JP3184941U - 吊設扉用スライド装置およびこれを用いた折り畳み式吊設扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊設扉をレールから外れることなくスムーズにスライドさせることのできる吊設扉用スライド装置及びこれを用いた折り畳み式吊設扉を提供する。
【解決手段】壁に設けられた開口部に吊り下げられた扉体11を開口部の左右方向にスライドさせて扉体11の開閉を可能とする吊設扉用スライド装置1であって、開口部の上縁に沿って平行に配置される複数本の円柱状レール2と、円柱状レール2を挿通する複数の挿通孔が形成されているとともに各挿通孔内に円柱状レール2に沿ってスライドを可能とするスライド部32が設けられており、かつ扉体11を吊設する吊設部33が設けられてなるスライド型吊設体3とを有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、室内の出入り口や部屋の間仕切り部分、収納扉口等、壁に設けられた開口部に吊り下げられた扉体を左右方向にスライドさせる吊設扉用スライド装置およびこれを用いた折り畳み式吊設扉に関するものである。
従来、出入り口等の開口部の上縁に沿って設けられたレールに扉体を吊り下げ、前記レールに沿って扉体をスライドさせて開閉する吊設扉が提案されている。この吊設扉は、前記開口部の下縁に敷居を設ける必要がないため、隣接する部屋の床面を連続的に構成することができ、吊設扉を開放すると各部屋が一体的な広い空間として利用できるという利点がある。また、敷居の段差をなくせるため、高齢者や脚の不自由な人にとっても移動しやすく、車いすによる出入りもしやすいことから、高齢者住宅やバリアフリー住宅等において好適な扉の一つである。そして、そのような吊設扉をスライド可能に支持するためのレール構造に関する考案がいくつか提案されている。
例えば、実開平1−96977号公報では、吊設扉をローラーに吊り下げるとともに前記ローラーをレールに沿って走行させることにより前記吊設扉を開閉させる吊設扉用レール構造であって、前記レールを複数のレール部材で構成し、各レール部材の連結部分を凹部と凸部に形成して互いに嵌合させることにより連結する吊設扉用レール構造に関する考案が提案されている(特許文献1)。この特許文献1によれば、前記吊設扉用レールを用いることにより、前記ローラーはガタ付くことがなく、前記レールに沿って走行することができるとされている。
実開平1−96977号公報
しかしながら、特許文献1に記載された考案においては、ローラーはレールに乗せられているだけであるため、上方向の負荷や扉のスライド方向に対して直角方向に負荷がかかると、レールから外れてしまうという問題がある。特に、複数枚の扉パネルを連結してなる折り畳み式の吊設扉は、扉パネルを後ろ側に押すか手前側に引くことにより開閉されるため、扉のスライド方向に対して直角方向に傾斜し易く、ローラーがレールから外れ易いという問題があった。
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、吊設扉をレールから外れることなくスムーズにスライドさせることのできる吊設扉用スライド装置およびこれを用いた折り畳み式吊設扉を提供することを目的としている。
本考案に係る吊設扉用スライド装置は、壁に設けられた開口部に吊り下げられた扉体を前記開口部の左右方向にスライドさせて前記扉体の開閉を可能とする吊設扉用スライド装置であって、前記開口部の上縁に沿って平行に配置される複数本の円柱状レールと、前記円柱状レールを挿通する複数の挿通孔が形成されているとともに前記各挿通孔内に前記円柱状レールに沿ってスライドを可能とするスライド部が設けられており、かつ前記扉体を吊設する吊設部が設けられてなるスライド型吊設体とを有している。
また、本考案に係る折り畳み式吊設扉は、前記吊設扉用スライド装置に扉体を吊設させて構成される折り畳み式吊設扉であって、前記扉体は複数枚の扉パネル群で構成されているとともに隣設する前記各扉パネル同士が互いにその側端部において折曲ヒンジにより折り曲げ可能に連結されており、前記扉パネル群のうち最側端にある一方の前記扉パネルがその外側端部において開口部に設けられた回転軸部材によって揺動自在に支持されているとともに、他の前記扉パネルがその上端部において前記吊設扉用スライド装置の吊設部によって回転可能に吊設されている。
本考案によれば、吊設扉をレールから外れることなくスムーズにスライドさせることができる。
本考案に係る吊設扉用スライド装置の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の折り畳み式吊設扉を示す一部拡大正面図である。 本実施形態の吊設扉用スライド装置を示す一部拡大断面図である。 3本の円柱状レールを相互に平行で略水平方向に配置した他の実施形態を示す一部拡大断面図である。 2本の円柱状レールを相互に平行で略垂直方向に配置した他の実施形態を示す一部拡大断面図である。 2本の円柱状レールを相互に平行で扉に対して前後に、かつ各々異なる高さに配置した他の実施形態を示す一部拡大断面図である。 3本の円柱状レールを相互に平行で三角形をなすように配置した他の実施形態を示す一部拡大断面図である。 本実施形態において、折り畳み式吊設扉が閉じた状態を示す正面状態図である。 本実施形態において、折り畳み式吊設扉が開いた状態を示す正面状態図である。
以下、本考案に係る吊設扉用スライド装置1およびこれを用いた折り畳み式吊設扉10の一実施形態について図面を用いて説明する。まず、吊設扉用スライド装置1について説明する。
本実施形態の吊設扉用スライド装置1は、室内への出入り口や隣接する部屋間の間仕切り部、収納扉等、壁に設けられた開口部Oに取り付けられる扉体11をスライド自在に支持するための装置である。図1〜図3に示すように、本実施形態の吊設扉用スライド装置1は、開口部Oの上縁に沿って平行に配置されている複数本の円柱状レール2と、この円柱状レール2に沿ってスライドするスライド型吊設体3とを有している。また、扉体11を閉める際の力を補助する補助部4および前記円柱状レール2等をユニット化して前記開口部の上縁に固定する筐体5を備えている。以下、各構成について詳細に説明する。
円柱状レール2は、扉体11を支えうる強度を備えた材料からなる長尺状の棒材であって、本実施形態では、ステンレス製の棒材を用いている。
また、本実施形態では、図1〜図3に示すように、平行に配置された2本の円柱状レール2,2が用いられている。本考案は、このように平行に配置された複数本の円柱状レール2を用いることにより、円柱状レール2が1本である場合にスライド方向と直交する方向に生じる扉体の揺れ等を防止している。
この2本の円柱状レール2,2は、筐体5内に設けられたレール支持部51によって、開口部Oの上縁に沿って所定の間隔を隔てて略水平方向に平行に並ぶ配置で固定されている。各々の円柱状レール2,2は、平行に配置することで前記円柱状レール2,2同士の間隔を常に一定にするようにしている。
なお、円柱状レール2の本数は、2本に限定されるものではなく、図4に示すように、3本以上であってもよい。また、円柱状レール2の配置方法は、水平方向の配置に限定されるものではなく、図5に示すように、上下垂直方向に配置したり、図6に示すように、斜め方向に配置してもよい。さらに、それぞれの円柱状レール2が相互に平行となれば、図7に示すように、三角形の配置関係にしてもよい。
また、複数本の円柱状レール2は、筐体5のレール支持部51に固定せずに、開口部Oに直接的に固定するようにしてもよい。
次に、スライド型吊設体3について説明する。スライド型吊設体3は、スライド本体31と、複数本の円柱状レール2に沿ってスライド可能にするスライド部32と、扉体11を吊設する吊設部33とから構成されている。
スライド本体31は、ブロック状の部材であり、複数本の円柱状レール2を挿通するために同数の挿通孔34が形成されている。本実施形態では、図1および図3に示すように、2つの挿通孔34,34が、円柱状レール2,2同士の間隔と同じ間隔を隔てて略水平方向に平行に並べて形成されている。
スライド部32は、挿通孔34の内周面に設けられており、円柱状レール2との摩擦を低減して摺動可能にさせるためのものである。つまり、スライド部32を設けることにより、スライド型吊設体3が円柱状レール2に沿ってスムーズに往復動可能にされている。本実施形態では、図1および図3に示すように、ボールベアリングが用いられている。
なお、スライド部32は、ボールベアリングに限定されるものではなく、挿通孔34の内周面や円柱状レール2の外周面にシリコン樹脂等の摩擦抵抗の少ない材料を用いて、円柱状レール2との摩擦を低減するようにしてもよい。
吊設部33は、扉体11を吊設するものであり、本実施形態では、扉体11の上端部と連結する連結ボルト35で構成されている。この連結ボルト35は、図1〜図3に示すように、スライド本体31に設けられた貫通孔(図示しない)に挿通させて設けられている。また、挿通された連結ボルト35の先端側にはナット36が設けられており、このナット36と前記連結ボルト35の頭部37とによりスライド本体を挟み込むようになっている。さらに、連結ボルト35の頭部37とスライド本体31との間、および、ナット36とスライド本体31との間にはワッシャー38が設けられており、連結ボルト35はスライド本体31に対して回転自在に支持されている。
また、連結ボルト35の先端には、後述する折り畳み式吊設扉10の扉パネル12が連結されている。なお、扉パネル12との連結方法は、連結ボルト35によるものに限定されるものではなく、例えば、溶接等により固定するようにしてもよい。
補助部4は、扉体11を閉める際にスライド型吊設体3へ力を補助的に付与するものである。この補助部4は、従来の吊設扉において用いられているものであり、図2、図8および図9に示すように、スライド型吊設体3を引っ張る駆動部41と、扉が閉じる際の速度を抑制する抑制部42とを有している。
駆動部41は、発条(ゼンマイ)が内蔵されており、その発条を引っ張ることで、縮もうとする力が生じるものである。本実施形態では、図2、図8および図9に示すように、筐体5内において扉体11が閉鎖される側に設けられている。なお、駆動部41は発条によるものに限定されるものではなく、電気モーター等の駆動装置を用いてもよい。
抑制部42は、怪我防止等のために扉体11が閉じる際の速度を抑制するためのものであり、ロータリーダンパー43と、このロータリーバンパー43のロータリーを回転させるラック(直線歯車)44とからなる。本実施形態におけるロータリーダンパー43は、一方向の回転に対して負荷を与え、逆方向の回転に対しては負荷を与えないようになっており、回転する回転軸45にはギアが設けられている。
また、ラック44は、ロータリーダンパー43の回転軸45に設けられたギアと噛み合うことで前記回転軸45を回転させるものである。本実施形態では、筐体4内の天部に所定の長さで構成されている。
よって、抑制部42は、ロータリーダンパー43がスライド型吊設体3とともにスライドして回転軸45のギアがラック44と噛み合うことで回転軸45に負荷を与え、それによって扉体11の閉まる速さを抑制するようになっている。
筐体5は、円柱状レール2、スライド型吊設体3および補助部4を固定し、吊設扉用スライド装置1をユニット化するためのものである。本実施形態では、アルミの押し出し成型により形成されており、内部はスライド型吊設体3がスライドできる空間が形成されている。また、その下面は、スライド部32や吊設される扉体11が自在にスライドできるように長手方向に沿って開放されている。
この筐体5は、図2、図3、図8および図9に示すように、開口部Oの上縁に固定されている。また、筐体5の前後には化粧板52が設けられ、開口部Oに設置されたときにはその内部を隠すとともに、ホコリ等が侵入しないようになっている。また、化粧板52は、点検パネルとしても機能する。つまりは、前記化粧板52は、取り外し可能になっており、取り外して吊設扉用スライド装置1の点検や修理等を行うことができるようになっている。
次に、本実施形態に係る吊設扉用スライド装置1を用いた折り畳み式吊設扉10の構成について説明する。
本実施形態の折り畳み式吊設扉10は、図2、図8および図9に示すように、上述した吊設扉用スライド装置1と、折り曲げ可能な扉体11とから構成されている。
扉体11は、複数枚の扉パネル12を連結されてなる扉パネル群13で構成されている。これら扉パネル群13のうち隣設する前記各扉パネル12同士は、互いにその側端部において折曲ヒンジ14により連結されており、扉パネル12に対して前後方向(スライド方向に対して直角方向)に折り曲げて畳めるように構成されている。
扉パネル12は、略縦長矩形状に形成されて板材であり、木、合成樹脂、アルミ、鉄等から適宜選択されて形成される。本実施形態では、図2、図8および図9に示すように、2枚の扉パネル12a,12bで構成されている。また、本実施形態における折曲ヒンジ14は、前後いずれの方向にも折り曲げられるようになっており、扉パネル12を押しても、引いても開閉できるようになっている。
また、扉パネル群13は、以下のようにして開口部Oに設けられている。
まず、扉パネル群13のうち最側端にある一方の扉パネルがその外側端部において開口部Oに設けられた回転軸部材6によって前後方向に揺動自在に支持されている。本実施形態では、図2、図8および図9に示すように、回転軸部材6が開口部Oの左側端部に設けられており、扉パネル群13の左側の扉パネル12aが前記回転軸部材6により支持されている。
また、扉パネル群13のうち、ぼ他の扉パネル12bは、その上端部において吊設扉用スライド装置1の吊設部33によって回転可能に支持されている。本実施形態では、右側の扉パネル13bの上端部に対し、一台の吊設部33が連結されている。また、図8に示すように、開口部Oの左側端部に設けられた回転軸部材6から折曲ヒンジ14までの距離L1と、その折曲ヒンジ14から右側の扉パネル12bに連結される吊設部33までの距離L2とがほぼ等しくなるように支持することで、図9に示すように、前記扉パネル12a,12b同士を重なるように折りたたむことができるようにしている。
また、本実施形態の右側の扉パネル12bには、吊設部33よりも右側の位置に取っ手15が設けられている。つまり、この取っ手15を押したり引いたりすることで、右側の扉パネル12bが吊設部33を中心に回動されるようになっている。
なお、本実施形態では、他の扉パネル12が1枚の場合について説明したが、他の扉パネル12が2枚以上ある場合は、それぞれの扉パネル12に吊設部33が取り付けられる。よって、他の扉パネル12が複数ある場合の吊設扉用スライド装置1は、他の扉パネル12の枚数に応じたスライド型吊設体3を備えることになる。
また、本実施形態では、扉体11が開いた状態を保持するストッパー16を備えている。ストッパー16は、図1および図2に示すように、いわゆるボールキャッチからなり、スライド本体31にオス部が設けられているとともに、筐体5にメス部が設けられている。なお、ストッパー16は、ボールキャッチによるものに限定されるものではなく、例えば、かんぬきや磁石等であってもよい。
次に、本実施形態の吊設扉用スライド装置1およびこれを用いた折り畳み式吊設扉10における各構成の作用について説明する。
図8に示すように、扉体11が閉じた状態から、図9に示すように、開いた状態にする場合について説明する。扉体11を開けるときは、右側の扉パネル12bの取っ手15を手前側に引いたり、後ろ側に押したりすることで開き始める。図9は、右側の扉パネルを12b後ろ側に押して、扉体11を開けた状態である。
このとき、右側の扉パネル12bは、吊設部33を中心に回転する。この回転により、右側の扉パネル12bの左端部は手前側に揺動され、折り畳まれる。また、右側の扉パネル12bの左端部と折曲ヒンジ14を介して連結されている左側の扉パネル12aは、回転軸部材6を中心に手前側に揺動され、折り畳まれる。
また、右側の扉パネル12bに連結されているスライド型吊設体3は、各扉パネル12a,12bが折り畳まれることにより、左側へとスライドする。
このとき、挿通孔34の内周面に設けられたスライド部32により、前記円柱状レール2との摩擦を低減させているため、軽い力を右側の取っ手15に加えるだけで容易にスライドさせられる。また、2本の円柱状レール2,2が相互に平行であり、円柱状レール2,2同士の間隔が一定であるため、スライド部32と同じ間隔が保たれ、スライド型吊設体3は円柱状レール2の端から端までスムーズにスライドできる。
また、スライド部32が、前記円柱状レール2の周囲を取り囲むようになっているので、扉パネル12を押したり引いたりしても、扉体11が傾いたり、前記円柱状レール2から外れるようなことがない。また、各スライド部32,32が2本の円柱状レール2,2を挿通させているため、前後方向に押しても、扉体11が前記円柱状レール2を中心に回転することもない。
補助部4の駆動部41は、スライド型吊設体3がスライドされることにより、発条が引っ張られ、力を蓄えた状態になる。一方、抑制部42は、負荷を与えないため、開ける際の妨げにはならない。
次に、図9に示すように、扉体11が開いた状態から、図8に示すように、閉じた状態にする場合について説明する。本実施形態では、押していた取っ手15から手を放したり、開いた状態を保つストッパー16を解除すことによって、駆動部41の発条がスライド型吊設体3を引っ張る。
引っ張られたスライド型吊設体3に連結されている右側の扉パネル12bは、吊設部33を中心に回転しながら右側に移動する。扉体11が閉じる場合においても、スライド部32によって円柱状レール2との摩擦が低減され、スライド型吊設体3が円柱状レール2に沿って容易にスライドすることができる。そのため、駆動部41の力だけで完全に閉じることができる。
また、本実施形態では、扉体11が途中まで閉じたとき、抑制部42により扉体11の閉まる速度が減速される。具体的には、ロータリーダンパー43の回転軸45に設けられたギアがラック44とかみ合い回転する。このとき、ロータリーダンパー43は、その回転軸45に負荷を与え、その負荷がスライド型吊設体3に伝わり、扉体11の閉まる速度を減速している。よって、扉体11は減速されゆっくりと、静かに閉まるため、扉体11に挟まれる等の心配が無く、挟まれた場合であっても、速度が遅いため怪我をしない。
以上のような本実施形態の吊設扉用スライド装置1およびこれを用いた折り畳み式吊設扉10によれば、以下の効果を得ることができる。
1.扉体11に前後方向や上下方向の力を加えたとしても、その扉体11が傾いたり外れたりすることがない。
2.軽い力で開閉を行うことができるため、高齢者や脚の不自由な人や車いすの人でも容易に開閉することができる。
3.前後どちらに押しても開けることができる。
4.扉体11を開けた状態から自動的に閉じることができるため、閉め忘れ等を防ぐことができる。
5.閉まる直前にはゆっくりと閉まるため体を挟んだりすることがなく、仮に挟んだとしても怪我をすることがない。
なお、本考案に係る吊設扉用スライド装置1およびこれを用いた折り畳み式吊設扉10は、前述した本実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、吊設扉用スライド装置1は、折り畳み式吊設扉10に用いられるものに限定されるものではなく、引き戸等に用いてもよい。
1 吊設扉用スライド装置
2 円柱状レール
3 スライド型吊設体
4 補助部
5 筐体
6 回転軸部材
10 折り畳み式吊設扉
11 扉体
12 扉パネル
13 扉パネル群
14 折曲ヒンジ
15 取っ手
16 ストッパー(ボールキャッチ)
31 スライド本体
32 スライド部
33 吊設部
34 挿通孔
35 連結ボルト
36 ナット
37 頭部
38 ワッシャー
41 駆動部
42 抑制部
43 ロータリーダンパー
44 ラック
45 回転軸
51 レール支持部
52 化粧板(点検パネル)
O 開口部

Claims (2)

  1. 壁に設けられた開口部に吊り下げられた扉体を前記開口部の左右方向にスライドさせて前記扉体の開閉を可能とする吊設扉用スライド装置であって、
    前記開口部の上縁に沿って平行に配置される複数本の円柱状レールと、
    前記円柱状レールを挿通する複数の挿通孔が形成されているとともに前記各挿通孔内に前記円柱状レールに沿ってスライドを可能とするスライド部が設けられており、かつ前記扉体を吊設する吊設部が設けられてなるスライド型吊設体と
    を有している、前記吊設扉用スライド装置。
  2. 請求項1に記載の吊設扉用スライド装置に扉体を吊設させて構成される折り畳み式吊設扉であって、前記扉体は複数枚の扉パネル群で構成されているとともに隣設する前記各扉パネル同士が互いにその側端部において折曲ヒンジにより折り曲げ可能に連結されており、前記扉パネル群のうち最側端にある一方の前記扉パネルがその外側端部において開口部に設けられた回転軸部材によって揺動自在に支持されているとともに、他の前記扉パネルがその上端部において前記吊設扉用スライド装置の吊設部によって回転可能に吊設されている、前記折り畳み式吊設扉。
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