JP3186501U - 防災頭巾兼用椅子カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】平常時には、椅子カバーとして効率的な使い方をすることができ、さらに災害時には、防災頭巾として適切かつ容易に装着することができると共に、多種の防災用品を携行することができる携帯性に優れた防災頭巾兼用椅子カバーを提供する。
【解決手段】椅子の背もたれ部の前面部を被覆する前面カバー部11と、前面カバー部の上端部及び巾方向両端部において接合され、前面カバー部よりも大型に形成され、背もたれ部の背面部を、背もたれ部下方に到るまで被覆する背面カバー部15とを有し、背もたれ部に着脱可能に形成された椅子カバー10であって、背面カバー部には、上端部に一対の係止部材41,42が設けられると共に背もたれ部から背もたれ部下方に到るポケット部が設けられる。災害時には、前面カバー部と背面カバー部との間に形成される空隙内に頭部を挿入させると共に一対の係止部材により係合固定して頭部に装着される。
【選択図】図5

Description

本考案は、防災頭巾に兼用することができる椅子カバーの改良に関するものである。
東日本大震災以降、防災意識はさらに高まり、非常用食料品、三角巾や消毒液等の医療具、携帯型懐中電灯やろうそく等の灯火類及び防災頭巾やヘッドライト型懐中電灯等の救助用品等の防災用品を備える者は多い。
また、一般に、備えた防災用品は、災害発生時に容易に持ち出すことができるように非常持ち出し袋にまとめられている。
しかしながら、日頃の生活環境の中で、非常持ち出し袋を肌身離さず携帯することや、身近に常備しておくことは困難であるため、災害発生時においても、携帯して避難することができない場合が多い。
特に防災頭巾は、災害発生直後の人命救助に大いに直結するため、今日においては、平常時においても携帯性に優れていることが要請されている。
このような観点から、平常時においても携帯性に優れた防災頭巾機能を有する椅子カバーとして以下のような従来技術が存在する。例えば、特許文献1には、椅子の背もたれ部の前後を覆う前後カバーは、上部及び左右側部が互いに閉じられて下部に開口する背もたれ収納部を形成し、後カバーは背もたれ収納部の下方開放端よりもさらに下方に延長形成され、延長形成部の裏面周囲に保護カバーを形成することで、後カバーの広告表示領域が広がることから、有効な広告宣伝媒体としてその機能の発揮が期待できる椅子カバーが開示されている。
特許文献2には、1側に開口部を有するフード部と、フード部から延びる肩当て部からなり、フード部は、椅子の背もたれ部の前後を覆う前後面カバーシートと、前面カバーシートの1側から後面カバーシートの開口端と同じ位置まで延びる延長部とを含み、椅子カバーを裏返して頭から被ると防災頭巾になることで、災害発生時に椅子カバーを取り外し、素早く防災頭巾とすることができる防災機能付き椅子カバーが開示されている。
特許文献3には、椅子の座と背もたれを覆うクッションを2枚重ねて、上側端縁及び一側長縁を夫々連続させると共に、クッションの所定部に椅子との係止部材を設けることで、頭部より肩部まで被覆して防災上の安全性を高めると共に、椅子用座布団としては、確実に装着でき、かつ座り心地の良い防災頭巾が開示されている。
特許文献4には、椅子の背もたれまたは座盤を被覆収納し得る袋状体において、後布の中央部から開口縁に切り欠き部を設け、切り欠き部の左右内側縁に結び紐を縫着すると共に、後布の裏面に照明具を収納するポケット部を設けることで、災害時には直ぐに着用できると共に、椅子カバーとしても機能するため無駄がない防災頭巾兼用椅子カバーが開示されている。
しかしながら、椅子カバーとして使用する場合においては、特許文献1から3にあってはいずれも、椅子カバーそのものに、他の物品、例えば非常用食料品やブランケット等の防災用品、または小物類等を収納するための収納部が設けられていない。また、特許文献4にあっては、照明具を収納するポケット部を設けるに止まっているため、災害時に携帯して避難するべき多種の防災用品を携行することができないと共に、平常時使用する椅子カバーとしては、効率的な使い方ができていないという不具合があった。
さらに、防災頭巾として使用する場合においては、特許文献2にあっては、椅子カバーを裏返す必要があるため、災害発生時、直ぐに着用することができず、頭部の保護が遅れてしまうという不具合があった。
特開2013−94374号公報 実用新案登録第3177590号公報 実開昭54−179813号公報 実開昭56−98069号公報
本考案は、このような従来からの不具合を解決するためのものであり、平常時には、椅子カバーとして効率的な使い方をすることができ、さらに災害時には、防災頭巾として適切かつ容易に装着することができると共に、多種の防災用品を携行することができる携帯性に優れた防災頭巾兼用椅子カバーを提供することにある。
上記課題達成のため、請求項1記載の考案にあっては、椅子の背もたれ部の前面部を被覆する前面カバー部と、上記前面カバー部の上端部及び巾方向両端部において接合され、上記前面カバー部よりも大型に形成され、上記背もたれ部の背面部を、背もたれ部下方に到るまで被覆する背面カバー部とを有し、上記背もたれ部に着脱可能に形成された椅子カバーであって、上記背面カバー部には、上端部に一対の係止部材が設けられると共に上記背もたれ部から背もたれ部下方に到るポケット部が設けられ、災害時には、上記前面カバー部と上記背面カバー部との間に形成される空隙内に頭部を挿入させると共に上記一対の係止部材により係合固定して頭部に装着されることを特徴とする。
したがって、請求項1記載の考案にあっては、平常時には、椅子カバーとして使用することができると共に、上記背面カバー部の上記背もたれ部から背もたれ部下方に到り設けられたポケット部に、多種多様な物品を容易に出し入れすることができる。
また、災害時には、上記背もたれ部から容易に取外し、上記前面カバー部と上記背面カバー部との間に形成される空隙内に頭部を挿入させると共に上記背面カバー部の上端部に設けられた一対の係止部材により係合固定し、頭部に装着することにより、防災頭巾として使用することができる。
請求項2記載の考案にあっては、上記一対の係止部材は、面ファスナー部材であることを特徴とする。
したがって、請求項2記載の考案にあっては、防災頭巾として装着する場合においては、ファスナー面部で確実に固定した状態で装着することができると共に、容易に着脱することができる。
請求項3記載の考案にあっては、上記背面カバー部は、上記ポケット部の上方に透明シートにより形成された広告用シート収納部を備えていることを特徴とする。
したがって、請求項3記載の考案にあっては、上記ポケット部の上方に透明シートにより形成された広告用シート収納部に、広告用シートを容易に出し入れすることができる。
請求項4記載の考案にあっては、上記背面カバー部は、平面略縦長長方形状に形成されると共に、上記前面カバー部は上記背面カバー部の縦方向の長さ寸法の略半分以下の長さ寸法に形成されていると共に、メッシュ素材により形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項4記載の考案にあっては、上記前面カバー部は、上記背もたれ部に容易に着脱し、かつ上記背面カバー部との間に容易に空隙を形成させることができると共に、通気性を有している。
請求項5記載の考案にあっては、上記背面カバー部の内方には、上記椅子カバーを上記背もたれ部に固定する固定部材を備えていることを特徴とする。
したがって、請求項5記載の考案にあっては、上記椅子カバーは、上記背もたれ部に固定部材により固定される。
請求項1記載の考案にあっては、平常時には、椅子カバーとして使用することができると共に、上記背面カバー部の上記背もたれ部から背もたれ部下方に到り設けられたポケット部に、多種多様な物品を容易に出し入れすることができる。
したがって、上記ポケット部に、ブランケットや懐中電灯等の防災用品を収納した場合においては、災害時には、携帯して避難するべき多種の防災用品を携行することができ、災害発生直後から避難生活終了までの間の人命救助に優れた防災頭巾兼用椅子カバーを提供することができる。
また、災害時には、上記背もたれ部から容易に取外し、上記前面カバー部と上記背面カバー部との間に形成される空隙内に頭部を挿入させると共に上記背面カバー部の上端部に設けられた一対の係止部材により係合固定し、頭部に装着することにより、防災頭巾として使用することができる。
したがって、災害発生直後の人命救助に大いに関わる防災頭巾を常時身近に携帯することができ、さらに、防災頭巾として容易に装着することができると共に、防災頭巾内で隙間を形成することなく、頭部を確実に被覆し保護することができる。
請求項2記載の考案にあっては、防災頭巾として装着する場合においては、ファスナー面部で確実に固定した状態で装着することができると共に、容易に着脱することができる。
したがって、災害発生時には、請求項1記載の考案の効果に加えて、椅子カバーを防災頭巾の形状に容易に変形させることができると共に、係止面部は剥離しにくいため、確実に固定した状態で装着し避難することができる。
請求項3記載の考案にあっては、上記ポケット部の上方に透明シートにより形成された広告用シート収納部に、広告用シートを容易に出し入れすることができる。
したがって、例えばパチンコ店や飲食店のように、椅子を常設している店舗においては、例えば、広告用シートの表面側には、パチンコ台や飲食メニューの特徴等、上記店舗の売上を向上させるための装飾を施すと共に、裏面側には、上記店舗の避難経路または近隣の避難所地図を印刷した広告用シートを収納することができる。
その結果、平常時には、広告宣伝機能を持たせた椅子カバーとして効率的な使い方をすることができると共に、災害時には、上記広告用シートを取り出し、上記避難経路または近隣の避難所地図を確認しながら避難することができる。
請求項4記載の考案にあっては、上記前面カバー部は、上記背もたれ部に容易に着脱し、かつ上記背面カバー部との間に容易に空隙を形成させることができると共に、通気性を有している。
したがって、災害時には、上記背もたれ部から容易に取外し、直ちに防災頭巾として装着し避難することができる。
また、避難時間が長く、防災頭巾を長時間着用せざるを得ない場合であっても、頭部の蒸れを防止し、通気性が良好で快適に着用することができる。
請求項5記載の考案にあっては、上記椅子カバーは、上記背もたれ部に固定部材により固定される。
したがって、椅子カバーとして使用する場合においては、上記背もたれ部に確実に固定することができると共に、防災頭巾として使用する場合においては、固定部材は、緊締手段として利用することができるため、必要に応じて締付けることで、適切に装着することができる。
本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバーの一実施の形態を示す前面斜視図である。 本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバーの一実施の形態を示す背面斜視図である。 本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバーを椅子カバーとして使用した状態における、前面カバー部側から見た一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバーを椅子カバーとして使用した状態における、背面カバー部側から見た一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10を防災頭巾として使用し避難する状態における一実施の形態を示す斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1は、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10の一実施の形態を示す正面斜視図である。
図1に示すように、防災頭巾兼用椅子カバー10は、メッシュ素材により形成された前面カバー部11と、前面カバー部11の上端部12及び巾方向両端部13、14において、平面略縦長長方形状に形成された背面カバー部15とが接合されることにより構成されている。
前面カバー部11は、背面カバー部15の縦方向の長さ寸法の略半分以下の長さ寸法に形成されていると共に、前面カバー部11の下端部は開放されて、開口部16が形成されている。
背面カバー部15の巾方向両端部13、14の略中央部には、巾方向に沿って、椅子の背もたれ部(図示せず)に取付固定されるための固定用ベルト17が内方に設けられている。
固定用ベルト17は、一対のベルト部18、19と、一方のベルト部18の先端部に設けられた凹状部20を有する一方のバックル部21と、他方のベルト部19の先端部に設けられた凸状部22を有する他方のバックル部23とにより構成され、凹状部20に凸状部22を係合することにより取付固定される。
図2は、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10の一実施の形態を示す背面斜視図である。
図2に示すように、防災頭巾兼用椅子カバー10の背面カバー部15の外側面部24は、長さ方向に2分割して、下方には、ポケット部26を備えている共に、ポケット部26の上方には、広告用シート収納部25を備えている。
ポケット部26を構成するポケット片34は、メッシュ状に形成されていると共に、後面カバー部15の長さ方向下端部35及び巾方向両端部36、37において接合され、上端部38は開放されて開口部39を形成している。
広告用シート収納部25を構成する収納片27は、透明シートにより形成されていると共に、後面カバー部15の長さ方向上端部28及び下端部29に沿って接合され、巾方向両端部30、31は開放されて開口部32、33を形成している。
背面カバー部15の上端部40には、面ファスナー部材により形成された一対の係止部材41、42が設けられ、一方の係止部材41の表面側には一方の面ファスナー部材43が設けられると共に、他方の係止部材42の裏面側には、一方の面ファスナー部材43に係合固定される他方の面ファスナー部材44が設けられている。
図3は、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10を椅子カバーとして使用した状態における、前面カバー部11側から見た一実施の形態を示す斜視図である。
図3に示すように、本実施の形態に係る防災頭巾兼用椅子カバー10にあっては、平常時には、椅子45の背もたれ部46に、開口部16から着脱すると共に、前面カバー部11と背面カバー部15との間に形成される空隙により被覆されるように構成された椅子カバーとして使用され、固定用ベルト17により、背もたれ部46に取付固定される。
本実施の形態にあっては、前面カバー部11は、背面カバー部15の縦方向の長さ寸法の略半分以下の長さ寸法に形成されているため、前面カバー部11が座面部47を被覆する長さ寸法に形成された場合に比して、背もたれ部46に取付固定しやすく、かつ容易に着脱することができる。
図4は、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10を椅子カバーとして使用した状態における、背面カバー部15側から見た一実施の形態を示す斜視図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る防災頭巾兼用椅子カバー10をパチンコ店に常設された椅子45に適用した場合を例に説明する。
本実施の形態にあっては、背面カバー部15は、背もたれ部46の背面部57を、背もたれ部下方に到るまで被覆する長さ寸法に形成されている。
背面カバー部15の外側面部24に備えられたポケット部26には、防災用品を収納する一例が図示され、懐中電灯51が収納されている。したがって、上記パチンコ店等の外出先においても、災害時には、携帯して避難するべき懐中電灯51を携行することができる。
尚、本実施の形態に限定されず、例えば、ブランケットや医療具等の防災用品を併せて収納しておくことで、より効果的な人命救助を行うことができる。
また、広告用シート収納部25は、表面側48にパチンコ台の広告が装飾されると共に、裏面側49に上記パチンコ店の近隣の避難所地図(図示せず)を印刷した広告用シート材50が収納されている。
したがって、平常時には、上記パチンコ店または上記パチンコ台の広告宣伝機能を持たせた防災頭巾兼用椅子カバー10として使用することができる。
尚、本実施の形態にあっては、防災頭巾兼用椅子カバー10は、パチンコ店に常設された椅子45に適用した場合を例に説明したが、本実施の形態に限定されず、例えば、飲食店や映画館等の店舗または施設等に常設された椅子に適用し、広告用シート材50の表面側48には、飲食メニューの特徴や映画公開情報等の装飾を施しても良い。
図5は、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバー10を防災頭巾として使用し避難する状態における一実施の形態を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、災害発生時には、椅子45から防災頭巾兼用椅子カバー10を取外した後、前面カバー部11と背面カバー部15との間に形成された空隙内に頭部52を挿入し、前面カバー部11内方に折曲させ、外側面部53において一対の係止部材41、42により係合固定することにより、頭部被覆部54が略台形状に形成された防災頭巾に変形させ、装着することができる。
また、防災頭巾兼用椅子カバー10を取外すと同時に、広告用シート収納部25に形成された開口部32、33から広告用シート材50を取り出し、裏面側49に印刷された避難所地図55を確認すると共に、ポケット部26に形成された開口部39から懐中電灯51を取り出し、携行しながら避難することができる。
さらに、平常時から、ポケット部26にブランケット(図示せず)を収納しておくことにより、災害時には、容易に携行した状態で避難することができる。
また、固定用ベルト17を緊締手段として利用することで、着用者の頭部52の大きさに関わらず必要に応じて締付けることで、防災頭巾内で隙間を形成することなく、頭部52を確実に被覆し保護することができる。
本実施の形態にあっては、前面カバー部11及び背面カバー部15の外側面部24は、難燃性ポリエステル素材が使用される。
したがって、ポリエステルの有する高強度性、耐摩耗性と、添加された難燃剤の有する難燃性により、耐久性に優れ、かつ防災頭巾として使用した場合であっても、火災時に、火災の炎の影響を受けることなく避難することができる防災頭巾兼用椅子カバー10を提供することができる。
さらに、前面カバー部11は、抗張力や耐摩耗性を有したポリウレタン樹脂が使用されるため、耐久性に優れている。
また、図1に示すように、本実施の形態にあっては、背面カバー部15の内側面部56は、アルミニウム素材が使用される。
したがって、例えば、気温の低い冬場において災害が発生した後、避難先で身動きが取れない状況に置かれた場合であっても、体内から発せられる温もりは、アルミニウム素材に反射されることで外気中に逃げることなく、防災頭巾内部で循環される。その結果、冷たい外気の混入を遮断し、体温低下を防止することで、人命を救助することができる。
また、本実施の形態にあっては、広告用シート収納部25は、PVC(ポリ塩化ビニル)素材が使用される。PVCは、耐水性及び耐薬品性に優れ、添加する成分により柔軟性を調整することができると共に、難燃性を有している。
そのため、耐久性に優れており、防災頭巾として使用した場合であっても、装着感が良く、かつ外部からの衝撃を吸収することができると共に、火災時に、火災の炎の影響を受けることなく避難することができる。
従って、本考案に係る防災頭巾兼用椅子カバーは、携帯性に優れ、平常時には、椅子カバーとして効率的な使い方をすることができ、さらに災害時には、防災頭巾として適切かつ容易に装着することができると共に、多種の防災用品を携行することができるため、産業上の利用可能性を有している。
10 防災頭巾兼用椅子カバー
11 前面カバー部
12 上端部
13 巾方向両端部
14 巾方向両端部
15 背面カバー部
16 開口部
17 固定用ベルト
18 一方のベルト部
19 他方のベルト部
20 凹状部
21 一方のバックル部
22 凸状部
23 他方のバックル部
24 外側面部
25 広告用シート収納部
26 ポケット部
27 収納片
28 長さ方向上端部
29 長さ方向下端部
30 巾方向両端部
31 巾方向両端部
32 開口部
33 開口部
34 ポケット片
35 長さ方向下端部
36 巾方向両端部
37 巾方向両端部
38 上端部
39 開口部
40 上端部
41 一方の係止部材
42 他方の係止部材
43 一方の面ファスナー部材
44 他方の面ファスナー部材
45 椅子
46 背もたれ部
47 座面部
48 表面側
49 裏面側
50 広告用シート材
51 懐中電灯
52 頭部
53 外側面部
54 頭部被覆部
55 避難所地図
56 内側面部
57 背面部

Claims (5)

  1. 椅子の背もたれ部の前面部を被覆する前面カバー部と、上記前面カバー部の上端部及び巾方向両端部において接合され、上記前面カバー部よりも大型に形成され、上記背もたれ部の背面部を、背もたれ部下方に到るまで被覆する背面カバー部とを有し、上記背もたれ部に着脱可能に形成された椅子カバーであって、
    上記背面カバー部には、上端部に一対の係止部材が設けられると共に上記背もたれ部から背もたれ部下方に到るポケット部が設けられ、
    災害時には、上記前面カバー部と上記背面カバー部との間に形成される空隙内に頭部を挿入させると共に上記一対の係止部材により係合固定して頭部に装着されることを特徴とする防災頭巾兼用椅子カバー。
  2. 上記一対の係止部材は、面ファスナー部材であることを特徴とする請求項1記載の防災頭巾兼用椅子カバー。
  3. 上記背面カバー部は、上記ポケット部の上方に透明シートにより形成された広告用シート収納部を備えていることを特徴とする請求項1記載の防災頭巾兼用椅子カバー。
  4. 上記背面カバー部は、平面略縦長長方形状に形成されると共に、上記前面カバー部は上記背面カバー部の縦方向の長さ寸法の略半分以下の長さ寸法に形成されていると共に、メッシュ素材により形成されていることを特徴とする請求項1記載の防災頭巾兼用椅子カバー。
  5. 上記背面カバー部の内方には、上記椅子カバーを上記背もたれ部に固定する固定部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の防災頭巾兼用椅子カバー。
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