JP3184474U - 食品用脱気袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス抜き作用を備え、製造が容易で見栄えの良い食品用脱気袋を提供する。
【解決手段】酸素バリヤー性を有する外側フィルムを設け、通気性を有する内側フィルムを設け、包装フィルム1を形成する。包装フィルム1の外側フィルムにガス抜きの孔部4を設ける。包装フィルム1にて袋体10を形成し、袋体10を形成する包装フィルム1の内側フィルム相互を接合する。接合した部分の一方の包装フィルム1にガス抜きの孔部4が貫通形成されている。外側フィルムにアルミ箔層を設け、内側フィルムをポリエチレン層にて形成する。包装フィルム1と外側フィルムとでラミネートフィルム状の包装フィルム1を形成し、包装フィルム1のヒートシール部11に孔部4を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、コーヒー豆や味噌などの食品を収納する食品用脱気袋に係り、梱包中に食品から発生した炭酸ガスを脱気することができる食品用脱気袋に関するものである。
たとえば、コーヒー豆を袋詰めした場合、コーヒー豆から発生する炭酸ガスが袋内に充満し袋が破裂するおそれがある。そこで従来では、袋に特殊なバルブを装着して適度なガス抜きを行い、袋の内圧を調整している。
このような特殊なバルブを装着した袋は、バルブの構成が嵩張り、袋の表面に凹凸ができてしまう不都合が生じる。しかも、袋に別部材のバルブを装着するため、製造コストが極めて高くなってしまう。
一方、ガス抜き作用を有する包装袋が特許文献1に記載されている。この包装袋は、酸素バリヤー性を有する非通気性の外側フィルムと、酸素を透過する通気性の内側フィルムとを重合し、外側のフィルムにガス抜きの孔部を設けたものである。
特開平10-167335号公報
ところが、特許文献1に記載の包装袋は、酸素バリヤー性を有する外側のフィルムに、通気性を持つ内側のフィルムを重合するものであるから、ガス抜き作用を有するフィルムの製造に多くの工程を要するものであった。
すなわち、酸素バリヤー性を有する外側のフィルムは、外側から、ナイロンフィルム層と、塩化ビニリデンのコーティング層と、印刷層とが一体になり、この印刷層の内面側に通気性を持つポリエチレンフィルム層を接着して構成したものである。そのため、外側のフィルムを製造するには、まず外側のフィルムに孔部を開穿した後で、更に通気性を持つ内側のポリエチレンフィルムを接着する必要がある。このように、バルブを装着しないガス抜き作用を有する包装袋を製造するには、多くの工程が必要になっていた。
しかも、外側のフィルムに孔部を開穿する位置は袋の本体部分に設けているので、孔の開いた包装袋として消費者に認識されるおそれもあり、製品として見栄えが悪くなる不都合があった。しかも、内部に充満するガスや収納物自体の影響で袋が膨れてしまうと、この孔部の径も大きく広がるおそれがある。
そこで本考案は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、ガス抜き作用を備え、製造が容易で、しかも見栄えの良い食品用脱気袋の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、酸素バリヤー性を有する外側フィルム2と、通気性を有する内側フィルム3との複層構造を成し、外側フィルム2にガス抜きの孔部4を備えた包装フィルム1にて袋体10が形成された食品用脱気袋において、ガス抜きの孔部4は、袋体10を形成する包装フィルム1の内側フィルム3相互を接合した部分の一方の包装フィルム1に貫通形成されたことにある。
第2の手段において、前記包装フィルム1は、前記外側フィルム2にアルミ箔層2Aを有し、前記内側フィルム3をポリエチレン層とするラミネートフィルム状の包装フィルム1とし、該包装フィルム1のヒートシール部11に前記孔部4を形成したものである。
第3の手段において、前記孔部4は、前記包装フィルム1に向けて照射したレーザーにて貫通形成された孔部4とするものである。
第4の手段の前記袋体10は背面部にヒートシール部11を有する袋体10とし、該ヒートシール部11の長手中央で袋体10の収納部に近接する位置に前記孔部4を形成したものである。
請求項1のごとく、ガス抜きの孔部4を、袋体10を形成する包装フィルム1の内側フィルム3相互を接合した部分の一方の包装フィルム1に形成したことにより、袋体10の本体部分に孔部4が形成されないので、見栄えの良い食品用脱気袋を提供することに成功した。更に、内側フィルム3相互を接合した部分に孔部4を形成するので、袋に充満するガスの圧力や収納物の圧力などによって孔部4が変形するおそれも解消された。
請求項2のように、前記包装フィルム1は、前記外側フィルム2にアルミ箔層2Aを有し、内側フィルム3をポリエチレン層とするラミネートフィルム状の包装フィルム1とし、該包装フィルム1のヒートシール部11に前記孔部4を形成したことから、ガスバリヤー性が高く、しかも安定したガス抜き作用を備えた食品用脱気袋を提供することができる。
請求項3のごとく、前記孔部4は、前記包装フィルム1に向けて照射したレーザーにて貫通形成された孔部4とするものであるから、孔部4の加工が極めて容易になる。この結果、従来のガス抜き作用を有する包装袋のように、外側のフィルムに孔部を開穿した後で、更に通気性を持つ内側のポリエチレンフィルムを接着する必要がなくなり、
極めて容易に孔部4を加工することができる。
請求項4のように、前記袋体10は背面部にヒートシール部11を有する袋体10とし、該ヒートシール部11の長手中央で袋体10の収納部に近接する位置に前記孔部4を形成したことにより、孔部4の存在を目立たなくすることができる。しかも、袋体10の中央部分からガス抜きができるので、均一なガス抜きが可能になる。
本考案の袋体の一実施例を示す背面図である。 本考案の包装フィルムに孔部が貫通形成された状態の要部断面図である。 本考案のヒートシール部に孔部を設けた状態の要部断面図である。
このように本考案によると、製造が容易でしかも見栄えを良くすることができるなどといった当初の目的を実現した。
以下、本考案の実施例を説明する。図において示される符号1は、コーヒー豆や味噌など炭酸ガスが発生する食品を収納する袋体10を形成する包装フィルム1である(図1参照)。
この包装フィルム1は、酸素バリヤー性を有する非通気性の外側フィルム2と、酸素を透過する通気性の内側フィルム3との複層構造を成している。図示の包装フィルム1は、外側フィルム2にアルミ箔層2Aを有し、内側フィルム3をポリエチレン層とするラミネートフィルム状の包装フィルム1を示している。
更に図示例では、アルミ箔層2Aからドライラミネート層2B、印刷層2C、PET層2Dを備えている(図2参照)。このアルミ箔層2Aは、極めて高いガスバリヤー性を有しており、コーヒー豆や茶葉のような香りを封印することも可能である。そして、この外側フィルム2にはガス抜きの孔部4を設けている。
一方、内側フィルム3は、ポリエチレン層にて形成されている。ポリエチレンは、通気性を有する材質なので、仮に、ポリエチレン層のみで袋体10を形成した場合、袋体10内に発生するガスは、このポリエチレン層を透過して排出される。
そこで、孔部4を開穿した外側フィルム2に内側フィルム3を積層すると、袋体10内のガスは、内側フィルム3を透過した後、この孔部4から外部に排出されることになる。本考案では、袋体10を形成する包装フィルム1の内側フィルム3相互を接合した部分にガス抜きの孔部4を形成したものであり、特に、合掌状に張り合わせた包装フィルム1のうち、片側の包装フィルム1に孔部4を貫通形成したものである。すなわち、従来では、外側フィルム2のみに形成されていた孔部4を、本考案では、外側フィルム2と内側フィルム3とを貫通する孔部4を設けたものである。
図示例では、この孔部4を本体10のヒートシール部11に形成したものである(図1参照)。ヒートシールとは、ポリエチレンフィルムを熱により溶融させ溶着させる手段であり、本考案では、袋体10を形成する際に、包装フィルム1の内側フィルム3相互を合わせ加熱してシールする部位となる。図示例では、底部をシールするヒートシール部11の他に、袋体10の背面部にヒートシール部11を配置し、このヒートシール部11に孔部4を形成している。すなわち、ヒートシール部11の長手中央で袋体10の収納部に近接する位置に孔部4を形成したものである。この孔部4の位置や数、あるいは径の大小等は図示例に限らず任意に設定できるものである。
本考案の孔部4は、包装フィルム1の外側フィルム2から内側フィルム3に向けて照射したレーザーにて貫通形成されている(図2参照)。すなわち、図示の矢印で示すレーザー照射により、正確な径の孔部4を包装フィルム1に開穿することができる。このとき、内側フィルム3にも孔部4が貫通するが、内側フィルム3相互を張り合わせる位置に孔部4を設けているので、孔部4を開けていない包装フィルム1の内側フィルム3からガスが透過するものである(図3参照)。
図示の袋体10は、背面部の中央にヒートシール部11を有する(図1参照)。そして、ヒートシール部11の長手中央で袋体10の収納部に近接する位置に孔部4を形成している。この袋体10にコーヒー豆等の食品を収納してから開口部にヒートシール部11が設けられ密閉される。尚、本体10の形状は図示例に限定されるものではなく、例えば底部や側面にマチがついた袋体10など、酸素バリヤー性を有する外側フィルム2と、酸素を透過する内側フィルム3との複層構造を成す包装フィルム1で構成される袋体10であれば適用可能である。
1 包装フィルム
2 外側フィルム
2A アルミ箔層
2B ドライラミネート層
2C 印刷層
2D PET層
3 内側フィルム
4 孔部
10 袋体
11 ヒートシール部

Claims (4)

  1. 酸素バリヤー性を有する外側フィルムと、通気性を有する内側フィルムとの複層構造を成し、外側フィルムにガス抜きの孔部を備えた包装フィルムにて袋体が形成された食品用脱気袋において、ガス抜きの孔部は、袋体を形成する包装フィルムの内側フィルム相互を接合した部分の一方の包装フィルムに貫通形成されていることを特徴とする食品用脱気袋。
  2. 前記包装フィルムは、前記外側フィルムにアルミ箔層を有し、前記内側フィルムをポリエチレン層とするラミネートフィルム状の包装フィルムとし、該包装フィルムのヒートシール部に前記孔部を形成した請求項1記載の食品用脱気袋。
  3. 前記孔部は、前記包装フィルムに向けて照射したレーザーにて貫通形成された孔部とする請求項1又は2記載の食品用脱気袋。
  4. 前記袋体は背面部にヒートシール部を有する袋体とし、該ヒートシール部の長手中央で袋体の収納部に近接する位置に前記孔部を形成した請求項1記載の食品用脱気袋。
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WO2019131483A1 (ja) * 2017-12-25 2019-07-04 東洋製罐株式会社 パウチおよび内容液入りパウチ

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