JP3184304B2 - 高冷鍛性電磁ステンレス鋼 - Google Patents

高冷鍛性電磁ステンレス鋼

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軟磁気特性及び耐食
性に優れるだけでなく、優れた冷間鍛造性をも兼ね備え
た高冷鍛性電磁ステンレス鋼に関し、特に電子制御燃料
噴射装置用電磁弁等の各種電磁弁用磁芯材料及び各種セ
ンサー用材料などの用途に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射装置用電磁弁の材料と
しては、軟磁気特性や耐食性に対する要求から13Cr−1
Si−Al系のフェライト系ステンレス鋼が実用材として多
用されている。ところで、これらの部品は、加工費用の
低減のために、加工方法が切削加工から冷鍛加工に移行
しつつあり、特に全工程にわたり冷鍛加工による部品加
工が指向されている。かかる要求の下に、13Cr−1Si−
Al系合金の(C+N)を低減することによる冷鍛性の向
上が試みられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら電子制御
燃料噴射装置用電磁弁の部品形状は非常に複雑なため、
13Cr−1Si−Al系合金では、その効果は十分とはいえな
い。さらに最近では、冬季の融雪材などによる塩化物腐
食に対する耐食性、さらには応答性向上のために軟磁気
特性に関し、より一層の向上が望まれている。上述した
とおり電子制御燃料噴射装置用電磁弁の材料に要求され
る特性は、広範囲にわたり、しかもこれらの特性は相互
に関連し、多くの場合、相反する性質であることから、
上記諸特性全てを兼備した材料は、現在までのところま
だ開発されていない。この発明の目的は、上述したよう
な電子制御燃料噴射装置用電磁弁の材料に必要とされる
軟磁気特性及び耐食性はいうまでもなく、冷間鍛造性に
も優れた電磁ステンレス鋼を提案するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】さて、発明者らは、上記
の問題を解決すべく、成分組成につき、広範囲にわたる
検討を行なった。その結果、フェライト系電磁ステンレ
ス鋼において、16.5C+21.7S+26.8N≦0.87の条件下
で、Ti, Bを複合添加すること、Si含有量を低減す
ることが、所期した目的の達成に関し、極めて有効であ
ることの知見を得た。この発明は、上記の知見に立脚す
るものである。
【0005】すなわちこの発明の要旨構成は次のとおり
である。 1. C:0.015 wt%(以下単に%で示す)以下、S
i:0.01〜0.30%未満、Mn:0.30%以下、Cr:5.00〜18.
0%、Al:0.01〜3.00%、Ti:0.01〜0.50%、S:0.01
%以下、N:0.02%以下及びB:0.0005〜0.01%を、1
6.5C+21.7S+26.8N≦0.87の範囲において含有し、
残部は不可避的不純物及び実質的にFeの組成になること
を特徴とする高冷鍛性電磁ステンレス鋼(第1発明)。
【0006】2. C:0.015 %以下、Si:0.01〜0.
30%未満、Mn:0.30%以下、Cr:5.00〜18.0%、Al:0.
01〜3.00%、Ti:0.01〜0.50%、S:0.01%以下、N:
0.02%以下及びB:0.0005〜0.01%を、16.5C+21.7S
+26.8N≦0.87の範囲において含み、かつCu:2.00%以
下、Mo:2.00%以下、Nb:1.00%以下及びV:1.00%以
下のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、残部は不
可避的不純物及び実質的にFeの組成になることを特徴と
する高冷鍛性電磁ステンレス鋼(第2発明)。
【0007】3. C:0.015 %以下、Si:0.01〜0.
30%未満、Mn:0.30%以下、Cr:5.00〜18.0%、Al:0.
01〜3.00%、Ti:0.01〜0.50%、S:0.01%以下、N:
0.02%以下及びB:0.0005〜0.01%を、16.5C+21.7S
+26.8N≦0.87の範囲において含み、かつPb:0.30%以
下、Ca:0.03%以下及びSe:0.20%以下のうちから選ん
だ少なくとも一種を含有し、残部は不可避的不純物及び
実質的にFeの組成になることを特徴とする高冷鍛性電磁
ステンレス鋼(第3発明)。
【0008】4. C:0.015 %以下、Si:0.01〜0.
30%未満、Mn:0.30%以下、Cr:5.00〜18.0%、Al:0.
01〜3.00%、Ti:0.01〜0.50%、S:0.01%以下、N:
0.02%以下及びB:0.0005〜0.01%を、16.5C+21.7S
+26.8N≦0.87の範囲において含み、かつCu:2.00%以
下、Mo:2.00%以下、Nb:1.00%以下及びV:1.00%以
下のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、さらにP
b:0.30%以下、Ca:0.03%以下及びSe:0.20%以下の
うちから選んだ少なくとも一種を含有し、残部は不可避
的不純物及び実質的にFeの組成になることを特徴とする
高冷鍛性電磁ステンレス鋼(第4発明)。
【0009】
【作用】この発明において、合金の成分組成を上記の範
囲に限定した理由は次のとおりである。 C:0.015 %以下 Cは、ステンレス鋼中で、磁気特性及び耐食性は勿論の
こと、冷間鍛造性を著しく劣化させる元素であるので、
極力低減することが望ましいが、ステンレス鋼の製造時
に不可避的に混入するので、実操業に鑑み 0.015%以下
とした。
【0010】Si:0.01〜0.30%未満 Siは、鋼中において、脱酸剤として有用なだけではな
く、フェライト系ステンレス鋼の磁気特性のうち、最大
透磁率の上昇と保磁力の低下にも有効に寄与し、また比
抵抗を増加し高周波領域の応答性の改善にも有用な元素
であるが、一方で硬度を著しく上昇させ、冷間鍛造性を
阻害する。そこでこの発明では、磁気特性や応答性の改
善は主に後述するAlによって担わせるものとし、冷間鍛
造性の観点からSi含有量は0.01〜0.30%未満の範囲に制
限した。
【0011】Mn:0.30%以下 Mnは、ステンレス鋼中にあって、脱酸剤として効果的な
元素であるが、過度の添加は磁気特性を阻害するので、
0.30%以下とした。
【0012】Cr:5.00〜18.00 % Crは、本合金中における主要成分で、耐食性及び比抵抗
の改善に効果的な元素の一つである。しかしながら含有
量が5.00%に満たないとその添加効果に乏しく、一方 1
8.00%を超えると磁気特性の劣化を招くだけでなく、冷
間鍛造性も阻害されるので、5.00〜18.00 %の範囲に限
定した。
【0013】Al:0.01〜3.00% Alは、本合金中にあって、脱酸剤として有用なだけでな
く、Siと同様、最大透磁率の上昇及び保磁力の低下に有
効に寄与する。また比抵抗を効果的に増加して高周波領
域での応答性を改善する作用もあり、しかもSiに比較し
て硬度上昇への寄与率は低い。そこでこの発明では、Al
の添加によって上記特性の改善を図るものとし、少なく
とも0.01%のAlを含有させることとした。しかしながら
含有量が3.00%を超えると、特殊な精錬方法が必要にな
るだけでなく、冷間鍛造性を阻害するようになるので、
Alの含有量は0.01〜3.00%の範囲に限定した。
【0014】Ti:0.01〜0.50% Tiは、Bと共に本合金中で重要な元素であり、Bと共存
することにより、鋼中のC,N及びSに効果的に作用
し、結晶粒を微細かつ整粒として冷間鍛造性を飛躍的に
向上させ、しかもC,N及びSを均一に分散させること
によって磁気特性及び耐食性の向上にも寄与する。しか
しながら含有量が0.01%に満たないとその効果が十分で
はなく、一方0.50%を超えるとその効果は飽和に達し、
かえって製造上弊害が生じるので、含有量は0.01〜0.50
%の範囲に限定した。
【0015】S:0.01%以下 Sは、線状で粗大化する傾向にあるMnSの形成によっ
て、冷間鍛造性、磁気特性及び耐食性を著しく阻害する
元素である。そこでこの発明では、Sを0.01%以下に低
減することによって、硫化物の量そのものを低減し、も
って冷間鍛造性、磁気特性及び耐食性を向上させるもの
とした。さらに硫化物を、粒状で微細なTiS系として粒
内及び粒界に微細均一分散させることにより、磁気特性
及び耐食性の向上に寄与させる。
【0016】N:0.02%以下 Nは、Cと同様、ステンレス鋼中で磁気特性及び耐食性
を著しく劣化させる元素であり、極力低減することが望
ましいが、0.02%以下の範囲で許容される。
【0017】B:0.0005〜0.01% Bは、上述したTiと共に重要な元素であり、本合金中の
C,N及びSに効果的に作用して磁気特性及び耐食性を
改善するばかりでなく、結晶粒を微細かつ整粒として本
合金の冷間鍛造性の改善にも有効に寄与する。さらに粒
界を強化することにより、冷間鍛造性、磁気特性及び耐
食性を一層改善する。しかし、含有量が0.0005%未満で
はその効果が十分ではなく、一方0.01%を超えると熱
間、冷間での加工性が劣化するので、0.0005〜0.01%の
範囲で含有させるものとした。
【0018】16.5C+21.7S+26.8N≦0.87 C,N及びSはそれぞれ、ステンレス鋼中の粒内におい
て冷間鍛造性を著しく阻害するものではあるが、16.5C
+21.7S+26.8N≦0.87の範囲に制御することにより、
Ti, Bとの相互作用が著しく改善され、冷鍛性、磁気特
性及び耐食性が飛躍的に向上する。そこでこの発明で
は、C,N及びSにつき、それらの含有量を16.5C+2
1.7S+26.8N≦0.87の範囲に限定するものとした。
【0019】以上、基本成分について説明したが、この
発明ではさらに、加工性を加味し耐食性を向上させるた
めにCu, Mo, Nb及びVのうちから選んだ少なくとも一種
を、またさらに被削性改善のために、Pb, Ca及び Se の
うちから選んだ少なくとも一種を以下の範囲で添加する
ことができる。 Cu:2.00%以下、Mo:2.00%以下、Nb:1.00%以下、
V:1.00%以下 Cu, Mo, Nb及びVはいずれも、本合金中において耐食性
のより一層の改善に有効に寄与するが、各々上限を超え
るとかえって冷間鍛造性が阻害されるので、それぞれ上
記した上限以下の範囲で添加するものとした。
【0020】 Pb:0.30%以下、Ca:0.03%以下、Se:0.20%以下 Pb, Ca及びSeはいずれも、本合金の被削性を改善する有
用元素であるが、上掲した上限を超えて多量に含有され
るとかえって冷間鍛造性、磁気特性及び耐食性の劣化を
招くので、それぞれ上記の範囲で添加するものとした。
【0021】
【実施例】表1に示す種々の成分組成になる供試鋼を、
Ar気流中で5kg誘導溶解し、65mmφのインゴットを作製
した。次に各インゴットを1050℃で熱間鍛造して18mmφ
の丸棒としたのち、15mmφまで切削後、13mmφまで冷間
圧延して供試鋼とした。かくして得られた鋼材の冷間鍛
造性、磁気特性、耐食性及び比抵抗について調べた結果
を、表2に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】なお各供試鋼の特性評価方法は以下の述べ
るとおりである。冷間鍛造性は、6mmφ×11mmH の試験
片を作製し、油圧プレスで圧縮試験を行い、割れ限界加
工率と80%まで圧縮したときの変形抵抗で評価した。磁
気特性は、10mmφ×5.5mm φ×5mmt のリング試料を作
製し、950 ℃で磁気焼鈍後、B−Hループトレーサーで
直流磁気特性を測定した。孔食電位は、13mmφ×2mmの
試験片を作製し、800 番までサンドペーパーで研磨後、
真空中で950 ℃、2hの磁気焼鈍を行ったのち、30℃の
3.5%NaCl水溶液中で孔食電位を測定した。比抵抗は、
各試料を1mmφまで冷間線引きし、950 ℃で真空焼鈍し
た後、測定した。
【0025】適合例No.1〜3 、比較鋼No.15 〜17は、Ti
とBを一定量で含有させ、C,N及びSの影響を調査し
たものであるが、16.5C+21.7S+26.8N≦1で冷間鍛
造性の割れ限界加工率、磁気特性のμm 及び耐食性の孔
食電位が大幅に改善されている。これに対し、適合例N
o.1〜3 、比較鋼No.15 〜17の化学成分と比しTiとBを
含有しない比較鋼No.18, 19 を作製し、C,N及びSの
影響を調査した結果、割れ限界加工率、μm 及び孔食電
位はそれぞれC,N及びSの含有量に従って減少し、い
ずれも良好な結果は得られなかった。この結果からも明
らかなように、TiとBを複合添加し、16.5C+21.7S+
26.8N≦0.87に制御することにより、割れ限界加工率、
μm 及び孔食電位が相乗的に向上し、結果として冷間鍛
造性、磁気特性及び耐食性の飛躍的改善が実現されるの
である。
【0026】この理由は、まずTiとBの複合添加により
結晶粒を微細かつ整粒とすることで冷間鍛造性が改善さ
れ、さらにTiとBの複合添加によりC,N及びSを均一
に分散させることによって磁気特性及び耐食性が向上し
ていると考えられる。またC,N及びSの非金属元素を
低減することにより、冷間鍛造性、磁気特性及び耐食性
等を改善することは知られているが、Ti, Bを複合添加
し、さらに16.5C+21.7S+26.8N≦0.87にすることに
よって、Ti,Bがより効果的に各非金属元素に作用し、
粒内及び粒界に微細均一分散させ、さらにBの粒界強化
因子とも噛み合って、粒界割れも抑制し、冷間鍛造性が
飛躍的に向上する。また炭窒化物、硫化物等が粒界及び
粒内に微細均一に分散することによって、磁気特性及び
耐食性も向上する。
【0027】さて表2から明らかなように、適合例No.1
〜14はいずれも、割れ限界加工率≧80%、変形抵抗≦80
kgf/mm2の冷間鍛造性を呈し、μm ≧5000、B10≧1.10
T、B25≧1.20T、Hc≦0.80A/cmの磁気特性を示し、ま
た耐食性については 100mV以上の孔食電位を示し、さら
に比抵抗については60μΩ・cm以上を有しており、冷間
鍛造性、磁気特性、耐食性及び比抵抗すべてについて優
れていることが確認された。これに対し、比較鋼No.15
〜17は、TiとBは添加されているものの、16.5C+21.7
S+26.8Nが0.87を超えていることから、冷間鍛造性及
び耐食性が劣っている。
【0028】また、比較鋼No.18 は、16.5C+21.7S+
26.8N≦0.87の関係は満足するものの、TiとBが添加さ
れていないために冷間鍛造性及び耐食性が劣っており、
また鋼No.19 は、TiとBが添加されていない上に16.5C
+21.7S+26.8Nが0.87を超えていることから、冷間鍛
造性、耐食性のみならず磁気特性についても劣ってい
る。さらに、C,Si, Mn, Al, Tiが過剰に含有されてい
る比較鋼No.20 は、比抵抗については優れているが、冷
間鍛造性、磁気特性及び耐食性共に劣っている。
【0029】比較鋼No.21 は、Crが下限量に満たなく P
b, Ca, Se が過剰に含有されているために、磁気特性及
び耐食性に劣っている。比較鋼No.22 は、Si, Alが下限
量に満たなく、またCr, No, Nbが過剰に含有されている
ために、耐食性と比抵抗については良好であるが、冷間
鍛造性及び磁気特性が劣っている。比較鋼No.23 は、
N,B,Cu, Vが過剰に含有されているために、冷間鍛
造性及び磁気特性が劣っており、またN,Bの影響で耐
食性も劣っている。
【0030】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、優れた軟磁
気特性及び耐食性はいうまでもなく、優れた冷間鍛造性
を兼ね備えた電磁ステンレス鋼を得ることができ、電子
制御燃料噴射装置用電磁弁などの各種電磁弁磁芯用材料
及び各種センサー用材料として産業界に貢献するところ
大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60 H01F 1/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.015 wt%以下、 Si:0.01〜0.30wt%未満、 Mn:0.30wt%以下、 Cr:5.00〜18.0wt%、 Al:0.01〜3.00wt%、 Ti:0.01〜0.50wt%、 S:0.01wt%以下、 N:0.02wt%以下及び B:0.0005〜0.01wt%を、 16.5C+21.7S+26.8N≦0.87 の範囲において含有し、残部は不可避的不純物及び実質
    的にFeの組成になることを特徴とする高冷鍛性電磁ステ
    ンレス鋼。
  2. 【請求項2】C:0.015 wt%以下、 Si:0.01〜0.30wt%未満、 Mn:0.30wt%以下、 Cr:5.00〜18.0wt%、 Al:0.01〜3.00wt%、 Ti:0.01〜0.50wt%、 S:0.01wt%以下、 N:0.02wt%以下及び B:0.0005〜0.01wt%を、 16.5C+21.7S+26.8N≦0.87 の範囲において含み、かつ Cu:2.00wt%以下、 Mo:2.00wt%以下、 Nb:1.00wt%以下及び V:1.00wt%以下 のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、残部は不可
    避的不純物及び実質的にFeの組成になることを特徴とす
    る高冷鍛性電磁ステンレス鋼。
  3. 【請求項3】C:0.015 wt%以下、 Si:0.01〜0.30wt%未満、 Mn:0.30wt%以下、 Cr:5.00〜18.0wt%、 Al:0.01〜3.00wt%、 Ti:0.01〜0.50wt%、 S:0.01wt%以下、 N:0.02wt%以下及び B:0.0005〜0.01wt%を、 16.5C+21.7S+26.8N≦0.87 の範囲において含み、かつ Pb:0.30wt%以下、 Ca:0.03wt%以下及び Se:0.20wt%以下 のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、残部は不可
    避的不純物及び実質的にFeの組成になることを特徴とす
    る高冷鍛性電磁ステンレス鋼。
  4. 【請求項4】C:0.015 wt%以下、 Si:0.01〜0.30wt%未満、 Mn:0.30wt%以下、 Cr:5.00〜18.0wt%、 Al:0.01〜3.00wt%、 Ti:0.01〜0.50wt%、 S:0.01wt%以下、 N:0.02wt%以下及び B:0.0005〜0.01wt%を、 16.5C+21.7S+26.8N≦0.87 の範囲において含み、かつ Cu:2.00wt%以下、 Mo:2.00wt%以下、 Nb:1.00wt%以下及び V:1.00wt%以下 のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、さらに Pb:0.30wt%以下、 Ca:0.03wt%以下及び Se:0.20wt%以下 のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、残部は不可
    避的不純物及び実質的にFeの組成になることを特徴とす
    る高冷鍛性電磁ステンレス鋼。
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