JP3185599U - 鳥類飛来侵入防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マンション複数階を一括して対策できる構造で、かつ、取り付け作業の複雑さ、危険性をなくし、かつ簡単な工具で取り付けることができるような、鳥類飛来侵入防止装置を提供する。
【解決手段】集合住宅のベランダ等への鳥類飛来侵入防止装置であって、集合住宅の屋上部に設置された屋上パラペット部80及び集合住宅のベランダ等の最下階手摺部70にそれぞれ固定された台座30を有し、これらの台座30は屋上パラペット部80の上部面及び最下階手摺部70の上部面にそれぞれ固定するための取り付け治具と、取り付け治具に固定され、かつ屋上パラペット部80の上部面及び最下階手摺部70の上部面から張り出した支持棒からなり、支持棒間に複数本の細線13が張り付けられた構造からなる。
【選択図】図2

Description

本考案は、マンション等の集合住宅の通路部、階段部やベランダ等(以下、ベランダ等と呼ぶ)に鳥類が飛来侵入することを、複数階を一括して防止するための装置に関するものである。
マンションのベランダ等に鳥類が飛来侵入することにより、糞、営巣等により被害が多発している。鳥類の中で鳩は人をあまり恐れず人家に近づくことが多く、マンション等においても飛来侵入しやすく被害を受けやすい。このため、鳥類の侵入防止方法としては、主として鳩対策に関するものが多い。
例えば、手摺等に工夫を施して鳩が止まる足場を無くす構造、鳩が忌避する磁界等を発生させる装置、鳩の嫌う反射板を各所に吊り下げる方法、鳩を襲う猛禽類の形状や目玉形状を作り設置する方法、鳩の嫌う薬剤等を散布しておく方法、或いはネットを張り巡らせておく方法等、種々の方式が提案されている。
しかし、その被害を防止する従来の提案は、防止方法もさることながら、システム的に、1階毎単独の対策であり、複数階を一括対策する方法が無いのが現状である。
防止方法からみると、手摺等に鳩が止まることのできない構造の場合、手摺以外の領域は開放された空間であるので、鳩が学習効果によりこの空間から直接ベランダに侵入するようになり、本格的な防止対策にはなりにくい。しかも、手摺に鳩が止まれないようにするための器具を設置すると、人に対しても安全上問題が生じたり、布団を干すことが困難となる等の課題を有する。また、鳩が忌避する磁界等を発生させる装置、鳩の嫌う反射板を各所につり下げる方法、或いは鳩を襲う猛禽類の形状や目玉形状を作り設置する方法等も、鳩は比較的賢い動物であり学習効果によりすぐに慣れてしまい、防止効果がすぐになくなるという課題を有している。さらに、鳩の嫌う薬剤等を散布しておく方法は、耐候性がなく長期間に渡りその効果を持続させることが困難であり、かつ人に対しても安全上問題である。ネットを張り巡らせておく方法は上記種々の方法に中で最も効果的である。しかし、ネットを張り巡らせると、住人にとっては圧迫感が生じるので嫌われやすい。
これらの課題に対して、テグスを用いる構造、方法が提案されている(特許文献1,2参照)。特許文献1では、巻き取り方式にした線材またはネットを開口部全体に配置できるようにしている。なお、線材を張る位置は手摺面と同じである。
また、特許文献2では、4本の支柱及び上と下に張った2本の水平方向ステンレスワイヤーを支持体として、ラメ入りテグスを縦方向と横方向に開口部全体に張った構造が示されている。ラメ入りテグスを張る位置は手摺面より外空間に300〜350mm程飛び出した位置としている。このような構造とすることにより、圧迫感がなくかつ鳩の飛来防止も可能となるが、あまり普及していない。その理由は、これらの構造を実現しょうとすると、取り付け作業が非常に面倒で、かつ危険となるためである。 特に、高層マンションでの取り付け作業は専門業者が特殊な機械を用いて行わないとできず、そのために取り付けコストも高いという課題を有する。
しかしいずれの提案も1階毎の単独対策で有り、複数階一括して対策する方法は皆無である。
特開2004−329212号公報 特開2008−263989号公報
本考案は、テグス等の細線を用いて飛来防止を図る構造であるが、従来課題である取り付け作業の複雑さ、危険性を無くし、かつ簡単な工具で取り付けることができるような飛来侵入防止装置を提供すると同時に、複数階を一括して対策することを目的とする。
上記の課題を解決するために本考案の鳥類飛来侵入防止装置(以下、侵入防止装置と呼ぶ)は、集合住宅のベランダ等への侵入防止装置であって、集合住宅の屋上部に設置された屋上パラペット部及び集合住宅のベランダ等の最下階手摺部にそれぞれ固定された台座を有し、台座は屋上パラペット部の上部面及び最下階手摺部の上部面に固定するための取り付け治具と、この取り付け治具に固定され、かつ屋上パラペット部の上部面及び最下階手摺部の上部面から張り出した支持棒からなり、これらの支持棒間に複数本の細線が張り付けられた構造からなる。
本考案の侵入防止装置は、既存のマンション等の集合住宅のベランダ等に取り付け作業をする場合、専門業者でなくても簡易に設置することが可能である。そして、鳩等の鳥類はベランダの手摺上面に止まってから侵入する場合が多いが、本考案の侵入防止装置では、ベランダ等から外方に向けて台座の支持棒が張り出して設けられ、それに細線が垂直に張り付けられているため、ベランダ等の手摺に止まることができず、侵入を効果的に抑制できる。
本実施の形態にかかる侵入防止装置を、マンションのベランダ等に設置した形状を示す正面図である。 本実施の形態にかかる侵入防止装置を、マンションのベランダ等に設置した形状を示す断面図である。 本実施の形態にかかる侵入防止装置において、屋上パラペット等及びベランダ手摺等に固定するための台座の形状を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる侵入防止装置を、マンションのベランダ等に施工した状態を示す写真である。
本考案の実施の形態にかかる侵入防止装置について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる侵入防止装置を、マンションのベランダ等に設置した形状を示す正面図であり、図2はその断面図である。
図3は、本実施の形態にかかる侵入防止装置において、屋上パラペット80およびベランダ等の手摺70部分に固定するための台座30の形状を示す斜視図である。そして、図4は本侵入防止装置をマンションのベランダ等に施工した状態を示す写真である。
以下これらの図面を用いて、本実施の形態にかかる侵入防止装置をベランダ等に取り付ける方法を説明しながら、侵入防止装置の構造を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の侵入防止装置は、集合住宅のベランダ等への鳥類飛来侵入防止装置であって、集合住宅の屋上部に設置された屋上パラペット部80及び集合住宅のベランダ等の最下階手摺部70にそれぞれ固定された台座30を有し、これらの台座30は屋上パラペット部80の上部面及び最下階手摺部70の上部面にそれぞれ固定するための取り付け治具10と、取り付け治具10に固定され、かつ屋上パラペット部80の上部面及び最下階手摺部70の上部面から張り出した支持棒12からなり、支持棒12間に複数本の細線13が張り付けられた構造からなる。以下、それぞれの構造についてさらに詳細に説明する。図3に示すように、台座30は取り付け治具10、固定用ボルト穴11、支持棒12により構成される。図2に示すように、取り付け治具10の張り出し長さAは、細線13が屋上パラペット80等及び各階手摺70等の面より一定長さ以上張り出した位置を確保できる長さとする。この張り出し長さAは、10cm以上であることが好ましいが、あまり長く張り出させると細線を取り付ける作業がやりにくくなるため、50cm以下が好ましい。 この台座30の取り付けは、図2に示すように、屋上パラペット80及び最下階手摺70に、アンカーボルト14を固定用ボルト穴11に通して固定する方式で設置する。すなわち、最下階手摺上部面の固定用ボルト穴11の位置に穴を開け、この穴にアンカーボルトを通して固定する。このような固定により台座30は強固な固定が可能となる。このようにして設置した上下の台座30の支持棒12の間に、細線13を適当な間隔を設けて複数本結び付けることで完了する。その細線13としては、ピアノ線のような金属線、釣りで使うようなテグス等を用いることができ、材質等については特に限定されない。テグスは細くても強度が大きく、取り付けても見えにくいことから居住者にとって違和感が少ないなどの点から、好ましい材料である。その結び方は、各々のテグスに最適な張力が加わり長期間弛まないようにできれば、どのような結び方でもよい。例えばサルカン結びを改良した方法としてもよい。
上記のように、本実施の形態の侵入防止装置は大がかりな工事が不要で、専門業者でない者であっても、安全に取り付けることができ、かつ鳥の侵入防止効果は顕著である。
集合住宅のベランダ等には色々なタイプがあり、本実施の形態の侵入防止装置は、アンカーボルト固定方式としたが、場合によっては、通路階段ベランダ等のタイプに合わせた、種々の固定方式とすることもできる。
本実施の形態の第一の実施例の侵入防止装置を、マンションに施工した具体例を比較実験例と対比させ効果の差異を説明する。本実施例では、14階建て39戸のマンションにおいての実施例を説明する。設置箇所は、3階から14階の共用スペース通路部および階段部の12箇所である。(本考案と異なり台座の取り付け治具が短く、張り出しが無いので準じた装置とした。)
1)比較実験1について
最下階手摺上部面直上から屋上パラペットにかけてテグスを張る構成での評価を行った。この場合、鳩の飛来防止は初期段階では効果が認められた。しかし、鳩は賢いので慣れてくると、テグス位置が手摺面と同じであることから、まず手摺に止まり、テグスを抉じ開けて侵入して来ることが見いだされた。
2)比較実験2について
鳩が手摺に近づけないようにするため、テグスを手摺面より張り出して張る構造について実験を行った。この場合、張り出し寸法は、10cm、12.5cm、15cm、17.5cm、の4種類について比較検討した。その結果、テグスの張り出し寸法が10cm以上あれば、鳩はベランダの手摺に止まることができず、侵入もできないことが分かった。したがって、飛来防止効果を得るためには張り出し寸法を10cm以上に設定すればよい。なお、ベランダ等においても、手摺を使って布団を干す場合があるが、その場合にはできるだけ十分な余裕幅を持たせることが好適であり、このような領域については30cm以上に設定してもよい。なお図4は本侵入防止装置をマンションのベランダ等のうち、階段領域に施工した状態を示す写真である。
本考案は、集合住宅のベランダ等に鳥類が飛来して被害を及ぼすことを複数階一括して防ぐことができ、かつ設置のための工法も簡単であることから、種々のマンションの種々の形状の通路階段ベランダ等に広く利用可能である。
10 取り付け治具
11 固定用ボルト穴
12 支持棒
13 細線
14 アンカーボルト
30 台座
50 壁
60 床、スラブ
70 手摺
80 屋上パラペット
A 張り出し長さ
















Claims (1)

  1. 集合住宅のベランダ等への鳥類飛来侵入防止装置であって、前記集合住宅の屋上部に設置された屋上パラペット部及び前記集合住宅の前記ベランダ等の最下階手摺部にそれぞれ固定された台座を有し、前記台座は、前記屋上パラペット部の上部面及び前記最下階手摺部の上部面に固定するための取り付け治具と、前記取り付け治具に固定され、かつ前記屋上パラペット部の上部面及び前記最下階手摺部の上部面から張り出した支持棒からなり、前記支持棒間に複数本の細線が張り付けられた構造からなることを特徴とする鳥類飛来侵入防止装置。





































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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018162584A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 共和鋼業株式会社 建築物の外壁構造

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CN105438205B (zh) * 2015-12-16 2017-11-10 南京铁道职业技术学院 带有固定件的用于轨道扣件检测的轨道车
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