JP3185803B2 - アンプ - Google Patents

アンプ

Info

Publication number
JP3185803B2
JP3185803B2 JP25479591A JP25479591A JP3185803B2 JP 3185803 B2 JP3185803 B2 JP 3185803B2 JP 25479591 A JP25479591 A JP 25479591A JP 25479591 A JP25479591 A JP 25479591A JP 3185803 B2 JP3185803 B2 JP 3185803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
output
current
signal
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25479591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567928A (ja
Inventor
大和 岡信
均 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP25479591A priority Critical patent/JP3185803B2/ja
Priority to US07/939,601 priority patent/US5285172A/en
Priority to EP92308063A priority patent/EP0531163B1/en
Priority to DE69219254T priority patent/DE69219254T2/de
Publication of JPH0567928A publication Critical patent/JPH0567928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3185803B2 publication Critical patent/JP3185803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/083Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3066Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the collectors of complementary power transistors being connected to the output

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラジオ受信機などに
使用される広帯域のアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機を1チップIC化する場
合、その中間周波フィルタをセラミックフィルタなどに
より構成すると、その中間周波フィルタを一体にIC化
することができない。
【0003】このため、中間周波フィルタを、抵抗器、
コンデンサ及びオペアンプを使用したアクティブフィル
タにより構成することが考えられる。しかし、このと
き、その中間周波数fi を、標準的な450 kHzにする
と、ICの半導体ペレットにおいて、アクティブフィル
タが占める面積が大きくなり、好ましくない。
【0004】そこで、さらに、中間周波数fi を、例え
ば55kHzと受信帯域に比べて十分に低くすることが考え
られている。
【0005】図4はそのようなICあるいはラジオ受信
機の一例を示すもので、図4において、鎖線で囲った部
分10が、1チップIC化されたAM受信機用のIC、
T1〜T8 はその外部端子ピンで、ピンT3 は電源端子
ピン、ピンT4 は接地端子ピンである。
【0006】また、鎖線の外側の部品が外付けされた部
品あるいは回路であり、1はアンテナ同調回路、2は局
部発振用の共振回路である。そして、同調回路1は、バ
ーアンテナ(アンテナ同調コイル)L1 及びバリコン
(可変コンデンサ)VC1 とから構成され、共振回路2
は、局部発振コイルL2 と、バリコンVC1 に連動するバ
リコンVC2 とから構成されている。
【0007】さらに、SWは電源スイッチ、BATTは電源用
の例えば3Vの電池、VRは音量調整用の可変抵抗器、SP
はスピーカである。
【0008】そして、アンテナ同調回路1により、周波
数fr の放送波信号Sr Sr =Er ・sin ωr t ωr =2πfr が選択されて取り出される。なお、以後の信号処理にお
いては、各信号の相対的な振幅及び位相が関係するだけ
なので、上式及び以後の説明においては、各信号の初期
位相は省略する。
【0009】そして、この信号Sr が、IC10のピン
T1 を通じて高周波アンプ11に供給され、このアンプ
11からの信号Sr が、第1及び第2のミキサ回路12
A、12Bに供給される。
【0010】さらに、局部発振回路13に、端子ピンT
2 を通じて共振回路2が接続されて局部発振信号So が
形成される。この場合、この発振信号So の発振周波数
は、値2fo とされるとともに、 2fo =(fr +fi )×2 fi は中間周波数で、fi =55kHz とされる。
【0011】そして、この発振信号So が、分周回路
(カウンタ)14に供給され、1/2の周波数で、互い
に位相が90°異なる局発信号Soa、Sobに分周される。
すなわち、 Soa=Eo ・cos ωo t Sob=Eo ・sin ωo t ωo =2πfo の信号Soa、Sobに分周される。
【0012】そして、これら信号Soa、Sobが、ミキサ
回路12A、12Bに供給されて信号Sr とそれぞれ乗
算され、ミキサ回路12A、12Bからは、次のような
信号Sia、Sibが取り出される。すなわち、 Sia=Sr ・Soa =Er ・sin ωr t・Eo ・cos ωo t =α{sin (ωr +ωo )t+sin (ωr −ωo )t} Sib=Sr ・Sob =Er ・sin ωr t・Eo ・sin ωo t =α{−cos (ωr +ωo )t+cos (ωr −ωo )t} α=Er ・Eo /2 の信号Sia、Sibが取り出される。
【0013】そして、後述するように、これら信号Si
a、Sibのうち、角周波数(ωr −ωo )の信号成分が
中間周波信号として使用され、角周波数(ωr +ωo )
の信号成分は除去されるので、簡単のため、上式の角周
波数(ωr +ωo )の信号成分を無視すると、 Sia=α・sin (ωr −ωo )t Sib=α・cos (ωr −ωo )t となる。
【0014】そして、このとき、イメージ信号Sm は、 Sm =Em ・sin ωm t ωm =ωo +ωi ωi =2πfi であるから、同調回路1からの放送波信号Sr に、イメ
ージ信号Smが含まれているとすれば、このときの信号
Sia、Sibは、 Sia=α・sin (ωr −ωo )t+β・sin (ωm −ωo )t Sib=α・cos (ωr −ωo )t+β・cos (ωm −ωo )t β=Em ・Eo /2 となる。そして、さらに、 ωr <ωo <ωm であるから、上式は、 Sia=α・sin (ωr −ωo )t+β・sin (ωm −ωo )t =−α・sin (ωo −ωr )t+β・sin (ωm −ωo )t Sib=α・cos (ωr −ωo )t+β・cos (ωm −ωo )t =α・cos (ωo −ωr )t+β・cos (ωm −ωo )t となる。
【0015】そして、これら信号Sia、Sibが、移相回
路15A、15Bに供給される。この移相回路15A、
15Bは、例えば、コンデンサ、抵抗器及びオぺアンプ
を使用したアクティブフィルタにより構成され、移相回
路15Aにおいて信号Siaを値φだけ移相するととも
に、移相回路15Bにおいて信号Sibを値(φ+90°)
だけ移相することにより、55kHz±10kHzの帯域におい
て、入力された2信号Sia、Sibの位相差を90°±1°
の関係に移相するものである。
【0016】こうして、移相回路15A、15Bによ
り、信号Sibが信号Siaに対して90°進相されて、 Sia=−α・sin (ωo −ωr )t+β・sin (ωm −ωo )t Sib=α・cos {(ωo −ωr )t+90°} +β・cos {(ωm −ωo )t+90°} =−α・sin (ωo −ωr )t−β・sin (ωm −ωo )t とされ、これら信号Sia、Sibが加算回路16に供給さ
れて加算され、加算回路16からは、 Si =Sia+Sib =−α・sin (ωo −ωr )t+β・sin (ωm −ωo )t +{−α・sin (ωo −ωr )t−β・sin (ωm −ωo )t} =−2α・sin (ωo −ωr )t で示される信号Si が取り出される。
【0017】ここで、 ωo −ωr =2π(fo −fr ) =2πfi であるから、信号Si は目的とする中間周波信号であ
る。また、同調回路1からの放送波信号Sr にイメージ
信号Sm が含まれていても、この中間周波信号Siにお
いては、イメージ信号Sm による信号成分はキャンセル
されて含まれないことになる。
【0018】こうして、加算回路16からは、放送波信
号Sr から変換された中間周波信号Si (及び角周波数
(ωr +ωo )の信号成分など)が取り出される。
【0019】そして、この中間周波信号Si が、中間周
波フィルタ用のバンドパスフィルタ17に供給される。
このバンドパスフィルタ17は、例えば、コンデンサ、
抵抗器及びオペアンプを使用したバイクワッド型のアク
ティブフィルタにより構成され、その通過帯域は、55k
Hz±3kHzとされる。こうして、バンドパスフィルタ1
7において、不要な信号成分が除去されて中間周波信号
Si だけが取り出される。
【0020】そして、この取り出された中間周波信号S
i が、アンプ21を通じてAM検波回路22に供給され
てオーディオ信号Ss (及び中間周波信号Si のレベル
に対応したレベルの直流分V22)が取り出され、そのオ
ーディオ信号Ss が、差動入力のオーディオアンプ23
に供給され、このアンプ23からの信号Ss が、ピンT
8 及びコンデンサC5 を通じてスピーカSPに供給され
る。
【0021】さらに、ミキサ回路12Bからの信号Sib
が、AGC電圧形成回路18に供給されてAGC電圧が
形成され、このAGC電圧がアンプ11にその利得の制
御信号として供給されて信号Sia、Sibに対してAGC
が行われる。なお、この場合、形成回路18には、ピン
T5 を通じてAGC電圧の平滑用のコンデンサC3 が接
続される。また、このAGC電圧が、移相回路15A、
15B及びバンドパスフィルタ17を構成している各オ
ペアンプに基準電圧としてそれぞれ供給される。
【0022】また、検波回路22の検波出力が、AGC
電圧形成回路24に供給されてAGC電圧が形成され、
このAGC電圧がアンプ11、21にその利得の制御信
号として供給され、中間周波信号Sia、Sib、Si に対
してAGCが行われる。
【0023】なお、この場合、形成回路24には、ピン
T6 を通じてコンデンサC4 が接続され、このコンデン
サC4 により、ローパスフィルタが構成されて検波出力
から直流電圧V22が取り出され、この直流電圧V22から
AGC電圧が形成される。また、この直流電圧V22が、
アンプ23の差動入力に供給され、検波回路22からア
ンプ23にオーディオ信号Ss と一緒に供給される直流
分V22が、等価的にキャンセルされる。
【0024】さらに、アンプ23には、ピンT7 を通じ
て可変抵抗器VRが接続され、この可変抵抗器VRの抵抗値
に対応してアンプ23の利得が制御され、したがって、
この可変抵抗器VRにより音量調整が行われる。
【0025】なお、コンデンサC6 は、オーディオ信号
Ss 以外の信号成分をバイパスさせるためのものであ
る。
【0026】そして、この例においては、中間周波数f
i が、一般の中間周波数や受信帯域に比べて十分に低い
周波数なので、IC化のとき、バンドパスフィルタ(中
間周波フィルタ)17の1段あたりの占める面積は大き
くなるが、必要な選択度特性を得るための段数を少なく
することができ、したがって、IC10において、バン
ドパスフィルタ17全体の占める面積が小さくすること
ができ、IC化をすることができる。
【0027】また、一般に、中間周波数fi が低いと、
イメージ特性が悪くなるが、回路12A〜16によりイ
メージ信号Sm を除去しているので、イメージ特性が悪
くなることがない。
【0028】さらに、移相回路15A、15B及びバン
ドパスフィルタ17はアクティブフィルタにより構成さ
れているので、これらの回路15A、15B、17は扱
うことのできる信号レベルに限界があるが、アンプ12
に対してAGCをかけているので、移相回路15A、1
5B及びバンドパスフィルタ17に対して過大入力を生
じることがない。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にラジオ受信機を1チップIC化すると、オーディオア
ンプ23の周波数帯域が、受信機の受信周波数帯まで伸
びてくるので、バーアンテナL1 →IC10の受信系→
出力端子ピンT8 →バーアンテナL1 という高周波的な
フィードバックループができてしまい、可変抵抗器VRに
よりアンプ23の出力を大きくしたとき(アンプ23の
利得を大きくしたとき)、高周波帯域で発振状態になっ
てしまう。
【0030】このようなトラブルを避けるため、従来に
おいては、 1.出力端子ピンT8 と接地との間に、コンデンサC6 を
接続する。 2.バーアンテナL1 と出力端子ピンT8 との間の距離を
長くする。 3.出力端子ピンT8 とスピーカSPとの間に、高周波チョ
ークコイルを接続する。 4.電源端子ピンT3 とスイッチSWとの間に、高周波チョ
ークコイルを接続する。 などの方法によりフィードバックループを遮断するよう
にしていた。
【0031】しかし、1.項の方法によるときには、発振
を生じる周波数において、コンデンサC6 のインピーダ
ンスが、スピーカSPのインピーダンスに比べて十分に小
さくなる必要がある。そして、このためには、コンデン
サC6 の容量を大きくしなければならないが、そのよう
なコンデンサC6 をIC10に一体化することは無理で
あり、IC10に外付けしなければならない。したがっ
て、この場合には、部品点数が増加してしまう。
【0032】また、2.項の方法のときには、部品点数の
増加はないが、受信機の小型化の障害となってしまう。
さらに、3.項及び4.項の方法のときにも、そのコイルを
IC化できないので、1.項の場合と同様、部品点数が増
加してしまう。
【0033】したがって、小型で高性能の受信機を得る
ことが困難であった。
【0034】また、受信機を1チップIC化しない場合
でも、オーディオアンプ23に対応するアンプは、IC
を使用するのが普通であり、その周波数帯域は受信機の
受信周波数帯まで伸びている。したがって、この場合
も、受信機を1チップIC化した場合と同様の問題を生
じてしまう。
【0035】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、入力側のトランジスタQ25と、出力側のトランジス
タQ26とを有するカレントミラー回路53により構成さ
れ、出力側のトランジスタQ26のベース・エミッタ間接
合面積が、入力側のトランジスタQ25のベース・エミッ
タ間接合面積のN倍(N>1)とされ、入力側のトラン
ジスタQ25のベースと、そのバイアス点Q27との間に、
第1の抵抗器R25と、コンデンサC25との並列回路が接
続され、出力側のトランジスタQ26のベースと、バイア
ス点Q27との間に、第2の抵抗器R26が接続され、第1
の抵抗器R25の値は、第2の抵抗器R26の値のほぼN倍
とされ、入力側のトランジスタQ25に入力電流i25を供
給して出力側のトランジスタQ26からN倍に電流増幅さ
れた出力電流i26を得るとともに、入力電流i25及び出
力電流i26の周波数が高いときには、コンデンサC25の
インピーダンスの低下により、出力電流i26が入力電流
i25のN倍よりも小さくなるようにしたものである。
【0037】
【作用】コンデンサC25により、カレントミラー回路5
3の周波数特性が補正され、コンデンサC25及び抵抗器
R25の時定数で決まる周波数から電流利得が低下し、高
周波帯域では不要な信号は電流増幅されない。
【0038】
【実施例】図1及び図2は、上述したIC10のオーデ
ィオアンプ23のパワーアンプ段の一例を示す。
【0039】すなわち、図1及び図2において、トラン
ジスタQ11、Q12のエミッタが、定電流源用のトランジ
スタQ16のコレクタに共通接続されて電源端子ピンT3
を基準電位点とする差動アンプ41が構成され、トラン
ジスタQ11のベースに、アンプ23のプリアンプ段23
1からのオーディオ信号が供給される。さらに、トラン
ジスタQ13、Q14により、端子ピンT4 を基準電位点と
してカレントミラー回路42が構成され、これがトラン
ジスタQ11、Q12にその負荷として接続される。また、
トランジスタQ16に、トランジスタQ15が接続され、こ
のトランジスタQ15を入力側とし、かつ、端子ピンT3
を基準電位点としてカレントミラー回路43が構成され
るとともに、トランジスタQ15に定電流源Q10が接続さ
れる。
【0040】こうして、差動アンプ41及びカレントミ
ラー回路42、43により、パワーアンプ入力部が構成
される。
【0041】さらに、トランジスタQ21、Q22により、
定電圧源Vr を基準電位点としてカレントミラー回路5
1が構成されるとともに、その入力側のトランジスタQ
21のコレクタが、トランジスタQ12、Q14のコレクタに
接続され、出力側のトランジスタQ22のコレクタが、ト
ランジスタQ23のコレクタに接続される。このトランジ
スタQ23は、トランジスタQ24とともに、端子ピンT4
を基準電位点としてカレントミラー回路52を構成して
いるものであり、その出力側のトランジスタQ24のコレ
クタが、トランジスタQ25のコレクタに接続される。
【0042】このトランジスタQ25は、トランジスタQ
26を出力側、トランジスタQ27をベースバイアス用と
し、かつ、端子ピンT3 を基準電位点としてカレントミ
ラー回路53を構成するものであり、トランジスタQ26
のコレクタが端子ピンT8 に接続される。
【0043】そして、この場合、カレントミラー回路5
3においては、トランジスタQ27のエミッタと、端子ピ
ンT3 との間に、バイアス電流設定用の抵抗器R27が接
続されるとともに、トランジスタQ27のエミッタと、ト
ランジスタQ25、Q26のベースとの間に、抵抗器R25、
R26が接続され、抵抗器R25にコンデンサC25が並列接
続される。
【0044】さらに、トランジスタQ31、Q32により、
端子ピンT4 を基準電位点としてカレントミラー回路6
1が構成されるとともに、その入力側のトランジスタQ
31のコレクタが、トランジスタQ12、Q14のコレクタに
接続され、出力側のトランジスタQ32のコレクタが、ベ
ース接地のトランジスタQ38を通じてトランジスタQ33
のコレクタに接続される。このトランジスタQ33は、ト
ランジスタQ34とともに、端子ピンT3 を基準電位点と
してカレントミラー回路62を構成しているものであ
り、その出力側のトランジスタQ34のコレクタが、トラ
ンジスタQ35のコレクタに接続される。
【0045】このトランジスタQ35は、トランジスタQ
36を出力側、トランジスタQ37をベースバイアス用と
し、かつ、端子ピンT4 を基準電位点としてカレントミ
ラー回路63を構成するものであり、トランジスタQ36
のコレクタが端子ピンT8 に接続される。
【0046】そして、この場合、カレントミラー回路6
3においては、トランジスタQ37のエミッタと、端子ピ
ンT4 との間に、バイアス電流設定用の抵抗器R37が接
続されるとともに、トランジスタQ37のエミッタと、ト
ランジスタQ35、Q36のベースとの間に、抵抗器R35、
R36が接続され、抵抗器R35にコンデンサC35が並列接
続される。
【0047】さらに、この例においては、カレントミラ
ー回路51、61における出力側のトランジスタQ22、
Q32のベース・エミッタ間の接合面積が、入力側のトラ
ンジスタQ21、Q31のベース・エミッタ間の接合面積の
6倍とされ、同様に、トランジスタQ24、Q34のベース
・エミッタ間の接合面積が、トランジスタQ23、Q33の
ベース・エミッタ間の接合面積の6倍とされるととも
に、トランジスタQ26、Q36のベース・エミッタ間の接
合面積が、トランジスタQ25、Q35のベース・エミッタ
間の接合面積の100 倍とされる。
【0048】なお、このように出力側のトランジスタの
ベース・エミッタ間の接合面積を、入力側のトランジス
タのベース・エミッタ間の接合面積よりも大きくする場
合、直接大きくする代わりに、入力側のトランジスタ
と、出力側のトランジスタとで、ベース・エミッタ間の
接合面積を等しくするとともに、出力側のトランジスタ
の数を多くして、あるいは出力側のトランジスタのエミ
ッタの数を多くして、結果として、出力側のトランジス
タのベース・エミッタ間の接合面積を、入力側のトラン
ジスタのベース・エミッタ間の接合面積よりも大きくす
ることができる。
【0049】また、トランジスタQ25、Q35のベース・
エミッタ間の接合面積に対するトランジスタQ26、Q36
のベース・エミッタ間の接合面積の比率(=100 倍)に
対応して、抵抗器R25、R35の値が、抵抗器R26、R36
の値の100 倍とされる。例えば、 R25、R35=4kΩ、 R26、R36=35〜40Ω R27、R37=120 kΩ、 C25、C35=20pF とされる。こうして、カレントミラー回路51〜53、
61〜63によりB級動作のパワーアンプ出力部が構成
される。
【0050】そして、トランジスタQ26、Q36のコレク
タが、負帰還用の抵抗器R11及びコンデンサC11を通じ
てトランジスタQ11のベースに接続される。
【0051】さらに、端子ピンT8 に、コンデンサC5
を通じてスピーカSPが接続される。なお、端子ピンT3
には、電源として例えば3Vの電池BATTが接続される。
【0052】このような構成によれば、プリアンプ段2
31からのオーディオ信号が、差動アンプ41に供給さ
れて電圧から電流に変換され、トランジスタQ12、Q14
のコレクタからその信号電流is が出力される。
【0053】そして、トランジスタQ12のコレクタから
電流is が流れ出る信号期間を正の半サイクル期間、ト
ランジスタQ14のコレクタに電流is が流れ込む信号期
間を負の半サイクル期間とすれば、この電流is によ
り、その正の半サイクル期間にトランジスタQ31がオン
となる。したがって、図3に破線で示すように、信号電
流is の正の半サイクル部分が、トランジスタQ31に、
そのコレクタ電流(信号電流)i31として流れ、さら
に、この信号電流i31が、カレントミラー回路61→カ
レントミラー回路62→カレントミラー回路63の信号
ラインを通じて端子ピンT8 に出力される。
【0054】また、電流is の負の半サイクル期間に、
トランジスタQ21がオンとなるので、図3に実線で示す
ように、信号電流is の負の半サイクル部分が、トラン
ジスタQ21に、そのコレクタ電流i21として流れ、さら
に、この信号電流i21が、カレントミラー回路51→カ
レントミラー回路52→カレントミラー回路53の信号
ラインを通じて端子ピンT8 に出力される。
【0055】そして、この場合、上述のように、カレン
トミラー回路(51、61)、(52、62)、(5
3、63)において、その出力側のトランジスタのベー
ス・エミッタ間の接合面積が、入力側のトランジスタの
ベース・エミッタ間の接合面積の、6倍、6倍、100 倍
とされているので、電流i31、i21は、これらカレント
ミラー回路(51、61)、(52、62)、(53、
63)において、それぞれ6倍、6倍、100 倍に電流増
幅され、したがって、トータルで3600倍に電流増幅され
て端子ピンT8 に出力され、この増幅出力がスピーカSP
に供給される。
【0056】さらに、この場合、この発明によれば、カ
レントミラー回路53、63に、素子R25、R26、C2
5、R35、R36、C35が接続されているので、アンプ2
3の出力を大きくしたときでも、高周波帯域で発振状態
になることがない。
【0057】すなわち、カレントミラー回路53におい
て、 N:トランジスタQ26とQ25とのベース・エミッタ間接
合面積の比 N=100 倍 i25:トランジスタQ25のコレクタ電流の交流分 I25: 〃 直流分 i26:トランジスタQ26のコレクタ電流の交流分 I26: 〃 直流分 hFE:トランジスタQ25、Q26の電流増幅率 Z25:素子R25、C25の並列インピーダンス VT =kT/q とすれば、端子ピンT3 と、トランジスタQ27のエミッ
タとの間の電圧について、次式が成立する。
【0058】 (VT /I25)i25+Z25(i25/hFE) =(VT /I26)i26+R26(i26/hFE) ・・・・・ そして、小信号時には、電流I25、I26が小さいので、 (VT /I25)>(Z25/hFE) (VT /I26)>(R26/hFE) である。したがって、式は、近似的に (VT /I25)i25=(VT /I26)i26 ∴ i26/i25=(VT /I25)/(VT /I26) =I26/I25 =100 倍(=N) となる。すなわち、小信号時には、カレントミラー回路
53の電流利得は100 倍となる。
【0059】また、大信号時には、電流I25、I26が大
きく、式において、近似的に (VT /I25)i25=0 (VT /I26)i26=0 となるので、式は、 Z25(i25/hFE)=R26(i26/hFE) ∴ i26/i25=Z25/R26 ・・・・・ となる。
【0060】そして、信号周波数が低いときには、コン
デンサC25のインピーダンスが大きいので、 Z25=R25 である。したがって、式は、 i26/i25=R25/R26 =100 倍 となる。すなわち、大信号時でも、信号周波数が低いと
きには、カレントミラー回路53の電流利得は100 倍と
なる。
【0061】また、信号周波数が高いときには、コンデ
ンサC25のインピーダンスが小さくなるので、 Z25=1/(2πfC25) f:信号周波数 である。したがって、式は、 i26/i25=1/(2πfC25R26) <100 倍 となる。すなわち、大信号時で、信号周波数が高いとき
には、カレントミラー回路53の電流利得は100 倍より
も小さくなる。
【0062】つまり、以上をまとめると、カレントミラ
ー回路53の電流利得は、 A.小信号時は、信号周波数にかかわらず100 倍となる。 B.大信号時で、信号周波数が低いとき、100 倍となる。 C.大信号時で、信号周波数が高いとき、100 倍よりも小
さくなる。 となる。
【0063】そして、カレントミラー回路63の電流利
得もカレントミラー回路53の電流利得とまったく同様
となる。
【0064】
【発明の効果】こうして、この発明によれば、大出力時
における高周波帯域では、カレントミラー回路53、6
3の電流利得が標準値(=100 倍)よりも小さくなって
アンプ23の電流利得が標準値(=3600倍)よりも小さ
くなるので、アンプ23を含むフィードバックループが
遮断されることになり、高周波帯域で発振を生じること
がない。
【0065】しかも、このとき、アンプ23は、オーデ
ィオ信号に対しては、標準の利得を示して十分な増幅を
行い、また、小信号時に歪率を低下させることもない。
【0066】また、冒頭で述べた1.〜4.項の対策が不要
なので、外付け部品を減らすことができるとともに、1.
〜4.項の対策による受信機としての特性の低下を招くこ
ともない。さらに、IC10及び外付け部品の配置の自
由度が大きく、小型で高性能の受信機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の一部を示す接続図である。
【図2】図1の続きを示す接続図である。
【図3】この発明の一例の動作を説明するための波形図
である。
【図4】受信機用1チップICの一例を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ同調回路 2 局部発振用の共振回路 10 1チップIC 11 高周波アンプ 12A 第1のミキサ回路 12B 第2のミキサ回路 13 局部発振回路 14 カウンタ 15A、15B 移相回路 16 加算回路 17 バンドパスフィルタ 18 AGC電圧形成回路 21 アンプ 22 AM検波回路 23 オーディオアンプ 24 AGC電圧形成回路 41 差動アンプ 42〜63 カレントミラー回路 SP スピーカ T1 〜T8 外部端子ピン VR 可変抵抗器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−32707(JP,A) 特開 昭57−107619(JP,A) 特開 平4−101503(JP,A) 特開 昭60−103811(JP,A) 特開 昭60−123113(JP,A) 特開 平5−63452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側のトランジスタと、出力側のトラン
    ジスタとを有するカレントミラー回路により構成され、 上記出力側のトランジスタのベース・エミッタ間接合面
    積が、上記入力側のトランジスタのベース・エミッタ間
    接合面積のN倍(N>1)とされ、 上記入力側のトランジスタのベースと、そのバイアス点
    との間に、第1の抵抗器と、コンデンサとの並列回路が
    接続され、 上記出力側のトランジスタのベースと、上記バイアス点
    との間に、第2の抵抗器が接続され、 上記第1の抵抗器の値は、上記第2の抵抗器の値のN
    とされ、 上記入力側のトランジスタに入力電流を供給して上記出
    力側のトランジスタからN倍に電流増幅された出力電流
    を得るとともに、 上記入力電流及び上記出力電流の周波数が高いときに
    は、上記コンデンサのインピーダンスの低下により、上
    記出力電流が上記入力電流のN倍よりも小さくなるよう
    にしたアンプ。
  2. 【請求項2】入力側のトランジスタ及び出力側のトラン
    ジスタのエミッタが基準電位点に接続され、 バイアス用トランジスタのベースが上記入力用トランジ
    スタのコレクタに接続され、 上記バイアス用トランジスタのエミッタが、バイアス用
    抵抗器を通じて上記基準電位点に接続され、 上記出力側のトランジスタのベース・エミッタ間接合面
    積が、上記入力側のトランジスタのベース・エミッタ間
    接合面積のN倍(N>1)とされ、 上記入力側のトランジスタのベースと、上記バイアス用
    トランジスタのエミッタとの間に、第1の抵抗器と、コ
    ンデンサとの並列回路が接続され、 上記出力側のトランジスタのベースと、上記バイアス用
    トランジスタのエミッタとの間に、第2の抵抗器が接続
    され、 上記第1の抵抗器の値は、上記第2の抵抗器の値のN
    とされ、 上記入力側のトランジスタに入力電流を供給して上記出
    力側のトランジスタからN倍に電流増幅された出力電流
    を得るとともに、 上記入力電流及び上記出力電流の周波数が高いときに
    は、上記コンデンサのインピーダンスの低下により、上
    記出力電流が上記入力電流のN倍よりも小さくなるよう
    にしたアンプ。
JP25479591A 1991-09-05 1991-09-05 アンプ Expired - Fee Related JP3185803B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25479591A JP3185803B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 アンプ
US07/939,601 US5285172A (en) 1991-09-05 1992-09-02 Current mirror power amplifier with gain controlled by resistor-capacitor network
EP92308063A EP0531163B1 (en) 1991-09-05 1992-09-04 Audio amplifier
DE69219254T DE69219254T2 (de) 1991-09-05 1992-09-04 Audioverstärker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25479591A JP3185803B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 アンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567928A JPH0567928A (ja) 1993-03-19
JP3185803B2 true JP3185803B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=17269998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25479591A Expired - Fee Related JP3185803B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 アンプ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5285172A (ja)
EP (1) EP0531163B1 (ja)
JP (1) JP3185803B2 (ja)
DE (1) DE69219254T2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5461343A (en) * 1994-07-13 1995-10-24 Analog Devices Inc. Current mirror circuit
US5512857A (en) * 1994-11-22 1996-04-30 Resound Corporation Class AB amplifier allowing quiescent current and gain to be set independently
US5854574A (en) * 1996-04-26 1998-12-29 Analog Devices, Inc. Reference buffer with multiple gain stages for large, controlled effective transconductance
US6081161A (en) * 1998-05-18 2000-06-27 Omnipoint Corporation Amplifier with dynamatically adaptable supply voltage
US6137354A (en) * 1998-05-18 2000-10-24 Omnipoint Corporation Bypassable amplifier
US6008698A (en) * 1998-05-18 1999-12-28 Omnipoint Corporation Amplifier with dynamically adaptable supply current
JP4129108B2 (ja) * 2000-02-25 2008-08-06 三菱電機株式会社 マイクロフォン用フィルタおよびマイクロフォン装置
WO2013174412A1 (en) * 2012-05-21 2013-11-28 Epcos Ag Amplifier circuit

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4769619A (en) * 1986-08-21 1988-09-06 Tektronix, Inc. Compensated current mirror
US4866312A (en) * 1988-09-06 1989-09-12 Delco Electronics Corporation Differential voltage to current converter
US4990864A (en) * 1990-02-07 1991-02-05 Texas Instruments Incorporated Current amplifier circuit

Also Published As

Publication number Publication date
US5285172A (en) 1994-02-08
DE69219254T2 (de) 1997-08-07
DE69219254D1 (de) 1997-05-28
EP0531163B1 (en) 1997-04-23
EP0531163A1 (en) 1993-03-10
JPH0567928A (ja) 1993-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4480337A (en) Transistor mixer and amplifier input stage
US5838197A (en) High-gain amplifier circuit having voltage/current converter
US4381487A (en) Resonator coupled differential amplifier
JP3185803B2 (ja) アンプ
US4406990A (en) Direct coupled DC amplification circuit
US5378997A (en) Low noise amplifier with capacitive feedback
US5479137A (en) Controlled oscillator, as for synchyronous video detector
EP0644649B1 (en) A pulse width modulation amplifier
US3851269A (en) Hum reduction in transistor amplifiers
EP0522425B1 (en) Signal generating device
JPH0563506A (ja) 不平衡/平衡変換回路
KR100239971B1 (ko) 오디오 신호용 인터페이스 회로
JP3479334B2 (ja) ステレオとデュアル音声信号認識用回路
JP3338463B2 (ja) トラッキング補正回路
JP3204270B2 (ja) チューナ回路及びチューナ用ic
JP3399572B2 (ja) Iq復調器
JPH073929B2 (ja) Am検波回路
JP2881770B2 (ja) Agc回路
JP2881769B2 (ja) Agc回路
JPH0414902A (ja) ミキサagc回路
JP3308596B2 (ja) 差動増幅器およびこれを用いたフィルタ
JP3012741B2 (ja) Fm/am受信回路
JPH0678007A (ja) ダイレクトコンバージョン方式復調回路
JPS6214764Y2 (ja)
JP3382107B2 (ja) チューナ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees