JPH0611590Y2 - 電子機器装置筐体の電磁シールド構造 - Google Patents

電子機器装置筐体の電磁シールド構造

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JPH0611590Y2
JPH0611590Y2 JP18266187U JP18266187U JPH0611590Y2 JP H0611590 Y2 JPH0611590 Y2 JP H0611590Y2 JP 18266187 U JP18266187 U JP 18266187U JP 18266187 U JP18266187 U JP 18266187U JP H0611590 Y2 JPH0611590 Y2 JP H0611590Y2
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JP
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electromagnetic shield
housing
electronic device
leaf spring
conductive
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JP18266187U
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則夫 増田
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は導電性サイドプレート部材と導電性上、下支持
部材とバックパネル部材の各部材とで構成され、回動開
閉自在な導電性ドアを備えた筐体に電子機器を収容して
構成される電子機器装置に関し、特にその筐体の電磁シ
ールド構造に関する。
[従来の技術] 電子機器装置筐体の電磁シールド構造は、導電性を有す
る筐体構成部材間の微小な隙間を導電性材料で埋め、電
磁波の漏れを防ぐと共に電気的結合を高めることにより
電磁波をグラウンドに流しシールドの効果を高めるよう
になっている。
従来のこの種の電子機器装置筐体の電磁シールド構造の
一例を第5図及び第6図に示す。導電性のフロントドア
1と導電性のブラケット14の間に導電性の変形圧縮可
能な電磁シールド板バネ10が挿入されており、フロン
トドア1とブラケット14により圧縮され接触し、フロ
ントドア1とブラケット14の間を電気的に結合させて
いる。
第6図は電磁シールド板バネ10を拡大して示すもの
で、この種の電磁シールド板バネはベリリウムを含んだ
銅等で作られた導電性で且つ弾力性に富んだ弾性変形可
能なストリップ材である。なお、この従来の電磁シール
ド板バネ10は接着剤によりフロントドア1に装着され
ている。
[考案が解決しようとする問題点] 上述した従来の電子機器装置筐体の電磁シールド構造
は、各構成部材間の隙間を小さくし電磁シールド板バネ
10と各構成部材との実効接触面積を最大限に増加させ
るため、大きな変形圧縮応力を加える必要があった。こ
のため電子機器装置を構成する各部材を結合しているネ
ジの締付トルクを増大させる必要があり、増大させた締
付トルクによる各構成部材の静的変形を抑えるためネジ
の本数を増すか、又はより大きな剛性を各構成部材に与
えなければならないという欠点があった。
特にフロントドアは他の筐体構成部材との結合点が少な
く、着脱の際大きな力を必要とする上、応力集中が起こ
り易く、従って静的変形が生じ易いという欠点があっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、導電性サイドプレート部材と導電性上、下支
持部材とバックパネル部材とで構成され回動開閉自在な
導電性ドアを備えた筐体に電子機器を収容してなる電子
機器装置において、前記筐体の前記各部材の各辺が弾力
性のある導電性の電磁シールドプラグ又はソケットで多
点接触し、且つ前記ドアの回動閉鎖時に、ドアの第1の
突片と筐体の第1の板バネとが摺動密着するとともに、
ドアの回動支点近くに設けた第2の突片が、てこの原理
により大きな力で筐体の第2の板バネと圧接して電磁シ
ールドを形成可能としたことを特徴とするものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図である。サイド
プレート2、メッシュ網9付きの上部支持部材4、下部
支持部材5、バックパネル3より構成された導電性の筐
体Xと、導電性の回動開閉自在なフロントドア1及び各
構成部材間を電気的に結合する電磁シールド板バネ、ソ
ケット、プラグより構成されている。
第2図は第1図のA部の拡大図、第3図は第1図のB部
の拡大図で、フロントドア1の回動機構によるシールド
ロックを説明する図である。第2図において、筐体Xの
開口Y近傍内側で上部支持部材4と保持材16の間に設
けられた電磁シールド板バネ7は、フロントドア1が閉
まる過程で、フロントドア1の上辺に装着されている導
電性の突片6と接触し、その面上を摺動運動し、完全に
フロントドア1が閉じてロックされた状態では突片6に
より変形圧縮され突片6と密着し、ほぼ完全な電気的結
合状態を呈する。第3図において筐体Xの開口Y近傍内
側で下部支持部材5上に設けられた電磁シールド板バネ
10は、フロントドア1が閉まる過程でフロントドア1
の下辺に装着されている導電性の突片8により圧縮変形
させられ、突片8と圧接する。このとき、てこの原理に
より大きな力で電磁シールド板バネ10を圧縮変形させ
ることができる。
即ち、モーメントのつり合いより次式が与えられる。
×P=l×P ここでl:フロントドア1の作用点までの距離 l:フロントドア1の支点11から突片8の作用点ま
での距離 P:フロントドア1の作用点に加える力 P:突片8の作用点が電磁シールド板バネ10を押圧
する力 ここで、l=500mm,l=20mmとすればP/P
=0.04となり、フロントドア1に加える閉鎖力は25倍
に増幅されることになり、突片8と電磁シールド板バネ
10は十分な実効接触面積を保つことができ、従来とか
わらぬシールド効果を得ることが可能である。
第4図は第1図のC部の拡大図である。バックパネル3
に取付けた電磁シールドソケット13に上部支持部材4
に取付けた電磁シールドプラグ12を嵌入させ、五方向
で接触するようになっており、大きな力を加えなくとも
十分な接触面積を保つように構成されている。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、フロントドアに設けた突
片を回転運動時のてこの原理を利用して電磁シールド板
バネに圧接させ、且つ多点接触をする電磁シールドプラ
グと電磁シールドソケットの採用により、小さな力で実
効接触面積を減らすことなく装着することが可能であ
り、筐体及びフロントドアの変形を抑え、しかも着脱を
容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図及び第
3図は第1図中の矢示A部分及びB部分を示すもので、
フロントドアの回動機能による電磁シールド板バネとの
接触部分の拡大断面図、第4図は第1図中の矢示C部分
で電磁シールドプラグとソケットによるシールド構造の
拡大断面図、第5図は従来例の第3図相当部分の断面
図、第6図は第5図中の電磁シールド板バネの横断面図
である。 1:フロントドア、2:サイドプレート 3:バックパネル、4:上部支持部材 5:下部支持部材、6:突片 7:電磁シールド板バネ 8:突片 10:電磁シールド板バネ 12:電磁シールドプラグ 13:電磁シールドソケット X:筐体 Y:筐体の開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性サイドプレート部材と導電性上、下
    支持部材とバックパネル部材とで構成され回動開閉自在
    な導電性ドアを備えた筐体に電子機器を収容してなる電
    子機器装置において、 前記筐体の前記各部材の各辺が弾力性のある導電性の電
    磁シールドプラグ又はソケットで多点接触し且つ前記ド
    アの回動閉鎖時に、ドアの第1の突片と筐体の第1の板
    バネとが摺動密着するとともに、ドアの回動支点近くに
    設けた第2の突片が、てこの原理により大きな力で筐体
    の第2の板バネと圧接して電磁シールドを形成可能とし
    たことを特徴とする電子機器装置筐体の電磁シールド構
    造。
JP18266187U 1987-11-30 1987-11-30 電子機器装置筐体の電磁シールド構造 Expired - Lifetime JPH0611590Y2 (ja)

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JPH0186296U JPH0186296U (ja) 1989-06-07
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DE4127468C1 (ja) * 1991-08-20 1992-10-08 Schroff Gmbh, 7541 Straubenhardt, De
JP2773760B2 (ja) * 1992-05-27 1998-07-09 富士通株式会社 通信装置の表面板の取付け構造
JPH11121057A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd アースバネ装置

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