JP3181916U - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる縫製要件に対して、柔軟な布地送りを可とするミシンを提供する。
【解決手段】縫製シーケンスが実行されるときに調整駆動装置を独立して作動するためのこれら縫製シーケンスデータに割当てられる調整データに関して、データを格納する格納機器を有するような、下側送り調整駆動装置と上側送り調整駆動装置とに信号接続する制御機器を有し、調整機器が、それぞれの調整駆動装置の調整方向に沿って変位可能である少なくとも一つの案内スライダ調整体を有する案内スライダ機構であり、少なくとも一つの調整機器が、割当てられた調整駆動装置によって回転のために駆動可能なカムディスクを有し、当該カムディスクは、その半径が外周部にわたって変化する外周領域を有し、調整体が送り長さを調整するために当該外周領域の区域と接触し、調整体は、割当てられた送りに機械的に連結される。
【選択図】図12

Description

本考案は、請求項1のプリアンブル部分乃至所謂おいて書き部分に記載の布地の断続的な送りのための送りユニットを備えたミシンに関する。
上記タイプのミシンが特許文献1に開示される。この開示は、上側及び下側送りの送り値を相応して変更することによる編み目長(stitch length)の調整を記述する。
多くの、特に複雑な縫製タスク乃至作業では、個別の縫製条件に対して、公知のミシンによって提供される布地送りの調整よりもより柔軟な布地送りの調整を必要とする。
EP0512145B1
したがって、本考案の目的は、異なる縫製要件への適合にとって布地送りのさらなる柔軟性を得られるように、上記タイプのミシンを発展させることである。
この目的は、本考案にしたがい、請求項1に記述されている特徴を備えたミシンによって達成される。
本考案は、それ自体は既に公知である下側及び上側送りの送り長さを変更するための機構が対応する調整駆動装置を用いることによって自動化されうるという事実に基づく。送り長さの変更は、現在では、制御機器を介してそれぞれの調整駆動装置を作動させることにより実行される。制御機器は、外部センサーと信号接続しても良いし、及び/又は、制御機器によって、調整駆動装置が足踏みスイッチ、ひざレバーあるいはボタンなどのミシン制御要素を介して直接的に影響されることが可能なようにしても良い。このように、布地の送りを、例えば縫い目パターンに柔軟に適合させうる。例えば、コーナーを形成するために互いに終端となる2つの縫い目の間のコーナー領域における編み目長を、最後の縫い目が前の縫い目と同じ長さを有するように、コーナーで縫い目が終わるように調整しうる。制御機器は、調整駆動装置に必要なそれぞれの調整データを読み出すたびに、このタイプの送り長さ調整が裁縫シーケンス全体にわたり実行されることを可能にする。送りを、布地のよこ糸及び縦糸の角度に対する縫製方向の変化又は多様な布地構成などの多様な縫製パラメータにもまた調整しうる。多様な送り長さ全体、例えば異なる編み目長に加えて、上側及び下側送りの間の異なる送り長さ比(以下では、ギャザリング送り値(gathering feed value)と称される)を規定することも可能である。送り長さを縫製プロセスにおける所望の光学乃至視覚効果を獲得するためにも変更しうる。調整機器は、それぞれの調整駆動装置の調整方向に沿って変位可能である少なくとも一つの案内スライダ調整体を有する案内スライダ機構である。調整機器として用いられる、そのような案内スライダ機構は、そのメカニカルな剛性のために適切であることが立証された。調整機器の少なくとも一つが、割当てられた調整駆動装置によって回転のために駆動可能なカムディスクを有し、当該カムディスクは、その半径が外周部にわたって変化する外周領域を有し、調整体が送り長さを調整するために当該外周領域の複数区域と相互作用し、調整体は、割当てられた送りに機械的に連結させられる、そのような調整機器は、殆ど苦労せずにミシンに組み入れることができる。
請求項2に記載のミシンによって、上側送りの長さ又は送り長さ比を下側送りの長さ又は送り長さ比に対して調整することが可能になるだけでなく、2つの下側送りの送り長さを互いに対して調整すること(以下では、異なるひだ付け送り値(ruffling feed value)の設定と称される)が可能になる。制御機器を介して動作させられる追加の下側送り調整機器は、考案のミシンを介して別の送り値を設定する場合に、さらなる柔軟性が得られることを可能にする。
請求項3に記載のステップモータは、精密乃至微細に調整可能な送り変更を確実にする。
請求項4に記載の調整駆動装置のハウジングは、コンパクトなミシンをもたらす。
請求項5に記載の構成は、糸のテンションが特に制御機器を用いて設定される編み目長に自動的に適合されることを可能にする。
そのようなミシンのための第一の操作方法は以下のステップを備え得る:
‐少なくとも一つの上側送りと少なくとも一つの下側送りとを用いて布地を動かすための第一送り値を設定するステップと、
‐前記第一送り値で布地を縫製するステップと、
‐少なくとも一つの上側送りと少なくとも一つの下側送りとを用いて布地を動かすため、前記第一送り値とは相違する第二送り値を設定するステップと、
‐前記第二送り値で布地を縫製するステップ。
そのようなミシンのための更なる操作方法は以下のステップを備え得る:
‐少なくとも一つの上側送りと少なくとも一つの下側送りとを用いて布地を動かすため、上側送りと下側送りの送り長さ間の比である第一ギャザリング送り値を設定するステップと、
‐前記第一ギャザリング送り値で布地を縫製するステップと、
‐少なくとも一つの上側送り(15)と少なくとも一つの下側送り(16、17)とを用いて布地を動かすため、第一ギャザリング送り値とは相違する第二ギャザリング送り値を設定するステップと、
‐前記第二ギャザリング送り値で布地を縫製するステップ。
請求項2〜7のいずれか一項に記載のミシンのための更なる操作方法は以下のステップを備え得る:
‐2つの下側送りを用いて布地を動かすため、一方の下側送りと他方の下側送りの送り長さ間の比である第一ひだ付け送り値を設定するステップと、
‐前記第一ひだ付け送り値で布地を縫うステップと、
‐2つの下側送りを用いて布地を動かすため、第一ひだ付け送り値とは相違する第二ひだ付け送り値を設定するステップと、
‐前記第二ひだ付け送り値で布地を縫製するステップ。
これら方法の長所は、考案に係るミシンに関して上記したような長所に対応する。
本考案の実施形態を、図面を用いて以下に詳細に記述する。
ベースプレートを備えたミシンの側面図を示す。 図1に記載のミシンの平面図を示す。 図1に記載のミシンの底面図を示す。 図3における方向IVに沿ったミシンの正面図を示す。 図3における線V−Vに沿った断面図を示す。 図2における線VI−VIに沿った断面図を示す。 図3における線VII−VIIに沿った断面図を示す。 図1と同一方向からのベースプレートの側面図を示し、機械構成要素が図1と比較して欠落しているので、機械的な下側送り調整機器の機械連結だけが表示されていて、この下側送り調整機器は「大きな変位」位置にある。 図8における線IX−IXに沿った断面図を示す。 下側送り調整機器が「小さな変位」位置にある図8の側面図と同一の眺めを示す。 図10における線XI−XIに沿った断面図を示す。 図4の拡大断面図を示し、特に布地を送るために用いられる送りを表示する。
ミシン1は、アーム2、ベースプレート3及びアーム2とベースプレー3とに接続されるスタンド3aを有する。アーム2の自由端部は、ヘッド4を担持する。
アーム軸5がアーム2に取り付けられ、当該アーム軸5は、主駆動源(詳細には示されない)によって回転のために駆動可能である。ヘッド4に取り付けられた針棒6は、アーム軸5によって垂直上下動作のために駆動可能である。針7は、針棒6の下側端部に取り付けられている。ミシン1が操作されるときに、針7は、ベースプレート3の支持プレート9に挿入された縫いプレート8における縫い孔を通り抜ける。フックは、ループ形成のための針7と連動し、偏向ギア及びフック軸(これらは詳細には示されない)によって駆動される縫いプレート8の下に配置される。同様に、フックの駆動は、アーム軸5によっても引き出される。縫い目形成の間、布地は、押さえ棒12の下側端部に取り付けられた布地押さえ11によって適所に保持される。
送りユニット14は、図12で右から左へ移動する矢印で示される縫製方向13での布地の断続的な送りに用いられ、図12で拡大されたスケールで示される送りユニット14の送りは、布地と摩擦接触におかれる。上側送り15は、布地の上側と係合し、当該上側送り15は、一方ではゼロ位置に示され、これと比較して、15’で示されるように、左の方に変位させられた大きな変位位置に示される。
2つの下側送り、厳密に言えば第一下側送り16と第二下側送り17とは、布地の底面と接触する。第一下側送り16は、図12の左手側に示される一方で、第二下側送り17は、図12の右手側に示される。2つの下側送り16、17は、布地の底面に摩擦送り接触を提供するために互いから隔たって配置される接触部を縫製方向13に沿って有する。送り16、17は、一方ではゼロ位置に示され、これと比較して、16’、17’で示されるように、左の方に変位させられた大きな変位位置に示される。
送り15〜17は、それぞれ、布地に断続的な摩擦送り接触を提供するために鋸歯状断面18aを有する。
図7〜11を用いて下側送り16、17の一方の送り長さに関連して以下に説明されるように、縫製方向における3つの送り15〜17全ての変位は、制御されて各送り15〜17ごとに個別に規定されうる。
第一ステップモータ18は、送り長さの調整に用いられ、当該ステップモータ18は、ベースプレート3にしっかりと固定される。第一ステップモータ18は、第一下側送り16に伝動接続される。螺旋状の外周支持壁20を有する接触体19は、第一ステップモータ18の駆動軸に回転可能に接続され、かくして当該接触壁20は、可変半径を備えた外周部を有する。接触体19は、回転のために駆動可能なカムディスクである。接触壁20は、フォーク形状の偏向ロッド22に保持される針軸受21の形態の調整体又はカウンタ体それぞれと当接する。針軸受21は、かくして、接触壁20と相互に作用するスライド体を形成する。偏向ロッド22は、ジョイント23を介して案内スライダ調整体24に接合され、次いで、当該案内スライダ調整体24は、スライドガイド25に回転可能に接続される。スライドブロック26は、スライドガイドに沿って変位可能である。次いで、スライドブロック26は、三角レバー(triangular lever)27に接続される。三角レバー27は、偏心軸28を用いて揺動される。スライドガイド25の案内方向に応じて、この揺動は、その長手方向軸周りに、伝達軸29の高めの又は低めの回転揺動に変換される。
図7に加えて図10及び11は、第一ステップモータ18を含んで、下側送り調整機器30を「わずかな変位」位置で示し、当該位置において、操作の間に伝達軸29に伝達される調整角度量は、実質的にゼロである。ミシンが操作されるとき、割当てられた下側送りは、実質的にそのゼロ位置に保持される。「わずかな変位」位置において、接触壁20の最も外側の端部は、針軸受21を押圧し、したがって、第一ステップモータ18の駆動軸から最大離間距離に配置される。
これとは対照的に、図8及び9は、第一下側送り調整機器30の「大きな変位」位置をしめす。この「大きな変位」位置において、接触壁20の最も内側の端部が、針軸受21を押圧し、したがって、ステップモータ18の駆動軸からわずかな離間距離に配置される。これら2つの位置の間で、すなわち、「わずかな変位」位置と「大きな変位」位置との間で、第一ステップモータ18の駆動軸は、およそ225°の相対回転をなす。ステップモータ18は高いステップ精度を有しているので、「大きな変位」位置と「わずかな変位」位置との間の全ての中間位置は、実質的に連続的に調整可能である。
「大きな変位」位置において、スライドブロック26は、図9に示されるようにおよそ45°の角度で上方に延びる案内方向でスライドガイド25によって案内される。これにより、最大回転角調整量が伝達軸29に伝達される。編み目の中間において、割当てられた下側送りが、その際、図12に示される比較的「大きな変位」位置とゼロ位置との間で変位させられる。
表示される「小さな変位」位置及び「大きな変位」位置間の第一下側送り調整機器30の中間位置において、第一下側送り16は、したがって、ゼロ位置と、ゼロ位置及び「大きな変位」位置との間に配置される位置との間を変位させられる。同様に、図12に示される最大送りとゼロ送りの間で、全ての中間位置が第一ステップモータ18の位置に応じて可能である。
第二下側送り調整機器31は、第二下側送り17の送り長さの制御された調整のために用いられる。第二下側送り調整機器は、第二ステップモータ32を有し、当該ステップモータもまた、支持プレート8の下方でベースプレート3に取り付けられる。第二ステップモータ32は、第二下側送り17に伝動接続される。第二下側送り調整機器31の機械的作動に加えその構成は、第一下側送り調整機器30のそれらに対応しているが、第二下側送り調整機器31が、中空軸として構成される、第一下側送り調整機器30の伝達軸29内部に延在する伝達軸33に作用し、所定の角度値を通じて2つの軸29、30の共通長手方向軸周りに独立して回転させられるという違いを有する。
伝達軸29、33は、互いとは独立して下側送り16及び17のそれぞれ一方に作用し、第二ステップモータ32の回転は、第一下側送り調整機器30に対して上述されたように、第二下側送り調整機器31によって作動させられる下側送りの送り長さの所定の調整を可能にする。
図5は、第二下側送り調整機器31を、図10及び11に記載の第一下側送り調整機器30の位置に相当する位置で、すなわち、「わずかな変位」位置で示す。第二ステップモータ32の回転によって、第二下側調整機器31は、実質的に連続して「大きな変位」位置に変位させられる。
上側送り調整機器34は、上側送り15の送り長さの調整のために用いられる。この上側送り調整機器34は、第三ステップモータ35を有し、当該ステップモータもまた、支持プレート9の下方に取り付けられ、ベースプレート3に固定される。第三ステップモータ35は、上側送り15に伝動接続される。ステップモータ35から上側送り15までの機械的な伝動は、2つの下側送り調整機器30、31に対して上述したそれと対応する。下側送り調整機器30、31とは対照的に、上側送り調整機器34は、針軸受21と案内スライダ調整体24との間で伝達部材として用いられるテンションロッド36を有し、当該テンションロッド36は、スタンド3a内部に延在する。第三ステップモータ35の回転位置に応じて、対応する角度調整量が、上側送り調整機器34の伝達軸37に伝達され、当該上側送り調整機器は、今度はプッシュロッド37aを介して上側送り15に機械的に連結される。伝達軸37は、アーム2に沿って延在する。
3つのステップモータ18、32、35は、ベースプレート3を取り囲むハウジング(図示せず)内に全て収容される。
概略的に図1に示される制御機器38は、2つの下側送り調整機器30、31及び上側送り調整機器34と信号接続している。制御機器38は、実行される縫製シーケンスに関するデータに加え、これら縫製シーケンスデータに割当てられ、縫製シーケンスが実行されるときにステップモータ18、32、35を作動するのに要求される調整データを格納する格納機器39を有する。
調整機器30、31及び34を用いて送り15〜17の送り長さを調整することの独立した可能性は、以下の主な調整可能性を含む調整可能性を提供する。
まず第一に、3つの送り15〜17全ての送り長さは、互いと同一様式に同調して修正乃至変更されるので、3つの送り15〜17の全ては、第一共通送り長さから第二共通送り長さにまで移らされる。かくして、この場合、ミシン1の送り長さ、したがって編み目長さ全体が変更される。
第二に、2つの下側送り16、17の送り経路を同調して変更しうる。上側送りの送り長さは、一定のままで、又は、下側送り16、17の送り長さ変更とは異なる量によって変更されるかのいずれかである。この種の調整は、フィードトラベル(feed travel)が実行されるときに、一方では下側送り16、17によって、他方では上側送り15によってカバーされる送り経路間の差の変化をもたらす。この調整は、以下で、ミシン1の送りの相違可能性(differentiability)又はギャザリング送り値の変更と称される。この相違可能性によって、上側送り15によって送られる上側布地のギャザリング(gathering)が下側送り16、17によって送られる下側布地に対して変更されることを可能にする。
第三に、2つの下側送り16、17の送り長さを互いに対してだけ変更することが可能であり、かくして、下側布地へのひだ付け(ruffling)を送りプロセスで変更することが可能になり、当該ひだ付けは、下側送り16、17によって作り出される。ミシン1のこの調整可能な布地送り特性は、以下で、ひだつけ送り値の差又は変更(differential or modification of the ruffling feed value)と称される。
これら3つの一般的な調整可能性、すなわち、「送り長さの変更」、「相違可能性」及び「差」は、いかなる所望の程度においても互いに重複しうる。
ミシン1の第一の例示的な操作方法において、第一送り値は、送り15〜17を用いて布地を動かすための制御機器38を介して、3つのステップモータ18、32、35全てを同調して動作させることによって最初設定される。次いで、布地は、この第一送り値、すなわち第一編み目長さが設定されている間は縫われる。次いで、第一送り値とは異なる第二送り値が、送り15〜17を用いて布地を動かすためのステップモータ18、32、35を同調して作動することによって設定される。その後、布地は、第一送り値よりも例えば高い、もたらされた第二送り値で縫われ、かくして、もたらされた縫い目は、先の縫い目よりも長い編み目長さを有する。
送り値のこの制御された変更は、例えば、光電センサ等のミシン1の追加的なセンサによって、あるいは、縫い目の端部に達するまでに2、3の編み目だけが必要とされるところの布地の端部を検出するための接触プローブによって、検出される信号値に基づいて実行され、これにより、最終編み目が(対応する編み目長さを適合させることによって)所定の位置で終了することが確実にされる一方で、この最終編み目の長さが先の編み目の長さとおよそ等しくなることも確実にされる。編み目長さにおける差は、光学的乃至視覚的な理由のために望ましくない。さらに、コーナーの縫い目を縫うときに、当該コーナー領域で編み目長さを減少することをもはや必要としない。
糸の張力乃至テンションもまた、制御機器38を用いて所定の編み目長さに自動的に適合させられる。そうするために、制御機器38は、ミシン1の電子糸調子乃至テンション機器(electronic thread tensioning device)を作動させ、それによって、特に、編み目長さが大きくされたときに、糸の張力を増加させる。
別の代わりの又は追加的なミシン1の操作方法は、相違可能性の長所を取り入れている。最初に、第一ギャザリング送り値が送り15〜17を用いて布地を動かすために設定され、例えば、上側送り15によって提供される布地送り値は、下側送り16、17によって提供される布地送り値とは相違する。次いで、布地は、この第一ギャザリング送り値で縫われる。次いで、第二ギャザリング送り値が上側送り15のステップモータ35を調整することによって、又は、2つの下側送り16、17のステップモータ18、32を同調して調整することによってのいずれかで設定され、第二ギャザリング送り値は、第一ギャザリング送り値とは相違する。この調整は、例えば、第二ギャザリング送り値が設定されたときに、上側送り15と2つの下側送り16、17との間の送り差が以前よりも大きくなるようになされ、その結果として、布地は、次の縫製プロセスにおいて以前よりもより密接にギャザーを寄せられる。この効果は、所望の視覚的な縫製効果を達成するために、又は、例えば、好ましい摩擦方向を備えた布地の方向における変化を有する縫い目を作り出すときに、布地の異なるギャザリング挙動乃至様式を補うために用いられる。
上記操作方法に加えて又は代わりに、ミシン1によって実行されうる別の操作方法は、「差」の長所を取り入れている。最初に、第一ひだ付け送り値が2つの下側送り16、17を用いて布地を動かすために設定され、例えば、第一下側送り16によって提供される布地送り値は、第二下側送り17の布地送り値とは相違する。第一ひだ付け送り値が設定されたときに、第二下側送り17によって提供される送りは、第一下側送り16によって提供される送りを特にわずかに上回る。その際、布地は、この第一ひだ付け送り値で縫われる。次いで、第二ひだ付け送り値が例えば下側送り16、17の2つのステップモータ18、32の一方を対応するように作動させることによって設定され、この第二ひだ付け送り値は、第一ひだ付け送り値とは異なる。調整は、例えば、2つの下側送り16、17の間の送り差が2つの下側送り16、17を用いてよりひだを付けた布地を得られるように前よりも高くなるようにしてなされる。その後、布地は、第二ひだ付け送り値で縫われる。さらに、この第三操作方法は、特別な視覚的縫製効果を達成するために、あるいは、縫製プロセスの間、特に方向における変化を有する縫い目を作り出すときに、布地特性における変化を補うために用いられる。
相違可能性又は差を変更することによって補われうる布地パラメータの変化は、例えば、布地の織り方の変化、布地の材料組成の変化、又は、よこ糸と縦糸のよじれ程度の変化を含む。
ステップモータ18、32、35の作動は、縫製プログラム又は縫製シーケンスが実行されるときに制御機器によって自動的に実行される。代わりに、又は、これに加えて、この作動は、例えば足スイッチ又はひざレバー或いはボタンを介して作業者によって直接的に実行され、かくして、作業者が縫製プロセスにおいていかなる所望の程度にも、編み目長さ、相違可能性又は差を変更することを可能にする。このタイプの直接作動によって、特に、作業者が切断許容差を補うためにスリーブを挿入するときに概して要求されるすばやい矯正(quick corrections)をなすことが許容される。
特に、縫製挙動乃至様式の変化が補われ、これら変化は、布地の縦糸及びよこ糸の方向間の縫製方向における角度変化に起因する。このタイプの補正は、例えば曲げられた縫い目を縫うときに連続的に調整可能に起こりうる。
もう一つの方法として、外部センサーを用いる代わりに、送り値を、縫い目の数又は縫われる縫い目経路などの内部パラメータに基づいて変更してもよい。
1 ミシン
13 縫製方向
14 送りユニット
15 上側送り
16 下側送り
17 下側送り
18 下側送り調整駆動装置
19 カムディスク
20 外周領域
21 調整体
24 案内スライダ調整体
30 下側送り調整機器
31 下側送り調整機器
32 下側送り調整駆動装置
34 上側送り調整機器
35 上側送り調整駆動装置
38 制御機器
39 格納機器

Claims (5)

  1. ‐布地の断続的な送りのための送りユニット(14)であって、
    ‐‐布地の上側との断続的な摩擦送り接触を提供する少なくとも一つの上側送り(15)と、
    ‐‐布地の下側との断続的な摩擦送り接触を提供する少なくとも一つの下側送り(16、17)と、を備えて成る送りユニット(14)と、
    ‐前記少なくとも一つの上側送り(15)の送り長さを調整するための機械式上側送り調整機器(34)と、
    ‐前記少なくとも一つの下側送り(16、17)の送り長さを調整するための機械式下側送り調整機器(30、31)と、
    ‐前記上側送り調整機器(34)を調整するための上側送り調整駆動装置(35)と、
    ‐前記下側送り調整機器(30、31)を調整するための下側送り調整駆動装置(18、32)と、
    を備えて成るミシン(1)であって、
    前記下側送り調整駆動装置(18、32)と前記上側送り調整駆動装置(35)とに信号接続する制御機器(38)であって、実行される縫製シーケンスに関してだけでなく、縫製シーケンスが実行されるときに前記調整駆動装置(18、32、35)を独立して作動するためのこれら縫製シーケンスデータに割当てられる調整データに関して、データを格納する格納機器(39)を有する制御機器(38)を有し、
    前記調整機器(30、31、34)が、それぞれの調整駆動装置(18、32、35)の調整方向に沿って変位可能である少なくとも一つの案内スライダ調整体(24)を有する案内スライダ機構であり、
    少なくとも一つの前記調整機器(30、31、34)が、割当てられた調整駆動装置(18、32、35)によって回転のために駆動可能なカムディスク(19)を有し、当該カムディスク(19)は、その半径が外周部にわたって変化する外周領域(20)を有し、調整体(21)が送り長さを調整するために当該外周領域(20)の区域と接触し、前記調整体(21)は、割当てられた送り(15〜17)に機械的に連結させられる、
    ミシン。
  2. 前記送りユニット(14)が、
    ‐布地の下側との断続的な摩擦送り接触を提供する少なくとも一つの追加下側送り(17、16)と、
    ‐前記追加下側送り(17、16)の送り長さを調整するための追加機械式下側送り調整機器(31、30)と、
    ‐前記追加下側送り調整機器(31、30)を調整するための追加下側送り調整駆動装置(35、32)と、
    を追加的に備えて成り
    ‐前記2つの下側送り(16、17)が縫製方向(13)に沿った接触部を有し、当該接触部は、布地の下側との送り接触を提供するために互いとは隔てて配置され、
    ‐前記制御機器(38)が前記追加下側送り調整機器(31、30)とも信号接続され、
    ‐追加調整データが前記格納機器(39)に格納されていて、これら追加調整データは、縫製シーケンスが実行されるときに前記追加下側送り調整駆動装置(35、32)を作動するために、実行される縫製シーケンスに関するデータに割当てられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 調整駆動装置としてのステップモータ(18、32、35)によって特徴付けられる請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 少なくとも一つの前記調整駆動装置(18、32、35)がミシン(1)のハウジングに収容されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のミシン。
  5. 前記制御機器(38)が糸調子機器に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のミシン。
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