で前記第4の所定温度以
上になったことを検知すると、ステップ60、61で温
度検知手段3の入力によって、前記第2の所定温度以上
に達したかを判断し、前記第2の所定温度以上であれば
前記循環手段9を停止させるように構成する。
【0045】次にステップ62では単位温度上昇する時
間を測定手段が計時し、ステップ63で温度検知手段3
の入力により単位温度上昇を検知したかを判定する。ス
テップ63で単位温度上昇を検知していれば、測定手段
の測定値をクリアし(ステップ66)、新たな単位温度
上昇する時間を計時するためステップ60に戻る。
【0046】一方、ステップ63で単位温度上昇が検知
されていないときには、ステップ64で前述の方法で沸
騰を検知したかどうか判定される。ステップ64で沸騰
検知してなければ、ステップ60でさらに測定手段が計
時を続ける。またステップ64で沸騰を検知すると、ス
テップ65で前記加熱手段2を停止させて表示手段19
によって沸騰検知表示および報知を行い、ステップ51
に戻る。
【0047】以上のように簡単な構成で、湯沸かし途中
で循環を一旦停止することができ、よって容器内の液体
を十分に循環させることができる。
【0048】なお、本実施例では第3の所定温度のみで
一旦停止させているが、任意の複数温度で同様のことを
行なうことも容易にできる。
【0049】(実施例4) 本発明の第4の実施例について図9および図10を参照
にしながら説明する。なお、第1、第2の実施例で説明
したものと同一構成部材については同一番号を用いて、
その説明を省略する。
【0050】図9は本発明の第3の実施例の電気湯沸か
し器のブロック図で、第1、第2の実施例と異なるとこ
ろは、計時手段15が追加されたところで、循環手段9
が駆動されると、計時を開始して所定の時間(本実施例
では3分)計時する毎に、前記オンオフ手段13を再駆
動するように構成してある。
【0051】図10は第3の実施例のマイコン20に記
憶されたプログラムの温度制御部分のフローチャートを
示したもので、これによって動作を説明する。
【0052】図3と同様に、保温の温度制御中(ステッ
プ71)や電源投入時などで温度が前記特定の温度以下
であったり、前記再加熱スイッチ10aが入力されたり
すると(ステップ72)、加熱手段2を駆動(ステップ
73)し、ステップ54で前記第1の所定温度以上にな
ったかどうかを検知する。ステップ74で第1の所定温
度以上になると、ステップ75で循環手段9をオンする
と同時に、ステップ76でオンオフ手段13を駆動す
る。このオンオフ手段13の制御方法はサブプログラム
になっており、前述した図4と同様である。
【0053】次に、ステップ77で前記計時手段15の
計時を開始する。そして、前記計時手段15の計時中の
時間が前記所定時間を経過したかを判断し(ステップ7
8)、経過してなければステップ81へ、経過している
とステップ79、80でオンオフ手段13を再駆動して
計時手段15の値をクリアしてステップ81へ行く。ス
テップ81では、前記第4の所定温度以上になったかど
うかを判断し、第4の所定温度以上になるまでステップ
77〜81を繰り返す。ステップ81で前記第4の所定
温度以上になったことを検知すると、ステップ82、8
3で前記温度検知手段3の入力によって、前記第2の所
定温度以上に達したかを判断し、前記第2の所定温度以
上であれば前記循環手段9を停止させるように構成す
る。
【0054】次に、ステップ84では単位温度上昇する
時間を測定手段が計時し、ステップ85で前記温度検知
手段3の入力により単位温度上昇を検知したかを判定す
る。ステップ85で単位温度上昇を検知していれば、測
定手段の測定値をクリアし(ステップ88)、新たな単
位温度上昇する時間を計時するためステップ82に戻
る。
【0055】一方、ステップ85で単位温度上昇が検知
されていないときには、ステップ86で前述の方法で沸
騰を検知したかどうか判定される。ステップ86で沸騰
検知してなければ、ステップ82でさらに測定手段が計
時を続ける。またステップ86で沸騰を検知すると、ス
テップ87で前記加熱手段2を停止させて表示手段19
によって沸騰検知表示および報知を行い、ステップ71
に戻る。
【0056】以上のように簡単な構成で、湯沸かし途中
で循環を一旦停止することができ、よって容器内の液体
を十分に循環させることができる。
【0057】なお、本実施例では第2の所定温度ではオ
ンオフ制御を行なわせないようにしているが、この温度
以上で行なわせることも容易にできる。
【0058】
【発明の効果】上記実施例の説明から明かなように本発
明は、電動ポンプ内に入った空気を取り除くことで、電
動モータの回転数を低減しても循環能力を維持すること
ができ、よって浄水性能を確保することができ、かつ湯
沸かし時に静音化することができる。
【0059】また、沸騰検知直前のほとんど循環不可能
なところで停止させることで、いちばん湯沸かし音の大
きいところでモータ音をなくすことができ、静音化にさ
れた電気湯沸かし器を提供することができる。
【0060】さらに、循環途中で再びポンプケース内の
空気を取り除くことができ、循環終了まで循環能力を十
分保つことができる。
【0061】そして以上のようなことから使い勝手の良
い品質の高い電気湯沸かし器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図2】同電気湯沸かし器の回路図
【図3】同電気湯沸かし器の動作を示すフローチャート
【図4】同電気湯沸かし器の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第2の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図6】同電気湯沸かし器の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第3の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図8】同電気湯沸かし器の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第4の実施例の電気湯沸かし器のブロ
ック図
【図10】同電気湯沸かし器の動作を示すフローチャー
【図11】従来の電器湯沸かし器の要部概略図
【符号の説明】
1 容器 2 加熱手段 3 温度検知手段 4 通電手段 9 循環手段 10 加熱開始手段 11 沸騰検知手段 12 制御手段 13 オンオフ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−16155(JP,A) 特開 平7−283(JP,A) 特開 平7−8380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の通電を制御す
    る通電手段と、前記加熱手段の駆動を開始する加熱開始
    手段と、前記容器内の温度を検知する温度検知手段と、
    前記容器内の液体を強制的に循環させる循環手段と、前
    記循環手段にて送り込まれた液体の不要物質を除去する
    濾過手段と、前記温度検知手段からの入力により沸騰を
    検知すると前記通電手段および前記循環手段を停止させ
    る沸騰検知手段と、加熱中に前記温度検知手段が第1の
    温度を検知すると前記循環手段を駆動する制御手段と、
    前記循環手段の駆動が開始されたときに、前記循環手段
    の動作を制御するオンオフ手段とを有し、前記オンオフ
    手段は前記制御手段が前記循環手段の駆動を開始してか
    ら所定時間経過後、前記循環手段の駆動を停止し、駆動
    停止後所定時間経過すると前記循環手段の駆動を再開す
    ることを特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 温度検知手段が、沸騰温度近傍の温度で
    ある第2の所定温度に達すると、循環手段の駆動を停止
    させる停止手段を設けた請求項1記載の電気湯沸かし
    器。
  3. 【請求項3】 温度検知手段が第1の所定温度より高温
    である第3の所定温度に達したことを検知すると、所定
    の時間循環手段の動作を制御するオンオフ手段を作動さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の電気湯沸
    かし器。
  4. 【請求項4】 制御手段の駆動時間を計時する計時手段
    を備え、オンオフ手段は前記計時手段が所定の時間を計
    時する毎に作動することを特徴とする請求項1または2
    記載の電気湯沸かし器。
JP19455495A 1995-07-31 1995-07-31 電気湯沸かし器 Expired - Fee Related JP3173557B2 (ja)

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