JP3186089B2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP3186089B2
JP3186089B2 JP14643291A JP14643291A JP3186089B2 JP 3186089 B2 JP3186089 B2 JP 3186089B2 JP 14643291 A JP14643291 A JP 14643291A JP 14643291 A JP14643291 A JP 14643291A JP 3186089 B2 JP3186089 B2 JP 3186089B2
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泰生 佐藤
稔彦 伊藤
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Toho Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱式フローセンサを用い
たガスメータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】フルィディツク発振素子の流体振動を圧
電膜センサで検出して流量を測定するガスメータは周知
である。
【0003】このガスメータはフルィディツク発振素子
の流体振動が微小流量域では発振しなかったり、発振が
不安定になったりして流量が計測し難い事を補うため、
フルィディツク発振素子のノズル部に流速検知用の熱式
フローセンサを配置して、微小流量域における流量を計
測している(実開平1−58118号公報)。
【0004】熱式フローセンサはシリコンチップの流れ
が当る表面に、自己発熱した一対の流体温度検出部を設
けたもので、一方の流体温度検出部が流れの上流に、他
方の流体温度検出器が流れの下流に位置するようにして
熱式フローセンサを流れ中に配設して流速を検出する。
【0005】流速に応じて各流体温度検出部の温度が変
ってその電気抵抗が変化するため、この変化を電圧信号
として検出し、増幅、A/D変換して、流量に対応した
パルス数の信号とする。
【0006】このようにして熱式フローセンサで計測し
た微小流量域での流量信号と、前記フルィディツク発振
素子で計測した小〜大流量域での流量信号とをマイコン
で加算してガス使用量が求められる。
【0007】実際には、メータの最大流量の1/20程
度以上の流量域での計測をフルィディツク発振素子で分
担し、それより小さい微小流量域での計測を熱式フロー
センサで分担する。
【0008】図4はこのようなフルィディツクガスメー
タの原理図で、1はフルィディツク発振素子で矢印Aの
ようにガスが流入する。2は圧電膜センサでフルィディ
ツク発振素子に発生した流体振動を検出して、流体振動
の周波数の電気パルス信号に変換する。3は熱式フロー
センサで、フルィディツク素子1のノズル部5に配設さ
れている。ノズル部5は流れに直角な流路断面が、例え
ば22×3.1mmの長方形で、その一方の短辺に、対
角寸法2〜3mm、厚み0.7mm程度の熱式フローセ
ンサ3が配設されている。
【0009】7はマイコン、8はガス使用量を数字表示
する液晶表示器である。現在広く実用化されている膜式
ガスメータは、単にガス使用量を計量表示するだけでな
く、ガスの流量異常や、ガス漏れの有無を検知し、緊急
時には安全のためにガスを遮断したり、微小なガス漏れ
のときには警報を出すなどの安全機能を備え、安全機能
を果すための構成として遮断用電磁弁や、マイコンを含
む電子回路及び電池等を用いている。
【0010】そして微小なガス漏れの有無は、3リット
ル/h程度のガスが、本来ガスが使われない夜間におい
ても継続して流れているときに、ガス漏れの疑いがある
として警報ランプを点灯して警報する構造になってい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフルィディ
ツクガスメータでは、微小流量域を計測する熱式フロー
センサが、流量が小さくなる程マイナスの大きな計測誤
差を示すため、3リットル/hという微小な流量のガス
漏れの有無を正確に判定することができないという問題
点があった。
【0012】具体的に、熱式フローセンサ3で150リ
ットル/hの流量を計測したときのパルス出力が594
パルスであるので、その比率からすれば、3リットル/
hの流量ではパルス出力は12パルスであるべきなの
が、実際には8パルスで−33%の誤差がある。
【0013】表1に計測流量に対する出力(パルス数)
と、本来150リットル/hの流量に対する出力594
パルスに比例する標準出力(パルス数)と、%で表わし
た誤差を示す。
【0014】
【表1】 このような、ガス漏れの有無の判断に必要とされる3リ
ットル/hという微小流量での誤差を減らすには、フル
イディック発振素子1のノズル部5の流路断面の面積を
小さくして、ノズル部を一層絞り込み、熱式フローセン
サ3に当るガスの流速を高めることが考えられる。しか
しこのようにノズル部の形状や寸法を変えると、フルイ
ディック素子の発振特性に影響を与えて、流量対発振周
波数の直線性が損なわれるという問題点があった。
【0015】そこで、本発明は、フルィディツク発振素
子の発振特性に影響を与えるノズル部の形状を変えるこ
となく、微小流量域での熱式フローセンサの感度を向上
したフルィディツクガスメータを提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フルイディック発振素子の流体振動に基
いて流量を計測すると共に、フルイディック発振素子の
ノズル部に流速検出用の熱式フローセンサを設け、これ
によって検出された流速から流量を演算して低流量域で
の測定範囲を改善する流量計であって、前記低流量域内
の微小流量域、特にガス漏れの有無を判定する微小な流
量域で熱式フローセンサがマイナスの計測誤差を有する
ものにおいて、熱式フローセンサ(3)の信号を増幅す
る増幅器の利得を予め定めた流量しきい値に応じて切り
替え可能とすると共に、熱式フローセンサ(3)の加熱
電流を流量しきい値にかかわらず保持するようにし、し
きい値以下の流量で増幅器の利得を高利得に切り替え
て、熱式センサを含む検出回路(11)のしきい値以下
の流量における感度が大きくなるように変更することを
特徴とするガスメータである。
【0017】
【作用】検出回路の利得が、しきい値以下の流量では高
利得に切替えられるため感度が向上する。
【0018】
【実施例】図1の実施例で、3は熱式フローセンサで、
シリコンチップ表面に形成された流体温度検出用抵抗R
D 、RU と、ブリッジ接続のための比較抵抗R1 、R2
とで構成されている。スイッチ 1 はマイコン10によ
り周期的に(例えば数秒間隔で)、短時間(例えば数拾
ms)ずつ閉じて流体温度検出用抵抗RD 、RU に通電
加熱する。
【0019】こうして熱式フローセンサ3は、周期T毎
に短時間τずつ作動して、流速を検出する。R3 〜R9
は抵抗、A1 〜A3 は、オペアンプ、 2 は利得切替ス
イッチ、9はA/D変換回路、10はマイコンで、これ
らは図示のように接続されて、前記熱式フローセンサ
3、電池E、スイッチS1 及び抵抗R1 とともに検出回
路11を構成している。12はガス使用量を数字表示す
る表示装置である。
【0020】抵抗R8 とR9 はオペアンプA3 に接続さ
れた負帰還抵抗で、図示のように利得切替スイッチS2
を閉じると利得が小さくなる。従って検出回路11の流
量対出力特性、即ち流量感度特性は、前記切替スイッチ
2 を閉じると、図2の直線Aのように感度が小さく、
スイッチS2 を開くと図2の2点鎖線Bのように感度が
大きくなる。
【0021】なお図2は横軸に流量を、縦軸にA/D変
換回路9の出力(パルス)を示す。利得切替スイッチS
2 は、A/D変換回路9の出力が予め定めた流量しきい
値Qt を超えるまでは開いており、予め定めた流量しき
い値を超えたときは閉じて従来の検出感度と同じ流量感
度特性を示すように構成されている。なおスイッチS2
は、マイコン10からの感度切替信号により操作され
る。
【0022】メータを流れるガスの流量Qが、図3
(a)に示すように、時間tの変化につれて変動する場
合、流量Qt をしきい値としてスイッチS2 が開閉され
る。図3(b)は熱式フローセンサの動作を示す図で、
T秒間毎に短かい時間τずつ流体温度検出用抵抗RD
U に通電されて作動する。しきい値Qt 以下の流量で
は前記図2のBで示す感度で働らき(図3のイ)、しき
い値Qt を超えると1回目(図3のロ)は感度Bで働い
てしきい値を超えたと認識して、以後感度を従来と同じ
度Aに切替える。以後しきい値Qt をきる流量(出
力)が検出されるまでは、従来と同じ感度Aで計測す
る。
【0023】図3(c)は利得切替スイッチS2 の開閉
動作が上記図3(b)の場合と異なるように構成した場
合の動作を説明する図で、熱式フローセンサに通電する
計測時間間隔Tは図3(b)の場合と同じであるが、し
きい値Qt を超えた出力の流量が検出された時、次の決
った時間間隔Tを待たずに、直ちに従来の流量感度特性
Aで計測するように短時間でだけ利得切替スイッチS2
を閉じるように構成されている。
【0024】図2の鎖線Bは、流量感度は高いがフルイ
ディック発振素子の分担域に至る間に出力飽和が発生す
るため、感度特性の切替が必要である。
【0025】
【発明の効果】本発明のガスメータは上述のように構成
されているので、3リットル/hという微量のガス漏れ
を検出するときに、自動的に熱式フローセンサの感度を
高感度に切替えて活用できるため、確実なガス漏れ判定
ができる。
【0026】しかも、ノズル部の形状寸法は変更しない
で良いため、フルィディツク発振素子の発振特性に影響
を与える虞れがないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気回路の要部。
【図2】流量対出力特性線図。
【図3】(a)は流量の時間的変化を示す線図、(b)
と(c)は熱式フローセンサの動作を説明する線図。
【図4】従来技術のガスメータの基本原理を説明する
図。
【符号の説明】
1 フルイディック発振素子 3 熱式フローセンサ 5 ノズル部11 検出回路 S2 利得切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 稔彦 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70 号 愛知時計電機株式会社内 (72)発明者 水越 靖 富山県新湊市本江2795番地 東洋ガスメ ーター株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−96817(JP,A) 特開 平3−75523(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/20 G01F 1/00 G01F 1/696 G01F 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルイディック発振素子の流体振動に基
    いて流量を計測すると共に、フルイディック発振素子の
    ノズル部に流速検出用の熱式フローセンサを設け、これ
    によって検出された流速から流量を演算して低流量域で
    の測定範囲を改善する流量計であって、前記低流量域内
    の微小流量域、特にガス漏れの有無を判定する微小な流
    量域で熱式フローセンサがマイナスの計測誤差を有する
    ものにおいて、熱式フローセンサ(3)の信号を増幅す
    る増幅器の利得を予め定めた流量しきい値に応じて切り
    替え可能とすると共に、熱式フローセンサ(3)の加熱
    電流を流量しきい値にかかわらず保持するようにし、し
    きい値以下の流量で増幅器の利得を高利得に切り替え
    て、熱式センサを含む検出回路(11)のしきい値以下
    の流量における感度が大きくなるように変更することを
    特徴とするガスメータ
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