JP3185432B2 - 外部端子の固定方法 - Google Patents
外部端子の固定方法Info
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- JP3185432B2 JP3185432B2 JP36015792A JP36015792A JP3185432B2 JP 3185432 B2 JP3185432 B2 JP 3185432B2 JP 36015792 A JP36015792 A JP 36015792A JP 36015792 A JP36015792 A JP 36015792A JP 3185432 B2 JP3185432 B2 JP 3185432B2
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- external terminal
- fixing
- sealing plate
- insulating plate
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電解コンデンサ等の封
口に用いられる硬質絶縁板と弾性絶縁板とを接合した封
口部材への外部端子の固定方法に関する。
口に用いられる硬質絶縁板と弾性絶縁板とを接合した封
口部材への外部端子の固定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電解コンデンサには、コンデンサ
素子を封入する外装ケースを封口する場合、図３に示す
ように、封口部材として硬質絶縁板２にゴム等の弾性絶
縁板４を接合した封口板６が用いられている。そして、
陽極側又は陰極側の外部端子８が用いられ、各外部端子
８は封口板６に形成された一対の貫通孔１０に端子リベ
ット１２を貫通させ、リング状を成す固定ワッシャ１４
を硬質絶縁板２側に吐出する端子リベット１２に嵌め、
それを加締めることにより、封口板６に端子リベット１
２及び固定ワッシャ１４を用いて外部端子８が固定され
る。このようを固定処理は、コンデンサ素子から引き出
されたタブとの電気的な接続、即ち、端子リベット１２
の加締めによる接続前の前処理として行なわれる封口板
６に対する処理である。
素子を封入する外装ケースを封口する場合、図３に示す
ように、封口部材として硬質絶縁板２にゴム等の弾性絶
縁板４を接合した封口板６が用いられている。そして、
陽極側又は陰極側の外部端子８が用いられ、各外部端子
８は封口板６に形成された一対の貫通孔１０に端子リベ
ット１２を貫通させ、リング状を成す固定ワッシャ１４
を硬質絶縁板２側に吐出する端子リベット１２に嵌め、
それを加締めることにより、封口板６に端子リベット１
２及び固定ワッシャ１４を用いて外部端子８が固定され
る。このようを固定処理は、コンデンサ素子から引き出
されたタブとの電気的な接続、即ち、端子リベット１２
の加締めによる接続前の前処理として行なわれる封口板
６に対する処理である。
【０００３】そして、封口板６に外部端子８を固定する
には、図４に示すような加工装置が用いられている。こ
の加工装置によれば、外部端子８とともに端子リベット
１２を取り付けた状態で封口板６の吐出部分を包摂する
凹部１６が形成された下型１８の上面に封口板６が設置
される。封口板６の上面、即ち、硬質絶縁板２の上面側
に突出させた固定ワッシャ１４を嵌め込み、その上から
可動型、即ち、上型２０を下型１８に向けて下降させ、
固定状態になる下型１８に対して上型２０を矢印Ｆで示
す方向に加締め可能な荷重を加える。当然のことなが
ら、上型２０には端子リベット１２の通過させるための
透孔２２が形成されており、また、その下面側には固定
ワッシャ１４を加締めるための断面三角形状を成す突部
２４が形成されている。したがって、このような上型２
０を端子部を以て加圧すれば、固定ワッシャ１４は加締
められて封口板６に外部端子８を端子リベット１２及び
固定ワッシャ１４を以て固定することができる。
には、図４に示すような加工装置が用いられている。こ
の加工装置によれば、外部端子８とともに端子リベット
１２を取り付けた状態で封口板６の吐出部分を包摂する
凹部１６が形成された下型１８の上面に封口板６が設置
される。封口板６の上面、即ち、硬質絶縁板２の上面側
に突出させた固定ワッシャ１４を嵌め込み、その上から
可動型、即ち、上型２０を下型１８に向けて下降させ、
固定状態になる下型１８に対して上型２０を矢印Ｆで示
す方向に加締め可能な荷重を加える。当然のことなが
ら、上型２０には端子リベット１２の通過させるための
透孔２２が形成されており、また、その下面側には固定
ワッシャ１４を加締めるための断面三角形状を成す突部
２４が形成されている。したがって、このような上型２
０を端子部を以て加圧すれば、固定ワッシャ１４は加締
められて封口板６に外部端子８を端子リベット１２及び
固定ワッシャ１４を以て固定することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上型２０に
よる局所的な加締め、即ち、固定ワッシャ１４のみを加
締めているため、図５に示すように、封口板６の端子リ
ベット１２を固定する部分に集中的に荷重が加わり、封
口板６が持つ弾性絶縁板４の弾性による沈みで硬質絶縁
板２を必要以上に変形させることになり、硬質絶縁板２
に亀裂１５を生じさせる結果となる。このような亀裂が
発生した封口板６は、気密性を必要とする電解コンデン
サには使用することができない。
よる局所的な加締め、即ち、固定ワッシャ１４のみを加
締めているため、図５に示すように、封口板６の端子リ
ベット１２を固定する部分に集中的に荷重が加わり、封
口板６が持つ弾性絶縁板４の弾性による沈みで硬質絶縁
板２を必要以上に変形させることになり、硬質絶縁板２
に亀裂１５を生じさせる結果となる。このような亀裂が
発生した封口板６は、気密性を必要とする電解コンデン
サには使用することができない。
【０００５】そこで、本発明は、局所的な荷重による封
口部材の損傷を防止した外部端子の固定方法を提供する
ことを目的とする。
口部材の損傷を防止した外部端子の固定方法を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の外部端子の固定
方法は、図１に例示するように、硬質絶縁板（２）と弾
性絶縁板（４）とを接合している封口部材（封口板６）
に端子リベット（１２）及び固定ワッシャ（１４）を以
て外部端子（８）を固定する外部端子の固定方法であっ
て、前記固定ワッシャの加締め時、前記封口部材を押圧
して前記封口部材に局所的に荷重が加わらないようにし
たことを特徴とする。
方法は、図１に例示するように、硬質絶縁板（２）と弾
性絶縁板（４）とを接合している封口部材（封口板６）
に端子リベット（１２）及び固定ワッシャ（１４）を以
て外部端子（８）を固定する外部端子の固定方法であっ
て、前記固定ワッシャの加締め時、前記封口部材を押圧
して前記封口部材に局所的に荷重が加わらないようにし
たことを特徴とする。
【０００７】
【作用】この固定方法では、固定ワッシャの加締め時、
封口部材を押圧することで、加締めによる荷重が封口部
材に局所的に作用しないようにしたため、封口部材にお
ける硬質絶縁板の変形が抑制され、その損傷から封口部
材を防護することができる。
封口部材を押圧することで、加締めによる荷重が封口部
材に局所的に作用しないようにしたため、封口部材にお
ける硬質絶縁板の変形が抑制され、その損傷から封口部
材を防護することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【０００９】図１は、本発明の外部端子の固定方法の一
実施例を示し、図４に示した加工装置と同一部分には同
一符号を付してある。この固定装置には、第１の加圧型
としての上型２０に対し、この周囲部を包囲する形態で
第２の加圧型として上型２６が設置されている。この上
型２６は、上型２０の加圧部分を包囲する封口板６の上
面部分を加圧エリアとしたものである。そして、この上
型２６の加圧タイミングは、上型２０に同期させるもの
とする。
実施例を示し、図４に示した加工装置と同一部分には同
一符号を付してある。この固定装置には、第１の加圧型
としての上型２０に対し、この周囲部を包囲する形態で
第２の加圧型として上型２６が設置されている。この上
型２６は、上型２０の加圧部分を包囲する封口板６の上
面部分を加圧エリアとしたものである。そして、この上
型２６の加圧タイミングは、上型２０に同期させるもの
とする。
【００１０】したがって、固定ワッシャ１４に対して上
型２０を下降させ、矢印Ｆで示す方向に荷重を作用させ
るとき、矢印Ｇで示すように、上型２６にも荷重を加え
ると、固定ワッシャ１４の加締めと同時に封口板６も同
時に加圧される結果、封口板６の変形、特に、硬質絶縁
板２の変形を確実に防止できる。その結果、硬質絶縁板
２は固定ワッシャ１４の加締め時に亀裂等の損傷から防
護される。
型２０を下降させ、矢印Ｆで示す方向に荷重を作用させ
るとき、矢印Ｇで示すように、上型２６にも荷重を加え
ると、固定ワッシャ１４の加締めと同時に封口板６も同
時に加圧される結果、封口板６の変形、特に、硬質絶縁
板２の変形を確実に防止できる。その結果、硬質絶縁板
２は固定ワッシャ１４の加締め時に亀裂等の損傷から防
護される。
【００１１】次に、図２は、本発明の外部端子の固定方
法の実施に好適な加工装置を示している。この加工装置
には、基台２８の上に上型２０が設置され、その上面の
形態は図１に示した上型２０と同様である。
法の実施に好適な加工装置を示している。この加工装置
には、基台２８の上に上型２０が設置され、その上面の
形態は図１に示した上型２０と同様である。
【００１２】そして、上型２０を貫通させる環状体を成
す上型２６が設置され、この上型２６は支持枠３０に取
り付けられている。支持枠３０は一対の支持ロッド３１
を介して固定支持部３２に摺動可能に取り付けられてい
る。即ち、支持ロッド３１の周囲にはスプリング３４が
介挿され、しかも、支持ロッド３１には摺動支持手段で
あるブッシング３６を介して固定支持部３２が取り付け
られている。そして、固定支持部３２は、プレス機３８
の加圧部４０側にボルト４２を以て強固に固定されてい
る。
す上型２６が設置され、この上型２６は支持枠３０に取
り付けられている。支持枠３０は一対の支持ロッド３１
を介して固定支持部３２に摺動可能に取り付けられてい
る。即ち、支持ロッド３１の周囲にはスプリング３４が
介挿され、しかも、支持ロッド３１には摺動支持手段で
あるブッシング３６を介して固定支持部３２が取り付け
られている。そして、固定支持部３２は、プレス機３８
の加圧部４０側にボルト４２を以て強固に固定されてい
る。
【００１３】このような加工装置を用いれば、加圧部４
０を下降させると、先ず、上型２６が封口板２２の硬質
絶縁板２側に当たって静止し、その状態で加圧部４０を
更に下降させると、上型２０が上型２６を通過して下降
し、固定ワッシャ１４を加締める。このとき、固定ワッ
シャ１４には加締めのために荷重が作用するが、同時に
封口板６の全体に上型２６を以て荷重が加えられている
ため、局所的な荷重作用が防止され、硬質絶縁板２が必
要以上に変形することがなく、封口板６を過剰な変形に
よる損傷から防護できるのである。
０を下降させると、先ず、上型２６が封口板２２の硬質
絶縁板２側に当たって静止し、その状態で加圧部４０を
更に下降させると、上型２０が上型２６を通過して下降
し、固定ワッシャ１４を加締める。このとき、固定ワッ
シャ１４には加締めのために荷重が作用するが、同時に
封口板６の全体に上型２６を以て荷重が加えられている
ため、局所的な荷重作用が防止され、硬質絶縁板２が必
要以上に変形することがなく、封口板６を過剰な変形に
よる損傷から防護できるのである。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定ワッシャの加工時、封口板に対する局所的な荷重を
抑制でき、亀裂発生等の損傷から封口板を防護するとと
もに、外部端子を確実に封口板に固定することができ、
信頼性の高い電解コンデンサの製造に寄与することがで
きる。
固定ワッシャの加工時、封口板に対する局所的な荷重を
抑制でき、亀裂発生等の損傷から封口板を防護するとと
もに、外部端子を確実に封口板に固定することができ、
信頼性の高い電解コンデンサの製造に寄与することがで
きる。
【図１】本発明の外部端子の固定方法の一実施例を示し
ている。
ている。
【図２】図１に示した外部端子の固定方法の実施に用い
られる加工装置の具体的な実施例を示す部分断面図であ
る。
られる加工装置の具体的な実施例を示す部分断面図であ
る。
【図３】封口板に対する外部端子の固定構造を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図４】封口板に対する外部端子の従来の固定方法を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】従来の固定方法による封口板の変形及び亀裂発
生を示す断面図である。
生を示す断面図である。
【符号の説明】 ２ 硬質絶縁板 ４ 弾性絶縁板 ６ 封口板（封口部材） ８ 外部端子 １２ 端子リベット １４ 固定ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01G 9/008 H01G 9/10 H01G 13/00 307
Claims (1)
- 【請求項１】 硬質絶縁板と弾性絶縁板とを接合してい
る封口部材に端子リベット及び固定ワッシャを以て外部
端子を固定する外部端子の固定方法であって、 前記固定ワッシャの加締め時、前記封口部材を押圧して
前記封口部材に局所的に荷重が加わらないようにしたこ
とを特徴とする外部端子の固定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36015792A JP3185432B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 外部端子の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36015792A JP3185432B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 外部端子の固定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06204095A JPH06204095A (ja) | 1994-07-22 |
| JP3185432B2 true JP3185432B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=18468156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36015792A Expired - Fee Related JP3185432B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 外部端子の固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3185432B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003243256A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-29 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの製造方法 |
| JP2011204725A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Hitachi Aic Inc | アルミニウム電解コンデンサ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100475424B1 (ko) * | 2002-09-30 | 2005-03-10 | 대성정공(주) | 러그콘덴서의 베이클라이트 리벳팅장치 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP36015792A patent/JP3185432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003243256A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-29 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの製造方法 |
| JP2011204725A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Hitachi Aic Inc | アルミニウム電解コンデンサ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06204095A (ja) | 1994-07-22 |
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