JP3185468B2 - 分電盤の取着構造 - Google Patents
分電盤の取着構造Info
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Description
舗等に使用される分電盤を壁材に取着する分電盤の取着
構造に関する。
分電盤の取着構造は、取付螺子を箱体の底板内面から壁
材に螺合させドライバー等で回動操作することによって
行う。
する場合には、取付螺子の螺合量が少なく取付強度の信
頼性が低下する恐れがある。そこで、薄い壁材に分電盤
を取着する場合には、壁材の後ろに厚みのある捨板を配
設し、取付螺子を箱体の底板から壁材及び捨板に螺合さ
せて行う。
構造によれば、薄い壁材に取着する場合、壁材の後ろに
厚みのある捨板を配設し、取付螺子を箱体の底板から壁
材及び捨板に螺合させて行っているので、捨板という余
分な部材が必要であり、もって壁材に取着する作業が煩
わしいという問題があった。
で、その目的とするところは、薄い壁材に取着する場合
でも壁材に取着する作業が容易となる分電盤の取着構造
を提供することにある。
めに、請求項1記載の分電盤の取着構造は、底板及び四
周側板にて一面に開口を有した箱状をなす箱体と、この
箱体内に収納される主幹ブレーカ及び分岐ブレーカ等の
配電機器と、箱体の開口を塞ぐ蓋体と、を備えた分電盤
の箱体が、壁材に重合的に取着される分電盤の取着構造
において、箱体又は壁材の一方を押圧する第1押圧片
と、この第1押圧片に回動可能に支持されて箱体又は壁
材の他方を押圧する第2押圧片と、両押圧片を近接方向
に移動させ得る締め付け手段と、よりなる取着部材を設
け、この取着部材の両押圧片間に箱体と壁材とを重合的
に挟持してなる構成としてある。
項1のものの第1押圧片を略L字状に形成するとともに
前記第2押圧片を略I字状に形成してなる構成としてあ
る。
項2のものの第1押圧片は、第1押圧片本体及びこの第
1押圧片本体に連設され第2押圧片を連結する連結体に
て形成するとともに、連結体に、第1押圧片本体との間
に箱体の一部を挟む舌片を設けてなる構成としてある。
項1乃至請求項3のものの箱体の底板及び壁材内に埋め
込み可能な側板に、前記取着部材が配設可能な取着部を
形成してなる構成としてある。
第2押圧片間に箱体と壁材とを重合的に挟んだ状態で締
め付け手段を操作すると、第1押圧片が第2押圧片に又
は第2押圧片が第1押圧片に近づいて箱体が壁材に取着
される。
作用に加え、壁材に取着部材の第1押圧片又は第2押圧
片を当接させた状態で締め付け手段を操作すると、第2
押圧片が第1押圧片の先端を中心に回動し第2押圧片の
先端が箱体又は壁材を押圧した状態で壁材及び箱体を挟
持する。
作用に加え、締め付け手段を操作すると、箱体又は壁材
によって第2押圧片が撓み、連結体の舌片に第1押圧片
本体方向の力が加わる。
及び壁材内に埋め込み可能な側板に同じ取着部材を配設
することができる。
づいて説明する。
底板2 の四周から階段状に立設した側板3 にて一面に開
口を有する箱状をなし、壁材4 に取着される。底板2
は、図7に示すように、後述する配電機器を固定する固
定用軸5 を有し、後述する基板フレームのだるま孔をこ
の固定用軸5 に嵌め込んだ後、固定螺子5aを螺合させる
ことによって配電機器を固定する。また、この箱体2 の
略四隅には、後述する取着部材が配設可能な取着部6 を
有している。取着部6 は、図2に示すように、底板2 の
内面から突出し大略長方形状に形成された凸所7 とこの
凸所7 近傍に設けられ大略長方形状に形成された通孔8
とから構成されている。凸所7 には、その長手方向一辺
に半楕円形状のスリット7aが、短手方向両辺に切溝7cを
有する止片7bがそれぞれ設けられている。
配設した状態で壁材4 表面に係止し得る下片9 とこの下
片9 に階段状に連設され後述する蓋体が被着される上片
10とを有している。下片9 には、対向する短手方向両辺
に、底板2 と同様な機能をする取着部11がそれぞれ2つ
設けられている。取着部11は、図1及び図2に示すよう
に、取着部材を挟む対向片12,12 とこの対向片12,12 間
に挟まれ取外した状態で箱体1 の内部が外部に貫通する
ノックアウト片13とを有している。対向片12,12 の上方
には、それぞれ対向し後述する取着部材の第1押圧片が
当接可能な受片14が、側板3 近傍に位置し対向片12,12
間に挟まれた場所には、取着部材を係止する係止溝15が
それぞれ設けられている。上片10には、その対向する長
手方向両辺にそれぞれ蓋体を係止する係止手段16が設け
られている。この長手方向の一辺の係止手段16は、押圧
することによって係止が解除できるようになっている。
片及び下片にて略階段状に形成し、この側板の下片に取
着部を設けるとともに底板にも取着部を設けているが、
この取着部は、壁材に取着する方法(例えば埋込みのみ
又は露出のみ)に合わせてそれぞれ側板のみ又は底板の
みに設ける等適宜設計すればよい。
幹ブレーカ18及び分岐ブレーカ19の両端をそれぞれ2つ
の基板フレーム20に固定している。この配電機器17は、
前述したように、基板フレーム20の四隅に設けられただ
るま孔20a を固定軸5 に嵌め込んだ後、固定螺子5aを螺
合させることによって箱体1 内に配設される。
り、側板3 の上片10に設けられた係止手段16によって係
止される。この蓋体21は、図7に示すように、主幹ブレ
ーカ18及び分岐ブレーカ19の操作ハンドル18a,19a を突
出させ負荷に応じた使用場所を表示する表示部23を有し
箱体1 の係止手段16によって係止される中蓋22とこの中
蓋22に開閉自在に連結され表示部23を表示又は隠蔽する
カバー24とを有している。
れ、図1乃至図5に示すように、箱体1 を押圧する第1
押圧片26と、この第1押圧片26に回動可能に支持されて
壁材4 を押圧する第2押圧片27と、両押圧片26,27 を近
接方向に移動させ得る締め付け手段28とより構成され、
この取着部材25の両押圧片26,27 間に箱体1 と壁材4と
を重合的に挟持している。第1押圧片26は、箱体1 の内
面に当接する第1押圧片本体29及びこの第1押圧片本体
29に連設され第2押圧片27を連結する連結体30にて略L
字状に形成されている。第1押圧片本体29は、図2に示
すように、その先端となる一方側に取着部6 の凸所7 に
係止される係止片31を設けるとともに、この一方側と連
結体30の基端との中間には、凸所7 に形成された切溝7c
に嵌合する嵌合片32と後述する締め付け手段の螺子部が
貫通し頭部を係止する長孔33とが設けられている。連結
体30は、その基端を第2押圧片本体29に連設するととも
に、先端に後述する第2押圧片28の連結部に嵌合する嵌
合突片34を設け第2押圧片28を回動自在に保持してい
る。また、この連結体30の基端及び先端間の略中間に
は、第1押圧片本体29との間に箱体1 の凸所7 又は受片
14 (箱体1 の一部) を挟む舌片35が設けられ、締め付け
手段28を操作した状態で取着部材25の第1押圧片26が壊
れにくいようにしている。
に、鉄板を折曲して形成し、先端となる一方側に、薄い
壁材を挟むとき及び厚い壁材を挟むときにそれぞれ当接
するよう壁材4 の裏面が当接する第1及び第2の当接部
36,37 を、基端となる他方側に、第1押圧片26に回動自
在に連結される連結片38をそれぞれ設けている。また、
この連結片38近傍には、後述する締め付け手段28の締め
付け螺子が貫通する楕円形状の貫通孔39が設けられてい
る。
及び第2押圧片27の貫通孔39間を貫通する締め付け螺子
40と第2押圧片27から外方に突出した締め付け螺子40の
螺子部が螺合するナット部材41とから構成されている。
ナット部材41は、その長手方向両端に、第2押圧片27に
遊嵌させる脚片41a を有し、第2押圧片27の貫通孔39口
縁で締め付け螺子40の螺合する位置を調整できるように
なっている。
体を押圧し第2押圧片で壁材を押圧しているが、第1押
圧片で壁材を押圧し第2押圧片で箱体を押圧したもので
もよい。また、本実施例によれば、締め付け手段は、第
1押圧片と第2押圧片とを貫通する締め付け螺子とこの
締め付け螺子の螺子部が螺合するナット部材とから構成
されているが、第1押圧片及び第2押圧片の両押圧片を
近接する方向に移動させ得るものであれば適用できる。
ば、第1押圧片及び第2押圧片間に箱体と壁材とを重合
的に挟んだ状態で締め付け手段を操作すると、第1押圧
片が第2押圧片に又は第2押圧片が第1押圧片に近づい
て箱体が壁材に取着されるので、薄い壁材に取着すると
きでも捨板等の余分な部材が不必要となり、壁材に取着
する作業が容易となる。
ば、壁材に取着部材の第1押圧片又は第2押圧片を当接
させた状態で締め付け手段を操作すると、第2押圧片が
第1押圧片の先端を中心に回動し第2押圧片の先端が箱
体又は壁材を押圧した状態で壁材及び箱体を挟持するの
で、薄い壁材に取着するときでも捨板等の余分な部材が
不必要となり、請求項1記載の効果に加え、壁材及び箱
体が第1及び第2押圧片から抜けにくくなる。
ば、締め付け手段を操作すると、箱体又は壁材によって
第2押圧片が撓み、連結体の舌片に第1押圧片本体方向
の力が加わるので、請求項2記載の効果に加え、第2押
圧片本体自体に力が加わらず、もって取着部材が壊れに
くくなる。
ば、箱体の底板及び壁材内に埋め込み可能な側板に同じ
取着部材を配設することができ、請求項1乃至請求項3
記載の効果に加え、露出又は埋め込んだ状態で取着する
ことができる。
取外していない状態を示す部分分解斜視図である。
態を示す部分断面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 底板及び四周側板にて一面に開口を有し
た箱状をなす箱体と、この箱体内に収納される主幹ブレ
ーカ及び分岐ブレーカ等の配電機器と、箱体の開口を塞
ぐ蓋体と、を備えた分電盤の箱体が、壁材に重合的に取
着される分電盤の取着構造において、 箱体又は壁材の一方を押圧する第1押圧片と、この第1
押圧片に回動可能に支持されて箱体又は壁材の他方を押
圧する第2押圧片と、両押圧片を近接方向に移動させ得
る締め付け手段と、よりなる取着部材を設け、この取着
部材の両押圧片間に箱体と壁材とを重合的に挟持してな
る分電盤の取着構造。 - 【請求項2】 前記第1押圧片を略L字状に形成すると
ともに、前記第2押圧片を略I字状に形成してなる請求
項1記載の分電盤の取着構造。 - 【請求項3】 前記第1押圧片は、第1押圧片本体及び
この第1押圧片本体に連設され第2押圧片を連結する連
結体にて形成するとともに、連結体に、第1押圧片本体
との間に箱体の一部を挟む舌片を設けてなる請求項2記
載の分電盤の取着構造。 - 【請求項4】 前記箱体の底板及び壁材内に埋め込み可
能な側板に、前記取着部材が配設可能な取着部を形成し
てなる請求項1乃至請求項3記載の分電盤の取着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10168493A JP3185468B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 分電盤の取着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10168493A JP3185468B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 分電盤の取着構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06315212A JPH06315212A (ja) | 1994-11-08 |
JP3185468B2 true JP3185468B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=14307173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10168493A Expired - Lifetime JP3185468B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 分電盤の取着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185468B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010011707A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Kawamura Electric Inc | 住宅用分電盤の取り付け構造 |
CN103236650A (zh) * | 2013-04-29 | 2013-08-07 | 上海振大电器成套有限公司 | 可调节深度的配电箱内胆组件 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10168493A patent/JP3185468B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06315212A (ja) | 1994-11-08 |
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