JP6894633B2 - 救命胴衣及び頭巾 - Google Patents

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Description

本件発明は、救命胴衣及び救命や防災に好適な頭巾に関する。更に詳しくは、水害時 に使用者の身体を浮かせて安全を図るとともに、台風や集中豪雨等による河川等の氾濫 時に洪水で流されてくる流木等の危険な漂流物や、家具等の角部等の固い障害物に衝突 しても使用者の安全を守ることができる救命胴衣、及び、台風や集中豪雨、地震等の災 害時や火災時に使用者の頭部を保護する頭巾に関する。
近年、地球の温暖化により大型化した台風や線状降雨帯による集中豪雨により多大な被害が発生している。そのたびに消防や警察の隊員や、被災者支援で出動した自衛隊員の活躍により多くの被災者が救助されている。特に、河川の氾濫で被災家屋に取り残され救助を待つ被災者や川遊び中に急に河川が増水し中州に取り残された人達が自衛隊や消防のレスキュウ隊員によりヘリコプターで救助されている。
救助は、レスキュウ隊員がヘリコプターから被災者の近くまでロープ等で降りてゆき、被災者を一人ずつ抱きかかえて救助しており、レスキュウ隊員には大変な労苦を与え、又被災者は救助されるまで大変な心痛を与えていた。
このような出水時に備えた救命胴衣や頭巾があらかじめ老人ホーム等の弱者の施設や、増水しやすい地域の公民館や学校等に備えられれば、救助活動も迅速に行へ人命救助に貢献すると思われる。
このような事態に好適な救命胴衣として、以下に先行技術文献が開示されている。特許 文献1には、「人体の胴部に装着され浮力材を内蔵する胴衣本体と、頭を保持す
るエリマキ部からなり、エリマキ部は、頭の後面を支える後面部と、頭の左右側面を
支える左右一対の側面部とからなり、かつ浮力材を内蔵している救命胴衣」が記載さ
れている。
また、地震時にビルの上部から落下してくる硝子片等の落下物や倒木その他の倒壊
物や台風等の災害時、もしくは火災時に頭部を保護する頭巾が利用されている。このような頭巾として、従来衣類用合成繊維に防炎加工を施したものや難燃性合成繊維で表面が作成され内部に綿や石綿やガラス繊維が織り込まれたり内包されたりした頭巾が知られていた。
しかしながら、これらの頭巾は、耐熱性や断熱性に欠け、またガラス繊維等は繊維が折れて体に刺さる等の取扱い性に難点を有していた。これらの課題を解決するものとして、例えば、特許文献2には、「表面にアルミニウム層を有し、アクリロニトリル系繊維を酸化性雰囲気中200〜350℃にて、繊維の密度が1.35〜1.45g/ccまで処理したアクリロニトリル系耐炎繊維地をそなえた防災頭巾」が開示されている。
特開2014−54861号公報 実公平7−49962
しかしながら、上記従来の技術においては、次のような課題があった。
(1)特許文献1は、荒天時の海や津波で人が長時間漂流しても顔面を上に向けて保持され呼吸を続けることができ長時間生存可能な救命胴衣の提供を目的とし、漂流者を対象としているので、出水時の流木等の危険物が流れてくる出水・氾濫時の対応が困難である。
(2)救助者が、被災者を救助する際に、把持する物がないため抱きかかえなければならず迅速な救助が困難である。
(3)ヘリコプターで救助する際に、レスキュウ隊員が抱えたり抱いたりする際に、救命胴衣が邪魔になり安全性に欠ける。
(4)頭巾が強靭な合成繊維等で作成された保護体や芯材を有しないので、ビルからのガラス片等の落下物や、濁流中の流木等の尖鋭部から頭巾使用者の頭部を保護することが困難である。
本件発明は、上記課題を解決するもので、前身頃と後身頃と頭部保護体が浮力材のみならずハニカム状の保護体を備えるので、濁流中で流木や家具等の鋭利な折片や切れ端から被災者が負傷するのを防止できるとともに、濁流から負傷者を容易に引き上げ救助したり、担架として使用することのできる救命胴衣を提供すること。及び衝撃吸収材のみならずハニカム状の保護体を備えるので被災者をビル等からの硝子片等の落下物や、氾濫時の流木等の漂流物から被災者を安全に保護することができる防災用や救命用として好適な頭巾を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本件発明の救命胴衣及び頭巾は、以下の構成及び作用を有している。
本件発明の請求項1に記載の救命胴衣は、a.表地及び/又は裏地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の保護体と、前記裏地と前記保護体の間に保持された浮力材と、を有し肩山で一体化された前身頃及び後身頃と、b.前記表地及び/又は前記裏地の内側に縫着又は接着された前記保護体と、前記裏地と前記保護体の間に保持された前記浮力材と、を有し、前記前身頃の両肩部間に跨って一体に形成された頭部保護部と、c.各々の脇を挟んで前記前身頃及び前記後身頃の各々の胸部及び/又は腰部間を連結し保護する胸部保護部及び/又は腰部保護部と、d.前記前身頃及び/又は前記後身頃の裾部に連結部で連結された左右太腿巻き着部と、e.前記左右太腿巻き着部に配設された固定手段と、f.前記両肩部に配設された肩掛止部材と、g.前記左右太腿巻き着部の前部に配設された太腿掛止部材と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の救命胴衣によれば、以下の作用が得られる。
(1)前身頃及び後身頃と、頭部保護部に、高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の保護体と浮力材を備えているので、被災者が濁流中でも顔面を水面に出して浮いていることができるとともに、漂流している間に、尖鋭部や角部等を有する流木や家具等の危険な漂流物から被災者の身体を守ることができる。
(2)両肩部にD型環状材等の肩掛止部材を有するので、両端部にフックを備えた帯や紐等からなる救命具のフックを両肩の肩掛止部材に係止し紐を掴んで引き上げるだけで救命胴衣を着用した老人等の被災者が濁流に流されるのを防止し救助できる。
(3)帯状の救命具のフックを左右各々の両肩部と各太腿巻き着部のD型環状材等の掛止部材に係止するだけで、左右の救命具を担ぐことにより、担架として用い怪我等をした歩行困難な被災者を救助することができる。
(5)表地と裏地に直接保護体が配置されているので、表地や裏地が破れるのを防ぐとともに浮力材が破損するのを防止できる。
(6)頭部保護部が一体に形成されているので、被災者が救命胴衣を着用するだけで頭部を漂流物から保護することができる。
(7)前身頃及び後身頃の各々の胸部や腰部間を連結する連結体で前身頃及び後身頃が一体になっているので、救命胴衣を被るだけで短時間で着用できる。
(8)左右太腿巻き着部が固定手段を有するので、左右太腿巻き着部を各々の太腿に巻き付け固定するだけで短時間で着用できる。
(9)前身頃や後身頃の裾部と左右太腿巻き着部が連結部で連結されているので、濁流や荒波の中で翻弄されても救命胴衣が身体から外れるのを防止できる。
(10)両脇には胸部及び/又は腰部間を連結する連結体しかないので、収納時には前身頃と後身頃を重ね合わせることができ、収納時や運搬時に場所を取らず、収納性や運搬性に優れている。
ここで、表地や裏地は、撥水性、耐引き裂き強度性、難燃性や防炎加工した合成繊維、耐熱性、耐油性の合成繊維が用いられる。具体的には、難燃性ポリエステル、難燃性ビニロンと綿の複合素材、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、メタ系アラミド繊維、ポリイミド繊維等があげられる。濁流の汚水等の吸収を防ぎ浮力低下を防止するとともに、流木等の危険物から身体を守ることができる。また、津波等で流出した油や火災から被災者を保護するためである。
前身頃は、短時間で着用を要する緊急用の救命胴衣の場合は全体を1枚板として作成し他方が被るだけで着用できるので好ましいが、船舶の常設品や釣り用等の緊急性を要しない場合は中央を2分してファスナーや面ファスナー、ボタン掛け、フックにしてもよいf
前身頃には笛用ポケットを配設し笛を常備するようにすると救助を求める際に好都合であり、また、反射テープを表面に配設すると発見が容易になるので好ましい。
保護体の材料としては、軽量で機械的強度に優れた合成繊維が用いられる。具体的には、パラ系アラミド繊維、ポリアミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、炭素繊維等が好適に用いられる。
保護体の形状としては、表地や裏地の伸縮に合わせて伸縮できるメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状に形成した形状が好適に用いられる。目開きとしては1mm〜20mm程度が好適に用いられる。軽量で引き裂き強度等に優れるので流木等の漂流物等から被災者を守ることができる。
浮力材は、表地や裏地の内側に配設した着丈方向に長い袋室内に積層した複数の浮力材を収容したり、ゴム紐等の保持材で該内側に固定するのが好ましい。
材質としては軟質の熱可塑性樹脂の独立発泡体が用いられる。浮力材は、前身頃側が後身頃側よりも肉厚に形成すると、濁流や荒波にもまれ頭部を転がされた際でも常に被災者を仰向けの状態にすることができ、かつ頭部保護部で顔面を水面よりも上に位置させることができるので、疲労した被災者でも溺死するのを防止できる。
浮力材は表側の発泡倍率を高くかつ肉厚にした場合は、衝撃吸収材も兼ねることができるので好ましい。
表身頃と後身頃は、胸部と腰部の両脇部の対抗面に伸縮性を有する帯材等で構成される連結体で連結されるか、連結体を用いないで表身頃と後身頃を一体的にいわゆる楕円筒状に形成してもよい。帯材で連結されるか、楕円筒状に形成されることにより、災害時に裾部から被るだけで救命胴衣を短時間で着用することができる。
連結体はバンドとバックル等の長さの調整が可能な固定手段にすると、太った人や痩身の人に合わせて使用することができるので好ましい。
連結体としては、胸部や腰部を保護するため、前身頃や後身頃と同様に保護体等を備えた内部構成からなる胸部保護部や腰部保護部としてもよい。
両脇部が空いているので、表身頃と後身頃は折り畳やすく、保管時や運搬時に場所を占有しないので好ましい。
尚、着用に時間的に余裕のある船舶や釣り船等で使用する場合は、表身頃の中央で二分割しファスナーや面ファスナーで開閉自在に形成してもよい。
左右太腿巻き着部は、機械的強度に優れた合成繊維で帯状に形成されたものが用いられる。左右太腿巻き着部は二分され長さが調整可能なバンドとバックル等の固定手段で形成されている。これにより体系にかかわらず短時間で太腿に固定できる。
肩掛止部材や太腿掛止部材は、D型等の環状材やフック、抜け防止機構を有する鉤材等が用いられる
D型等の環状材は、両肩部と、前記前身頃の腰部の前部の対象位置と、前記各太腿巻き着部の前部に回動自在で且つずれたりしない様に、直線部の両脇を縫着や接着で固定される。これにより、D型等の環状材の位置が固定されているので、ヘリコプターで吊り上げて運ぶ際にD型等の環状材の位置がずれることにより身体が傾いて姿勢が不安定になり安全性に障害が生じたり、ロープで体を傷つけることを防止できる。
本件発明の請求項2に記載の救命胴衣は、請求項1において、前身頃の腰部の前部の対象位置に配設された腰掛止部材を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)腰部にも掛止部材を有しているので、ヘリコプターで救助する際、左右肩、腰、太腿の3か所の掛止部材にロープのフックを掛止して吊り上げることができるとともに、頭部保護部を有するので首を保護でき、被災者に身体的苦痛を与えずに救助することができる。
本件発明の請求項3に記載の救命胴衣は、請求項1又は2において、前記前身頃及び後身頃から連結部を経て前記太腿巻き着部まで一体に配設固定された芯材を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)芯材が前身頃から連結部を経て太腿巻き着部まで一体に配設固定されているので、被災者の両肩部の肩掛止部材間に紐のフックを掛けるだけで濁流中の被災者の体全体を引っ張るだけで被災者の脇下に苦痛を与えることなく救助することができる。
(2)芯材が前身頃から後身頃および連結部を経て太腿巻き着部まで配設固定されているので、前身頃及び後身頃、太腿巻き着部の各掛止部材のD型環状材にヘリコプターのロープの端部のフックを締結するだけで、重傷者でもヘリコプターで安全に吊り上げて救助することができる。
(3)芯材が腰を少し曲げたり伸ばしたり胸をそらしたりすることができる程度の弾性を備えた材質を用いることにより、被災者の体になじみやすく着用性を向上できる。
ここで、芯材としては、強靭性合成繊維で作成された帯体でもよいが、体の屈伸に合わせるため、強靭性合成樹脂製のメッシュ体やハニカム体等の多少伸縮性を有する材質が好適に用いられる。
本件発明の請求項4に記載の救命胴衣は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前記芯材に連結され前記固定手段まで形成された太腿巻き着部芯材、又は後身頃の芯材に連結され腰連結体に形成された腰芯材と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2に記載の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)太腿巻き着部芯材又は腰芯材を備えているので、救助の際、肥満体の人や太ももの太い人にも安心感を与えることができる。
本件発明の請求項5に記載の救命胴衣は、請求項1乃至4の内いずれか1において、後身頃の上部中央に突起状に延設された後ろ首保護部、又は、後身頃の裾部中央を中心に膨出状に延設された尾椎保護部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至4の内いずれか1に記載の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)両肩部間に跨って一体に形成された頭部保護部と襟首の後ろの隙間から流木等の尖鋭部が被災者の首の側に流れてきても、後ろ首保護部により首を保護する事ができる。
(2)流木等の漂流物が被災者の腰部下部にの側に流れてきても、尾椎保護部により腰部を保護することができる。
ここで、後ろ首保護部や尾椎保護部は、裏地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の保護体と、裏地と保護体の間に保持された浮力材と、で後身頃と一体に作成されるのが好ましい。これにより、被災者後ろ首保護部や尾椎保護部を落下する硝子片や流木等の漂流物から安全に保護することができる。
本件発明の請求項6に記載の救命胴衣は、請求項1乃至5の内いずれか1において、前身頃の浮力材の厚みが、前記後身頃の前記浮力材の1.5〜4倍厚い構成を有している。
この構成により、請求項1乃至5の内いずれか1に記載の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)後身頃より前身頃の浮力材の厚みが厚いので、被災者が波や漂流物に衝突して前身頃と後身頃が逆になっても、反転して前身頃側が水面上に浮き上がり被災者の呼吸を助け溺死を防ぐことができる。
本件発明の請求項7に記載の頭巾は、a.高強度合成繊維で製造された表地と、前記表地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の保護体と、前記保護体内側に保持された衝撃吸収材と、前記衝撃吸収材の内側に配設された浮力材と、を有する頭巾であって、頭頂保護部と、後頭保護部と、側頭部及び耳部を保護する側頭保護部と、前記側頭保護部の顔面側下部が延設された側頭延設部と、前記側頭延設部の端部に配設され請求項1に記載された肩掛止部材と掛止される側頭フック部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下の作用が得られる。
(1)高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の保護体や衝撃吸収材、浮力材を備えているので、地震時のガラス等の落下物や濁流中の漂流物で頭部に裂傷を受けるのを防止できるとともに、これらの衝撃を緩和し事故を防止できる。
(2)浮力材を有しているので、顔面を水面上に上げ呼吸を確保でき溺死を防不ことができる。
(3)側頭フック部を備えているので、救命胴衣の肩掛止部材と簡単に連結できる。
ここで、側頭延設部の長さは、人の肩部近辺までの長さ(約、5〜20cm程度)に形成されるのが好ましい。
本件発明の請求項8に記載の頭巾は、請求項7において、後頭保護部に延設された後頭延設部と、前記後頭延設部の端部に配設され請求項1に記載された後身頃の背中側に形成された背中掛止部材と掛止される後頭フック部と、を備えた構成を有している。
この構成により、請求項7で得られる作用に加え、以下の作用が得られる。
(1)後頭フック部を背中掛止部材に掛止するだけで頭巾の後部を救命胴衣に連結で
き、後頭部や後ろ首部を濁流中の流木等の尖鋭部を有する危険な漂流物から被災者を保護できる。
本件発明の請求項9に記載の頭巾は、請求項7又は8において、衝撃吸収材と前記浮力材が頭頂部から後頭部にかけて左右に二分された構成を有している。
この構成により、請求項7または8で得られる作用に加え、以下の作用が得られる。
(1)衝撃吸収材と前記浮力材が頭頂部から後頭部にかけて左右に二分されているので、未使用時には中央で折り畳みコンパクト化することができ、収納性や運搬性を向上させることができる。
本件発明の請求項10に記載の頭巾は、請求項7乃至9の内いずれか1において、表地が染色され、又は防炎・遮熱材でコーティングされている構成を有している。
この構成により、請求項7乃至9のうちいずれか1において得られる作用に加え、以下の作用が得られる。
(1)表地が黄色や発色剤で染色された場合は、夜間や濁流中でも老人等の被災者を容易に視認し発見が容易で早期に救助することができる。
(2)表地が防炎・遮熱材でコーティングされている場合は、火災時に被災者の火傷を防止できる。
ここで、染色としては、黄色や赤色、銀色等の金属色や発色剤が用いられる。防炎・遮熱材としてはアルミニウム等の金属をコーティングして用いられる。
・請求項1に記載の発明により、以下の効果を得ることができる。
(1)被災者が濁流中でも頭部を漂流物から保護し顔面を水面に出すのを助けて溺死を防止するとともに、漂流中も尖鋭な角部等を有する流木や家具等の危険な漂流物から被災者の身体を守ることができる救命胴衣を実現できる。
(2)救命具のフックを肩掛止部材に係止するだけで救命胴衣を着用した濁流に流される老人等の被災者を救助でき、更に紐等を左右各々の両肩部と各太腿巻き着部のD型環状材等の掛止部材に係止し、左右の救命具を担ぐことにより、担架として用い怪我等をした歩行困難な被災者を救助することができる救命胴衣を実現できる。
(3)前身頃及び後身頃の各々の胸部や腰部間を連結する連結体で前身頃及び後身頃が一体になっているので、救命胴衣を被るだけの作業で簡単で短時間に着用でき、また前身頃や後身頃の裾部と左右太腿巻き着部が連結部で連結されているので、濁流や荒波の中で翻弄されても救命胴衣が身体から外れるのを防止し確実に被災者を救助する事ができる救命胴衣を実現できる。
・請求項2に記載の発明により、請求項1の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)左右の肩、腰、太腿の3か所の掛止部材と頭部保護部を有するので、ヘリコプターで救助する際、被災者に身体的苦痛を与えずに救助できる救命胴衣を実現できる。
・請求項3に記載の発明により、請求項1又は2の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)芯材が前身頃から連結部を経て太腿巻き着部まで一体に配設固定されているので、被災者の両肩部の肩掛止部材間に紐等を締結するだけで濁流中の被災者の体全体を引っ張って救助することができるので、従来のように濁流中で抱きかかえる必要がなく救助者の負担を著しく軽減できる救命胴衣を実現できる。
(2)頭部保護部を有するので、前身頃及び後身頃、太腿巻き着部の各掛止部材のD型環状材にヘリコプターのロープの端部のフックを締結するだけで、担架がなくても重傷者でもヘリコプターで安全に吊り上げて救助することができる救命胴衣を実現できる。
・請求項4に記載の発明により、請求項1乃至3のうちいずれか1で得られる効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)太腿巻き着部芯材又は腰芯材を備えているので、救助の際、肥満体の人や太ももの太い人にも安心感を与え安全に救助できる
・請求項5に記載の発明により、請求項1乃至4のうちいずれか1で得られる効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)後ろ首保護部や尾椎保護部により首や腰部を安全に保護する事ができる救命胴衣を実現できる。
・請求項6に記載の発明により、請求項1乃至5のうちいずれか1で得られる効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)後身頃より前身頃の浮力材の厚みが厚いので、荒波や漂流物に衝突して体の前後が逆になっても、前身頃側が水面上に浮き上がり被災者の呼吸を助け溺死を防ぐことができる救命胴衣を実現できる。
・請求項7に記載の発明により、以下の効果を得ることができる。
(1)ハニカム状の保護体や衝撃吸収材、浮力材を備えているので、地震時のガラス等の落下物や濁流中の漂流物で頭部に裂傷を受けるのを防止できる防災頭巾や救命胴衣として有効な頭巾を実現できる。
・請求項8に記載の発明により、請求項7の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)後頭部や後ろ首部を濁流中の流木等の尖鋭部を有する危険な漂流物から被災者を保護できる頭巾を実現できる。
・請求項9に記載の発明により、請求項7又は8の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)衝撃吸収材と浮力材が頭頂部から後頭部にかけて左右に二分されているので、中央で折りたたみコンパクトにすることで場所を取らずに収納できる頭巾を実現できる。
・請求項10に記載の発明により、請求項7乃至9のうちいずれか1で得られる効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)夜間や濁流中でも老人等の被災者を容易に視認し救助することができるとともに火災時に被災者の火傷を防止できる頭巾を実現できる。
実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す正面図 実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す正面側斜視図 図1のX部分の要部断面図 実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す背面側斜視図 実施の形態1の救命胴衣の芯材の斜視図 実施の形態2の救命胴衣を着用した状態を示す背面側斜視図 実施の形態3の頭巾の正面側斜視図 頭巾の着用状態を示す正面側斜視図
図1は実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す正面図であり、図2は実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す正面側斜視図であり、図3は図1のX部分の要部断面図であり、図4は実施の形態1の救命胴衣を着用した状態を示す背面側斜視図である。
図1において、1は実施の形態1の救命胴衣、2は前身頃、3は前身頃2の両肩部や肩山等の間に跨って各肩部に後ろ側に少し傾斜して一体的に形成された頭部保護部、4は各肩部に突設固定されたD型環状材等からなる肩掛止部材、5は後身頃から前身頃の胸部のまで延設された胸部保護部、6は胸部保護部5の両端部に固定されたバックル、7は後身頃から前身頃の腰まで延設された腰部保護部、8は腰部保護部7の両端部に固定されたバックル、9は後身頃の裾部から延設された連結部、10は連結部9に連結された太腿保護部、11は太腿保護部10の両端部に固定されたバックル、12は前身頃2の裾部と太腿保護部10を連結して形成された太腿連結部、13は太腿連結部12に配設されたD型環状材からなる太腿掛止部材、13aは太腿掛止部材13の両脇を高強度の糸で縫着した縫着部、Hは実施の形態1の救命胴衣1を着用した被災者である。
図2において、20は後身頃、21は前身頃2と後身頃20の間の両脇部である。両脇部21は胴衣はなく胸部保護部5と腰部保護部7で保護される。
図3において、2は前身頃、31は表地、32は保護体、33は高強度合成繊維で帯状の芯材、34は発泡樹脂板からなる浮力材、35は衝撃吸収材、36は裏地である。
表地31は難燃性で耐引き裂き強度に優れた合成繊維で製作され、表面にアルミニウム等の金属がコーティングされたものが好適に用いられる。これにより救助者が被災者を視認しやすく発見が容易でき、迅速な救助を行うことができる。
保護体32は表地31に縫着や接着で固定されたアラミド繊維やPAN系炭素繊維、ポリアミド繊維、PBO繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、高強度PVA繊維、高強度ポリプロピレン繊維等の高強度で強靭性の合成繊維でメッシュ状や格子状、ハニカム状に形成されるのが好ましい。木材の折れてできた尖鋭な切れ端やガラス破片から被災者の身体を守るためである。
芯材33については後述する。
浮力材34は独立気泡で高密度・高発泡倍率の熱可塑性樹脂が用いられる。好ましくは低密度で弾性に優れたポリエチレン等のポリオレフィン製等が好適に用いられる。浮力材34は前身頃2が後身頃20よりも1.5〜4倍厚く製造されるか高発泡率の発泡体が用いられるのが好ましい。これにより、被災者が濁流や荒波により前後が逆になっても常に前身頃2が水面側に来るので仰向けの姿勢になり、疲労しても呼吸を確保することができ溺死を防ぐことができ、さらに頭部保護体2で頭部を水面上に押し上げることができ呼吸を楽にさせることができる。
衝撃吸収材35は独立発泡で高密度・高発泡・高強度の発泡樹脂板が用いられる。被災者が漂流物の角部等の局部的な衝撃によるダメージを回避するためである。
裏地36は通常の合成繊維で作成されてもよいが、撥水性の合成繊維が好ましい。水を吸収しないためである。
尚、頭部保護部3、胸部保護部5、腰保護部7、連結部9、太腿保護部10、後身頃20の内部構造は前身頃2と同様の構成を有しているのが好ましい。
実施の形態1の救命胴衣は、前身頃2の両肩に跨って頭部保護体3と肩掛止部材4を備えている。頭部保護体3は大人や子供の被災者の後頭部にかかる大きさに形成され、幅は45〜70mmに形成される。大人用と子供用に分けて作成されるのが好ましい。
太腿保護部10は太腿バックル11を備えている。太腿の前側で太腿バックル11により太腿保護部10を締められる様に作成されている。これにより被災者Hは救命胴衣1を着用後、太腿バックル11を締めるだけの簡単な操作で太腿保護部10を体にフィットさせて着用できる。
太腿連結部12によって前身頃2の左右の裾部の中央と太腿保護部10の前側で連結されている。太腿連結部12にはD型環状体やフック等の太腿掛止部材13が配設されている。
ヘリコプターで救助する場合、D型環状材やフックからなる肩掛止部材4と太腿掛止部材13にヘリコプターのロープの先端のフックをかけるだけで安定した形で被災者を救助できる。また、大勢の被災者を救助する際は、救助者1人がヘリコプターから降りて被災者の該掛止部材4,13にロープの先端のフックをかけていくことにより、従来1人ずつ救助者が抱えて救助していた作業が不要となり救助を短時間で迅速に行うことができる。また、被災者が怪我により歩行困難な場合には、左右の肩掛止部材4と太腿掛止部材13の各々にロープを掛けることにより簡易の担架として利用することもできる。この際、頭部は頭部保護体3によって支えられているので首に負担をかけるのを防止できる。
図4において、20は後身頃である。
後身頃20はその両側部から前身頃2の胸部及び腰部にかけて胸部保護部5や腰部保護部6が延設され前身頃2の前で胸部バックル6や腰部バックル8で締められる様に作成されている。両脇部21は空いている。これにより、災害時に被災者は救命胴衣1を頭から被り胸部バックル6や腰部バックル8で締めるだけの簡単な動作で救命胴衣1を極めて短時間で着用できる。また、後身頃20の左右の裾部の前寄りには各々連結部9が連設されその端部に太腿の上部を保護する太腿保護部10が連設されている。
次に、芯材33について図面を用いて説明する。
図5は芯材の正面側斜視図である。
図中、33は頭巾、33aは前身頃芯材、33bは肩山芯材、33cは後身頃芯材、33dは連結部芯材、33eは太腿保護部芯材、33fは胸部保護部芯材、33gは腰保護部芯材である。各芯材は一体に形成されているので、応力が各部均等にかかる様になっている。
芯材33はアラミド繊維やポリアミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、高強度ポリプロピレン繊維等の高引張力に優れた繊維で製造された帯材で作成されている。芯材33は前身頃2の裾部から後身頃20を経て太腿連結部12まで一体に形成されている。これにより、救助者が肩掛止部材4にフックを掛けて濁流中を引っ張って救助する際や、ヘリコプターで救助する際に、芯材33が救命胴衣1の全体に配設されているので、肩だけでなく身体全体を支えて救助することができ、救助者の負担を小さくすることができると共に、被災者の身体的苦痛を緩和できる。
実施の形態2
図6は実施の形態2の救命胴衣を着用した状態を示す背面側斜視図である。
50は実施の形態2の救命胴衣、51は後身頃20の襟中央部に後ろ首が隠れるぐらいの高さで膨出状に連設された後ろ首保護部、52は後身頃20の中央部に仙骨まで膨出して形成された腰保護部である。
後ろ首保護部51や腰保護部52により流木等の漂流物の尖鋭部分が後ろ首部や仙骨付近に衝突しても首や腰部の損傷を防ぐことができる。
実施の形態3
次に頭巾について説明をする。
図7は実施の形態3の頭巾の正面側斜視図である。
60は実施の形態3の頭巾、61は頭巾60の頭頂保護部、62は両耳の下部まで延設され両耳も保護できる側頭保護部、63は頸椎の下部まで保護できるように形成された後頭保護部、64は側頭保護部62が被災者の肩から胸のあたりまで届く長さまで延設された側頭延設部、65は側頭延設部64の端部に配設固定され実施の形態1の救命胴衣1の肩掛止部材4と掛止される側頭フック部である。
側頭フック部65は頭巾60を防災頭巾として用いるときは側頭フック部65同士を結んだりフック同士をかけ合わせたりすることができる。
後頭保護部63が頸椎の下部まで覆うように形成されているので、頭部保護部3と後身頃20の襟部の隙間に鋭利な木片等が衝突しても後頭部や頸椎を保護することができる。頭巾を防災頭巾として使用しても同様の効果が得られる。
次に頭巾の着用方法について説明する。
図8は、頭巾を着用した状態を示す正面側斜視図である。
まず、頭巾を着用し、次いで救命胴衣を着用する。次いで、側頭保護部62の端部の側頭フック部65を外れないように肩掛止部材4に掛ける。
これにより、頭巾60は荒波や濁流中で転がされても救命胴衣から外れることがなく、被災者を安全に保護することができる。
本件発明は、前身頃と後身頃と頭部保護体が浮力材のみならずハニカム状の保護体を備え、濁流中で流木や家具等の鋭利な折片や切れ端から被災者が負傷するのを防止できるとともに、濁流から負傷者を容易に引き上げたり、担架として使用することのできる救命胴衣、及び衝撃吸収材のみならずハニカム状の保護体を備え被災者をビル等からの硝子片等の落下物や、氾濫時の流木等の漂流物から被災者を安全に保護することができる防災用や救命用として好適な頭巾を提供することができる。
1 実施の形態1の救命胴衣
2 前身頃
3 頭部保護部
4 肩掛止部材
5 胸部保護部
6 胸部バックル
7 腰部保護部
8 腰部バックル
9 連結部
10 太腿保護部
11 太腿バックル
12 太腿連結部
13 太腿掛止部材
13a縫着部
H 被災者
20 後身頃
21 両脇部
31 表地
32 保護体
33 芯材
34 浮力材
35 衝撃吸収材
36 裏地
50 実施の形態2の救命胴衣
51 後ろ首保護部
52 腰保護部
60 実施の形態3の頭巾
61 頭頂保護部
62 側頭保護部
63 後頭保護部
64 側頭延設部
65 側頭フック部
66 後頭延設部
67 後頭フック部

Claims (10)

  1. a.第1の表地及び/又は裏地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の第1の保護体と、前記裏地と前記第1の保護体の間に保持された第1の浮力材と、を有し肩山で一体化された前身頃及び後身頃と、b.前記第1の表地及び/又は前記裏地の内側に縫着又は接着された前記第1の保護体と、前記裏地と前記第1の保護体の間に保持された前記第1の浮力材と、を有し、前記前身頃の両肩部間に跨って一体に形成された頭部保護部と、c.前記前身頃及び前記後身頃の各々の胸部及び/又は腰部を保護する胸部保護部及び/又は腰部保護部と、d.前記前身頃及び/又は前記後身頃の裾部に連結部で連結された左右太腿巻き着部と、e.前記左右太腿巻き着部に配設された固定手段と、f.前記両肩部に配設された肩掛止部材と、g.前記左右太腿巻き着部の各前部に配設された太腿掛止部材と、を備えたことを特徴とする救命胴衣
  2. 前記前身頃の腰部の前部の対象位置に配設された腰掛止部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の救命胴衣
  3. 前記前身頃及び前記後身頃から前記左右太腿巻き着部の内部に配設された芯材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の救命胴衣
  4. 前記芯材に連結され前記固定手段まで形成された太腿巻き着部芯材又は前記後身頃の腰部で前記芯材に連結され前記前身頃まで形成された腰芯材と、を備えたことを特徴とする請求項に記載の救命胴衣
  5. 前記後身頃の上部中央に突起状に延設され前記裏地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の後ろ首保護体と、前記裏地と前記後ろ首保護体の間に保持された前記第1の浮力材と、を有する後ろ首保護部、又は、前記後身頃の裾部中央に膨出状に延設され前記裏地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の腰保護体と、前記裏地と前記腰保護体の間に保持された前記第1の浮力材と、を有する腰保護部とを有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の救命胴衣
  6. 前記前身頃の前記第1の浮力材の厚みが、前記後身頃の前記第1の浮力材の1.5〜4倍であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1に記載の救命胴衣
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか1に記載の救命胴衣に装着され、a.高強度合成繊維で製造された第2の表地と、前記第2の表地の内側に縫着又は接着された高強度合成繊維で製造されたメッシュ状又は格子状若しくはハニカム状の第2の保護体と、前記第2の保護体内側に保持された衝撃吸収材と、前記衝撃吸収材の内側に配設された第2の浮力材と、を有する頭巾であって、頭頂保護部と、後頭保護部と、側頭部及び耳部を保護する側頭保護部と、前記側頭保護部の顔面側下部が被災者の肩部近辺まで延設された側頭延設部と、前記側頭延設部の端部に配設され請求項1に記載された肩掛止部材と掛止される側頭フック部と、を備えたことを特徴とする頭巾
  8. 前記後頭保護部に延設された後頭延設部と、前記後頭延設部の端部に配設され、請求項1に記載された後身頃の背中側に形成された背中掛止部材と掛止される後頭フック部と、を備えたことを特徴とする請求項7に記載の頭巾
  9. 前記衝撃吸収材と前記第2の浮力材が頭頂部から後頭部にかけて左右に二分されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の頭巾
  10. 前記第2の表地が染色され、又は防炎・遮熱材でコーティングされていることを特徴とする請求項7乃至9のうちいずれか1に記載の頭巾
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