JP2941255B1 - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2941255B1
JP2941255B1 JP10113673A JP11367398A JP2941255B1 JP 2941255 B1 JP2941255 B1 JP 2941255B1 JP 10113673 A JP10113673 A JP 10113673A JP 11367398 A JP11367398 A JP 11367398A JP 2941255 B1 JP2941255 B1 JP 2941255B1
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Abstract

【要約】 【課題】 小容量から大容量までの広い範囲の流量測定
ができ、且つ種々の薬液にも対応することのできる流量
測定装置の提供にある。 【解決手段】 一定の内径を有し、液体を通すパイプ1
2と、該パイプの内部を通る液体中に気泡を注入する気
泡注入手段14,16,18,20と、該パイプの外側
に配置され前記気泡注入手段によって注入された気泡の
通過を検出する第1のセンサ22と、該パイプの外側
で、かつ該第1のセンサの下流側に配置され、前記気泡
の通過を検出する第2のセンサ22と、前記第1及び第
2のセンサからの検出信号に基づく気泡の通過時間に基
づき、パイプ内を通る液体の瞬時量及び積算量を演算す
る演算手段26とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量測定装置に関
し、特に小容量から大容量までの広い範囲の流量測定が
でき、且つ種々の薬液にも対応することのできる流量測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエハ等の半導体基板や液晶表示
素子に用いるガラス基板等を洗浄する洗浄槽に洗浄液を
注入する際、洗浄液が純水や市水等のみの場合には、注
入する水量について正確に測定する必要は生じないが、
薬液で洗浄する場合には正確に計量して注入する必要が
生じる場合がある。例えば、SPM洗浄の場合で、硫
酸:過酸化水素の割合を5:1にする場合とか、あるい
はAPM洗浄の場合で、アンモニア:過酸化水素:純水
の割合を1:4:20にする場合などがある。これらの
場合には、その割合を正確に測定して洗浄槽の中に注入
することになる。このため、耐薬液性の高いPFA(4
ふっ化エチレン−パーフロオロアルコキシエチレン共重
合体)、PTFE(ポリ4ふっ化エチレン、商標名テフ
ロン)等を材質としたカルマン渦式の流量計や超音波流
量計等によって液量を測定する方法などが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、PFA又は
PTFE製のカルマン渦式は一部の薬液(高粘度流体、
硫酸、リン酸)についてはカルマン渦が発生しないため
測定がおこなえず、またカルマン渦式の流量計は微量流
量(微流速)での渦が発生せず測定できない範囲があ
る。また、測定方式の異なる超音波流量計でも耐薬液性
の高いPFA又はPTFE製のものがあるが、現状では
微量流量のおこなえる製品はない。また、校正用として
使用されている精度の高い電磁流量計は、液体が流れる
部分に電極を配置する必要があり、腐食性薬液には使用
することができない。このため、半導体関連の洗浄槽等
における薬液の注入には、予め秤量槽に薬液を入れて正
確に量を測ってから洗浄槽等に移し替えて混合させる方
法を用いている場合が多く、このため秤量槽の設置場所
等のスペースが必要であるばかりでなく、作業が煩雑と
なっていた。
【0004】本発明の目的は、小容量から大容量までの
広い範囲の流量測定ができ、且つ種々の薬液にも対応す
ることのできる流量測定装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。本発明の係
る流量測定装置は、一定の内径を有し、PFA又は石英
ガラスで構成され液体を通すパイプと、該パイプに取り
付けられパイプ内に気泡を注入する注入器具、該注入器
具に連通し、該注入器具に所望量のガスを注入するマス
フローコントローラ、該マスフローコントローラと注入
器具との間に介在する疎水性膜及び逆止弁で構成される
気泡注入手段と、該パイプの外側に配置され前記気泡注
入手段によって注入された気泡の通過を検出する第1の
センサと、該パイプの外側で、かつ該第1のセンサの下
流側に配置され、前記気泡の通過を検出する第2のセン
サと、前記第1及び第2のセンサからの検出信号に基づ
く気泡の通過時間に基づき、パイプ内を通る液体の瞬時
量及び積算量を演算する演算手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】なお、この場合に、第1、2のセンサは
センサとすることが好ましい。なお、前記第1、2のセ
ンサを、超音波センサとしてもよい。本発明は、上述の
ように構成したので、流量を測定するための液体をパイ
プの中を通過させ、気泡注入手段によってパイプ中を通
過する液体に気泡を注入する。気泡はパイプ中を液体と
同一の速度で流れていき、先ず第1のセンサで検出され
る。さらに流れて、第2のセンサでも検出される。これ
ら第1,2のセンサが検出した検出信号は演算手段に送
られて、その時間差とパイプの径からパイプ内を流れる
液体の瞬時流量が演算される。さらに、この瞬時流量
に、流入開始から終了までの時間を掛けることによって
積算流量を演算することができる。また、パイプを流れ
る液体の流量が時々変化するような場合には、流入開始
から終了までの間に気泡を多数回注入して、瞬時量を積
算するようにしてもよい。なお、液体を通すパイプの材
質をPFAあるいは石英ガラスで構成し、且つ第1、2
のセンサをパイプの外部に設置しているので、液体の種
類を問わず流量を測定することができることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る流量測定装置の実施の形態について説明する。図1
は、本発明の実施の形態を模式図として示したものであ
る。流量測定装置10は、図に示すように、内径が一定
の円筒形状のパイプ12を有しており、該パイプ12は
フッ素樹脂であるPFA(4ふっ化エチレン−パーフロ
オロアルコキシエチレン共重合体)で構成されていて、
液体を流入させる液体入口12aと液体を流出させる液
体出口12bとを備えている。また、パイプ12の液体
入口12aの近傍、すなわち流路の上流側には、該パイ
プ12内に気泡を注入させる注入器具14が取り付けら
れており、該注入器具14は疎水性膜16と逆止弁18
を介してマスフローコントローラ20と連通している。
【0008】また、該マスフローコントローラ20に
は、所定の気体を封入したボンベ、例えば窒素ガス等の
ボンベが接続されていて、コントローラ20の操作よ
り、所望の量のガスを逆止弁18、疎水性膜16を介し
てパイプ12内に注入することができる。なお、パイプ
12内を通る液体は、疎水性膜16、逆止弁18からな
る逆流防止装置によって、マスフローコントローラ20
側には流入しないようになっている。なお、上記PFA
の代わりに内部が見える透明性のある石英ガラス製のパ
イプにしてもよい。透明性のある材質で薬液に侵されな
いものなら他のものでもよい。
【0009】また、パイプ12のマスフローコントロー
ラ20が取り付けられた位置より下流側(液体の流れる
方向)の位置に、一定の距離を隔てて光センサからなる
第1のセンサ22と同じく第2のセンサ24とがそれぞ
れ配設されている。そして、これらのセンサ22,24
の検出信号は流量演算コントローラ26に入力するよう
に構成されていて、該流量演算コントローラ26では、
第1のセンサ22からの検出信号と第2のセンサ24か
らの検出信号との時間差及びパイプ12の径から、パイ
プ12内を通過する液体の流量を演算して流量表示計2
6aで瞬時流量と積算流量のいずれも表示することがで
きるようになっている。さらに、外部にもこれらの演算
結果を出力できるように構成されている。
【0010】なお、本発明にいう、演算手段は上記の流
量演算コントローラ26に相当し、気泡注入手段は上記
の注入器具14、疎水性膜16、逆止弁18、マスフロ
ーコントローラ20に相当し、演算手段は流量演算コン
トローラに相当する。
【0011】実際の流量の測定は、先ずパイプ12の液
体入口12aから液体をパイプ内径断面積一杯に流入さ
せ、マスフローコントローラ20を操作してパイプ12
内を流れる液体中に気泡30を注入する。気泡30は、
液体の流れと等速でパイプ12内を上流側から下流側に
移動するので、最初は第1のセンサ22で通過が検出さ
れ、続いて第2のセンサ24で検出される。第1のセン
サ22と第2のセンサ24との離間距離は、予め決めら
れており、パイプ12の内径も分かっているので、気泡
30が通過する時間差によって流量演算コントローラ2
6は瞬時流量を演算することができる。
【0012】例えば、パイプの内径をRcm、第1のセ
ンサ22と第2のセンサ24との離間距離をL[cm]、
気泡30の通過時間差がt[sec]とすると、1[se
c]当たりの瞬時流量A[cm]は、 A=π(R/2)×L/t[cm] となる。この状態をT秒間連続させた場合の積算流量を
B[cm]とすれば、 B={π(R/2)×L/t}×T[cm] となる。
【0013】なお、上記の場合は、パイプ12中を通過
する液体の流速は一定で変化が無いものとして演算され
たものであるが、流速が変化する可能性がある場合に
は、気泡30を所定の間隔をおいて注入し、時々刻々と
瞬時流量を求めて、積算流量を演算するようにしてもよ
い。
【0014】また、流量が微量の場合には、気泡30の
大きさを制御して、パイプ12内を流れる液体を注入し
た気泡30で分割し、気泡30と気泡30に挟まれた液
体の移動を測定するようにするとよい。
【0015】なお、上記実施の形態では、第1のセンサ
22,第2のセンサ24は光センサを用いているが、パ
イプ12の外側から気泡30の通過を検出できる静電容
量式センサや超音波センサを用いてもよい。この場合の
静電容量式センサの使用方法は、パイプ12の外側に対
向して電極を配置し、気泡の通過による電極間の静電容
量の変化をとらえる構成となり、超音波センサの場合は
液体と気泡との超音波伝達速度の差により気泡の通過を
検出する構成となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
小容量から大容量までの広い範囲の流量測定ができ、且
つセンサが液体に接しないので種々の薬液にも対応する
ことができる。また、工場に設置されている大きな薬液
タンクからじかに秤量注入ができるので、秤量槽を設置
する必要がなくスペースを有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量測定装置の実施形態を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
10 流量測定装置 12 パイプ 14 注入器具 16 疎水性膜 18 逆止弁 20 マスフローコントローラ 22 第1のセンサ 24 第2のセンサ 26 流量演算コントローラ 30 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−304135(JP,A) 特開 平5−306951(JP,A) 特開 昭61−127976(JP,A) 特開 平4−155220(JP,A) 特開 昭54−70078(JP,A) 特開 昭59−155718(JP,A) 実開 平6−18925(JP,U) 実開 平3−117457(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/708 G01P 5/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の内径を有し、PFA又は石英ガラ
    スで構成され液体を通すパイプと、該パイプに取り付けられパイプ内に気泡を注入する注入
    器具、該注入器具に連通し、該注入器具に所望量のガス
    を注入するマスフローコントローラ、該マスフローコン
    トローラと注入器具との間に介在する疎水性膜及び逆止
    弁で構成される気泡注入手段と、 該パイプの外側に配置され前記気泡注入手段によって注
    入された気泡の通過を検出する第1のセンサと、 該パイプの外側で、かつ該第1のセンサの下流側に配置
    され、前記気泡の通過を検出する第2のセンサと、 前記第1及び第2のセンサからの検出信号に基づく気泡
    の通過時間に基づき、パイプ内を通る液体の瞬時量及び
    積算量を演算する演算手段とを備えたことを特徴とする
    流量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、2のセンサは、光センサであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の流量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、2のセンサは、超音波センサ
    であることを特徴とする請求項1に記載の流量測定装
    置。
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