JP3184502U - エアコン室外機用省エネルギー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷房及び除湿運転時に於ける、室外機の熱交換性能を長期に向上安定させる事の可能な、エアコン室外機用省エネルギー装置を提供する。
【解決手段】エアコン室外機用省エネルギー装置1は、ドレン水導入口2、ドレン水を分散する上部散水桝3、ドレン水熱交換用前部冷却パネル4及び後部パネル5により挟み込み固定された冷却シート6を有する。前部パネル4及び後部挟み込みパネル5の下部に下部貯留槽7を設け、冷却シート6は下部貯留槽7内部の底まで達する。また上部散水桝3の前面は、エアコン室外機の上部全体を覆う通気性断熱パネル9を備える。エアコン室外機用省エネルギー装置1は、一切の動力を使用せず冷房及び除湿運転時にエアコン室内機から排水される10〜20℃の低温のドレン水を、冷却シート6全体に分散吸収させることで風の温度を低下させ、断熱パネル9で太陽光に因る温度上昇を抑える。
【選択図】図1

Description

本考案は、エアコンの冷房及び除湿運転時に於ける、熱交換効率の向上及び室外機の温度上昇を抑えることによる相乗効果により、エアコンの性能を向上させることで、消費電力の減少を推進する事を目的として工夫したものである。
エアコンの冷房及び除湿運転時は、冷媒ガスの室外機内での圧縮に因る放熱及び送風ファンに因る放熱板の冷却と、室内機でのガス膨張に因る吸熱効果を利用して行われているが、外気温及びエアコン室外機の設置環境により、冷房及び除湿能力が低下する性質を持っている。
特開2004−190877 特開2007−255792 実用新案3164501
上記特許文献1は、エアコン室外機内部にドレン水を散布する為の機構を設置している為、既存エアコンへの取付が不可能であるとともに、長期間エアコン内部に水分がとどまる事に因る弊害として、冷却フィンでの苔等の発生に因る、熱交換性能の低下等が起こりうる、上記特許文献2で使用されている冷却シートは、水の気化する時の吸熱作用を利用して、送風温度を低下させる事が目的である為、本考案に近い公知技術であるが、冷却シートが水分を含む事に因る落下や、上部に水平に設置する事に因る垂れ下がり、強風等に因る変形と片寄り等を防止する為の方法や、冷却シートが汚れた場合等の交換方法等が一切検討されていない為、実際に使用する事が困難である、又、上記特許文献3に開示された補助冷却器具の技術は、既存のエアコン室外機に後付け使用して、冷房能力を上昇させようとする点について、本考案に最も近い公知技術であるが、上記文献3で示された図4、図5、図7、図8、図9で示された形状及び設置形態をしている為に、例え吸水性多孔ブロック21がドレン水を含んだ事により、室外機に導入される風が外気よりも低温になったとしても、同装置を通過する流入風量が大幅に減少する為、当初予定していた性能を発揮する事は困難である、又、暖房運転時等には、同装置に因る室外機への流入風量の減少により、暖房能力の低下や、機器への負担増加に因る消費電力の増加が考えられる為、冷暖房兼用が基本的な日本のエアコンとしての普及は困難である。
課題を解決する為の手段
以上の課題を解決する為に、第一考案は、エアコンの室内機から排出される、低温ドレン水を、エアコン室外機の背面に設けた、エアコン室外機用省エネルギー装置に導入し、効率よく長期間確実に冷却シート6に分散させる為の構造である。
また、第二考案は、冷却シート6をドレン水熱交換用前部パネル4と後部挟み込みパネルで挟み込むとともに、前部パネル4と後部パネル5の上下部数カ所に冷却シート固定用ピンを設置する事により、冷却シート6がドレン水を含む事に因る自重の増加による落下や、強風等に因る片寄りや変形に因る性能の劣化を防止する事が可能となる上に、後部挟み込みパネル5は、簡単に着脱できるので、冷却シート6が万一酷い汚れや破損が有っても、低価格の浸透性不燃布交換用・冷却シート6を使用して交換が出来る、この結果、冷却シート6に浸透したドレン水を利用して、長期間安定的にエアコン室外機自体が行う送風機能を利用して、エアコン室外機に流入する風の温度を下げることで、熱交換能力の向上を達成させることにより消費電力の減少を促進することである。
また、第三考案では、ドレン水熱交換用前部パネル4の下部には、下部貯留槽7が設けられており、冷却シート6は下部貯留槽7の底分にまで接する事により、エアコン停止後にも発生するドレン水を貯留する事で、冷却シート6の毛細管現象を利用して、冷却シートの保水状態を一定時間確保する事が出来る、結果として、エアコン再稼働時にもある程度の熱交換性能向上を維持する事が可能となる。
そして、第四考案では、家庭用エアコンについてはエアコン室外機上部に通気性断熱パネル9を取付て使用し、業務用大型エアコンに対しては、上部及び両サイドに取付て使用する事により、室外機の温度上昇を低減させる事が可能である。
考案の効果
以上の様に、第一考案から第3考案により、エアコンの冷房及び除湿運転時に、室内機から排出される、摂氏10度から20度のドレン排水を通過した風が、冷却されるとともに、ドレン排水が気化する事によって、室外機に送られる風が外気温よりいっそう低温に成る、又、第四考案では、エアコン室外機が直射日光にさらされて温度が上昇する事を、通気性断熱パネル4の効果により、低減された状態が維持される、この結果、エアコン室外機の熱交換用フィンを従来よりも冷却でき、冷房及び除湿時において、室内機内部での熱交換時に気化して高温になった冷媒ガスを、従前よりも効率的に冷却し再液化する事が出来る、従って消費電力の減少が実現出来る器具を提供できる。
この考案の実施形態を示した斜視図である。 この考案の実施形態を示した断面図である ドレン水熱交換用前部パネル4と後部挟み込みパネル5及び冷却シート6と冷却シート固定用ピン9の位置関係を示す断面図である。
この発明の一実施形態を図一と図二に示す。
エアコン室外機用省エネルギー装置では、冷却シート6を除く全ての部品がプラスチック樹脂製であるとともに、冷却シート6が水分を含む事に因る落下及び強風等に因る片寄りや、変形を防止する為にドレン水交換用前部パネル4及び挟み込みパネル5の2枚のパネルを使用し、上部及び下部には、浸透性熱交換布を固定する為の冷却シート固定用ピン9を設置する、冷却シート6は低温ドレン水を含むとともに、風を通して熱交換がしやすい材質及び形態の浸透性不燃布等を使用する、また、冷却ドレン水は本体上部から導入し、上部散水桝で分散されて冷却シート6に浸透する、余ったドレン水は、下部貯留槽に蓄積されるが、一定の貯水量を超えたドレン水は。貯留槽端部のドレン排水口から排水される。
この実施形態によれば、冷房及び除湿運転時にエアコン自体から生み出された低温ドレン水、摂氏10度から20度、1時間当たり300ccから900ccを利用して、エアコン室外機に送られる風の温度を、外気温が30度以上の場合で、最大15度程低下させることが出来る、また、通気性断熱パネルに因る効果として、エアコン室外機が直射日光の照射に因る温度の上昇も抑えられる、この結果、熱交換効率がなお一層向上し、消費電力が減少する為、工場や事務所等の経費節減等にも有効である。
そして、本装置は、室外機背面全体を覆う形状であるため、室外機背面内部に設置されている、約1mm間隔で500枚から800枚にも及ぶ、鋭利なカミソリ状の熱交換用アルミフィンで、幼児などが手で触れることによる、怪我等も未然に防ぐ効果もある。
1 エアコン室外機用省エネルギー装置
2 ドレン水導入口
3 上部散水桝
4 ドレン水熱交換用前部パネル
5 後部挟み込みパネル
6 冷却シート
7 下部貯留槽
8 冷却シート固定用ピン
9 通気性断熱パネル

Claims (7)

  1. エアコンの冷房及び除湿運転時に、室内機から排出されるドレン水を利用して、エアコン室外機への送風温度を外気温より低下させることにより、エアコン室外機の熱交換効率を向上させて、消費電力の減少を実現できるエアコン室外機用省エネルギー装置である。
  2. エアコン室外機用省エネルギー装置の効果を効率よく発生させる為の形態として、エアコン室外機用省エネルギー装置のドレン水熱交換用前部パネル4は、エアコン室外機背面全体を覆う形である。
  3. エアコン室外機用省エネルギー装置の上部散水桝3は、エアコン室内機から導入されたドレン水を一定の量まで貯留する事が可能でその下部には、冷却ドレン水を冷却シート6上部に均一に浸透させる為の5cm間隔の穴が設けられている。
  4. エアコン室外機用省エネルギー装置のドレン水熱交換用前部パネル4及び後部挟み込みパネル5の中間には、ドレン水熱交換用パネル4と下部貯留槽7を含む大きさの冷却シート6の浸透性熱交換布を使用する
  5. エアコン室外機用省エネルギー装置のドレン水熱交換用前部パネル4と後部挟み込みパネル5は、冷却シート6を挟み込むと同時に、上下に設置された複数の冷却シート固定用ピン8の効果で、冷却シート6自体がドレン水を含む事に因る重さで落下したり、強風等により変形または片寄る事が無いように強固に固定される。
  6. エアコン室外機用省エネルギー装置の通気性断熱パネル9は、2枚の樹脂製パネル内面に通気層を含んだ樹脂パネルで、家庭用エアコンの場合は室外機上面を覆う形状であり、大型エアコンの場合は上面及び側面も覆う事が可能である。
  7. エアコン室外機用省エネルギー装置の上部散水桝3と下部貯留槽7及びドレン水熱冷却用パネル4と後部挟み込みパネル5は、いずれの部品も小型の数種類の部材を組み合わせることにより、各種のエアコンに低価格で対応する事が可能となる。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105928092A (zh) * 2016-06-29 2016-09-07 浙江腾荣环保科技有限公司 一种空调外机冷却、除尘装置
JP2022041387A (ja) * 2020-09-01 2022-03-11 株式会社ミヤデン エアコン室外機の吹出熱風温度低下装置及び該装置を具備したエアコン室外機

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