JP3195068U - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の組み合わせの複数枚のフィルムからなる多重積層フィルムを用い、各フィルム間を全面的に接着せずとも、食品等の被包装物を容易に包装することができるとともに、被包装物を取り出す際には容易に確実に開口することができる包装袋を提供する。【解決手段】外側フィルム2の片側に内側フィルム3が重ね合わされて製袋され、外側フィルムと内側フィルムとの間及び内側フィルム同士が互いに一体に熱溶着により封止される包装袋1であって、外側フィルムと内側フィルムとの間及び内側フィルム同士は封止部41,42でのみ熱溶着によって封止され、内側フィルム同士の熱溶着強度は、外側フィルムと内側フィルムとの熱溶着強度よりも低くされている。封止部を剥がして内部の被包装物を取り出す際、外側フィルムと内側フィルムとの熱溶着部からは剥離せず、内側フィルム同士の熱溶着部から剥離することができる。【選択図】図2
Description
本考案は、食品の包装に最適な包装袋に関する。
従来、食品を包装するために用いられている包装袋は、2枚のフィルムを重ね合わせてラミネート加工された積層フィルムを用いて作製されたものが多く使用されている。この積層フィルムは、2枚のフィルム間に印刷用インクが位置するようにして、美観の確保、食品への印刷インクの接触防止等の機能を備えている。この食品用袋は、通常1枚の積層フィルムから作製されたものが用いられている。
しかしながら、ラミネート加工によって作製された積層フィルムは高価であり、またラミネート加工には時間を要する。そのため、ラミネート加工によって作製された積層フィルムを用いた包装袋は、単価が上昇し、また製造に要する時間が長くなってしまう。そのため、複数枚のフィルムを重ね合わせたまま、特にラミネート加工を行わずとも複数枚のフィルムが積層状態を維持している積層フィルムを作製し、この積層フィルムにおけるそれぞれのフィルムがずれることなく食品の包装袋を作製できる、多重袋用フィルムが知られている(下記特許文献1)。
下記特許文献1に記載された多重袋用フィルムは、2層以上の相互に自由移動できるフィルムが巻回された多重積層フィルムであって、その多重積層フィルムの側縁部において、2層以上のフィルムを一体に結合する微細な傷痕群が密集して設けられている。この微細な傷痕群により、袋加工時に、2層以上のフィルムは位置ずれすることなく、自動製袋充填機を用いて容易に多重袋を製造することができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された多重袋製造用の多重積層フィルムは、2層以上のフィルムに対して、ラミネート加工は行われていないが、微細な傷痕群を設けており、加工の手間がかかってしまう。また、食品を包装するための包装袋としては、用途に応じた多種多様な性質の多重積層フィルムが要求されるが、市販の多重積層フィルムは種類が限られているため、所望のフィルムを組み合わせた多重積層フィルムを得ることができず、フィルム製造会社が提供する所定の組み合わせの多重積層フィルムしか使用することができない。
しかも、従来の多重積層フィルムを用いて作製された食品の包装袋は、食品を袋内に挿入した後に袋の開口部をヒートシールすることによって封口されているが、封口部分の強度が強くて食品を取り出す際に容易にかつ確実に開口することができないという課題がある。
本考案は、上記の課題を解決するために、所定の組み合わせの複数枚のフィルムからなる多重積層フィルムを用い、各フィルム間を全面的に接着せずとも、食品等の被包装物を容易に包装することができるとともに、被包装物を取り出す際には容易に確実に開口することができる包装袋を提供することを目的とする。
本考案の包装袋は、
第1フィルムと、第2フィルムと、を有し、
前記第1フィルムの片側に前記第2フィルムが重ね合わされて、前記第1フィルムが外側となり、前記第2フィルムが内側となるように製袋され、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士が互いに一体に熱溶着により封止される包装袋であって、
前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士は封止部でのみ熱溶着によって封止され、
前記第2フィルム同士の熱溶着強度は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの熱溶着強度よりも低くされていることを特徴とする。
第1フィルムと、第2フィルムと、を有し、
前記第1フィルムの片側に前記第2フィルムが重ね合わされて、前記第1フィルムが外側となり、前記第2フィルムが内側となるように製袋され、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士が互いに一体に熱溶着により封止される包装袋であって、
前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士は封止部でのみ熱溶着によって封止され、
前記第2フィルム同士の熱溶着強度は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの熱溶着強度よりも低くされていることを特徴とする。
本考案の包装袋によれば、封後部における第2フィルム同士の熱溶着強度が第1フィルムと第2フィルムとの熱溶着強度よりも低くされているいるため、封口部を剥がして内部の被包装物を取り出す際、第1フィルムと第2フィルムとの熱溶着部からは剥離せず、第2フィルム同士の熱溶着部から剥離することができる。そのため、被包装物の取り出しが容易かつ確実となる。
また、調理パンなどを被包装物として包装袋で包装した際、包装袋内で被包装物が動いてしまうと、被包装物と接触しているフィルムに被包装物の一部が付着し、汚れが広がってしまっていた。この汚れを抑えるため、従来フィルムと被包装物との間に可動のフィルムを更に一枚余分に挟みこんでいた。本考案の包装袋によれば、封止されている箇所以外は重ね合わされているのみであるため、包装袋内で被包装物が動いたとしても、被包装物と接触し得る第2フィルムのみが被包装物とともに動き、被包装物が第2フィルムと接触していてもそれ以上汚れが広がることがなくなり、包装袋の美観が保持される。さらに、熱溶着させる箇所は封止部のみでよいため、フィルム全体を接着する必要のある積層フィルムやラミネートフィルムの製造と比較してコストを抑えることができ、安価に製造することができる。
本考案の包装袋においては、前記第1フィルムは、内側に印刷層が設けられていてもよい。
包装袋の内側には、内部に挿入される被包装物に対する説明、美観を与えること等の目的で各種の図形や文字が印刷されている。本考案の包装袋によれば、第1フィルムと第2フィルムとの熱溶着部が剥離し難いため、封口部を剥がして内部の被包装物を取り出す際に、印刷インクが付与されている第1フィルムの内面が露出することがないため、被包装物に印刷インクが接触し難くなる。
本考案の包装袋においては、前記第1フィルムは通気性を有し、前記第2フィルムは所定の領域に複数の開孔が形成されているものとしてもよい。
調理直後の熱い状態で包装された被包装物は、その後の自然冷却される間に水蒸気及び油分などが発生する。第2フィルムに複数の開口が形成されていると、被包装物から発生した余分な水蒸気を外部に放出し得るため、包装袋内の水分量を適量に保持することができ、複数の開口を形成しない場合と比較して、より長期間被包装物の品質を保持できる。また、このような構成を備えていると、包装されたままの被包装物を電子レンジで直接加熱しても、膨張した内部の空気及び水蒸気を外部に放出し得るため、包装袋が破れることがなくなる。特に、包装袋を載置する際に上面となる領域にのみ複数の開口を形成すれば、載置面からは水分が放出されず、包装袋が載置された箇所が濡れてしまうことがなくなる。
本考案の包装袋においては、前記第1フィルム及び前記第2フィルムは互いに延伸度が異なる延伸ポリプロピレンフィルムによって形成されており、前記第1フィルムの延伸度は前記第2フィルムの延伸度よりも小さいことものとしてもよい。
ポリプロピレンフィルムは、耐熱性が良好であるとともに、防湿性、透明性に優れ、腰の強さも大きいため、特に電子レンジ加熱用の包装袋製造用部材として適している。本考案の包装袋によれば、第1フィルム及び第2フィルムとして互いに延伸度が異なる延伸ポリプロピレンフィルムを用いており、しかも、第1フィルムの延伸度は第2フィルムの延伸度よりも小さいものを用いているため、容易に第2フィルム同士の熱溶着強度を第1フィルムと第2フィルムとの熱溶着強度よりも低い状態となし得る。
本考案の包装袋においては、前記第1フィルムは少なくとも内側の面がヒートシール加工されているヒートシール紙であり、前記第2フィルムはポリプロピレンフィルムであってもよい。
紙は美感が良好であり、高級感があるため、外包装には適しているが、通気性、通湿性が高く、紙のみでの包装は被包装物の品質保持には不適当である。本考案によれば、品質が保持できて美感が良好であり、さらに開封が容易な包装袋を提供できるようになる。
以下、図面を参照して、本考案を実施するための形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本考案の技術思想を具体化するための包装袋を例示するものであって、本考案をこれらに特定することを意図するものではなく、実用新案登録請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも均しく適応し得るものである。
[実施形態]
図1及び図2を参照して、本考案の実施形態に係る包装袋を用いた包装体を説明する。なお、図1は本考案の実施形態に係る包装体の背面図、図2Aは図1のIIA−IIA線に沿った断面図、図2Bは図2AのIIB部分の拡大図である。
図1及び図2を参照して、本考案の実施形態に係る包装袋を用いた包装体を説明する。なお、図1は本考案の実施形態に係る包装体の背面図、図2Aは図1のIIA−IIA線に沿った断面図、図2Bは図2AのIIB部分の拡大図である。
図1、図2に示すように、実施形態に係る包装袋を用いた包装体1は、外側フィルム2と、内側フィルム3とを、筒状に湾曲させて両側縁部を重ね合わせ、重ね合わせた両側縁部を熱溶着することによって縦封止部40を形成するとともに、縦封止部40に対して垂直に交差する方向の上方横封止部41及び下方横封止部42を同じく熱溶着により形成したものであって、包装体1の内部には被包装物5が包装されている。
なお、上方横封止部41及び下方横封止部42の少なくとも一方が封口されておらず、内部に被包装物5が挿入されていないものが本考案の包装袋に相当する。また、外側フィルム2は本考案の第1フィルムに対応し、内側フィルムは本考案の第2フィルムに対応する。
包装体1においては、外側フィルム2と内側フィルム3とは、互いに積層されているが、接着されてはおらず、容易に剥離可能である。そして、上方横封止部41においては、図2Bに示したように、外側フィルム2の一方2a、内側フィルム3の一方3a、内側フィルムの他方3b、外側フィルムの他方3bが、互いに一体に熱溶着されている。封止されている箇所以外は重ね合わされているのみであるため、包装袋内で被包装物が動いたとしても、被包装物と接触し得る第2フィルムのみが被包装物とともに動き、被包装物が第2フィルムと接触していてもそれ以上汚れが広がることがなくなり、包装袋の美観が保持される。
外側フィルム2は酸素透過性のある単層のフィルムであればよく、例えば、延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、ヒートシール紙などが用いられる。また、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、ポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム、ナイロン(Ny)フィルムなどでもよい。
内側フィルム3も、外側フィルム2と同様に酸素透過性のある単層のフィルムであればよく、例えば、延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム、ポリエチレン(PE)フィルムなどがある。
本実施形態においては、内側フィルム3同士の熱溶着強度、すなわち、一方の内側フィルム3aと他方の内側フィルム3bとの間の熱溶着強度は、外側フィルム2と内側フィルム3との熱溶着強度、すなわち、一方の外側フィルム2aと一方の内側フィルム3aとの間及び他方の外側フィルム2bと他方の内側フィルム3bとの間の熱溶着強度よりも小さいものを用いる必要がある。そのため、本実施形態においては、外側フィルム2及び内側フィルム3として互いに延伸度が異なる延伸ポリプロピレンフィルムを用い、内側フィルム3の延伸度は外側フィルム2の延伸度よりも小さいものを用いている。このような延伸度の相違により、内側フィルム2同士の熱溶着強度は外側フィルム2と内側フィルム3との熱溶着強度よりも小さくなる。
ただし、外側フィルム2及び内側フィルム3としては、上述したそれぞれの単層フィルムのうちから、内側フィルム2同士の熱溶着強度が外側フィルム2と内側フィルム3との熱溶着強度よりも小さくなるものを適宜に選択して用いればよい。例えば、本実施形態の上記以外の外側フィルム2と内側フィルム3の組み合わせとして、OPPフィルムとCPPフィルム、ヒートシール紙とOPPフィルム、ヒートシール紙とCPPフィルム、ヒートシール紙とLLDPEフィルムなどがある。
なお、実施形態で用いた外側フィルム2が内側フィルム3と向かい合う面には、適宜印刷が施されている。この印刷は、内部に挿入される被包装物に対する説明、美観を与えること、消費者に被包装物をアピールすること等の目的で、各種の図形や文字からなっている。実施形態の包装体1によれば、縦横の熱溶着部40、41の何れの箇所において剥離しても、内側フィルム3同士の熱溶着面は容易に剥離するが、外側フィルム2と内側フィルム3との間の熱溶着面は剥離し難いため、外側フィルムの内面、すなわち印刷面が露出し難くなっている。
そのため、本考案の包装袋を用いて製造された包装体によれば、封口部を剥がして内部の被包装物5を取り出す際に、印刷インクが付与されている外側フィルム2の内面が露出することがないため、被包装物に印刷インクが接触し難くなる。
なお、実施形態の包装体に用いる包装袋は、従来と同様の包装袋の製造装置を用い、次のようにして製造することができる。まず、長尺であって、かつ、被包装物が包装可能な幅を有する外側フィルムと内側フィルムを別々に包装袋の製造装置み送り込み、外側フィルムと内側フィルムとを内側フィルムが内側となるように重ね合わせて積層シートを得る。このとき、外側フィルムと内側フィルムとは、互いに接しているが接着されていない状態とする。
次いで、積層シートを第2フィルム同士が互いに対向するように配置して製袋する。この場合においては、1枚の積層シートを折り曲げて必要な箇所を熱溶着することによって製袋してもよく、1対の積層シートを重ね合わせて周囲を熱溶着することによって製袋してもよい。その後、製袋された袋部分を所望の大きさに切断することにより、実施形態の包装体に用いる包装袋を製造することができる。
[変形例]
本考案の実施形態においては、外側フィルム2及び内側フィルム3として、特殊加工されていないものを用いた例を示したが、本考案はそれ以外のものに対しても適用可能である。すなわち、外側フィルム2としては通気性を有するものを採用し、内側フィルム3としては複数の開口が形成されているものを用いることができる。
本考案の実施形態においては、外側フィルム2及び内側フィルム3として、特殊加工されていないものを用いた例を示したが、本考案はそれ以外のものに対しても適用可能である。すなわち、外側フィルム2としては通気性を有するものを採用し、内側フィルム3としては複数の開口が形成されているものを用いることができる。
内側フィルム3に形成する複数の開口は、図1における縦熱封止部40と対向する面に規則的に設けるとよい。開口の径は5mm〜10mmとすることができる。このような開口を設けることにより、内側フィルム3として防湿性の高いフィルムであるOPPフィルム等を用いたとしても、内部の水蒸気を包装袋1の外部へと排出することができ、包装袋1内の水分量を調節できるようになる。このため、包装後に水分が発生してしまう被包装物の包装に適するようになる。また、開口を縦熱封止部40と対向する面に設けることで、包装袋を載置した際、載置面と対向する面から水蒸気などが排出されるため、載置した箇所での結露などが発生せず、載置した箇所が濡れてしまうことがなくなる。
加えて、外側フィルム2としては通気性を有するものを採用し、内側フィルム3としては複数の開口が形成されているものを用いれば、包装されたままの被包装物を電子レンジで直接加熱しても、膨張した内部の空気及び水蒸気を外部に放出し得るため、包装袋が破れることがなくなる。
1…包装袋
2、2a、2b…外側フィルム
3、3a、3b…内側フィルム
40…縦封止部
41…上方横封止部
42…下方横封止部
5…被包装物
2、2a、2b…外側フィルム
3、3a、3b…内側フィルム
40…縦封止部
41…上方横封止部
42…下方横封止部
5…被包装物
Claims (5)
- 第1フィルムと、第2フィルムと、を有し、
前記第1フィルムの片側に前記第2フィルムが重ね合わされて、前記第1フィルムが外側となり、前記第2フィルムが内側となるように製袋され、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士が互いに一体に熱溶着により封止される包装袋であって、
前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間及び第2フィルム同士は封止部でのみ熱溶着によって封止され、
前記第2フィルム同士の熱溶着強度は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの熱溶着強度よりも低くされていることを特徴とする包装袋。 - 前記第1フィルムは、内側に印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- 前記第1フィルムは通気性を有し、前記第2フィルムは所定の領域に複数の開孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
- 前記第1フィルム及び前記第2フィルムは互いに延伸度が異なる延伸ポリプロピレンフィルムによって形成されており、前記第1フィルムの延伸度は前記第2フィルムの延伸度よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装袋。
- 前記第1フィルムは少なくとも内側の面がヒートシール加工されているヒートシール紙であり、前記第2フィルムはポリプロピレンフィルム又は直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする請求項1又は3に記載の包装袋。
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Cited By (1)
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CN110589199A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-20 | 泗县东方塑料有限责任公司 | 一种防水防潮编织袋结构 |
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2014
- 2014-10-14 JP JP2014005451U patent/JP3195068U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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