JP3182139B2 - 車輛床下格納形非常脱出装置 - Google Patents

車輛床下格納形非常脱出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人員輸送交通機関
の電車や列車などの車輛において、非常緊急時に人員を
安全に車輛より脱出させるための非常階段に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の人員輸送交通機関の電車や列車な
どの車輛の非常緊急時の脱出手段は、2〜3の複数の車
輛や多数の車輛を連結する列車においては、最前部車輛
の通常運転手乗務室部である最前面と最後部車輛の通常
車掌常務室部である最後面の扉部を開口して軌道へ誘導
脱出する手段、例えば特公平4−59187号の「乗物
の非常脱出口装置」の発明や、特公昭58−7499号
の「車輛の非常脱出装置」の発明が提案されている。そ
の他、車輛からの乗客の脱出手段として、最前部の車輛
あるいは最後部の車輛に救援車輛を対向させて相手方車
輛と連結態勢とし、それぞれの対面する車輛前後の扉を
開口し、この開口した両車輛の前後の扉間に仮設の受け
渡し橋を設けて人員を誘導し、救援車輛に人員を移乗さ
せている。しかし、上記のいずれの脱出手段であって
も、複数車輛を連結した列車では、多数の乗客が前後部
に殺到することとなり、短時間で安全に緊急脱出を図る
ことはできない。一方、複線や複複線などの平行軌道で
は、救援列車を事故列車に並列に対隣させて、それぞれ
の相方車輛の乗降口扉を開口し、開口した乗降口扉間に
緊急脱出用の受け渡し橋を設け、人員を誘導して乗客を
救援車輛に移乗させることができる。この場合、事故列
車と同じ場所に乗降口扉を有する救援車輛であれば、一
度に多くの乗降口扉から乗客を救援車輛に移乗させるこ
とできるので短時間で大勢の乗客を救援できる。しか
し、事故列車の乗降口扉に対向して乗降口扉がない救援
車輛の場合では、一度に多数の乗降口扉を開口すること
ができない。さらに単線軌道や中央に分離帯がある軌道
では、上記のように救援列車を並列対隣させて救出する
ことはできない。このように従来の手段では緊急時に短
時間で各車輛より乗客を安全に脱出させることも難し
い。さらに、従来の脱出用の非常階段は、車輛内部の乗
客室内などに装備している場合が多いが、このように乗
客室内などに装備する場合には、特定の位置に専用の非
常口を設けることとなり乗客室内が狭くなる問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来手段の車輛乗客脱
出装置にあっては、緊急脱出口扉と、階段やシューター
などの安全脱出補助具を設置する場所は、列車の中の特
定の車輛に限られ、さらにその車輛の特定の位置に限定
されている。したがって、緊急時に全ての車輛の乗客が
短時間で安全に脱出することは図れなかった。特に車輛
の床面の高さは軌道面より高く、通常1.35mから
0.85mの高さがあるので、乗客を安全に脱出させる
ためには、高さに見合う複数段のステップからなる階段
と階段の両側の左右に安全柵と手摺を備える必要があっ
た。しかし、それらの構造部材の小容積化を図らねば、
格納場所に制約を受け緊急時の非難用の非常口扉の設置
場所が限定される。
【0004】そこで、本発明は、列車の各車輛毎の通常
の乗客乗降口扉の開口部を利用し、各車輛の左右両側面
の複数の乗客乗降口扉の内、左右側面の1〜2箇所の乗
客乗降口扉に緊急脱出装置を設け、通常時には該乗降口
扉の車輛床下部に省容積化してコンパクトな状態で格納
できるものとし、したがって、通常時は車輛床下部に設
置しているので各車輛の乗客室内を狭くすることがな
く、さらに車輛の外観美を損なうことのない常備方式の
非常脱出装置であり、緊急時には車輛の車外より格納さ
れている脱出装置を格納箱より容易に引き出し、簡便に
組み立て乗降口扉を開口して乗客を安全に脱出誘導を図
ることができる階段を有する非常脱出装置の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、複数段の上
段ステップと該上段ステップに連設展開可能かつ折返し
重畳可能の複数段の下段ステップと収納自在の組立手摺
とからなる小型化自在の階段構造体と、該階段構造体を
格納する車輛床下装備の格納箱とより非常脱出装置を構
成し、該非常脱出装置を車輛両側面にある乗客乗降口扉
の下部の車輛床下に常時装備し、車輛床下装備の格納箱
の覆い蓋を車輛本体構造体の下部スカートの一部分に形
成して通常時は床下に格納装備の非常脱出装置を覆って
車輛外観を損なわなくしたことを特徴とする車輛床下格
納形非常脱出装置である。
【0006】請求項2の発明では、格納箱の左右両側壁
内側にそれぞれガイドレールを設け、該左右のガイドレ
ールに直線摺動する直動案内支持器をそれぞれ係合し、
左右の直動案内支持器の手前下部に左右の直動案内支持
器まで横貫する横貫軸を設け、格納状態における階段構
造体の左右の側枠板の下部中央部を該横貫軸に回転可能
に嵌合し、非常緊急時において、格納されている階段構
造体を手前に引き出してガイドレールで支持し、該階段
構造体を左右の直動案内支持器に軸締固定された横貫軸
を回転軸にして立垂状の覆い蓋を下側で水平になるよう
に手前に90度回転可能とし、覆い蓋を水平にした体勢
において、階段構造体の左右の側枠板は斜め上方の外側
が切断された板体から構成し、傾斜した形態の左右側枠
板間に複数段の上段ステップを配設し、該複数段の上段
ステップの最下段ステップの下側に続く蹴り込み板の板
端と複数段の下段ステップの最上段のステップより立ち
上がる蹴り込み板の板端とを回転自在な蝶番で接続して
複数段の上段ステップに複数段の下段ステップを折り返
し重畳可能とし、折り返し重畳した複数段の下段ステッ
プを手前に引き倒して180度下方に回転させて非常階
段を形成可能とする。
【0007】さらに複数段の上段ステップの斜め下方に
位置する階段構造体の左右の側枠板の斜め上下の2か所
と複数段の上段ステップの最上段ステップの隣接直下の
1箇所にそれぞれに左右から貫通する2個1対の手摺支
持脚挿嵌用の鞘を設け、該斜め上下の2か所の鞘にそれ
ぞれ左右から組立手摺の下部手摺の上下2本の支持脚を
嵌挿して収納可能とし、複数段の上段ステップの最上段
ステップの隣接直下の1箇所の鞘に上部手摺の1本の支
持脚を嵌挿して収納可能とし、それぞれ左右の上部手摺
および下部手摺は鞘から引き出して階段構造体の左右の
側枠板に沿って立垂可能とし、一方、組立手摺の下部手
摺の手摺パイプよりテレスコピックに引き出し・収蔵可
能な継ぎパイプを挿着して上部手摺と継ぎ合わせて一体
化せしめ得る構造としたことをことを特徴とする請求項
1の手段における車輛床下格納形非常脱出装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例にも
とづき図1〜図5を参照して説明する。図1は車輛床下
格納形非常脱出装置(以下、「非常階段」と略す。)に
係る乗客を緊急脱出させる時の形態を示す図で、階段幅
方向中央部にて断面表示する全体形態を示す側面図であ
る。
【0009】図2は、図1の下段ステップを折り返し重
畳して収納し、階段左右の手摺りも階段構造体内に収納
して、階段構造体を90度反転した形で車輛床下に格納
されている通常時の形態を示す図である。
【0010】図3は、図2の階段構造体を車輛床下格納
箱より車輛側部に引き出し、図1の非常時の乗客緊急脱
出用の組立形態とする前の待機形態を示す図である。
【0011】図4は、階段構造体の上段ステップと下段
ステップの折り返した重畳状体と展開・連設状態を
(a)および(b)で各ステップの端面の形状で示す説
明図である。
【0012】図5は、階段構造体を車輛側面に組み立て
た状態を示す斜視図である。
【0013】階段構造体2は、複数段の上段ステップ5
と該上段ステップ5に連設展開可能な下段ステップ6、
階段構造体2の左右の側枠板16、車輛本体下部のスカ
ート11の一部を構成する覆い蓋10、手摺収納用の鞘
22、左右の側枠板16を横貫する横貫軸15により強
固な階段構造体2を構成すると共に、安全柵を兼ねる組
立手摺7を有する。なお、図5において車輛の本体構造
の下部にスカート11を全長に設けているが、スカート
11は必然のものでもない。組立手摺7は階段左右側部
の下部手摺23と上部手摺24と中間手摺である継ぎパ
イプ26からなり、継ぎパイプ26は下部手摺23のパ
イプ内に挿入して収納されている。継ぎパイプ26は下
部手摺23より引き出して上部手摺24とパイプ継ぎ具
27により締結して、組立手摺7を一体に形成すること
により、固定される構造に作られている。階段構造体2
はその左右の側枠板16を横貫する横貫軸15は直動案
内支持器14に両軸端を強固に組み付けられている。直
動案内支持器14は非常脱出装置4の格納箱3の左右両
側壁12の内側に設けられた直動ガイドレール13に係
合され、矢印X方向に自在に摺動できるように支持され
ている。
【0014】すなわち、格納箱3の左右両側壁内12の
側にそれぞれガイドレール13が水平に設けられてい
る。そしてこれらの左右のガイドレール13に直線的に
摺動する直動案内支持器14をそれぞれ係合している。
本実施の形態ではガイドレール13は上下に2本を平行
に設けて直動案内支持器14の支持をより確実なものと
している。左右の直動案内支持器14の内側の下部に、
左右の直動案内支持器14に軸端締結する横貫軸15が
設けられている。そして図2に示す格納状態における階
段構造体2は、左右の側枠板16の下部中央部の横貫軸
15に回転可能に嵌合されている。したがって、車輛事
故から脱出が要請される非常緊急事態において、格納箱
3に格納されている階段構造体2の覆い蓋10と一体
で、図2の2点鎖線に示すように手前X線方向に引き出
した状態で、ガイドレール13と直動案内支持器14で
支持される。この状態の階段構造体2は左右の直動案内
支持器14に設けた横貫軸15を回転軸にして図3の2
点鎖線で示すように手前Y印方向に90度回転して立垂
状の覆い蓋10が下側で水平にすることができる。
【0015】図1に示すように覆い蓋10を水平にした
体勢においては、階段構造体2の左右側枠板16は斜め
上方の外側の部分を切断して切り欠いた形状の板体にな
っている。この傾斜した形態の左右側枠板16の間には
複数段の上段ステップ5が固設されている。これらの複
数段の上段ステップ5の最下段ステップ17から下側に
続く蹴り込み板20の両側に位置する階段構造体2の左
右の側枠板16の間に、複数段の下段ステップ6を回転
支持する蝶番18を設ける。そして複数段からなる下段
ステップ6の最上段ステップ19より立ち上がる蹴り込
み板20の部分を回転自在に蝶番18に取付けられてい
る。上記のように複数段の上段ステップ5に複数段の下
段ステップ6を連設することで、乗客が安全に降りるこ
とができる階段部分ができあがる。そこで複数段の下段
ステップ6は上方に折り返して複数段の上段ステップ5
に重畳可能であり、この状態を図4の(a)で示し、か
つ上記のように折り返し重畳した複数段の下段ステップ
6を矢印28の方向に蝶番18を回転軸にして手前に引
き倒して180度下方に展開させて非常階段に形成で
き、この状態を図4の(b)で示している。
【0016】さらに複数段の上段ステップ5の斜め下方
に位置する階段構造体2の左右の側枠板16の斜め方向
の上下の2か所にそれぞれに左から貫通する1個と右か
ら貫通する1個からなる2個1対の手摺支持脚挿嵌用の
鞘22を設ける。さらに複数段の上段ステップ5の最上
段ステップ19の隣接直下の1箇所に左右から貫通する
2個1対の手摺支持脚挿嵌用の鞘22を設ける。そし
て、斜め上下の2か所の鞘22はそれぞれ左右から組立
手摺7の下部手摺23の上下2本の支持脚21をそれぞ
れ嵌挿して収納可能としている。さらに、上段ステップ
5の最上段ステップ19の隣接直下の1箇所の鞘22は
上部手摺24の1本の支持脚21を嵌挿して収納可能と
している。これらの鞘22に嵌挿して収納した状態の下
部手摺23と上部手摺24は図2または図3に示されて
いる。これらの左右の下部手摺23と上部手摺24は鞘
22から引き出して階段構造体2の左右の側枠板16に
沿って、図1に示すように、立垂可能となっている。立
垂した支持脚21は鞘22の端部あるいは側枠板16に
適宜付設した固定ピンにより固定して倒れないように固
定される。一方、組立手摺7の下部手摺23の手摺パイ
プ25のパイプ内にテレスコピックに引き出し・収蔵可
能な継ぎパイプ26が挿着されている。この継ぎパイプ
26は下部手摺23の手摺パイプ25から引き出して延
ばして上部手摺24とパイプ継ぎ具27で継ぎ合わせて
一体化することにより固定される。
【0017】非常脱出装置4の操作方法について説明す
る。車輛に事故が発生すると列車を非常停止する。この
非常停止中の列車において乗客を車輛より脱出させる場
合、図2に示すように、車外より乗務員が各車輛の非常
脱出装置4が備えつけられている乗降口29に行き、そ
の乗降口29の車輛床下9の非常脱出装置4の覆い蓋1
0を掴んで格納箱3より階段構造体2を矢印X方向に引
き出し、図3に示す状態の階段組み立て待機状態に階段
構造体2を保持する。続いて階段構造体2を矢印Yの方
向に横貫軸15を軸心として90度回転させて2点鎖線
に示すように起こして、さらに図1に示す階段構造体2
の状態になるように下段ステップ6を蝶番18を回転軸
に折り返し展開して上段ステップ5に連設し、非常階段
の形状とする。次いで、左右の側枠板16の鞘22中に
支持脚21を挿入し収納されている組立手摺7の下部手
摺23と上部手摺24を掴んで横方向に引き出し、十分
に支持脚21を引き出すと左右の側枠板16の板壁に垂
直に立てる。図示されていない固定ピンによりそれぞれ
の支持脚21を横方向に倒れないように固定する。次い
で、下部手摺23の上部の管内から継ぎパイプ26を引
き出して、上部手摺24の下端にパイプ継ぎ具27によ
り接続して固定して、図1に示す非常階段を形成する。
このように非常階段を車輛に形成した状態を図5に示
す。安全であることが確認できると乗降口扉8を開けて
乗客を乗降口29から非常階段により車輛外の車側に誘
導脱出させる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、各車輛
の両側面にある乗降口を非常脱出口として利用可能とす
る非常脱出装置であるので、事故車輛の両側面のいずれ
かの並軌道のない側に非常脱出階段を設置することが自
由にできる。従って、乗客の非常脱出も安全な側の列車
の側面から可能とすることができる。また非常脱出装置
の階段の組立は車外より訓練された乗務員により設置で
きるので乗客を安全に誘導脱出させることが可能であ
る。さらに車輛毎の通常使用する乗降口の床下に非常脱
出装置を装備しているので、各車輛に非常階段を設置す
ることができ、したがって各車輛から同時に大勢の乗客
の脱出が短時間に速やかに図れる。本非常脱出階段は簡
単な構造で軽量に作られており、かつその操作も簡単で
軽作業で組立て可能であると共に、非常階段は折り返し
重畳することにより省容積化してコンパクトになってい
るので、場所を要さないないので車輛本体構造の床下に
装備することができるなど、本発明は従来の装置にな
い、優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の車輛床下格納形非常脱出
装置の非常階段設置状態における階段幅方向中央部で切
断して示す側面図である。
【図2】非常階段を折り返し重畳した階段構造体を90
度反転し、かつ、組立手摺を階段構造体に収納して車輛
床下の格納箱に格納した状態および2点鎖線で引き出し
状態を示す側面図である。
【図3】図2の階段構造体を車輛床下格納箱より車輛側
部に引き出し、図1の非常脱出時の階段組立状態にする
手前の待機形態を示す側面図である。
【図4】階段構造体の上段ステップと下段ステップの折
り返した重畳状態の(a)と展開・連設状態の(b)を
各ステップの端面で説明する側面図である。
【図5】車輛床下格納形非常脱出装置の階段構造体を車
輛側面に組み立てた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車輛床下格納形非常脱出装置 2 階段構造体 3 格納箱 4 非常用脱出装置 5 上段ステップ 6 下段ステップ 7 組立手摺 8 乗降口扉 9 車輛床下 10 覆い蓋 11 下部スカート 12 側壁 13 ガイドレール 14 直動案内支持
器 15 横貫軸 16 側枠板 17 最下段ステップ 18 蝶番 19 最上段ステップ 20 蹴り込み板 21 支持脚 22 鞘 23 下部手摺 24 上部手摺 25 手摺パイプ 26 継ぎパイプ 27 パイプ継ぎ具 28 矢印 29 乗降口
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−132839(JP,U) 実開 昭54−131209(JP,U) 実開 昭61−66058(JP,U) 特公 平4−59187(JP,B2) 実公 平7−45396(JP,Y2) 実公 平3−8531(JP,Y2) 実公 昭58−20449(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61K 13/04 B61D 23/02 B61D 49/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段の上段ステップと該上段ステップ
    に連設展開可能かつ折返し重畳可能の複数段の下段ステ
    ップと収納自在の組立手摺とからなる小型化自在の階段
    構造体と、該階段構造体を格納する車輛床下装備の格納
    箱とより非常脱出装置を構成し、該非常脱出装置を車輛
    両側面にある乗客乗降口扉の下部の車輛床下に常時装備
    、車輛床下装備の格納箱の覆い蓋を車輛本体構造体の
    下部スカートの一部分に形成して通常時は床下に格納装
    備の非常脱出装置を覆って車輛外観を損なわなくした
    とを特徴とする車輛床下格納形非常脱出装置。
  2. 【請求項2】 格納箱の左右両側壁内側にそれぞれガイ
    ドレールを設け、該左右のガイドレールに直線摺動する
    直動案内支持器をそれぞれ係合し、左右の直動案内支持
    器の手前下部に左右の直動案内支持器まで横貫する横貫
    軸を設け、格納状態における階段構造体の左右の側枠板
    の下部中央部を該横貫軸に回転可能に嵌合し、非常緊急
    時において、格納されている階段構造体を手前に引き出
    してガイドレールで支持し、該階段構造体を左右の直動
    案内支持器に軸締固定された横貫軸を回転軸にして立垂
    状の覆い蓋を下側で水平になるように手前に90度回転
    可能とし、覆い蓋を水平にした体勢において、階段構造
    体の左右の側枠板は斜め上方の外側が切断された板体か
    ら構成し、傾斜した形態の左右側枠板間に複数段の上段
    ステップを配設し、該複数段の上段ステップの最下段ス
    テップの下側に続く蹴り込み板の板端と複数段の下段ス
    テップの最上段のステップより立ち上がる蹴り込み板の
    板端とを回転自在な蝶番で接続して複数段の上段ステッ
    プに複数段の下段ステップを折り返し重畳可能とし、折
    り返し重畳した複数段の下段ステップを手前に引き倒し
    て180度下方に回転させて非常階段を形成可能とし、
    さらに複数段の上段ステップの斜め下方に位置する階段
    構造体の左右の側枠板の斜め上下の2か所と複数段の上
    段ステップの最上段ステップの隣接直下の1箇所にそれ
    ぞれに左右から貫通する2個1対の手摺支持脚挿嵌用の
    鞘を設け、該斜め上下の2か所の鞘にそれぞれ左右から
    組立手摺の下部手摺の上下2本の支持脚を嵌挿して収納
    可能とし、複数段の上段ステップの最上段ステップの隣
    接直下の1箇所の鞘に上部手摺の1本の支持脚を嵌挿し
    て収納可能とし、それぞれ左右の上部手摺および下部手
    摺は鞘から引き出して階段構造体の左右の側枠板に沿っ
    て立垂可能とし、一方、組立手摺の下部手摺の手摺パイ
    プよりテレスコピックに引き出し・収蔵可能な継ぎパイ
    プを挿着して上部手摺と継ぎ合わせて一体化せしめ得る
    構造としたことを特徴とする請求項1記載の車輛床下格
    納形非常脱出装置。
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