JP3184823U - 化粧シートと、これを用いた床材、化粧材 - Google Patents

化粧シートと、これを用いた床材、化粧材 Download PDF

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Abstract

【課題】意匠的には凹凸模様のような立体感のある外観を呈したり、見る角度によって色や輝度等が変化したりする高い意匠性を有する化粧シートを提供する。
【解決手段】床材1は、バッカー材2の表面側に化粧シート3を貼り付けるなどして設けたものである。化粧シート3は、樹脂層4と、透明層5とから構成される。樹脂層4は、パール顔料などを混練した熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して凹凸6を設けたものである。樹脂層4の表面に透明層5を押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加する。樹脂層4に設ける凹凸6の形態や、透明層5を構成する素材によって、上方からの見る角度によって色や輝度等が変化したりするものにできる。
【選択図】図1

Description

本考案は、化粧シートと、これを用いた床材、化粧材に関し、特に表面に疑似的な立体感のある模様を有する外観を呈するものに関する。
従来、床材、化粧材等の用途に化粧シートが使用されている。化粧シートは、各種形態のものが使用されているが、意匠表現として表面に現れる模様を持つものが知られている。このような化粧シートにおいて採用される模様としては、例えば木目、石目等々種々のものが知られている。床材、化粧材として用いる場合を考えると木目、石目模様が代表的である。しかし近年、ユーザの好みの変化などから、その他の種々の意匠表現を持つものが望まれるようになってきている。
すなわち、単に平面的な印刷手法で形成したシートを用いたものだけでなく、内部に凹凸模様を実際の凹凸面により表現したもの、木目などの伝統的な、あるいは周知の模様だけでなく、奇妙なあるいはめったに見かけることがない外観を呈するものなど種々の外観を呈するが望まれるようになってきている。
特開平6−171025号公報 特開2001-096706号公報
そこで本考案は、意匠的には凹凸模様のような立体感のある外観を呈したり、見る角度によって色や輝度等が変化したりする、高い意匠性を有する化粧シート、これを用いた床材を提供することを目的とする。
本考案の化粧シートは、樹脂層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、前記樹脂層は、パール顔料などの光輝性顔料を混練した熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して凹凸を設けてなり、前記透明層は、該樹脂層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものであることを特徴とする。
また本考案の化粧シートは、樹脂層と、その表面に設けた化粧層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して凹凸を設けてなり、前記化粧層は、前記樹脂層の表面に、パールインクなどの光輝性を有するインクをコーティングまたは印刷し、またあるいは金属蒸着膜として付与して形成され、前記透明層は、該化粧層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものであることを特徴とする。
また本考案の化粧シートは、樹脂層と、その表面に設けた印刷層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の平坦な熱可塑性樹脂シートからなり、前記印刷層は、前記樹脂層の表面に、パールインクなどの光輝性を有するインクで立体画像を印刷してなり、前記透明層は、該印刷層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものであることを特徴とする。
さらに本考案の化粧シートは、樹脂層と、その表面に設けたホログラム転写層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の平坦な熱可塑性樹脂シートからなり、前記ホログラム転写層は前記樹脂層の表面に付加されてなり、前記透明層は、該ホログラム転写層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものであることを特徴とする。
本考案の床材、化粧材は、前記いずれかの化粧シートと、化粧シートの底面側に設けるバッカー材または基材とからなることを特徴とする。
本考案によれば、化粧シートやこれを用いた床材、化粧材の外観を、意匠的には凹凸模様のような立体感のある外観を呈したり、見る角度によって色や輝度等が変化したりする高い意匠性を有するものとすることができる。
本考案に係る床材の第1の実施形態を示す端面部分図 図1の実施形態で用いた化粧シートの断面構造を示す図 図1の実施形態の床材の表面の一例を示す図 本考案に係る床材の第2の実施形態を示す端面部分図 本考案に係る床材の第3の実施形態を示す端面部分図 本考案に係る床材の第4の実施形態を示す端面部分図 本考案に係る化粧材の実施形態を示す端面部分図
以下、図面を参照して本考案の実施形態をいくつか説明する。
<実施形態1>
図1は本考案に係る床材の第1の実施形態を示す端面部分図である。この床材1は、図1に示すように、バッカー材2の表面側に化粧シート3を貼り付けるなどして設けたものである。バッカー材2と化粧シート3の固着には種々公知の手段を用いればよいので、説明は省略する。
化粧シート3は、例えば図2(A)に示すような断面構造を有する。この例は、樹脂層4と、透明層5とから構成される。樹脂層4は、パール顔料などを混練した熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して図2(B)に示すように凹凸6を設けたものである。この樹脂層4の表面に透明層5を押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものである。なお顔料としては、パール顔料に限られず、種々の光輝性顔料を使用できる。
図3(A)〜(D)は上述のような構造を有する床材1の表面の一例を示す図である。凹凸模様のような立体感を有する外観を呈している。樹脂層4に設ける凹凸6の形態や、透明層5を構成する素材によって、上方からの見る角度によって色や輝度等が変化したりするものにできる。もちろん、この図3に示すような表面の模様は単なる一例である。
<実施形態2>
図4は本考案に係る床材の第2の実施形態を示す端面部分図である。この実施形態の化粧シート7は、例えば図4(A)に示すような断面構造を有する。図中8は熱可塑性樹脂シートで、第1の実施形態とは異なり、パール顔料などは混練しておらず、透明あるいは一様な色をその表面にエンボス加工して図4(B)に示すように凹凸6を設けたものである。この熱可塑性樹脂シート8の表面に、パールインクなどをコーティングまたは印刷し、またあるいは金属蒸着膜として付与して化粧層9を付加する。図4(B)はその状態での断面構造を示す。
ついで第1の実施形態と同様に、化粧層9の表面に透明層5を押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加する。
この実施形態でも図3に示すような立体感を有する外観を呈することができる。凹凸6の形態や、透明層5を構成する素材によって、上方からの見る角度によって色や輝度等が変化したりするものにできることも同様である。
<実施形態3>
図5は本考案に係る床材の第3の実施形態を示す端面部分図である。この実施形態の化粧シート10は、例えば図5(A)に示すような断面構造を有する。図中8は熱可塑性樹脂シートで、第1、第2の実施形態とは異なり、パール顔料などは混練しておらず、またその表面にはエンボス加工を施していない平坦な形状で透明あるいは一様な色のものである。この熱可塑性樹脂シート8の表面に、パールインクなどで所望の立体画像を印刷した印刷層11を付加する。図5(B)はその状態での断面構造を示す。
ついで第1、第2の実施形態と同様に、印刷層11の表面に透明層5を押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加する。
この実施形態でも図3に示すような立体感を有する外観を呈することができる。印刷層11が有する立体画像の性状や、透明層5を構成する素材によって、上方からの見る角度によって色や輝度等が変化したりするものにできることも同様である。
<実施形態4>
図6は本考案に係る床材の第4の実施形態を示す端面部分図である。この実施形態の化粧シート12は、例えば図6(A)に示すような断面構造を有する。パール顔料などは混練しておらず、またその表面にはエンボス加工を施していない平坦な形状で透明あるいは一様な色の熱可塑性樹脂シート8の表面に、所望の性状のホログラム転写層13を付加したものでる。図6(B)はその状態での断面構造を示す。
ホログラム転写層13は、詳細な図示は省略するが、例えば基材上に少なくとも剥離層、レリーフを有するレリーフ形成層、金属薄膜層が順次積層された転写シート材である。そしてホログラム転写層13の表面には、第1〜第3の実施形態と同様に、印刷層11の表面に透明層5を押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加する。
この実施形態では床材1の表面が呈する外観はホログラム転写層13に起因するものとなる。周知のようにホログラムは種々の外観を呈するものを制作することができるので、本実施形態でも上方からの見る角度によって色や輝度等が変化したりする変化に富んだものにできる。
<実施形態5>
図7は、本考案に係る化粧材の実施形態を示す端面部分図である。本実施形態は、図1に示した第1の実施形態のバッカー材2に代えて薄いシート材15を用い、全体を薄くした化粧材20である。例えば床上に敷く化粧材として用いることができる。他の実施形態の化粧シートを用いる構造でも同様である。
なお、本明細書で床材とは図7に示したような薄手のものも含み、図1に示したような厚手のものには限定されない。また本考案は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本考案の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1 :床材
2 :バッカー材
3 :化粧シート
4 :樹脂層
5 :透明層
6 :凹凸
7 :化粧シート
8 :熱可塑性樹脂シート
9 :化粧層
10 :化粧シート
11 :印刷層
12 :化粧シート
13 :ホログラム転写層
15 :シート材
20 :化粧材

Claims (6)

  1. 樹脂層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、
    前記樹脂層は、パール顔料などの光輝性顔料を混練した熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して凹凸を設けてなり、
    前記透明層は、該樹脂層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものである、
    ことを特徴とする化粧シート。
  2. 樹脂層と、その表面に設けた化粧層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、
    前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の熱可塑性樹脂シートの表面をエンボス加工して凹凸を設けてなり、
    前記化粧層は、前記樹脂層の表面に、パールインクなどの光輝性を有するインクをコーティングまたは印刷し、またあるいは金属蒸着膜として付与して形成され、
    前記透明層は、該化粧層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものである、
    ことを特徴とする化粧シート。
  3. 樹脂層と、その表面に設けた印刷層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、
    前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の平坦な熱可塑性樹脂シートからなり、
    前記印刷層は、前記樹脂層の表面に、パールインクなどの光輝性を有するインクで立体画像を印刷してなり、
    前記透明層は、該印刷層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものである、
    ことを特徴とする化粧シート。
  4. 樹脂層と、その表面に設けたホログラム転写層と、その表面に設けた透明層とからなる化粧シートであって、
    前記樹脂層は、透明あるいは一様な色の平坦な熱可塑性樹脂シートからなり、
    前記ホログラム転写層は前記樹脂層の表面に付加されてなり、
    前記透明層は、該ホログラム転写層の表面に押し出しラミネートあるいは厚膜コーティングで付加したものである、
    ことを特徴とする化粧シート。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の化粧シートと、該化粧シートの底面側に設けるバッカー材とからなることを特徴とする床材。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の化粧シートと、該化粧シートの底面側に設ける基材とからなることを特徴とする化粧材。
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