JPH05157594A - 安全機能付ガスメータ - Google Patents

安全機能付ガスメータ

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JPH05157594A
JPH05157594A JP21953391A JP21953391A JPH05157594A JP H05157594 A JPH05157594 A JP H05157594A JP 21953391 A JP21953391 A JP 21953391A JP 21953391 A JP21953391 A JP 21953391A JP H05157594 A JPH05157594 A JP H05157594A
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valve
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flow
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JP21953391A
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Katsuto Sakai
克人 酒井
Shigenori Okamura
繁憲 岡村
Kaoru Kawamoto
薫 河本
Yukio Kimura
幸雄 木村
Tomio Katono
富夫 上遠野
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Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全機能が働らいて遮断弁6が閉じたあと、
遮断弁6を再開するときの復帰漏洩確認時間を短縮す
る。 【構成】 フルイディック発振素子1のノズルに低流量
域における流速検知用のフローセンサ4を設けた安全機
能付ガスメータであって、遮断弁6が閉じ、再開すると
きの復帰漏洩確認に用いる流量信号を0.1[l/p]
に定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安全機能付ガスメータに
関する。
【0002】
【従来の技術】異常流量を判断して、異常時に遮断弁を
閉じてガスを遮断するようにした、安全機能付の膜式ガ
スメータは公知である。
【0003】この安全機能付膜式ガスメータは、異常流
量を検知して安全機能が作動すると、メータに内蔵され
ている遮断弁(電磁弁)が閉じる。閉じた遮断弁を復帰
して開くときには、ガスメータ下流のガス器具等のコッ
クが閉じていて生ガスが流出しないことを確認したうえ
で遮断弁を再開(復帰)させるようにして、安全を図る
ようにしている。
【0004】具体的には、復帰漏洩確認動作として、遮
断弁再開時にメータを通過してガスが流れるかどうか、
つまりガスメータの膜が動いて流量パルスが発生するか
どうかを確認している。この確認動作においては漏洩ゼ
ロを確認することはできないので、60[l/h]を限
界値として判断している。
【0005】そして2分間という復帰漏洩確認時間の間
に流量パルスが発生すれば下流のコックが開いていてガ
スの漏洩があると判断して(再開した)遮断弁を閉じ、
2分間の間に流量パルスが発生しなければ、ガスの漏洩
がないと判断して遮断弁を開いたままにするようになっ
ていた。
【0006】膜式ガスメータでは、流量パルスは膜の計
量体積で決まる値であり、表1に示すようにメータの号
数によって決まっていて、例えば3号メータでは0.9
[l/p]である。復帰漏洩確認時間に要する2分間
は、計量体積と許容漏洩量より決まる値であり、膜式ガ
スメータでは計量体積が大きいので2分より短かくする
ことができなかった。
【0007】
【表1】
【0008】最近はガスメータの設置スペースを少なく
する目的に合わせて、フルイディック発振素子とフロー
センサを組み合わせたコンパクトなガスメータが公知
(実開平1−58118号参照)で、この方式のガスメ
ータにおいてもガスの異常流量を判断して遮断する安全
機能は不可欠である。
【0009】そこで、本発明は遮断弁が閉じた後、遮断
弁再開時に、ガスメータ下流に漏洩があるかどうかの確
認が短時間でできる安全機能付ガスメータを提供するこ
とを第1の目的とする。
【0010】又、復帰漏洩確認時間を短縮でき、しかも
異常流量の検知精度に悪影響を与えない安全機能付ガス
メータを提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、フルィディック発振素子(1)の
ノズルに低流量域における流速検出用フローセンサ
(4)を設けた安全機能付ガスメータであって、遮断弁
(6)が閉じたあと、遮断弁再開時の復帰漏洩確認に用
いる流量信号を0.1[l/p]に定めたことを特徴と
する。
【0012】復圧マスク時間と漏洩検知時間の和を30
秒以下に設定すると効果的である。又、上記第2の目的
を達成するために、本発明の安全機能付ガスメータは、
更に、流量異常判断用の流量信号として、前計復帰漏洩
確認用の0.1[l/p]の流量信号を10パルス以上
積算した別の流量信号を用いた。
【0013】
【作用】ガスメータの安全機能が作動して遮断弁が閉じ
たあと、遮断弁再開時にガスの流れ(漏洩)があるかど
うかを確認する流量信号が0.1[l/p]という小さ
いパルス常数なので、復帰漏洩確認が短時間でできる。
【0014】又、0.1[l/p]の流量信号を10パ
ルス以上積算して別の流量信号を流量異常判断用に使用
するようにしたので、復帰漏洩確認が短時間ででき、し
かも、流量異常判断のばらつきは少なくて済む。
【0015】
【実施例】図1において、1はフルイディック発振素子
で、流量に比例した周波数の流体振動を発生する。この
流体振動は、センサ2で電気信号に変換されてマイコン
3に入力される。
【0016】4はフルイディック発振素子1のノズルに
設けたフローセンサで、これによって検出された流速か
ら流量を演算して、低流量域での測定範囲を改善する。
ノズルにおける流速を検出するフローセンサ4は熱式フ
ローセンサを用い、このフローセンサにより、フルイデ
ィック発振素子の流体振動が発生しないかしにくいよう
な低流量時の流速を測定し、これから流量を演算する
(実開平1−58118号公報参照)。
【0017】フルイディック発振素子の流量信号のパル
ス定数はメータの号数毎に決っていて、3〜7号メータ
において10〜30[cc/p]である。図3はそのう
ちの一つのメータのフルイディック発振素子の流量特性
で、横軸に流量[l/h]を、縦軸にパルス定数K[c
c/p]を示す。このメータではパルス定数Kはほゞ1
0.1[cc/p]である。
【0018】フローセンサの流量信号のパルス定数は、
3〜7号メータにおいて、6秒間隔の間欠測定で0.4
〜1.0[cc/p]でそのうちの一つの流量特性を表
2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】このように、フルイディック発振素子とフ
ローセンサの流量信号は、膜式メータの計量体積に対応
する流量信号に比較すると数十分の1となっている。フ
ルイディック発振素子1の流体振動をセンサ2で検出し
た出力信号(前記流量信号)と、フローセンサ4の出力
信号は、流量に応じてどちらか一方の出力信号がマイコ
ン3で選択されて積算されると同時に、マイコン3で、
セキュリティ回路5への単位流量信号が演算される。
【0021】そして、セキュリティ回路5への単位流量
信号は、復帰漏洩確認用としては、確認に迅速性が要求
されるので、瞬間流量信号に近い0.1[l/p]をマ
イコン3の出力端子3aからセキュリティ回路5の復帰
漏洩確認回路5aへ出力する。
【0022】又、流量異常判断用の単位流量信号は、正
確な流量異常判断ができるように、0.1[l/p]の
流量信号を10パルス以上積算して信号のばらつきを少
なくした1.5[l/p]の単位流量信号をマイコン3
で演算し、出力端子3bからセキュリティ回路5の流量
異常判断回路5bへ出力している。
【0023】5cは遮断弁駆動回路、6は遮断弁、7は
異常表示ランプ、8は復帰SW(復帰スイッチ)、9は
電池である。セキュリティ回路5が流量異常等を検出す
ると、遮断弁6が閉じてガスが遮断される。遮断弁6を
開として再度ガスを通すには復帰SW8を操作してセキ
ュリティ回路5に信号を送る。
【0024】復帰SW8が押され遮断弁開が指示される
と、復帰漏洩確認回路5aが作動し、所定の判断条件に
基いて漏洩の有無の判断を行なう。この場合の判断条件
は、復圧時間が15秒、漏洩検知時間が15秒で、2パ
ルス以上検知で遮断と定めている。
【0025】復帰動作のタイミングを図3に示す。復帰
SW8のON信号で、遮断弁6が開となると、ガス供給
側から器具側へガスが供給される。この時、器具側の圧
力が供給側圧力より低下しているため、器具側のコック
が閉じていたとしても一時的にガスの流れが生じる。こ
の流れによる誤判断を防止するため15秒間という復圧
マスク時間を設定し、復圧マスク時間を経過した時点で
漏洩があるかないかの検知を15秒間行なう。
【0026】フローセンサで低流量域の流量を計測する
本発明のガスメータでは、フローセンサの感度が高いた
めに、メータ下流でガスの漏れが無くても、圧力変動に
よるフローセンサ部分でのガス流速により流量信号が出
力される場合があって、これを漏れと誤判断する虞れが
ある。そこでこのような虞れを避けるため、1パルス
(0.1リットル)だけの場合は洩れと判断しないで、
漏洩検知時間の15秒間に2パルスが発生した場合に、
漏洩ありと判断して遮断弁6を再遮断する。
【0027】なお、上記実施例では、検知可能漏洩量は
48[l/h]で、復帰漏洩の確認時間は前記復圧マス
ク時間を含めても30秒ですみ、従来の膜式メータの場
合の2分と比較して1/4に短縮できた。
【0028】
【発明の効果】本発明の安全機能付ガスメータは上述の
ように構成されているので、復帰漏洩確認時間が短縮さ
れるため、ガス器具の使用制限時間が短かくなり、需要
家の利便性が向上する。
【0029】又、復帰漏洩確認時間が短縮され、異常表
示ランプの点灯時間が短かくなるため電池の寿命が長く
なる。更に又、復帰漏洩確認時間が短縮されても、流量
異常判断の確実性が悪くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】フルイディック発振素子の流量特性線図。
【図3】本発明の実施例の作動を説明するタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1 フルイディック発振素子 4 フローセンサ 6 遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 克人 東京都葛飾区高砂3ー2ー7ー123 (72)発明者 岡村 繁憲 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 河本 薫 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 木村 幸雄 愛知県東海市新宝町507ー2 東邦瓦斯株 式会社総合技術研究所内 (72)発明者 上遠野 富夫 愛知県名古屋市熱田区千年一丁目2番70号 愛知時計電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルィディック発振素子(1)のノズル
    に低流量域における流速検出用フローセンサ(4)を設
    けた安全機能付ガスメータであって、遮断弁(6)が閉
    じたあと、遮断弁再開時の復帰漏洩確認に用いる流量信
    号を0.1[l/p]に定めたことを特徴とする安全機
    能付ガスメータ。
  2. 【請求項2】 復圧マスク時間と漏洩検知時間の和を3
    0秒以下に設定した請求項1の安全機能付ガスメータ。
  3. 【請求項3】 流量異常判断用の流量信号として、前計
    復帰漏洩確認用の0.1[l/p]の流量信号を10パ
    ルス以上積算した別の流量信号を用いた請求項1の安全
    機能付ガスメータ。
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