JP3147682U - 非常持出袋及び非常持出袋セット - Google Patents
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Abstract
【課題】暗い場所であっても識別しやすくかつ防炎性の高い非常持出袋を提供する。
【解決手段】非常持出品を収納するべく上面側に開閉自在な開口13を有する袋部10と、前記袋部の上端と左右の下端との間に架け渡された一対の肩掛け紐14とを備えた非常持出袋1であって、前記袋部が、可撓性のある防炎性平面材の少なくとも片面に蛍光塗料を塗布した生地を、該蛍光塗料の塗布面を表側の面として成形してなる。肩掛け紐の少なくとも一部がさらに、前記生地を成形してなる。防炎性平面材は、防炎剤を含む合成樹脂エマルジョンを含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した防炎性ターポリンである。非常持出袋に非常持出品を収納して非常持出袋セットとする。
【選択図】図1
【解決手段】非常持出品を収納するべく上面側に開閉自在な開口13を有する袋部10と、前記袋部の上端と左右の下端との間に架け渡された一対の肩掛け紐14とを備えた非常持出袋1であって、前記袋部が、可撓性のある防炎性平面材の少なくとも片面に蛍光塗料を塗布した生地を、該蛍光塗料の塗布面を表側の面として成形してなる。肩掛け紐の少なくとも一部がさらに、前記生地を成形してなる。防炎性平面材は、防炎剤を含む合成樹脂エマルジョンを含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した防炎性ターポリンである。非常持出袋に非常持出品を収納して非常持出袋セットとする。
【選択図】図1
Description
本考案は、緊急災害の際の避難時に持ち出す非常持出袋に関する。
従来、地震等の緊急災害の際の避難時に持ち出す非常持出袋が知られている。非常持出袋には、避難時に最低限必要な非常持出品が収納されている。特許文献1〜3には、非常持出袋に対して、防災頭巾、寝具あるいは枕等の機能を兼用させたものが開示されている。
また、特許文献4には、暗い場所でも非常持出袋を見つけやすいように、「非常持出袋」の文字を蛍光材料で付着したリュックサックが開示されている。
特開2000−60638号公報
特開2006−238985号公報
特開2007−181506号公報
登録実用新案第3022402号公報
しかしながら、特許文献4のように非常持出袋の文字のみが蛍光材料で記載されていても、リュックサックが転倒していたり後向きになっていると見つからないおそれがある。また、火災発生時に避難する際には、防炎性の高い非常持出袋であることが望ましい。地震時にも火災は発生しやすいため、防炎性は重要である。
以上の問題点に鑑み、本考案は、夜間や停電等の際に、暗い場所であっても識別しやすくかつ防炎性の高い非常持出袋を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本考案は、以下の構成を提供する。括弧内の数字は、後述する図面中の符号である。
本考案の第1の態様は、非常持出品(4)を収納するべく上面側に開閉自在な開口(13)を有する袋部(10)と、前記袋部の上端と左右の下端との間に架け渡された一対の肩掛け紐(14)とを備えた非常持出袋(1)であって、前記袋部が、表側となる面に蛍光塗料を塗布された防炎性生地を成形してなることを特徴とする。
上記において、前記肩掛け紐の少なくとも一部も、前記防炎性生地を成形してなることが好適である。
上記において、前記防炎性生地は、防炎剤を含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した、防炎性をもつターポリンであることが好適である。
本考案の第2の態様は、上記の非常持出袋と、前記袋部の中に収納された非常持出品とからなる非常持出袋セットである。
本考案の第1の態様は、非常持出品(4)を収納するべく上面側に開閉自在な開口(13)を有する袋部(10)と、前記袋部の上端と左右の下端との間に架け渡された一対の肩掛け紐(14)とを備えた非常持出袋(1)であって、前記袋部が、表側となる面に蛍光塗料を塗布された防炎性生地を成形してなることを特徴とする。
上記において、前記肩掛け紐の少なくとも一部も、前記防炎性生地を成形してなることが好適である。
上記において、前記防炎性生地は、防炎剤を含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した、防炎性をもつターポリンであることが好適である。
本考案の第2の態様は、上記の非常持出袋と、前記袋部の中に収納された非常持出品とからなる非常持出袋セットである。
本考案による非常持出袋は、表側の面に蛍光塗料が塗布された袋部を備えているため、暗い場所であってもその位置を容易に識別することができる。また、袋部全体から蛍光を発するため、非常持出袋が転倒していたり、どのような姿勢であっても識別することができる。
非常持出袋を背中に負うときには、先ず肩掛け紐を掴んで持ち上げることが多いため、肩掛け紐の少なくとも一部からも蛍光を発するようにすると、非常に持ち上げやすくなる。
さらに、防炎性生地を成形してなる袋部は、延焼し難いため、火災発生時の避難において安全性が高い。また、収納された非常持出品を保護することにもなる。
防炎生地として、防炎剤を含むターポリンを用いることにより、防炎性のみでなく、高い強度と、雨水などに対する防水性も確保できる。
非常持出袋を背中に負うときには、先ず肩掛け紐を掴んで持ち上げることが多いため、肩掛け紐の少なくとも一部からも蛍光を発するようにすると、非常に持ち上げやすくなる。
さらに、防炎性生地を成形してなる袋部は、延焼し難いため、火災発生時の避難において安全性が高い。また、収納された非常持出品を保護することにもなる。
防炎生地として、防炎剤を含むターポリンを用いることにより、防炎性のみでなく、高い強度と、雨水などに対する防水性も確保できる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本考案の実施の形態を説明する。
図1は、本考案による非常持出袋の一実施例の外観斜視図である。点線は、背面側の形状の概要を示している。非常持出袋1は、いわゆるリュックサック、ナップザック、バックパック等と称される背負い型バッグの基本形態を備えている。図1の形態は一例であり、デザイン上のバリエーションは極めて豊富であるが、いずれにおいても本考案を適用できる。非常持出袋1の使用時には、袋部10の内部に、種々の非常持出品が収納されている。
図1は、本考案による非常持出袋の一実施例の外観斜視図である。点線は、背面側の形状の概要を示している。非常持出袋1は、いわゆるリュックサック、ナップザック、バックパック等と称される背負い型バッグの基本形態を備えている。図1の形態は一例であり、デザイン上のバリエーションは極めて豊富であるが、いずれにおいても本考案を適用できる。非常持出袋1の使用時には、袋部10の内部に、種々の非常持出品が収納されている。
袋部10は、略平面的に拡がる前面部11と背面部16と、これらの周縁を連結してマチを形成する側面部12とを有する。側面部12の上面側には開口13が形成され、開閉自在のファスナーが取り付けられている。
前面部11には、任意のポケット11aが設けられ、「非常持出袋」という文字11bが印刷されている。その他に適宜の文字や図形を印刷してもよいが、後述するように袋部10の表側の面全体には蛍光塗料が施されているので、印刷部分が蛍光部分を覆いすぎない程度とする。
背面部16の上端と左右の下端との間に一対の肩掛け紐14が架け渡されている。図示の例では、肩掛け紐14の上半部14aは、パッド入りの肉厚幅広の部材であり、下半部14bは、肉薄で幅の狭い部材である。
背面部16の上端には、持ち手15も取り付けられている。
前面部11には、任意のポケット11aが設けられ、「非常持出袋」という文字11bが印刷されている。その他に適宜の文字や図形を印刷してもよいが、後述するように袋部10の表側の面全体には蛍光塗料が施されているので、印刷部分が蛍光部分を覆いすぎない程度とする。
背面部16の上端と左右の下端との間に一対の肩掛け紐14が架け渡されている。図示の例では、肩掛け紐14の上半部14aは、パッド入りの肉厚幅広の部材であり、下半部14bは、肉薄で幅の狭い部材である。
背面部16の上端には、持ち手15も取り付けられている。
袋部10は、可撓性のある防炎性生地を所定のパーツの型に合わせて切り取り、それらのパーツを縫製することにより成形される。防炎性生地は、少なくとも表側となる面に蛍光塗料を塗布されている。
この防炎性生地は、好適には、防炎剤を含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した防炎性ターポリンである。ポリエステル織物に対して防炎剤を含浸させるには、例えば、防炎剤を合成樹脂エマルジョンに添加し、防炎剤を含む合成樹脂エマルジョンをポリエステル織物に含浸させる。防炎剤としては、ハロゲン系化合物 リン系化合物 無機系化合物等があり、公知である。合成樹脂エマルジョンに用いる合成樹脂としては、ウレタン樹脂、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、塩化ビニル等があるが、難燃性に優れた塩化ビニルが好適である。
公知のターポリンは、ポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した複合シートである。高強度で、耐候性、耐水性及び防水性に優れているため、テント、担架、建築工事用シート等として広く用いられている。本考案で用いるターポリンは、ポリエステル織物に対して防炎剤を添加することにより、防炎性を付与している。ポリエステル織物の両面に積層する合成樹脂フィルムとしては、ポリオレフィン系樹脂、軟質ポリ塩化ビニル樹脂等のフィルムがある。
図1の実施例では、肩掛け紐14の一部である上半部14aも、蛍光塗料付きの防炎性ターポリンを用いて成形されている。別の実施例として、肩掛け紐14の全体に、蛍光塗料付きの防炎性ターポリンを用いてもよい。
図2は、図1の非常持出袋1の袋部10内に収納する非常持出品の一例を示した図である。
図2(A)は防災ヘルメット2の側面図である。ヘルメット部2aの下端縁に、前方部分を除いて防炎布2bが取り付けられ、適宜の長さで垂下している。装着者は、面ファスナー2cにより防炎布2bの前方部分を閉じることにより、火炎から頚部を保護することができる。この防炎布2bもまた蛍光性をもつ布で形成することが好適である。また、ヘルメット部2aの頭頂部に反射テープ2dを貼付している。反射テープ2dの位置は、後部もしくは両サイドでもよい。蛍光性の防炎布2b及び反射テープ2dは、装着者が第三者から認識され易いようにするためである。
図2(A)は防災ヘルメット2の側面図である。ヘルメット部2aの下端縁に、前方部分を除いて防炎布2bが取り付けられ、適宜の長さで垂下している。装着者は、面ファスナー2cにより防炎布2bの前方部分を閉じることにより、火炎から頚部を保護することができる。この防炎布2bもまた蛍光性をもつ布で形成することが好適である。また、ヘルメット部2aの頭頂部に反射テープ2dを貼付している。反射テープ2dの位置は、後部もしくは両サイドでもよい。蛍光性の防炎布2b及び反射テープ2dは、装着者が第三者から認識され易いようにするためである。
図2(B)は、その他の非常持出品であり、複数のジッパー付きビニル袋3に適宜仕分けされ収納されている。ジッパー3aは開閉自在である。ビニル袋3は、内容物を確認し易いように透明であることが好ましい。物品としては、ラジオ付懐中電灯 ろうそく、ロープ 呼子笛、マスク等の避難用具、水、種々の保存食品、応急手当用品、衛生用品、医薬品等がある。これらの組合せは任意である。
使用においては、図1の非常持出袋に、図2に例示した非常持出品を収納した非常持出セットを、各家庭に常備しておく。
1 非常持出袋
10 袋部
11 前面部
12 側面部
13 開口
14 肩掛け紐
15 持ち手
16 背面部
2 ヘルメット
3 ジッパー付きビニル袋
4 その他の非常持出品
10 袋部
11 前面部
12 側面部
13 開口
14 肩掛け紐
15 持ち手
16 背面部
2 ヘルメット
3 ジッパー付きビニル袋
4 その他の非常持出品
Claims (4)
- 非常持出品(4)を収納するべく上面側に開閉自在な開口(13)を有する袋部(10)と、前記袋部の上端と左右の下端との間に架け渡された一対の肩掛け紐(14)とを備えた非常持出袋(1)であって、前記袋部が、表側となる面に蛍光塗料を塗布された防炎性生地を成形してなることを特徴とする非常持出袋。
- 前記肩掛け紐の少なくとも一部が、前記防炎性生地を成形してなることを特徴とする請求項1に記載の非常持出袋。
- 前記防炎性生地は、防炎剤を含浸させたポリエステル織物の両面に合成樹脂フィルムを積層した、防炎性をもつターポリンであることを特徴とする請求項1または2に記載の非常持出袋。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の非常持出袋と、前記袋部の中に収納された非常持出品とからなる非常持出袋セット。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147682U true JP3147682U (ja) | 2009-01-15 |
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