JP2549713Y2 - ガス検知器 - Google Patents

ガス検知器

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JP2549713Y2
JP2549713Y2 JP1990030165U JP3016590U JP2549713Y2 JP 2549713 Y2 JP2549713 Y2 JP 2549713Y2 JP 1990030165 U JP1990030165 U JP 1990030165U JP 3016590 U JP3016590 U JP 3016590U JP 2549713 Y2 JP2549713 Y2 JP 2549713Y2
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gas
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gas flow
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薫 荻野
穂積 二田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
[考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ガス検知器に関し、特に吸引用のポンプ
劣化や流路などの破壊による吸引不良などの異常を検出
するチェック機構を設けた吸引式のガス検知器に関す
る。 (従来の技術) ポンプなどを設けた吸引式のガス検知器として携帯用
ガス検知器や濃度計が市販されている。 この種の検知器にあっては、センサー部に導入するガ
スの吸引量は、もっぱら吸引用ポンプの駆動系や、ダイ
アフラムの信頼性に頼っている。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、ガスセンサー部からポンプまでに至る
流路のつまりや破壊、あるいはポンプそのものに劣化が
生じた場合には十分なガスの吸引ができず、ガス濃度を
正確に測定できなくなる惧れがある。 したがって、これらガス検知器のうち大型の検知器に
ついては、一部フローメータなどを設けて吸引量を監視
できるようにした構造もあるが、大多数の小型かつ簡易
式のガス検知器ではコストの問題やスペース上の点で流
量チェック機構は付属しておらず、定期的な検査,校正
時にしかその吸引量が正常範囲であるか否かのチェック
ができないのか現状であった。 この考案は以上の問題を解決するものであり、構成が
簡単で小型かつ安価にできる流量センサーを備えたガス
検知器を提供することを目的とするものである。 [考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、ガスセンサー
部と、このガスセンサー部にガスを導入するポンプ部を
設けた吸引式ガス検知器において、前記ポンプ部に流通
するガス流路の内部に白金抵抗体からなる流量センサー
を、前記ガス流路の外部に温度補償素子を対向配置し、
前記ガス流路のガス流量の増減に応じた異常を前記流量
センサーで検知し、これを表示部に表示するように構成
してなり、前記流量センサーを設けたガス流路は他のガ
ス流路に比べて細く形成されていることを特徴としてい
る。 (作用) 白金抵抗体からなる流量センサーは薄膜状やコイル状
に巻かれた状態で流路内におかれる。このセンサーの検
出出力はほぼ流量に直線的に比例する。したがって正常
なガス流量に対する出力を設定しておき、ガス流量の増
減に応じた異常を検知して、この検知結果を表示ランプ
あるいはメータなどで正常か異常かを表示すれば、簡易
式に流量のチェックができる。 (実施例) 以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。 第1図はこの考案の第一実施例による吸引式ガス検知
器を示すもので、1はセンサー部であり、このセンサー
部1は一端に吸引口1aを設け、他端に吸引用ポンプ部3
に連通する連通路2を設けたハウジング1bと、ハウジン
グ1b内に配置されたセンサー素子1cからなっている。 ポンプ部3は一端を前記連通路2に連結させ、他端側
にガス排出口4を設けたハウジング3aと、このハウジン
グ3a内に露出させたダイアフラム3bと、ダイアフラム駆
動用のモータ3cを備えたものである。 そして、ガス排出口4の内部には流量センサー6が配
置され、排出口4の外部には温度補償素子7が対向配置
されている。そして、流量センサー6が配置されている
ガス排出口4の内部は、他の流路に比べて細く形成され
ている。 流量センサー6は薄膜状やコイル状に巻かれた状態の
白金抵抗体であり、設置場所を取らず既存のガス検出器
を変更することなく流路内に設けることができる。ま
た、温度補償素子7は前記流量センサー6とおなじもの
または同等のTCRを有する抵抗体が用いられる。 第2図は以上の流量センサー6,温度補償素子7を用い
た検出回路を示すものである。 図において、電源Vccに接続された前記流量センサー
6及び温度補償用素子7及びブリッジの対辺を構成する
抵抗R1,R2の中点からそれぞれコンパレータ8に入力さ
れ、これらによりブリッジ回路を構成している。 コンパレータ8の出力端はトランジスタTrを介して表
示部を構成するLED9に接続している。 なお、LED9に替えてメータなどの表示手段を用いるこ
ともでき、またブザーなどの警報手段も並設できる。さ
らにはスイッチなどを設けて必要に応じてスイッチON状
態で流量異常があるか否かをチェックすることもでき
る。 第3図は以上の構成からなる流量センサーの出力特性
と排出口4内のガス流量との関係を示すもので、流量セ
ンサー6として静抵抗約4Ωの白金コイルを用い、前記
検出回路の電源Vccの印加電圧を3Vで使用した場合を示
している。この図からも出力電圧はガス流量にほぼ直線
的に比例していることが理解されるであろう。また、表
示部を構成するLED9はガス流量が正常値である場合に消
灯し、異常の場合にのみ点灯し、異常を警告する。 次に実際のガスセンサー部を印加した場合のガスセン
サー部からポンプ部までの吸引経路内での異常に付いて
考察する。 異常の発生する箇所としては以下の箇所が考えられ
る。 (イ)ガスセンサー部の吸引口のつまり。 (ロ)ガスセンサー部からポンプ部までの系の密閉不良 (ハ)ポンプ駆動系やダイアフラム破壊などによるポン
プ部そのものの吸引量低下。 以上の3箇所である。 このうち(イ)(ハ)の場合が生じたとするとポンプ
部の排出口の流量は低下する。 その際ガスセンサーの被検ガスに対する応答速度は遅
くなる。第4図の曲線8は一例としてイソブタン0.2%
に対する特性を示すが、図示のごとく流量が低下すると
被検ガスのピーク値を捕らえるまでには時間がかかる。 正常吸引では応答時間は第4図の場合には約10秒であ
るが、吸引量が低下しているとこの時間で読み取った場
合には正確な測定ができないものとなる。 また(ロ)の場合が生じたときには、ポンプの吸引負
荷が小さくなり、ポンプ排出口での流量は増大する。ガ
ス濃度は希釈されるので正常吸引と比較して実際の被検
ガス濃度より小さな値を示し、同じく正確な測定ができ
ないものとなる。 第5図の直線9は一例としてイソブタン0.2%に対す
る特性を示すが、図示のごとく流量が正常値より大にな
るとセンサー出力は低下するものとなる。 なお、前記流量センサー6及び温度補償素子7は第6
図のごとくセンサー部1とポンプ部3とを連結する他の
流路より細い連通路2の内外部に設けても前述の
(イ),(ロ),(ハ)の各状態に対処でき、効果は同
じである。
【考案の効果】
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案
によるガス検知器にあっては、白金抵抗体からなる流量
センサーは薄膜状やコイル状に巻かれた状態で流路内に
おかれるため設置スペースを取らず小型簡易式のガス検
知器であっても簡単に付設することができしかも安価に
できる。また簡易式に流量のチェックができるので、被
検ガスの測定に対する信頼性も向上する。さらに流量セ
ンサーを設けたガス流路は他のガス流路に比べて細く形
成されているから、この細く絞られたガス流路によって
流速が増加し、流量センサーで検知する感度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるガス検知器の構成例を示す説明
図、第2図は流量検出回路のブロック図、第3図はこの
考案の流量センサーの出力特性を示すグラフ、第4図は
ガス検出器の流量低下によるガスセンサーの応答遅れを
示すグラフ、第5図は密閉不良による被検ガスに対する
ガスセンサーの出力低下を示すグラフ、第6図は他の実
施例によるガス検知器の構成例を示す説明図である。 1……ガスセンサー部 2……連通路(流路) 3……ポンプ部 4……ガス排出口 6……流量センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−50028(JP,A) 特開 昭60−11151(JP,A) 実開 昭58−127320(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスセンサー部と、このガスセンサー部に
    ガスを導入するポンプ部を設けた吸引式ガス検知器にお
    いて、前記ポンプ部に流通するガス流路の内部に白金抵
    抗体からなる流量センサーを、前記ガス流路の外部に温
    度補償素子を対向配置し、前記ガス流路のガス流量の増
    減に応じた異常を前記流量センサーで検知し、これを表
    示部に表示するように構成してなり、前記流量センサー
    を設けたガス流路は他のガス流路に比べて細く形成され
    ていることを特徴とするガス検知器。
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