JP3186082B2 - コンバインの操向油圧装置 - Google Patents

コンバインの操向油圧装置

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文雄 重松
潤一 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの操向油
圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】分流
弁から、操向クラッチ及び操向ブレ−キのプッシュシリ
ンダを経て、絞弁に至る操向油圧回路においては、この
絞弁の開度を絞ることによってプッシュシリンダの作動
ストロ−クを、操向クラッチの切り域から操向ブレ−キ
の効き域に変更して、この操向ブレ−キを効すことがで
きる。このとき、絞弁を完全に閉じてしまうとプッシュ
シリンダは操向ブレ−キの効き状態を維持されるが、分
流弁の機能上、この分流弁からこのプッシュシリンダ側
の操向油圧回路への油の流れはもとより、他の例えば刈
取上下用シリンダ等への油の流れも共に止る。
【0003】この発明は、このような分流弁によるプッ
シュシリンダへの油圧による操向ブレ−キの効き状態に
おいても、他の刈取上下用等のシリンダへの油の流れを
確保するようにしたもので、これを簡単な改良構成によ
って行うものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、分流弁1、
及び操向クラッチ2、作動用のプッシュシリンダ3を有
する操向油圧回路4に、該操向クラッチ2の切りの後ち
該プッシュシリンダ3を更に作動させて操向ブレ−キ5
を効かせるオリフィス46を有したパワステリリ−フバ
ルブ6を設け、前記操向ブレーキ5の制動状態において
も前記オリフィス46の作用により刈取上下シリンダ2
2を作動可能に構成してなるコンバインの操向油圧装置
の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】操向クラッチ2及び操向ブレ
−キ5をパワステリリ−フバルブ6の操作によって行う
とき、このパワステリリ−フバルブ6の絞りによって、
分流弁1から操向油圧回路4をタンクポ−トへ流出して
いた油量が絞られて、操向油圧回路4の操向側のプッシ
ュシリンダ3、例えば、左操向のときは左側のプッシュ
シリンダ3Lの油圧が高くなり、左側の操向クラッチ2
Lが切り位置となり、走行伝動は左側走向となる。この
操向クラッチ2Lの切り位置から、更にパワステリリ−
フバルブ6の絞りを強くすると、左側のプッシュシリン
ダ3Lの油圧が上昇して、操向ブレ−キ5Lが効き、操
向側の走行伝動系の付回りは制動されて急旋回が行われ
る。
【0006】このようにして、パワステリリ−フバルブ
6を更に絞り方向に操作して閉め切ったときは、該左側
の操向クラッチ2Lは切れた状態のままであり、操向ブ
レ−キ5Lは制動状態を保つが、このパワステリリ−フ
バルブ6のオリフィス46からの排油によって、少量の
油量がタンクポ−トへ排出されているために、操向油圧
回路4及び分流弁1には油の流れが維持され、この結
果、他の例えば刈取上下用シリンダ22のアクチュエ−
タへの油量供給を継続させることができる。
【0007】このようにパワステリリ−フバルブ6は、
操向ブレ−キ5を効かせるとき、操向油圧回路4の排油
を閉めても、このオリフィス46からの少量の油流量を
維持させることができ、分流弁1の分流機能を維持でき
て、操向ブレ−キ5と同時に他のアクチュエ−タの作動
をも行わせることができ、パワステリリ−フバルブ6に
おけるオリフィス46からの排油維持によって行われる
ものであるから、構成を簡単化でき、コストダウンを図
りうる。
【0008】
【実施例】図1〜図5において、コンバインのクロ−ラ
形態の走行装置を伝動する走行伝動装置は、ミッション
ケ−ス7上部の入力軸8と、下部の左右クロ−ラを駆動
するスプロケット軸9との間に、副変速ギヤ10の切換
によって伝動するカウンタ軸11と、左右の操向クラッ
チ2L,2R、及び摩擦盤形態の操向ブレ−キ5L,5
Rを有する操向軸12と等を配設し、この操向クラッチ
2L,2Rを軸方向へ移動させるシフタ−13L,13
Rが設けられ、このシフタ−13L,13Rは、操作軸
14に設けられたア−ム15L,15Rによって同時作
動されるように連動され、又、各ア−ム15L,15R
に接するロッド16L,16Rと、更にこれらのロッド
16L,16Rに接するプッシュロッド17L,17R
の作動によって、各々独立的に作動する連動操作構成と
している。プッシュロッド17L,17Rは、プッシュ
シリンダ3L,3Rにおいて操作油圧回路4の油圧によ
って作動される。
【0009】又、ミッションケ−ス7の入力軸8には、
油圧無段変速装置HSTのモ−タ軸18が連結され、エ
ンジンから連動されるポンプ軸19の駆動のもとに、コ
ントロ−ルレバ−20操作で斜盤角を変更することによ
り、中立位置から前進高速域と後進高速域とへ無段変速
する主変速を行うことができる。該コントロ−ルレバ−
20によるパワステリリ−フバルブ6の操作は、操縦者
がコントロ−ルレバ−20を中立位置から左側、又は右
側へ傾斜させることによって、この傾斜された側の操向
クラッチ2L,2Rや、操向ブレ−キ5L,5Rが作動
される構成となっている。21はこのための操向油圧回
路4に設けられた操向制御弁で、該コントロ−ルレバ−
20の操作で電磁的に左、右プッシュシリンダ3L,3
Rに切換えられる。
【0010】操向油圧回路4は、分流弁1(フロ−プラ
オリティ−バルブ)を有して、プッシュシリンダ3を作
動させるように、該操向制御弁21及びパワステリリ−
フバルブ6を設けている。この分流弁1から余剰油の流
量によって作動するための、刈取昇降シリンダ22及び
この昇降制御弁23、収穫穀粒取出用のオ−ガを方向制
御するためのオ−ガシリンダ24及びこの方向制御弁2
5等へ分流する分流油圧回路26を設けている。27は
アンロ−ドバルブである。
【0011】なお、Pは油圧ポンプ、Tはタンクポ−
ト、28はメインリリ−フバルブ、29はフィルタ、3
0はチェックバルブである。分流弁1は、弁筒31内に
中空状のスプ−ル32が軸方向に沿って摺動自在に嵌合
され、ポンプポ−ト34を弁筒31の一端に連通し、こ
れと反対側にはばね33を設けて該スプ−ル32をポン
プポ−ト34側へ常時弾発させている。弁筒31の外周
には分流ポ−ト35,36が設けられ、スプ−ル32の
中間部に形成せる連通口37が、操向油圧回路4側の分
流ポ−ト35と連通したり遮断しうる関係にある。この
連通口37を有するスピンドル32の中空部38は、両
端部がオリフィス39によってポンプポ−ト34側のエ
リアに連通し、オリフィス40によってばね33側のエ
リアに連通している。このような構成によって、ポンプ
ポ−ト34から流入する油圧力と、ばね33による圧力
との平衡によってスプ−ル32が作動され、分流ポ−ト
35,36に油圧分流する。
【0012】プッシュシリンダ3L,3Rは、中間部に
パワステリリ−フバルブ6側へ通ずるパワステポ−ト4
1が設けられて、プッシュロッド17L,17Rが、こ
のパワステポ−ト41の位置まで押されることによって
操向クラッチ2L,2Rが切りとなり、更にこのパワス
テポ−ト41を越えてストロ−クエンドに達するまで押
されると操向ブレ−キ5L,5Rが制動される。
【0013】又、このような操向クラッチ2や操向ブレ
−キ5等の操作を行うパワステリリ−フバルブ6は、弁
筒42に、操向油圧回路4をタンクポ−トTに連通させ
たり閉鎖することのできるリリ−フバルブ43と、この
リリ−フバルブ43のばね44の圧力を加減するプッシ
ュロッド45とを有し、リリ−フバルブ43自体に常時
タンクポ−トT側へ連通するオリフィス46を形成して
いる。
【0014】仮りに、このリリ−フバルブ43のオリフ
ィス46が形成されない形態では、前記操向油圧回路4
のプッシュシリンダ3Lがストロ−クエンドに達するま
で作動されたとき、分流弁1内のスプ−ル32がばね3
3圧によって押戻されて分流ポ−ト36を閉鎖すること
となるため、刈取上下シリンダ22やオ−ガシリンダ2
4等が作動できない。
【0015】しかしながら、上記のようにオリフィス4
6を設けることによって、スピンドル32をばね33の
圧力に抗して移動させることとなり、平衡状態の位置で
は、両分流ポ−ト35,36を開いて、プッシュシリン
ダ3L,3Rによる操向と、刈取上下シリンダ22等に
よる作業機昇降等の両作業を同時に併行できる。
【0016】図5において、分流弁1は、弁筒42が外
筒48内にねじ部49で螺合され、弁筒42のばね33
側エリアは、端面部にキャップ50を螺合させて、これ
らばね33やスプ−ル32等を出入できる構成としてい
る。図6は、このスプ−ル32の構成を簡単にするため
に、スプ−ル32の中空部38をばね33側エリアに向
けて開放するように形成し、弁筒42のキャップ50に
は、この中空部38に嵌合するガイド51を一体に設
け、弁筒42は中空部38を、このガイド51に嵌合案
内させるようにして摺動させる。オリフィス40は、こ
のガイド51に形成しているが、弁筒42側の基部に形
成するもよい。中空部38の加工が容易であり、オリフ
ィス40を形成するために中空部38端面を固定閉鎖す
るための特別のキャップ等を必要としない。
【0017】図7において、上例と異なる点は、前記パ
ワステリリ−フバルブ6におけるオリフィス46に代え
て、操向油圧回路4の分流弁1とプッシュシリンダ3と
の間にリリ−フバルブ47を設けたもので、このリリ−
フ圧力は、メインのリリ−フバルブ28のクラッキング
圧力よりも低く設定している。プッシュシリンダ3L,
3Rがストロ−クエンドに達したり、パワステリリ−フ
バルブが全閉になっても、このリリ−フバルブ47によ
って、操向油圧回路4に油の流れを維持させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】図はこの発明の実施例を示す。
【図1】要部の油圧回路図。
【図2】要部の油圧回路図。
【図3】伝動機構図。
【図4】その一部の拡大正断面図。
【図5】一部の拡大平断面図。
【図6】一部別実施例を示す平断面図。
【図7】一部別実施例を示す油圧回路図。
【符号の説明】
1 分流弁 2 操向クラッチ 3 プッシュシリンダ 4 操向油圧回路 5 操向ブレ−キ 6 パワステリリ−フバルブ22 刈取上下シリンダ 46 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 69/00 A01B 69/00 A01D 34/24 B62D 5/07 B62D 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分流弁1、及び操向クラッチ2、作動用
    のプッシュシリンダ3を有する操向油圧回路4に、該操
    向クラッチ2の切りの後ち該プッシュシリンダ3を更に
    作動させて操向ブレ−キ5を効かせるオリフィス46を
    有したパワステリリ−フバルブ6を設け、前記操向ブレ
    ーキ5の制動状態においても前記オリフィス46の作用
    により刈取上下シリンダ22を作動可能に構成してなる
    コンバインの操向油圧装置。
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