JP3184958B2 - 菱形金網の製造装置 - Google Patents

菱形金網の製造装置

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JP3184958B2
JP3184958B2 JP29639097A JP29639097A JP3184958B2 JP 3184958 B2 JP3184958 B2 JP 3184958B2 JP 29639097 A JP29639097 A JP 29639097A JP 29639097 A JP29639097 A JP 29639097A JP 3184958 B2 JP3184958 B2 JP 3184958B2
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實 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菱形金網の製造装
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1.(第1の方式)従来の菱形金網製造技術は、図1を
参照して、コイル状に巻かれた線材を矯正するため、複
数の矯正ローラによって線材のより戻しを矯正して、モ
ータの回転軸に取付けられた回転ヘラ(矯正された線材
を一方方向に押し出しながら波形の列線に加工する)の
回転によって得た波形の列線4Aが複数連設することで
菱形に形状した帯状の菱形金網4ができる。一方、この
帯状の菱形金網4を取付けるための外枠線4Bを別途用
意しておく。なお、菱形金網4をスムーズに加工するた
め、機械本体の高さ1.0メートル程から更に数メート
ルの高さに施した鋼材枠4Cに菱形金網4を吊り上げる
装置を用いながら帯状の菱形金網を製造するのに際し
て、列線のトラブルの発生を防止する仕組みになってい
る。ついで、帯状の菱形金網4における所定位置にある
2本の波形の列線4Aを引抜き外枠線4Bの面積に相当
する菱形金網4Dを得る。さらに、菱形金網4Dを外枠
線4Bの上面に載せ、上述のように引抜いた引抜2本の
波形の列線4Aで菱形金網4Dの前後端4D1を外枠線
4Bに連結する。 2.(第2の方式)上記の状況とは別であるが、矩形状
の外枠線に縦1.0メートル、横2.0メートルに菱形
金網を張る作業は、従来、工場において外枠線に金網の
端部を絡ませる作業はヤットコ若しくはペンチなどを使
い作業員の腕力を使う手作業が一般的な方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.第1の方式の場合、機械本体の高さ1.0メートル
程から更に数メートルの高さに施した鋼材枠に使用する
金網を吊り上げる装置は、吊り上げ装置のトラブルなど
の発生する可能性があり危険である。 2.第2の方式の場合、毎日が腕力を使う作業のため、
作業員の腕の損傷が多く、欠勤者も増加しつつある。本
発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
なことのできるものを提供しようとするものである。 1.まず、技術においては、菱形金網を加工するための
作業トラブルの発生を防止するため、機械本体から更に
数メートルの高さに施した鋼材枠に使用する金網を吊り
上げる装置を解決することである。これを解決できる
と、例えば1メートル上部の吊り上げ装置のトラブルな
どの発生がなくなる。すなわち、作業時間のロスをでき
るだけ削減することであり、安全性を保つことである。 2.次に矩形状の外枠線に菱形金網を張る作業は、作業
員の手作業により外枠線に金網の端部を絡ませる作業の
作業性の解決である。前述の説明通り、作業員がヤット
コ若しくはペンチなどを使う手作業のため、作業員の疲
労や腕の損傷を防止すると共に経済効果を旺盛にするこ
とである。 3.従来の課題を解決し満足させるために、加工生産の
スピード化と多量生産への対応、生産品の均一化、加工
経費の削減などや技術を有する技能者でなくて、軽作業
員もしくは女性などによって本発明の機械操作に対応が
できること。すなわち、本発明は、従来の複雑な金網製
造に係わる不合理な条件を解消して、波形の列線を本発
明の装置のフレーム上において、網幅方向で波形列線を
カットし、望む規格の帯状の菱形金網を製造する装置で
ある。 4.また、矩形状の外枠線に菱形金網を張り、枠線と金
網の先端部を絡ませる加工作業は、移動シャフトの回転
により右側方向に移動させながら、回転ヘラから押し出
された波形の列線が菱形状に編み込まれ、外枠線移動装
置により作業員の腕力作業を煩わすことなく、上面フレ
ームの天板上において製品の均一化と量産への対応が可
能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。
【0005】第発明は、下記の外枠線移動装置2と、
列線成形装置3と、カッター部4から構成されている菱
形金網の製造装置である。 A.外枠線移動装置2は、適数本の支脚2Bとこの支脚
で水平状態で支持された上面フレーム2Cから構成され
ているフレーム2Aにおいて、上面フレーム2Cの後方
側には、当該上面フレームの後の枠2C1と平行な状態
で曲面ガイドレール2Dが取付けられ、この曲面ガイド
レール2Dによって上面フレーム2Cは前方部分2C1
1と後方部分2C12に区分され、曲面ガイドレール2
Dは、半円状に構成された下方ガイドレール単体2D1
と、上方ガイドレール単体2D2から構成され、両者
は、外枠線1Eが通過できる間隔を存して配設され、左
右両端は開口した状態に構成され、上面フレーム2Cに
おける前方部分2C11側には、枠線固定アーム部2E
が配設され、この枠線固定アーム部2Eは、後のフレー
ム2C1における下方の中央位置に前後方向をもってモ
ータ及びベアリングで回動自在に支持された移動シャフ
ト2E1と、この移動シャフト2E1に螺合された当該
移動シャフトと直交する移動杆2E2と、この移動杆に
起立した状態で所定間隔で取付けられた枠線固定アーム
単体2Fから構成され、枠線固定アーム単体2Fは、移
動杆2E2に起立状態で支持された上下に作用するシリ
ンダ2F1と、水平に連結されたプレート2F2と、こ
のプレートを利用して後方に作用するシリンダ2F3
と、このシリンダの先端に取付けられた枠線係止用フッ
ク2F4と、枠線係止用フックに沿った状態で添設され
た押え爪2F5から構成され、天板2Gは、上面フレー
ム2Cの前方部分2C11に張設され、枠線固定アーム
単体2Fが移動できるよう当該枠線固定アーム単体の個
数に合わせて前後方向に溝2G1が刻設され、上面フレ
ーム2Cにおける後方部分2C12の下方に左右方向を
もって水平に固定杆2C3が掛架固定され、この固定杆
2C3の外方位置に枠線外方ホルダー2Hが、また、内
方位置に枠線内方ホルダー2Iが取付けられ、枠線外方
ホルダー2Hは、固定杆2C3に支持された上下に作用
するシリンダ2H1と、プレート2H2と、このプレー
トを利用して支持された前方に作用するシリンダ2H3
と、このシリンダの先端に取付けられた枠線挟持用爪2
H4から構成され、また、枠線内方ホルダー2Iは、固
定杆2C3に支持された上下に作用するシリンダ2I1
と、プレート2I2と、このプレートを利用して支持さ
れた前方に作用するシリンダ2I3と、このシリンダの
先端に取付けられた枠線受け用爪2I4から構成され、
上面フレーム2Cの前方部分2C11側における曲面ガ
イドレール2Dの近傍位置には適数個の目合調整装置2
Jが配設され、目合調整装置2Jは、前方部分2C11
の下方に左右方向をもって固定された固定杆2J1に支
持された上下に作用するシリンダ2J2とプレート2J
3と、このプレートを利用して起立された2本の網目係
止用縦爪2J4から構成され、曲面ガイドレール2Dに
おける上方ガイドレール単体2D2の前縁部分には目合
調整装置2Jの上方に対応するよう網押え部2Kが配設
され、この網押え部2Kは、上方ガイドレール単体2D
2の前縁部分に連設された前方へのブラケット2K1
と、下方に作用するスプリング2K2と、水平状態の押
え板2K3から構成されている。 B.列線成形装置3は、外枠線移動装置2における右辺
に配設された架台3Aと、この架台上に前後方向に移動
調整自在に取付けられたバイス3Bと、このバイスに装
着された前方の列線1本用ジラス3Cおよび後方の列線
2本用ジラス3Dと、これら両ジラスの右方に連設され
た列線1本用矯正ロール3C1および列線2本用矯正ロ
ール3D1から構成されている。 C.カッター部4は、列線成形装置3における架台3A
を利用して、前方の列線1本用ジラス3Cおよび後方の
列線2本用ジラス3Dと、曲面ガイドレール2Dの右端
開口部との間に起立された基板4Aと、この基板の中央
に開設された縦ガイド溝4Bと、この縦ガイド溝内にお
いて互いに噛合うよう構成された上歯部4Cと下歯部4
Dから構成され、上歯部4Cと下歯部4Dには、前方の
列線1本用ジラス3Cからの線材を切断する歯と、後方
の列線2本用ジラス3Dからの線材を切断する歯が対面
状態で植設されている。
【0006】第発明は、下記のように構成することが
できる。曲面ガイドレール2Dにおける下方ガイドレー
ル単体2D1は、上面フレーム2Cに固定され、上方ガ
イドレール単体2D2の両端は、下方ガイドレール単体
の両端に連設した小壁2D3にピンで開閉自在に連結さ
れ、下方ガイドレール単体の両端に設けられた左右方向
に進退するロックピン2D4を小壁2D3に係脱するよ
う構成されている。
【0007】第発明としての菱形金網の製造装置イの
使用方法を作用と共に説明する。 工程1.枠線固定アーム部2Eを図20の位置より更に
前方へ移動させておく。 工程2.枠線固定アーム単体2Fに外枠線1Eの前の線
1A部を載せ固定する。 工程3.枠線固定アーム部2Eを図20の位置へ移動さ
せる。この時、外枠線1Eの前の線1Aは、曲面ガイド
レール2Dの中心になるようセットされている。 工程4.列線成形装置3のモータ3E1が作動して、後
方の列線1本用ジラス内のヘラが回転し列線1F1(1
F)が曲面ガイドレール2Dの中を送り出される。この
場合、曲面ガイドレール2Dは列線1Fの安定送給と2
条の列線1F2,1F3のばらつきを防ぐことを目的と
している。 工程5.あらかじめセットされた回転ヘラ3Eの回転数
で、当該回転ヘラ3Eが止まり、カッター部が作動し上
下歯部4D,4Cが上下して列線1F1(1F)を切断
する。 工程6.枠線固定アーム部2Eが1目後方へ移動すると
同時に後方の列線1本用ジラスが後方へ移動して、前方
の列線2本用ジラスが所定の位置にセットされモータ3
E1が作動し、列線1F2,1F3を送り出し上記工程
5の作業を行う。この場合、1目後方へ移動した時に列
線1F1(1F)の垂れ下がりや後方へ移動し過ぎない
ように網目押え部2Kが軽く押さえている。 工程7.枠線固定アーム部2Eが1目後方へ移動すると
同時に目合調整装置2Jが上へ持ち上がり、網目がずれ
ないように調整し、以下工程6と工程5の繰り返しとな
る。 工程8.工程6と工程5の繰り返しで外枠線1Eと後端
の波形の列線1F3を係止連結して波形の列線1F4と
なる。この時、外枠線1Eが下がったり位置がずれない
ようにするために、枠線内方ホルダー2Iと枠線外方ホ
ルダー2Hが外枠線1Eを押さえる。 工程9.枠線内方ホルダー2Iと枠線外方ホルダー2H
が戻ると同時に枠線固定アーム部2Eが出来上がった製
品を後方まで移動させて、再度上記工程1の位置へ戻っ
て以下繰り返しとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。本発明の菱形金
網の製造装置は、下記の工程からなる菱形金網の製造方
法を実現しようとするものである。 第1工程 平面前後の線1A,1Bと左右の線1C,1Dを平面方
形に連結してなる外枠線1Eを用意する。 第2工程 列線成形装置の回転ヘラなどにより外枠線1Eの側方か
ら1本の波形の列線1Fを延出しながら、当該外枠線1
Eにおける前の線1Aに前端の波形の列線1F1として
係止連結する。 第3工程 列線成形装置の回転ヘラなどにより外枠線1Eの側方か
ら係止状態の前後2本の波形の列線1F,1Fを、互い
に係止連結させた状態で延出しながら、前端の波形の列
線1F1に中間の波形の列線1F2,1F3として係止
連結する。以下、列線成形装置の回転ヘラなどにより外
枠線1Eの後の線1Bの近傍まで、外枠線1Eの側方か
ら係止状態の前後2本の波形の列線1F,1Fを、互い
に係止連結させた状態で延出しながら、後方に位置する
中間の波形の列線に後続する中間の波形の列線nとして
係止連結する。 第4工程 列線成形装置の回転ヘラなどにより外枠線1Eの側方か
ら1本の波形の列線1Fを延出しながら、後端に位置す
る中間の波形の列線nと、外枠線1Eにおける後の線1
Bの双方に後端の波形の列線1F4として係止連結す
る。 第5工程 外枠線1Eの側方から外方に突出した多数の波形の列線
1Fの両端1F11を、当該外枠線1Eにおける左右の
線1C,1Dに結束する。
【0009】イは第発明としての菱形金網の製造装置
である。外枠線移動装置2と、列線成形装置3と、カッ
ター部4から構成されている。この場合、外枠線移動装
置2で処理される外枠線1Eは、上述のように平面前後
の線1A,1Bと左右の線1C,1Dを平面方形に連結
して構成されている。列線成形装置3で成形される列線
1Fは波形に構成されることになる。
【0010】まず、外枠線移動装置2について説明す
る。2Aはフレームで、適数本の支脚2Bとこの支脚で
水平状態で支持された上面フレーム2Cから構成され、
上面フレーム2Cは、前後の枠2C1と左右の枠2C2
を平面方形に連結して構成されている。
【0011】上面フレーム2Cの上面における後方側に
は、当該上面フレームの後の枠2C1と平行な状態で曲
面ガイドレール2Dが取付けられ、この曲面ガイドレー
ル2Dによって上面フレーム2Cは前方部分2C11と
後方部分2C12に区分されている。曲面ガイドレール
2Dは、側面略U字状の半円状に構成された下方ガイド
レール単体2D1と、側面略逆U字状の半円状に構成さ
れた上方ガイドレール単体2D2から構成され、両者
は、外枠線1Eが通過できる間隔を存して配設され、左
右両端は開口した状態に構成されている。曲面ガイドレ
ール2Dにおける下方ガイドレール単体2D1は、上面
フレーム2Cに固定され、上方ガイドレール単体2D2
の両端は、下方ガイドレール単体の両端に連設した小壁
2D3にピンで開閉自在に連結され、下方ガイドレール
単体の両端に設けられた左右方向に進退するロックピン
2D4を小壁2D3に係脱するよう構成されている。
【0012】上面フレーム2Cにおける前方部分2C1
1側には、枠線固定アーム部2Eが配設されている。こ
の枠線固定アーム部2Eは、後のフレーム2C1におけ
る下方の中央位置に前後方向をもってモータ及びベアリ
ングで回動自在に支持された移動シャフト2E1と、こ
の移動シャフト2E1に螺合された当該移動シャフトと
直交する移動杆2E2と、この移動杆に起立した状態で
所定間隔で取付けられた枠線固定アーム単体2F、天板
2Gから構成されている。この結果、移動シャフトを回
転させると移動杆2E2は前後方向に移動することにな
る。
【0013】枠線固定アーム単体2Fは、移動杆2E2
に適当なブラケットで起立状態で支持された上下に作用
するシリンダ2F1と、このシリンダの上端に前後方向
をもって水平に連結されたプレート2F2と、このプレ
ートを利用して水平状態で支持された後方に作用するシ
リンダ2F3と、このシリンダの先端に取付けられた枠
線係止用フック2F4と、プレート2F2より後方に向
け枠線係止用フックに沿った状態で添設された押え爪2
F5から構成されている。ここで、枠線係止用フック2
F4と押え爪2F5の作用を説明する。枠線係止用フッ
ク2F4に外枠線1Eの前の線1Aを係止して、シリン
ダ2F3が収縮されると、枠線係止用フックが後退する
ことになる。この結果、前の線1Aはこの枠線係止用フ
ック2F4と押え爪2F5で挟持固定されることにな
る。
【0014】天板2Gは、上面フレーム2Cの前方部分
2C11に張設されているが、枠線固定アーム単体2F
が移動できるよう当該枠線固定アーム単体の個数に合わ
せて前後方向に溝2G1が刻設されている。
【0015】上面フレーム2Cにおける後方部分2C1
2側には、この後方部分2C12の下方に左右方向をも
って水平に掛架固定された固定杆2C3の外方位置に枠
線外方ホルダー2Hが取付けられ、固定杆2C3の内方
位置に枠線内方ホルダー2Iが取付けられている。これ
ら枠線外方ホルダー2Hと枠線内方ホルダー2Iの位置
は、枠線固定アーム単体2Fの位置と対応するよう構成
されている。そこで、枠線外方ホルダー2Hは、固定杆
2C3に適当なブラケットで起立状態で支持された上下
に作用するシリンダ2H1と、このシリンダの上端に前
後方向をもって水平に連結されたプレート2H2と、こ
のプレートを利用して水平状態で支持された前方に作用
するシリンダ2H3と、このシリンダの先端に取付けら
れた枠線挟持用爪2H4から構成されている。また、枠
線内方ホルダー2Iは、固定杆2C3に適当なブラケッ
トで起立状態で支持された上下に作用するシリンダ2I
1と、このシリンダの上端に前後方向をもって水平に連
結されたプレート2I2と、このプレートを利用して水
平状態で支持された前方に作用するシリンダ2I3と、
このシリンダの先端に取付けられた枠線受け用爪2I4
から構成されている。
【0016】上面フレーム2Cの前方部分2C11側に
おける曲面ガイドレール2Dの近傍位置には適数個の目
合調整装置2Jが配設されている。目合調整装置2J
は、枠線外方ホルダー2Hと枠線内方ホルダー2Iの位
置、枠線固定アーム単体2Fの位置に対応するよう構成
されている。そこで、目合調整装置2Jは、前方部分2
C11の下方に左右方向をもって水平に掛架固定された
固定杆2J1に適当なブラケットで起立状態で支持され
た上下に作用するシリンダ2J2と、このシリンダの上
端に左右方向をもって水平に連結されたプレート2J3
と、このプレートを利用して垂直状態で起立された2本
の網目係止用縦爪2J4から構成されている。
【0017】曲面ガイドレール2Dにおける上方ガイド
レール単体2D2の前縁部分には目合調整装置2Jの上
方に対応するよう網押え部2Kが配設されている。そこ
で、この網押え部2Kは、上方ガイドレール単体2D2
の前縁部分に連設された前方へのブラケット2K1と、
このブラケットの下面に連設された下方に作用するスプ
リング2K2と、スプリングの下端に連設された水平状
態の押え板2K3から構成され、押え板2K3の支持レ
ベルは上方ガイドレール単体2D2の下辺と一致するよ
う構成されている。
【0018】列線成形装置3は、外枠線移動装置2にお
ける右辺に配設された架台3Aと、この架台上に前後方
向に移動調整自在に取付けられたバイス3Bと、このバ
イスに装着された前方の列線1本用ジラス3Cおよび後
方の列線2本用ジラス3Dと、これら両ジラスの右方に
連設された列線1本用矯正ロール3C1および列線2本
用矯正ロール3D1から構成されている。さらに、バイ
スを前方に移動させた場合、前方の列線1本用ジラス3
Cの先端が曲面ガイドレール2Dの右端開口部に直交方
向で対応するよう構成され、バイスを後方に移動させた
場合、後方の列線2本用ジラス3Dの先端が曲面ガイド
レール2Dの右端開口部に直交方向で対応するよう構成
されている。両ジラスは回転ヘラ3Eを介してモータ3
E1に連結されている。3Fは線材用第1リールで、こ
れより引出された線材3F1は、前方の列線1本用ジラ
ス3Cに誘導されている。3Gは線材用第2リールで、
これより引出された線材3G1は、後方の列線2本用ジ
ラス3Dに誘導されている。3Hは線材用第3リール
で、これより引出された線材3H1は、後方の列線2本
用ジラス3Dに誘導されている。
【0019】カッター部4は、列線成形装置3における
架台3Aを利用して、前方の列線1本用ジラス3Cおよ
び後方の列線2本用ジラス3Dと、曲面ガイドレール2
Dの右端開口部との間に起立された基板4Aと、この基
板の中央に開設された縦ガイド溝4Bと、この縦ガイド
溝内において互いに噛合うよう構成された上歯部4Cと
下歯部4Dから構成され、上歯部4Cと下歯部4Dに
は、前方の列線1本用ジラス3Cからの線材を切断する
歯と、後方の列線2本用ジラス3Dからの線材を切断す
る歯が対面状態で植設されている。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.従来型の技術と本発明による加工性、量産性をここ
で比較すると、加工経費の大幅削減、生産する製品の均
一化などが経済性に大きく寄与できる。 2.また、矩形状の外枠線に菱形金網を同時に加工でき
るよう構成されているので、比較生産量で大きな効果を
期待できるものである。すなわち、従来の1日8名の作
業員による加工形状品幅1.0メートル、長さ 2.0メートルとした1枚の網板の生産量は、200枚
前後の実績製造数である。 本発明の製造装置においては、3名の軽作業員若しくは
女性作業員の機械操作で、300枚程の生産実績データ
ーを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の菱形金網の製造方法を説明する平面図で
ある。
【図2】本発明の菱形金網の製造装置による菱形金網の
製造方法を説明する平面図である。
【図3】外枠線移動装置の1部を切欠いた斜視図であ
る。
【図4】曲面ガイドレール,枠線固定アーム単体,枠線
外方ホルダーなどの配置状態を説明する縦断面図であ
る。
【図5】曲面ガイドレール部分の斜視図である。
【図6】曲面ガイドレールを開いた状態の斜視図であ
る。
【図7】A−A線拡大断面図である。
【図8】枠線固定アーム単体の取付け状態を示す斜視図
である。
【図9】目合調整装置の取付け状態を示す斜視図であ
る。
【図10】枠線外方ホルダーと枠線内方ホルダーの作用
を説明する斜視図である。
【図11】枠線内方ホルダーの取付け状態を示す斜視図
である。
【図12】枠線外方ホルダーの取付け状態を示す斜視図
である。
【図13】列線成形装置などの分解した斜視図である。
【図14】前方の列線1本用ジラスおよび後方の列線2
本用ジラス部分の横断面図である。
【図15】後方の列線2本用ジラスの作用を説明する斜
視図である。
【図16】B矢視拡大図である。
【図17】製造工程を説明する平面図である。
【図18】製造工程を説明する平面図である。
【図19】製造工程を説明する平面図である。
【図20】製造工程を説明する要部拡大平面図である。
【図21】製造工程を説明する要部拡大平面図である。
【図22】製造工程を説明する要部拡大平面図である。
【図23】製造工程を説明する要部拡大平面図である。
【図24】製造工程を説明する要部拡大平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭50−40187(JP,B2) 特公 昭53−30828(JP,B2) 特公 昭41−6228(JP,B1) 特公 昭31−4782(JP,B1) 実公 平1−20039(JP,Y2) 特許28836(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21F 27/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の外枠線移動装置(2)と、列線成
    形装置(3)と、カッター部(4)から構成されている
    ことを特徴とする菱形金網の製造装置A.外枠線移動装置(2)は、適数本の支脚(2B)と
    この支脚で水平状態で支持された上面フレーム(2C)
    から構成されているフレーム(2A)において、上面フ
    レーム(2C)の後方側には、当該上面フレームの後の
    枠(2C1)と平行な状態で曲面ガイドレール(2D)
    が取付けられ、この曲面ガイドレール(2D)によって
    上面フレーム(2C)は前方部分(2C11)と後方部
    分(2C12)に区分され、曲面ガイドレール(2D)
    は、半円状に構成された下方ガイドレール単体(2D
    1)と、上方ガイドレール単体(2D2)から構成さ
    れ、両者は、外枠線(1E)が通過できる間隔を存して
    配設され、左右両端は開口した状態に構成され、上面フ
    レーム(2C)における前方部分(2C11)側には、
    枠線固定アーム部(2E)が配設され、この枠線固定ア
    ーム部(2E)は、後のフレーム(2C1)における下
    方の中央位置に前後方向をもってモータ及びベアリング
    で回動自在に支持された移動シャフト(2E1)と、こ
    の移動シャフト(2E1)に螺合された当該移動シャフ
    トと直交する移動杆(2E2)と、この移動杆に起立し
    た状態で所定間隔で取付けられた枠線固定アーム単体
    (2F)から構成され、枠線固定アーム単体(2F)
    は、移動杆(2E2)に起立状態で支持された上下に作
    用するシリンダ(2F1)と、水平に連結されたプレー
    ト(2F2)と、このプレートを利用して後方に作用す
    るシリンダ(2F3)と、このシリンダの先端に取付け
    られた枠線係止用フック(2F4)と、枠線係止用フッ
    クに沿った状態で添設された押え爪(2F5)から構成
    され、天板(2G)は、上面フレーム(2C)の前方部
    分(2C11)に張設され、枠線固定アーム単体(2
    F)が移動できるよう当該枠線固定アーム単体の個数に
    合わせて前後方向に溝(2G1)が刻設され、上面フレ
    ーム(2C)における後方部分(2C12)の下方に左
    右方向をもって水平に固定杆(2C3)が掛架固定さ
    れ、この固定杆(2C3)の外方位置に枠線外方ホルダ
    ー(2H)が、また、内方位置に枠線内方ホルダー(2
    I)が取付けられ、枠線外方ホルダー(2H)は、固定
    杆(2C3)に支持された上下に作用するシリンダ(2
    H1)と、プレート(2H2)と、 このプレートを利用
    して支持された前方に作用するシリンダ(2H3)と、
    このシリンダの先端に取付けられた枠線挟持用爪(2H
    4)から構成され、また、枠線内方ホルダー(2I)
    は、固定杆(2C3)に支持された上下に作用するシリ
    ンダ(2I1)と、プレート(2I2)と、このプレー
    トを利用して支持された前方に作用するシリンダ(2I
    3)と、このシリンダの先端に取付けられた枠線受け用
    爪(2I4)から構成され、上面フレーム(2C)の前
    方部分(2C11)側における曲面ガイドレール(2
    D)の近傍位置には適数個の目合調整装置(2J)が配
    設され、目合調整装置(2J)は、前方部分(2C1
    1)の下方に左右方向をもって固定された固定杆(2J
    1)に支持された上下に作用するシリンダ(2J2)と
    プレート(2J3)と、このプレートを利用して起立さ
    れた2本の網目係止用縦爪(2J4)から構成され、曲
    面ガイドレール(2D)における上方ガイドレール単体
    (2D2)の前縁部分には目合調整装置(2J)の上方
    に対応するよう網押え部(2K)が配設され、この網押
    え部(2K)は、上方ガイドレール単体(2D2)の前
    縁部分に連設された前方へのブラケット(2K1)と、
    下方に作用するスプリング(2K2)と、水平状態の押
    え板(2K3)から構成されている。 B.列線成形装置(3)は、外枠線移動装置(2)にお
    ける右辺に配設された架台(3A)と、この架台上に前
    後方向に移動調整自在に取付けられたバイス(3B)
    と、このバイスに装着された前方の列線1本用ジラス
    (3C)および後方の列線2本用ジラス(3D)と、こ
    れら両ジラスの右方に連設された列線1本用矯正ロール
    (3C1)および列線2本用矯正ロール(3D1)から
    構成されている。 C.カッター部(4)は、列線成形装置(3)における
    架台(3A)を利用して、前方の列線1本用ジラス(3
    C)および後方の列線2本用ジラス(3D)と、曲面ガ
    イドレール(2D)の右端開口部との間に起立された基
    板(4A)と、この基板の中央に開設された縦ガイド溝
    (4B)と、この縦ガイド溝内において互いに噛合うよ
    う構成された上歯部(4C)と下歯部(4D)から構成
    され、上歯部(4C)と下歯部(4D)には、前方の列
    線1本用ジラス(3C)からの線材を切断する歯と、後
    方の列線2本用ジラス(3D)からの線材を切断する歯
    対面状態で植設されている。
  2. 【請求項2】 曲面ガイドレール(2D)における下方
    ガイドレール単体(2D1)は、上面フレーム(2C)
    に固定され、上方ガイドレール単体(2D2)の両端
    は、下方ガイドレール単体の両端に連設した小壁(2D
    3)にピンで開閉自在に連結され、下方ガイドレール単
    体の両端に設けられた左右方向に進退するロックピン
    (2D4)を小壁(2D3)に係脱するよう構成されて
    いる請求項1記載の菱形金網の製造装置。
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