JP3185280U - 学校用震災津波対策避難ジャケット - Google Patents

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Abstract

【課題】普段は学校のイスの背もたれに装着してクッションとして機能し、非常時には生命を守る防火頭巾ジャケットとして使用することが可能な、最低限の非常用品が収納された学校用震災津波対策避難ジャケットを提供する。
【解決手段】左右の脇部S2及び下方が夫々開放された状態で前身頃11と後身頃12とが左右の肩ベルト13により連結されて該左右の肩ベルト13間に首通し穴S1が形成されると共に両側の脇部S2が開放されて成る学校用震災津波対策避難ジャケット1であって、前身頃11及び後身頃12は表地と裏地の間に浮力体が内蔵されて成り、両側の脇部S2下方位置には前身頃11と後身頃12とを締め付け可能な締付機構15が夫々備えられ、後身頃12における首通し穴S1周縁所定箇所には防災頭巾14が備え付けられた構成となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、学校用震災津波対策避難用具として身体に着用して用いられるものであって、詳しくは、浮力体を内蔵し且つ防災頭巾が装備されたライフジャケットに関するものである。
先の東日本大震災において経験したように、地震が起きた時に発生するのが1)建物等の倒壊、その後に2)火災、そして3)津波の順番で災害が発生する。その後4)避難生活が行われるが、避難したのちの非常食等の準備はすれども、発災時から避難所までの避難道具の開発が進んでいないことが問題となっている。1)建物等の倒壊・2)火災・3)津波・4)避難生活のすべてを網羅できてはじめて、生命を守ることができる。そこでまずは、災害弱者の子供たちを如何に守ることができるかを考えることが大事である。
ところで、最近の研究によると、日本国において、直近10年以内における東南海地震の発生確率が非常に高いとの研究報告があり、さらに当該東南海地震によって確実に大津波が発生するといわれており、約32万人が該津波によって流されるとの被害予測も出されている。
従来、このような災害時に対応すべく、地域の避難所とされる場所に非常食等が備蓄されていたり、また、各家庭・個々人で市販された水や食料を詰めた非常用バッグを備えたりする対応が行われている。
しかしながら、全ての避難所に非常食等が必ず備蓄されているわけではなく、また、避難先によって備蓄量も異なり、必ずしも満足できるものではなかった。さらに、市販されている非常用バッグは、内容物として非常食等だけでなくヘルメットや軍手、ロープ、ナイフ、懐中電灯などが詰められており、重量的に非常に重いものであって、避難時にそのような重量物を持って行くことは決して勧められるものではないと共に、避難に時間がかかってしまうことが考えられ、かえって生命を危険にさらす可能性もあり、総じて避難の妨げになってしまうものであった。
実用新案登録第3106973号公報 実用新案登録第3022402号公報 実用新案登録第3016863号公報
本考案は、上記問題点に鑑み、普段は学校のイスの背もたれに装着してクッションとして機能し、非常時には生命を守る防火頭巾ジャケットとして使用することが可能な、最低限の非常用品が収納された学校用震災津波対策避難ジャケットを提供することを課題とするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、防炎性能と浮力性能を備えた部材を基に左右両側の脇部及び下方が夫々開放された状態で前身頃と後身頃とが左右の肩ベルトにより連結されて該左右の肩ベルト間に首通し穴が形成されて成る学校用震災津波対策避難ジャケットであって、前身頃及び後身頃は表地と裏地の間に浮力体が内蔵されて成り、両側の脇部下方位置には前身頃と後身頃とを締め付け可能な締付機構が夫々備えられ、後身頃における首通し穴周縁所定箇所には防災頭巾が備え付けられた構成となっている。
このとき、前記防災頭巾の表地と裏地の間に、浮力体及び簡易ヘルメットが内蔵されている構成とすることが考え得る。
また、本考案は、前記防災頭巾が、着脱機構を介して前記後身頃に備え付けられている構成とすることができる。
さらに、本考案は、前記後身頃に収納ポケットが備えられ、前記防災頭巾が収納可能となっている構成を採用することもできる。
またさらに、本考案は、前記後身頃の下端辺における所定箇所に少なくとも一以上の股下ベルトが備えられ、該股下ベルトの先端部が前記前身頃の下端部に装着可能となっている構成を採ることもできる。
さらにまた、本考案は、前記肩ベルトに、長さ調節機構が備えられている構成を採用することも考え得る。
そしてまた、本考案は、前記前身頃及び後身頃の表地が、防炎性若しくは難燃性素材から成る構成とすることもできる。
そしてさらに、本考案は、前記前身頃及び後身頃における表地の所定箇所に、所定形状の反射材、蓄光材、蛍光材、発光材のうち少なくともいずれか一つが装着されている構成を採ることも可能である。
さらにまた、本考案は、前記前身頃、後身頃並びに防災頭巾のうち選択される少なくとも一つにおける表地と浮力体との間に、二枚のアルミシートに挟まれることで防炎機能を有する気泡緩衝シート(エアクッションシート)が備えられている構成とすることも可能である。
そしてまた、本考案は、前記前身頃若しくは後身頃における所定箇所に、少なくとも一以上の飲料ホルダーが備えられている構成を採用することも可能である。
本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットによれば、平常時はイスの背もたれに装着することでクッションとして機能すると共に、いざ非常時にはイスの背もたれから外して瞬時に身体に装着することが可能であり、防災頭巾も備え付けられ、さらに内部に浮力体が内蔵されていることで、震災後の落下物や津波などから身を守ることが可能であって、避難時のライフジャケットとして優れた効果を発揮するものである。
また、本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットによれば、必要最低限の非常用品のみを装備することで大変軽量化されているため、装着による重量感を感じることなく、避難の妨げになることがないといった、優れた効果を奏するものである。
さらに、本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットによれば、多くのイスが存在する学校などにおいて、該イスの背もたれに漏れなく装着しておくことで、子供がいつでも装着できる体制が整えられて、子供の生命を守ることができると共に、避難所となる学校等に常時非常用品を備蓄することができるといった、優れた効果を奏するものである。
本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの実施形態を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの実施形態を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの実施形態を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの使用態様を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの使用態様を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの使用態様を示す説明図である。 本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケットの使用態様を示す説明図である。
本考案は、防炎性能と浮力性能を備えた部材を基に成形される学校用震災津波対策避難ジャケット1であって、前身頃11及び後身頃12の表地31と裏地32の間に浮力体33が内蔵されると共に、両側の脇部S2下方位置に前身頃11と後身頃12とを締め付け可能な締付機構15が夫々備えられ、かつ、後身頃12における首通し穴S1周縁所定箇所に防災頭巾14が備え付けられることで、平常時はイスCの背もたれC1に装着してクッションとして機能させ、非常時にイスCの背もたれC1から外して瞬時に身体Hに装着することを可能としたことを最大の特徴とする。以下、本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケット1の実施形態を、図面に基づき詳細に説明する。
なお、本考案は、下記実施形態の構成態様に特に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で、構成態様を任意に変更することができるものである。
図1及び図2は、本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケット1の実施形態を示しており、図1は正面から見た斜視図、図2は背面から見た斜視図である。
図面に示すように、本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケット1は、左右両側の脇部S2及び下方が夫々開放された状態で前身頃11と後身頃12とが左右の肩ベルト13により連結され、該左右の肩ベルト13間に首通し穴S1が形成された構成となっている。
前身頃11と後身頃12とを連結する左右の肩ベルト13について、図面に示すように、長さ調節機構22を備える態様が好ましい。すなわち、身体Hに着用した場合に、使用者の体型によって変化する前身頃11と後身頃12の位置をベストなポジションに調節可能とするためである。
両側の脇部S2における下方位置には、締付機構15が夫々備えられている。該締結機構15は、開放された脇部S2において、前身頃11と後身頃12とを締め付けるために設けられるものである。締結機構15の具体的構造については特に限定はなく、常法の締付手段を用いればよい。
かかる締結機構15の構造の具体例としては、例えば図面に示すように、後身頃12の両側辺下方位置に所定幅・長さの帯体15を夫々備え、該帯体15の先端部における表裏両面及び前身頃11の表地31下端部に、帯体15と前身頃11とを締結するための該面ファスナーFを備えた構造とすることが考え得る。締結手段として面ファスナーFを採用することで、着脱作業の容易性と着脱時間の優位性に資する。このとき、帯体15の先端部において裏面だけでなく表裏両面に面ファスナーFを備えるのは、ライフジャケット1をイスCに装着したり実際に身体Hに装着する際に、使用者の体型や帯体15の長さ等によって帯体15の先端部が重なり合う場合が想定され、その場合であっても着実に面ファスナーFが締結可能とするためである。
また、かかる締結機構15の構造の具体例として、図示されてはいないが、例えば前身頃11及び後身頃12の両側辺下方位置に所定幅・長さの帯体15を夫々備え、該帯体15の先端部にソケット型装着手段を備えた構造とすることが考えられ、さらに該ソケット型装着手段に、長さ調節機構を備えた構造とすることが考え得る。このように、締結手段としてソケット型装着手段を採用することで、着脱の確実性に資することとなる。
後身頃12における首通し穴S1周縁所定箇所には、防災頭巾14が備え付けられている。このとき、防災頭巾14について、着脱機構21を介して備え付けられる態様が考え得る。かかる態様を採用することで、該防災頭巾14を学校用震災津波対策避難ジャケット1と切り離すことができるため、必要に応じて防災頭巾14のみを単独で使用することが可能となる。
後身頃12の所定箇所には、図面に示すように、収納ポケット23が備えられている。該収納ポケット23には、必要最低限の非常用品、例えば非常食やペンライト、応急用品などが収納されるほか、防災頭巾14も収納可能となっている。このように防災頭巾14を収納可能とすることで、不使用時において防災頭巾14を収納ポケット23に収納して、見た目に綺麗で空間的邪魔を省くことが可能となる。なお、かかる収納ポケット23の縁部について、内容物の飛び出し・紛失を防止すべく、ファスナー等の開閉機構により開閉自在とすることも可能である。
後身頃12の下端辺における所定箇所には、股下ベルト16が備えられている。該股下ベルト16は、少なくとも一以上備えられ、その先端部が前身頃11の下端部へ装着可能となっている。かかる股下ベルト16の前身頃11への装着のための具体的構造については、ソケット型装着手段を採用するなど特に限定はないが、例えば図面に示すように、股下ベルト16の先端部における表裏両面に面ファスナーFを備え、前記締結機構15において備えられた前身頃11の表地31下端部にある面ファスナーFへ装着可能とする構造が考え得る。このとき、股下ベルト16の先端部において裏面だけでなく表裏両面に面ファスナーFを備えるのは、該股下ベルト16の先端部と帯体15の先端部とが重なり合う場合が想定され、その場合であっても着実に面ファスナーFが締結可能とするためである。
前身頃11及び後身頃12における表地31の所定箇所には、反射材、蓄光材、蛍光材、発光材のうち少なくともいずれか一つが装着されている。これら反射材等は、所定の形状を為して装着され、例えば図1に示すように、SOSの文字形状を為して装着されたり、あるいは図2に示すように、単に複数の直線形状を為して装着される。これにより、救助による早期発見に資することとなる。
前身頃11若しくは後身頃12における所定箇所には、少なくとも一以上の飲料ホルダー24が備えられ、飲料Dが装備可能となっている。なお図面では、前身頃11の下端部における左右両端に夫々飲料ホルダー24を備えた態様について示しているが、該飲料ホルダー24について後身頃12に備えてもよく、また、前身頃11に収納ポケットを設けて、該収納ポケットの中に飲料ホルダー24を備える態様も考え得る。
前身頃11と後身頃12には、図3に示すように、表地31と裏地32の間に浮力体33が内蔵されている。浮力体33の具体的材質については、特に限定するものではないが、例えば発泡スチロールなどが考え得る。かかる浮力体33が内蔵されることで、本考案の学校用震災津波対策避難ジャケット1を着用することにより、震災後の津波による二次災害に遭っても生命を守ることが可能であると共に、クッションの役割を果たして瓦礫その他の障害物から身を守ることが可能となる。
このとき、防災頭巾14における表地31と裏地32の間にも、浮力体33が内蔵されていることが望ましい。これにより、津波に遭っても頭を自然に水面から浮かせることが可能になると共に、上記同様クッションの役割を果たして瓦礫その他の障害物から頭を守ることが可能となる。
かかる前身頃11と後身頃12、そして防災頭巾14について、その表地31が防炎性若しくは難燃性素材により成形されていることが望ましい。震災その他の災害時に二次災害として問題となるのが火災である。そこで、表地31の素材を防炎性素材あるいは難燃性素材により成形することで、かかる火災に遭遇した際に炎から身を守ることが可能となる。なお、防炎性若しくは難燃性を有する具体的素材については、特に限定はないが、例えばアラミド繊維から成る素材などが考え得る。
本考案における裏地32の素材については、学校用震災津波対策避難ジャケット1としてのある程度の強度を備えるものであれば、特に限定するものではなく、例えばナイロン繊維から成る布などが考え得る。
ところで、前記前身頃11、後身頃12並びに防災頭巾14のうち選択される少なくとも一つにおいて、表地31と浮力体33との間に、気泡緩衝シート35(エアクッションシート)を備える態様が考え得る。かかる気泡緩衝シート35の具体的構造については、特に限定はなく、包装用のクッション材として一般的に用いられている塩ビ製から成るもので足りる。すなわち、気泡緩衝シート35を備えることで、気泡内の空気が熱を吸収して断熱性・耐熱性向上に資すると共に学校用震災津波対策避難ジャケット1全体の浮力を向上させ、さらには、クッション機能の向上にも資することとなる。
かかる気泡緩衝シート35を備えるに際し、該気泡緩衝シート35の表裏面は夫々アルミシート34で被覆され、すなわち二枚のアルミシート34で気泡緩衝シート35が挟まれた状態となっている。かかるアルミシート34を用いることで、燃えやすい浮力体33がある内部へ火が侵入することを防ぐ防炎機能を有すると共に、気泡緩衝シート35の溶融を防ぐこととなる。
以上の通り構成される本考案にかかる学校用震災津波対策避難ジャケット1は、身体Hへの着用に際し、頭を通して脇及び股を締め頭巾を被る、という大変容易な動作で着用することができるものである。具体的には、図4に示すように、頭を下方から首通し穴S1へ通して左右の肩ベルト13を夫々両肩に掛けた状態で、締結機構15により開放された左右の脇部S2を締め付けつつ前身頃11と後身頃12とを締結すると共に、股下ベルト16を後方から股下を通して前身頃11下端部に装着し、最終的に防災頭巾14を被ることで、身体Hに着用されることとなる。このとき、前身頃11と後身頃12の位置をベストなポジションに調節すべく、必要に応じて肩ベルト13に備わる長さ調節機構22により調節を行う。収納ポケット23には非常食などの必要最低限の非常用品のみが収納されていると共に、飲料ホルダー24には水その他の飲料Dが装備されており、学校用震災津波対策避難ジャケット1全体として大変軽量化されているため、着用による重量感を感じることなく、安心・安全且つ俊敏な避難に資することとなる。
なお、平常時に学校用震災津波対策避難ジャケット1は、イスCの背もたれC1に装着しておくこととなる。イスCへの装着態様については、上記した身体Hへの着用態様と特に変わるところはない。すなわち、図5に示すように、イスCの背もたれC1の上辺に各肩ベルト13を掛けた状態で、締結機構15により開放された左右の脇部S2を締め付けつつ前身頃11と後身頃12とを締結すると共に、股下ベルト16を後方からイスCの背もたれC1における下方空間を通して前身頃11下端部に装着することで、イスCへの装着は完了する。ただし、図面に示すように、防災頭巾14は収納ポケット23に収容されており、これにより見た目に綺麗で空間的邪魔を省くことが可能となる。かかるイスCへの装着態様により、普段における背もたれC1のクッションとして機能させることが可能であり、かつ、非常時にイスCの背もたれC1から外して瞬時に身体Hに装着することが可能となる。
また、イスCの背もたれC1への装着態様について、図6及び図7に示すように、学校用震災津波対策避難ジャケット1を収納袋40に収納した状態で、イスCの背もたれC1に装着する態様も考え得る。すなわち、収納袋40は、図6に示すように、中に学校用震災津波対策避難ジャケット1が収納されている状態がわかるよう網状布41により成形され、上方が開口してファスナー42により開閉可能となっており、上辺略中央箇所には把持部46を備えると共に、左右両端部の端辺に沿って夫々掛けベルト43が備えられ、さらに左右両端部の下端部には先端に締結機構45を有する締結ベルト44が備えられて成る。そして図7に示すように、かかる収納袋40内に学校用震災津波対策避難ジャケット1を収納した状態で、イスCの背もたれC1の上辺に掛けベルト43を掛け、かつ、締結ベルト44をイスCの背もたれC1における下方位置で締結機構45を介して締結することで、イスCへの装着は完了する。
本考案の学校用震災津波対策避難ジャケット1は、浮力体33の内蔵とクッション機能により着用者の身体的安全を確保すると共に、必要最低限の非常用品を装備して安心を提供し、さらに着用容易性と軽量性を兼ね備えて避難にかかる時間的ロスを無くすることが可能となるだけでなく、平常時にイスCに装着しておくことで背もたれC1のクッションとして機能させることができると共に、多くのイスCが存在する学校などに常備させることで、子供がいつでも装着できる体制が整えられて、子供の生命を守ることができると共に、避難所となる学校等に常に非常用品を備蓄することも可能であって、本考案の産業上の利用可能性は極めて高いものと思料する。
1 学校用震災津波対策避難ジャケット
11 前身頃
12 後身頃
13 肩ベルト
14 防災頭巾
15 締結機構(帯体)
16 股下ベルト
21 着脱機構
22 長さ調節機構
23 収納ポケット
24 飲料ホルダー
31 表地
32 裏地
33 浮力体
34 アルミシート
35 気泡緩衝シート
40 収納袋
41 網状布
42 ファスナー
43 掛けベルト
44 締結ベルト
45 締結機構
46 把持部
C イス
C1 背もたれ
D 飲料
F 面ファスナー
H 身体
S1 首通し穴
S2 脇部
T 反射材,蓄光材,蛍光材,発光材

Claims (10)

  1. 左右両側の脇部及び下方が夫々開放された状態で前身頃と後身頃とが左右の肩ベルトにより連結されて該左右の肩ベルト間に首通し穴が形成されて成る学校用震災津波対策避難ジャケットであって、前身頃及び後身頃は表地と裏地の間に浮力体が内蔵されて成り、両側の脇部下方位置には前身頃と後身頃とを締め付け可能な締付機構が夫々備えられ、後身頃における首通し穴周縁所定箇所には防災頭巾が備え付けられていることを特徴とする学校用震災津波対策避難ジャケット。
  2. 前記防災頭巾の表地と裏地の間に、浮力体が内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  3. 前記防災頭巾が、着脱機構を介して前記後身頃に備え付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  4. 前記後身頃に収納ポケットが備えられ、前記防災頭巾が収納可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  5. 前記後身頃の下端辺における所定箇所に少なくとも一以上の股下ベルトが備えられ、該股下ベルトの先端部が前記前身頃の下端部に装着可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  6. 前記肩ベルトに、長さ調節機構が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  7. 前記前身頃、後身頃並びに防災頭巾の表地が、防炎性若しくは難燃性素材から成ることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  8. 前記前身頃及び後身頃における表地の所定箇所に、所定形状の反射材、蓄光材、蛍光材、発光材のうち少なくともいずれか一つが装着されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  9. 前記前身頃、後身頃並びに防災頭巾のうち選択される少なくとも一つにおける表地と浮力体との間に、二枚のアルミシートに挟まれることで防炎機能を有する気泡緩衝シート(エアクッションシート)が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
  10. 前記前身頃若しくは後身頃における所定箇所に、少なくとも一以上の飲料ホルダーが備えられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の学校用震災津波対策避難ジャケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210135194A (ko) * 2018-08-14 2021-11-12 하진석 구명조끼로 가변 가능한 의자 등받이 덮개

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